「よこすか市議会だより」No.25を発行しました/フジノは「招集議会での緊急質問」や「通年議会では初の所管事務調査」が取り上げられました

年4回発行の「よこすか市議会だより」、最新号(25号)を本日発行しました

けさの新聞折り込みでご覧になった方々もおられるかもしれませんが、本日、『よこすか市議会だより』第25号を発行しました。

「よこすか市議会だより」No.25の表紙より

「よこすか市議会だより」No.25の表紙より


今回のトップ記事は、なんといっても『通年議会のスタート』です。

確かに市民のみなさまにとっては、毎日の暮らしに何か大きなインパクトを与えるテーマではありません。

けれども『通年議会』は、実は地方議会の世界では『議会改革』の一大テーマなのです。

これまで年4回(各1ヶ月程度)しか開催されていなかった横須賀市議会が、年中無休にチェンジしたのです!

という訳で、No.25の1面トップは『通年議会』でした。



掲載回数の制限でフジノの質問は載っていませんが、緊急質問などが取り上げられました

全ての本会議で一般質問をしても、『よこすか市議会だより』には議員ひとりあたり年2回までしか掲載されません。これは、年4回の発行であること、紙面に制限があること、などの理由からです。

という訳で、フジノは6月定例議会でも市長らへの一般質問を行ないましたが、記事としては載っていません。

けれども、招集議会でフジノが行なった緊急質問が取り上げられました。

招集議会でのフジノの「緊急質問」が取り上げられました

招集議会でのフジノの「緊急質問」が取り上げられました


ここ数日間の北朝鮮とアメリカとの激しいやりとりをメディアの報道などで読むにつけても、やはりこの緊急質問をして間違っていなかったと考えています。

北朝鮮が具体名をあげた地域に、今回は横須賀が挙げられていません。

しかし、ミサイルの標的が米軍基地となる可能性がある以上、住民の命と安全を守る責任がある地方自治体としては取りうる全ての対応を取ることが必要です。

前市長は全く取り組みを行なう意思がありませんでしたが、上地市長に市長が交代したこともあり、今後の取り組みを強く期待しています。

もう1つ、フジノが『通年議会』のしくみを活用して、緊急に教育福祉常任委員会(所管事務調査)の開催を委員長に請求したことも取り上げられました。

5月1日に『通年議会』の仕組みがスタートしたばかり。

5月12日にフジノが開催の請求をして、みなさまに同意していただき、日程調整の後に、5月22日に教育福祉常任委員会(所管事務調査)が実現しました。

このスピード感は、まさに横須賀市議会が新しい改革のステージに入ったことを実感させてくれました。

横須賀市議会の歴史に残る、大きな出来事だったと感じています。

通年議会となって初の所管事務調査を実施したことが取り上げられました

通年議会となって初の所管事務調査を実施したことが取り上げられました


結果的に、教育委員会事務局の隠蔽体質が明らかになった、重要な委員会となりました。

この開催を求めたことは、フジノとしては本当に大きな決断でした。

無所属、無会派のいち議員に過ぎず発言力は弱い立場である上に、ここ数年、問題提起をしてもなかなか共感してもらえてこなかった被曝の問題だったからです。

あらかじめダメだった時を想定して『文書質問』制度を使って質疑をするつもりでした。

それが急転直下、全議員に賛成して頂けたのです。実は、この結果には開催を請求したフジノ自身も驚きました。

この実現の立役者は、加藤まさみち委員長です。

加藤まさみち委員長がとても強く問題意識を共有して下さって、積極的に委員のみなさまにも働きかけて下さったのです(フジノには本当に感動でした!)。

まさに、委員長が加藤まさみち議員で無かったならば、実現しませんでした。

フジノ自身も委員のみなさまの控室を訪れて、お一人お一人に事前に説明に伺ったのですが、委員のみなさまも問題意識を共有して下さいました(ありがとうございます)。

この素晴らしい委員のみなさまで無かったならば、開催は実現しなかったと思います。

『よこすか市議会だより』を読みながら、改めて加藤まさみち委員長をはじめ、教育福祉常任委員会のメンバーのみなさまに感謝の気持ちを抱きました。

そして、横須賀市議会が『通年議会』スタートをはじめ、議会改革の新たなステージに入ったことを強く実感し、しみじみとうれしく感じました。



「よこすか市議会だより」はホームページからバックナンバーも全てご覧になれます

『よこすか市議会だより』は年4回の定例議会ごとに発行しています。

新聞折り込みでご覧になれなかった方々は、横須賀市議会ホームページからぜひご覧下さい。PDFファイルでご覧頂けます。

最新号(No.25)はこちらです)。

横須賀市議会ホームページ「よこすか市議会だより」のコーナー

横須賀市議会ホームページ「よこすか市議会だより」のコーナー


ホームページからだと過去の『バックナンバー』も全てご覧頂くことができます。

掲載されている記事は、全て『広報広聴会議』(旧・市議会だより編集委員会)メンバーの市議会議員が書いています。

どうかぜひご覧下さい!



よこすかひとり親サポーターズひまわり版「こども食堂」を「カトリック横須賀三笠教会」のご協力で開催しました!/三笠教会有志のみなさま、ありがとうございました

市の委託業務を終えた後は、みんなで「三笠教会」へ移動しました

横須賀市から委託された『シングルファーザーステップ講座』が無事に終わりましたが、今日はこれで終わりではありません。

この後さらに、『よこすかひとり親サポーターズひまわり』独自の取り組みが行なわれました。

稲岡町にある『カトリック横須賀三笠教会』に移動しました。

ベースの入り口の隣にあるので「三笠教会」は誰もがご覧になったことがあるのではないでしょうか

ベースの入り口の隣にあるので「三笠教会」は誰もがご覧になったことがあるのではないでしょうか


楽しい『夕食会』の開催です!

ボランティアのみなさんが飾り付けまでして下さいました

ボランティアのみなさんが飾り付けまでして下さいました


ここからはシングルファーザー以外のみなさまも参加して頂いて、10組20名くらいでしょうか、みんなで食卓を囲みました。

みんなで食卓を囲みました

みんなで食卓を囲みました


『カトリック三笠教会』ボランティアのみなさまに、おいしいごはんをたくさん作っていただきました。

10組20人くらいの親子が集まって、おいしくごはんをいただきました

10組20人くらいの親子が集まって、おいしくごはんをいただきました


みんなでワイワイ囲む食卓は、ひとりで食べるよりも楽しくておいしく感じますよね。

2才のおこさんの隣でフジノもカレーを頂きました

2才のおこさんの隣でフジノもカレーを頂きました


本当にありがとうございます。



長年にわたって食の支援に熱心に取り組んでこられた「カトリック三笠教会」のみなさん

フジノと長年おつきあいのあるAさん(2004年に『精神保健ボランティア講座』を受講した時の同期の方です)、『ひまわり』に長年にわたってボランティアに来て下さっているBさん。

それぞれ別々の機会に出会ったのですが、お話を伺うと、お二人とも『カトリック横須賀三笠教会』の信徒さんでお互いに知人同士だったのです。

フジノにとって『カトリック横須賀三笠教会』といえば、路上生活をしておられる方々への『炊き出し』に長年にわたってボランテイアで取り組んで来て下さったありがたい存在です。

「炊き出し」の時の道具を見せて頂きました

「炊き出し」の時の道具を見せて頂きました


横須賀で路上生活をしておられる方々の数は、フジノが市議になった14年前とくらべて(見かけ上は)4分の1へと減少しました。

けれども、対象となる方々の数は減っても、ボランティアのみなさんのエネルギーは減りませんでした。

そこで数年前から、Aさんたちから

「せっかくの長年の『炊き出し』のノウハウを活かして、子ども食堂にチャレンジしてみたいんです」

とフジノはご相談をいただいていました(本当に嬉しかったです!)。

さっそくフジノは横須賀市の生活困窮者自立支援担当とカトリック三笠教会ボランティアさんの間をとりもちました。

ありがたいことに市が開催している『社会的居場所づくり支援事業』(いわゆる貧困世帯に学習支援をしています)の場に、こどもたちへの『軽食の支援』をしていただきました。

学校が終わった後に勉強をするのですが、お腹が空いていたら勉強なんてできないですものね〜。



こどもたちの「食の支援」の為に行政と民間団体の長所で協力しあっていけることを願っています

こうした取り組みを今後もさらに増やしていきたいという想いから、今年の当初予算案の審査の時にも下のような質疑をしました。

2017年3月7日・予算決算常任委員会での「福祉部」への質疑

フジノの質問

『社会的居場所づくり支援事業』に関連しての質問です。
 
『子どもへの学習支援』の取り組みを現在進めていって頂いています。

『学習支援』の場において『食の支援』もぜひしていただきたい。

すでに取り組みを幾つか伺ってはいますが、『子ども食堂』や『フードバンク』などの事業と連携をして、『子どもの学習支援』の場に来られる子どもたちに『食の支援』を続けてほしい、と思うのですが、いかがでしょうか。

