「よこすか市議会だより」No.25を発行しました/フジノは「招集議会での緊急質問」や「通年議会では初の所管事務調査」が取り上げられました

年4回発行の「よこすか市議会だより」、最新号(25号)を本日発行しました

けさの新聞折り込みでご覧になった方々もおられるかもしれませんが、本日、『よこすか市議会だより』第25号を発行しました。

「よこすか市議会だより」No.25の表紙より

「よこすか市議会だより」No.25の表紙より


今回のトップ記事は、なんといっても『通年議会のスタート』です。

確かに市民のみなさまにとっては、毎日の暮らしに何か大きなインパクトを与えるテーマではありません。

けれども『通年議会』は、実は地方議会の世界では『議会改革』の一大テーマなのです。

これまで年4回(各1ヶ月程度)しか開催されていなかった横須賀市議会が、年中無休にチェンジしたのです!

という訳で、No.25の1面トップは『通年議会』でした。



掲載回数の制限でフジノの質問は載っていませんが、緊急質問などが取り上げられました

全ての本会議で一般質問をしても、『よこすか市議会だより』には議員ひとりあたり年2回までしか掲載されません。これは、年4回の発行であること、紙面に制限があること、などの理由からです。

という訳で、フジノは6月定例議会でも市長らへの一般質問を行ないましたが、記事としては載っていません。

けれども、招集議会でフジノが行なった緊急質問が取り上げられました。

招集議会でのフジノの「緊急質問」が取り上げられました

招集議会でのフジノの「緊急質問」が取り上げられました


ここ数日間の北朝鮮とアメリカとの激しいやりとりをメディアの報道などで読むにつけても、やはりこの緊急質問をして間違っていなかったと考えています。

北朝鮮が具体名をあげた地域に、今回は横須賀が挙げられていません。

しかし、ミサイルの標的が米軍基地となる可能性がある以上、住民の命と安全を守る責任がある地方自治体としては取りうる全ての対応を取ることが必要です。

前市長は全く取り組みを行なう意思がありませんでしたが、上地市長に市長が交代したこともあり、今後の取り組みを強く期待しています。

もう1つ、フジノが『通年議会』のしくみを活用して、緊急に教育福祉常任委員会(所管事務調査)の開催を委員長に請求したことも取り上げられました。

5月1日に『通年議会』の仕組みがスタートしたばかり。

5月12日にフジノが開催の請求をして、みなさまに同意していただき、日程調整の後に、5月22日に教育福祉常任委員会(所管事務調査)が実現しました。

このスピード感は、まさに横須賀市議会が新しい改革のステージに入ったことを実感させてくれました。

横須賀市議会の歴史に残る、大きな出来事だったと感じています。

通年議会となって初の所管事務調査を実施したことが取り上げられました

通年議会となって初の所管事務調査を実施したことが取り上げられました


結果的に、教育委員会事務局の隠蔽体質が明らかになった、重要な委員会となりました。

この開催を求めたことは、フジノとしては本当に大きな決断でした。

無所属、無会派のいち議員に過ぎず発言力は弱い立場である上に、ここ数年、問題提起をしてもなかなか共感してもらえてこなかった被曝の問題だったからです。

あらかじめダメだった時を想定して『文書質問』制度を使って質疑をするつもりでした。

それが急転直下、全議員に賛成して頂けたのです。実は、この結果には開催を請求したフジノ自身も驚きました。

この実現の立役者は、加藤まさみち委員長です。

加藤まさみち委員長がとても強く問題意識を共有して下さって、積極的に委員のみなさまにも働きかけて下さったのです(フジノには本当に感動でした!)。

まさに、委員長が加藤まさみち議員で無かったならば、実現しませんでした。

フジノ自身も委員のみなさまの控室を訪れて、お一人お一人に事前に説明に伺ったのですが、委員のみなさまも問題意識を共有して下さいました(ありがとうございます)。

この素晴らしい委員のみなさまで無かったならば、開催は実現しなかったと思います。

『よこすか市議会だより』を読みながら、改めて加藤まさみち委員長をはじめ、教育福祉常任委員会のメンバーのみなさまに感謝の気持ちを抱きました。

そして、横須賀市議会が『通年議会』スタートをはじめ、議会改革の新たなステージに入ったことを強く実感し、しみじみとうれしく感じました。



「よこすか市議会だより」はホームページからバックナンバーも全てご覧になれます

『よこすか市議会だより』は年4回の定例議会ごとに発行しています。

新聞折り込みでご覧になれなかった方々は、横須賀市議会ホームページからぜひご覧下さい。PDFファイルでご覧頂けます。

最新号(No.25)はこちらです)。

横須賀市議会ホームページ「よこすか市議会だより」のコーナー

横須賀市議会ホームページ「よこすか市議会だより」のコーナー


ホームページからだと過去の『バックナンバー』も全てご覧頂くことができます。

掲載されている記事は、全て『広報広聴会議』(旧・市議会だより編集委員会)メンバーの市議会議員が書いています。

どうかぜひご覧下さい!



上地市長が議会答弁デビュー!前市長と真逆の、丁寧かつ血の通った答弁に改めて「市長交代で民主主義が復活するぞ!」と感じました/2017年7月臨時議会(その1)

上地市長、市議会での答弁デビューでした!

本日、本会議(7月臨時議会)が開かれました。

本日は「議会運営委員会」「本会議」「総務常任委員会」が開かれました

本日は「議会運営委員会」「本会議」「総務常任委員会」が開かれました


すでにお知らせしたとおり、今日のテーマは大きく3つでした。

このうち、副市長2名と教育長の人事の議案に対して、大村洋子議員(共産党)が質疑を行ないました。

つまり、この答弁が上地市長による『本会議での初答弁』になりました。

答弁デビューを果たした上地克明市長

答弁デビューを果たした上地克明市長


フジノは選挙を応援した立場ということを抜きにして、上地市長の答弁をお聴きして「本当に良かった」と感じてなりませんでした。

とにかく前市長は、議会質疑を『軽視』していました。

質問にまともに答えないのはいつものことで、しばしば虚偽答弁もありました。

そもそも『議会制民主主義』とは、選挙によって選ばれた市議会議員が『市民のみなさまのかわりに質問に立つ』のです。

市長がまともに答えず、嘘の答弁を繰り返すのでは、『議会制民主主義』が成立しません。市民のみなさまに常に不誠実で嘘をついているのと同じです。

ある答弁がいちいち事実なのか嘘なのかいつも信頼できず、真偽を確かめる為に新たな調査をしなければならず、無為に時間も浪費しました。

いくつもそんな答弁が続くので、もはや前市長の全ての答弁への信頼性が失われていきました。

この数年間は、毎回全力で質問を作り、必死に答弁に対して食い下がりながらも、

「ああ、横須賀の議会制民主主義は全く成立していない」

と、前市長時代にフジノはいつも虚しく感じていました。

前市長の在り方で最も間違っていたのは『答弁する相手』によって対応を変え、その『いいかげんな対応のひどさが増すこと』です。

特に、フジノ、青木哲正議員、共産党3名らに対しては露骨に答弁スタイルを変え、感情的になったり、いいかげんな答弁を繰り返しました。

短すぎる答弁、質問の趣旨とは全く異なる答弁など、ひどいパターンがいくつもありました(ぜひ過去の議事録をご覧下さい)。

「いじめを無くそう」とか「差別を無くそう」と市職員のみなさんがいくらがんばっても、行政トップが相手によって対応を変える訳です。まさに『いじめ』や『差別』の構造そのものです。

大人として本当に情けなかったです。

しかし今回、上地市長は大村洋子議員の質問内容に対して、丁寧に、時に原稿を無視して自らの言葉でアドリブでもっと分かりやすく語りかけるなど分かりやすく答弁をしていました。

時に用意された原稿を放り投げて、自らの言葉で分かりやすく語った上地市長

時に用意された原稿を放り投げて、自らの言葉で分かりやすく語った上地市長


まさに、キャッチボールが完全に成立していました。フジノはそれを聴きながら、

「やっと横須賀市議会に当たり前の議会制民主主義が戻ってきた」

と思いました。

市議会議員時代に最も政策通であった上地市長ですから、相手にとって不足はありません。

これからフジノも上地市長と議論を交わしていくのが楽しみでなりません。

『横須賀復活』に向けた建設的な提案をフジノはこれまでも行なってきました。しかしこれまではいいかげんな答弁しか返ってきませんでした。

けれども、もう違います。

今まで以上に良い提案をしていきたいとワクワクしています。

さあ、横須賀復活に向けて、みんなで仕事をしていこう!

議案は全て可決されました。

新しい教育長については、少し長いご説明が必要になります(制度そのものが変わりました)。

改めて、後日記したいと思います。

(続く)



薬物依存症への「正しい理解」をもっと広めねばならないと再確認しました/「第1回薬物依存症者と家族フォーラム」へ

薬物依存症の当事者と家族を支えるフォーラムが開催されました

横浜・南公会堂にて、薬物依存症者を抱える家族の会『横浜ひまわり家族会』の主催で、『第1回薬物依存症者と家族フォーラム』が開かれました。

会場の南公会堂入口にて

会場の南公会堂入口にて

「第1回薬物依存症者と家族フォーラム」チラシ

「第1回薬物依存症者と家族フォーラム」チラシ

「第1回薬物依存症者と家族フォーラム」チラシ

「第1回薬物依存症者と家族フォーラム」チラシ

家族の声(横浜ひまわり家族会から)

家族の声(横浜ひまわり家族会から)

就労継続支援B型事業所リカバリー所長・石川晶啓さん

就労継続支援B型事業所リカバリー所長・石川晶啓さん

松本俊彦先生による基調講演

松本俊彦先生による基調講演

依存症集団療法SMARPP(スマープ)

依存症集団療法SMARPP(スマープ)

治療に長くつながることでたくさんの社会資源につながることができます

治療に長くつながることでたくさんの社会資源につながることができます

「人に依存できない病」が根っこにある

「人に依存できない病」が根っこにある

「やめられない」と言える社会を

「やめられない」と言える社会を

就労継続支援B型事業所リカバリーのアイスコーヒー

就労継続支援B型事業所リカバリーのアイスコーヒー

トークセッション

トークセッション

本会議での質疑(市長への一般質問)

市長への一般質問

政治家の最大の武器。

それは『議会での質問』です。

議会での質問を通して、政治家はこのまちの問題を追及し、新たな政策を提言することで、必ず現実を変えることができるのです。

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横須賀市議会の場合では、

  • 『本会議』→市長・部局長
  • 『委員会』→部局長・課長

に対して、質問することができます。



質問チャンスは1年間にたった4回

ふだん『本会議』は1年間に4回しかありません。

議員の『任期』は4年間です。

つまり、質問可能回数を計算すると、

1年間に4回×任期4年間=合計16回

となります。

4年間の任期をフル活用しても、たった16回しか質問のチャンスは無いのです(少なすぎる!)。

フジノは、そのわずかなチャンスを1度たりとも絶対に逃したくない!

質問をしなければ、それだけ現実を変えるチャンスを失うからです。



フジノは全ての本会議で市長への質問に立ってきました

だから、いつも全力でフジノは質問を行なってきました。

1年間に4回×3期12年=48回、さらに臨時議会でも質問に立ってきましたので、合計66回となりました(2017年5月現在)。

その結果、フジノは横須賀市議会でただ1人きり14年間連続で質問を行なっています。

もちろん、質問回数もトップです。

14年連続、横須賀市議会の「質問王」

フジノは質問回数(本会議)が全議員中で最多、単独トップです

ベテラン議員でも1年に1度も質問に立たないことも多いのですが、フジノは違います。

そして、誰よりも多く発言してきたフジノは、誰よりも多く現実を変えてきました。



これまでのフジノの質疑

このコーナーでは、フジノが本会議でどんな発言をしてきたかをご紹介します。

市長への一般質問に立つ藤野英明

2017年6月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いいたします。 1万数千ベクレルの放射性セシウムが検出された養護学校の除染土の問題への対応をはじめとする諸課題について はじめに、市民のみなさま、議会のみなさまに質問の趣旨をよりご理解いただきた … 続きを読む
緊急質問に立つ藤野英明

2017年召集議会・緊急質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 議員のみなさま、招集議会にもかかわらず、緊急質問の機会を頂いたことに深く感謝を申し上げます。 これまでも市長の危機管理の在り方、特に災害時の情報発信の在り方に疑問を抱いてきましたが( … 続きを読む
2017年予算議会で市長への質疑に立つフジノ

2017年予算議会・個人質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.IR誘致を推進する横浜市に対して、観光立市の実現を目指す本市の姿勢と今後の対応について ギャンブル依存症に苦しんでいる人の割合は、海外では成人の約1%~2%と推計されています。 … 続きを読む
出生前診断について質すフジノ

2016年12月議会・一般質問

はじめに 藤野 英明です。 今回の一般質問で述べる出生前診断という単語は、妊婦健診も含む広い意味では無く、胎児に『先天的異常』、特に常染色体異常の中でも最も頻度の高いダウン症候群があるか否かを診断する『狭義の出生前診断』 … 続きを読む
一般質問中のフジノ

2016年9月議会・一般質問

藤野英明です。 よろしくお願いします。 1.改正自殺対策基本法における「市町村自殺対策計画」の策定義務化を受けた本市の取り組みについて 4月1日に施行された改正自殺対策基本法の目玉の1つは『市町村自殺対策計画』の策定が義 … 続きを読む
一般質問に立つフジノ

2016年6月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.ヘイトスピーチ対策の実効性ある取り組みを本市が行なう必要性について 6月3日、通称『ヘイトスピーチ対策法』が施行されました。 これを以下『法』と呼びます。 現在メディアでは、在日 … 続きを読む
緊急質問に立ったフジノ

2016年予算議会・緊急質問

藤野英明です。 議員のみなさま、緊急質問の機会をお認めいただき、誠にありがとうございます。よろしくお願いします。 3月18日、内閣府が『地方創生加速化交付金』の対象事業を内示し、本市が申請していた『横須賀市健康マイレージ … 続きを読む
質問に立つフジノ

2016年予算議会・個人質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.さらなる自殺対策の強化の必要性について 『自殺対策基本法』成立から10年、今国会で改正法案が成立し、4月から施行される見込みです。 昨年の全国の自殺犠牲者数の速報値は約2万4,0 … 続きを読む
一般質問に立つフジノ

2015年12月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.「性的な多様性」の存在を前提とした観点から男女共同参画推進条例」の見直しと「第5次男女共同参画プラン」策定の作業等を行なう必要性について 本市では『男女共同参画推進条例』の見直し … 続きを読む
一問一答での再質問に立つフジノ

2015年9月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 これまで僕は「いわゆる性的マイノリティとされる方々」の人権を守り不利益を解消し生きづらさを無くす様々な取り組みを提案してきました。   今では教育委員会の努力で市内各学校には周知のポ … 続きを読む
2015年6月議会で一般質問に立つ藤野英明

2015年6月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.「原子力軍艦」と「原子力発電所」とで原子力災害発生時の避難基準等が異なる現状を是正するよう、原子力空母ロナルド・レーガンの入港前までに政府に見解を明示するよう市長は要請したが、こ … 続きを読む
質疑に立つフジノ

2015年予算議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.自殺対策の徹底的な強化の必要性について (1)2014年の本市の自殺による犠牲者数急増に対する市長の原因分析について 内閣府が自殺による犠牲者数の最新の速報値を発表しました。 そ … 続きを読む
一問一答に立つフジノ

2014年12月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.美術館改革の1つとしての「教育委員会から市長部局へ来年4月から移管すること」を断念せざるを得なくなった問題について 集客力をアップし、経費削減と収入増加を実現する為に、美術館を市 … 続きを読む
答弁に立つ吉田市長の後ろ姿と、質問者フジノ(本会議場にて)

