妊婦健診にはHIV検査がありますが、妊婦さんは「偽陽性」で「陽性」と結果が出る確率が高いことを知っていて下さい/AIDS文化フォーラムin横浜(3日目)その1

「AIDS文化フォーラムin横浜2017」3日目も参加しました

おととい昨日に続いて、『AIDS文化フォーラムin横浜』に参加しました。

第24回AIDS文化フォーラムin横浜

第24回AIDS文化フォーラムin横浜


3日間にわたるフォーラムも、ついに今日が最終日です。

「AIDS文化フォーラムin横浜」会場入口にて

「AIDS文化フォーラムin横浜」会場入口にて


今日も気合いを入れて学びます。



講座「母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦〜」へ

フジノは、講座『母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦〜』に参加しました。

会場には60人くらいの参加者がつめかけ、ぎゅうぎゅうの満席でした。そのうち男性は8人くらいで、残りはみなさん女性でした。

「母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦」会場前にて

「母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦」会場前にて


この講座では、妊娠したお母さんからお腹の胎児にHIV感染する『母子感染』について、これまでと現状について学びました。

母と子を守る〜感染者の分娩・未受診妊婦〜

主催:認定NPO法人AIDSネットワーク横浜

『ハイリスク出産』の名医、聖マリの水主川純先生が、感染者の分娩、飛込み分娩、未受診妊婦の問題を語る。

それにしても、主催の『認定NPO法人AIDSネットワーク横浜』はすごいです。

毎年、『AIDSボランティア学校』という連続講座を開催しているのですが、今年でなんと25周年を迎えます(素晴らしい!)。

第25期AIDSボランティア学校・講演会の概要

第25期AIDSボランティア学校・講演会の概要


今年の10回連続講座のプログラムの『第5回』が、今日の『AIDS文化フォーラムin横浜』のこの講座にあたります。

聴きたい1つの講座だけ受講することもできて、こうして『AIDS文化フォーラムin横浜』ともコラボしていて、参加しやすくてすごく良い取り組みだと感じました。



妊婦健診の血液検査に「HIV」も入っています

『妊婦健康診査(妊婦健診)』では血液検査を行ないます。

血液型(ABO式、RhD式)、不規則抗体検査、血液一般検査、血糖の検査、血液生化学検査(肝・腎機能)、梅毒検査、B型肝炎、C型肝炎、HIV検査、風疹抗体、HTLV-1検査、トキソプラズマ抗体検査

上のリストのとおりで、HIVの検査も行ないます。

HIVも母子感染予防(お母さんから胎児に伝染することを防ぐこと)の対象になっているからです。

HIV感染、3番目の経路「母子感染」

HIV感染、3番目の経路「母子感染」


妊婦健診の対象項目になってからの歴史はまだ浅いです(2010年に血液検査の項目に加わりました)。

受診率
2000年 79.4%
2006年 95.3%
2015年 99.6%(最新データ)

けれども現在では、ほぼ全ての妊婦さんに検査が行われています。



どうしても知っていてほしいこと。実は、妊婦さんは「偽陽性」が0.1〜0.3%も出ます

今日のテーマからは外れるのですが、このブログを読んで下さっているみなさまにぜひ知っていてほしいことがあります。

それは「あらゆる検査に完璧・完全は無い」ということです。

ここでは妊婦健診の血液検査での『HIV』について詳しくお伝えしたいのです。

本当は『陰性』であるにもかかわらず、はじめの検査(スクリーニング検査)では『陽性』という結果が出てしまうことがあります。これを『偽陽性』と言います。

妊婦さんは一般の方々よりもHIV検査で『偽陽性』が0.1〜0.3%程度も出てしまうのです。

つまり、日本では妊婦さんが1年間に1000人〜3000人ほどHIV検査で『偽陽性』なのですが、『陽性』と反応が出る。

この1000〜3000人の中で、確認検査(≒精密検査)を行なった末に本当にHIV感染していると診断される人は、わずか50〜100人しかいません。

つまり、950〜2900人もの妊婦さんが妊婦健診の血液検査で実際はHIV感染をしていないのに「『陽性』の可能性があるので精密検査を受けて下さい」と言われているという現実があります。

