廣江研さん(社会福祉法人こうほうえん理事長)のサービスの質の向上にかける凄まじい想い/地域包括ケアの事業マネジメントを考える(最終回)

「地域包括ケアの事業マネジメントを考える」最終回

今日は、東京・青山の『国際医療福祉大学大学院』へ向かいました。

大学院にて

大学院にて


15回にわたる『地域包括ケアの事業マネジメントを考える』中村秀一教授堀田聰子教授)も、早いもので最終回となりました。

フジノはこの数年間、地域包括ケアについてかなり学んできました。

それでも今回の講義シリーズを聴講して

「横須賀での地域包括ケアの実現の為に、学ぶべきことはまだまだ終わりがない」

と改めて感じさせられました。横須賀の取り組みに全国の好事例をどんどん持ち帰るのがフジノの仕事です。

今夜も素晴らしい実践を学びました。

「こうほうえんにおける地域包括ケアの取り組み」

「こうほうえんにおける地域包括ケアの取り組み」


今夜の講師は、『社会福祉法人こうほうえん』の理事長である廣江研さんです。



「社会福祉法人の経営の質」を徹底的に高めてきた廣江研さん

廣江研さんは、鳥取と東京で福祉事業を営む社会福祉法人の理事長です。

鳥取と東京で様々な事業展開をする「こうほうえん」

鳥取と東京で様々な事業展開をする「こうほうえん」


2000人規模の大きな社会福祉法人です。

こうほうえんの事業概要

こうほうえんの事業概要


こどもから高齢の方まで全ての人々を対象に、生まれてから保育〜看取りまで行なうその取り組みは、『地域』からも『社会福祉業界』からも高い評価を受けています。

サービス対象は、こどもから高齢者まで全ての人々

サービス対象は、こどもから高齢者まで全ての人々


しかし、廣江さんの取り組みへの評価はそれだけにとどまりません。

むしろ、経済産業省や『公益財団法人日本生産性本部』などの経済界からも高く評価されていることに特色があります。

何故ならば、徹底して『介護サービスの質』を高める為に絶え間なき組織改革を続けてきたからです。

徹底した経営品質向上への取り組み

徹底した経営品質向上への取り組み


ここまで徹底した例をフジノは他に知りません。

経営品質向上活動

経営品質向上活動


2001年9月、福祉業界初となる法人全体での『ISO9001』を取得しておられるように、経営の観点を全面的に導入した法人経営を行なっている姿勢が高く評価されているのです。

2010年には、『サービス産業生産性協議会』から『ハイ・サービス日本300選』に選ばれました。

第9回の受賞対象として『介護・福祉の領域』で選ばれたのですが、この『300選』で社会福祉法人が受賞したのは『こうほうえん』が初めてでした。

2013年には経済産業省から全国の社会福祉法人で唯一『おもてなし企業経営選』に選ばれました。

2014年度の「日本経営品質賞」受賞組織決定のプレスリリース

2014年度の「日本経営品質賞」受賞組織決定のプレスリリース


2014年度には『日本経営品質賞』を受賞しました。

ここで絶対に誤解していただきたくないのは、経営改革・組織改革というと単なる効率性重視や利益重視に受け止められてしまいがちですが、『こうほうえん』は全く違います。

常に『介護の質』を高める為に、組織全体としてとにかくひたすら改革を続けてきた、そのことが『こうほうえん』の最大の特徴だと評価されています。

  • おむつゼロ
  • 身体拘束ゼロ

などは、15年近い実践の積み重ねがあります。

フジノの父は植物状態だったこともあり、12年間の闘病生活中は常におむつを着用していました。そうした現実と比べると、『こうほうえん』のすごさは身にしみて分かります。

身体拘束廃止を宣言し、ゼロを実現し続けている

身体拘束廃止を宣言し、ゼロを実現し続けている


また、フジノがこれまでたくさん見学してきた特別養護老人ホームや介護老人保健施設などと『こうほうえん』が違うところは、『職員の方々が小走りにならない』という点が象徴的かもしれません。

これは、なかなかできないことです。

廣江研理事長による講義

廣江研理事長による講義


2000人規模の法人ですが、『こうほうえん』は『人財』こそ命と捉えて、離職も極めて低く、イノベーションも常に起こっている様子が感じられました。

売上の1%を常に人材への投資に充てている、これはすごい!

売上の1%を常に人材への投資に充てている、これはすごい!


ただ、講義では1時間半しかありませんのでエッセンスしか分かりませんでした。

フジノは介護人材・福祉人材・医療人材の不足(離職)に常に答えを求め続けてきました。

「人材不足なんて『こうほうえん』では起こさないし起こらない」とおっしゃる、廣江理事長の経験に裏付けられた自信たっぷりの語り口をもっと学びたいと思いました。

『こうほうえん』に2年以上かけて取材した井上邦彦さん(ライター)のルポが出版されているので、後日必ず読むことに決めました。

(*後日追記:購入してすぐに読み終えました。『こうほうえん』の取り組みがさらによく理解できました。本当におすすめです)





こうして、半年間の講義が終わりました。

今回は単に『地域包括ケア』の成功事例にとどまらず、事業マネジメントに革新的な取り組みを行なっている法人・地域の事例をたくさん学ばせて頂きました。

ここでの学びはは、必ず横須賀の地域包括ケアの実現に向けて活かしていきます。

中村先生、堀田先生、半年間ありがとうございました。



「Share金沢」はじめ「社会福祉法人佛子園」の取り組みは単に「日本版CCRC」の枠組みにおさまらない素晴らしい地域づくりでした/地域包括ケアの事業マネジメントを考える

ぎっくり腰発症後、初めて大学院の聴講へ

今夜は、ぎっくり腰を患って以来、初めての大学院での聴講でした。

案の定、帰宅ラッシュでぎゅうぎゅう詰めの東京メトロ銀座線(朝には火災騒ぎがありました)に苦しめられました。

「パニック発作が出るんじゃないか」という予期不安に加えて、「横須賀から遠く離れたこんな場所でぎっくり腰が起こって動けなくなったらどうしよう」という恐怖にさいなまれて、とても苦しかったです。

国際医療福祉大学院にて

国際医療福祉大学院にて


2回ほど途中下車して、なんとかたどりつくことができました。

これを見越して1時間半以上早く出発していたので、講義開始にはなんとか間に合うことができました。



後期は「地域包括ケアの事業マネジメントを考える」を受講しています

さて、2015年度後期に受講したのは、中村秀一先生堀田聰子教授による

『地域包括ケアの事業マネジメントを考える』

です。

地域包括ケアの事業マネジメントを考える

国際医療福祉総合研究所 所長 中村 秀一
医療福祉学分野 教授 堀田 聰子

地域包括ケアシステムを構築していくために求められることは何か。

地域包括ケアシステムの5つの構成要素(住まい、生活支援・福祉、保健・予防、介護・リハビリテーション、医療・看護)を踏まえ、安心して暮らし続けられる地域を支える事業展開とそのマネジメントのあり方について、事業経営責任者をお招きして考えます。