2014年9月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.本市の自殺対策は、国・県の動向に左右されずに、今後も市の責任において継続していくと市長は明言すべきではないか 自殺対策基本法が成立してからも、全国の市区町村では自殺対策に充てる財 … 続きを読む

2014年6月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.サイクリングパンフレット「自転車半島宣言」発行における多くの問題と本市の対応の在り方について 横須賀・三浦・逗子・鎌倉・葉山の5市町で構成する『三浦半島観光連絡協議会(会長=吉田 … 続きを読む

2014年予算議会・個人質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.大雪による災害への対策について この2月、2週連続で大雪が東日本を襲いました。 幸いなことに本市では死者こそ出ませんでしたが、怪我・建物の損壊・停電・道路や交通機関のマヒ・帰宅困 … 続きを読む

2013年12月議会・質疑

藤野英明です。よろしくお願いします。 『議案第165号 教育委員会委員の選任について』 つまり、来年2月1日から、教育委員会委員として新たに青木克明さんを選任する議案について、市長に質問します。 11月25日に開催された … 続きを読む

2013年12月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.予算編成における「部局内でのペイ・アズ・ユー・ゴー原則」の有無と各部局へのその周知について 複数の部局と意見交換をする中で、 「新たな施策を行なう時は、自らの部局の今ある事業を廃 … 続きを読む

2013年9月議会・一般質問

市長選挙において対立陣営に立った方々にも心から市長が協力を求めることの必要性について、再選後の所信表明を行なわなかった問題について、選挙公報の記述から感じられた「入所施設」への誤解について、など市長選挙に関する3問に加えて、事務事業の総点検、新たな保健対策への組織改正について 続きを読む

2013年6月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.危機的な財政状況にある国民健康保険への、予算議会終了後の市長の対応について 国民健康保険の危機的な財政状況を受けて、吉田市長は3月の予算議会において『保険料の値上げ』を提案しまし … 続きを読む

2013年予算議会・個人質問

生活保護基準の引き下げ・就学援助のカットへの対策、同性パートナーの結婚を祝福する取り組み、自殺対策などを提案。 続きを読む

2012年12月臨時議会・質疑

 葉山町ごみ処理広域化脱退損害賠償請求事件の第二審判決を受けて、市長は上告を提案しました。しかし、判決が覆る可能性は低く… 続きを読む

2012年12月議会・一般質問

 教育委員会がわずか7トンの除染土を学校の敷地内から移動させることができず苦しんでいる一方で、上下水道局は1500トンもの汚泥を市外の産廃業者に処分させます… 続きを読む

2012年決算議会・一般質問

 上下水道は市民生活に不可欠のライフラインでありながら、経営はあまりにも厳しく、もはや値上げせざるをえない状況にあり… 続きを読む

2012年6月議会・一般質問

 急増する後期高齢者の人口、都市型の高齢化、単身世帯と高齢者世帯の急増。これらが一気に迫る2025年問題。横須賀市においても・・・ 続きを読む

2012年予算議会・個人質問

 東日本大震災が無ければ昨年の自殺による犠牲者数は3万人以下だったと言われている。本市においても、これまでの取り組みの成果と課題の分析を踏まえた『新たな・・・ 続きを読む

2011年12月議会・一般質問(2011年11月29日・本会議)

*後日談 2012年予算議会において、質問1(3)と同じ想いを持つ市民の方々から請願が出されました。こちらをご覧下さい。 藤野英明です。よろしくお願いします。 1.放射能からこどもたちの健康と安全を守る為の本市の様々な取 … 続きを読む

2011年決算議会・一般質問(2011年9月20日)

学校給食の放射性物質の測定に「給食一食まるごと検査」を導入すべきではないか、本市も天然ガスコンバインドサイクル発電所を建設すべきではないか、性的マイノリティの相談窓口を設置すべきではないか、等。 続きを読む

2011年6月議会・一般質問

2011年6月9日・本会議 藤野英明です。よろしくお願いします。 3月11日に東日本大震災が起こってから、この国の危機に対して、市民のみなさま、市長を筆頭に行政のみなさん、そして我々市議会も、不眠不休で必死に働いてきまし … 続きを読む

2011年予算議会・個人質問

ハコモノ行政への批判によって当選した吉田市長が、新たなハコモノとして佐原にサッカー場を建設することに強い疑問を感じ、質疑を行なった。 続きを読む

2010年12月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 1.「くりはま花の国」のフラワートレイン事故に対して、事故原因が特定されないままの再開がなされたことについて 9月26日、『くりはま花の国』の園内を運行しているフラワートレインコスモ … 続きを読む

2010年臨時議会・質疑

藤野英明です。よろしくお願いします。 本日、市長から5つの議案が出されましたが、『人事院勧告』に基づいて本市職員の給与を引き下げようとする2つの議案、第101号と第103号に関連して、市長に質問します。 人事院勧告に基づ … 続きを読む

2010年9月議会・一般質問

記録的猛暑による熱中症対策、貧困や孤立と熱中症の深い結び付きへの対策、いじめ問題への対策などを質疑しました。 続きを読む

2010年6月議会・一般質問

性的マイノリティとされる方々への理解と支援について、横須賀美術館に展示されている谷内六郎作品の返還をご遺族から請求されている問題について 続きを読む

2010年予算議会・個人質問

市長選挙で公約したハコモノ改革に施政方針演説で全く触れなかった吉田市長。改革の方向性を示すよう強く求める質疑を行なった。高齢者福祉は施設サービス・在宅サービスともに充実が不可欠だが、本市はどちらも全く足りていない現状がある。改善策を提案し、市長の姿勢を質した。 続きを読む

2009年12月議会・副市長人事に対する質疑

2009年12月14日・本会議 藤野英明です。よろしくお願いします。 はじめに 議案137号と138号、副市長選任についての両議案に対して、一括して質疑を行ないます。 つまり、吉田市長が提案した2名の副市長人事案について … 続きを読む
市長選挙のマニフェストを持つフジノ

2009年12月議会・一般質問

2009年12月議会での一般質問の全文 藤野英明です。よろしくお願いします。 1.マニフェストの達成状況について   (1)マニフェスト207項目中、「すぐにやります」とした28項目の進捗状況について 吉田市長の就任から … 続きを読む
本会議場でのフジノ

2009年9月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いします。 はじめに・市長与党には絶対になりません 初めに、この場をおかりしまして、市民の皆様、市議会の皆様、そして市職員の皆様に対して、僕自身の現在及び今後のスタンスを申し上げさせていただきた … 続きを読む

2008年予算議会・個人質問

藤野英明です。 よろしくお願いします。 (質問1〜4は後日掲載します) 5、視覚障がいのある方々のミュージアム(美術館・博物館)へのアクセスを保障する取り組みの必要性について。   ここでの『アクセス』という言葉は交通面 … 続きを読む
壇上で一般質問をするフジノ

2005年決算議会・一般質問

はじめに 藤野英明です。よろしくお願いします。 質問1.「火葬業務の今後」への市長の認識と決意 まず「火葬業務の今後」への市長の認識と決意を伺います。 現在、火葬業務は、『浦賀火葬場』と『中央斎場』の2ヶ所で行なわれてお … 続きを読む


2003〜2009年までの質疑はこちらに掲載してありますので、ぜひご覧下さい。

ところで、あなたが選んだ政治家は、議会で発言をしていますか?



2017年6月議会・一般質問

藤野英明です。よろしくお願いいたします。

市長への一般質問に立つ藤野英明

1万数千ベクレルの放射性セシウムが検出された養護学校の除染土の問題への対応をはじめとする諸課題について

はじめに、市民のみなさま、議会のみなさまに質問の趣旨をよりご理解いただきたく、これまでの6年間の経緯を簡単にご説明いたします。

2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所で深刻な事故が起こりました。

あいつぐ水素爆発によって、放射性物質が関東一帯に降り注ぎました。

例外は無く、この横須賀にも、みなさんのお住まいにも、市立学校の校舎や校庭にも放射能がまき散らされました。

放射性物質は花粉よりも小さくチリのようで、目には見えず、臭いもありませんが、人体には大きな悪影響を与えます。

当時、横須賀においても、乳幼児やこどもたちを放射能による健康被害から守りたいと、多くの保護者や市民の方々から「給食」の食材を放射能に汚染されていない食材に切り替えてほしいとの声や、道路や公園、学校などの放射性物質を「除染」してほしいとの声があがりました。

そうした市民の多くの声と、議会で活発な提案がなされた結果、放射能の影響を大人よりも強く受けやすいこどもたちの為に、まず「学校給食」に対しては内部被曝を避ける為に給食を出す前の食材そのものの放射線量を測定し、さらに実際にこどもたちが食べた給食を再度測定するという事前・事後の二段構えの測定を2011年10月からスタートしました。

これは『横須賀方式』として全国に知られ、メディアにも多く取り上げられ、政府から、文部科学副大臣も横須賀に視察に訪れました。

一方『除染』についてですが、本市は2011年6~7月にかけて、全学校とこども関連施設で放射線量の測定を行ないました。

しかし、これは不十分だったことが後に分かります。

市内の学校では、毎年夏休みになると、学校用務員のみなさんが伸びた雑草を刈り、ドブや雨どいのごみを掃除して、校舎の脇や校庭に積み上げます。

原発事故以降、市民の有志の方々が独自に市内各地の放射線量の測定を続けてこられました。

ねぎしかずこ議員も市内を測定して回っていて下さっていたのですが、2011年10月24日、鶴久保小学校の敷地内から高い放射線量を検出しました。夏の側溝清掃土などが原因でした。

そして、ねぎし議員のおかげで、鶴久保小学校だけでなく、市内のほとんど全ての学校において、校舎の脇や校庭に放置したままの側溝の清掃等によって出た土が高濃度の放射能に汚染されていることが分かりました。

つまり、6~7月の測定は全く不十分だったのです。

そこで教育委員会は2011年11月1日から年末までに、市内全学校を再び測定し、除染を行ないました。

除染した土は学校の敷地内に埋めることにしました。

この埋めたてはあくまでも移設を前提にした仮置きであって、こどもたちが安心して学校で生活できるように除染土を学校敷地内から学校の外へ搬出したいという市民の声は強く、僕や複数の議員が移設を求めて、これまで何度も市長、教育長らに質疑を重ねてきました。

さらに、この除染土の放射能濃度はあくまでも8000ベクレル以下であり指定廃棄物ではない、との答弁を受けてきました。

しかし去る5月11日、これまで説明してきた事実とは異なり、養護学校に埋設していた除染土から1万数千ベクレルのセシウムが検出されたという重大かつ新しい事実が教育長名義で発表されました。

これまでと全く異なる新たな事実が判明したことに驚きましたが、調べていくと、この発表時期等もおかしいことが分かりました。

そこで僕は、この問題を集中的に調査する必要性を感じ、5月12日の教育福祉常任委員会協議会の場で急きょ委員会を開いて本件を調査させてほしいと提案したところ、会派を超えて全ての委員のみなさまのご賛同を頂きました。

5月15日、加藤まさみち教育福祉常任委員長が正式に招集通知を出して下さり、先週5月22日に、急きょ教育福祉常任委員会が開催されました。

そして、この問題に関する教育委員会事務局の事務執行の在り方に対して集中的に審議を行なったところ、たくさんの問題が明らかになるとともにさらに多くの疑問が浮かび上がりました。

大変駆け足でしたが、以上がこれまで6年間の経緯です。

市長への一般質問に立つ藤野英明

それでは質問に入ります。



(1)市立学校に埋設している除染土は8000ベクレル以下だと説明してきた事実が誤っていたにもかかわらず、1カ月以上も公表しなかった教育委員会事務局の在り方を、市長、教育委員会委員長及び上下水道局長は適切だったと考えているか

5月22日開催の教育福祉常任委員会(以下、教育福祉常任委員会と呼びます)における質疑で、いくつものことが明らかになりました。

教育長による発表は5月11日だったのですが、教育委員会事務局が除染土の測定を委託していた企業から結果を受け取ったのは、なんと4月4日。1か月も前でした。

しかも、『当事者』である養護学校への説明は3週間以上も経過した4月28日でした。あまりにも遅すぎます。

さらに驚いたことに、養護学校へ説明するよりも先に除染土の移設予定先である下町浄化センター近隣町内会へ4月20日から報告を始めていた事実も明らかになりました。

養護学校こそ、この問題の『当事者』であるにもかかわらず、この対応は、時期も順序も完全に間違っています。

あまりにも『当事者軽視』と言わざるを得ません。

さらに深刻なのは、データの受け取りから1カ月以上も経った5月11日まで、市民、市民代表である市議会、市政記者クラブに事実を公表しなかったことです。

その理由を質問すると、教育委員会事務局は、「以前に決めて報告した手順通りに行なったからだ」と答弁しました。

全く新しい重大な事実が起こったのに対応せずに、「決められた手順通りに実行したのに何が悪いのか」と言わんばかりの答弁が繰り返されました。

この教育委員会事務局の姿勢はハッキリ言って「硬直化した事務執行」だと言わざるを得ません。

まず、市長に伺います。

【質問1】
市長は、今回の教育委員会事務局の対応に対する僕の指摘をどう受け止めていますか、お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


さて、市政記者クラブ等の報道関係者にお話を伺うと、1万ベクレルを超えるデータが分かったその日のうちにこのテーマだけで記者発表すべきだったと指摘されました。当然のご指摘です。

6年経った今も市民の不安が消えていない放射能の問題にもかかわらず、即座に発表しなかったことは市民の心情を全く理解しておらず、教育委員会事務局の教育者としての感受性の欠如は極めて深刻だと考えています。

『当事者』への情報提供が3週間以上後とあまりに遅いこと、かつ市民、市議会、市政記者クラブに対して、1カ月以上も報告しなかったことなど、『情報公開の遅さ』はあまりにも不適切です。

【質問2】
この指摘について、市長はどうお考えですか。お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


続いて、教育委員会委員長にお聞きします。

【質問3】
教育長を除く教育委員会委員4名は、一連の経過を教育委員会事務局から逐一報告を受け、この情報公開のスケジュールや在り方に同意してきたのでしょうか。

お答え下さい。


(→教育委員会委員長の答弁へ)


教育福祉常任委員会で僕は多くの批判を行ないました。また、インターネット中継をご覧になった市民の方々はそこでの答弁に衝撃を受け、不安と怒りを強く持ちました。

例えば、教育長はこんな答弁をしました。

「測定の結果8000ベクレルを1校だけ超えたということをあえてそれだけを取り出して市民に広報をする必要があるというふうには教育委員会、私は判断をいたしませんでした」

全ての情報は市民のみなさまのものです。

教育委員会事務局のものではありません。

3.11以来ずっと福島をはじめ被災地の取材を続けているジャーナリストの方はこう言いました。

「43分の1校だったら高濃度の放射能が検出されても無視して良いと、教育長が独断で判断するとは、こどもの健康も、市民の知る権利も完全に無視している。もしも福島で行政官がこんな答弁をしたら、市民から罷免要求の署名がすぐに数千筆集まるレベルの許されない答弁だ」と。

当事者を軽視し、虚偽答弁だったことを隠ぺいするかのように1か月以上も情報を公表しない。さらに、6年前の児童・生徒や学校関係者の被曝の可能性も無視した答弁など、教育委員会事務局には市民からも強い批判が起こっています。

【質問4】
教育委員会委員の4名は、こうした多くの批判を聞いた今も、この情報公開のスケジュールや在り方は正しかったと考えているのでしょうか。

教育委員会委員長、お答え下さい。


(→教育委員会委員長の答弁へ)