ぜひこちらのパンフレットをご覧下さいね。

パンフ「妊婦HIV検査(一次検査)で結果が陽性だった方へ」より

パンフ「妊婦HIV検査(一次検査)で結果が陽性だった方へ」より


日本のお産の半分は診療所の開業医によって行なわれています。

そして、全てのドクターがHIVについて詳しい訳ではありません。その為、妊婦健診の血液検査の結果、『陽性』と出た時に『偽陽性』の可能性の説明ができないこともあります。

「ぜひ総合病院に行って精密検査を受けて下さい」

とお伝えして終わり、ということも現実にしばしばあるそうです。

わが国ではHIV・AIDSに対する誤った情報や偏見が根強く残っています。

そのような中で、十分な説明が無いままに

「あなたは妊婦健診の結果、HIV陽性でした」

と言われて、ひどくショックを受ける妊婦さんが多いです。

「AIDSを発症して死んでしまうのではないか」とか「夫から見放されてしまう」と恐れて、ストレスフルな精神状態に追い込まれて孤立してしまう方もいます。

その後、妊婦健診に一切来なくなってしまう妊婦さんもいらっしゃいます。

夫に話した結果、結婚そのものがダメになってしまうこともあります。

そのような厳しい現実があるからこそ、全てのドクターが気をつけて説明をする必要があります。けれども同時に全てのドクターがHIVに詳しい訳ではありません。

そこでぜひみなさまに知っていてほしいのです。

妊婦健診におけるHIV検査の弱点

血液検査の結果、本来は陽性ではないのに陽性とでてしまう『偽陽性』が0.1〜0.3%ほどあります。

日本では1年間に1000人〜3000人ほどの妊婦さんが、『偽陽性』なのですが、『陽性』と結果が出ています。

確認検査(≒精密検査)を行なった結果、最終的にHIV感染していると診断される人は、わずか50〜100人しかいません。

さらに、HIV感染していたとしても絶望のどん底に落ちる必要はありません。

「これだけは知っておきたい 安心と早期発見のためのHIV検査」グラフィックインターナショナル(株)発行より

「これだけは知っておきたい 安心と早期発見のためのHIV検査」グラフィックインターナショナル(株)発行より


そうなんです。

親がHIV感染していても、赤ちゃんは『陰性』で産まれることができる時代になったのです。




(この記事は次の記事に続きます)



画期的な新薬が開発されつつあります!/第6回HTLV-1対策推進協議会へ

予算委員会が午後スタートの為、朝から国の審議会へ参加してきました!

今日は『予備日』を使用して、引き続き『予算審議』が行なわれました。

朝から委員会スタートかと思い込んでいたら、なんとラッキーなことに午後2時からスタートとのこと。

そこで「参加できないだろうな」と諦めていた別の仕事に向かいました。

政治家として絶対に参加することに決めている、国による『HTLV-1対策推進協議会』です。

会場にて

会場にて


『HTLV-1対策』は、3期目の政治家フジノにとって重要なテーマです。

HTLV−1とは

HTLV−1とは


HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)に感染している人は、全国で約110万人です。これは、約100人あたり1人の割合です。

現時点では、感染してしまうと排除できません。発症を予防する方法も、治療法も、まだ確立していません。

しかし、この病気を撲滅する為に官民連携で取り組んでいるのがこの協議会です。



画期的な新薬が山野先生によって開発が進んでいます

厚生労働省の中に会議室が取れなかったのか、竹橋のホテルで開催されました。豪華…。

傍聴席には、元『はむるの会』(現在は『スマイルリボン』)の山越里子さんをはじめ、この問題に一緒に取り組んできたみなさんがいらっしゃいました。とても心強かったです。

HTLV−1対策推進協議会の様子

HTLV−1対策推進協議会の様子


さて、今日のプログラムは、下の通りです。

  1. HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について
  2.    

  3. ATL患者の立場から
  4. HAMに関する研究について
    • HAMに対する抗CCR4抗体療法の実用化に向けた治験の進捗状況について
    •            

    • ロボットスーツHALの医学応用、HAMの歩行改善効果と治験に向けた準備について
  5.        

