通算10度目!横須賀市議会のICT化を進めるエンジン=「議会ICT化運絵協議会」メンバーになりました

通算10度目の「議会ICT化運営協議会」メンバーになりました

午後から『議会ICT化運営協議会』が開かれました。

昨年度までの『議会IT化運営協議会』の名称に1文字だけ加わって、新しい組織名になりました。

フジノは15年目に入る議員生活ですが、なんと通算10度目のメンバー入りとなります。任期は1年間なので、通算10年目となります。

『運営要綱』(第6条)の定めで、無会派は正式な委員ではなくオブザーバーという位置づけです。

しかし、歴代の委員長と委員のみなさまの合意のもと、実際には正式な委員とオブザーバーの間に違いは全くありません。

同じテーブルについて全ての議論に参加し、意見を自由に述べることができます。まさに横須賀市議会の良き伝統です。



横須賀市議会のICT化はさらにスピードアップしていきます

通算10度目に入りますが、これまでの横須賀市議会のICT化をずっと見つめてきたという想いがあります。

当初は世間的にもインターネットやパソコンなどが普及し始めた黎明期でしたから、何かを変えるのは本当に難しかったです。

けれども今ではどんどん改革が前へ前へと進んでいくのを実感しています。

先日もお知らせしましたが、この5月召集議会から議会運営委員会のインターネット生中継・録画中継がスタートしました。

2017年5月10日開催「議会運営委員会」のインターネット中継の画面より

2017年5月10日開催「議会運営委員会」のインターネット中継の画面より


パソコンからもスマートフォン・タブレットからも観ることができます。

パソコン画面で観た「議会運営委員会」インターネット中継の様子

パソコン画面で観た「議会運営委員会」インターネット中継の様子


全国的に見ても『議会運営委員会』までインターネットで公開している議会はまだまだ少ない、と思います。

スマホ画面。メニューから観たい会議を選んでいくと「議会運営委員会」も表示されています

スマホ画面。メニューから観たい会議を選んでいくと「議会運営委員会」も表示されています


改革はさらに進んでいきます。

前議長である板橋衛議員の強いリーダーシップのもとでいくつもの改革が進められましたが、昨年フジノたち『議会ICT化運営協議会』メンバーは『議会ICT化基本計画』を作成するよう指示をいただきました。

そして昨年12月に、今後5年間のICT化の方向性を定めた計画を作り上げたのです。

「議会ICT化基本計画」の1ページ目より

「議会ICT化基本計画」の1ページ目より


下の表が、昨年12月時点で計画した事業のリストです。

議会ICT化基本計画に基づく計画事業一覧

議会ICT化基本計画に基づく計画事業一覧


すでにリストの1番目に記した『議会運営委員会のインターネット中継』はスタートしました。

今年度は、『タブレット端末の導入』によって膨大な紙資料を削減してさらに政策立案や会議の議論を充実させていく『ペーパーレス会議システムの導入』を行ないます。

現在は具体的な運用スタートに向けて、起こりうるトラブルの想定や対処方法などを議論しています。

同時進行で、他の取り組み(例えば、聴覚に障がいのある方々の為にも、議会のインターネット中継にリアルタイムで字幕を付ける『音声翻訳システムの導入』など)も議論しています。

全ては市民のみなさまの為に、横須賀市議会はさらに議会改革を進めていきます。

正直なところ、多くの議員が常任委員会だけでなくいくつもの委員会や協議会など兼任しており、これまで以上に業務量はすごく増えました。市政の課題だけでなく、議会改革の為には徹底的に勉強が必要ですから、本当に体がいくつあっても足りません。フジノは心身のつらさを感じることが多いです。

市長をトップとする市役所には数千人の職員が居ますが、それでも人員不足だとフジノは感じています。その一方で、二元代表制といいながらもう一方の市民代表である市議会の議会事務局には、わずかに2名の課長と16名の職員しか居ません。39名の市議自らあらゆる作業に取り組まねばなりませんから、かなり大変です。

それでも市議会が一丸となって前に進んでいこうという姿勢は全く揺らいでいません。

横須賀市議会はこれからもさらに進んでいきます!



