犯罪被害に遭われた方々の「生の声」を「研修」に取り入れるべき

2015年3月5日・予算決算常任委員会生活環境部会(市民安全部に対する予算質疑)

予算を審査する予算決算常任委員会・生活環境部会。

これまで横須賀市が行なってきた犯罪被害者支援の為の研修をチェックしてきた中で、ひとつフジノは気づいたことがありました。

それは、被害に遭われた方々の生の声をお聴きするような研修を、担当部署の方々が受けていないことです。

横須賀には全国の被害者の会の事務局長を務めておられる方もいらっしゃいます。

そこで今回フジノは、犯罪被害に遭われた方々の生の声をお聴きすることを研修として取り入れるように提案しました。



フジノの質問

市民安全部地域安全課に伺います。

『犯罪被害者等総合相談窓口』の運営に関連して伺います。

昨年12月議会でも質疑を行ないましたが、被害者支援の研修の1つとして、実際に犯罪被害に遭ってしまっておられる方々が被害者団体等をつくっておられるので、そうした方々の生の声をお聴きする研修を設けてほしいと提案をいたしました。

これは平成27年度は行われる予定はあるのでしょうか。



地域安全課長の答弁

 
昨年の第4回だったと思いますけれども、定例会でご質問があった時にお話させていただきましたけれども、毎年1回そういうような職員相手の研修を全庁的に開いてございます。

その中の講師という形で、今回藤野委員がおっしゃられたような形で、本当に犯罪の被害者での立場でのお話もできるような方を、サポートステーションなり、県のくらし安全交通課(県の犯罪被害者支援の担当部署)、そちらの方に問い合わせをいたしまして紹介していただくとか、そういうような形で考えています。



フジノの質問

ありがとうございます。

こちら(市役所)に講師として来ていただく、例えば『あすの会』の方ですとかというのも1つだと思います。

逆に、『被害者の会』の年次大会ですとか、シンポジウムなどにもぜひ積極的に足をお運びいただければというふうに考えています。




以上です。

地域安全課長とはこの件について委員会の場ではなく、平場でも意見交換を重ねてきましたが、真摯に受け止めて下さいました。

悔やまれるのは、この年度末をもって定年退職されてしまったことです。

後任の課長にも、ぜひこの提案が引き継がれることを強く希望します。