講師の人選に当たっては、地域性、法人主体、事業種、事業規模の観点からのバランスを配慮したので、多様なアプローチを学ぶことができます。

中村先生は「後期の講義は、堀田聰子教授に人選をメインにしていただいた」とおっしゃっていました。

実際、すさまじいメンバーが講師として勢揃いしました。

この聴講料(15回の講義で3万4000円)でこれだけのすごい方々に出会い講義を受けられるのですから、「破格」と言っていいと感じています。

講義名 講師
地域を面で経年的に支える仕組みづくり〜小規模事業所でもできる地域リハビリテーションの実践と可能性 一般社団法人りぷらす
代表理事 橋本 大吾
生きづらさを支える 地域での生活・居住支援~ふるさとの会の実践報告 特定非営利活動法人自立支援センター ふるさとの会
代表理事 佐久間 裕章
在宅医療・在宅介護・生活支援の統合ケアマネジメント~社内資源の水平統合とリーダーシップ 株式会社やさしい手代表取締役社長 香取 幹
ソーシャルキャピタルシェアモデル~まちづくりとしての地域包括ケア ささえるグループ
代表 村上 智彦
福祉で描く地方創生 社会福祉法人佛子園
理事長 雄谷 良成
「富山型デイサービス」の日々 特定非営利活動法人このゆびと~まれ
理事長 惣万 佳代子
過疎地における安心して暮らし続けられる地域共生型事業の展開 社会福祉法人ゆうゆう
理事長 大原 裕介
「地域密着型サービスが高齢者だけ見ているならサギ!」~「藤沢型」事業と地域マネジメント 株式会社あおいけあ
代表取締役社長 加藤 忠相
介護拠点の地域展開と地域包括ケア 地域密着型総合ケアセンターきたおおじ
「リガーレ暮らしの架け橋」代表 山田 尋志
地域に根づいた社会福祉法人天竜厚生会の取り組み~地域包括ケアシステムの構築に向けての実践事例 社会福祉法人天竜厚生会
理事長 山本 たつ子
地域包括ケアに貢献する医療介護事業 ~尊厳の保障と自立支援へ向けて 医療法人博愛会・医療法人和香会 理事長 江澤 和彦
地方都市でCCRCを中心に農業・教育を通じた街づくりに挑む 公益財団法人星総合病院
理事長 星 北斗
「地域とともに生きる」を支援 特定非営利活動法人たんがく
理事長 樋口 千惠子
目指すべき地域像 助け合いの仕組みをどう定着させるか~新総合事業と生活支援体制整備事業の視点から 公益財団法人さわやか福祉財団 理事長 清水 肇子
こうほうえんにおける地域包括ケアの取組み 社会福祉法人こうほうえん
理事長 廣江 研

すでに9月29日に開講しています。

けれどもフジノは9月議会とぎっくり腰の発症で4コマも続けて欠席してしまいました(もったいない!)。

欠席した学生向けにはWEBで『録画中継』を観ることができますので、もちろん全ての講義は観ています。

でも、やはり『その場で実際に質疑を交わせる』ことはとても大きいです。時間の許す限り、必ず出席するようにしています。



社会福祉法人佛子園理事長・雄谷良成さんは本当にすごい実践家でした

今夜の講師は、『社会福祉法人佛子園』理事長の雄谷良成さんです。

『佛子園』の取り組みが評価されてきたのは今に始まったことではありません。

しかし昨年から今年にかけては、もはや『圧倒的』としか表現できないくらい、全国からすさまじく注目されています。

雄谷良成さん

雄谷良成さん


『まち・ひと・しごと創生本部』の会議の1つである『日本版CCRC構想有識者会議』においても、日本におけるCCRCの代表的な動きの筆頭に挙げられました。

「日本版CCRC構想有識者会議(第1回)」配布資料2・日本版CCRC構想を巡る状況より

「日本版CCRC構想有識者会議(第1回)」配布資料2・日本版CCRC構想を巡る状況より


特に、『Share金沢』を視察・見学に訪れる人々の数はすさまじく昨年は年間20万人、今年はこのままのペースでいくと40万人にのぼるとのこと。

同資料より

同資料より


政治家では、地方創生担当である平将明副大臣(2015年8月22日)はもちろんのこと、安倍総理(2015年4月11日)までもが視察に訪れました(民主党の岡田克也代表も8月23日に視察に訪れています)。

今夜の講義の内容も、フジノがあえて記すまでもありません。

インターネットを検索すれば、社会福祉法人佛子園のあらゆる取り組みを紹介するすさまじい数の記事が掲載されています。

例えば、内閣府の制作した政府インターネットTVでも大きく取り上げられていますので、ぜひご覧下さい。

参考に、いくつかリンクを紹介します。

こちらこちらをご覧下さい。

フジノはパニック障がいがあるので現地を訪れることはできません。

けれどもすでにここまで情報発信があらゆる媒体でなされていて、さらには今夜の講義で生の雄谷理事長のお話もお聴きすることができました。

佛子園の素晴らしい実践をしっかりと吸収して、横須賀の為に活かせるようにしたいです。



後日追記(12月9日)

横須賀市はここ数年間の人口流出が激しく、全国ワースト1〜2位の多さとなっています。

その横須賀市から『Share金沢』に移住された方のことが、毎日新聞2015年12月9日の記事で報じられていました。

以下に、一部を引用させていただきます。

くらしをひらく 高齢者、地方移住
金沢の民間施設、73歳「理想通り」 仕事・交流・趣味の畑

政府が進めようとしている『日本版CCRC』は、既に民間での取り組みが始まっている。

約2年前に社会福祉法人がオープンさせた『シェア金沢』(金沢市若松町)は成功例の一つとされ、全国の市町村や民間事業者の視察が相次いでいる。

シェア金沢の主な施設

「シェア金沢」の主な施設


『シェア金沢』の『移住生活』を見て、課題を探った。

共同売店で働く鈴木さんは「予定が空いているときは手伝っています」と話す=金沢市で

共同売店で働く鈴木さんは「予定が空いているときは手伝っています」と話す=金沢市で


「いらっしゃい。今日はカップめんは買って行かないのかい」

11月下旬、『シェア金沢』の共同売店で鈴木総七郎さん(73)は客の男性に声をかけた。慣れた手つきで日用雑貨を売っている。

鈴木さんは『シェア金沢』の住人、買い物に来た男性も敷地内の障害者施設で働いている。男性は「ここらへんで鈴木さんのことを知らない人はいないよ」と話す。

約3.5ヘクタールの敷地内には約30の建物が並ぶ。

移住高齢者が住むのは、見守りサービスの付いた『サービス付き高齢者向け住宅』(サ高住)。1〜2階建てで6棟(計32戸)あり、60〜90歳代の約40人が入居し、半数が首都圏や近畿圏などからの県外出身者だ。

それぞれの棟に担当職員がおり、毎日朝夕の2回、安否確認を行う。残り1戸には6世帯の申し込みがある。

敷地内には学生や障害児らが暮らす住宅もある。

鈴木さんら住人が共同出資した売店のほか、入浴施設やレストラン、グラウンドも併設され、多世代が暮らす一つの「街」だ。

日常的に顔を合わせるだけでなく、地元住民が経営する店舗や、時には学生のライブなどで自然に交流が生まれる。

『シェア金沢』の施設長は「移住高齢者だけで閉ざされていないことが移住者、地域双方にとって満足度を高めているのではないか」と話す。

神奈川県横須賀市出身の鈴木さんが入居したのは今年4月。

60歳で定年を迎えた後、市内で暮らしていたが昨年春に妻に先立たれた。

子どもに負担をかけたくないが、まだ健康だったため、介護施設ではなくサ高住を探した。

「厚生年金でやりくりできる」「都市部が近い」「地域住民との交流がある」などの条件で探し、『シェア金沢』に決めた。金沢は旅行で訪れたことがあるだけだった。

鈴木さんは月額12万円の約42平方メートルの1LDKに住む。朝7時に起床し、夜10時に就寝。週に1〜2日は共同売店で働く。障害のある子どもたちと交流するうちに介護にも関心を持ち、週に4日ほどは敷地内で介護士としても働く。

