桜台中学校の持つ魅力=1学年36名という少人数の教育!/桜台中の「総合学習」を見学させていただきました

桜台中学校の総合学習「国際交流」を見学しました

朝の10時半からお昼すぎまで、桜台中学校におじゃましてきました。

総合学習の『国際交流』の時間を見学させてもらったのです。

『国際交流事業団(JICA)』の海外研修生の方々を招いて、中学1年生たちと交流するという素敵な機会でした。

研修生といっても学生ではなくて、アルゼンチン・メキシコ・フィリピン・タイの それぞれの国の、政府の関係者(みんなごっついエリート)です。

交流会のプログラムはこんなでした。

  1. まずクラス全体で、研修生の方の自己紹介など。
  2. 国際協力事業団の紹介。
  3. 班ごとに分かれて、生徒が自己紹介。
  4. 研修生の方々の国について調べてきた内容を発表。
  5. 自由な会話、日本の遊びの紹介。
  6. 一緒に昼食。
  7. 最後にクラス全体に戻って、お礼の言葉や校歌を歌う。
  8. みんなでお見送り。

まず、ここまでで昭和49年生まれの僕にとっては「うらやましいなあ」と思います。
 
僕たちの頃の中学校にはこういう取り組みは無かったもの。

『総合学習』という教科に対して賛否両論あるとは思うのですけれども、そっちょくな反応として僕は「うらやましい」と思いました。

さらに、『桜台中学ならでは』のことがあるんですよ!
 
これは『総合学習』をさらに効果的にするなあ、と思ったことがあるんです。
 
すごいよ。



桜台中学校の、とりくみのすごさと素晴らしさ

何がすごいか。

それは桜台中学校の1年生が、36名しかいないこと。

だから、この国際交流のクラスも体育館をつかった大きなイベントなんかじゃないんです。

教室をつかって、もちろんマイクなんて無しですべて肉声。
 
生徒が36名のところに、海外研修生の方が4人。

だから、班に分かれての交流なんて本当に身近なんですね。

7~9人くらいの班に分かれて、それぞれの班に先生がいて英語のサポートをしながら、生徒たち1人1人が海外研修生の人たちと一緒に折り紙をしたりだとか、いろんなことを話してるのですね。

これはものすごく貴重な体験だと思いました。

何故なら、上の文章で書いたメニューも、人と人との交流という意味でものすごく『濃い』のです。

体育館で数百人を集めてステージ上からあいさつするみたいな決して薄っぺらな交流なんかじゃない。

もう本当に1対1での交流。

僕の中学時代には1学年が10クラスくらいあったし、1つのクラスも45人はいたから、こういう少数の授業って考えられなかったです。
 
今わざわざお金を払ってNOVAに通ってこういう機会を作っている僕の本音としては、「見学させてもらった国際交流の授業はすごくうらやましいなあ」と思いました。

生徒たちはみんなまだ英語を話したりすることや通じなくてもコミュニケーションすることに緊張してたけど、先生たちも熱心にサポートしてたし、こういうチャンスが日常的にある学校なんてめったにないよ。すごいなあ。 

いいなあ、桜台中学校の1年生たち。



何故こんなに生徒の数が少ないのか?

何故そんなに生徒の数が少ないのか?

それは全国的な少子化の傾向にくわえて『学区選択性』によって、桜台中学に入学した生徒の数がこうなったそうなのです。

3学年全てを足しても1500人くらいの場所に、この地域では中学校が4つもあります。

特に桜台中学があるあのあたりには3つくっついています。
 

横須賀市坂本町1丁目には3つの中学校があります

横須賀市坂本町1丁目には3つの中学校があります


不入斗中と坂本中と、そして桜台中ですね。
 
(横須賀市以外の方はぜひ『あのあたり』をクリックしてくださいね。ほんとうに同じ敷地の中に3つも中学があるんですから)

だから、サッカーだとか人数が必要な部活動をやりたい子たちは1番大きい不入斗中学を選んでいったようです。



少人数であることは、教育にとって「強み」です

それでは桜台中学は、『選ばれなかった学校』ということでしょうか?
 
選ばれなかった『不評な学校』なのでしょうか?

いいえ、違います。むしろ少人数になったことをチャンスに変えてる。

わずか数時間の見学だけですけれども、僕はこの中学に対して、そう強く感じました。

例えば、この国際交流の授業も、今年だけのことではなくてもう何年もやっている。

校長先生をはじめ先生たちが熱心にいろんなことに挑戦している感じが伝わってきました。

障がいのあるお子さんたちに対してもそう。

だから、桜台中学を選んだ子どもたちは僕にはすごくうらやましく感じました。

僕がもしもあの地域に住んでいる親だったとしたならば、桜台中学を選んでるかもしれない。

もちろん、少人数にともなうデメリットも僕はよく認識しています。

けれどもデメリットを差し引いても、メリットの方がかなり大きいと僕は感じました。

こういう先生たちの『熱い努力』が伝わっちゃうと来年は生徒の数が増えてしまうかもしれません。

「増えてしまうかもしれない」なんて書き方をしたのは増えない方が僕にはよく感じられてしまったからなのです。

「少人数だからこその目がいきとどく教育がそこにはある」ように思うからです。
 
スクールカウンセラーの方だっているんですよ。

すごいうらやましいです。

大きな学校には大きな学校のメリットもあるとは思いますが、僕は桜台中学校の取り組みをすごくいいなあと感じました。

桜台中学校の先生方、見学させてくださって本当にありがとうございました。
 
勉強になりましたし、個人的にもすごく楽しい時間でした。

また来月にも見学に行かせていただきます。

というのもまた来月も、『国際交流』のクラスがあるからです。こういう取り組み、本当にいいですよね。