自立支援担当課長の答弁

 
現在、藤野委員が御案内の団体にも『軽食支援』をして頂いているところです。

また、その他の2カ所の団体も『軽食支援』をして頂いています。
 
一方、『子ども食堂』とコラボレーションと申しますか、融合させようという意見は一時あったのですが、『子ども食堂』ほど食べてしまいますと、『学習支援』の時間がそがれるということで、学習支援団体のほうとお子さん方御本人たちから「10分程度で食べられるものがほしい」というお話でした。
 
『子ども食堂』を現在展開しているところは何種類かございますけれども、一つは『一緒につくる』というところでございます。

したがいまして、一緒につくる時間、5時には『子ども食堂』に着いて、急いで食べて、そこの中の別の会場に行く子が就学援助費をもらっている子どもだということが果たしてわかって良いものかというところもございました。
 
いろいろな観点から、現在1カ所では成功しているのですけれども、次の『学習支援』のユニットでこれができるというめどが現在のところ立っておりません。

何とか支援団体・ボランティア団体を探したい、とは考えております。

学習支援の場に食の支援をマッチングさせたいという提案は1ヶ所では成功しているけれども、今後新たに展開していく場(市内にどんどん増やしていきます)でも実現できるかは分からない。けれども支援してもらえる団体やボランティアは探したい、という答弁でした。横須賀市、もっとがんばれー!

2017年3月9日・予算決算常任委員会での「こども育成部」への質疑

フジノの質問

ひとり親の家庭に関して、『食の支援』を福祉部と連携をしながら取り組んで頂きたいと思うのです。
 
何故かと言えば、ひとり親の御家庭の団体からは「子ども食堂やフードバングの情報が来ない」と言われ、子ども食堂からは「貧困世帯やひとり親の家庭のリストを欲しいけれども、そういうリストは手に入らない」と言われるのです。

どちらも情報が欲しいけれども情報を得ることができない、という状況の中で、マッチングがうまくいかなくなっています。
 
現在、福祉部は『食の支援』に積極的に乗り出していて『学習支援』の時に軽食を提供したりということをしている。

そんな中、ひとり親世帯のデータを持っているこども育成部と、実際に団体と連携をしている福祉部と、協働をして『ひとり親家庭の食の支援』にも乗り出していただきたいと思うのですが、御検討いただけないでしょうか。

こども青少年給付課長の答弁

 
『子ども食堂』については、市内で幾つかの団体が開催しているのは、承知しております。

『食の支援』ということですが、私どもも『職員フードドライブ』ということで、年末に職員から食料を募って、用意しました。

実際にひとり親家庭の方で年末に食料を活用された方は、4家庭ほどありましたので、実際年末年始にその食料で足しにしてもらったという形をとれています。

食の問題というのは難しいとは思うのですが、確かに「夜になると親がいないので食べられない」とか、「実際に頼りになっているのは給食だけだ」という小学生もいると聞いていますので、そこは今後の検討課題だと認識しています。

フジノの質問

『職員フードドライブ』は大変すばらしい取り組みで(といってもフジノが議会で提案したものですが・・・)特に、こども育成部は生活福祉課などとは違って本当に熱心だったと聞いています。本当にありがとうございます。

重要性も認識いただいているということなので、次は『情報のマッチング』を自立支援担当とぜひしていただきたいと思うのです。

情報が欲しいという人と食の支援が欲しいという人と食の支援がしたいという人との情報をそれぞれに持っているのが、こども育成部と自立支援担当課なのです。

ぜひ両方が連携をしていただけないかと思うのですが、いかがでしょうか。

こども青少年給付課長の答弁

 
もちろん個人情報という問題もあるのでしょうが、生活福祉課とこども青少年給付課が一緒になって活動していけば、それで情報の連携がかなりの部分とれると思います。

その辺はよく話し合って、今後のことを対応していきたいと考えています。

個人情報を守ること以前に、こどもたちの命と暮らしを守る為に、食の支援をしていくことは優先されるはずです。

こども育成部にもさらにがんばってほしいと思います。

2017年3月10日・予算決算常任委員会での「教育委員会」への質疑

フジノの質問

『土曜寺子屋教室』の実施に関して伺います。

『土曜寺子屋教室』、いわゆる『どてら』ですが、こちらでは『食事の提供や軽食の提供』はあるのでしょうか。

教育指導課長の答弁

そういったものは一切ございません。

フジノの質問

福祉部自立支援担当とも質疑をしたのですが、福祉部自立支援担当の『学習支援事業』では民間団体と連携して軽食をお出ししている。

これは確実に来る児童が生活保護世帯であるとわかっている、またはこれからは生活困窮世帯の児童であるとわかっていることもあって、『食の支援』をしてほしいという提案を受けて、スタートしている訳です。
 
ただ、地域が限定されているのですね。エリアが限定されている。

そんな中で、自立支援担当課の取り組みと違って、教育委員会の『土曜寺子屋』では『13カ所』にエリアを広げて、『全ての児童を対象』にしている。

『子ども食堂』を実際にやっている皆さんの悩みとして、『子ども食堂』という名前が『イコール貧困世帯』というスティグマが貼られてしまっている中で、『子ども食堂』をやってもなかなか人が来てくれないこともある。

または「誰でも来ていいよ」というと、本当に困窮してない方もどんどん来てしまうということがある。
 
そんな中で、『土曜寺子屋教室』の存在は実は大きな存在なのではないかと思っています。

土曜日に月1回ではあっても、来てくれる児童・生徒に軽食や食事を提供することを民間団体とともにぜひ行なっていただきたい、と考えています。
 
平成29年度、ぜひ検討していただけないかと思うのですが、いかがでしょうか。

教育指導課長の答弁

藤野委員の御懸念されている、心配されているという部分は、非常によくわかります。私もそういった形で、困窮をしている子どもたちが今そういったものの中で、食べること、学ぶことについて、非常に苦労しているということも承知をしております。

ただ、この『土曜寺子屋教室』につきましては、子どもたちの家庭での学習習慣をつける。そして、自分自身で学んでいく、そういう意欲や姿勢というものを培う一つのきっかけとなればというところを目途にして、狙いとしてやっております。

その為、そこまで枠組みを広げてやることということでは、現状としては考えてはおりません。

フジノの質問

学習習慣をつくるには、まず日常生活の習慣、食事、栄養、運動、睡眠が確立されてなければいけない、と思います。

したがって、『食の支援』を行なうことは『学習習慣のきっかけづくり』という目的に資することではないか、決して土曜寺子屋の目的を外れるものではない、と僕は考えています。

また、この『土曜寺子屋教室』に誘引する、来ていただく為の力を食事は持っている、と僕は考えています。

「給食を食べたいから学校に行く」という子どもが昔と今も変わらず存在するのは、現実の話です。
 
その意味で、『土曜寺子屋』の在り方の一つとして『食の支援』も御検討いただきたいと考えています。

こどもの貧困に対する食の支援という観点では、教育委員会は特に問題意識を同じくしているのですが、中学校給食で手一杯になってしまっている感じがあります。

しかし、委員会などの公の場を離れて意見交換をすると、

「給食が実施されているからといって小学生たちの食が守られているとは言えない。むしろさらにアプローチが必要だ」

「高校生たちの食の支援も何らかの形でなされねばならない」

といった声があがります。

子ども食堂に否定的だった前市長が選挙でいなくなった今、ひとり親家庭の支援やこどもの貧困対策に熱心な上地市長の新しい体制のもとで、さらに前に進めていきたいとフジノは強く決意しています。

今回の取り組みは、市との連携ではなくて、独自に『カトリック三笠教会』が『よこすかひとり親サポーターズひまわり』に

「ひまわり版の子ども食堂を夕食会みたいにやってみませんか?」

とお話を頂きました。大変ありがたいです。

そして今日の実現に至りました。

行政の取り組みはどうしても責任の所在だとかいくつもの課題の検討があって、スローになりがちです。

こうした民間団体同士の連携はスピード感もあって、柔軟さもあって、とてもありがたいです。

政治・行政と民間団体のお互いの長所で協力しあっていけることを心から願っています。



これからもこんな機会がたくさんあれば

三笠教会ボランティアのみなさんは、まさに至れり尽くせり、でした。

ごはんを食べる前と後、(三笠幼稚園と隣接しているので)園庭で一緒に遊んで下さったり、水風船や紙飛行機やシャボン玉などたくさんの遊具を用意して下さいました。

教会の庭で水風船を作ったり紙飛行機やボールで遊びました

教会の庭で水風船を作ったり紙飛行機やボールで遊びました


フジノも水風船でびしょ濡れになりながら、こどもたちにたくさん遊んでもらいました。

今日初参加だったおこさんも少しずつ慣れてきてくれて、途中からは一緒にボールで遊ぶことができました。

中座しなければならなかったフジノですが、その後は花火まで用意して下さっていたようです。みんなは花火で遊んだのかな?