続いて、上下水道局長にお聞きします。

教育福祉常任委員会での質疑で判明したのですが、4月4日に教育委員会事務局が企業から測定データを受け取った後、まず、上下水道局と対応を協議したとのことでした。

つまり、上下水道局も新たな重大な事実の存在を知っていた訳です。

【質問5】
上下水道局は対応を協議した際に「すぐ養護学校に報告すべきだ」「新たな事実としてすぐ市民のみなさまに情報公開すべきだ」と、教育委員会事務局に対して指摘しなかったのでしょうか。

上下水道局長、お答え下さい。


(→上下水道局長の答弁へ)


【質問6】
もし、そのように指摘していないとすれば、この情報公開のスケジュールや在り方が正しかったと今でも考えているのでしょうか。

上下水道局長、お答え下さい。


(→上下水道局長の答弁へ)

(2)教育長が5月11日に発表した資料「市立学校に埋設した除染土砂の放射能濃度の測定結果について」の記述内容について

教育福祉常任委員会の場でも、発表資料の記述内容の問題点を僕は指摘しましたが、インターネット中継をご覧になった市民の方々や他の議員から他の部分も記述がおかしいとのご指摘を受けました。

まず発表資料では、除染土が現在保管されている状況について「除染土砂を包んでいる防水シートに破損は無かったので、現在の状況では、安全性に問題はありません」と記していました。

この記述はあくまでも養護学校の土のうのみを指しているのですが、市民の方々から強い批判が出ています。

サンプル測定を行なった5校をはじめ43校の掘り起こしの多くの現場に立ち会ってこられた市民の方々がいます。

その方々によれば、土のうそのものを地面に引き上げずにサンプル採取を行なった学校もあり、防水シートの破損チェックなどしていないように見えた、とお聞きしています。

土のうの数は、例えば埋設された数が最も多い公郷小学校では1校だけで合計106袋にのぼります。本当に全てチェックしたのでしょうか。

そこで教育長に伺います。

【質問7】
43校に埋設した土のうの全てを地面に引き上げて、土のうの全面をしっかり確認したのですか。

全ての防水シートに破損は無い、との説明は事実に基づいているのですか。

そして、その事実を証明することはできますか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


市長へ資料を示す藤野英明


発表資料には「今後の予定」として、下町浄化センター周辺の住民の方々の理解を求めていく旨の記述があります。

しかし、教育福祉常任委員会での質疑で判明したように地元町内会に対しては4月20日から28日および4月28日から5月1日にすでに測定結果を報告し終えているのです。

また、その期間に教育委員会事務局から実際に説明を受けた地元町内会の方から僕はじかにお話を伺ったのですが、すでに「移設を了解した」との言葉も頂いています。

つまり発表資料で「今後の予定」と記した内容の3分の2はすでに発表した5月11日には終わっていた内容です。

終わっていることを何故これからやることとして書いたのか。それは市民や議会や市政記者クラブに対して事実を1カ月も公表せずにきたことを隠す為ではないのか。

教育福祉常任委員会での質疑を終えた後、同僚議員からそのように僕は指摘を受けました。僕も同感です。

そこで教育長に伺います。

【質問8】
発表資料には5月11日以前の経緯をデータの受理、町内会への説明、養護学校への説明などを包み隠さず全て正直に記すべきだったのではないでしょうか。

また、『今後の予定』としては「移設に必要な手続きや移設方法等の準備を進めていく予定です」と正確に記すべきだったのではないでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)

(3)過去数年間、養護学校の児童・生徒が内部被曝をしないように学校側は適切な対応を取ってきたのか

養護学校の校庭には、ずっと以前から畑があります。

教育の一環として生徒も土に触れ、野菜を収穫しその野菜を食べてきました。現在でも実施しています。

僕は教育福祉常任委員会での質疑において、養護学校校庭の畑に植え、育て、収穫した作物を原発事故の後も児童・生徒が食べていたのか否か、伺いました。

計算をすると、養護学校の除染土の放射能濃度は6年前には3万ベクレルを超えていたことになります。

教育委員会事務局によると、学校側に確認した結果、2011年度は収穫もしておらず食べていない。2014年度以降は収穫し食べている。

しかし2012年度と2013年度だけは分からない、との答弁でした。信じられません。

これまで横須賀市は『食育』に力を入れてきました。

また、児童・生徒の『食物アレルギー問題』に全国に先んじて取り組んできました。

その横須賀市において、もしも教育委員会事務局の答弁のとおりに児童・生徒の口に入る物を学校が提供したのか否か、現場が把握していないとしたら大きな問題です。

そもそも当時在籍していた担当教職員に確認すれば事実は分かるはずで「あえてこの2年度の事実を隠している」との心証を持たざるをえませんでした。

改めて、教育長に伺います。

【質問9】  
2012年度と2013年度の2年度について、養護学校の校庭の畑で野菜を育てて収穫した作物を児童・生徒は食べたのでしょうか。お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


今の質問への答弁がもしもイエスならば、つまり2012年度、2013年度、校庭の畑で収穫した作物を児童・生徒に食べさせていたならば、お答え下さい。
  
2010年10月から、横須賀市教育委員会では、全国に「横須賀方式」として知られている給食食材の事前・事後の放射線量の測定を市立学校を対象に実施してきました。

それはまず、内部被曝を避ける為、そしてもしも被曝していたら正確にその量を把握する為です。

そこで教育長に伺います。

【質問10】
養護学校の畑で収穫して児童・生徒が食べた畑の作物も市立学校全てで実施してきたのと同じように放射線量の測定を実施してきたのでしょうか。お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


【質問11】
もしも畑の作物の放射線量を測定してこなかったのならば、測定を実施していない事実を保護者にきちんと情報提供をして同意を得た上で、児童・生徒に畑の作物を
提供したのでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


教育長に再質問する藤野英明

(4)児童・生徒が内部被曝を避ける為の対応を他の市立学校においても行なったのか。

養護学校以外の他の市立学校においても、学校敷地内に設けている畑や田んぼや果樹園などで作物を育てています。

今回、指定廃棄物となる8000ベクレルこそ超えなかったものの、養護学校以外にも、浦郷小・粟田小・田浦中・野比中など放射性セシウムの濃度が高かった学校がいくつもあります。

そこで教育長に伺います。

【質問12】
2011年度から少なくとも2013年度末までの間、収穫し、食材としてきた学校はあるのでしょうか。お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


【質問13】
あるならば、具体的に、どの学校が、何年に、何を、どの学年の児童・生徒に提供してきたのでしょうか。お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


【質問14】
児童・生徒に作物を食べさせてきたのであれば、市立学校全体で実施してきた横須賀方式の給食食材の測定と同じように、収穫した作物の放射線量の測定を実施してきたのでしょうか。お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


【質問15】
放射線量の測定を実施してこなかったのであれば、測定を実施していない事実を保護者にきちんと情報提供して、同意を得た上で、児童・生徒に作物を提供したのでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)

(5)1万2700ベクレルと1万6200ベクレルを検出した養護学校の除染土が詰められた土のうの扱いについて

5月15日夕方に京浜急行横須賀中央駅で駅立ちをしていた吉田雄人市長は、「今後、養護学校の土のうの扱いをどうするのかと」市民の方から問われました。

その際、「本市はこの土のうを『指定廃棄物』として申請はしないと担当課から聞いている」と市長はお答えになりました。
  
本来、放射性物質汚染対処特措法において、放射性セシウムの放射能濃度が1キログラムあたり8000ベクレルを超える廃棄物については国に指定申請できると規定されており、指定を受ければ国が責任をもって処理することとなっています。

それにもかかわらず、8000ベクレルを超える除染土が詰められた養護学校の土のうを『指定廃棄物』として申請しないのはおかしいです。
 
【質問16】 
市民の方に回答した内容がすでに組織決定であるならば、いつ、誰が、どのような会議を行なった上で、どのような根拠に基づいた判断で、指定廃棄物申請をしないことを本市の正式決定としたのでしょうか。

市長、その経緯をお答え下さい。


(→市長の答弁へ)


そもそも本件については、5月22日に教育福祉常任委員会を開催して集中的に審議を行なうということが決まっており、教育委員会の出席も決まっており、あなたが夕方に駅立ちをしていた5月15日にはすでに正式に委員会の招集通知も出されていました。

また、今後の対応について現在まで市議会に一切報告をしていないにもかかわらず、自らの政治活動の最中に市民の方に問われて、まるで決定事項のように軽々しくお伝えしたことは、市としての正しい情報発信の在り方ではありません。

【質問17】 
そのような軽々しい態度を、行政トップが行なうことは絶対に慎むべきで、猛省すべきです。

市長の見解を伺います。


(→市長の答弁へ)


僕は、養護学校の土のうを正規の手続きにのっとって、国、具体的には環境省関東地方環境事務所に対して『指定廃棄物』として申請手続きを進めるべきだと考えています。

【質問18】 
市長、指定廃棄物申請を行なうべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


(6)本市は放射性物質に対する知見をもたない各部局がそれぞればらばらに対応していることから、今回も含めて今まで様々な問題が起こっているのだと僕は考えています。

【質問19】 
例えば横浜市が「放射線対策本部」を設けているように、本市も放射性物質に対する対応を一元管理すべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


以上で1問目を終わります。

市長への再質問に立つ藤野英明

吉田市長の答弁

ご質問、ありがとうございました。


【答弁1】
まず、除染土の測定結果を受け取ってから1ヶ月以上情報公開をしなかった教育委員会事務局の在り方についてご質問をいただきました。

今回の測定は放射能濃度の測定を行なったものであり、高い値が検出されたとはいえ、現在の保管方法では人体に影響を及ぼすものでは無い、と判断し、第1回定例会における一般報告の通り事務執行した、と聞いています。

移設には、下町浄化センター周辺の住民の方々のご理解が必要になりますので、まず下町浄化センター周辺の町内会長に教育委員会の考え方をお伝えし、今後の進め方を相談することが必要であったと認識をしています。

従いまして一般報告通りに進めたことについては、硬直化した事務執行であるとは考えていません。


【答弁2】
次に、当事者への情報提供や市民への情報公開が遅く不適切である、とのご指摘をいただきました。

放射能濃度の測定は下町浄化センターへ移設するために行なったものですが、移設には下町浄化センター周辺の住民の方々のご理解が必要になりますので、まず下町浄化センター周辺の町内会長に教育委員会の考え方をお伝えするとともに、今後の進め方を相談することが必要であったと認識をしています。

当事者である養護学校、下町浄化センター周辺住民の方への報告に3週間超を要したのは、養護学校の除染土砂から高い値が検出されたので、その対応方法を検討する必要があったと聞いています。

市議会・市民・報道機関への報告が、測定結果を受けてから1ヶ月以上かかったことについては、下町浄化センターへの移設を第一に考えて要した期間と考えますので、不適切とまでは言えない、と思います。

次に、一連の経過についての教育委員会事務局から教育委員会委員への報告の有無についてから、養護学校以外の他の市立学校において育てられた作物に対する放射線量の測定に関する質問までの計13問のご質問については、それぞれご指名のまま教育委員会委員長、上下水道局長および教育長から答弁を致します。



荒川教育委員会委員長の答弁

私には、教育長を除く教育委員会委員4名は、一連の経過を教育委員会事務局から逐一報告を受け、この情報公開スケジュールや在り方に同意してきたのか、とのご質問を頂きました。


【答弁3】
平成28年第3回市議会定例以降、下町浄化センターへ移設することを前提に事務を進めていることは承知しております。

経過については、逐次報告を受けて、了解しております。


【答弁4】
次に、5月22日開催の教育福祉常任委員会での多くの批判を聞いた今でも、この情報公開のスケジュールや在り方は正しかったと考えているのか、とのご質問を頂きました。

このたび議員からこのようなご指摘を受けて、情報公開のスケジュールや在り方について様々な考え方があることを改めて気づかされましたが、私としては学校から移設されることが最重要課題である、と捉えております。

私からは以上でございます。



田中上下水道局長の答弁

私からは、除染土に対する教育委員会への指摘について、お答えいたします。


【答弁5】
まず、上下水道局は除染土から1万数千Bq/kgもの値が検出された事実をすぐに養護学校に報告し、市民に情報公開するよう指摘しなかったのか、とのご質問を頂きました。

上下水道局は詳しい各学校の事情や除染土砂の保管の状況を承知していませんので、教育委員会事務局に対して情報公開の方法や時期等についての指摘はしていません。

すでに上下水道局は除染土砂を受け入れる方針でいましたので、教育委員会事務局に対し、下町浄化センター近隣の住民の皆さんの同意を得ることが必要である、と伝えました。


【答弁6】
次に、指摘していないとすれば、この情報公開のスケジュールや在り方が正しかったのか、とのご質問を頂きました。

情報公開の時期や方法については、地元の皆さんや学校関係者など様々な関係者がいらっしゃいますので、教育委員会事務局が適切に判断し対応していくものと考えています。

私からは以上です。

青木教育長の答弁



【答弁7】
私に頂きましたご質問につきまして、まず、発表資料での全てのシートに破損は無いとの説明は事実に基づいているのか、その事実を証明することはできるのか、とのご質問をについてお答えをいたします。

実際に埋設袋数が少ない学校は、防災シート自体を取り出し、数の状況を確認した際に破損はありませんでした。

サンプル採取の際において埋設数が多い学校の場合は、土のう袋全部を取り出して防災シートの下部までは確認は行っておりません。

これは破損するリスクを考慮した為です。

移設を行なう際には全てを取り出しますので防災シートの状況を確認したい、と考えています。

その際に防災シートの下部に破損が見られた場合、線量の測定を行ないたい、と考えております。


【答弁8】
次に、発表資料には「今後の予定」として、本来なら5月11日以前の経緯を全て記載した上で「移設に必要な手続きや移設方法等の準備を進めていく予定です。」と記すべきではないかとのご指摘を頂きました。

4月に町内会長へ相談した際に、まずは測定結果について各会長から役員等の皆さまにお話し頂けることになりました。

その後、各町内会の総会等で各会長から状況をお伝え頂いておりますが、総会などの日程の都合上、全ての町内会で会長からのお話が終わっていないと承知をしています。

この為、今後も直接教育委員会にご意見が届く場合も有りえると思いますので、一定の期間はまず時間も必要と考え発表資料の通り、と表現をいたしました。


【答弁9】
次に、2012年度と2013年度の2年度について養護学校の校庭の畑で収穫した作物を児童生徒が食べたのか、というご質問を頂きました。

再度養護学校に確認をいたしましたが、2012年度と2013年度の2か年度については、食べたかどうかの確認はできませんでした。


【答弁10】
次に、児童生徒が食べた畑の作物の放射線量の測定を実施してきたのか、というご質問をいただきました。

当時、市内18器のモニタリングポストによる測定結果や、市立学校校庭等での測定結果からは安全が確認されておりました。

また横須賀で育てられた野菜や果物は、震災後も放射能汚染を理由に出荷制限がなされていなかったこともふまえ、作物の放射線量測定は実施していませんでした。


【答弁11】
次に、測定を実施していない事実を保護者に情報提供をし、同意を得た上で、児童生徒に作物を提供したか、とのご質問を頂きました。

横須賀市内の畑で育てた作物に関しては安全であるという認識でしたので、保護者に測定を実施しないことの説明や、作物の提供に対して同意を得ることはしておりません。


【答弁12】
次に、市立学校において、2011年度から2013年度末までの間に学校敷地内で作物を育て収穫し食材とした学校はあるか、とのご質問を頂きました。

各学校ではカリキュラムに応じた作物を育て、食することはあったものと認識をしております。


【答弁13】
次に、具体的にどの学校が何年に何をどの学年の児童生徒に提供したか、とのご質問をいただきました。
このことに関するデータは有していませんので、回答することができません。

