測定を続けることが大切です/除染土を埋設した市立学校敷地の放射線量の測定結果

学校敷地内の放射線量の測定結果

東京電力福島第一原発事故から2年4ヶ月が経ちました。

事故は収束していませんし、放射性物質も漏れ続けています。状況は何も変わっていません。

一方で、世間全体の放射能に対する関心は明らかに下がっているのを感じます。

そんな中、横須賀市教育委員会では、学校敷地内に埋設した除染土の『放射線量の測定』を続けています。

その結果について、今日開かれた教育委員会で報告がなされました。

横須賀市教育委員会HPより

横須賀市教育委員会HPより


すでに横須賀市教育委員会HPでも公開しています。


除染土砂埋設地の再測定結果(単位:μSv/h)
平成25年6月

地表1cm
地表50cm
地表1m
浦郷小
0.06
0.05
0.05
長浦小
0.07

0.06

0.05

汐入小

0.07

0.05

0.06

諏訪小

0.10

0.09

0.08

田戸小

0.06

0.06

0.05

山崎小

0.08

0.08

0.08

鶴久保小

0.07

0.06

0.06

公郷小

0.12

0.09

0.09

城北小

0.06

0.06

0.05

平作小

0.06

0.06

0.06

衣笠小

0.07

0.06

0.06

大矢部小

0.06

0.05

0.05

森崎小

0.08

0.06

0.06

走水小

0.06

0.06

0.04

馬堀小

0.07

0.06

0.06

望洋小

0.05

0.05

0.04

大塚台小

0.06

0.06

0.05

浦賀小

0.15

0.09

0.07

鴨居小

0.07

0.06

0.05

高坂小

0.06

0.06

0.05

岩戸小

0.06

0.05

0.04

明浜小

0.05

0.07

0.07

粟田小

0.06

0.07

0.07

野比小

0.05

0.04

0.04

野比東小

0.08

0.06

0.06

津久井小

0.07

0.07

0.07

富士見小

0.06

0.05

0.05

鷹取中

0.11

0.09

田浦中

0.05

0.04

不入斗中

0.06

0.06

常葉中

0.10

0.08

衣笠中

0.06

0.06

大矢部中

0.04

0.04

大津中

0.34

0.15

浦賀中

0.06

0.06

鴨居中

0.08

0.06

久里浜中

0.06

0.06

野比中

0.07

0.09

北下浦中

0.06

0.06

長沢中

0.07

0.07

総合高校

0.06

0.05

ろう学校

0.04

0.05

0.05

養護学校

0.05

0.05

0.05


ぜひ、あなたの最寄りの学校だけでも観てみて下さい。

一部の学校では、前回の測定の結果よりも数値が上がっている所があります。

浦賀小学校と大津中学校です。

地表1cmの測定値

測定年 浦賀小 大津中
2011年11〜12月 0.07 0.06
2013年6月 0.15 0.34

その理由は、

「置き場所が無い為、校庭の側溝や屋上などの清掃を行なった後の汚泥などを『除染土が仮置きとして埋設されている場所』にまとめて置いているから」

との説明がありました。

つまり、

「埋設地(=測定場所)の上に新たな側溝清掃土を置いた為、埋設当初よりも値が高くなっている」

ということでした。

現在、各学校が清掃をして汚泥などが発生した時には必ず教育委員会に連絡をすることになっています。

その連絡を受けた教育委員会が放射線量の測定を行なって、基準値よりも下の場合は、通常の汚泥と同じ扱いを行なっているとのことでした。

本市の測定結果の「目安」と国の「基準(目安)」

地表高

横須賀市
(単位:μSv/h)

文部科学省(学校目安※)
(単位:μSv/h)

1m

0.23

1.00

1cm

0.59

※「福島県内の学校の校舎・校庭等の線量低減について(平成23年8月26日付通知)」において、夏季休業終了後、学校において児童生徒が受ける線量についての目安としている。

数値が上がっている学校では、『除染土が仮置きとして埋設されている場所』にまとめて置いている、とのことです。

こうした対応の是非については、市民のみなさまもご意見があると思います。

教育委員会定例会でも全ての委員からこの点に質問があがりました。

「保護者にどう伝えているのか?」

「埋設地点には児童生徒が絶対に入れないようにしてあるのか?」

「新1年生などが誤って入らないように先生たちは授業で教えているのか?」

「学校敷地の外には搬出しないのか?」

などです。

フジノはかつて2011年12月議会で市長に提案したように

  • 「市の除染の基準値である地上から1cmの高さで毎時0.59μSv/h以上という値を引き下げるべきだ」
  • 「毎時0.59μSv/hであっても放射線量が検出された場合には、除染の対象とすべきだ」

という立場です。

教育委員会事務局としては

  • 「放射線量が基準値を下回っていれば、分けることは考えていない」
  • 「学校側が新入生などに授業で教えているかは把握していない」
  • 「改めて教育委員会事務局としては再度学校側に注意するように指導したい」

ということでした。

測定は、続けていくことが必要です。

放射性物質は、目に見えず、臭いもありません。

こどもたちが安全で安心して暮らしていかれるようにするには、実際の数値を把握していくことしかありません。

データで把握できれば、避ける為の取り組みもできます。

東電福島第一原発の放射性物質が漏れ続けている限り、どれだけ時間が経過しても測定の重要性は変わりません。

校長先生をはじめとする教職員の方々が異動して代替わりをしますが、フジノが政治家でいる限りは、このことを絶対に忘れません。

現在の横須賀市教育委員会の対応は

「計画的な測定は続けていく」

というものです。

この対応が決して変わらないように、フジノはずっと訴え続けていきます。

だから、どうか市民のみなさまも、『測定を続けること』=『現実をデータで把握し続けること』が大切だということを忘れないでいて下さいね。

お願いします。