横須賀製鉄所開設150周年に向けた提言書

提言書を出しました

横須賀市議会議員41人全メンバーで結成している『富岡市との友好を進める議員の会』が、何度にもわたる議論や視察の結果をまとめた『提言書』を作成しました。

9月12日、その『提言書』を市長に提出し、これを市の施策に反映するように要望しました。

「提言書」の全文を報告します

横須賀製鉄所開設150周年に向けた提言

我々は2014年7月、『富岡市との友好を進める議員の会』を横須賀市議会議員41名全員の参加により設立した。

同8月には、会員有志が富岡製糸場所在地の富岡市および小栗上野介ゆかりの旧倉淵村(現高崎市)を視察し、知見と交流を深めてきた。

今回の視察・交流を通じ、今後の文化交流や観光振興に対する多くの示唆を得た。

ついては、その後、議員聞の議論を経て来年の横須賀製鉄所開設150周年に向けた提言をまとめたので、以下のとおり提案する。

  1. 日本の近代産業史において横須賀製鉄所が果たした役割を整理されたい。とりわけ、横須賀製鉄所に導入された技術が日本全国にどのように伝播し、 横須賀製鉄所で教育を受けた人物が日本各地でどのような活躍を見せたのか、という観点で市民にわかりやすく流れを示されたい。
  2. 横須賀市と富岡市および、旧倉淵村の小中学生による相互訪問交流を企画されたい。この 3地域「トライアングル交流」を通して、郷土史および、日本の近代史への市民の理解を立体的に深めるよう検討されたい。
  3. 小栗上野介の英断で横須賀製鉄所が生まれ、日本の近代化が始まった。横須賀市発展の原点となる歴史を小学校から学べるよう、副読本を作成された い。
  4. 本年の「ヴェルニー・小栗祭式典」に合わせて、横須賀市の社会教育施設 において小栗上野介への理解をあらためて深める展示を企画されたい。企画にあたっては、小栗上野介顕彰会や富岡市が所蔵している豊富な関連資料を借り受け、解説等も行ない、市内外の理解を深める充実した展示とされたい。
  5. 富岡製糸工場の視察を通じ、歴史遺産が現存することの説得力を痛感した処である。ティボティエ邸は富岡製糸場より先に出来た木骨煉瓦造りの建築様式であり、横須賀製鉄所の歴史的価値を解りやすく顕彰する必要性からも、150周年を機として早急に復元されたい。

以上

神奈川新聞がこの活動を報じてくれました

翌日の神奈川新聞がこの取り組みを報じて下さいました。

2014年9月13日・神奈川新聞より

2014年9月13日・神奈川新聞より

以下に全文を引用させていただきます。

横須賀製鉄所、着工150周年で「富岡市との友好」議員の会が提言

横須賀市議会の『富岡市との友好を進める議員の会』(岩沢章夫会長)が12日、8月の現地視察を踏まえた提言書を吉田雄人市長に手渡した。

2015年の横須賀製鉄所着工150周年に向けたもので5項目。

同製鉄所で教育を受けた人々が日本の各地で活躍した流れの簡明な紹介、横須賀市と群馬県富岡市などの小中学生による相互訪問交流、同製鉄所の建設に尽力した小栗上野介への理解を深めるための企画展の開催-などを求めた。

さらに、富岡製糸場と同じ木骨れんが造りで、米海軍横須賀基地内にあったティボディエ邸(2003年解体)について、150周年を機に復元することを提案。

日本近代化の原点となった横須賀の歴史を小学校から学べる副読本の作成も求めた。

同議員の会は、同製鉄所が同製糸場建設に果たした役割の研究や、両市の友好関係促進を目的として7月に発足し、全41市議が参加している。

8月に有志が現地に出向き、富岡市の市長、議長らとの意見交換や、同製糸場、小栗が眠る寺院の視察などを行ってきた。