政務活動費収支報告書(2017年度・後期分)を提出しました/横須賀市議会では「政務活動費」を年2回に分けて支給して「収支報告書」も半期ごとに提出します

2017年度・後期分の政務活動費収支報告書を提出しました

横須賀市議会では『政務活動費』を年2回に分けて支給しています。

各議員には、半年ごとに83万4000円ずつ支給されています(前期分は4月に、後期分は10月です)。

『政務活動費運用マニュアル』に基いて、半年ごとに、全ての領収書を添付した『収支報告書』を議会事務局に提出するルールになっています。

政務活動費収支報告書を議会事務局に提出しました

政務活動費収支報告書を議会事務局に提出しました


フジノは今日、2017年度・後期分の『収支報告書』を提出してきました。

2017年度(平成29年度)後期・政務活動費収支報告書

2017年度(平成29年度)後期・政務活動費収支報告書


上の表が実際に提出した『収支報告書』の表紙です。

それぞれの内訳(具体的にいつ何をいくらで購入したか)などの詳しい内容はこちらに掲載しました。

ぜひご覧下さい。



フジノはたったひとりきりで作成しているのでミスもあるかもしれません

提出した『収支報告書』は、これから議会事務局のみなさまにチェックをしていただくことになります。

政党にも所属しておらず、無会派で、後援会も無く、たったひとりきりでフジノは『収支報告書』を作成しています。

何度も自分でチェックをして見直しますが、やはり第三者の目が入らないと、単純な計算ミスや費目の取り違えなどのケアレスミスがどうしても発生してしまいます。

ですから今日提出してきたものは、あくまでも『暫定版』という位置づけになります。

それでも、フジノは「一刻も早く市民のみなさまに情報公開をしたい」という立場ですので、このブログでは『暫定版』でも公開をしています。



ぜひご意見をお寄せ下さい

今、世間では『政務活動費』に対しては厳しい視線しかありません。

信じられないような使いみちをしたり、私腹を肥やす為にニセの領収書を使ったりする人々があまりにもたくさんニュースで報じられています。

けれども、フジノにとって、世間に『政務活動費=悪』というイメージを植え付けた人々の存在は、本当に迷惑です。

政治家に限らず、会社員も自営業も仕事をするには『経費』が必要なのは変わりません。

会社員時代も、市議に転職した今も、より良い仕事をする為にはフジノも『経費』が必要です。

良い仕事をしたい。それだけがフジノの願いです。

毎年同じことを記していますが、今年も書きますね。

ぜひ市民のみなさまにご指摘を頂きたいです。

「この視察はどの一般質問・委員会質問につながっているのですか?」

「この研修を受けて、課題の解決に向けてどのような政策立案につながりましたか?」

「この本を読んで、政策にどんなふうに反映したのですか?」

と。

また、『政務活動費』での視察や研修や購入した本は、短期的にすぐ政策や質疑に反映できることばかりではありません。

長期的な研究を重ねてようやく立案できる政策もたくさんあります。

こうしたことも含めて、質問があればぜひお答えしたいと思います。

そして「提案した政策は実現したのか?」「実現した政策の効果はどうだったのか?」というような、本質的な意見交換ができたらいいなと願っています。

どうぞよろしくお願いいたします。



横須賀市議会は「政務活動費」の収支報告書を今年から年2回提出することになりました/2016年度前期分を本日提出してきました

号泣県議はじめ不正会計によって横領されるなど「政務活動費」にまつわる不祥事が続いています

白紙の領収書を使って『政務活動費』を横領するなどの不正会計による犯罪が続いています。

その為、世間のみなさまにとって『政務活動費』はネガティブなイメージが強く「廃止せよ」「生活費なのか」といった声もテレビや新聞で毎日報じられています。

本来の『政務活動費』は、自営業であろうと会社勤めであろうと政治家であろうと、仕事をしていく上では必ず発生する『必要経費』に過ぎません。

ただし唯一異なるのは、自営業や民間企業であれば一定のルールに基いて会計士や税務署のチェックがあることです。

しかし、『政務活動費』については残念ながらそうした『義務』の定めがありません。その為、はじめに記したような犯罪行為が起こる余地があるのです。

改革派の議会では公認会計士など第三者機関によるチェックを取り入れているところもあります。例えば、下の記事では福岡県議会の先進的な取り組みが報告されています。

2012年11月1日「福岡県議会政務活動費事前確認専門委員の委嘱」

2012年11月1日「福岡県議会政務活動費事前確認専門委員の委嘱」


第三者機関の設置や会計士を雇うだけの予算措置が成されていれば良いのですが、実際には横須賀レベルの一議会ではなかなか予算措置は難しいのが現実です(*)

