神奈川県内初、横須賀で「LGBT向け就活相談」が毎月開催されます/フジノの提案、実現します

(はじめに)
フジノはふだん『LGBT』という単語を使いません。人の数だけ性的指向・性自任はグラデーションのように様々であり、根本的に4種類の区分に押し込めるようなものではないからです。しかし『SOGI』に関する課題や取り組みを語る時、世間ではあまりにも『LGBT』や『性的マイノリティ』という単語が用いられるようになってしまいました。残念ですが、今回のブログ記事でも市役所の文書の記述どおりに『LGBT』という単語を使用します)

神奈川県内初、横須賀市でLGBT向け就活相談が毎月開催されます

これまで10年近く取り組んできたフジノの『SOGI』に関する様々な課題への提案が、また1つ実現することになりました。

本日、市民部長から下の報告がありました。

市内でLGBT向け就活相談が開催されます

LGBT(性的マイノリティ)の方に向けた就活相談が県内で初めて横須賀市で開催されることとなりましたので、お知らせいたします。

LGBT向け就活相談では、就職活動の悩みや不安にLGBTに理解のある就労支援者が、1対1で相談支援を行います。

なお、この相談会は、神奈川県主催、横須賀市ほか3市共催の『若者のための地域出張相談~就活なんでも相談~』の中の取組みとして実施されるものです。

  1. 実施内容
    • 日程 平成29年4月から平成30年3月までの原則毎月第1水曜日(5月と1月のみ第2水曜日)
    • 時間 16時から17時
    • 場所 ヴェルクよこすか1階(横須賀市日の出町1丁目5番)
    • 内容 キャリアカウンセラーによる相談、応募書類の添削、面接の練習など
    • 対象 39歳までの性的マイノリティの方

  2. 申込方法
    • 相談は原則事前予約制です。
    • 申し込みは、希望日を『特定非営利活動法人ReBit』(info@rebitlgbt.org)へメールにてお申し込みください。
    • 応募多数の場合は、お断りすることがあります。
    • 空きがある場合は当日でも受け付けます。

【事務担当】
人権・男女共同参画課

下のチラシの方が分かりやすいですね。

「LGBT向け個別キャリアカウンセリング」のチラシ

「LGBT向け個別キャリアカウンセリング」のチラシ


『NPO法人ReBit』の力をお借りして、ようやく横須賀で就活相談の場を持てることになりました。『ReBit』のみなさん、よろしくお願いします。

市民部長、人権・男女共同参画課長をはじめとする現場のみなさん、ありがとうございます。



もしもあなたが声をあげてくれたらフジノが議会で提案して、実現します

2016年5月に開催した『横須賀市性的マイノリティ意見交換会』(公募した当事者の方々が横須賀市の『性的マイノリティ関係課長会議』メンバーと毎年意見交換をしています)で出た意見をもとに、フジノが2016年6月議会で取り組みを提案しました。

2016年6月9日本会議・フジノの一般質問

いわゆる性的マイノリティとされる方々が就職し、働き続けられるように本市がさらなる取り組みを実施し、市内事業者や関係諸機関と連携する必要性について

5月19日、『横須賀市性的マイノリティ意見交換会』を開いて、関係課長が当事者の方々と意見交換会を行いました。

4回目となった「横須賀市性的マイノリティに関する意見交換会」

4回目となった「横須賀市性的マイノリティに関する意見交換会」


過去3回の意見交換会では、すでに本市と接点のあるNPOなどの当事者の方々を参加者としてきたのですが、今回初めて当事者の方々を広く公募して、全く初めての方にも御参加いただきました。

様々な意見が出た訳ですが、過去3回と最も違いが顕著だったのは、就職、働き続けることに対してもっと本市が積極的に取り組んでほしいとの意見が多かったことでした。
 
そもそも雇用・労働は国・県の仕事との先入観から、僕は「いわゆる性的マイノリティとされる方々に関する雇用・労働政策は、国・県にもっと積極的に取り組んでほしい」と考えていました。

加えて、近年、NPOや企業によって、いわゆる性的マイノリティとされる立場の学生のための就職説明会などが開催されていることから、NPOによる積極的な取り組みに僕は期待していました。
 