2017年度も教育福祉常任委員会に所属することが決定しました/いのちを守る為に、この身を捧げる覚悟で働きます

今日の本会議で正式に「教育福祉常任委員会」に就任しました

1週間前のブログ記事で、2017年度もフジノは教育福祉常任委員会に所属することが内々に決定した、と記しました。

これはあくまでも無会派に割りふられた委員会ポストを、無会派の4名でうちうちに話し合いをしただけです。

実際には、今日の本会議で全議員の了解を得て初めて『正式決定』となります。

そして本会議で、正式に決定となりました。

4常任委員会それぞれの就任者リスト

4常任委員会それぞれの就任者リスト


4つの常任委員会それぞれの『就任者リスト』は上の通りです。



悩みに悩んだ末に家族の言葉に背中を押されました

『社会保障』のフジノ
『福祉政策』のフジノ
『医療政策』のフジノ
『健康政策』のフジノ
『教育』のフジノ

と、あえて14年間自ら名乗り続けてきました。

実際に、自殺対策だけでなく、高齢者保健医療福祉、こども家庭福祉、あらゆる分野で成果を上げて、横須賀の政策を引っ張ってきた自負もあります。

ずっと教育福祉常任委員会に所属してきたことに対して、こころない人々から『族議員』と誹謗中傷を受けたこともあります。

それでもあえて教育福祉常任委員会にフジノがこだわってきたのは、「政治家になった目的以外のことは一切やりたくない」という強い想いからです。

いのちを守りたくて、好きな仕事(会社)を辞めて、市議会議員に転職しました。

今でこそなんとなくベテランのように思われていますが、初立候補の時のフジノは単なる茶髪のあんちゃんで泡沫候補でした。誰もが「フジノは落選する」と言いました。

全てを捨てて、この仕事に転職しました。

だから、「いのちを守る、その目的だけの為に一直線で生きていきたい」、そう思って生きてきました。

他の3つの常任委員会も市民のみなさまの暮らしに直結しています。すごく大切です。

ただ、他の3つの常任委員会で扱っている事柄の大半が、フジノが『人生を捧げると決めた事柄』とは、『距離』があります。回り道をしている時間は僕にはありませんでした。

本会議終了後、4つの常任委員会が開かれました

本会議終了後、4つの常任委員会が開かれました


けれども2017年度は、教育福祉常任委員会を離れようと思っていました。

実は、フジノはとても体調を崩しています。

今年の予算議会での委員会最終日(2017年3月14日)、政治家人生で初めて委員会を欠席しました。丸一日、自分がいないままに教育福祉常任委員会が始まって、終わりました。ショックでした。

これまではひどいめまいがして委員会をいったん退室しても、控室で休んですぐに戻るなど、どんなことがあっても出席し続けてきました。

けれども、丸一日初めて委員会を休まざるを得ない状況に追い込まれて、ハッキリ自覚させられました。自分の体も心も限界に近付いているのだと。

1月から家族がバタバタと体調を崩していき、入退院を繰り返すようになりました。

家族が入院した経験を持つ方でなければ分からないと思いますが、仕事をしながら家族の入院のサポートをすることはとても大変です。

市内のひとりの入院でも大変なのに、バラバラのまちに暮らす家族がそれぞれにピンチに陥っていました。

もちろん、フジノは全力で仕事を続けながら、家族を守る為に奔走しました。

そして、時間も、体力も、お金も、少しずつ失われていきました。

そんな中、昨年から決めていた自分自身の手術を4月に行ないました。

残念ながら予後が悪くて、喉の炎症がきっかけで、その手術跡から雑菌が入ってしまいました。

手術は成功したのですが別の病気になってしまい、「声を出してはいけない」と言われて、毎日たくさんの薬をのまねばならなくなりました。

(そうはいっても、街頭で大声を出さなければならないのも僕の仕事のひとつですから、全く治りません。つらいです)