本来であれば、地方自治法で国が厳密なルールを作って『請求払い方式』『第三者機関によるチェック』などの人員配置・予算措置をしてくれれば良いのですが、現状では残念なことになっています。




(*)例えば、フジノたち『議会IT化運営協議会』メンバーは『議会のペーパーレス化』等の議会改革の為に『タブレット端末の導入』をすすめています。しかしその予算を作る為に『本会議・委員会会議録』をこれまで1800部印刷して市内各所に配布していたのをやめて、2017年度から72部のみの作成に減らします。

会議録の発行部数を最小限にして、議会改革の予算を工面します

会議録の発行部数を最小限にして、議会改革の予算を工面します


ここで浮いた324万円を財源にして、何とか議会改革の為の予算をねん出するような状況なのです。正しいことの為と言えども予算がかかることはなかなか実施できないのが現実です。



これまでもこれからも横須賀市議会では「政務活動費」に関する改革を続けていきます

そんな中にあっても、わが横須賀市議会では独自にできる改革を積極的に進めてきました。

当然ですが、使途基準などを定めた『運用マニュアル』を策定しています。これは適時改訂されています(最新版の2016年4月版はこちらです)。

68ページに及ぶ「政務活動費運用マニュアル」

68ページに及ぶ「政務活動費運用マニュアル」


『運用マニュアル』では費目ごとの使いみちの基準があります。その基準に基いて、まず議員個人個人が自ら収支報告書を作成します。

最終的には市議会議長に提出するのですが、その前に議会事務局による事前チェックが入ります。

単純な計算ミスをはじめ、費目の誤りや、基準に合致しているかについて改めて指摘をしてくれます。

フジノのように無会派でひとりきりで収支報告書を作っている人間は他者の目でダブルチェックができないので、いくら見直して気をつけても計算ミスや費目の誤りはどうしても起こります。

また、『運営マニュアル』で基準は定められてはいますが、あくまでも世の中の全ての種類の支出に対して定めてある訳では無いので、率直に判断に迷う部分があります。基準に合致しているか否かは最終的に議員自身が説明責任を果たすことですが(アカウンタビリティ)、議会事務局のチェックとその後の意見交換のおかげで、支出の在り方をより厳格に行なうことができています。

このチェックは、実は他のまちの議会事務局よりもとても細かく行なわれています。

あるまちでは議員から提出された収支報告書を受け取って、そのまま議長に提出している議会事務局もあると聴いたことがあります。

その為、今年9月4日に『全国市民オンブズマン連絡会議』が発表した都道府県・政令市・中核市の政務活動費に関する調査アンケートへの回答が間に合いませんでした。

2016年9月5日・神戸新聞記事より一部引用

2016年9月5日・神戸新聞記事より一部引用


回答が間に合わなかったことで市民の方からもご批判をいただきました。

けれども、しっかりチェックしていたが故の回答の遅れの為に議会事務局が批判されてしまったことはフジノはとても残念に感じました。



昨年決定し、今年から収支報告書の提出を年2回に変更しました

さて、横須賀市議会では過去から現在にかけてずっと政務活動費(旧・政務調査費)の透明性を高める改革を議論し続けてきました。

これまでもたびたびルールが改定されてきましたが、昨年12月には全会派が一致して『収支報告書』を2016年度から年2回提出に改めることに決定しました。

平成27年 (2015年)12月11日

議会運営委員会
委員長 鈴木真智子様

議会制度検討会
委員長 木下憲司

議会制度検討会検討結果(『政務活動費の透明性確保のための方策』に係る協議事項)について

本検討会は、平成27年12月11日に会議を開催し、政務活動費運用マニュアルの改正について、検討を行ないました。

その結果、下記のとおり結論を得ましたので報告します。

  1. 横須賀市議会政務活動費の交付に関する条例の改正等に伴う政務活動費運用マニュアルの改正について


    横須賀市議会政務活動費の交付に関する条例の改正及び平成27年10月2日付けで報告した『政務活動費の透明性確保のための方策』に基づき、政務活動費運用マニュアルを別紙案のとおり改正する。