しかし、今回、本市への期待の高さを知り、僕は深く反省しました。

改めて数回にわたり当事者の方々に意見を伺い、本市が取り組めることがまだ幾つもあることを率直に気づかされました。

この質問を通して、ぜひ市長にも問題意識を共有していただくとともに、さらに本市の施策を前進させるために質問します。
 
(1)本市は、いわゆる性的マイノリティとされる方々の相談を受ける5つの窓口をリーフレットやホームページで公表していますが、現在は就職や職場に関する相談窓口がありません。

横須賀市HP「性的マイノリティに関する相談窓口の紹介」より

横須賀市HP「性的マイノリティに関する相談窓口の紹介」より


すでに横浜市の男女共同参画センターの性別による差別などの相談においては、いわゆる性的マイノリティとされる方々の職場での偏見や差別に関する相談を受けていることを明示しています。
 
男女共同参画センター横浜「性別による差別等の相談」より

男女共同参画センター横浜「性別による差別等の相談」より


本市においても『市民相談室(社会保険労務相談)』横須賀市産業振興財団の『働く人の相談窓口』などの労働に関する相談窓口でいわゆる性的マイノリティとされる方々が安心して相談できる体制をつくるべきではないでしょうか。

(2)『横須賀商工会議所』と連携して、会員企業に対していわゆる性的マイノリティとされる方々に対する正しい知識と情報を提供する機会を設けるべきではないでしょうか。
 
同時に、性的マイノリティという立場であるがゆえの就職に対する不安や企業に求められる配慮や対応について学んでいただく機会を設けるべきではないでしょうか。

(3)いわゆる性的マイノリティとされる方々に対して現在ハローワークではきちんと対応できる職員が全くいないとの声が大変多かったです。

今後の本市の『意見交換会』には『ハローワーク横須賀』『ハローワーク横浜南』からも参加されるよう依頼すべきではないでしょうか、お答えください。

市長の答弁

市の労働相談窓口でいわゆる性的マイノリティとされる方々が安心して相談できる体制をつくるべきではないかという御質問をいただきました。
 
いわゆる性的マイノリティとされる方々が安心して労務相談を受けることができるよう、最初に受け付ける職員の意識啓発はもちろんのこと、相談の対応を依頼している社会保険労務士会等に理解と配慮をお願いしてまいります。また、個別の相談における課題は、多岐の分野にわたるケースが多いため、既存の相談窓口との連携を図りながら対応してまいります。




次に、横須賀商工会議所と連携した性的マイノリティとされる方々に対する正しい知識と情報を提供する機会について、また企業に求められる配慮などを学ぶ機会について御提案いただきました。
 
昨年度は商工会議所の『不動産部会正副部会長会議』で性的マイノリティの現状等を説明し、性的マイノリティ講演会の開催チラシを御案内して、情報提供を行ないました。

本年度は商工会議所との協議の上、全会員企業の方々に性的マイノリティに関する研修会の御案内を送付し、引き続き正しい知識を学習する機会の提供など、周知啓発に努めてまいりたいと考えています。
 
次に、今後の『意見交換会』にハローワークの職員にも参加するよう依頼するべきではないかという御提案をいただきました。

ハローワークは国の機関になるので、基本的には独自の取り組みを期待したいと考えています。

しかしながら、多くの市民が利用しているハローワーク横須賀には、本市の取り組みを情報提供していきたいと思います。

なお、ハローワークの職員の『意見交換会』への参加は、当事者のお考えをお聞きしながら検討していきたいと思っています。



フジノの再質問

性的マイノリティとされる方々と就職、就労、職場での相談についてです。

さらに市でできることを探ってほしいと僕は考えています。

今、御提案したことのほかに市でさらに実施できることはないか検討していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



市長の答弁

性的マイノリティとされる方々へのまず相談体制を整えていくことというのは、今回御提案いただいた労働相談含めて、幅広い体制をとっていく必要があると考えています。



フジノの再質問

商工会議所へのアプローチについては大変感謝しております。

できればリーフレットの送付だけではなくて、当事者の方の生の声を聞いていただく機会も依頼して設けていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