空いた時間は敷地内の畑でタマネギやサツマイモなどを育てる。鈴木さんは「自分の思い通りの生活をしているのが介護予防にもつながっている。自由にやりたいことがある人には向いている」と満足げだ。

入居者のうち7人が要介護・支援の認定を受けているが、敷地内には訪問介護ステーションがあり、介護サービスを受けられる。高齢者デイサービスでは血圧や脈の測定といった健康管理のほか、体操や陶芸、料理教室などの日替わり講座なども用意されている。

介護士の中村雅美さん(40)は「新たに介護が必要になった人も、以前から顔を合わせる機会が多いので親しみやすい」と話す。

(以下、省略)

【阿部亮介】



一読して

「ああ、鈴木さんは暮らしづらい横須賀市にムリに住み続けるよりも、『Share金沢』に早めの住み替えをして大正解でしたね!」

と感じました。

社会保障・社会福祉をメインの政策とする政治家として、「『早めの住みかえ』は良いことだ」とフジノは考えています(市議会でもその必要性を訴えてきました)

横須賀市も横須賀市議会も人口流出を問題視していますが、フジノの立場は違います。

この横須賀市という『行政区分』に、人をムリに引き止めることは不可能です。

人には生存本能がありますし幸福追求権がありますから、住みづらいまちにムリに住み続けさせようなんていう政治・行政の発想自体がおこがましいし、おかしいです。

政治家としてフジノは、市民のみなさまがお元気で長生きして下さるならば、暮らしやすく自己実現ができる他の地域や『Share金沢』のようなエリアに引っ越すことには大賛成です。

横須賀を離れた鈴木さんがいつまでも健康でお元気に暮らしていかれることを願ってやみません。

大切なことは、『ご自分の意思』で決めた『早めの住み替え』です。

例えば、80代後半になって要介護度があがってから特別養護老人ホームに入所させられる、なんていうのは『早めの住み替え』とは対極のものです。

そして、政府が進めている東京一極集中を解消する手段としての『高齢者の地方移住』も違います。

それでは『単なる引っ越し』です。

あくまでも『Share金沢』のように、赤ちゃん・こども・青少年・大人・高齢の方まで気軽に集まっているコミュニティで毎日つながりを感じて暮らせる、そういうところならば『早めの住み替え』が良い形で機能します。



データヘルス計画の日本での第一人者・今井博久先生のお話を伺いました/Health Care Inovation21研究会

とりいそぎ、画像だけでごめんなさい。

会場のプラザ神明にて

会場のプラザ神明にて

講師の今井博久先生

講師の今井博久先生

「データヘルス計画におけるKDBの利活用」

「データヘルス計画におけるKDBの利活用」

熱く語る今井先生

熱く語る今井先生

成功するデータヘルス計画とは?

成功するデータヘルス計画とは?

最後に

最後に

ついに2015年度前期の最終回、中村秀一先生から修了証を頂きました!/地域包括ケアシステムの構築のために

2015年度最後の大学院聴講は「わが国の地域包括ケア実践のリーダー」のひとり、南眞司先生でした

今夜は、2015年度前期では最後の大学院へ向かいました。

中村秀一先生の『地域包括ケアシステムの構築のために』もついに最終回となりました。

国際医療福祉大学院の玄関前にて

国際医療福祉大学院の玄関前にて


今日の講師は、南眞司先生(前・南砺市民病院院長、社会福祉法人福寿会副理事長)です。

南眞司先生(実践家らしい、とても腑に落ちる分かりやすい講義でした)

南眞司先生(実践家らしい、とても腑に落ちる分かりやすい講義でした)


南先生の実践は素晴らしく、南砺市長からの信頼も大変に厚く、『南砺市政策参与』『南砺市地域包括・医療ケア局地域包括課・顧問』を引き受けておられる方です。

厳しかった南砺市の医療を立て直しただけでなく、地域包括ケアの実現に向けて全国のお手本にまで高めた方です。

こんなフジノの文章よりも、南先生がどんなすごい人なのかを報じているメディアはたくさんありますので、ぜひネットで検索なさって下さいね(例えば、こちらのブログ記事だけでもとてもわかり易いのでオススメです)。



「日本型ビュートゾルフ」を実現するのは南砺市だとフジノは考えています

けれども、フジノが南眞司先生に関心を持っている最大の理由は

「『Buurtzorg(ビュートゾルフ)』の日本モデルを実現するのが南先生をリーダーとする南砺市なのではないか」

と考えているからです。

全国の「地域包括ケアシステム」素晴らしき実践の1つ・南砺市の取り組み

全国の「地域包括ケアシステム」素晴らしき実践の1つ・南砺市の取り組み


先週の講師を務めて下さった堀田聡子先生とともに南先生はオランダを訪ね、現場を深く学び、今では南砺市でモデル事業をスタートさせておられます。

(こちらのサイトでは、南・堀田両先生らがオランダを訪れた際の報告書もPDFファイルでご覧いただけます)

福祉政策に携わるフジノにとっては、ゾクゾクするような尊敬するツーショット

福祉政策に携わるフジノにとっては、ゾクゾクするような尊敬するツーショット


今夜の講義では、実際スタートしている南砺市でのパイロット事業についてのお話はあまりありませんでした。

けれども大変に充実した講義で、横須賀もどんどん良い所を吸収していきたい、改めて強く思いました。

横須賀の在宅療養の取り組みは日本において高く評価されています。

けれども、地域包括ケアシステムが実現しているかというと、まだまだ発展途上にあります。もっともっと細かく細かく取り組まねばなりません。

南砺市は地理的に広く、山や谷があり、冬は雪が深く積もるという地理的に厳しい地域であるにもかかわらず、素晴らしい実践がなされているのです。

横須賀にも50の谷戸がありますが、必ず南砺市の取り組みから学ぶことがたくさんあるはずです。



中村秀一先生から「修了証」を頂きました

こうして約半年に及ぶ最前線の取り組みを学ぶ充実した(かつ凄まじく難しかった…まだ消化しきれていません)講義『地域包括ケアシステムの構築のために』が終わりました。

中村秀一先生とフジノ

中村秀一先生とフジノ


フジノは無事に『修了証』を頂くことができました。

頂いた修了証

頂いた修了証


とてもうれしかったです。

けれども、フジノの本当の仕事はここからです。

こんなに超一流の講師のみなさまの講義を受け続けることができたのは、市民のみなさまの税金である『政務活動費』による研修費からの支出です。

講義は終わりましたが、フジノには新たな始まりに過ぎません。

つまり、横須賀の2025年〜2050年問題を乗り越える為に、ここで学んだ全てを吸収してさらに徹底的にフジノが取り組むことこそスタートです。

ゴールは、短期(今この瞬間)・中期(2025年頃)・長期(2050年)とその全ての段階において、市民のみなさまの暮らしを守ることです。

これからも全力で学び、その成果をもとに横須賀の社会保障・社会福祉を守り続けていきます!