なお、各学校では学習指導要領に基づき、例えば小学校2年生の生活科の学習では、ピーマン等の野菜の栽培、5年生では総合的な学習の時間において米作り、中学校でも総合的な学習の時間の中でサツマイモ作り等が行われ、収穫した作物を食することがあります。


【答弁14】
次に、提供した作物について、給食食材と同じ方式で放射線量の測定を実施したか、とのご質問を頂きました。

先ほどの養護学校での回答と同様に、市内18器のモニタリングポストによる測定結果や、市立学校校庭等での測定結果からは安全が確認されていました。

また横須賀で育てられた野菜や果物は震災後も放射能汚染を理由に出荷制限がなされていなかったことをふまえ、作物の放射線量測定は実施していませんでした。


【答弁15】
次に、測定を実施していない事実を保護者に説明し、同意を得た上で児童生徒に作物を提供したのか、というご質問を頂きました。

先ほどの養護学校への回答と同様に、横須賀市内の畑で育てた作物に関しましては安全であるという認識でしたので、保護者へ測定を実施しないことの説明や作物の提供に対して同意を得ることは特段していなかった、と思われます。

私からの回答は以上でございます。



吉田市長の答弁

【答弁16】
次に、指定廃棄物の申請についてご質問を頂きました。

指定廃棄物の指定を受けた場合、神奈川県内に保管場所が用意されない限り持ち出すことはできないと承知をしていたので、申請する意向は無いとお答えいたしました。


【答弁17】
次に、市としての正しい情報発信の在り方についてご指摘をいただきました。

考え方を問われたので、私の考えとしてお答えしましたが、あくまでもその時の考えを求められ、答えたものであり、市としての決定事項としてお答えしたものではありません。


【答弁18】
次に、土のうは正規の手続きにのっとり、国に対して指定廃棄物として申請手続きを進めるべきではないか、というご質問をいただきました。

現在、教育委員会では、養護学校に埋設されている除染土砂について、指定廃棄物として指定されたとしても国が保管場所の選定もできていないことから現状が変わることはありませんし、今後の搬出先に制限が生じることから、申請しない予定である、と聞いています。


【答弁19】
次に、放射性物質に対する対応の一元管理についてご質問をいただきました。

本市はこれまで、放射性物質汚染対策特措法やその時の状況に応じて出される指針等に基づき対応してきました。

また不安を抱く市民からの全般的なお問合せには市民安全部が基本的に対応してきましたが、食品に関することについては保健所が、学校敷地内のことについては教育委員会が対応をし、災害対応終了後の不安解消の為の取り組みの必要性という観点は欠けていたようにも思います。

今後は放射能に限らず、市民の不安を解消するための取組みについても十分に意識しながら適切に対応をしていきたいと考えています。

私からは以上です。




(一問一答方式での再質問は後日掲載します)

1万数千ベクレルが検出された養護学校の除染土の問題への対応をはじめとする諸課題について/市長らへ行なう一般質問の発言通告書を紹介します

市長への質問の為の発言通告書を提出しました

5月31日に再開する6月定例議会では、市長らに対して7名が一般質問を行ないます。

本日午前10時が、一般質問を行なう為の『発言通告書』の締め切りでした。

提出した発言通告書

提出した発言通告書


過去14年間全ての定例議会で一般質問を行なってきたフジノは、もちろん今回も一般質問に立ちます。

けさ『発言通告書』も提出してきました。



今回の質疑は「今までの説明と異なり養護学校の除染土が1万ベクレル超だった問題」一点に絞りました

5月12日の教育福祉常任委員会協議会の場で、フジノは委員のみなさまに急きょ『委員会の召集請求』をお願いしました。

何故なら、これまで8000ベクレル以下だと説明してきた市立学校の敷地内に埋設している放射能除染土の中から、養護学校の除染土がなんと1万数千ベクレル超だったことが分かったからです。

2017年5月13日・朝日新聞より

2017年5月13日・朝日新聞より


今までフジノに行なってきた答弁が虚偽だった、ということであるとともに、市民のみなさまへの説明が嘘だった、ということです。

6年前の養護学校に在籍していた児童・生徒、そして在勤していた学校関係者、合計300名が被曝した可能性があります。

しかも、その発表の仕方はとても奇妙で、フジノには「事実を隠蔽しようとしている」としか受け止められませんでした。

とても教育委員会をはじめとする横須賀市の対応を、見過ごすことはできません。

5月12日の教育福祉常任委員会協議会では、こうした事情を委員のみなさまに問題提起させていただきました。

すると、なんと会派を超えて全ての委員のみなさまが賛成して下さいました。

加藤まさみち委員長が5月15日付で正式に招集通知を出して下さり、通年議会のもとで初となる、特別な教育福祉常任委員会が5月22日に開催されました。

そこでフジノは1時間半にわたってこの問題を追及しました。

それがこちらの動画です。

動画をご覧いただければ、「全く疑問は解決されないどころか、もっと納得できなくなった」とフジノが感じたことは共感していただけると思います。

(動画だけでは分かりづらいので、後ほど文字おこしした全文を掲載します。文字で読むと「おかしい」とよりハッキリご理解いただけると思います)

同じように、傍聴・インターネット中継をご覧になった方々からたくさんのご意見をいただきました。

そこで今回の一般質問は全てこの問題に集中することにしました。



発言通告書の内容をご紹介します

それでは発言通告書の内容を紹介いたします。

1万数千ベクレルの放射性セシウムが検出された養護学校の除染土の問題への対応をはじめとする諸課題について

(1)学校に埋設している除染土は8,000ベクレル以下だと説明してきた事実が誤っていたにもかかわらず、1カ月以上も情報を公開しなかった教育委員会事務局の在り方を、市長、上下水道局長及び教育委員会委員長は適切だったと考えているか。

ア これまで8,000ベクレル以下であり指定廃棄物ではないと説明してきた事実とは異なり、養護学校に埋設していた除染土から1万数千ベクレルのセシウムが検出されたという重大かつ新しい事実が5月11日付けで教育長名義で発表された。
  
しかし、この問題に関する事務執行を調査すべく5月22日に開催した教育福祉常任委員会での質疑で明らかになったのだが、測定を業務委託していた企業から教育委員会事務局がその結果を受け取ったのはなんと4月4日だった。

しかも当事者である養護学校への説明は3週間以上経過した4月27日とあまりにも遅かったばかりか、それ以前に4月20日から除染土の移設先である下町浄化センター近隣町内会へ先に報告をしていた事実が判明した。養護学校こそ「当事者」であるにもかかわらず、この対応はあまりにも「当事者軽視」と言わざるを得ない。

さらに市民代表である市議会、市民、市政記者クラブには1カ月以上経った5月11日まで公表しなかったのだ。
  
その理由を5月22日開催の教育福祉常任委員会での質疑で尋ねると、教育委員会事務局は、以前に決めて報告した手順通りに行ったからだと答弁した。全く新しい重大な事実が起こったのに対応していない(対応できていない)中で、あくまで手順通りに実行したのに何が悪いと言わんばかりに答弁した教育委員会事務局の姿勢は「硬直化した事務執行」だと言わざるを得ない。
  
市長は、今回の教育委員会事務局の対応に対する私の指摘をどう受け止めているか、伺う。

イ 市政記者クラブ等の報道関係者にお話を伺うと、1万ベクレル超の検出が分かった時点で即日このテーマだけで記者発表すべきだったと指摘された。

私自身、私へのこれまでの答弁と異なる新たな重要な事実が明らかになったことに怒りを感じているが、それ以上に、原発事故から6年経った今も市民の不安が消えていない放射能の問題にもかかわらず、教育委員会事務局が即時に情報発信しなかったことは市民の心情も理解していないことを意味しており、教育者としての感受性の欠如も極めて問題だと考えている。
  
「当事者」への情報提供が3週間超も経過してからとあまりに遅いこと、かつ市議会、市民、市政記者クラブに対しては1カ月以上経った5月11日になってから初めて報告するなど「市民への情報公開の遅さ」はあまりにも不適切だと言わざるを得ない。

この指摘について、市長の考えを問う。

ウ 教育長を除く教育委員会委員4名は、一連の経過を教育委員会事務局から逐一報告を受け、この情報公開のスケジュールや在り方に同意してきたのか。

教育委員会委員長に問う。

エ もしも報告を受けて同意してきたのであれば、5月22日開催の教育福祉常任委員会で私が行なった多くの批判を聞いた今でも、この情報公開のスケジュールや在り方は正しかったと考えているか。

教育委員会委員長に問う。

オ 5月22日開催の教育福祉常任委員会での質疑で判明したが、教育委員会は4月4日に業務委託先の企業から測定データを受け取った後、上下水道局と対応を協議した上で、4月20日から28日に町内会へ報告に出向いたとの答弁があった。
  
上下水道局は、除染土は8,000ベクレル以下だとしてきた事実が覆り、養護学校の除染土から1万数千ベクレルもの値が検出されたという新たな事実を前に「すぐ養護学校に報告すべきだ」「新たな事実としてすぐ市民のみなさまに情報公開すべきだ」と教育委員会事務局に対して指摘しなかったのか。

上下水道局長に問う。

カ もし、そのように指摘していないとすれば、この情報公開のスケジュールや在り方が正しかったと今でも考えているか。

上下水道局長に問う。

(2) 教育委員会が5月11日に出した「市立学校に埋設した除染土砂の放射能濃度の測定結果について」の記述における内容について

ア 発表資料では安全性に関して「除染土砂を包んでいる防水シートに破損は無かったので、現在の状況では、安全性に問題はありません」と記述されていた。この記述はあくまでも養護学校の土のうのみを指しているが、市民から強い批判が出ている。

サンプル測定を行った5校をはじめ43校の掘り起こしの多くの現場に立ち会ってこられた市民の方によれば、土のうそのものを地面に引き上げずにサンプル採取を行った学校もあり、防水シートの破損チェックなどしていないように見えた、とお聞きしている。

土のうの数は、例えば埋設された数が最も多い公郷小学校では1校だけで合計106袋にのぼる。43校に埋設した土のうの全てを地面に引き上げて、その全面をしっかり確認したのか。

全ての防水シートに破損は無いとの説明は事実に基づいているか。その事実を証明することはできるか。

教育長に問う。

イ 発表資料には「今後の予定」として、下町浄化センター周辺の住民の方々の理解を求めていく旨の記述がある。
  
しかし、すでに5月22日開催の教育福祉常任委員会での質疑において、地元町内会に対して4月20日から28日および4月28日から5月1日に測定結果を報告したことが明らかになっている。

また、教育委員会事務局から説明を受けた地元町内会の方から私はお話を伺ったが、すでに移設を了解したとの言葉も頂いた。
  
つまり「今後の予定」の記述の3分の2はすでに終了した内容なのだ。それにもかかわらず、何故このようなことを記したかと言えば、議会や市民や市政記者クラブに対して1カ月も情報公開せずにきたことを隠ぺいする為ではないかと私は勘ぐらざるをえなかった。
  
本来であれば5月11日以前の経緯(データの受理、町内会への説明、養護学校への説明など)を隠さずに全て記した上で、「今後の予定」としては「移設に必要な手続きや移設方法等の準備を進めていく予定です」と正確に記すべきではなかったか。 

教育長に問う。

(3) 過去数年間、養護学校の児童・生徒が内部被曝を避けるべく学校側は適切な対応を取ったのか。

ア 5月22日開催の教育福祉常任委員会での質疑において、養護学校校庭の畑に植え、育て、収穫した作物を児童・生徒が食べていたのか否か私は問うた。

教育委員会事務局によれば、学校側に確認した結果、2011年度は収穫もしておらず食べていない、2014年度以降は収穫し食べている、しかし2012年度と2013年度だけは分からない、との答弁であった。
  
食育に力を入れてきた本市において、また、児童・生徒の食物アレルギー問題に全国に先んじて取り組んできた本市において、答弁のとおりに児童・生徒の口に入る物を学校で提供したのか否かを現場が把握していないとしたら大きな問題だ。

そもそも当時在籍していた担当教職員に確認すれば事実は分かるはずで、あえてこの2年度の事実を隠しているとの心証を持たざるをえなかった。
 
改めて、2012年度と2013年度の2年度について、養護学校の校庭の畑で野菜を育てて収穫した作物を児童・生徒が食べたのか否か、教育長に伺う。

イ 仮に2012年度、2013年度に児童・生徒に校庭の畑で収穫した作物を食材として提供していたならば、お答えいただきたい。

2010年10月から教育委員会が横須賀市立学校を対象に実施してきた、全国に横須賀方式として知られている給食食材の事前・事後の放射線量測定と同じように、児童・生徒が食べた畑の作物の放射線量の測定を実施してきたのか。

教育長に問う。

ウ 放射線量の測定をもしも実施してこなかったならば、測定を実施していない事実を保護者にきちんと情報提供をし、同意を得た上で、児童・生徒に畑の作物を提供したか。

教育長に問う。

(4) 市立学校の児童・生徒が内部被爆を避ける為の対応を他の学校においても行ったのか。教育長に問う。

ア 養護学校以外の他の市立学校においても、2011年度から少なくとも2013年度末までの間、学校敷地内に設けた畑や田んぼや果樹園などで作物を育て、収穫し、食材としてきた学校はあるのか。

教育長に問う。

イ あるならば、具体的に、どの学校が、何年に、何を、どの学年の児童・生徒に提供してきたのか。

教育長に問う。

ウ 児童・生徒に作物を食材として提供していたならば、横須賀市立学校全体で実施していた給食食材の事前・事後の放射線量測定(横須賀方式)と同じように、収穫した作物の放射線量の測定を実施してきたのか。

教育長に問う。

エ 放射線量の測定を実施しなかったのであれば、測定を実施していない事実を保護者にきちんと情報提供し、同意を得た上で、児童・生徒に作物を提供したか。

教育長に問う。

(5) 1万2,700ベクレルと1万6,200ベクレルを検出した養護学校の除染土が詰められた土のう3袋の扱いについて

ア 5月15日夕方に京浜急行横須賀中央駅で駅立ちをしていた吉田雄人市長は、今後の土のうの扱いについて市民の方から問われた際に、本市はこの土のうを「指定廃棄物」として申請はしないと担当課から聞いている、と答えた。
  
本来、放射性物質汚染対処特措法において放射性セシウムの放射能濃度が1キログラムあたり8,000ベクレルを超える廃棄物については国に指定申請できると規定されており、指定を受ければ国が責任をもって処理することとなっている。

それにもかかわらず、養護学校の除染度が詰められた土のうを「指定廃棄物」として申請をしないのはおかしい。

市民に回答した内容がすでに組織決定であるならば、いつ、誰が、どのような会議を行った上で、どのような根拠に基づいた判断で、指定廃棄物申請をしないことを本市の正式な決定としたのか。

その経緯を市長に問う。

イ 本件について、5月22日に教育福祉常任委員会を開催して集中的に審議を行なうということが決まっていたにもかかわらず、また、今後の対応について現在まで一切市議会に報告をしていないにもかかわらず、自らの政治活動の最中に問われて、まるで決定事項のように軽々しく市民の方にお伝えしたことは、市としての正しい情報発信の在り方とは到底考えられない。

そのような軽々しい態度を行政トップが行うことは絶対に慎むべきで、猛省すべきだ。

市長の見解を問う。

ウ 私は、土のうを正規の手続きに則り、国(環境省関東地方環境事務所)に対して「指定廃棄物」として申請手続きを進めるべきだと考えている。指定廃棄物申請を行うべきではないか。