市長の答弁

商工会議所、事務局も含め、いろいろな場所がありますので、当事者の声と一概にいっても、どういう形でお届けするのが適切かというのは、今ぱっとイメージしづらいところがあるのですが、当事者のまず御意向を確認して、そういった御意向があれば、商工会議所に少し投げてみたいと思います。



フジノの再質問

最後に、国・県との連携についてです。

『自殺対策連絡会』では、国・県の機関も参加しております。この問題についても、僕は自殺対策からスタートして、いわゆる性的マイノリティとされる方々の自殺念慮や自殺企図が大変高いというところから、この対策に乗り出しました。

ですから、やはり同じように国や県にも協力を求める必要があると思います。

明らかに横須賀市の方が先を行っている訳です。

ですから、横須賀市から国・県に働きかけて、ぜひこうした意見交換会に参加していただくように呼びかけていただければと思います。



市長の答弁

ハローワークを含めた職員の意見交換会への参加は、こちらも当事者の意向をまず確認した上で、ぜひというお話であれば、市から働きかけていきたいと思います。

フジノがこの質問を作るきっかけになったのは、ある当事者の方の声でした。

就職活動~職場での日々~待遇改善を求める活動~改善はされたもののバーンアウトして退職、その全ての過程をフジノはお聴きしていました。

さらに、先ほど記した2016年5月の『横須賀市性的マイノリティ意見交換会』の場においても、複数の方々から就職活動と職場での毎日に関するたくさんのご意見をいただきました。

もしも当事者の方が声をあげてくれたならばフジノは必ずそれを受け止めます。

そして、実現可能なあらゆる手段を用いて(本会議・委員会での質疑、市との交渉など)必ず実現に向けて努力します。

政治・行政の歩みは遅く、あなたからしたらスピード感の遅さに失望するかもしれません。

けれども歩みは遅くとも、必ずフジノは実現するまであきらめません。

だから、どうか声をあげてみてくださいませんか。それがとても勇気が必要な行動であり、簡単では無いことは百も承知です。

フジノと想いのある市職員の方々は必ず現実を良い方向に変えていく為に努力を続けていきます。



「LGBT成人式」に今年もお招きいただきました/「成りたい人」になる。その為に政治は全力を尽くします!

「LGBT成人式」に今年もお招きいただきました!

新年早々、本当に嬉しいことに、今年で6回目となる『LGBT成人式』に来賓としてお招きいただきました。

LGBT成人式・会場にて

LGBT成人式・会場にて


一昨年の様子はこちら。昨年はインフルエンザで無念の欠席。

今年もお招きいただいたことはフジノにとって、光栄の極みです。とてもとても嬉しかったです。

来賓席のフジノの名札、嬉しいです

来賓席のフジノの名札、嬉しいです


多くの国会議員、都議会議員、区議会議員が参列する中で、神奈川県から招かれた議員はたった2人だけ。

これまでの頑張りを評価していただいた気がして、すごく嬉しかったです。

主催者であるNPO法人ReBitのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。



SOGIに関わる課題へのフジノと横須賀の取り組みをどうしても知ってほしく

政治家に転職してからずっと続けてきたことがあります。

なるべく『来賓』としてイベントには行かない、ということです。特に、あいさつやスピーチをしなければならない時は。

あなたも、入学式や卒業式やいろんな機会に政治家がやってきては長ったらしい退屈な挨拶を聞かされた体験があると思います。イヤですよね。

自分がイヤだったことは、他人にもしない。

だから、政治家に転職してからなるべく『来賓』としてイベントには行かないようにしてきました。

けれども、今年もお招きいただいた『LGBT成人式』は、フジノの中で他の多くのイベントとは全く位置づけが異なります。

「ひとことでいいから、話をさせて下さい」

と心からお願いしたい、大切な機会です。

約十年ほど取り組んできた、フジノと横須賀市の『性的な多様性の保障』の為のいろいろな活動を少しでも多く知っていただきたいから。

国会議員からは『LGBTに関する課題を考える議員連盟』の会長である馳浩代議士(前・文部科学大臣)のビデオメッセージを筆頭に、初鹿明博代議士池内さおり代議士のスピーチ、福島瑞穂参議院議員や山本太郎参議院議員の祝電など、お祝いの言葉がたくさんありました。