退席する前に、ありがたいことにカトリック三笠教会の神父様である、アダム神父とお話する機会がありました。

アダム神父

アダム神父


フジノは途中で信仰を捨てた立場ですが、プロテスタントの教会に通い聖書を牧師先生とマンツーマンで学ばせて頂くという高校時代を過ごしました。

上智大学院に通えていた頃は、講義の前後の時間にはイグナチオ教会に必ず寄って、祈りの時間を持つようにしてきました。

今でも聖書は読みますし、キリスト教への抵抗感は全くありません。

アダム神父からは、具体的な横須賀の具体的な課題(例えば原子力空母の事故時の横須賀市の対応についてなど)や、積極的に応援した立場であるフジノに新市長の人柄や政策を質問され、フジノはそれに答えました。

また、何故フジノが市議に転職をしたのか、ソーシャルワークに今後も取り組んでいくのか、などを尋ねられました。

しばしば日本人の多くの方々は、政治家という職業を聖職者であるかのように誤解しています。違います。

政治家の仕事は、限られた税財源をいかに再分配するかという極めてドロドロした仕事です。人々に憎まれるのが仕事と言っても差し支えないと思います。

本当の聖職者である神父様と久方ぶりにお話しできたのは(短い時間ではありましたが)とても有意義でした。

長年にわたる『炊き出し』にしても、今回の夕食会にしても、神父様の日頃の姿勢や活動への深い理解が無ければできないことです。本当にありがたく感謝しております。

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』の寺田代表・松本事務局長、ありがとうございました。

『カトリック横須賀三笠教会』のボランティアのみなさま、アダム神父、ありがとうございました。

そして、参加者のみなさま、ありがとうございました。

こどもたち、また遊ぼうね!

フジノは、こうした機会がもっともっとたくさん増えることを強く望んでいます。

一方で、民間団体や有志のボランティアの方々の想いに政治・行政がおんぶにだっこで居ては絶対にいけないと考えています。

このまちみんなの宝物であるこどもたち。

そのこどもたちをあらゆる方法で守ろうと尽力して下さる民間団体やボランティアの方々。

そうして方々を支援してこその政治・行政です。

議会でも何度も取り上げてきましたが、前市長の後ろ向きな姿勢によって今まではそうした支援が叶いませんでした。

これからはもっともっと力を入れて、このまちのこどもたちを守る為に身銭と余暇を割いてたくさんの愛情を注いで下さっている方々を、しっかりサポートしていく行政に変えていきたいです。

上地市長はしばしば「誰もひとりにしない」とおっしゃいます。

その言葉を実現させていく為に、フジノなりの現場からの提案をどんどん行なっていきたいです。



浦賀ドックが初めてライトアップされました/まもなく浦賀奉行所300周年。浦賀の魅力をぜひ知ってほしいです

一般開放されていない「浦賀ドック」がなんと初のライトアップ

今夜は『浦賀夏祭り』にお邪魔しました。

浦賀夏祭り会場入口にて

浦賀夏祭り会場入口にて


浦賀には、日本でわずか2ヶ所しかないレンガ造りのドック(『浦賀ドック』)があります。

ペリーが日本にやってきた1853年に、幕府は浦賀に造船所を開設しました。ここから浦賀は大きく発展していくのですが、浦賀ドックはその象徴です。

1899年(明治32年)に浦賀ドックは完成しました。現在も当時の姿のままをとどめている、貴重な近代産業遺産です。

現在では、『住友重機械工業(株)』の浦賀工場内として位置づけられていてます。その為、ふだんは一般開放されていないので、中に入れるのはイベントの時だけなのですね。

この入れるだけでも珍しい浦賀ドックを、さらに初めて夜にライトアップするという素敵な試みが今夜行なわれました!

浦賀ドックライトアップ地図

浦賀ドックライトアップ地図


地元地域のみなさんが開催している『浦賀夏祭り』がすぐお隣の広場で開催されています。

たくさんの人でにぎわう浦賀夏祭り

たくさんの人でにぎわう浦賀夏祭り


その関連イベントとして、『レンガドック活用イベント実行委員会』が主催して下さいました。



ライトアップの様子をぜひご覧下さい

30秒ほどの動画ですが、さっそくその様子をご覧下さい。




フジノは20分ほどしか滞在できなかったのですが、夕闇が迫るにつれてライトアップが美しく見えていきます。

18時55分頃の浦賀ドック

18時55分頃の浦賀ドック


ほぼ同じ位置で、上の画像がライトアップ前。下がライトアップから20分後、だいぶ様子が違いますね。

19時15分頃の浦賀ドック

19時15分頃の浦賀ドック


素敵ですね。



日本発展の地「浦賀」。もっと知られてほしい

浦賀の持つ歴史の素晴らしさは、このブログでもたびたび触れてきました。

ペリーが来航した時にまず交渉にあたったのは『浦賀奉行所』の人々でした。

浦賀奉行所


ここ浦賀に浦賀奉行所がおかれたのは1720年ですので、まもなく300周年を迎えようとしています。

浦賀奉行所300周年を祝う為の機運が高まっています

浦賀奉行所300周年を祝う為の機運が高まっています


現在その跡地は、住友重機械工業の社宅になっているのですが、2017年度中に解体される予定になっています。その跡地が横須賀市に譲渡される可能性もあり、浦賀奉行所を復元しようという声が高まりつつあります。

素晴らしい歴史的価値を持つ史跡が、当時は文化財保護法が整備されていなかった為に社宅が建設されてしまいました。それが2017年度中に解体されるということで、地元地域のみなさまも市議会としても強い関心をもっております。

しかし、前市長時代には行政として動こうという姿勢が全くありませんでした。

そこで市議会として、2016年には全会一致で予算案に対する附帯決議も行ないました。

附帯決議案第1号

平成28年度横須賀市一般会計予算に対する附帯決議

浦賀奉行所は、かつて江戸湾の防備を任され、海の関所として重要な役割を果たした。
 
また、浦賀奉行所はペリー提督率いる黒船の来航により、我が国の歴史上、重要な転換期を迎える舞台となった施設といえる。
 
このように歴史的な意味を持つ浦賀奉行所が、本市浦賀に開設されてから、間もなく300周年を迎えようとしている。
 
これまでも長きにわたって浦賀奉行所の復元や、史跡としての保存などを期待する声は絶えず上がっており、浦賀奉行所開設300周年を目前とした今、地元の機運はより一層の高まりを見せている。
 
一方、市が示す「近代歴史遺産活用事業」は、本市の歴史や文化を次世代へ継承していくため、市内に残る幕末から戦後にかけての歴史的遺産の活用を図るとされており、日本の近代化発祥の地として、横須賀の誇るべき歴史遺産を掘り起こし、磨き上げ、市内外に発信する事業であるとされている。
 
しかしながら、この「近代歴史遺産活用事業」には、浦賀奉行所に関連する予算が計上されていない。
 
本市にとって、浦賀奉行所は、極めて重要な歴史遺産であり、その節目となる年を間近に控え、記念事業実施に向け、十分な検討とそれに係る予算は当然必要と考えられる。
 
よって、市長におかれては、来るべき浦賀奉行所開設300周年に向け、奉行所の復元や史跡指定などの可能性も含めた検討を進め、意義ある300周年事業の実現を図られるよう、強く要望する。

