2015年9月29日・教育福祉常任委員会(決算審査)/「図書館の在り方の館内検討チームでの議論の結果」に関する質疑

「図書館の在り方の館内検討チームでの議論の結果」に関する質疑

フジノの質問

図書館についてです。

残念ながら、『事務概要』にも『決算書』にも特に記載がなかったのですが、当初予算案が提出された時に交わした質疑から改めて伺います。
 

横須賀市教育振興基本計画 第2期実施計画(2014~2017)

横須賀市教育振興基本計画
第2期実施計画(2014~2017)


『教育振興基本計画第2期実施計画』において、平成26年度図書館は今後の図書館のあり方についても検討していきますとの記述があり、具体的には

「平成26成年度は、まず『庁内検討』をスタートする」

との答弁を当時受けました。

この『庁内検討』が平成26年度どの程度開催され、どのような結論なり中間報告が得られたのか、お聞かせ下さい。



中央図書館長の答弁

これからの図書館のあり方の検討につきましては、平成26年度に図書館内に検討会を設けまして、県内・県外の図書館の視察等も含めまして、1年間にわたり討議を行なってまいりました。

そのまとまったものを今年4月の教育委員会定例会のほうで報告をさせていただきました。

そして、今年度、平成27年度は役所内の『検討プロジェクトチーム』を立ち上げまして、現在協議中でございます。



フジノの質問

すみません。大変申し訳ないのですが、その定例会で報告されたものをチェックしていないが為にこのような質問になってしまったのですが、どのような報告がなされたのか、概要を御説明いただきたいのですが、いかがでしょうか。



中央図書館長の答弁

 
4月に教育委員会の定例会で報告しました内容としましては、これからの図書館のあり方の基本的なコンセプトを4つほど出しまして、それに対する具体的な方向性ということで報告をさせていただきました。

1つずつ説明いたしますと、まず図書館としての基本となるサービスを充実させること。

2つ目としまして、郷土資料の提供に係る情報拠点とするということを2つ目の項目といたしました。

3つ目としまして、子どもたちに読書の楽しさを知ってもらい、生涯にわたる読書習慣につながる児童サービスの展開ということで3つ目の項目として挙げさせていただきました。
 
そして、これからの図書館のあり方を実践し、より質の高いサービスを継続的に提供するための人材、組織づくりについて最後、4つ目のポイントとして挙げさせてもらいました。



フジノの質問

コンセプト4つとも大変共感のできる、良いものになったのだろうなと思います。

後で報告もしっかりと読ませていただきたいと思います。

1点確認だけしたいのですが、これまでも過去の中央図書館長と質疑を繰り返してきたのですが、

「世間で一過性の流行でつくられているような佐賀県の『TSUTAYA図書館』のような、今たくさんの問題が噴出していて、横須賀市はああいう方向に絶対に図書館を進めてはいけない」

と感じているのですが、今回の報告の中では、そういう話は基本コンセプトの4つの中には当てはまる話はないと思っているのですが、そういう受けとめ方でよろしいでしょうか。



中央図書館長の答弁

一番最後に申し上げました、これからの図書館のあり方を実現するための人材、組織づくりというところに、今、委員お話のありました指定管理等、運営のあり方も中に入ってくると考えております。



フジノの質問

指定管理そのものはあり得べき選択肢だと思うのです。

本当に長年の経験を持っている株式会社図書館流通センターのようなところが指定管理を行なっていくとか、そういう話が具体に出てくれば議論もできると思うのですが、単純にカフェを併設すればいいとか、資本が大きい会社とくっつけば蔵書数が増えるといったような安直な考え方は、この議論の中では報告されていないということでよろしいでしょうか。



中央図書館長の答弁

 
まだ、そこの中身までは議論は進んでおりません。