「国民健康保険費財政健全化計画」の実施によって、国民健康保険の4年後の収支は「赤字26億円」へ改善の可能性

国民健康保険運営協議会が開催されました

社会保障を守ることが、政治家としてのフジノの使命です。

市民のみなさまの『医療』の最後のセーフティーネットである『国民健康保険』は、今まさに危機にあります。

この制度を絶対に守りぬくことが、フジノにとって極めて重要な課題です。

そんなこのまちの国民健康保険の今後を大きく左右する『国民健康保険費財政健全化計画』が発表されました。

今日、『国民健康保険運営協議会』が開催されました。

約10ヶ月間にわたって急ピッチで策定が進められてきた『国民健康保険費財政健全化計画』が、ここでついに発表されたのです。

会場にて

会場にて


議題は下の5つでした。

  1. 2013年度の補正予算案
    →承認されました

  2. 2014年度の当初予算案
    →承認されました

  3. 『国民健康保険費財政健全化計画』の策定
    →承認されました

  4. 国民健康保険条例の改正
    →承認されました

  5. 第2期特定健康診査等実施計画の変更
    →承認されました



『国民健康保険費財政健全化計画』は、無事に『国民健康保険運営協議会』で承認されました。

次に、まもなくスタートする予算議会に報告されます。

そして、この4月から正式にスタートすることになります。



4年後の収支を▲44億円から▲26億円へ半減できるかもしれない

昨年11月のこのブログで、フジノは国民健康保険の今後4年間の『収支見通し』を報告しました。

『収入』ー『支出』=『収支差引』、つまりプラスならば黒字、マイナスならば赤字です。

2013年11月時点での『収支見通し』は、4年後(2017年度)にはマイナス44億円となる危機的な見込みでした。

このような厳しい状況を改善する為に、『財政健全化計画』を策定したのです。

2013年11月に報告した収支見込みと、今回新たに発表された「計画を実施した場合の収支見込み」とを表にしてみました。



収支差額の見通し(2014〜2015)
2014年度 2015年度
現状のまま 98万円 ▲20億5810万円
計画を実施した場合 7億2217万円 2億2524万円



現状のままでいけば、わずか2年後にはマイナス20億5810万円。

国民健康保険料を再び大幅に値上げせざるを得ない、とても厳しい状況でした。

それが『国民健康保険費財政健全化計画』を実践してうまくいけば、2年後もプラス2億2524万円におさめることが可能かもしれません。

収支差額の見通し(2016〜2017)
2016年度 2017年度
現状のまま ▲33億9877万円 ▲44億3509万円
計画を実施した場合 ▲14億3247万円 ▲26億6257万円



現状のままでいけば、4年後にはマイナス44億3509万円でした。

しかし『財政健全化計画』を成功させることができれば、なんとか4年後もマイナス26億6257万円にとどめることが可能かもしれません。

つまり、「何とか2年間だけは息をつける状態」になるかもしれません。



厳しい取り組みを成功させる為に、どうか力を貸して下さい

発表された『財政健全化計画』では、実施しなければならないたくさんの取り組みが提案されています。

「1円でも収入を増やし、1円でも支出を減らす」と言葉にすると簡単なのですが、人のいのちがかかっている医療の世界では、それはとても難しいことです。

それでもあらゆる取り組みを全て実践して、絶対にそれらを成功させて何とか赤字を圧縮しなければ、医療の最後のセーフティーネットである国民健康保険を守ることができません。

そして、計画が全て成功したとしても、4年後にマイナス20億円という厳しい財政状況に変わりはありません。全く楽観できる状況ではありません。

『国民健康保険費財政健全化計画』は、ようやく今、プランが記されただけです。

これを厳しく1つずつ全て実践して成功させていかねば、ただの絵に描いた餅です。

どの取り組みをとっても、市民のみなさまのご協力なしには実現できません。

どのような取り組みを行なっていくか、これからブログで1つずつ紹介していきたいと思います。

どうかみなさま、この厳しい状況を一緒に乗り越えていきましょうね。

どうか力を貸して下さい。

こころから、よろしくお願いいたします。



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