市長に問う。

(6) 本市は放射性物質に対する知見をもたない各部局がそれぞればらばらに対応していることから様々な問題が起こっていると私は考えている。例えば横浜市が「放射線対策本部」を設けているように、本市も放射性物質に対する対応を一元管理すべきではないか。市長の見解を問う。

以上です。

フジノの一般質問は5月31日に行なわれます。



5月31日スタートの6月定例議会、フジノを含む7名が市長に一般質問します/「事前議運」が開かれました

6月定例議会では7名が市長への一般質問に立ちます

今日は『議会運営委員会』が開かれました。

横須賀市議会の議会用語で『事前議運』と呼んでいます。

数日後に再開(*)する6月定例議会について、開会前最後の準備を行なう場です。

(*)何故「再開」なのか?
今年から「定例議会が『再開』します!」と書いています。

その理由をご説明します。ややこしいのですが、大切なことなので・・・

横須賀市議会では2017年5月から新たに『通年議会』がスタートしましたので、これからは、ほぼ1年間ずっと開会中(1年間ずっと会期中)になります。

丸1年間ずっと開会中なので、つい先日5月22日に教育福祉常任委員会を急きょ開いたように、市役所の事務執行の在り方などを調査する為に委員会など会議はいつでも開くことができます。常に会期の真っただ中なのです。

その一方で、市長から提出された議案を審査する為に、今年4月までと同じように、定期的に『本会議~委員会~本会議』という『定例議会』も、3・6・9・12月の4回は開くことに決めています。

その『本会議~委員会~本会議』という『定例議会』と『定例議会』の間は、休憩=休会している、という扱いになります。

具体的には先日5月10日開催の召集議会から、5月31日の6月定例議会までの約2週間は『休憩』=『休会』していた、という扱いになります。

そんな訳で『再開』なのです。

(この説明は本当に分かりづらくてごめんなさい)

さて、『事前議運』では、6月定例議会の期間はいつからいつまでにするか、本会議・委員会の日程をいつにするか、市長から提出される議案をどの委員会で審査するかの振り分け等をあらかじめ決めていきます。

「議会運営委員会審査事項」より

「議会運営委員会審査事項」より


6月定例議会での一般質問を行なうことをあらかじめ議会事務局に伝えたのは7名でした。

過去のブログでも記したとおり、一般質問を行なう議員は、あらかじめ議会事務局に『発言意思通告(=質問を行なうよという意思表示)』をしなければなりません。

この7名の議員は下の通りです。

5月31日一般質問を行なう予定の議員(五十音順)

  • 青木哲正
  • 大村洋子
  • 小林伸行
  • 小室卓重
  • 高橋英昭
  • 長谷川昇
  • 藤野英明

どの議員がいつ質問するかの『順番』は、5月30日(火)に開催される次回の『議会運営委員会』にて抽選で決まります。

もちろんフジノも一般質問を行ないます。

5月22日に行なった教育福祉常任委員会での1万ベクレル超の除染土の問題を、さらに市長・教育委員長・上下水道局長らを追及します。

フジノは家族の容態が極めて悪い中で、質疑を行なうこと(ものすごく準備に時間がかかります)をちゅうちょしました。

けれども、父が亡くなった時でさえ議会を休んだことは無く、いつもどおりに質疑をこなしました。

今回も全身全霊をかけて質問します。



17日間の会議期間で、市長から議案6本と報告10件、請願2件、陳情4件を審査する予定

この6月定例議会では、初日に市長から6本の議案が提出される予定です。

6月定例議会提出予定案件一覧表

6月定例議会提出予定案件一覧表


横須賀市議会では『市民のみなさまからの政策提言』と位置づけている、請願・陳情。

審査予定の請願

審査予定の請願


今回は、請願2件と陳情4件が市民の方々から出されました。

審査予定の陳情

審査予定の陳情


ありがとうございます。



2017年召集議会・緊急質問

藤野英明です。よろしくお願いします。

緊急質問に立つ藤野英明


議員のみなさま、招集議会にもかかわらず、緊急質問の機会を頂いたことに深く感謝を申し上げます。

これまでも市長の危機管理の在り方、特に災害時の情報発信の在り方に疑問を抱いてきましたが(例えばこちらこちら)、今回、一連の北朝鮮によるミサイル問題に対して市民の『不安』を積極的に取り除こうとしない市長の対応に今まで以上に強く疑問を抱きました。

そこで、市長の姿勢を質すべく緊急質問を行ないます。

1.北朝鮮による弾道ミサイル発射の可能性が高まっている、その標的に本市がなっている、いつ発射されるかわからない、と市民を連日大きな『不安』に陥れている膨大なメディア報道に対して、本市が市民の『不安』を少しでも取り除く努力をすべき必要性について

みなさますでにご承知のこととは思いますが、これまでの経緯を、まず簡単にご説明いたします。

緊急質問に立つ藤野英明


2013年3月、横須賀は北朝鮮からミサイルの標的として名指しをされました。このまちの市議として、当時、市民を襲った『不安』の大きさは今も忘れられません。

その『不安』が消えないままに、今日に至るまで北朝鮮は核実験やミサイル発射を繰り返してきました。

今年3月6日には、弾道ミサイル4発を日本海に向けて発射しました。その際このミサイルは「在日米軍基地を攻撃する訓練だ」と北朝鮮の報道機関は述べました。

再び横須賀は、ミサイルの標的として実質的に名指しをされたのです。

横須賀市民だけでなく、多くの国民が『不安』を感じています。

内閣官房「国民保護ポータルサイト」

内閣官房「国民保護ポータルサイト」


弾道ミサイル攻撃を受けた際の避難方法などを紹介する国の内閣官房のホームページ『国民保護ポータルサイト』のアクセス数は、今年3月の1か月間で45万858件でした。

それが4月15日のアクセス数は45万8373件にのぼりました。わずか1日だけで3月1か月間のアクセス数を上回ってしまったのです。

北朝鮮が核実験を行なう日だ、あるいは日本へミサイルを発射する日だ、と各種メディアが「エックスデー」と呼んだ日がこの4月15日でした。国民の不安はまさにピークに達しました。

政府のこれまでの動きも簡単にご説明します。

外務省「海外安全ホームページ」

外務省「海外安全ホームページ」


4月11日、外務省は『海外安全ホームページ』において、韓国に滞在・生活する日本人向けに注意を促す『海外安全情報』を更新して、朝鮮半島情勢に関する情報に引き続き注意するよう呼びかけました。

「海外安全ホームページ」韓国・危険情報コーナー

「海外安全ホームページ」韓国・危険情報コーナー


5月10日現在においても「北朝鮮との関係において、朝鮮半島情勢は引き続き予断を許さない状況にある」ことから、最新スポット情報、安全対策基礎データ、在韓国日本国大使館のホームページや報道等から常に最新の情報を入手し、安全対策に心がけるよう呼びかけています。

また、北朝鮮情勢が極めて緊迫しているとの判断から、政府は4月21日、内閣官房と総務省消防庁の共催で、都道府県の担当者約70名を集めて説明会を開催しました。

北朝鮮のミサイルの着弾を想定した実際に近い場面を想定した避難訓練の実施も求めました。

発射の兆候を事前に把握するのは困難であるなどとして、早期に訓練を行なうよう、全ての都道府県に対して初めて要請しました。

消防庁国民保護・防災部防災課の国民保護室長と国民保護運用室長の連名による通知『弾道ミサイル落下時の行動について』

消防庁国民保護・防災部防災課の国民保護室長と国民保護運用室長の連名による通知『弾道ミサイル落下時の行動について』


また、消防庁国民保護・防災部防災課の国民保護室長と国民保護運用室長の連名で『弾道ミサイル落下時の行動について』という通知を都道府県の防災・国民保護担当部局長に対して出しました。

各自治体のホームページへの掲載や、広報紙等での幅広い周知を呼びかけ、県下の各市町村と消防本部にも、同様の対応を取るように求めました。

さらに国民に向けても『国民保護ポータルサイト』を通じて、弾道ミサイルが落下した場合に取るべき対処法を公表しました。

弾道ミサイル落下時の行動について(その1)

弾道ミサイル落下時の行動について(その1)


弾道ミサイル落下時の行動について(その2)

弾道ミサイル落下時の行動について(その2)


テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどのあらゆるメディアは、1か月以上ほぼ毎日、緊迫した国際情勢を報道し続けました。

北朝鮮からミサイルが日本海等に何度か発射されるたびに、「次こそ弾道ミサイルで日本の国土を攻撃する」「ミサイルには化学兵器が積まれるのではないか」など強く『不安』をもたらす内容ばかりでした。

こうした各種メディアの膨大な量の報道に対して、多くの市民が強い『不安』を感じながら日々を過ごしてきた訳です。

そして僕のもとにもたくさんの『不安』の声が届けられました。メール・電話が連日届き、また街頭に立っている時にも必ずこの問題について聞かれました。

横須賀市国民保護計画(平成28年3月改定)

横須賀市国民保護計画(平成28年3月改定)


そのたびに僕は『横須賀市国民保護計画』の存在をお伝えして、ふだんから関係機関と連携していざという時に対する備えを取っていること、また有事には『横須賀市国民保護対策本部』が立ち上がること、負傷者の救護や市民の避難の方法などが定められていることなどをお話ししました。

市民に全く知られていない「国民保護計画」

市民に全く知られていない「国民保護計画」


しかし市民の方々から返ってきた反応は厳しいもので

「そんな計画は知らなかった」

「ミサイルが落ちたら避難できる時間なんて無い」

「本部は市役所に設置するのだから、米軍基地のそばにある市役所にミサイルが落ちたらそんな本部はどうせ機能しない」

「ミサイルに燃料が入ったら米軍は事前に分かるんだろう。放射能汚染を避けて空母が出て行った震災の時みたいに米軍は市民を置き去りにして避難するんだろ」

といったものばかりでした。

保育園におこさんを預けている保護者の方は僕に

「保育園に避難訓練をさせてほしい」

「いざという時、安否確認はどうすればよいのか」

と切実な声でおっしゃいました。

学校の先生からは

「生徒や保護者から問い合わせを受けても答えようがなく困っている」

「校長からも教育委員会からも何も指示が出ていない。独断で答えることもできないし、そもそも自分もどうすべきか分からない」

と言われました。

僕は教育委員会に確認を取りましたが、市民安全部と連絡は取っているけれど、結論としては教育委員会として各学校に対してこの件に関する指示や通知などは一切行なっていない、避難訓練や保護者への対応は各学校の管理者や現場の教職員の判断に任せている、とのことでした。

こうして連日僕は、幼いおこさんがいる保護者の方々だけでなく日頃は政治に全く関心の無い何名もの友人たちをはじめ、幅広い年齢層の市民の方から、また保育園の保育士、幼稚園・小中学校の教職員、福祉施設で働く方々などから『不安』の声を頂きました。

しかし最も驚いたのは、横須賀市役所の複数の職員から受けた相談でした。

「市役所では市民からの問い合わせに対してどう答えるべきか何の通知もありませんし、指示もおりてきていません」

「私自身家族から、ミサイルが怖い、どこに避難すべきかと尋ねられるけれど、どうしたら良いか分かりません」

「藤野さん、どうして市長は私達に何も指示を出さないんでしょうか」

正規・非正規雇用を問わず、まさか市職員からこうした相談を受けるとはショックでした

そこで、市民安全部などにヒアリングをしましたが、市職員が毎日目にして情報や指示を受け取る市役所内のLANシステムにも、この件に関して「特に情報を載せていない」とのことでした。

また、「問い合わせがあれば市民安全部に電話を回してほしい」という回答でした。

それではその「電話を市民安全部に回せ」という指示を全職員に周知しているか、と尋ねると、何ら周知をしていませんでした。これでは市職員は動けません。

市民を守るのが行政ですが、その行政で働くみなさんでさえ市長が指示を出していないから、どうしたら良いか分からない。

市議である僕の目から見ても、一連のミサイル問題に対して本市が取った唯一のアクションは、4月24日に市民安全部危機管理課ホームページの一部を更新したことだけしか見えません。

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達について

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達について


国の通知で求められた広報紙による幅広い周知も行なっていません。

市長、これでは市民の『不安』を取り除くことは全くできません。
そこで伺います。

【質問1】
市民の強い『不安』を少しでも取り除く為に、今回、本市はこれまでホームページ更新以外に、どのような取り組みを行なってきたでしょうのか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


さて、ついおととい8日の衆議院予算委員会において安倍総理大臣は北朝鮮のミサイル問題に関して問われて

「さらなる挑発の可能性も十分考えられ、引き続き日米韓で緊密に連携しながら高度な厳戒態勢を維持していく」

と答弁しました。

「今後も高度な厳戒態勢を取っていく」と我が国のトップがはっきり述べている訳です。この不安定な国際情勢がいつまで続くかは分かりません。

その為、2013年3月と今回の4月エックスデー報道のように、情勢が悪化すれば報道が過熱し、そのたびに市民の『不安』は大きくなると予想できます。

東日本大震災以来、市民は正確な情報の提供を求めています。

これまでも僕は本市の災害時の情報発信の在り方を消極的であると批判してきましたが、同じく武力攻撃事態に関連する情報発信についても極めて消極的であり、このままではいけないと考えています。もっと積極的な情報発信を行なうべきです。

そこで伺います。

【質問2】
今後、市民の『不安』を少しでも取り除く為に、何らかの取り組みが必要だと僕は考えていますが、市長はどのような取り組みを行なっていくお考えでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)

2.危機的な事態においても市民の「安全」を守る国・地方自治体の取り組みを記した「横須賀市国民保護計画」の存在と内容を市民にお知らせし、理解していただく必要性について

先ほども申し上げましたが、4月21日に国の内閣官房のホームページ『国民保護ポータルサイト』において『弾道ミサイル落下時の行動について』が掲載され、大きく報道されました。

このおかげで初めて、ミサイル攻撃を受けた時に市民がまずとるべき行動が多くの人々に知られることとなりました。

しかし、その内容は

「屋外にいる場合、近くのできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難する」

「建物がない場合は、物陰に身を隠すか地面にふせ頭部を守る」

「屋内にいる場合、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する」

という、たった3つの当たり前のことだけが記されたものでした。

緊急質問に立つ藤野英明
ほぼ同じ内容が記された2枚のペーパーを読んでも『不安』は拭えず、むしろ

「屋内退避の後にどうすべきかわからない」

「Jアラートが鳴ってもミサイルが落ちる方が早く避難は間に合わない」

「自衛隊や横須賀市は本当に私たちを助けてくれるのか」

などの疑問や『不安』や怒りの声を多くの市民の方から頂きました。

しかし、まさに、そうした事態に対応する為に策定した計画があります。『横須賀市国民保護計画』です。

「横須賀市国民保護計画」を示す藤野英明

「横須賀市国民保護計画」を示す藤野英明


武力攻撃を受けた場合や大規模テロが発生した場合に、国民の生命、身体及び財産を保護し、国民の生活や経済に与える影響を最小にする為の国・地方公共団体等の責務、住民の避難や救援などの具体的な措置について定めています。

けれども、この1か月間をとおして、改めて『横須賀市国民保護計画』の存在が全く市民に知られていないことが明らかになりました。

東日本大震災以降、災害に備える気持ちを多くの市民が抱いており、今回もただ「屋内に逃げ込め」という言葉では市民は全く安心することはできません。

そんな市民のみなさまの『安全』を守る為の取り組みが平素からなされていることを、適切かつわかりやすく市民に周知すべきことは、そもそも『横須賀市国民保護計画』の中でも本市の責務として定められていることです。