上の報告のとおり決定しました。

別紙案は複数ページありますが、肝心な2ページだけご紹介します

別紙案は複数ページありますが、肝心な2ページだけご紹介します


これが2016年度(今回)からついに適用されることとなりました。

以前から横須賀市議会では「領収書の原本」の提出がルール化されています

以前から横須賀市議会では「領収書の原本」の提出がルール化されています


ちなみに横須賀市議会では、領収書も1円の支出から全て原本を提出することになっています。

横須賀市議会ホームページでは「政務活動費収支報告書」を公開しています

横須賀市議会ホームページでは「政務活動費収支報告書」を公開しています


もちろん、横須賀市議会のホームページにも全て掲載されます。



フジノは今日、提出してきました

さて、初めての前期・後期の2回提出がスタートしました。

前期の締め切りは10月31日です。

フジノは今日、前期分を提出してきました。

政務活動費収支報告書を提出し終えてほっとするフジノ

政務活動費収支報告書を提出し終えてほっとするフジノ


とはいえ、これから議会事務局のみなさまにチェックをしていただくことになります。

上の方で書いたとおり、フジノのように無会派でひとりきりで収支報告書を作成していると、単純な計算ミスや費目の取り違えなどの凡ミスがどうしても発生してしまいます。

何度見直していても、やはり他者の目が入ってダブルチェックしてもらうことで正確さがあがります。

ですから今日提出してきたものは、あくまでも『暫定版』という位置づけになります。

横須賀市議会の廊下から市街地側を見た光景

横須賀市議会の廊下から市街地側を見た光景


それでもフジノとしては、一刻も早く市民のみなさまに情報公開をしたいという立場ですので、このブログで少しずつ準備ができたところから収支報告書を掲載していきます。

こちらのコーナーをご覧くださいね。

そして、ぜひ市民のみなさまにご指摘を頂きたいです。

「この視察はどの一般質問・委員会質問につながっているのですか?」

「この本を買って、政策にどんなふうに反映したのですか?」

と。

『政務活動費』での視察や研修や購入した本は、すぐに政策や質疑に反映できることばかりではありません。

けれども、政策の為に政務活動費は使っています。

ぜひ「その効果はどうだったのか?」という本質的な意見交換ができたらいいなと願っています。

どうぞよろしくお願いいたします。



【報告】「政務活動費を違法・不当に支出した藤野英明横須賀市議会議員は返還せよ」と住民監査請求されました/監査委員から「何も問題は無い」「請求は棄却する」との結論が出ました

「フジノは政務活動費を違法・不当に支出したので返還せよ」と「住民監査請求」が起こされました

2016年4月中旬に、横須賀市の監査委員事務局から

「フジノ議員に対して『住民監査請求』が出されました」

と連絡を受けました。

「住民監査請求」の図解です

「住民監査請求」の図解です


何を訴えられたかというと

昨年2015年4月分の政務活動費の支出が違法・不当な支出なので返還せよ

という内容だとのことでした。

下の文章がその要旨です。

請求の要旨

藤野英明横須賀市議会議員が、平成27年度(2015年度)政務活動費収支報告(4月分)に記載した研修費、広報費、及び、事務所費として計上した支出には、違法、若しくは不当な公金の支出が含まれると思料するので、地方自治法第242条の規定による監査を請求し、不当な行為の是正又は防止措置、及び、返還請求などの必要な措置を講じることを求める。



全ての文章は膨大な量にのぼるので、のちほど監査委員の結果報告とともにPDFファイルで掲載します。

それから1ヶ月の間、昨年の政務活動費の収支報告書や領収書のチェック、弁護士との相談、議会事務局との意見交換、そして監査委員からの事情聴取(聞き取り調査)などが続きました。