ついに「ビュートゾルフ」の伝道師・堀田聡子さん(国際医療福祉大学院教授)の講義を受けることができました!

ついに堀田聡子教授の講義を受けることができました!

今夜は、青山一丁目の国際医療福祉大学院へ聴講に向かいました。

国際医療福祉大学院の玄関にて

国際医療福祉大学院の玄関にて


講師は、この数年(今年に入ってからは特に!)まさに『時の人』である堀田聡子先生(国際医療福祉大学院教授)です。

講師の堀田聡子先生

講師の堀田聡子先生


堀田先生は、オランダのBuurtzorg(しばしば日本ではカタカナで『ビュートゾルフ』と記されます)を日本に紹介した伝道師として知られています。

持続可能な地域ケアに向けた移行:オランダの在宅ケア組織BUURTZORGを手がかりに

持続可能な地域ケアに向けた移行:オランダの在宅ケア組織BUURTZORGを手がかりに


単に海外の取り組みを日本に紹介する、というレベルではなく、堀田先生ご自身もBuurtzorgのメンバーでもあります。

多職種協働プライマリーケア重視のオランダのケア提供体制

多職種協働プライマリーケア重視のオランダのケア提供体制


堀田先生の講義を生で受けられることが、フジノが2015年度前期の講義シリーズ『地域包括ケアシステムの構築のために』を受講することを決めた大きな要因の1つでした。



世界的な共通課題である「人口構成と疾病構成の変化」に対応する地域包括ケアシステムの1つのお手本になるBuurtzorg

フジノがBuurtzorgに注目している理由は(やわらかく噛み砕いて書けなくてごめんなさい)

全世界の共通課題である『人口構成の変化』と『疾病構成の変化』に対応する為に、各国がそれぞれの地域包括ケアのシステムを作ろうと試行錯誤をしています。オランダで始まったBuurtzorgの取り組みは、その1つのお手本になりうるかもしれないからです。

Buurtzorgとは

Buurtzorgとは


ここまでフジノが関心を持っているならば、ブログでもわかりやすく説明すべきですよね…。

でも、これまで読んだ数冊の概説書と今夜の1時間半の講義だけでは、まだフジノはわかりやすく説明するほどにのみこめておりません。

Buurtzorgの玉ねぎモデル

Buurtzorgの玉ねぎモデル


そこで、もしも関心をもたれた方がおられたら、ぜひ2014年6月号の『訪問看護と介護 特集:Buurtzorgとの邂逅−何を学び、どう活かすのか』をご覧下さい。

「訪問看護と介護 2014年 6月号」特集:Buurtzorgとの邂逅−何を学び、どう活かすのか

「訪問看護と介護 2014年 6月号」特集:Buurtzorgとの邂逅−何を学び、どう活かすのか


ここに、堀田先生によるBuurtzorg入門とも言うべき内容が記されています。

フジノとしては、Buurtzorgを今すぐ横須賀にどうこうすることはできません。

けれども、実は今、日本でもBuurtzorgを実践するパイロット的取り組みがスタートしています!

地域包括ケアステーション実証開発プロジェクトが現在進行中です!

地域包括ケアステーション実証開発プロジェクトが現在進行中です!


フジノはこの動向を注目して追いかけ続けていきます。

そして、地域包括ケアを前に進める為に横須賀が取り入れられることがあれば、どんどん市議会で提案していきます。

いずれはこの実証開発プロジェクトをもとに、厚生労働省も新たな動きを見せてくれるのではないかとも期待しています。



大学院の講義「支援機器活用の最前線」が終わりました/半年間の学びは大きく視野を広げてくれました

2015年度前期の講義「支援機器活用の最前線」が最終回でした

夕方から東京・青山一丁目の国際医療福祉大学院へ向かいました。

国際医療福祉大学院の玄関にて

国際医療福祉大学院の玄関にて


一コマ目は『支援機器活用の最前線』です。

今夜の講師は、渡邉真一先生(横浜市リハビリテーション事業団)です。

今夜の講師・渡邊慎一先生

今夜の講師・渡邊慎一先生


4月14日からスタートした2015年度前期の講義『支援機器活用の最前線』の最終回となりました。

総括:支援機器の今後に向けて

総括:支援機器の今後に向けて


今夜の講義もとてもたくさんの学びがありました。



半年間の学びは、フジノの視野を大きく広げてくれました

この半年間をふりかえって、受講しようと決意した目的よりもさらに大きな成果が得られたことを感じました。

そもそもフジノは『支援機器』『福祉機器』の必要性は、実体験として祖父・父との暮らしの中で理解していたし、政治家として高齢者保健医療福祉に関わる中で実際にかいまみてきました。
 
けれども、今まで『支援機器』について体系的には学んだことがありませんでした。

また、世界中の最先端の動向を学ぶ機会もありませんでした。

それがこの半年間の講義のおかげでよく理解できました。

さらに、「大きく視野が広がった」ということを感じました。

まず『支援機器』を使うことで『認知機能』などが改善されるのは、当然のことです。それは単に第1段階に過ぎません。

それ以上に求められている本質的なことに改めて目を向けさせていただき、支援機器活用の必要性を改めて学ぶことができました。

5月「現場からの発信:ターミナルケアにおける支援機器」では講義の深さに涙が出ました

5月「現場からの発信:ターミナルケアにおける支援機器」では講義の深さに涙が出ました


生きることそのもの・最期の瞬間の迎え方そのものも『支援機器』の在り方ひとつで大きく変わることもよく分かりました。



地域包括ケア実現の為にも支援機器の活用は不可欠です

『地域包括ケア』を実現するには(例えば「ときどき入院、ほぼ在宅」のようなイメージです)、要介護度が上がっても安心して自宅で暮らせなければいけません。

また、ただ『自宅』に居るだけではダメです。

『病院』のかわりにただ『自宅』に居る、『施設』のかわりにただ『自宅』に居る、それではダメなのです。

人が人らしく居られる為には、他者との交流・地域との交流をはじめとする『社会参加』が可能でなければなりません。

そこで『支援機器』の存在が必要になるのだとつくづく感じました。

つまり、地域包括ケアを実現する為には、ひとりひとりの社会参加の機会を広げられる支援機器の存在が不可欠なのです。

すでに2015年の現在でも介護人材・福祉人材の確保が極めて厳しい現在で、2025年〜2050年にむけてさらなる人材不足が見込まれています。
 

パルロの実物と、実際に導入されている施設での映像を観て、その効果の高さに驚きました(5月の講義)

パルロの実物と、実際に導入されている施設での映像を観て、その効果の高さに驚きました(5月の講義)


そうした状況に対して、ロボットなどの新しい『支援機器』の存在はマンパワー不足に対応できる可能性があります。

また、介護人材・福祉人材のマンパワー不足だけでなく、ご家族の介護に対しての救いになる可能性もあります。例えば、すでに開発されている『支援機器』でも腰痛への対応や心身の苦痛をかなり軽減できます。つまり、介護疲れを軽減することにもつながります。