何事に対しても消極的で自ら動こうとしなかった前市長。

浦賀ドックをはじめとする浦賀の大切な資源に対しても本当に消極的で、議会ではあらゆる会派から何年にもわたってたびたび質疑が行なわれました。

浦賀で建造された『日本丸』を浦賀に招致したいという地元の願いも無視して久里浜に寄港させた前市長。

しかも前市長はそれは「日本丸の船長が望んだからだ」という嘘までつきました(これは百条委員会で追究された3つのテーマの1つともなりました)。

けれども、ようやく選挙で新しい市長が誕生しました。

しかも、新市長の上地さんは『浦賀』の出身です。新たな動きが大きくスタートすることを期待せずにはいられません。

浦賀は横須賀にとってだけでなく、日本全体にとっても大切な地域です。その魅力がもっと丁寧に発信されて、多くの人に知っていただきたいと強く願っています。



紙資料を無くしてタブレット端末を使う「ペーパーレス会議」試行が9月議会からスタートします/新システムの研修を開催しました

ついに9月議会から「ペーパーレス会議」が試行スタートです

印刷された膨大な資料をPDFファイル化して、紙のかわりにタブレット端末などで会議を進めていく為に、議論と検討を進めてきたことをこれまで報告してきました。

2017年度はついに『実施段階』へ進みました。

まもなく始まる9月議会からは、これまで同様に紙の資料を併用しながらも、新たにタブレット端末を使った『ペーパーレス会議システム』を試行スタートします。

これまで市議会控室で全議員に貸与されていた古いノートパソコン(電源を入れてから立ち上がるまで10分くらいかかっていました)のリース期間が終了しました。

かわりに、先月中旬から新たに『2in1タブレット』が導入されました。

新たに導入された「2in1タブレット」

新たに導入された「2in1タブレット」


モニターとキーボードがセットになっていて、そのまま使えばノートパソコン、モニターを取り外せばタブレット端末になるので『2in1』と言います。

モニターを外せばタッチパネル式のタブレット端末になります

モニターを外せばタッチパネル式のタブレット端末になります


(フジノ自身はMacユーザーなのでiPadが良かったのですが、残念ながら議論の結果、『2in1タブレット』となってしまいました。シクシク・・・)

この『タブレット端末』に加えて、富士ソフトの『moreNOTE』というペーパーレス会議システムを導入しました。

富士ソフト「moreNOTE」ホームページより寒川町議会の導入事例

富士ソフト「moreNOTE」ホームページより寒川町議会の導入事例


すでに寒川町議会では2015年から導入している実績があります。

わが横須賀市議会では2017年末までは紙の資料も併用しながら本会議・委員会を行ないますが(試行期間)、来年からは一部の例外を除いて基本的にはタブレット端末で全て行なっていくことになります。

民間企業では何年も前から導入している当たり前の取り組みかもしれません。

けれども、国会では全くペーパーレス会議は議論が進んでいません。

まず地方議会から導入が始まり、2017年1月現在、全国で約60の市区町村議会で導入実績が増えてきました。

横須賀市議会でも数年前から議論を尽くし、ついに今夏から導入実現となりました。



本日は新システムの研修でした

8月中に、全議員が1人2回(基礎編と応用編)の研修を受けることになっています。

今日は基礎編の初回(2グループに分けて2回開きます)でした。

正直なところフジノ自身、Windowsをふだん使わないのでものすごく不便でやりづらかったです。

スタイラスペン(画面にペンで書き込むことができます)もふだんは全く使わないので、面倒でたまりません。

研修を受けてゲンナリしたのも事実です。

それでも他議会の事例を見ていると、使いこなしていけば今よりもっと早く的確に必要な情報にアクセスできるようになり、正確なデータに基づいた深い議論ができるようになるようです。

その成果を横須賀市議会でも得られるはずだとフジノは信じています。とにかくたくさん触って慣れて、手段に振り回されないようにしたいです。



目的と手段を見失うことはありません

かねてから申し上げてきたとおりで、本当に大切なことは紙資料を無くすことなんかじゃありません。

  • 議員の政策立案能力を高めること。
  • 議論をさらに充実させること。
  • 市役所・市議会の紙資料印刷製本の労力を減らすこと。

これらが本当の目的です。

素晴らしい経験と知識を持つ先輩議員の方々が、たかがタブレット端末を扱うのがニガテなせいで、大切な議論が止まってしまうならば、フジノはタブレット端末なんて導入しなくて良いと考えています。

道具の操作に縛られて、経験や知恵が阻害されるくらいならば、ICT化の必要はありません。

タブレット端末やPCに詳しい同僚議員のみなさまが会派を超えて教え合ったりしながら、手段に振り回されないように今、がんばっています。

大切なのは、市民のみなさまの想いが市議会の場でより良い形で議論できるようになることです。

このゴールを忘れること無く、試行錯誤しながらより良い手段を模索しつつ、横須賀市議会は議会ICT化を進めていきます。



中筋純さん全国巡回写真展「流転〜福島&チェルノブイリ〜」へ/伝えること・伝えないことの功罪に迷い悩みつつ、ヒロシマ72年に想いを馳せました

中筋純さんの全国巡回写真展が横須賀にやってきました

福島とチェルノブイリを写真家として撮影を続ける、中筋純さん

全国巡回写真展「流転」チラシ

全国巡回写真展「流転」チラシ


彼の全国巡回写真展『流転 福島&チェルノブイリ』がついに横須賀へやってきました。

The Silent Views. 流転 福島&チェルノブイリ横須賀展

日時:2017年8月3日(木)〜7日(月)9時〜18時半(最終日16時)
場所:横須賀市文化会館 市民ギャラリー
入場料:無料
後援:横須賀市・横須賀市教育委員会