そこで伺います。

【質問3】
市民の関心が強く高まっている今こそ周知・啓発を適切に行なって、まず『横須賀市国民保護計画』の存在を知っていただき、その内容をわかりやすく説明することで対応策へのご理解をいただき、また市民の抱いている疑問の数々にお答えできるように、積極的な取り組みを行なうべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)

3.いまだ終息したとは言えない一連の弾道ミサイル標的問題に対して、何故、市長が自らの言葉で市民に対して何らかのメッセージを発しないのか

先ほど申し上げた通り、安倍総理大臣は「今後も高度な厳戒態勢を取っていく」と述べており、一連の問題はいまだ終息したとは全く言えません。

安全保障、国防そのものは国の専権事項だとしても、その被害に遭う可能性が高まった本市に暮らす市民の安全・安心を守るのは横須賀市長の本来の責務です。

そこで伺います。

【質問4】
一連の弾道ミサイル標的問題に動揺し、『不安』を感じている市民に対して、市長自らが市民に語りかける必要があるとは思わないのでしょうか。

市民への何らかのメッセージを発するべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


緊急質問に立つ藤野英明


以上で1問目を終わります。



市長の答弁

ご質問ありがとうございました。


【答弁1】
まず北朝鮮のミサイル報道に関しまして、市民の不安を取り除く為のこれまでの取り組みについてご質問をいただきました。

本市は平成25年3月から4月にかけまして、北朝鮮労働党機関紙で「標的のひとつである」との名指しを受けた時から、万が一ミサイルが発射された際の周知方法、その際に取るべき行動などをホームページに記載しています。

今回、議員からもご指摘がありましたホームページの更新は、情報の見つけやすさの観点から、これまでの掲載記事の位置の変更を行なったものです。

これ以外には、電話やメールでいただくお問合せに対して担当職員がご説明をしご理解をいただいているところです。


【答弁2】
次に、不安を取り除く為の今後の取組みについて、ご質問をいただきました。

市民の皆さんの不安は、北朝鮮がミサイルを発射し本市にその影響が生じるのではないか、ということが根本にあると考えています。

私たちには残念ながら、この根本原因そのものを取り除くことはできません。

現在、政府や関係諸国により、かかる事態が発生しないよう外交努力が続けられているところです。

その為、市民の皆さんからの問い合わせには、このような外交努力が重要であることについても併せてご説明していきたいと考えています。


【答弁3】
次に、『横須賀市国民保護計画』の市民周知の必要性について、ご質問をいただきました。

実際にミサイルが発射された場合などでは、建物内に入り爆風や破片から身を守ることが基本で、それ以上のことは『国民保護計画』には記載をしていません。

また、国民保護制度そのものが法定受託事務となっていて、避難の指示なども国が発出することとなっています。

その為、本市の計画の周知を進めることで、議員ご指摘の市民の疑問の全てを解決することは難しいとは思いますが、私自身、『国民保護計画』の周知が足りているとは思っていません。

本市は平成19年度以降、毎年『国民保護訓練』を実施していますので、国民保護の仕組みと併せ、どのような訓練を行なってきたのか等についても、地域での防災訓練の場などを活用し、説明していきたいと思います。


【答弁4】
次に、私自らが市民にメッセージを発するべきとのご提案をいただきました。

これまでお答えしている通り、実際にミサイルが発射された場合、自治体や住民にできることは大変限られています。

そのような事態とならないように外交努力を重ねることが重要で、その後ろ盾のひとつが日米同盟であると考えていますので、必要に応じてこれらについて発信をしていきたいと思っています。

以上です。



フジノの再質問

市長、御答弁ありがとうございました。

想定内の回答で、大変残念なお答えでした。だからこそ今回、緊急質問を行なうきっかけにまさになった、ということが、市民のみなさんにも市議会のみなさんにも伝わったのではないでしょうか。

いろいろな質問をいたしましたが、順次、再質問を行なっていきたいと思います。

市長はそもそも市民の不安をどう受け止めたのか、についてお聞きしたいと思います。

今回4月いっぱい、多くの市民の方々から僕は相談を受けてきました。

あるおひとりから何らかの相談があったら、その十倍から百倍は同じ想いを抱えている人がいる、と僕はいつも考えてきました。議員に出会える人間というのは当然限られていますし、議員に「相談しよう」と思う人の数も限られています。

そして、今回の一連の北朝鮮によるミサイル問題は今も終わっていませんし、市民の不安も解消されていない、と僕は考えています。

一方、市長はそもそも市民のみなさまの不安をどのように受け止めておられるでしょうか。



市長の答弁

今回この北朝鮮のミサイル報道があったのち、私自身も直接、市民の方から不安を届けて頂くような機会というのが、複数回ありました。



フジノの再質問

市長ご自身も、まさにその不安の声を聞いておられるということで、安心しました。

僕が市民安全部にヒアリングした際に、

「市役所やコールセンターに電話で不安を訴えた方は1日数件に過ぎない

という言葉を頂ききました。

この、「数件に過ぎない」という表現に僕は強い違和感を抱いています。

先ほど申し上げた通り、市民のみなさまの中で議員を知っている人はまず数が少ない。だから議員に1件でも相談があったらその数百倍、少なくとも数十倍は同じ想いを抱えている人がいると僕は受け止めています。

不安を感じていても、わざわざ『市役所に電話をかける』という選択肢が浮かぶ市民の方々は、圧倒的に少ないと思います。

そんな中で、「1日に数件しか電話が無い」「電話があったのは1日数件に過ぎない」というこの表現を受けて、市長はどのようにお考えになりますか。



市長の答弁

直接、私はそう報告を受けたことは無いですけれども、数件であってもやはり市民の不安の表れであろうというふうに思います。



フジノの再質問

そして今、『数』の問題についてお話しをしましたけれども、『数』だけでなく『質的な側面』について伺いたいと思います。

東日本大震災、それからこのミサイル問題、大変多くの方々が不安を感じている。

しかもその不安の『質』というのは大変強いものだというふうに受け止めています。市長はその点についてはどのようにお感じになっているのか。

一過性のもので、また報道が静かになれば消えていくようなものだと思っておられるのか。

僕は「2013年からずっと市民の方は不安を感じ続けている」というふうに感じているのですけれども、その点はどのようにお感じでしょうか。



市長の答弁

継続的にその不安のボリュームを測る事というのはなかなか難しいところがあるというふうに思っていますので、なかなか総体として2013年から継続しているものなのかどうか、私としては判断がつきかねるところです。



フジノの再質問

少なくとも市長は実際に報告を受けている訳では無いというふうにおっしゃいますが、様々な新聞記事などにおいて、

「本市に不安を訴える電話というのは一日数件に過ぎない」

という表現が記されている訳です。

その「過ぎない」という表現は、僕は間違っていると。「数件に過ぎない」という表現というのは驕りを感じます。

毎日の業務の中でそれが毎日のことだから、もしかしたら市民の不安から心が離れてしまっているのかもしれない。

けれども繰り返しますが、「議員に伝えてみよう」「市長に伝えてみよう」「市役所に電話してみよう」と思う人は、39万人の市民の中でどれほどいると思いますか。

1日数件も電話があったらば、それはその数十倍の、数百倍の人がいるんだと思うんですよ。

ですからこのような、数を聞かれたから数を答えたということなのかもしれませんが、「過ぎない」と価値判断が入るような表現は謹んでいただくようにぜひ市長からもご指示していただきたい、というふうに思いますが、いかがですか。



市長の答弁

確かに件数をもって「多い」「少ない」の価値判断を行なう案件では無いというふうに思いますので、そういった表現の仕方は慎むように指示をしたい、と思います。



フジノの再質問

ありがとうございます。

また、僕が市民安全部に、市民の方から頂いた疑問、

「市役所にミサイルが落ちて国民保護対策本部が壊滅したらどうするのか」

という質問をお尋ねしたところ、

「そもそも武力攻撃事態になれば指揮権はすぐに国に移るから、本部が壊滅しても大丈夫だ

という回答を受けました。

指揮権が国に移るからといって、市役所が壊滅して市職員の大半が失われた時に、市民のみなさまへの避難誘導や的確な情報提供ができるとは、とうてい僕には考えられないんです。

このような回答で市民のみなさまが安心できると市長はお考えになりますか。



市長の答弁

議員とその部局とのやりとりを私は直接聞いていた訳ではないので、「国民保護本部が壊滅しても大丈夫」という表現を使ったのか、私は正確に承知していません。



フジノの再質問

部下の行動や言動を把握しておられない、ということがよくわかりました。

続いて、学校の教職員や保護者の方への対応を何故現場任せにしたのか、という点について伺います。

教育委員会事務局にヒアリングした際に、

「市民安全部と相談した結果、今回は各学校に何の指示も出さないと決めた」

と伺いました。

市民安全部や市長部局のトップは市長です。つまり、保育園、幼稚園、小中学校、高校、特別支援学校に対して、何も通知や指示をしなくて良い、と決定したのは市長だと言えます。

何故そのように判断されたのでしょうか。



市長の答弁

各学校などについては、平成25年の際に発出した文書というものがまだ生きていますので、こういった危機事案が起きた場合に行なうべき対応方法というのは周知がされていると、そういう認識の中ででございます。



フジノの再質問

「25年に発出した文書が周知されている」とおっしゃいますが、それならば、学校の教職員の方や管理職の方から僕のところに相談はそもそも来ないと思うんですよね。

次の質問はこちらです。教育委員会事務局ではなくて、教育委員メンバー、教育委員長を筆頭に教育委員メンバーの意見や学校現場に相談はした上で今回の決定に至ったんでしょうか。



市長の答弁

してはいません。



フジノの再質問

教育委員長を筆頭に教育委員メンバーにも学校現場にも、相談はしていない。

けれども、「何も通知も指示もしなくて良い」と判断を市長はされた、と。

しかし、その決定によって、現場の教職員や管理者や保護者の方々の不安感や負担感がどれほど大きくなったか、お考えになったことはありますか。



市長の答弁

そういった観点での考えを巡らしたことはありません。



フジノの再質問

なんとも無責任なことかと思います。

学校現場の先生はただでさえ御苦労されているところに、何の指示もなく、安全保障の専門家でも無い。

避難をするといっても、通常の避難訓練しかしたことが無い。

そんな中でいろいろな疑問に、保護者の方から問い合わせがあればお答えをしなければならない。

実際に教育委員会事務局にお聞きしたんですが、各学校ごとに校長・教職員の対応は様々で全く何も触れないようにされた学校もあれば、児童生徒保護者の不安に応じて対応した方もおられたと聞いています。

繰り返しになりますが、安全保障の専門家でも無い教職員の方にできる事というのは、いざという時の通常の延長である避難活動の準備と訓練の反復しかありません。

今回のようにミサイル攻撃に対する避難はどうすれば良いのか。

保育園・幼稚園・小中学校・高校などに対して、市民安全部は、つまり本市は、『国民保護計画』について理解していただく機会を研修などで教職員や保育士の方々に理解していただく機会を提供しているんでしょうか。



市長の答弁

市民安全部長から答弁いたします。



市民安全部長の答弁

今回お尋ねのような事案に対しましては、特段の周知をしてございません。



フジノの再質問

いないとのことでした。

そこで改めて伺います。

市長は教育委員会に対して、学校現場に対して一定の対応策をきちんと周知するように、丁寧に依頼をすべきだったんではないでしょうか。お答えください。



市長の答弁

北朝鮮のミサイル報道等の国民保護に関する取組みについて、できる事というのは、自治体においてもあるいは市民のみなさんにおいても、実際は限られているというのが現状です。

その対応のあり方としては、基本的には『Jアラート』による報道でその危機事案・緊急事態を察知して、その中で屋内の退避あるいは地下等があればそういった場所に退避をするということが一番の対応策になる、というところです。

これについては、すでに報道等も現在されているところですので、教育委員会に対しても以上のような状況を説明をするということはもちろんやぶさかではありませんが、それ以上の事というのはなかなか学校側に対応を求めても難しいのではないか、と思います。



フジノの再質問

専門の知見を持たない学校側に対応を求めるのはおかしい。

だからこそ本市が、知見を持っている市民安全部が、きちんと一定の研修をそもそも教職員の皆さんに行なう。

そして学校現場に対しても、できることできないことをどういうことが『国民保護計画』に書かれているかなどをきちんとご説明する機会を持って、そういった機会を持つことを教育委員会に依頼すべきだったのではないか、と僕は求めています。

そして、今回の北朝鮮ミサイル問題に限らず、「災害時において情報発信が消極的だ」と僕が繰り返し申し上げてきているのには、何度も申し上げてきたことなので繰り返しになりますが、理由があります。

これだけ情報が溢れている社会において、デマもたくさんある。

その中で唯一、市民の方々が安心できるのは『公』が出す、つまり『公』によって、「これが正しい情報ですよ」というふうに証明をされた、その情報を欲しいと市民の方は思っているんです。

それを「市民はその情報は知っているだろう」というふうに事前に、どうしてそう思うのかわかりませんが、(市長は)判断されて、「出来る事は自治体には限られている。Jアラートを聞いて避難をしてほしい。それしか出来ない。」というふうにおっしゃいますけれど、違います。

これだけ報道がいっぱいあるけれども、横須賀市は『国民保護計画』を作っている、と。

そして、平素から情報提供に努めて、関係機関との連携に努めて、そしていざという時の避難行動についても国・県ともに行動を取る。

自衛隊も米軍も協力をしてくれる。

日本赤十字社も協力をしてくれる。

そういうことを定めている、ということをお伝えすべきなんですよ。

こういう情報を新聞に書いてないじゃないですか。危機だけ煽る、でも書いてないじゃないですか。

でも横須賀市は、『広報よこすか』を使ってインターネットのホームページ、さきほど更新したとおっしゃいましたが、『広報よこすか』を使って、インターネットを見ておられない方にもいざという時に身を隠してくださいという国からの通知が出ましたけれども、その先について知りたい市民の方がたくさん居られるのを横須賀市は知っています。

その際に、横須賀市は『国民保護計画』というのを持っていて、実際の指揮権は国がとるけれどもこのような対策を考えています、と。遠距離避難についても考えている、と。

そういったことをきちんとご説明することが必要じゃないか、というふうに僕は考えています。

なぜそれができない。

そして「市にできることは限られている」と言い切ってしまうのか、大変疑問に感じています。

次の質問に移ります。

国が地方自治体に求めている対応を本市が行なうのか、という質問です。

まず、消防庁国民保護防災部防災課と内閣官房が都道府県を通じて各市町村に広報誌での周知を呼びかけました。

本市に実施予定はありますか?



市長の答弁

新しい広報誌等、パンフレット等を作って広報するという予定は今のところありません。

『広報よこすか』の記事の内容等については今後検討の余地はある、と思っています。



フジノの再質問

すみません、今のは言っている意味が全く分かりません。

つまり、政府の要請は拒否するのかどうかをお聞かせください。



市長の答弁

ですので、新たにパンフレットを作成する等の予算を取っていませんし、その予定は今ありません。

ただ、『広報よこすか』等でこの『国民保護計画』の周知ということであれば、必要に応じて行なっていこうというふうに思っています。



フジノの再質問

だから「横須賀はこんなもんだ」って言われるんですよ。

今回、政府は「訓練に関しては全額予算を国が持つ」と言っていますよね。

今回、国の通知によって広報誌の発行を求めているんですから、市長が国に対して予算要求してくださいよ。

それは市長の役割じゃないんですか?