講義は夜なので、窓の外の景色はいつも夜景でした

講義は夜なので、窓の外の景色はいつも夜景でした


このように書いてくると良いことばかりに思えてきますが、決してそうではありません。

同時に、『支援機器』の導入にあたってのリスク管理の重要性も学びました。

6月の体験演習「福祉用具安全確認トレーニングと認知症安心支援トレーニング」より

6月の体験演習「福祉用具安全確認トレーニングと認知症安心支援トレーニング」より


あらゆる機会において言えることですが、導入にあたってひとりきりで判断することはリスクを過小評価してしまいます。

チェックシート

チェックシート


ここでも多職種連携でのチェックが大切だと感じました。

今回の講義の受講者はやはり現場の方々が多い印象でした。政治家で参加していたのはフジノだけ。

どの講義を受けるときもフジノは

「これを活用可能にする為にどうやって政策的に落としこんでいくべきなのか」

といつも考えながら講師のお話を伺っています。

実は、政策的にどのような支援機器への関わりができるか、現時点ではフジノには消化しきることができませんでした。

神奈川県といえば黒岩知事のリーダーシップでロボット特区などの取り組みが有名です。支援機器のさらなる発展につながる環境づくりが政策的に進められています。

では、横須賀市ではどうすれば良いのでしょう。

また、横須賀市に暮らす市民の方々の為に、ご家族(ケアラー)の為に、介護職員のみなさまの為に、フジノはどう政策に『支援機器』の活用を位置づけていくべきなのでしょうか。

そこがまだ見つけることができずにいます。

ただ、悲観はしていません。視野を広げてもらえた以上、さらに学び考えていけば良いのです。

人が人として生きていき、人生の最期を終えるその瞬間まで、その人の想いをサポートし続けられる地域包括ケアの実現に向けて、さらに努力をしていきたいです。



2060年の日本社会を見据えた社会保障・社会福祉政策に取り組む為に/第9回地域医療計画策定勉強会へ

今年も最先端の医療と介護の政策・実践を学びました

今日は東京・青山一丁目へ向かいました。

第9回地域医療計画策定勉強会・会場にて

第9回地域医療計画策定勉強会・会場にて


『HealthCare Innovation21 研究会』主催の『地域医療計画策定勉強会(第9回)』に参加しました。

昨年の取り組みに続いて、フジノは2回目の参加です。

厚生労働省医政局・佐々木昌弘室長

厚生労働省医政局・佐々木昌弘室長


今年の開催趣旨やプログラムは以下の通りです。

目的

自治体の医療介護福祉の将来構想(地域医療構想)を策定することが義務付けられ、この地域医療構想(ビジョン)に対する厚労省ガイドラインが2015年 3月31日に発表され自治体に交付されております。

自治体では、地域医療構想の実現の為の戦略策定の必要性があり、医療機関や介護施設では地域医療計画の方向性に合わせた経営戦略を実行していく必要性があります。

今回発表された厚労省ガイドラインで示されている地域医療構想区域の策定と未来推計、地域医療構想調整会議の運営方法など、具体的な地域医療計画策定に照準に当て勉強したいと思います。

必要とされている各種コーディネーター育成のための“未来医療塾”構想について検討したいと思います。

地域医療計画を担当する地方自治体の方、医療介護施設の経営者、医薬・医療材料製造販売企業、保険薬局、医療関連コンサルタントの方、また、地方自治体に対する支援ビジネスをお考えの企業の方々のご参加をお願いいたします。

プログラム

  1. 「地域医療構想ガイドラインと地域医療計画・医療介護連携について」
    厚生労働省 医政局地域医療計画課 医師確保等地域医療対策室長 兼 医政局地域医療計画課在宅医療推進室長 佐々木 昌弘氏

  2. 「2025年へのロードマップ~病床機能分化と地域連携」
    国際医療福祉大学大学院 教授 武藤 正樹氏

  3. 「日本の未来推計と地域医療計画について」
    一般社団法人 未来医療研究機構 代表理事 長谷川 敏彦氏

  4. 「地域医療計画を支援する未来医療塾について」
    株式会社MBI 代表取締役 成田 徹郎氏

  5. 「地域医療構想医療圏策定への500mメッシュデータの活用について」
    技研商事インターナショナル株式会社 営業本部副本部長 市川 史祥氏

医療政策を本格的に学び始めた頃は、そこで語られている内容の意味さえ分からなかったのが、今ではようやくついていかれるようになってきました。

さらに、こうした最先端の取り組みや国が進めている改革の方向性について、どれほど横須賀のようないち地方自治体にも大きな影響があるのかが理解できるようになってきました。

今後もこうした学びの機会に食らいついていって、横須賀のみなさまをはじめ、横須賀・三浦2次保健医療圏域のみなさんの暮らしを守る為に、しっかりと政治家として政策に活かしていきたいです。



また介護サービスがカットされる計画が夏までに作られる/全国の当事者・家族・福祉関係者は今から学んで闘いの準備をすべきです

市区町村議会の政治家たちは、国の動きをもっと追わねば意味が無い

社会保障制度が変わる時、市区町村に改正案が出た時はもう終わりです。

多くの市区町村議会では福祉に関心の強い議員たちがこうした議案に反対をしますが、そこで反対しても「もう遅い」のです。

国の法や制度が変わった後に市区町村議会で反対しても、大きな流れはもう決まった後(決定済)なのですから。

つまり、闘うべきタイミングは、国の審議の段階です。

市区町村議会に出された議案を読んでからいくら質疑をしたとしても後の祭りなのです。

国での闘いで決着をつけられなければ、もはやいち市区町村議会で反対しても現実を変えることはできません。

それでは市民のみなさまの暮らしを守ることはできません。

だから、いち市議会議員にすぎないフジノですが、社会保障に関する審議会は国も県も可能な限り全て追っています。

そうでなければ、無意味だからです。

そんな訳で、フジノはふだん『厚生労働省』の審議会の資料の大半は必死に読みこんでいます。

でも、率直に申し上げて『財務省』の資料には長年にわたって全く目を通さずにきました。

振り返れば、2005年、フジノが国の資料や審議会に深く関心を持つようになった『障害者自立支援法』の闘いの時からそうでした。

「『社会保障・社会福祉』=『厚生労働省の審議会』で決まる」

という『安直な考え方』になってしまったのです。

でも、違います。

ここ数年間の大学院で中村秀一先生のもとで学んだおかげで、フジノは自らの政策研究の仕方を変える必要が分かりました。

社会保障関係費の抑制策(要するにサービスカット)の多くは、むしろ『まず財務省が事務局となっている審議会で方向性が決まる』のです。

つまり、厚生労働省ではなく財務省の資料をもっと読み込む必要があるのです。



財政制度等審議会・財政制度分科会の資料を読みました

そのような訳で、フジノはここ数年は『財務省』の審議会資料が発表されるたびに目を通すようにしています。

例えば、4月27日に開催された『財政制度等審議会・財政制度分科会』の資料です。

財務省ホームページより

財務省ホームページより


残念ながらまだ財務省のホームページには『議事要旨』も『議事録』も掲載されていません。

2015年4月27日開催「財政制度分科会」配布資料より

2015年4月27日開催「財政制度分科会」配布資料より


けれども資料を読むだけでも分かります。

財務省の意向は、はっきりと明記されているからです。



「介護保険」がまたサービス低下へ進もうとしている

フジノが資料から拾った文章をご覧下さい。

財務省が示した論点

  • 社会保障制度改革は、国民皆保険を維持するため、団塊の世代が後期高齢者になりはじめる直前の2020(H32)年度までに受益と負担の均衡がとれた持続可能な制度構築することを目的として進める必要。