続いて、都議の方々、区議の方々と続いていきます。

事前に頂いた主催者の方からの依頼文には、進行スケジュールの都合から「ひとことお祝いのお言葉をお願いします」と『ひとこと』が強調されていたのですが、みなさんひとことでは収まりません。

寄せ書きの前にて(会場内唯一の撮影許可スペースでした)

寄せ書きの前にて(会場内唯一の撮影許可スペースでした)


そして最後の方にフジノの番がやってきました。

ステージからは参加しておられるみなさんのお顔がとてもよく見えますから、自分の番が来る前にすで退屈であろうことは痛いほど分かっています。

それでもフジノは、なんと5分間ほどもお話しさせていただきました。

ごめんなさいね。でも、どうしても伝えたかったから。

性的指向も性自認もグラデーションのように人の数だけ異なるのが当たり前なのに、日本はその現実に対応した法や制度になっていないし、人々の意識も追いついてきていません。

だけど、横須賀ではたくさんの制度を変えて、たくさんの研修を行なって(保育園・幼稚園・小中学校・学童保育・高校・市役所職員はあまねく担当者クラスから部長クラスまで・人権擁護委員ほか)、学校現場でも地域のコミュニティセンターでもパネル展示や講演会や当事者の方々とのワークショップを積み重ねて、人々の意識を現実に追いつかせようと努力してきました。

けれども、まだまだ不十分な部分があることもしっかり理解していて、それをみなさんと一緒に変えていく強い決意があります。

もしも退屈でつまらないと思われてでも、それでも伝えたいことがありました。長いスピーチを、ごめんなさい。

そして、聴いて下さってありがとうございました!



スタッフのみなさんの心遣いや気配りにとても心を打たれました

まず何よりも、主催者である『NPO法人ReBit』のみなさんのホスピタリティあふれる働きぶりに今年もとても胸を打たれました。

NPO法人ReBitのホームページ(ぜひご覧下さい)

NPO法人ReBitのホームページ(ぜひご覧下さい)


会場は駅から徒歩3分くらい。初めて訪れたフジノでもすぐに分かる場所です。それでも、寒空の下、案内の紙を持ったスタッフの方が立って案内をして下さっていました。

晴天に恵まれたものの、気温そのものは低くてとても寒くて手は冷たくてたまらない、という状況です。辻辻に立っているスタッフの方もそんな中ずっと立っていれば寒くてたまらないはずなのに、笑顔で案内をして下さいました(ありがとうございます!)。

そして会場に到着してからも、細やかな気配り・心遣いに感謝の気持ちばかりでした。

これは来賓だからの対応ではなく、全国・関東のあらゆる地域から参加するみなさまに対して一貫した姿勢なのでした。

参加者の方々が「参加したい」と感じても『実際に参加できるかどうか』というのはまた別で、いまや『LGBT成人式』の知名度も全国的に上がってテレビもメディアもたくさん取材に来る中で、参加への心のハードルはむしろ上がってしまったかもしれません。

それでも「参加しよう」と決めて足を運んで下さった方々に対して、ReBitのみなさんは誰もが居心地の良い空間をつくろうと全力を尽くしておられました。緑色のスタッフ腕章を着けておられたみなさん、本当におつかれさまでした。素晴らしい働きでしたよ!



新成人へ送る言葉に胸を打たれ、トークショーで大いに笑いました

プログラムはこんなです。

式次第

第1部
-開式の辞
-オープニング映像上映
-来賓の紹介
-世田谷区教育委員会教育長 祝辞
-新成人の辞(ゆずまさん、るーみんさん)
-新成人への辞(タキタリエさん)
-トークショー(らーさん、モンキー高野さん、太田尚樹さん)

〜休憩〜

第2部
-自己紹介ゲーム
-ワークショップ
-ご歓談

きっとメディアの報道は『新成人の辞』に集中すると思いますので、当ブログでは割愛します。

フジノが最も胸を打たれたのは、人生の先輩にあたる方からの『新成人への辞』でした。

いわゆる『LGBTQ』とされる若者にとってだけでは無くて、今の時代、全てのこどもたちに必要な人生のロールモデルとなる大人の存在がとても不足していると思います。

親戚のおじさんおばさん、近所の大人、学校の先生、バイト先の先輩、あらゆるところに「ああ、この人みたいになりたいなあ」と思える大人の存在(人生のロールモデル)がこどもたちには必要です。多く居れば居るほど、その子にとって人生の選択肢は広がっていき、豊かになります。