「予算が無いからできない」なんていうふうに言わないで、予算をもらってきてくださいよ。



市長の答弁

ちょっと質問がよくわからなかったので、もう一度お願いします。



フジノの再質問

どうして理解していただけないのかが理解できません。

市長が「予算も無いので予算も計上していないので、新たに広報誌を作るか分からない」というふうにお答えになりました。

しかし今回、政府は通知によって「実際の事態に即した避難訓練は全額国が予算を持つ」というふうに言っております。

ですから広報誌の発行についても、市長が国に対して予算を要求して下さい、そして発行して下さい、というふうに申し上げております。

お分かりになりますか。



市長の答弁

国が対応しているのは訓練までですし、今回、横須賀市が例え要望したとして横須賀市のみを対象として措置されるとは決して思いませんので、今用意している予算の中ではそういったことを行なう考えはありません。



フジノの再質問

つまり、政府の要請は拒否をする、と。

その理由は、財政危機だ財政危機だと不安を煽って予算も計上していないから。

そして、そもそも予算を要求すれば国が動くかもしれないのに、そもそも(市長には)動く気が無い、ということがよく分かりました。

ではもう1点伺います。

内閣官房は実践的な避難訓練の実施を呼び掛けていますが、本市には実施する予定はありますか。



市長の答弁

平成19年から横須賀市は、『国民保護計画』に基づいた訓練を行なってきています。

これについては実質的な避難訓練ではなくて、具体的な関係機関との相互連携を一番の訓練目的に設定しています。

それこそが、『国民保護計画』の求める、私は訓練だというふうに考えていますので、現在はその実質的な訓練を行なう予定はありません。



フジノの再質問

勉強不足もほどほどにして下さい。

平成23年3月9日の総務常任委員会、平成28年9月28日の生活環境常任委員会。どちらにおいても青木哲正議員がその国民保護訓練のあまりにも市民からかけ離れている、どんどん遠ざかっている。市民ベースで理解してもらえる計画になっていない。

これに対して市民安全部長の答弁。23年も28年も、「市民に身近に危機事案を感じていただけるような啓発、そういう機会を設ける必要があります」と。「何らかの方法で推進していきたい」というふうに答えている。

そもそも昨年の決算においてもそのような答弁をしている訳です。

訓練そのものが市民周知と実効性のあるものが欲しいという質疑に対しても、市民安全部長が身近な問題として市民のみなさんもご心配になってくるとすれば広報を含めて住民のみなさまに周知ができる方法を考えていかなければいけないなという形で、防災訓練についても市民周知についても、もっと積極的にやると答弁しているんですよ。

それ、市長のところに上がってないんですか。

図上訓練って結局専門家がやっているだけで、今回の政府が求めている実際に即した避難訓練の実施とは全く別のものです。

ですから、「実践的な避難訓練をやって欲しい」というふうな国の求めをどうして本市は拒否するんですか。



市長の答弁

『国民保護計画』で求めているものというのは、やはりまずは専門家とおっしゃいましたが、関係機関の相互連携がやはり一番大事であるというふうに私は思っています。

ですので、まずはその関係機関との連携を主眼においた訓練を優先して行なっていきたいと思っています。



フジノの再質問

つまり委員会で質疑をして部長がどう答弁しても、市長には一切関係無いんだということが分かりました。

議会での質疑というのは一体何なんだろうなというふうに虚しく感じます。

そして一番お伺いしたい点、「本市の『インテリジェンス』は国よりも上なのか」という事をお聞きしたいです。

そもそも消防庁が、つまり政府が4月21日にあのような通知を何故国民に向けて出したと市長はお考えですか。



市長の答弁

やはり国民の間にも不安が広がっているからだろう、というふうに思います。



フジノの再質問

その通知を出した翌4月22日付けの神奈川新聞の記事においてこのような記述があります。

記事のタイトルは「ミサイル対処法公表、政府、避難訓練も要請、県内自治体、役立つ、不安に」長くなりますが引用したいと思います。

『政府が配布した「弾道ミサイル落下時の報道などについて」を受け、在日米軍基地のある県内自治体からは、役に立つとする一方、住民の不安を煽らないでもらいたいという声も上がった。在日米海軍厚木基地がある大和市の危機管理課は、「ミサイル発射の際の避難行動について市民はイメージを持っていないと思う。それなりに役立つだろう」と話す。一方、米海軍横須賀基地のある横須賀市の担当者は、2013年に北朝鮮が基地のある横須賀市や青森県、沖縄県を名指しし射程圏内だと砲撃をちらつかせた事例をひき、「あの時と比べればそこまでの緊迫感は無いと考えている。むしろ政府によるこうした通知で住民を不安にさせないで欲しいと懸念した。』

以上が引用です。

大和市の危機管理課はミサイル発射の際の避難行動について、市民はイメージを持っていないと思うという現実的な評価をしています。

かたや本市は政府が出した通知は不安を煽っていると新聞記者にコメントを出しています。

市長も同じお考えですか。



市長の答弁

政府がこうした通知を出したのはやはり、国民が不安に思っているから、その解消を図るためだろうというふうにわたしは想像をしています。



フジノの再質問

不安を煽るなという言葉は、イコール現実にはそのような差し迫った事態ではないにもかかわらず、市民に危機を煽る情報を流さないで欲しいという意味です。

新聞記者にコメントを出すにあたって国際情勢や安全保障に関するどのような情報に基づいて「不安を煽るな」というような判断をしたんでしょうか。

何の根拠をもって政府の対応を市民の不安を煽りすぎだと判断したんだとお考えになりますか。



市長の答弁

担当者と話をしていないので、わたしはわかりません。



フジノの再質問

つまり、部下に任せっぱなしで部下の発言も自由に勝手にやらせておく、と。自分は知らないから責任も取らないということなんですね。

けれども僕はこの記事を読んで、横須賀市が出したメッセージと受け止めました。

「不安を煽るな」とのコメントからは、国の安全保障、そのインテリジェンス活動よりも横須賀市の方がより正確に国際情勢や安全保障に関する事態を把握しているんだなあと受け止めました。

じゃあ本市は一体、政府よりも正確な情報をいったいどこから入手しているんでしょうか。

米軍から何らかの情報提供を受けているんでしょうか。

事実をお聞かせください。



市長の答弁

特段この北朝鮮のミサイル事案に関して、米海軍から特別な情報を得ているということはありません。



フジノの再質問

つまり、何の根拠も無く、個人的な印象批評で「煽りすぎだ」と新聞記者にコメントしたとするならば、極めて無責任だと思います。

市長の責任も大変重いと思います。

東日本大震災以来、「想定外は有りえない」と取り組んできた本市の災害対策の姿勢にも真っ向から反しています。

個人的な印象で、つまり2013年と比べて今はそこまでの事態では無いと、個人的な印象で予断をもって安全だと判断して、もしも何かが起こった時にはどうするんですか。

多くの人々が目にしている新聞にこういうコメントを出すというのは極めて問題だと思います。

市長、どうお考えですか。



市長の答弁

確かに現場の担当者のコメントとしては行き過ぎなところがあるように感じます。



フジノの再質問

ですから、繰り返し申し上げてまいりました。

市長は、市民の不安をどのようにお感じになっているのか。

市民は実際に不安を感じておられる。

そしてその数も具体的な数は測り知ることはできないけれども、一定数以上はいるかもしれない。

そしてその質についても測ることはできないけれども深い不安を感じている人もいれば、日常生活を送っている方もいるかもしれない。

そんな中で不安を抱えておられる方に僕はフォーカスを当てました。

そうした方々に安心して生活を送ってもらうのが我々市議会議員の仕事だからです。

そして横須賀市国民保護計画の情報をきちんとお伝えすべきだというふうにご提案を申し上げましたが、市長はすべてに対してゼロ回答でした。

そして担当者が発言した言葉だからわたしは聞いていないし、これだけ印刷されていろいろな人に読まれていても、それは部下が言ったことだからわたしは何ら関与していない。責任も取らないということが、市長の今回の質疑を通してわかったことです。

大変に無責任だというふうに思います。

そういう状況に、そういうトップの下で暮らさざるを得ないこの三浦半島に暮らしておられる市民の多くの方々は、よけい不安になると思います。

だからこそ僕は「市長自らの言葉でメッセージを出すべき」というふうに申し上げました。

2013年の北朝鮮ミサイル危機の時には2013年4月11日の記者会見で市長は、屋内退避の必要性を語っておられる。

そして今回、4月12日の定例記者会見でも、これはあくまでも市長から情報提供したんではなくて、記者の方から質問をされて若干、北朝鮮の有事について触れています。

けれどもこれだけでは全然届いていないと思います。

さっき学校現場には2013年に出した通知が今も生きているというふうにおっしゃっていましたが、生きてないかいないですよ。

それを読んでいる教職員の方がどれだけいるのか。なぜ僕に電話して相談してくるのか。

そもそも市の職員がなぜ僕にどうしたらいいのかわからないというふうに相談してくるのか。

これって全然危機管理に対して市長が市職員に周知啓発していないことの現れだと僕は思うんですよね。

これを、改善をしてほしい。そして市民の皆様にもちゃんと情報を提供して欲しい。

やってくれますか。



市長の答弁

『国民保護計画』に関する周知のあり方ということでは、わたしも周知不足というところは認めたところです。

ですので今後この『国民保護計画』なり国民保護訓練の実態というものをしっかりとお伝えしていく必要があるだろうと、そのように考えています。

また今回の北朝鮮ミサイル事案について、市民の不安というものがあることはわたしも承知していますので、その根本原因である安全をお届けすることはなかなか難しいと思いますが、積極的な情報発信によって市民の皆さんの不安をぜひ払拭をしていきたいというふうに思います。



フジノの結論

第1問目の冒頭でも申し上げましたが、国防は国の専権事項で、外交も僕は自治体外交を信じていますが、北朝鮮との間でなかなか自治体外交を確立するのは難しいと思っています。

ですからその点について僕は何も問うていません。

そうではなくて実際にミサイルが落ちた後に市民の皆さんの、怪我をした人たちをどうやって守るのか。あるいは被災した人たちが連絡を取り合いたいときにどうやって連絡を取り合うのか。そういう当たり前の知りたいことを教えてあげて欲しい。

しかもその為の『国民保護計画』を作っている。それが何も書いていないのであれば伝えることもできないけれどある訳です、予算を使って。

これをきちんと周知していただきたい。市民の不安を少しでも取り除く努力を積極的にしていただきたいと思います。

以上で質問を終わります。



北朝鮮ミサイル問題について緊急質問を行ないましたが、市長の答弁は市民の不安を解消する意思が全くありませんでした/2017年召集議会

北朝鮮のミサイルが横須賀市を標的としている問題

4月に入る前から現在に至るまで、本当に多くの方々から北朝鮮のミサイルについてたくさんの不安の声をいただきました。

そして、横須賀市はいったい何をしているのか、という厳しい指摘もたくさんいただきました。

これまでフジノはずっと、横須賀市の災害時の情報発信の在り方(もちろん平常時も含みます)について、あまりにも消極的であると批判し改善を求めてきました。

2013年3月、そして今年4月、北朝鮮の報道機関から2度にわたって名指しをされてきました。

北朝鮮のミサイルの標的の1つが「横須賀」だ

これだけ毎日膨大なメディア報道がなされている今、これは誰もが知っている事実です。そして、そのことに多くの方々が不安を抱くのは当たり前です。

市民のみなさまはふだんどのような備えをすれば良いのか、いざという時に建物に逃げ込んだ後どうすれば良いのか、安否確認やけが人の救護はどうすれば良いのか、遠くへ避難しようにも半島で幹線道路も少ない横須賀で本当に避難なんてできるのか、たくさんの疑問が起こるのは当然です。

しかし、自然災害と同じで、武力攻撃事態に関しても横須賀市はあまりにも情報発信に消極的です。

外交や国防などの安全保障が国の所管であることは、市民のみなさまも理解しています。

市民のみなさまは、横須賀市に対してミサイル攻撃をされた後にどうしたら良いのかの備えを知りたいし、自然にいくつもわいてくる疑問に対して横須賀市が正確な情報を丁寧にしっかりと発信することを求めているのです。

緊急質問に立つ藤野英明

緊急質問に立つ藤野英明


そこで今日の本会議において、特別なことではありますが、議会運営委員会の許可を頂きましたので、緊急質問を行ないました。



ゼロ回答、国の要請も拒否。横須賀市長は市民を守らない

質問の全文をこちらに掲載します(5月10日時点では1問目のみとなります。市長の答弁や再質問は改めて文字起こしをしてからアップしますね)。

フジノは、当たり前の質問しかしませんでした。

Q.国が自治体に要請している『広報紙での周知』を行なうべきではないか。

A.予算が無いからやらない。

Q.国が自治体に要請している『実践に近い形での避難訓練』を行なうべきだ。市民が参加する訓練を行なうべではないか。

A.専門家による図上訓練を行なっている。市民参加の訓練はやらない。

2017年4月22日・神奈川新聞より

2017年4月22日・神奈川新聞より


国が自治体に要請していることを、吉田市長は拒否しました。

国が「国民の安全の為にやってほしい」と要請していることを拒否したのです。

そこで拒否をする合理的な理由、市民が納得できる理由を尋ねましたが、まともな答弁は返ってきませんでした。

さらに最もフジノが許せなかったことがあります。

神奈川新聞の報道に対して横須賀市の市民安全部はこのように述べているとされています。

2017年4月22日・神奈川新聞より

2017年4月22日・神奈川新聞より


(4月21日に政府が2通のペーパー『弾道ミサイル落下時の行動等について』を国民に向けて公表したことに対して問われて)

一方、米海軍横須賀基地のある横須賀市の担当者は、2013年に北朝鮮が基地のある横須賀市や青森県、沖縄県を名指しし「射程圏内だ」と攻撃をちらつかせた事例を引き、「あのときと比べれば、そこまでの緊迫感はないと考えている。むしろ政府によるこうした通知で住民を不安にさせないでほしい」と懸念した。

横須賀というたった39万人都市が、政府を超える判断をまたもしています。政府が通知を国民に向けて発表したのは、危機管理上必要だと判断したからです。

にもかかわらず、横須賀市は「そこまでの緊迫感はない」と勝手に判断し、通知を出した政府に対して「こうした通知で住民を不安にさせないでほしい」と批判しています。

何の根拠をもってそんな判断をし、多くの読者を持つ神奈川新聞の読者にメッセージを発したのか、ただしました。

Q.市長、何故政府は通知を発したと考えているか。

A.安全保障上、必要だと考えたからだと思う。

Q.では、報道に横須賀市が答えた「そこまでの緊迫感はない」という判断をした根拠は何か。政府の判断よりも正確な情報を得ているのか。米軍から情報を得ているのか。

A.米軍から情報を得ているということはない。政府以上の情報は無い。

Q.それならば何故「そこまでの緊迫感はない」と横須賀市は言えるのか。

A.部下がした発言なので承知していない。

Q.市長、つごうの悪い時だけ部下のせいにするのはやめてほしい。先ほどあなたは政府が安全保障上必要だと判断したから通知を発したと考えていると答弁した。しかし「こうした通知で住民を不安にさせないでほしい」と述べている。通知を出した政府は誤っているのか。

A.部下の発言なので承知していない。

Q.何の根拠もなく、部下がニュースをみたり個人の直感や印象で感じたことを答えたというのか。これを読んだ読者は横須賀市が正式に市民に向けたメッセージだと受け止める。