  •      

  • 社会保障関係費の伸びは、高齢化(人口構造の変化)に伴う伸びとその他の要因(医療の高度化等に伴う単価増等)に伴う伸びに分かれる。このうち、「高齢化に伴う伸び」はやむを得ない増だが、「その他要因に伴う伸び」に相当する部分は、社会保障以外の経費と同様、制度改革や効率化等に取り組むことにより、伸びを抑制していくことが必要。

  • 2020(H32)年に向けて、国民皆保険を維持するための制度改革に取組み、経済雇用情勢の好転やこれまでの改革等の効果、医療の効率化などの取組みの効果と相まって、今後5年間の社会保障関係費の伸びを、少なくとも高齢化による伸び相当の範囲内としていくことが必要

  • 夏の財政健全化計画においては、上記のような社会保障関係費の伸びに関する大きな考え方、改革・効率化等の柱とそれに沿ったメニューを盛り込み、その上で、年末に具体的な改革・効率化等の工程表を策定することとする必要。

*文章中、赤太文字にしたのはフジノです。

分かりづらい文章ですよね...。

つまり、『2020年度(あと5年以内)に向けて社会保障をさらにカットする為の新たな財政健全化計画』をこの夏に発表する、というのです。

そして、その具体的な中身は、この年末にスケジュールとともに示す、とのことです。

それでは具体的な中身として財務省が考えている内容はどのようなものか?

財政制度分科会(平成27年4月27日開催)資料より

財政制度分科会(平成27年4月27日開催)資料より


このような具体案が記されています。

  1. 国民皆保険を維持するための制度改革
    (1) 公的保険給付範囲の見直し
    (2) サービス単価の抑制
    (3) 負担能力に応じた公平な負担

  2. 医療の効率化
    (1) 医療提供体制の改革
    (2) 医療の無駄排除、予防の推進等

さらに細かい内容も資料では記されています。

そんな中で、フジノが今回最もショックだった資料がこちらです。

介護保険における軽度者に対する生活援助サービス等の在り方

介護保険における軽度者に対する生活援助サービス等の在り方


画像では文字が読むづらいので、改めて下に記します。

要介護者に対する訪問介護は「身体介護」と「生活援助」に分けられるが、要介護5では、生活援助のみの利用件数は全件数の5%未満であるのに対し、要介護1では、生活援助のみの利用件数が全件数の5割を超えている。

また、生活援助の内容は、掃除の占める割合が最も多く、次に一般的な調理・配膳が多い。

(※) 生活援助1回(45分以上)の利用で利用者負担(1割負担)は250円程度。

→ 軽度者に対する生活援助は、日常生活で通常負担する費用であり、原則自己負担(一部補助)の仕組みに切り替える必要。


→ また、2015(H27)年度から地域支援事業へ移行した予防給付(訪問介護・通所介護)についても同様の観点からの見直しを行う必要。

これらにより、事業者間の価格競争の促進と、サービスの効率化、産業の発展が図られる効果も期待できる。

*赤太文字にしたのはフジノです。

これを『分かりやすいフジノ訳』に直しますね。

要支援1・2の方々と要介護度1・2の方々を、財務省では『軽度者』と呼んでいます。

軽度者の方々にも大切な介護サービスとして『訪問介護』(ホームヘルパーのみなさんがして下さっているサービスです)があります。

ホームヘルパーのみなさまには、自宅の部屋などのお掃除や、毎日のごはんの調理などもしてもらっています(これを『生活援助』と呼びます)。

財務省は

「掃除や調理は誰だってやらねばならないものだから、わざわざ『介護保険』のお金を使うのはおかしい」

「『生活援助』に必要な費用は、一部だけ補助は出すけれど、基本的には全額自己負担にすべきだ」

と考えているのです。

このムチャクチャな理屈を正当化する為に、財務省ではいろいろなデータやグラフを使っています。

でも、そもそも要支援1・2でも要介護度1・2でも認知症の方はおられますし、ひとくくりに『軽度者』と決めつけることなんかできません。

ご自分では掃除も調理もできない人々がたくさんおり、『生活援助』は不可欠なサービスです。

さらに、身体が動かせる方々の場合、ホームヘルパーのみなさまと一緒に、身の回りの掃除やごはんを作ることは大きなリハビリ効果があります。

一緒に料理をしたり掃除をしたり身体を動かしていくことで、要支援の人は支援がいらなくなったり、要介護の人は要支援にリカバリーしていくのです。

それなのに、財務省はあくまでも財政だけの論理で必要なサービスをばっさりカットしようとしています。

もちろん、お金持ちならばサービスを全額自己負担(自腹)でも払えるからオッケーかもしれません。

けれども、ほとんどのご高齢の方々がそんな生活援助サービスを全額自己負担で支払える訳がありません。

結局、生活援助サービスを自己負担では払えない人が圧倒的多数で、掃除や調理ができない方々があふれることになります。

そして、要支援の人は要介護へ、要介護1・2の人は要介護3・4・5へと悪化してしまうのです。

こんな介護の基本さえ無視して、国の財政を見かけだけ立てなおそうとしているのは、政策として最悪です。

どうか、全国の市区町村議会の政治家のみなさま、介護が必要な当事者のみなさま、ご家族のみなさま、社会福祉に携わる全てのみなさま、一緒に学んで下さい。

そして、今から一緒に闘って下さい。

今日フジノは資料の一部しかご紹介しませんでした。

けれども介護保険のカットは他にもありますし、障がい福祉サービスのカットも生活保護のさらなるカットも明記されています。

闘うのは、今です。

夏が過ぎて財政健全化計画が出されてからでは遅いのです。

年末に具体的なスケジュールが出された時にはもはや時遅しなのです。

こんな財務省の財政制度等審議会が今まさに行われていることを知って下さい。

フジノは危機感でいっぱいです。

どうかこの危機感があなたとも共有できますように...。



選挙5日前だろうと休みません!/2015年度前期も大学院で福祉政策の最先端の動きを学びます

2015年度前期も福祉政策の動向を追い続けます

今日は、都内・青山一丁目の国際医療福祉大学院へ向かいました。

2014年度後期に続いて、2015年度前期も学びます。

国際医療福祉大学院前にて

国際医療福祉大学院前にて


講義は毎回本当に難しいです。

でも、半年間必死に食らいついて学ぶことで、フジノの考え方や政策がどんどん深まってきている自覚がハッキリあります。

さらに、これまでも『政策提言』にも大きく反映できましたし、実現した政策がいくつもあります。

政務活動費を使わせていただいており、全力で学びます!