監査委員による結論「違法・不当な支出だとは認められない」「請求は却下する」

本日5月25日、この請求に対する監査委員の調査結果(結論)が発表されました。

横須賀市報に掲載された「監査委員公表」

横須賀市報に掲載された「監査委員公表」


『横須賀市報』と、横須賀市監査委員事務局のホームページにも掲載されています。

結論は以下の通りです。

政務活動費の不当・違法な支出は無かった、との結論

政務活動費の不当・違法な支出は無かった、との結論

結論
請求書の「第3 求める措置 1及び 2」に該当する各請求に係る支出について、使途基準を逸脱する違法又は不当な支出であるとは認めらなかった。

したがって、当該支出による市長の返還請求権は存在しないこととなり、違法又は不当に財産の管理を怠る事実は認められなかった。

このため、請求書の「第3 求める措置1及び2」に該当する各請求について、市長の不当利得返還請求権の行使を怠る事実があるとの請求人の主張には理由がないものと認めこれを棄却する。

つまり、「何も問題は無かった」との結論が監査委員によって出されました。

監査委員による報告の全文をPDFファイルでこちらに掲載いたします。



年度初めの多忙な時期にご迷惑をおかけした監査委員事務局と議会事務局にお詫び申し上げます

『住民監査請求』そのものは地方自治法に定められた、市民のみなさまの大切な権利です。

ただ、『住民監査請求』を受けてから監査委員が『結論』を出すまでの日数が60日間とかなり短く法律で設定されてしまっています。

その為、今回の請求によって、監査委員事務局のみなさまをはじめ、市議会事務局のみなさまには、通常の業務に加えて本当に多くの負担をかけることになってしまいました。年度初めで人事異動もあった中でのこの調査は、大変なことだったと思います。

監査委員事務局と市議会事務局のみなさまには、ご迷惑をおかけしたことを改めてお詫びいたします。



フジノ自身もとても多くの時間をとられ、公私ともにとても苦労しました

正直なところ、フジノ自身も疲れました。

過去にもくりかえし濡れ衣を着せられてきましたが(これこれ、他にも多数あります)、それは政治家である以上、仕方がありません。この仕事は他人に嫌われるものだからです。

けれども、今回もまた『本来なら仕事をする為の時間』をたくさん奪われたことが空しくて仕方がありませんでした。

私的なことで言えば、母の日常的なサポート、亡くなった父の『一周忌法要』の準備をはじめ、とても忙しい時期でした。

公的なことで言えば、フードバンク・こども食堂の立ち上げにまつわるいろいろな出来事をはじめ、いつもながら毎日のスケジュールは仕事で埋まっていました。

そこに、こうした『住民監査請求』を受けたので、毎日むりやり時間をつくりました(たいていの場合は睡眠時間を削ることになったり、いくつかの市民相談をお断りせざるをえませんでした)。

監査委員からの事情聴取や議会事務局との意見交換などをはじめ、過去の資料をチェックしたり、膨大な時間と労力を取られてしまいました。

とても疲れました。

そして、本来ならばもっと多くの時間を市民のみなさまのご相談を伺ったり、政策を提案したり、行政側と議論する時間に充てることができたはずの時間を奪われたことを残念に感じています。

今も6月議会での市長への一般質問の為の質問づくりに追われて、とても忙しい時期です。

けれども監査委員の結論が発表されるまでは、なかなか気持ちが落ち着きませんでした。

あらかじめ、「結論は5月25日に『横須賀市報』で発表される」と知らされていました。

その為、今日参加したかった勉強会(ローカルマニフェスト推進地方議員連盟神奈川勉強会)がせっかく横須賀で開催されたのですが、それも諦めました。

「当日に『横須賀市報(監査委員の結果)』が発表されるから、まずはその結果を確認しなければ...」と申し込みを諦めざるをえなかったのです。

監査委員によって『無実』が明らかになったとはいえ、フジノはとても虚しい気持ちになりました。

最大の税金のムダ遣いは、『フジノの時間を奪って仕事をさせないこと』だとフジノは感じています。

市民のみなさまは『政策のフジノ』がガンガン働くことこそを望んでいると思います。

今回こうして監査委員からも「問題なし」とのお墨付きを頂きました。

改めて6月議会に向けて、しっかりと仕事に専念していきたいと思います。

これからもフジノは、仕事をします。