この企画を知った時からずっと「8月6日に行こう」とフジノは決めていました。

実際は撤去された「原子力豊かな社会とまちづくり」の看板

実際は撤去された「原子力豊かな社会とまちづくり」の看板


そして今日、8月6日。

8時15分に黙祷をして、横浜へと向かいました。

『AIDS文化フォーラム』最終日は夕方まで続くフォーラムでしたが、途中退出をして横須賀に戻りました。



福島へ継続的に足を運ぶ取材陣がほぼ居なくなった現実

福島を取材し続けるフリーライター鈴木博喜さん(民の声新聞)からも

「ぜひ中筋さんとお話してみて下さい」

と勧められていました。もちろん、ぜひお話しさせていただこう、と強く思いました。

中筋純さんとフジノ

中筋純さんとフジノ


2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故から、わずか6年。

フレコンバッグの数は国も把握していないとのこと

フレコンバッグの数は国も把握していないとのこと


福島へ継続的に取材をし続けている人は、本当にごくわずかしかいなくなってしまいました。

志願して福島支局へ赴任した全国紙記者のフジノの親友も、関東に戻ってきました。

5年が耐用年数と言われるフレコンバング

5年が耐用年数と言われるフレコンバング


今も現場に足を運び続けている人は、フジノの知る限り、わずか数名です。

鈴木博喜さんも、中筋純さんも、その『ごくわずか』の存在です。

中間貯蔵施設の建設用地はようやく32%を確保したとのこと

中間貯蔵施設の建設用地はようやく32%を確保したとのこと


何故なのか。

その理由を、これまで鈴木さんとも何度も語りあってきました。今日も中筋さんとも語りあいました。

これまでずっと考えてきたことなので、フジノなりの答えは(そして鈴木さんや中筋さんの答えは)出ています。

色褪せていく政党のポスター

色褪せていく政党のポスター


ただ、そのフジノなりの答えをここには記したくありません。

ぜひあなたにもお考えいただきたいのです。

福島に何故、メディアが一切入らなくなってしまったのか。

色褪せていく政党のポスター

色褪せていく政党のポスター

もちろん、福島支局はどこのメディアも置いています。

けれども、放射能に関するあらゆる事柄が首都圏や全国でほとんど報じられなくなったのは何故なのか。

6年前は関東でもこぞって購入する人が続出しましたね

6年前は関東でもこぞって購入する人が続出しましたね


ぜひあなたにもお考えいただきたいのです。



「GNF-J」「原子力空母」がある横須賀、福島は常に「わがまちのこと」

中筋さんは、横須賀での写真展についての記者会見でこのような趣旨のことを語っていました。

フジノ自身、中筋さんと同じ考えを持っています。

このまちは、意識しようと意識しまいと、暮らしている人々は常に『核』と同居しています。

チェルノブイリの出来事も、福島の出来事も、決して他人事ではないとフジノは自覚しています。

この教室で再会は叶ったのだろうか

この教室で再会は叶ったのだろうか


それは政治家になる前から変わらない願いです。

  • 原子力発電所も、全て無くしたい。
  • 原子力軍艦(原子力空母・原子力潜水艦)も、全て無くしたい。
  • 核兵器も、全世界から廃絶したい。

しかしその一方で、いち市議会議員として現実的に実現できることの少なさも、嫌というほど向き合ってきました。

けれども、できることは全てやりたいといつも思っています。

決して諦めること無く、腐ること無く、死ぬまで言い続けるしかないと固く信じています。

中筋さんのサインをいただきました

中筋さんのサインをいただきました


そんなことを中筋さんとお話ししました。

8月6日。

核と同居する横須賀で、福島とチェルノブイリの撮影を続ける中筋純さんの写真展に行き、改めてヒロシマに想いを馳せて祈りました。

他人事としてではなく、常に意識し続けている『自分事』として。



妊婦健診にはHIV検査がありますが、妊婦さんは「偽陽性」で「陽性」と結果が出る確率が高いことを知っていて下さい/AIDS文化フォーラムin横浜(3日目)その1

「AIDS文化フォーラムin横浜2017」3日目も参加しました

おととい昨日に続いて、『AIDS文化フォーラムin横浜』に参加しました。

第24回AIDS文化フォーラムin横浜

第24回AIDS文化フォーラムin横浜


3日間にわたるフォーラムも、ついに今日が最終日です。

「AIDS文化フォーラムin横浜」会場入口にて

「AIDS文化フォーラムin横浜」会場入口にて


今日も気合いを入れて学びます。



講座「母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦〜」へ

フジノは、講座『母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦〜』に参加しました。

会場には60人くらいの参加者がつめかけ、ぎゅうぎゅうの満席でした。そのうち男性は8人くらいで、残りはみなさん女性でした。

「母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦」会場前にて

「母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦」会場前にて


この講座では、妊娠したお母さんからお腹の胎児にHIV感染する『母子感染』について、これまでと現状について学びました。

母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦〜

主催:認定NPO法人AIDSネットワーク横浜

『ハイリスク出産』の名医、聖マリの水主川純先生が、感染者の分娩、飛込み分娩、未受診妊婦の問題を語る。

それにしても、主催の『認定NPO法人AIDSネットワーク横浜』はすごいです。

毎年、『AIDSボランティア学校』という連続講座を開催しているのですが、今年でなんと25周年を迎えます(素晴らしい!)。

第25期AIDSボランティア学校・講演会の概要

第25期AIDSボランティア学校・講演会の概要


今年の10回連続講座のプログラムの『第5回』が、今日の『AIDS文化フォーラムin横浜』のこの講座にあたります。

聴きたい1つの講座だけ受講することもできて、こうして『AIDS文化フォーラムin横浜』ともコラボしていて、参加しやすくてすごく良い取り組みだと感じました。



妊婦健診の血液検査に「HIV」も入っています

『妊婦健康診査(妊婦健診)』では血液検査を行ないます。

血液型(ABO式、RhD式)、不規則抗体検査、血液一般検査、血糖の検査、血液生化学検査(肝・腎機能)、梅毒検査、B型肝炎、C型肝炎、HIV検査、風疹抗体、HTLV-1検査、トキソプラズマ抗体検査

上のリストのとおりで、HIVの検査も行ないます。

HIVも母子感染予防(お母さんから胎児に伝染することを防ぐこと)の対象になっているからです。

HIV感染、3番目の経路「母子感染」

HIV感染、3番目の経路「母子感染」


妊婦健診の対象項目になってからの歴史はまだ浅いです(2010年に血液検査の項目に加わりました)。

受診率
2000年 79.4%
2006年 95.3%
2015年 99.6%(最新データ)

けれども現在では、ほぼ全ての妊婦さんに検査が行われています。



どうしても知っていてほしいこと。実は、妊婦さんは「偽陽性」が0.1〜0.3%も出ます

今日のテーマからは外れるのですが、このブログを読んで下さっているみなさまにぜひ知っていてほしいことがあります。

それは「あらゆる検査に完璧・完全は無い」ということです。

ここでは妊婦健診の血液検査での『HIV』について詳しくお伝えしたいのです。

本当は『陰性』であるにもかかわらず、はじめの検査(スクリーニング検査)では『陽性』という結果が出てしまうことがあります。これを『偽陽性』と言います。

妊婦さんは一般の方々よりもHIV検査で『偽陽性』が0.1〜0.3%程度も出てしまうのです。

つまり、日本では妊婦さんが1年間に1000人〜3000人ほどHIV検査で『偽陽性』なのですが、『陽性』と反応が出る。

この1000〜3000人の中で、確認検査(≒精密検査)を行なった末に本当にHIV感染していると診断される人は、わずか50〜100人しかいません。

つまり、950〜2900人もの妊婦さんが妊婦健診の血液検査で実際はHIV感染をしていないのに「『陽性』の可能性があるので精密検査を受けて下さい」と言われているという現実があります。

ぜひこちらのパンフレットをご覧下さいね。

パンフ「妊婦HIV検査(一次検査)で結果が陽性だった方へ」より

パンフ「妊婦HIV検査(一次検査)で結果が陽性だった方へ」より


日本のお産の半分は診療所の開業医によって行なわれています。

そして、全てのドクターがHIVについて詳しい訳ではありません。その為、妊婦健診の血液検査の結果、『陽性』と出た時に『偽陽性』の可能性の説明ができないこともあります。

「ぜひ総合病院に行って精密検査を受けて下さい」

とお伝えして終わり、ということも現実にしばしばあるそうです。

わが国ではHIV・AIDSに対する誤った情報や偏見が根強く残っています。

そのような中で、十分な説明が無いままに

「あなたは妊婦健診の結果、HIV陽性でした」

と言われて、ひどくショックを受ける妊婦さんが多いです。

「AIDSを発症して死んでしまうのではないか」とか「夫から見放されてしまう」と恐れて、ストレスフルな精神状態に追い込まれて孤立してしまう方もいます。

その後、妊婦健診に一切来なくなってしまう妊婦さんもいらっしゃいます。

夫に話した結果、結婚そのものがダメになってしまうこともあります。

そのような厳しい現実があるからこそ、全てのドクターが気をつけて説明をする必要があります。けれども同時に全てのドクターがHIVに詳しい訳ではありません。

そこでぜひみなさまに知っていてほしいのです。

妊婦健診におけるHIV検査の弱点

血液検査の結果、本来は陽性ではないのに陽性とでてしまう『偽陽性』が0.1〜0.3%ほどあります。

日本では1年間に1000人〜3000人ほどの妊婦さんが、『偽陽性』なのですが、『陽性』と結果が出ています。

確認検査(≒精密検査)を行なった結果、最終的にHIV感染していると診断される人は、わずか50〜100人しかいません。

さらに、HIV感染していたとしても絶望のどん底に落ちる必要はありません。

「これだけは知っておきたい 安心と早期発見のためのHIV検査」グラフィックインターナショナル(株)発行より

「これだけは知っておきたい 安心と早期発見のためのHIV検査」グラフィックインターナショナル(株)発行より


そうなんです。

親がHIV感染していても、赤ちゃんは『陰性』で産まれることができる時代になったのです。




(この記事は次の記事に続きます)



薬(PrEP)でHIV感染とAIDS発症を予防できる時代に入っても「啓発による予防行動の必要性と重要さ」を再確認しました/AIDS文化フォーラムin横浜(2日目)

「AIDS文化フォーラムin横浜2017」2日目にも参加しました

昨日に続いて、『AIDS文化フォーラムin横浜』に参加しました。

第24回AIDS文化フォーラムin横浜

第24回AIDS文化フォーラムin横浜


2日目も様々なプログラムが開催されていました。

AIDS文化フォーラムin横浜2017(2日目)会場前にて

AIDS文化フォーラムin横浜2017(2日目)会場前にて


フジノが最も関心を持ったのは、横須賀のSOGIに関する課題の支援に長年ご協力をしていただいている『NPO法人SHIP』が提供する講座『HIV対策の昔と今』です。

「HIV対策の昔と今」会場前にて

「HIV対策の昔と今」会場前にて


タイトルのとおり、わが国のHIV・AIDS対策に取り組んできた第一人者によって、対策のこれまでとこれからについてが語られました。

『HIV対策の昔と今』

司会:星野慎二さん(NPO法人SHIP)

市川 誠一さん(人間環境大学 看護学部教授)
木村 博和さん(横浜市健康福祉局健康安全課医務担当部長)

HIV・AIDS対策の歴史については、新たに知ったこともあって大変勉強になりました。まだまだ学ばねばならないことは多いですね。

歴史についてはこのブログ記事ではご紹介しきれませんので、この講座に関連してフジノが強く関心を持っていることを記します。



AIDSは「不治の病」ではなくて「慢性疾患」の1つに変わりつつあります

AIDSは『不治の病』ではありません

今では20種類以上のクスリがあります。

これらのクスリを多剤併用療法(HAART)で一気にHIVを検出限界値以下まで減らすことができるようになりました。

かつては余命1年と言われた時代もありましたが、現在では余命40〜50年と大きく伸びて、『慢性疾患』の1つへと変わりつつあります。



ただ、治療には費用がとてもかかります

病気が治ることはとても素晴らしいことです。

一方、フジノは政治家ですので、医療政策の為だけに税金が無限に使える訳では無いことをいつも意識しています。

しばしば言われることですが、AIDS治療に必要な生涯の治療費用は1人あたり1億円との推計があります。

さらに、残念ながら先進国ではわが国だけが新たにHIV感染・AIDS発症する人が増え続けている現状があります。

1人あたり1億円の治療費が必要となる疾患に新たに感染・発症する人が増え続けているとすれば、それは膨大な税金の支出につながります。

限られた税金ですから、より広く多くの分野に使うことができる為にも、予防することができる病気ならば感染・発症は徹底的に予防しなければなりません。

徹底的に『予防』へと予算を重点投資する方が効果的だと言えます。



感染を防ぐクスリが開発されました

実は、『HIV感染を防ぐことができるクスリ』があることをあなたはご存知でしょうか?