  6. HTLV-1関連疾患研究領域研究の3年間の成果について
  7. 平成26年度の厚生労働科学研究について

この文章は、都内から横須賀へ戻る電車の中で書いています。

そろそろ横須賀に着きますので、文章は途中ですがいったん終わります。

さて、予算審議に行ってきます!

午後もがんばります!



第6回HTLV-1研究会・シンポジウムへ/母子感染対策をさらに進めたい

3日間にわたり「HTLV-1研究会・シンポジウム」が開催されています

今日は、東京・白金台の東京大学医科学研究所へ向かいました。

東京大学医科学研究所

東京大学医科学研究所


『第6回HTLV-1研究会・シンポジウム』に参加してきました。

第6回HTLV-1研究会・シンポジウム

第6回HTLV-1研究会・シンポジウム


この研究会は、世界中から研究者が集う『第3回HTLV-1国際シンポジウム』と『第2回ATLシンポジウム』とともに合同開催されています。

HTLV-1研究会も今年で6年目となりました

HTLV-1研究会も今年で6年目となりました


昨日から明日までの3日間にわたって、基礎研究から臨床まで様々な研究発表が行なわれます。

白金台の東京大学医科学研究所

白金台の東京大学医科学研究所


HTLV-1とは、ウイルスの名前です。

成人T細胞白血病(ATL)・HTLV-1関連脊髄症(HAM)・HTLV-1ぶどう膜炎(HU)を発症させるウイルスです(詳しくは厚生労働省の『HTLV-1』対策のコーナーをぜひご覧下さい)。

20130824aboutHTLV-1

このウイルスのキャリアは、全国で100万人以上にのぼります。つまり、約100人に1人の割合になります。

HTLV-1とは?

HTLV-1とは?


かねてから、フジノはこう宣言してきました

「政治家として3期目に当選したら絶対に取り組むのだ」とフジノがこころに誓ってきたのが『HTLVー1』対策です。



今も『HTLV-1』によって発症する病気(ATL、HAMなど)を完治させる薬は、開発されていません。

しかし、それでも政治家がしっかりと動けば、未来のある時点までに必ずこの病を撲滅することができるのです。

ウイルスの感染源で最も多いのが、赤ちゃんにお母さんがあげるミルク(=母乳感染)でした。ウイルスのキャリアであるお母さんを発見して、母乳からの感染を絶つことで防ぐことができるのです。

国全体の動きとして、2年前(2011年)にようやく妊婦検診のチェック項目にHTLV-1が加わりました。

横須賀市では、フジノの提案を受けて2011年10月、『HTLV-1母子感染予防対策の研修会』を神奈川県内では初めて開催しました。

けれども、まだまだこのウイルスについても病気についても広く知られてはいません。

さらなる対策をとっていくことがフジノの使命だと考えています。



母子感染対策によってHTLV-1を撲滅したい

あらゆる分野の研究発表が膨大な数にわたって行なわれるので、全てを聴くことはできません。

口頭発表の様子

口頭発表の様子


フジノは自らの問題意識から、母子感染対策に関わる研究発表・ポスターセッションに参加してきました。

●母子感染予防特別講演
「新しくなったHTLV-1母子感染対策事業―医師、看護師、助産師、保健師、行政との共働―」

●一般演題口演:疫学・感染予防ほか

  1. 「HTLV-1キャリア妊婦から出生した児の臍帯血中HTLV-1抗体価およびプロウイルス量に関する検討」
  2. 「HTLV-1抗体陽性妊婦からの出生児のコホート研究 中間報告」
  3. 「自治体との連携によるHTLV-1ウイルス関連疾患診療ネットワーク構築の試み」
  4. 「HTLV-I感染リスクの推定:性感染は弱くない」
  5. 「ATL患者の多重がんの発生頻度と発生間隔」
  6. 「HTLV-1感染と気管支喘息死亡との関連:地域相関研究」



口頭発表は、『母子感染について』を聴いてきました。


自治体との連携についての発表

自治体との連携についての発表


全国の都道府県に対して『HTLV-1母子感染対策協議会』の設立が求められて、神奈川県も含めて設立そのものは行なわれてきました。

ただ、研究発表の多くでも指摘されていたのですが、枠組みだけ作っても実際に機能していないところが多いとのことです。

母乳を制限すればいい、なんて言葉で言うのは簡単です。

けれども妊娠が分かって喜びに満ちているお母さんをはじめとする方々に、『HTLV-1』に感染している(=キャリアである)事実をお伝えすることだけでも大きなショックを与えてしまいます。