でも、誰もが日々の仕事に追われて生活を送ることで精一杯の今、そういう存在は明らかに減ってしまった、とフジノは感じています。

そんな中、今日の『新成人への辞』を述べて下さったタキタリエさん(合同会社ハチドリ商会・代表)は、本当に素敵でした。

「新成人への辞」を述べたタキタさん(ツイッターより)

「新成人への辞」を述べたタキタさん(ツイッターより)


ああ、こういう方こそまさにロールモデルとして存在してほしい方だ。お話を聴けて本当に良かった、と感じました。

語られた言葉そのものも素晴らしかったのですが、その立ち姿・立ちふるまいも含めて、まさにロールモデルとして最適の存在だと深く感銘を受けました。

タキタさんのようなカッコいい大人がたくさん居てくれたら、こどもたちはその生き方や背中をみながら成長していくことができます。もっとタキタさんのような人にたくさん出会いたい、とフジノ自身が感じました。

6年間経営しておられた表参道のカフェ『gossip』は、その設立を決意した時の使命(まさに歴史的使命が『gossip』にはあったと思います)を終えたので、クローズされたとのこと。

ああ、もっと早く知りたかった。行きたかった。

ホームページで観る『gossip』はとてもリラックスできるカッコいい空間でした。

それにしてもタキタさんを『新成人への辞』に選んだReBit、さすが。ナイス人選でした。

(自分の気持ちばかり書いてしまいました。トークショーなどの様子についてはのちほど改めて記します)



後日談:たくさんのメディアにとりあげられました

共同通信社によって全国に配信されるとともに、朝日新聞・産経新聞でも報じられました。

産経ニュースより

産経ニュースより

テレビ朝日(AbemaTV?)でも取り上げてくれました。

FNN「ユアタイム」では特集が報じられました

FNN「ユアタイム」では特集が報じられました


翌日(16日)夜にはフジテレビ『ユアタイム』でも特集が報じられました。



「LGBT成人式」に来賓としてお招きいただきました/「成人の言葉」に涙、IVANさん村主章枝さんトークライブに感動!

世田谷で開催された「LGBT成人式」にお招きいただきました

今日は東京・世田谷の等々力まで向かいました(横須賀からは遠かった!)。

等々力駅にて

等々力駅にて


NPO法人Re:Bitが主催している『LGBT成人式』に、今年も来賓としてお招き頂いたのです

「LGBT成人式」のサイトより

「LGBT成人式」のサイトより


残念ながら、過去1度も参加できずにきました(パニック発作が出てしまい途中で引き返したり、他の仕事と日程が重なってしまったり、など)。

そこで今年は

「今回は他にどんな用事があっても全てお断りして、『LGBT成人式』を再優先して出席する」

と決意していました。

実は、そんな想いをささやかながら表現してみました。

フジノのスーツの襟にご注目下さい。

出席する「LGBT成人式」への敬意を表してみました

出席する「LGBT成人式」への敬意を表してみました


レインボーカラーは、多様性を保障したい全ての人々のシンボルです。



「LGBT限定の成人式はいらない論」に対して

そもそも『LGBT成人式』とは何か?

主催者である『NPO法人Re:Bit』のホームページから引用させていただきます。

LGBT成人式とは?

ありのままの自分で、自分のしたい格好で、“もっとすきになれる自分”への第一歩を踏み出す日。

成人式をすでに迎えた人も、これから成人式という人も。

ありのままの自分で成人式を迎える家族や友人に「おめでとう」を言いたい人も。

そんな周りの人達に「ありがとう」を伝えたい人も。

“もっとすきになれる自分”へ、その第一歩を踏み出そう!

込められた思い。

「成人式」は、「人に成る」と書くけれど、「人に成る」ってどういうことなんだろう?

一般的には成人式を迎えたら、大人になるように考えられているけれど

オトナの定義って人によって違うんじゃないかな?