まず、ふだんからクスリを服み続ける必要があります(=暴露前投与)。

それによって、HIVに感染するリスクのある行為をしても、体内でこのクスリがHIVを攻撃して、感染しないという仕組みです。

『Pre-Exposure Prophylaxis』(=暴露前投与)を略して『PrEP』と呼んでいます。プレップと発音します。

プレップについては、これらのサイトが分かりやすくて詳しく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。




ワクチンはまだ万能でなくリスクを下げる「予防行動」は今後も重要

ただし、以下の注意点があります。

「クスリだけで100%の予防はできない」

「HIV以外の性感染症は防げない」

フジノが『PrEP』を知ってから2年ほどが経ちました。当時と変わらず、今日の講座で最新のお話を伺ってもこの状況に変わりはありませんでした。

つまり、HIV・AIDSを積極的に予防していく為には、より安全なセックスやコンドームの使用といった『自らがリスクを下げる行動』が必要なのです。

こどもたちと遊んであげているゆるキャラたち

こどもたちと遊んであげているゆるキャラたち


他の感染症について学んでいても、やはり「ワクチンがあっても検査が大切」といった形で、同じ結論が語られることが多いです。

例えば、現在は副反応の議論に結論が出ないままとなっている子宮頸がんワクチン。

子宮頸がんワクチンを接種しても原因となる全てのウイルス(HPV)を予防できる訳ではありません。

そこで、子宮頸がん検診の重要性を継続して訴えていかねばならない、むしろ「ワクチン接種によって検診に行かなくてもいいや」という人が増えてしまう可能性があるのでより強く検診を受けてもらえるように訴えていく必要がある、と言われてきました。

その為に、政治・行政がどのような工夫をしていくべきなのか、をいつも考えてきました。HIVについても同じです。

「ワクチンを打ったりクスリをのめば予防できる」と言われれば、多くの場合、人の行動は「もうその病気について考えなくていい」となりがちです。

でも、現実にはワクチンやクスリでは防ぎきれないリスクがあるので、そのリスクを下げる為の行動を取ってもらう為の啓発や取り組みが政治・行政には必要なのです。

具体的には、コンドームの積極的な使用が有効だとフジノは思います。

けれども昨日も記しましたが、日本ではコンドームについて学校で丁寧に教えることはありません。

その為、今フジノが書いているブログを読みながら、「コンドームだってよ」と笑っている人もいるかもしれませんし、「政治家としてふさわしくない」と顔をしかめている人もいるかもしれません。

コンドームは避妊の道具としてだけではなく、感染症から自らの身とパートナーの身を守る為の大切な道具として、学校現場でもその利用方法を教えている国々もあります。日本もそうすべきだとフジノは思います。

また、コンドームの利用の推進や使用の啓発だけでなく、より安全な性行為を行なうように行動を変化してもらうことが重要だと思います。

(こうしたリスク低減行動によってHIV感染が大きく下がる研究結果はたくさんあります)

その為には、今のままの学校教育・社会教育の在り方や啓発の仕方では全く足りないという想いが強くあります。

まず知識や情報を提供することも大切(最低条件です)が、それだけでは人の行動は変わりません。

人の行動を変えることほど難しいものはありません。

それではどうしていくか。

政治・行政は、その答えを学問の世界の人々やNGO・NPOを連携しながら常に探していかねばならないと思います。

ついに明日が最終日です

ついに明日が最終日です






3日目も参加しました。こちらのブログ記事をご覧下さい)



3日間にわたる「AIDS文化フォーラムin横浜」がスタートしました/24年目の今年のテーマは「リアルとであう」

「AIDS文化フォーラムin横浜」が今年もスタート!

今日から3日間にわたって開催される『AIDS文化フォーラムin横浜』。今年で24年目を迎えました!

第24回AIDS文化フォーラムin横浜

第24回AIDS文化フォーラムin横浜

学びがたくさんあるこのフォーラムに、毎年フジノは参加しています。

AIDS文化フォーラムin横浜の会場入り口にて

AIDS文化フォーラムin横浜の会場入り口にて





充実したプログラムが8つも開催されました

今日だけで合計8つの充実したプログラムが朝から夕方まで開催されていました。

壁に貼り出された大きなプログラムを観ながら、参加者のみなさまは会場を移動していきます。

大きく貼り出されたプログラムと会場の表

大きく貼り出されたプログラムと会場の表


残念ながらフジノは体調が悪くて参加したプログラムに集中できず、出たり入ったりしながら休んでいました。

(休んでいる間、声をかけて下さった『カトリック中央協議会HIV/AIDSデスク』のみなさま、ありがとうございました)

他の会場もふらりと訪れたりしていたのですが、特に、岩室紳也先生たちが開催していた講座(現役AV男優が語る『性感染症と幸せなセックス』)はまさに超満員。立ち見のお客さんが廊下まであふれていました。

素晴らしかったです。

人はなぜ薬物依存症になるのか(松本俊彦先生の講義)

人はなぜ薬物依存症になるのか(松本俊彦先生の講義)


つい先日もお聴きしたばかりの松本俊彦先生(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長)による薬物依存症に関する講義を、今日もお聴きしました。

基本的な薬物依存症に関する基礎的な知識を提供するというスタイルは変わらないのですが、今日の切り口はMSM(いわゆる同性間で性交渉をする方々)の感染に重きを置いたお話でした。

諸外国とは異なり、日本では依然としてMSMにおけるHIV予防がしっかりなされていません。

今年3月の予算議会でもフジノは質疑を行なったばかりです。

2017年3月3日・教育福祉常任委員会での質疑

フジノの質問

『エイズ予防普及・啓発事業』に関して伺います。

先ほど他の委員の質問に対する答弁として「若者にターゲットを絞る。性感染症全体をテーマにして大学等で啓発に努める」とのことでした。

(横須賀市がエイズ啓発の)『街頭キャンペーン』を始めた時、僕は大変喜びました。

エイズもまだまだ知られていない。検査も実施する人が少ない。ただ、先進国の中で日本は感染が増えている。そういう状況の中で、表立ってキャンペーンをやるということは大変すばらしいなと思いました。

ただ、今回それをおやめになって(街頭キャンペーンを2017年度予算で廃止しました)若者にターゲットを絞るとのことですが、懸念が1点あります。

若者だけに絞ってしまって平気なのか、ということです。

ここ数年話題になっていたのは、中高年になって検査でHIVに感染していることを知るのではなくて、突然エイズを発症してキャリアだったことを知る、ということです。

中高年の方々へのアプローチも継続していく必要があるかと思うのですが、いかがでしょうか。

保健所長の答弁

 
『街頭キャンペーン』を開始した時点は、幅広くエイズの普及啓発をするという意味合いが大きかったというふうに思いますし、現時点でも少なくはないかと思います。

けれども、近年梅毒などの性行為感染症も、若者を中心に流行している兆しがありますので、来年度につきましては、大学等、若者にターゲットをある程度絞った形で、実施させていただきたいと考えています。

フジノの質問

引き続き、中高年の方に向けても啓発自体は行なっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

保健所長の答弁

 
エイズの相談と検査のほうは続けますので、そういったものをPRしながら、引き続き行なっていきたいと考えております。

フジノの質問

『エイズ予防普及・啓発事業』ですので、性感染症全体というよりは、エイズそのものに私は関心があります。

『MSM対策』というか、ハイリスク者対策として、例えば予算書に検査案内カード啓発物品が費用として計上されています。

こうしたものを例えばNPOなどに委託して、いわゆるハッテン場ですとか、当事者の方々が集まりやすい場所に配布をしていただいたり、案内をしていただくような取り組みも必要かと思うのですが、いかがでしょうか。

保健所長の答弁

 
確かに全国的な統計ですと、男性同性愛の方(MSMにおける感染)の割合が過半数程度を占めているという点から考えますと、そういった対策も考えていかなければいけないことの一つかなとは考えています。

これだけ先進国でも取り組みが遅れている現状を前にして、フジノは性感染症だけでなくしっかりとHIVとAIDSに特化した取り組みを継続する必要があると思います。

また、横須賀市もアドバイスをたくさん頂いている日高庸晴先生の研究調査でも「MSMがハイリスクである」ということは客観的な統計的事実なのですから、躊躇せずにハイリスク対策を積極的に打ち出していく必要があると考えています。

いずれにしても、HIV・AIDSを含めた性感染症と薬物依存症の深く密接な関係について、改めて松本俊彦先生のお話を伺うことができて良かったです。



優れた展示がたくさんありました

プログラムを開催している部屋を出ると、あらゆるところで展示がなされています。

HIV・AIDSについての知識のクイズ

HIV・AIDSについての知識のクイズ


HIVとAIDSについてのクイズ方式で知識を問うコーナーがありましたが、かろうじて満点を取ることができました。

岩室先生の論文の数々が読めるように展示してありました

岩室先生の論文の数々が読めるように展示してありました


AIDSに限らず、『感染症』の知識はいつも取り入れようと日々努力はしているのですが、なかなか追いつかなくて困っています。

会場では、活動をしておられる旧知の方々やブログなどでフジノのことを知っておられる方々から声をかけていただきました。ありがとうございます。

いまだに世間では

「エイズ?気持ち悪い」「コンドームなんて口に出すな」

と、敬遠されたり下ネタ扱いされています。

諸外国と異なり日本では学校でコンドームの存在や使い方を教えません

諸外国と異なり日本では学校でコンドームの存在や使い方を教えません


フジノもそうですが、全国で活動を続けておられるみなさまは、いつもいつもこういう世間とのギャップに晒されながら、正しい情報と知識を提供する為にがんばっていますが。。。正直、苦労も多いです。

だから、仲間と再会できると「お互いにまた頑張ろう」という気持ちになれます。



明日あさっても開催してますのでぜひいらしてください!