講義「支援機器活用の最前線」

今期は2コマ受講します。

どちらもまさに最先端の議論ばかりなので置いていかれないように、毎回必死に学びたいです。

支援機器活用の最前線

支援機器活用の最前線


支援機器の活用は、神奈川県知事がロボット開発を熱心にすすめていることもありますが、福祉人材の確保が全くできていない現実を前にもっと真剣に注目しなければならないテーマです。

また、地域でのリハビリテーションは精神保健医療福祉の世界では昔から当たり前の考え方だったのですが、高齢者福祉の世界でもかなり進化してきたことを痛感しています。

そこで最新の動向を学ぶ為に受講しました。

講義名 講師
1 総論:支援機器概論 国立障害者リハビリテーションセンター研究所 顧問 諏訪 基
2 総論:介護ロボットの産業化と発展に向けて 株式会社日本政策投資銀行業務企画部 副調査役 植村 佳代
3 総論:2015年介護報酬改定と福祉用具・介護ロボット 厚生労働省振興課福祉用具・住宅改修指導官 東 祐二
4 支援機器開発・活用の最前線 大和ハウス工業株式会社 ユニ・チャームヒューマンケア株式会社
5 現場からの発信:施設でのコミュニケーションロボット導入事例 (開発)富士ソフト株式会社 (導入施設)株式会社ツクイ
6 現場からの発信:ターミナルケアにおける支援機器 一般財団法人とちぎメディカルセンター 在宅ホスピスとちの木
ホスピスマネージャー・看護師 片見 明美
7 現場からの発信:重度障害の人への機器利用 NPO法人 とちぎノーマライゼーション研究会理事 伊藤 勝規
8 体験演習:福祉用具安全確認トレーニングと認知症安心支援トレーニング 有限会社サテライト代表取締役 堤 道成
9 現場からの発信:ケアマネジャーから見た支援機器 前橋市地域包括支援センター西部主任ケアマネジャー 山田 圭子
10 最新事情:特区で行う最新機器の貸与 岡山市 医療政策推進課長 福井 貴弘
11 研究の最前線:認知症への機器 国立障害者リハビリテーションセンター研究所部長 井上 剛伸
12 海外事情:中国の支援機器 社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団 横浜市総合リハビリテーションセンター顧問 田中 理
13 総括:支援機器の今後に向けて 社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団 横浜市総合リハビリテーションセンター部長 渡邊 慎一




講義「地域包括ケアシステムの構築のために」

もう1コマは、定員100名の会場が満員で、開いている座席が見つからないほどでした。

地域包括ケアシステムの構築のために

地域包括ケアシステムの構築のために


15回の講義を統括している中村秀一先生もすごい方ですが、今回も充実しすぎるほどに充実している講師陣が揃っています。

タイトル 講師
1 医療・介護改革の流れと地域包括ケアシステムについて(国の政策) 厚生労働省 医療介護連携担当審議官 吉田 学
2 地域医療ビジョン、医療計画と介護保険事業計画 厚生労働省 医政局地域医療計画課課長 北波 孝
3 データの活用法 産業医科大学教授 松田 晋哉
4 地域包括ケア病棟 医療法人社団和楽仁芳珠記念病院 理事長 地域包括ケア病棟協会会長 仲井 培雄
5 都市部の取り組み 東京都世田谷区 副区長 秋山 由美子
6 住民参加のまちづくり 滋賀県東近江市総務部まちづくり協働課主幹 山口 美知子
7 在宅医療 医療法人アスムス理事長 太田 秀樹
8 訪問看護 一般社団法人 全国訪問看護事業協会理事長 伊藤 雅治
9 認知症対策 旭脳神経内科リハビリテーション病院院長 旭 俊臣
10 急性期・救急医療と地域包括ケア 東京医科大学教授 医療法人社団親樹会恵泉クリニック 院長 太田 祥一
11 地域包括ケアの理論 兵庫県立大学大学院経営研究科教授 筒井 孝子
12 生活支援サービス 社会福祉法人全国社会福祉協議会事務局長 渋谷 篤男
13 住まいと介護 日本社会事業大学教授 井上 由紀子
14 オランダの在宅ケア 国際医療福祉大学大学院教授 堀田 聰子
15 地方における取組み 南砺市(前南砺市市民病院院長)政策参与 南 眞司

この講義がどれくらいすさまじいのかは、医療・福祉業界の人々ならば分かりますよね?

立っているのが中村秀一先生、教壇は吉田審議官、そして最前列で調光しておられるのが大熊由紀子先生!

立っているのが中村秀一先生、教壇は吉田審議官、そして最前列で調光しておられるのが大熊由紀子先生!


そもそも、あの大熊由紀子先生(日本に「ねたきり老人」という言葉を発明したと言える方です)がこの講義をわざわざ最前列で聴講しておられるのですから…。

日本の最重要課題である「地域包括ケア」をあらゆる立場の講師から学べる講義です

日本の最重要課題である「地域包括ケア」をあらゆる立場の講師から学べる講義です


今日の講師は、厚生労働省の吉田学審議官でした。

吉田審議官は、地域包括ケアを実現する為に肝いりで新たに作られた『医療介護連携担当』の審議官です。

教室には、医療・介護の現場で働く方々をはじめ、経営者の立場の方、地方自治体で地域包括ケアを担当している課長クラスなど、気合いの入った生徒ばかり。

フジノも気合いが入ります。

今日は、知らない方から「あなたはいつも熱心に授業を聴いておられますね」と褒められました(嬉しい!)。

そりゃあ、もう泣きたくなるほど難しいので、必死に聴いています。

(1)授業で1回目の講義を受ける
(2)授業を録音しておいて帰りの電車で聴きながら帰る
(3)ウェブで1週間だけ録画中継を観られるので、改めて3回目を観る
(4)分からない事柄はあらゆる文献を取り寄せて調べまくる

ここまでやらなければ、国の最新の動向から地方で頑張っている最前線の取り組みまで、本当の意味では理解できないとフジノ自身は感じているのです。

ここまでやらなければ、2025年、そして2050年の日本社会を乗り越える政策を打ち出せないとフジノは感じているのです。

がんばります!



修了証を頂きました/大学院2014後期「社会保障政策の形成の最前線Ⅱ」「人はどう老い、死ぬべきか part3」の最終日でした

2014年度後期の大学院の聴講がついに「最終日」でした

今日は、市役所が9連休の間にたくさんの市民の方々から頂いたご相談を、『仕事初め』の市役所各部局と朝から連絡を取りまくりました(でも全く終わりませんでした)。

そして、夕方から大急ぎで都内・青山一丁目の国際医療福祉大学院に向かいました。

大学院の入り口にて

大学院の入り口にて


2014年度後期の講義を2コマ聴講してきたのですが、今夜で最終回です。

中村秀一先生による『社会保障政策の形成の最前線Ⅱ』高橋泰先生による『各界・各国に学ぼう「人はどう老い、どう死ぬべきか」part3(最新の医療福祉の動向Ⅱ)』です。

どちらも最先端の議論ばかりで、毎回ついていくのが本当にやっとでした。



「政治家フジノは死ぬまで学び続けねばならない」と本気で信じています

講義をまず大学院で受ける。それを録音しておいて、帰りの電車で改めて聴く。後日、録画された講義をウェブサイトでもう1度観る。

こうして1コマを3回くらい学んで、分からないことはとにかく調べまくって、理解できるように努力することで、何とか追いついていくのです。

働きながら学ぶということは、『体的』にはとても厳しくてつらいのですが、『心的』にはそのつらさの何十倍もの学びと得られることがあります。

半年間必死に食らいついて、学んできました。

その結果、フジノ自身の考え方は深まったという自覚もハッキリあります。

さらに、政策提言にも大きく反映できましたし、実現した政策もいくつもあります。

全ての政治家にあてはまる信念とか在るべき姿勢とか、そういうことにフジノは関心が全くありません。『他の政治家』に「ああせよこうせよ」と言うつもりもありません。

また、『政治学』にも全く関心がありません。大学も政治経済学部卒業の上に大学院でも政治学(地方自治行政)を専攻した吉田市長とは全く異なり、フジノは一般的な『政治学』を学んだこともありません。