A.部下から報告を受けていないので承知していない。

このようなていたらくです。

吉田市長には、このまちに暮らす人々の不安を積極的に解消するような考えは全くありません。

吉田市長は就任時や職員向けの訓示で、責任は自分が取るから積極的に仕事をしろというような趣旨の発言をしばしばします。

しかし、実際には部下に責任を押し付けて逃げるだけです。いつもです。

本当に最低な市長だと改めて感じました。

まもなくインターネット中継の録画が公開されると思います。ぜひそちらで一問一答形式での再質問をご覧下さい。

上に記したQ&Aは記憶とメモに基づいて記したもので正確ではありませんが、ほとんど合っていると思います。ぜひご覧下さい。

フジノは、積極的に不安を解消する為の提案をいくつもいくつも行ないました。

こうした市長の姿勢を質疑でただしても全く変わらない。

むしろ早く市長そのものが交代する方が市民の利益になると強く感じています。



緊急質問が認められました/北朝鮮の弾道ミサイル発射の標的とされる横須賀市の市民の不安を取り除き、安全を守る取り組みの周知の必要性

緊急質問(5月10日本会議)が認められました

本日開催された議会運営委員会で、フジノが『緊急質問』を行なうことが認められました。

5月10日に開会する『招集議会』では、通常は市長に対する一般質問は実施されません。

しかし『横須賀市議会会議規則』によって「質問が緊急をようするときその他真にやむを得ないと認められるときは、議会の同意を得て質問することができる」(第54条)で緊急質問の実施が定められています。

議会運営委員会のみなさんに認めていただき、正式に緊急質問ができることになり、大変ありがたく感じています。

5月10日に行なう緊急質問の発言通告書は以下の通りです。

2017年5月10日本会議・緊急質問・発言通告書

【件名及び発言の要旨】

1.北朝鮮による弾道ミサイル発射の可能性が高まっている、その標的に本市がなっている、いつ発射されるかわからない、と市民を連日大きな不安に陥れている膨大なメディア報道に対して、本市が市民の「不安」を少しでも取り除く努力をすべき必要性について

(1) 北朝鮮の弾道ミサイルの標的として米海軍横須賀基地のある本市が名指しされたに等しい各種メディアの膨大な量の報道に対して、多くの市民が強い不安を感じながら日々を過ごしている。

かたや本市では、4月24日に市民安全部危機管理課ホームページの一部を更新したが、それ以外に、市民の強い不安を少しでも取り除くために、これまで本市はどのような取り組みを行ってきたのか。

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達について

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達について




(2) 今後も不安定な国際情勢がいつまで続くかわからず、報道が過熱するたびに市民の「不安」は大きくなると予想される。

本市は今後市民の「不安」を少しでも取り除くための何らかの取り組みが必要だと私は考えるが、市長はどのような取り組みを行なっていくお考えか。



2.危機的な事態においても市民の「安全」を守る国・地方自治体の取り組みを記した「横須賀市国民保護計画」の存在と内容を市民にお知らせし、理解していただく必要性について

(1) 今回、内閣官房「国民保護ポータルサイト」に掲載された「弾道ミサイル落下時の行動について」が報道されたことで、武力攻撃事態において市民がまずとるべき行動が初めて多くの人々に知られることとなった。

弾道ミサイル落下時の行動について(内閣官房「国民保護ポータルサイト」より)

弾道ミサイル落下時の行動について(内閣官房「国民保護ポータルサイト」より)

弾道ミサイル落下時の 行動について(内閣官房「国民保護ポータルサイト」より)

弾道ミサイル落下時の
行動について(内閣官房「国民保護ポータルサイト」より)


しかし、当たり前のことだけが記されたわずか2枚のペーパーを読んでも不安は拭えず、むしろ

「屋内退避の後にどうすべきかわからない」

「Jアラートが鳴ってもミサイルが落ちる方が早く避難は間に合わない」

「自衛隊や横須賀市は私たちを助けてくれるのか」

などの疑問や不安や怒りの声を多くの市民からいただいた。

まさに、そうした武力攻撃を受けた場合や大規模テロが発生した場合に、国民の生命、身体及び財産を保護し、国民の生活や経済に与える影響を最小にするための国・地方公共団体等の責務、住民の避難や救援などの具体的な措置について定めたのが「横須賀市国民保護計画」だ。

横須賀市国民保護計画(平成28年3月改定)

横須賀市国民保護計画(平成28年3月改定)


しかし今回の問題をきっかけに、本計画の存在が全く市民に知られていないことが明らかになった。

市民の「安全」を守るための取り組みがなされていることを適切かつわかりやすく市民に周知すべきことは、そもそも「横須賀市国民保護計画」の中でも本市の責務として定められている。

横須賀市国民保護計画より

横須賀市国民保護計画より


市民の関心が強く高まっている今こそ周知・啓発を適切に行い、まず「横須賀市国民保護計画」の存在を知っていただき、その内容をわかりやすく説明することで対応策へのご理解をいただき、また市民の抱いている疑問の数々にお答えできるよう、取り組みを行なうべきではないか。



3.いまだ終息したとは言えない一連の弾道ミサイル標的問題に対して、なぜ市長がみずからの言葉で市民に対して何らかのメッセージを発しないのか

(1) 国防は国の専権事項だとしてもその被害に遭う可能性が高まった本市市民の安全・安心を守るのは市長の責務である。

一連の弾道ミサイル標的問題に動揺し不安を感じている市民に対して、市長みずからが市民に語りかける必要があるとは思わないのか。

市民への何らかのメッセージを発するべきではないのか。

以上です。

4月から現在に至るまで、本当に多くの市民の方々から電話やメールやじかにお会いした際に(最近では駅頭に立っている時も)、ご不安の声を頂きました。

これだけ多くの声を受けている以上、緊急質問に立つのはフジノの義務だと感じました。

これまでじかにご連絡をいただいた方々には『横須賀市国民保護計画』などをお伝えしてきましたが、とにかく分かりづらいというご意見も頂いております。

改めて、市民のみなさまにとって、少しでも不安を減らせるような、そして分かりやすい情報提供・情報発信の在り方を市長に質していきたいと思います。



神奈川県内初、横須賀で「LGBT向け就活相談」が毎月開催されます/フジノの提案、実現します

(はじめに)
フジノはふだん『LGBT』という単語を使いません。人の数だけ性的指向・性自任はグラデーションのように様々であり、根本的に4種類の区分に押し込めるようなものではないからです。しかし『SOGI』に関する課題や取り組みを語る時、世間ではあまりにも『LGBT』や『性的マイノリティ』という単語が用いられるようになってしまいました。残念ですが、今回のブログ記事でも市役所の文書の記述どおりに『LGBT』という単語を使用します)

神奈川県内初、横須賀市でLGBT向け就活相談が毎月開催されます

これまで10年近く取り組んできたフジノの『SOGI』に関する様々な課題への提案が、また1つ実現することになりました。

本日、市民部長から下の報告がありました。

市内でLGBT向け就活相談が開催されます

LGBT(性的マイノリティ)の方に向けた就活相談が県内で初めて横須賀市で開催されることとなりましたので、お知らせいたします。

LGBT向け就活相談では、就職活動の悩みや不安にLGBTに理解のある就労支援者が、1対1で相談支援を行います。

なお、この相談会は、神奈川県主催、横須賀市ほか3市共催の『若者のための地域出張相談~就活なんでも相談~』の中の取組みとして実施されるものです。

  1. 実施内容
    • 日程 平成29年4月から平成30年3月までの原則毎月第1水曜日(5月と1月のみ第2水曜日)
    • 時間 16時から17時
    • 場所 ヴェルクよこすか1階(横須賀市日の出町1丁目5番)
    • 内容 キャリアカウンセラーによる相談、応募書類の添削、面接の練習など
    • 対象 39歳までの性的マイノリティの方

  2. 申込方法
    • 相談は原則事前予約制です。
    • 申し込みは、希望日を『特定非営利活動法人ReBit』(info@rebitlgbt.org)へメールにてお申し込みください。
    • 応募多数の場合は、お断りすることがあります。
    • 空きがある場合は当日でも受け付けます。

【事務担当】
人権・男女共同参画課

下のチラシの方が分かりやすいですね。

「LGBT向け個別キャリアカウンセリング」のチラシ

「LGBT向け個別キャリアカウンセリング」のチラシ


『NPO法人ReBit』の力をお借りして、ようやく横須賀で就活相談の場を持てることになりました。『ReBit』のみなさん、よろしくお願いします。

市民部長、人権・男女共同参画課長をはじめとする現場のみなさん、ありがとうございます。



もしもあなたが声をあげてくれたらフジノが議会で提案して、実現します

2016年5月に開催した『横須賀市性的マイノリティ意見交換会』(公募した当事者の方々が横須賀市の『性的マイノリティ関係課長会議』メンバーと毎年意見交換をしています)で出た意見をもとに、フジノが2016年6月議会で取り組みを提案しました。

2016年6月9日本会議・フジノの一般質問

いわゆる性的マイノリティとされる方々が就職し、働き続けられるように本市がさらなる取り組みを実施し、市内事業者や関係諸機関と連携する必要性について

5月19日、『横須賀市性的マイノリティ意見交換会』を開いて、関係課長が当事者の方々と意見交換会を行いました。

4回目となった「横須賀市性的マイノリティに関する意見交換会」

4回目となった「横須賀市性的マイノリティに関する意見交換会」


過去3回の意見交換会では、すでに本市と接点のあるNPOなどの当事者の方々を参加者としてきたのですが、今回初めて当事者の方々を広く公募して、全く初めての方にも御参加いただきました。

様々な意見が出た訳ですが、過去3回と最も違いが顕著だったのは、就職、働き続けることに対してもっと本市が積極的に取り組んでほしいとの意見が多かったことでした。
 
そもそも雇用・労働は国・県の仕事との先入観から、僕は「いわゆる性的マイノリティとされる方々に関する雇用・労働政策は、国・県にもっと積極的に取り組んでほしい」と考えていました。

加えて、近年、NPOや企業によって、いわゆる性的マイノリティとされる立場の学生のための就職説明会などが開催されていることから、NPOによる積極的な取り組みに僕は期待していました。
 
しかし、今回、本市への期待の高さを知り、僕は深く反省しました。

改めて数回にわたり当事者の方々に意見を伺い、本市が取り組めることがまだ幾つもあることを率直に気づかされました。

この質問を通して、ぜひ市長にも問題意識を共有していただくとともに、さらに本市の施策を前進させるために質問します。
 
(1)本市は、いわゆる性的マイノリティとされる方々の相談を受ける5つの窓口をリーフレットやホームページで公表していますが、現在は就職や職場に関する相談窓口がありません。

横須賀市HP「性的マイノリティに関する相談窓口の紹介」より

横須賀市HP「性的マイノリティに関する相談窓口の紹介」より


すでに横浜市の男女共同参画センターの性別による差別などの相談においては、いわゆる性的マイノリティとされる方々の職場での偏見や差別に関する相談を受けていることを明示しています。
 
男女共同参画センター横浜「性別による差別等の相談」より

男女共同参画センター横浜「性別による差別等の相談」より


本市においても『市民相談室(社会保険労務相談)』横須賀市産業振興財団の『働く人の相談窓口』などの労働に関する相談窓口でいわゆる性的マイノリティとされる方々が安心して相談できる体制をつくるべきではないでしょうか。

(2)『横須賀商工会議所』と連携して、会員企業に対していわゆる性的マイノリティとされる方々に対する正しい知識と情報を提供する機会を設けるべきではないでしょうか。
 
同時に、性的マイノリティという立場であるがゆえの就職に対する不安や企業に求められる配慮や対応について学んでいただく機会を設けるべきではないでしょうか。

(3)いわゆる性的マイノリティとされる方々に対して現在ハローワークではきちんと対応できる職員が全くいないとの声が大変多かったです。

今後の本市の『意見交換会』には『ハローワーク横須賀』『ハローワーク横浜南』からも参加されるよう依頼すべきではないでしょうか、お答えください。

市長の答弁

市の労働相談窓口でいわゆる性的マイノリティとされる方々が安心して相談できる体制をつくるべきではないかという御質問をいただきました。
 
いわゆる性的マイノリティとされる方々が安心して労務相談を受けることができるよう、最初に受け付ける職員の意識啓発はもちろんのこと、相談の対応を依頼している社会保険労務士会等に理解と配慮をお願いしてまいります。また、個別の相談における課題は、多岐の分野にわたるケースが多いため、既存の相談窓口との連携を図りながら対応してまいります。




次に、横須賀商工会議所と連携した性的マイノリティとされる方々に対する正しい知識と情報を提供する機会について、また企業に求められる配慮などを学ぶ機会について御提案いただきました。
 
昨年度は商工会議所の『不動産部会正副部会長会議』で性的マイノリティの現状等を説明し、性的マイノリティ講演会の開催チラシを御案内して、情報提供を行ないました。

本年度は商工会議所との協議の上、全会員企業の方々に性的マイノリティに関する研修会の御案内を送付し、引き続き正しい知識を学習する機会の提供など、周知啓発に努めてまいりたいと考えています。
 
次に、今後の『意見交換会』にハローワークの職員にも参加するよう依頼するべきではないかという御提案をいただきました。

ハローワークは国の機関になるので、基本的には独自の取り組みを期待したいと考えています。

しかしながら、多くの市民が利用しているハローワーク横須賀には、本市の取り組みを情報提供していきたいと思います。

なお、ハローワークの職員の『意見交換会』への参加は、当事者のお考えをお聞きしながら検討していきたいと思っています。



フジノの再質問

性的マイノリティとされる方々と就職、就労、職場での相談についてです。

さらに市でできることを探ってほしいと僕は考えています。

今、御提案したことのほかに市でさらに実施できることはないか検討していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



市長の答弁

性的マイノリティとされる方々へのまず相談体制を整えていくことというのは、今回御提案いただいた労働相談含めて、幅広い体制をとっていく必要があると考えています。



フジノの再質問

商工会議所へのアプローチについては大変感謝しております。

できればリーフレットの送付だけではなくて、当事者の方の生の声を聞いていただく機会も依頼して設けていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



市長の答弁

商工会議所、事務局も含め、いろいろな場所がありますので、当事者の声と一概にいっても、どういう形でお届けするのが適切かというのは、今ぱっとイメージしづらいところがあるのですが、当事者のまず御意向を確認して、そういった御意向があれば、商工会議所に少し投げてみたいと思います。



フジノの再質問

最後に、国・県との連携についてです。

『自殺対策連絡会』では、国・県の機関も参加しております。この問題についても、僕は自殺対策からスタートして、いわゆる性的マイノリティとされる方々の自殺念慮や自殺企図が大変高いというところから、この対策に乗り出しました。

ですから、やはり同じように国や県にも協力を求める必要があると思います。

明らかに横須賀市の方が先を行っている訳です。

ですから、横須賀市から国・県に働きかけて、ぜひこうした意見交換会に参加していただくように呼びかけていただければと思います。



市長の答弁

ハローワークを含めた職員の意見交換会への参加は、こちらも当事者の意向をまず確認した上で、ぜひというお話であれば、市から働きかけていきたいと思います。

フジノがこの質問を作るきっかけになったのは、ある当事者の方の声でした。

就職活動~職場での日々~待遇改善を求める活動~改善はされたもののバーンアウトして退職、その全ての過程をフジノはお聴きしていました。

さらに、先ほど記した2016年5月の『横須賀市性的マイノリティ意見交換会』の場においても、複数の方々から就職活動と職場での毎日に関するたくさんのご意見をいただきました。

もしも当事者の方が声をあげてくれたならばフジノは必ずそれを受け止めます。

そして、実現可能なあらゆる手段を用いて(本会議・委員会での質疑、市との交渉など)必ず実現に向けて努力します。

政治・行政の歩みは遅く、あなたからしたらスピード感の遅さに失望するかもしれません。

けれども歩みは遅くとも、必ずフジノは実現するまであきらめません。

だから、どうか声をあげてみてくださいませんか。それがとても勇気が必要な行動であり、簡単では無いことは百も承知です。

フジノと想いのある市職員の方々は必ず現実を良い方向に変えていく為に努力を続けていきます。