明日もあさってもフォーラムはかながわ県民センターで開催しております。

ぜひみなさまもいらして下さいね!

(後日追記:2日目も参加しました

かながわ県民センターから眺めた横浜駅西口方面

かながわ県民センターから眺めた横浜駅西口方面


それにしても横浜市長選挙(7月30日)からまだ5日間しか経っていないのに、もはや遠い過去の出来事のように感じます。

必死に汗を流したのが、今ではとても虚しく感じられてなりません。

残念です。



フジノは4つの条例案を提案しました。自殺対策・医療福祉人材の確保・性的な多様性の保障と支援です/政策検討会議

条例案の提案、今日がしめきりでした

6月15日のブログに記した通り、『政策検討会議』では横須賀市議会のマニフェストとも言うべきロードマップの作成を行なっていきます。

そして、全議員に対して、『横須賀市議会が新たに作るべき条例の提案』を募集しました。

その締め切りが今日7月31日でした。

フジノも、もちろん条例案を提案しました。

これからの『政策検討会議』で議論を重ねて、どの条例案が最も市民ニーズに応えているか、緊急性の高さや複数の議員から提案が出ているか否か、また現実的に残り2年間で実現可能かなどの視点から絞り込まれていきます。

せっかくの機会ですので、フジノが提出した4本の条例案のタイトルとそのあらましをご紹介します。

第1に、『自殺対策基本条例』です。

(仮称)自殺対策基本条例の制定
  自殺による犠牲者が3万人以上が15年続いた異常な社会状況が、自殺対策基本法施行から10年を経て、ようやく2万人台に減少しつつある。2017年7月に改定された「自殺総合対策大綱」に記されたように「非常事態はいまだ続いている」ことに変わりはない。ここで取り組みを緩めれば自殺は再び上昇しかねない。
 

  本市は、基本法成立前から全国に先駆けて様々な自殺総合対策を実施してきたが、法成立後は国の自殺対策基金などの財源の動きに本市の取り組みが左右させられてきた経緯がある。国の動きに左右されずに、今後も本市の取り組みを決して後退させずに、さらに自殺による犠牲者をより一層減らしていく為の取り組みを継続するために、今後は地域の特性に応じたより細やかな対策を実施していく必要がある。

  そこで取り組みの根拠となる、本市独自の条例制定が必要である。

  その内容は、

  • 本市が自殺による犠牲者を可能な限り減らすことを強く宣言するとともに地域特性に基づいた対策の必要性をうたうこと、
  • 自殺の当事者及び遺族の声を常に耳を傾けるとともに地域診断を含めた調査を実施すること、
  • 前市長時代に単なる連絡会に格下げされた『自殺対策連絡会議』を対策の企画立案及び関係機関の連携の場として明確に位置づけること、
  • 総合的な確保対策を講じること及びその施策実現の為の財政的な措置を取ること、
  • 法定の市町村行動計画の結果を毎年必ず市議会に報告させること、
  • その効果を検証しPDCAサイクルで行動計画を改定し新たな取り組みにつなげていくこと

  などを想定している。

第2に、『医療・福祉人材確保対策推進条例』です。

医療・福祉人材確保対策推進条例の制定
  人口減少は本市最大の課題だが、その人口構成は「少子化・超高齢化」と「労働力人口の減少」である。初婚年齢と初産年齢がともに上昇し、子育てと介護のダブルケアに苦しむ人々も増加している。

  そのような本市が人口減少を抑える為には、こどもを安心して産み育てられる環境と家族介護に追い込まれない環境を確実に整備する必要があるが、現状では「こども家庭福祉」「高齢者福祉」ともに必要な人材が極めて不足している為に、市民に必要な医療・福祉サービスを質的にも量的にも十分に提供できていない。

  そこで、医療・福祉人材の労働環境を実態調査し、総合的な確保対策を講じ、その施策実現の為の財政的な措置を取ると共に、毎年PDCAサイクルでその効果を検証し、優れた医療・福祉人材の確保を実現する為の条例制定が必要である。

第3に、『性的な多様性を保障する基本条例』とも言うべき条例案です。

(仮称)性的指向及び性自認の多様性の理解を増進する基本条例の制定
  ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、性別違和(旧・性同一性障害)、アセクシュアルなど性的指向及び性自認(SOGI)は多様であるが、現に存在する社会の無理解と偏見によって学校や職場など毎日の生活の中で当事者は差別に苦しみ、自殺未遂・自殺に追い込まれる者も多い。

  様々な調査結果や当事者らの報告からもSOGI理解の増進と差別禁止をすべき立法事実が明確に存在するにもかかわらず、2017年7月現在、いまだ国は法制定が実現できていない。全国の地方自治体が独自に条例を作ることでむしろ国の機運を高める役割を果たしているのが現状である。
 
  本市は約10年前からSOGIに関する課題とその解決に向けて、当事者との意見交換会を毎年開催し、市民や学校現場や市職員などあらゆる人々への理解増進と具体的な課題の解決に取り組んできた。まさに本課題において本市は先進自治体として全国を牽引する役割を果たしてきた。

  しかし、その施策展開の根拠となる明確な条例は無く、当事者、議員及び市担当職員の熱意によって様々な取り組みは支えられてきた。ここで本市は明確に条例を制定して施策展開の根拠とするとともに、基本理念を明確化した条例によって当事者及び市民に対して課題解決に向けた決意を強く打ち出すべきである。

第4に、『SOGIを理由とした差別禁止と様々な課題を解決する為の条例』です。

(仮称)性的指向または性自認の多様性を理由とする差別の禁止と課題解決を実施する条例の制定
  上記の条例は『基本条例』であり、SOGIに関する本市の基本的な理念を定めるものである。

  一方、本条例では「具体的な課題とその解決を実施する為」の審議会の設置、当事者の声を中心とした課題の調査、行動計画の策定、行動計画に基づいた施策の実施、その実施にあたる財源措置の必要性、市議会への毎年の取り組み状況の報告、及びPDCAサイクルに基づいて行動計画を見直していくことを明記することを想定している。

以上の4本です。

フジノはこのどれに対しても、条例が無くてもできる様々な提案を市議会で繰り返してきました。

そして、一定の成果をあげているものもあります。

しかし、いずれフジノも引退するでしょう。

フジノと同じ想いをもって、課題解決の為に頑張ってくれている部課長や市職員の方々も多くが定年退職を迎えて代替わりしていきました。

政策がフジノに結びついてしまっている、あるいは政策がその時々の熱意ある職員によって実施されている、それはとても不安定なことです。

やはり、行政は自らが動く根拠となる条例があってこそ、その仕事を永続的に実施していくことができるものなのです。

そこで今回、フジノが想いを込めて取り組んできた分野の中から特にこの4つを提案しました。

今後、提案が通るか否かは全く分かりません。

それでもこのような提案の機会を設けている今の横須賀市議会の在り方をフジノは誇りに感じています。

14年前、初当選した時の横須賀市議会は無所属のいち議員に提案そのものをさせてくれませんでしたから。大きく変わったのです。

次回の『政策検討会議』は9月7日(木)13時からです。



横浜市民のみなさまにお願いです。ぜひ投票に足をお運び下さい!/カジノはいらない。中学校給食を実現!伊藤ひろたか横浜市長候補にぜひ投票を!