カウンセリングの体制がしっかり整っている病院や自治体はほとんどありません。

そんな中で、赤ちゃんと言えば母乳で育てなければならないというふうな考え方が支配的なわが国において、母乳をあげない(人工乳を推奨する・母乳は短期間のみにする)ことはとても難しいです。

もっともっときめ細やかな対応が必要です。

母子感染予防対策についての発表

母子感染予防対策についての発表


さらに出産してからの対応も不可欠です。

保健師・助産師・看護師などの関係者のみなさまの協力によるフォローアップ体制づくりも重要です。

まだまだやるべきことがたくさんある、と改めてフジノは感じました。

ポスターセッション会場にて

ポスターセッション会場にて





明日は公開シンポジウムが開催されます!

明日は、広く市民のみなさまに向けた公開シンポジウムが開催されます。

14:15〜16:15 公開シンポジウム
「知って下さい HTLV-1を〜聞いて!活かして!キャリア・患者の本音〜」

  • 司会:菅付加代子(特定非営利活動法人 スマイルリボン代表)
  • パネリスト:神崎 稔章(ATLネット会員)、久保田 孝子(全国HAM患者友の会関東支部長)、蒲生 未知夫(スマイルリボン会員)、池上 真弓(キャリアママの会 カランコエかごしま代表)

課題

  1. (現状)困ったこと-診断〜治療・相談
  2. (要望)求めたいこと-行政、診療、研究
  3. (対策)それぞれの立場でできること-医者、患者、キャリア、行政





どうかひとりでも多くの方に『HTLV-1』について知っていただきたいと願っています。

ぜひ、ご参加ください!



HTLV-1対策の都道府県ごとの取り組み状況が報告されましたが「取り組みあり」でも実態はまだ弱いです/HTLV-1対策推進協議会(第2回)へ

HTLV-1対策推進協議会(第2回)へ

今日は夕方から東京・霞が関の厚生労働省へ。
 
第2回目の『HTLV-1対策推進協議会』を傍聴しました。

本来であれば昨年のうちに開催されるはずだったのが2012年にズレこんでしまいました。

東日本大震災の影響で、第1回の開催は3ヶ月も延期されてしまいました。

けれども震災が起こっても延期せずに開催している審議会もたくさんある中で延期されると

まるで『HTLV-1対策推進協議会』が後回しや軽く扱われているような気持ちになってしまいます。

この『対策推進協議会』は、『総合対策』を全国で確実に進めていく為の重要な場ですので

どうか毎回スケジュール通りに必ず定期的に開催してほしいです。

厚生労働省17階・第18~20会議室前にて

厚生労働省17階・第18~20会議室前にて


総合対策のスタートから、1年間が経ちました。
 
少しずつですが取り組みは動き出しています。

例えば、母子手帳の中に新しく『HTLV-1』の項目が加わりました。

妊婦検診で行なわれる検査に加わったことで、以前よりも『HTLV-1』の発見ができるようになりつつあります。

「母子健康手帳」に新しく加わりました

「母子健康手帳」に新しく加わりました

そんな中、今日は、47都道府県それぞれの『取り組み状況』について発表されました。

現時点では『HTLV-1』への特効薬が無いので、『まずは母子感染を防ぐことが有効』です。

そこで、母子感染を防ぐ為に、都道府県は3つの取り組みをしなければなりません。
                ↓

都道府県が実施せねばならない3つの取り組み

都道府県が実施せねばならない3つの取り組み





都道府県が実施しなければならない3つの取り組み一覧表

この3つの対策を各都道府県がちゃんと実行しているのか、ひとめで分かるようにフジノが表を作成してみました。

『実施済み』は赤い文字にしました。

赤い太字で記されている都道府県名は3つ全てに取り組んでいるところです。

あなたが暮らしている都道府県はいかがでしょうか?