フジノには、自分自身が信じる『政治家フジノの在るべき姿』『政治家フジノが実現すべき信念』しかありません。

その政治家フジノにとって、学ぶことは本当に大切なことです。

  1. 市民のみなさまのおひとりおひとりの『声』を聴くこと
  2. ひとつでも多くの『現場』に身を置くこと
  3. あらゆる『法律・制度』を徹底的に知ること


  4. これに加えて

  5. 最新の研究や学問の成果を『学ぶ』こと


  6. の4つを全て行なうが必要だと信じています。

この4つを全て徹底的に行なうことで、初めて実効性のある政策提言を議会の場でフジノは行えるのだと信じています。

特に、市役所や県庁の職員のみなさんをはじめ、国の官僚のみなさんに負けないくらいに学び続けることが大切だと本気で信じています。

しつこいのですが、これはあくまでも『フジノが自分自身に課したマイルール』です。



1回の講義で78ページの資料が配られるハードさ

そのように信じているフジノにとって、中村秀一教授の講義は毎回が勝負でした。

教壇に立つ中村秀一教授

教壇に立つ中村秀一教授


何故なら、今夜もわずか90分の講義の為に、中村教授は78ページもの資料を用意して、配布なさるのです。こうした中村先生の姿勢も『本気』ならば、政務活動費という大切な税金で学ぶ為に通わせてもらっているフジノだってめちゃくちゃ『本気』です。

最終回の講義

最終回の講義


今夜もとにかく必死で食らいついていきました。

講義の内容

講義の内容





無事に修了証をいただきました

こうした結果、なんとか後期の講義が全て終わりました。

全てを理解できた訳ではないので、日々時間を見つけては講義を録音したICレコーダーを聴きながら資料に目を通すことになるとは思います。

それでも、ホッとしました。

修了証を持つフジノと中村秀一教授

修了証を持つフジノと中村秀一教授


フジノはここでの学びの成果を、必ず政策提言に活かします。

講義「社会保障政策の形成の最前線Ⅱ」の修了証

講義「社会保障政策の形成の最前線Ⅱ」の修了証

講義「人はどう老い、どう死ぬべきか part3」修了証

講義「人はどう老い、どう死ぬべきか」修了証






中村秀一先生、高橋泰先生、ありがとうございました。

国際医療福祉大学院の事務局のみなさま、ありがとうございました。

そして、人生経験と臨床と現場の経験がフジノの何十倍も豊富なクラスメートのみなさま、いつも刺激をありがとうございました。



「医療保険改革をめぐって(高齢者医療)」厚生労働省保険局高齢者医療課長の藤原朋子さんの講義/「学ぶこと」以上に、フジノが毎週この大学院に通うことの「大きな意味」

大学院での聴講へ

本会議が終わった後、各部局との意見交換や新聞記者の方との意見交換をしました。

その後、急いで国際医療福祉大学院へ向かいました。

大学院の玄関にて

大学院の玄関にて


毎週月曜日の夜は、大学院で聴講(2コマ)しています。

社会保障政策を専門とする政治家として、フジノはこれまでの社会保障制度構築の歴史を深く学ぶとともに最新の情報や研究を学ばねばならないと考えています。

ひとつのまちの社会保障政策は、わが国全体の歴史や制度改革と直結しているからです。



高齢者医療の医療保険改革

まず1コマ目は、中村修一先生『社会保障の政策形成の最前線Ⅱ(保健医療福祉政策論Ⅱ)』です。

シラバスより「講義のテーマ」

前期に引き続き、社会保障の重要分野について、政策立案を担う行政の実務責任者及び関係機関の専門家を招き、各領域の現状と課題、改革の方向性について学ぶ。

特に、予防、疾病対策、医薬品、医療機器等医療をめぐる諸課題を取り上げた後、地域福祉、児童福祉を扱う。

また、終盤で検討が進行中の医療保険改革を取り上げる。

3週前の講義から、講義テーマ3行目の「終盤で検討が進行中の医療保険改革を取り上げる」に入りました。

厚生労働省保険局高齢者医療課長の藤原朋子さん(ゲスト講師)と中村秀一先生

厚生労働省保険局高齢者医療課長の藤原朋子さん(ゲスト講師)と中村秀一先生


厚生労働省保険局高齢者医療課長の藤原朋子さんをゲスト講師に、『医療保険改革をめぐって(高齢者医療)』を学びました。

今夜の講義「医療保険改革をめぐって(高齢者医療)」

今夜の講義「医療保険改革をめぐって(高齢者医療)」


高齢者医療をめぐる改革は、やらねばならないことばかりです。

日頃フジノは独学で必死に学んでいるのですが、藤原課長の講義をお聴きしてかなり理解が進んだように感じます。



この講義に参加することで「いち地方議員」以上の立場になれる

フジノがこの講義に参加することは大きな意味があるのです。

総選挙が行われましたが、社会保障制度改革はどの政権であろうが必ずやらなければなりません。

次期医療保険制度改革の論点(高齢者医療関連)

次期医療保険制度改革の論点(高齢者医療関連)


そしてその国による改革は、市区町村にも直撃します。

こうした改革から無関係でいられる市民の方は、誰もいません。

したがって政治家フジノは、国の政策をいち早く理解し、地方議員として地方政府の立場を国に対してあらゆるチャンネルを通して訴えていくのです。

しかし、『ふつうのいち地方議員』が、厚生労働省の幹部と意見交換をする機会はまずありません。

アポイントメントを取ってもかなり短い時間しか取れないでしょう。

けれども、この中村修一先生のもとをゲスト講師として訪れる厚生労働省の現役幹部のみなさんは、中村先生の部下・元部下の方々ばかりです。

講義の最後には、必ずディスカッションの時間があります。

そこでフジノは必ず発言することを自分に課しています。

地方議会で働いてきた中で、現在の制度に対してずっと疑問に感じてきたことや、今後の制度改革で変えてほしいと考えている制度など、発言を準備するのにかなりの時間を毎週費やしています。

そして実際に発言して、返事を頂き、さらに意見をぶつけます。

(つまり『毎週、国会の厚生労働委員会に出席して質疑をする権利』をもらっているような状態です)

この講義に参加することで、『ふつうのいち地方議員という立場』を超えて、かなり直接にフジノは現役厚生労働省幹部の方々に生の意見をぶつけることができるのです。

意見交換を通してフジノの名前を覚えて下さった課長もおられます。

講義を離れた場所(例えば国の審議会など)でも、フジノの顔を覚えていて下さって先方から声をかけて下さった課長もいらっしゃいます。



一生、社会保障政策を学び続けて、より良い在り方を目指していきます

2014年度後期の大学院の聴講(15回)もあと3回を残すのみとなりました。

学べば学ぶほどにもっともっと学ばねばならないことがあることが分かるようになり、講義のたびに、社会保障政策の奥の深さを痛感させられています。

今後フジノが政治家を続けようが続けまいが、社会保障政策はライフワークとして学び続けていくのだと思います。