この1ヶ月、フジノは「横浜市長選挙」に全力を尽くしてきました

フジノはこの約1ヶ月間、横浜市長選挙にずっとかかりきりでした。

カジノを絶対に作らせたくない。

その一心で、旧知の伊藤ひろたか横浜市長候補を応援してきました。

駅前での街頭演説にたびたび行き、チラシを配りました。

横浜駅西口でもチラシを配りまくりました

横浜駅西口でもチラシを配りまくりました


勝手連のみなさまと一緒に『カジノいる?いらない?シール投票』もやりました。

「カジノいる?いらない?シール投票」にも全力で取り組みました

「カジノいる?いらない?シール投票」にも全力で取り組みました


さらに、自分の選挙では過去に1度もしたことが無い『電話での投票依頼』を何百件とかけました。

横浜に暮らしている友人・知人に伊藤ひろたか横浜市長候補を紹介して投票を呼びかけるだけでなく、友人・知人にさらにお願いしてたくさんの(僕には全く面識のない)人々を紹介してもらいました。

あらかじめ友人・知人から「フジノという横須賀の市議会議員から電話がいくから、話だけは聴いてあげて」と連絡はいっているものの、全く縁もゆかりもない方々にフジノが電話をかけるのはなかなか大変でした。

大学時代にアルバイトで、名簿を見ながら電話で営業をかけるという体験があったので、初めてではありません。

けれども、選挙の為に見ず知らずの方々に毎日空き時間を見つけてはひたすら電話をかけるというのは本当に大変でした。

みなさまがご存知のとおり、フジノの最大の武器は街頭演説です。

また、街頭でのチラシ配りです。

けれども、横須賀から横浜まで毎日向かう訳には行きません。

そこで、選挙がスタートしてからは毎日ひたすら電話かけを続けて、その結果、1日30人はノルマにしていたので300人を超える方にお電話をしたことになります。

いきなりフジノから電話をかけられてお困りだったでしょう、本当にごめんなさい。

でもお話しを聴いて下さったみなさま、本当にありがとうございます。

そしてわざわざ「期日前投票に行ったよ」とご連絡をくださった方々には感謝しても感謝してもしきれません。心から感謝を申し上げます。

フジノにとって、この横浜市長選挙はとなりまちの選挙ではありませんでした。フジノ自身の選挙でした。

カジノを作らせない。

横須賀市議会で市長に一般質問で「横浜市長にカジノ誘致をおやめになるよう進言すべきだ」と提案したように、カジノを絶対に作らせないことはフジノの政治信念です。

質疑をした当時は、国会審議でカジノ関係の法律が通過したせいもあって反対の空気は全くありませんでした。フジノは孤立無援でした。

けれども、伊藤ひろたか横浜市議会議員が立候補を決めて、カジノ反対を公約として打って出てくれました。

この機会はフジノにとって、天からの一本の蜘蛛の糸のようなものでした。

絶対にカジノを作らせない。

全てはフジノが政治家である理由、自殺の犠牲者を無くしたい、その一点に尽きます。

カジノは自殺を生み出します。

横浜だけではない。どこに作ってもいけない。



選挙最終日の今夜、伊藤ひろたか候補の演説を動画で生中継しました

ついに今夜が横浜市長選挙の最終日でした。

最後の選挙演説をする伊藤ひろたか横浜市長候補

最後の選挙演説をする伊藤ひろたか横浜市長候補


もう電話かけをするリストも尽きました。

そこで最後の夜は、伊藤ひろたか候補のそばでインターネットで生中継をさせていただきました。

豪雨の中、ずぶ濡れになりながらインターネット配信をしました

豪雨の中、ずぶ濡れになりながらインターネット配信をしました


一人でも多くの全国のみなさまに、この横浜での闘いを知ってほしかったからです。

真山勇一参議院議員と伊藤ひろたか横浜市長候補を撮影するフジノ

真山勇一参議院議員と伊藤ひろたか横浜市長候補を撮影するフジノ


その様子を録画でもご紹介します。

最後の最後に行なった演説はとても素晴らしかったです。

どうかお願いですから、ご覧下さい。




全国のみなさま、明日が投票日です。横浜市民のおしりあいやご友人やご家族に、投票に足を運んで下さるようお願いしてくださいませんか。

横浜市民のみなさま、あなたの一票が必ず横浜を変えます。良い方向に変えるのです。

どうか、お願いです。投票に足を運んでくださいませんか。

この先の未来が決まるのが今回の横浜市長選挙です。

あなたのまちのこどもたちは、中学校に入ると給食がありません。給食が無いまちは全国の政令指定都市では横浜だけです。

こどもたちはとても大きな不利益を受けています。こどもたちを守る為に、中学校給食導入を訴えている伊藤ひろたか候補に一票を投じて下さいませんか。

あなたのまちの美しい港が今、壊されようとしてます。カジノを作る計画があなたの知らないうちにかなり進んでいます。

どうかあなたの一票でカジノを止めて下さい。カジノ反対を訴える伊藤ひろたか候補にあなたの一票を投じて下さいませんか。

明日、横浜が変わります。

変えるのは、あなたです。

あなた自身の為に、あなたのこどもたちの為に、あなたのまちの未来の為に。

どうか投票へ足をお運び下さい。心からお願い致します。



上地市長が議会答弁デビュー!前市長と真逆の、丁寧かつ血の通った答弁に改めて「市長交代で民主主義が復活するぞ!」と感じました/2017年7月臨時議会(その1)

上地市長、市議会での答弁デビューでした!

本日、本会議(7月臨時議会)が開かれました。

本日は「議会運営委員会」「本会議」「総務常任委員会」が開かれました

本日は「議会運営委員会」「本会議」「総務常任委員会」が開かれました


すでにお知らせしたとおり、今日のテーマは大きく3つでした。

このうち、副市長2名と教育長の人事の議案に対して、大村洋子議員(共産党)が質疑を行ないました。

つまり、この答弁が上地市長による『本会議での初答弁』になりました。

答弁デビューを果たした上地克明市長

答弁デビューを果たした上地克明市長


フジノは選挙を応援した立場ということを抜きにして、上地市長の答弁をお聴きして「本当に良かった」と感じてなりませんでした。

とにかく前市長は、議会質疑を『軽視』していました。

質問にまともに答えないのはいつものことで、しばしば虚偽答弁もありました。

そもそも『議会制民主主義』とは、選挙によって選ばれた市議会議員が『市民のみなさまのかわりに質問に立つ』のです。

市長がまともに答えず、嘘の答弁を繰り返すのでは、『議会制民主主義』が成立しません。市民のみなさまに常に不誠実で嘘をついているのと同じです。

ある答弁がいちいち事実なのか嘘なのかいつも信頼できず、真偽を確かめる為に新たな調査をしなければならず、無為に時間も浪費しました。

いくつもそんな答弁が続くので、もはや前市長の全ての答弁への信頼性が失われていきました。

この数年間は、毎回全力で質問を作り、必死に答弁に対して食い下がりながらも、

「ああ、横須賀の議会制民主主義は全く成立していない」

と、前市長時代にフジノはいつも虚しく感じていました。

前市長の在り方で最も間違っていたのは『答弁する相手』によって対応を変え、その『いいかげんな対応のひどさが増すこと』です。

特に、フジノ、青木哲正議員、共産党3名らに対しては露骨に答弁スタイルを変え、感情的になったり、いいかげんな答弁を繰り返しました。

短すぎる答弁、質問の趣旨とは全く異なる答弁など、ひどいパターンがいくつもありました(ぜひ過去の議事録をご覧下さい)。

「いじめを無くそう」とか「差別を無くそう」と市職員のみなさんがいくらがんばっても、行政トップが相手によって対応を変える訳です。まさに『いじめ』や『差別』の構造そのものです。

大人として本当に情けなかったです。

しかし今回、上地市長は大村洋子議員の質問内容に対して、丁寧に、時に原稿を無視して自らの言葉でアドリブでもっと分かりやすく語りかけるなど分かりやすく答弁をしていました。

時に用意された原稿を放り投げて、自らの言葉で分かりやすく語った上地市長

時に用意された原稿を放り投げて、自らの言葉で分かりやすく語った上地市長


まさに、キャッチボールが完全に成立していました。フジノはそれを聴きながら、

「やっと横須賀市議会に当たり前の議会制民主主義が戻ってきた」

と思いました。

市議会議員時代に最も政策通であった上地市長ですから、相手にとって不足はありません。

これからフジノも上地市長と議論を交わしていくのが楽しみでなりません。

『横須賀復活』に向けた建設的な提案をフジノはこれまでも行なってきました。しかしこれまではいいかげんな答弁しか返ってきませんでした。

けれども、もう違います。

今まで以上に良い提案をしていきたいとワクワクしています。

さあ、横須賀復活に向けて、みんなで仕事をしていこう!

議案は全て可決されました。

新しい教育長については、少し長いご説明が必要になります(制度そのものが変わりました)。

改めて、後日記したいと思います。

(続く)