都道府県 母子感染対策
協議会の設置
母子感染対策
関係者研修事業
母子感染
普及啓発事業
北海道 設置済 実施予定 実施予定
青森県 今年度中の
設置を検討
実施予定 実施予定
岩手県 設置予定 来年度以降
実施検討
来年度以降
実施検討
宮城県 来年度以降
設置検討
実施を検討中 実施済
秋田県 既存事業で
対応
実施予定 来年度以降
実施検討
山形県 設置予定 実施済 実施済
福島県 来年度以降
設置検討
既存事業で
対応
来年度以降
実施検討
茨城県 設置済 実施済 実施予定
栃木県 既存事業で
対応
実施済 実施済
群馬県 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
埼玉県 設置済 実施済 実施済
千葉県 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
東京都 必要に応じて
設置できる体制
実施予定 実施済
神奈川県 既存事業で
対応
実施予定 実施済
新潟県 来年度
設置予定
実施済 実施済
富山県 設置済 実施予定 実施予定
石川県 既存事業で対応 実施済 来年度以降
実施検討
福井県 来年度以降
設置検討
来年度以降
実施検討
来年度以降
実施検討
山梨県 設置予定 実施済 実施済
長野県 来年度以降
設置検討
来年度以降
実施検討
実施済
岐阜県 既存事業で
対応
既存事業で
対応
実施済
静岡県 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
愛知県 設置済 実施済 実施済
三重県 設置済 実施予定 実施済
滋賀県 設置済 実施予定 実施済
京都府 来年度以降
設置検討
実施予定 実施済
大阪府 既存事業で
対応
来年度以降
実施検討
来年度以降
実施検討
兵庫県 来年度以降
設置検討
既存事業で
対応
来年度以降
実施検討
奈良県 設置予定 実施予定 来年度以降
実施検討
和歌山県 来年度以降
設置検討
実施済 実施済
鳥取県 既存事業で
対応
実施予定 実施済
島根県 設置予定 実施済 実施済
岡山県 設置済 実施済 実施済
広島県 来年度設置予定
(準備会開催済)
既存事業で
対応
実施済
山口県 設置済 実施予定 実施済
徳島県 既存事業で
対応
実施済 実施済
香川県 設置予定 実施済 実施済
愛媛県 既存事業で
対応
実施済 実施済
高知県 設置済 既存事業で
対応
実施済
福岡県 設置済 実施済 実施済
佐賀県 既存事業で
対応
実施予定 実施済
長崎県 設置済 実施予定 実施済
熊本県 来年度
設置予定
実施済 実施済
大分県 設置済 実施済 実施済
宮崎県 設置済 実施済 実施済
鹿児島県 設置済 実施予定 実施済
沖縄県 設置済 実施済 実施済

こうして一覧できるリストになると、どの県がちゃんと取り組んでいるのかが一目で分かります。

実施していない県はすぐに取り組むように厚生労働省からもしっかり働きかけてほしいです。

あなたの暮らしている都道府県は実施していましたか?

もしも「実施していない」だった場合は、政治・行政に対して「実施すべき!」と厳しく注文してくださいね。

協議会の様子

協議会の様子


ただ、このリストにも問題があります。

「実施済み」になっている都道府県であっても、「どんな内容」を「誰を対象」にして「何回」行なったのかという情報が全くありません。

ほんの1回60分の研修を行なっただけで「実施済み」としている県もあります。

例えば、フジノが暮らしている『神奈川県』は『母子感染対策協議会』を実施したことになっています。

でも、その内容がどのようなものだったか資料を取り寄せてみたのですが、不十分な内容でした。

また、『母子感染普及啓発事業』も「実施済み」となっていますが実際には研修1回を行なっただけです。

これで総合対策が十分かと言えば、そんなことは全くありませんよね。

今日の『HTLV-1対策推進協議会』でも委員の方から

「繰り返し研修は行なっていかなければダメだ。年1回やっただけでは、いざという時に忘れてしまっている」

という意見が出ました。この意見にフジノは全く同感です。

いざという時に本当に生きた知識にならなければ、それでは研修とは言えません。

そこで、6月議会でのフジノの提案を受けて、横須賀市では県の動きとは別に独自に研修を開催しました。

それでもフジノとしては「足りない」という想いから

「さらに継続して、対象を広げて、研修を開催してほしい」

と12月議会の教育福祉常任委員会で提案しました。

市の答弁も、継続して行なうというものでした。

100万人を超えるキャリアが全国にいるのです。

『HTLV-1』を撲滅する為には、まず母子感染対策を全てのまちで確実に行なう必要があります。

ぜひあなたのまちでもこうした取り組みを行なうように、あなたも声をあげてみてくださいませんか。

どうかお願いします!