だからLGBT成人式は、「成りたい人になる(=成人)」ための決意をしてその第一歩を踏み出す“あなた”の節目の日。

20歳限定なの?

年齢は問いません!

すでに成人式を終えたあなたも、これから成人式を迎えるあなたも、祝福したいご家族やご友人も!

たくさんの「おめでとう」と「ありがとう」が溢れる場所に。

セクシュアリティは限定されているの?

もちろん、セクシュアリティも問いません!

“おめでとう”“ありがとう”を伝えたい方なら誰でも大歓迎です!

1人で行っても大丈夫?

もちろん大丈夫です!

アフターパーティーなど交流の場もありますので、友達の輪を広ましょう!

実は、ちょっとインターネットをのぞいてみると

「LGBTだけの成人式なんてやるべきじゃない」

「LGBTもそうじゃない人も一緒の成人式が当たり前の社会に変えなければダメだ」

といった『LGBT成人式不要論』が記されています。

しかもかなり厳しい口調で、しかも同じように性的な多様性を守る為に活動してきた方々から。

フジノはそういった『不要論』に対して、理解できる気持ちもあります。

過去に、障がいのある方々だけの成人式に出席した時には、そのように感じたことがあります。

でも、12年間の政治家生活でフジノは『リアリスト』であることを学びました。

『理想』をいつも胸に抱きつつも『現実』はすぐには変わらないことをとても悔しいと感じながらも、『目の前の現実』はリアルに受け容れています。

『性的な多様性が保障される当たり前の社会』の実現の為に政治家として全力を尽くしていますが、カンタンにはいきません。

革命のように一瞬で社会が変わらない現実がある以上、短期的に今この瞬間にやれることを全力でやるべきです。

『LGBT成人式』を主催している『Re:Bit』は、そのNPO法人の名前からしてフジノの想いと同じです。

「Re=繰り返し、再び」「Bit=少しずつ」。

『現実』が変わるまで、何度も何度も挫折しても少しずつであろうと前進していくのです。

また『LGBT成人式』は、『LGBT』という単語を使っていますが、『レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー』に限定したイベントではありません。

ここで使われている『LGBT』という単語は他のセクシャリティを排除する為に使われているのではなくて、あくまでも対外的なわかりやすさや象徴的な意味合いで使われているだけに過ぎません。

「人の数だけセクシャリティは存在する」という基本的なことは、ウェブサイトでも配布物でも丁寧に説明されています。

また、この『LGBT成人式』は、誰もが自分らしくいられることを望み、その為に『節目』としてのイベントを通して、一歩踏み出せるように勇気をもらう為の機会づくりなのです。

参加できるのは、当事者・家族だけでなく、この趣旨に賛同してお祝いしたい全ての人です。

参加したい方は、年齢もセクシャリティも不問です。

決して閉鎖された空間ではありません。

こうした理由から、フジノは政治家として個人として、こころからこの機会に参加する全ての人々をお祝いしたいと感じています。

また、毎年来賓としてお招きいただいていることを、こころから誇りに感じています。

そして、「『LGBT成人式不要論』を唱えておられる方々とも、必ず分かり合える」と信じています。



成人の言葉に涙し、トークショーに感動しました

さて、今日の様子です。

式次第

-オープニング映像上映
-開式の辞
-保坂展人世田谷区長 祝辞
-堀恵子世田谷区教育委員会教育長 祝辞
-来賓紹介
-記念映像上映
-新成人の辞/新成人への辞
-閉式の辞

具体的なプログラムや会場の様子などは、フジノの記述は省略させていただきます。

というのも、メディア各社がたくさんいらしてました。明日の朝にはたくさんの記事が掲載されることでしょう。

朝日新聞社からはわれらが二階堂友紀記者が取材に来て下さってましたし(このテーマを追い続けている素晴らしい記者の方です)。

予算議会直前で準備に追われながら大急ぎでこのブログを書いているフジノよりも、そうしたメディアの報道のほうが分かりやすくていいと思います。

あえて記すならば、2つのことだけ。

第1に、『成人の言葉』に涙が出ました。

成人代表として3組の方々から、『成人の言葉』が読み上げられました。素晴らしかったです。

第2に、『トークショー』のゲストであるIVANさん村主章枝さんのお話に、深い感動をおぼえました。

フジノ以外の来賓で呼ばれた政治家たちは、みんな第1部の式典だけで帰ってしまいました。

予算議会まっただ中だったり、直前だったり、みなさんお忙しいのだろうと思います。でも、帰ったみなさんは、大きな損をしましたよ。

『トークショー』、本当にすごかったのですから!