全国のみなさま、一緒に頑張っていきましょうね!

『HTLV-1』を撲滅する為にやるべきことは山積みです。

それでも少しずつ前に進みつつあります。

全国でこの問題に取り組んでいるみなさま、一緒にがんばっていきましょうね!



県内初、HTLV-1母子感染予防対策の研修会が開かれました!/フジノの提案、実現しました

HTLV-1の母子感染予防対策の研修会が開かれました!

今日は、こども育成部の主催で『HTLV-1』についての研修会が開かれました。

『HTLV-1』の研修を行なったのは神奈川県内では横須賀市が初めてです。

これは、快挙です!

国内で100万人を超えるキャリアがいるHTLV-1を撲滅する為の第一歩がついにスタートしました。

フジノが6月議会で提案したことが早くも実現したこともうれしかったのですが

HTLV-1によって発症するATL・HAMで苦しい日々を送っておられる方々に、ようやく明るいニュースをお伝えすることができたのが、何よりも本当にうれしかったです。

聖マリアンナ医科大学の山野嘉久先生

聖マリアンナ医科大学の山野嘉久先生


講師を勤めて下さったのは、聖マリアンナ大学の山野嘉久先生です(フジノと『NPOはむるの会』をつないで下さった方です)。

かねてから山野先生は

「フジノさん、横須賀市で取り組みがスタートするならば、私自身が講師として必ず伺いますからね」

と、おっしゃって下さっていました。

わが国のHTLV-1総合対策を推進する主要メンバーである山野先生自らが、横須賀市にならば講師として来て下さるとおっしゃっていることをこども育成部にも伝えたところ、正式に講師としてお願いすることとなりました。

こうして今日が実現したのですね。

タイトルは、『HTLV-1の母子感染予防対策について』です。

HTLV-1の母子感染予防対策についての研修

HTLV-1の母子感染予防対策についての研修


研修には、新生児訪問を担当している嘱託の助産師さんや横須賀市の保健師のみなさんら合計36名が参加してくれました。

HTLV-1の感染ルートとして、最も大きな割合を占めるのが『母乳による感染』です。

まずは母子感染対策をしっかりと行なうことから始めて、新たなキャリアを増やさないことを目指すのが有効です。

その為には、現場で妊婦さんに向き合う方々に理解していただくことが何よりも大切です。

厚生労働省は総合対策の取り組みとして、啓発のポスターやHPを作っていますが、妊婦さんたちと毎日接しておられる現場の方々に正しい知識と適切な対応方法を身につけていただくことが何よりも効果的です。

さらに今後は、助産師会や医師会の協力をえてより多くの助産師・産科医のみなさんにも研修に参加していただくことが必要だとフジノは考えています。

研修の様子

研修の様子


わが国では、昨年12月末にようやくHTLV-1総合対策がスタートしました。

しかし、国による号令はかかったものの、地方政府による動きは全くスタートしていません。

例えば、全国の都道府県は『HTLV-1母子感染対策協議会』を新たに立ち上げなければならないのですが、神奈川県は、今も設立の気配が全くありません(*)

かつて自殺対策基本法が国会で成立してからも長い期間にわたって全国で全く動きが無かったのと同じ構図です。

あの時、フジノたちは

「国が動かなくても県が動かなくても、横須賀市が先頭を切って動けばいいのだ」

と訴え続けて、そして、県よりも先にあらゆる取り組みをスタートしてきました。

その結果が今、良い形で少しずつ表れてきています。

だから、HTLV-1対策についても同じです。

たとえ県が動かなくとも、現場に最も近い存在である市が動くべきなのです。

今日まさに横須賀市は取り組みをスタートしました。フジノはこうした横須賀市の動きをこころから誇りに感じます。

この動きをさらに広げるとともに、継続的な息の長い活動にしていきたいです。

山野先生、そして研修に参加して下さったみなさん、今日は本当にありがとうございました!

(*)9月に設立されたとのことです。