IVANさんが最後の最後で語った暴力事件のお話は、日本にも根強い『ホモフォビア』があることを感じさせられ、絶対に許せないと強い怒りを持ちました。

IVANさん、ごめんね。こんな世の中で。

でも絶対に変えてみせるから。

誰もがありのままの自分で生きることが当たり前にできる社会に、必ず変えていきます。



「世の中=人々の意識」が変わるには時間がかかるけれど、諦めたら絶対にダメです。必ず変わります!

社会が変わるには、時間はかかるでしょう。

けれども、今日は『Lush Japan』のような企業が協賛してくれたり、世田谷区長の保坂展人さんが祝辞を述べたり、社会が少しずつ良い方向に変わっているのは確かです。

Lushの特設ページ「LGBT支援宣言」

Lushの特設ページ「LGBT支援宣言」


しかも『Lush Japan』はおととし昨年と2年連続で『LGBT支援』の活動を行なっています。LGBTフレンドリーな企業も増えてきました。

さらに、当事者みずからが政治家になって制度設計や条例提案に携わる方も増えてました。

かつては『当事者であり、政治家』という存在は尾辻かな子さんしかいらっしゃいませんでした。

けれども今では上川あや議員(区議として3期12年間)石坂わたる議員(2011年初当選)もいらっしゃいます。

2012年5月、石坂わたる議員とフジノ

2012年5月、石坂わたる議員とフジノ

落選こそしてしまったものの、先日の総選挙に立候補した元豊島区儀の石川大我さんもいます。

旧知の同志・石川大我さんとフジノ

旧知の同志・石川大我さんとフジノ


(石川大我さんにはぜひとも政治家として復帰してほしいです)

さらについ先週には、渋谷区が『同性パートナーシップ制度』を条例化するとのニュースが全国で話題になりました。

また、世田谷区長の保坂展人さんは、上川あや区議とともに、「世田谷区でも条例化に向けて検討している」と発言しておられました。このことも昨日、大きく報じられました。

これだけ大きな変化が起こりつつあるのです。

必ず社会は変わります。

どんなに挫折しても苦しくても、諦めずに少しずつ前に進んでいくのです。

人の意識は必ず変わります。ゆっくりですが、必ず変わります。

だからどうか諦めないで下さい。

絶対に変わりますし、変わるスピードを早める為の努力はあらゆる立場の人々が全国でがんばっています。

フジノもそのひとりです。絶対にあきらめません。

みんなで力をあわせて、誰もがありのままの自分らしく生きていかれる社会に変えていきましょう。

本日はお招きいただいて誠にありがとうございました。

そして、参加して下さったみなさまにもこころから「おめでとう」と改めて申し上げたいです。



後日談:なんと村主章枝さんとツイッターで!

以下のツイッターでのやりとりをご覧下さい。

今日の『トークライブ』のゲスト、世界で常に上位を競ってきたスケート選手の村主章枝さんとフジノのツイッターでのやりとりです。

村主章枝さんとフジノのツイッターでのやりとり
20150215tweet02

フジノが「横須賀でぜひ講演会をお願いしたいです。いつか必ずオファーを正式に出しますのでお願いします」とツイートしました。

それに対して、なんと村主選手はお母さまのふるさとが横須賀であること、オファーがあれば講演会をしてくださるとお答え下さいました。

ただ、これくらいのお返事ならば『リップサービス』だと思いますよね。やっぱり。

しかし!

村主章枝さんがフォローしてくれました

村主章枝さんがフォローしてくれました


なんと、村主章枝選手がフジノのツイッターをフォローして下さったのです。

『リップサービス』なんかじゃない。

村主さんは、本気で横須賀で講演会をやって下さるはず。

絶対にがんばって村主章枝選手に横須賀で講演して頂く努力をしなければ!

素晴らしい出会いに感謝です。