フジノが最近はいつもマスクをしているのをみなさんご覧になったと思います。

「これ以上、菌が入ったらダメだから」というドクターからの強い指示を受けているからなのです。

この11年、どんなことがあっても休まなかったカフェトークも、お休みさせてもらっています。

こうして迎えた、年度がわりとともに行なわれる常任委員会のメンバーチェンジ。

4つの常任委員会の中で、最も分量が多く、審議の時間も多く、したがって準備の量もすさまじく多いのが教育福祉常任委員会です。

「今の自分では、満足いく質の高い仕事ができないかもしれない」

「自分以外の方が教育福祉常任委員会に所属なさった方が、市民のみなさまの利益になるかもしれない」

「市民の為に大切なことに変わりは無いのだから、少し心身を休める為にも、負担がやや少ない他の委員会に所属しても良いのではないか」

こうした想いが何度も去来しました。

しかし、そんな僕に家族が言ったのです。

「私たちの入院で英明に迷惑をかけているけれど、この苦しい日々を体験している今こそ、あなたは苦しい想いをしている市民の気持ちが誰よりも理解できるはず。だから、あえて教育福祉常任委員会になるべきじゃないの?」

と。

なんて酷な言葉だ、と思いました。

僕はあなたたちを守る為に、時間の作れないこの仕事を辞めてでもケアに全力を尽くそうと悩んでいる時なのに。

教育福祉常任委員会に所属すれば、きっと僕は全力を尽くすだろう。

そうしたら、あなたたちの為に動く時間はますます減ってしまうのに。

確かに、大切な元恋人が命を失った時、僕は全力で自殺対策を作った。

確かに、父が12年間植物状態で入院していた時、僕はこのまちの高齢者保健医療福祉を変えようと全身全霊をかけた。

いくつもの、家族の悲しみ、つらさ、そしてそれに接した時の自分の胸の痛みは、政治家としての僕を強く突き動かしてきた。

けれど...。

結局、家族の言葉が僕の背中を押しました。

僕は、あえて最も過酷な教育福祉常任委員会に所属することを決意しました。

僕の家族が苦しんでいるように、多くの市民の方々が苦しんでいることを僕は知っています。

通院や入院の現場で、たくさんの声を僕は聴いてきたし、目の前でたくさんの涙をみつめてきました。

僕のことを「市議だ」と気づいた方々は僕が家族のお見舞い中であっても、その想いをぶつけてきます。それはとても苦しいことです。自分のことで精いっぱいなのに、さらに他の方の想いも背負うことは。

しかし、僕はプライベートとパブリックを使い分けることができません。

例え、市議だと気づかれなくとも、闘病中の方々の姿を目の当たりにするたびに、帰るところが無い方の為にMSWさんが必死に駆け回っている姿をみるたびに、親御さんのお見舞いに来た他県のこどもたちがどうすることもできなくて嘆いている姿をみるたびに、僕の頭は政治家として必死に解決策を考えています。

もはや、逃げている場合では無い、と分かりました。

もしかしたら僕は今年、途中で倒れてしまうかもしれません。複数の家族のケアと、仕事とを両立できないかもしれません。

そもそも僕自身が精神疾患もちで、他の健康な方々と比較して圧倒的に心身が弱いという前提もあります(根性だけは負けないけれど)。

それでも、いのちを守る為に、死に物狂いで働いてみせようと決めました。

初当選以来、いつだって気を緩めたことはありません。

まわりが言うほど「族議員」でもなければ、ベテランといっても年数が増えただけです。

社会保障・社会福祉にはいつも新たな課題が現れるので、いつだって初心者マークで新たな課題について文献を読み漁り、生の声を聴かせていただく為に走り回っているのです。

保健医療福祉、教育、目の前に起こる出来事は全てが『個別』で『新しい出来事』で、パターン化できません。

だから僕は、いつも1年目なのです。市議会議員15年目のキャリアで14回目の教育福祉常任委員会への所属ですが、いつだっていつも1年目なのです。

いつになってもベテランになんかなれる分野ではありません。だから、新人のまま必死に働いているのです。

本会議を休憩し、4常任委員会が初めて開催され、新メンバーで初の教育福祉常任委員会が開かれました

本会議を休憩し、4常任委員会が初めて開催され、新メンバーで初の教育福祉常任委員会が開かれました


いろいろなことを記しましたが、とにかく僕は、2017年度も教育福祉常任委員会に所属しました。

家族の言葉に背中を押されて。

その家族のいのちが失われるかもしれないにもかかわらず。

とてもつらい職業に就いたな、と改めて思います。

けれども就いた以上は、全身全霊をかけて働きます。



2017年度もフジノは「教育福祉常任委員会」に就任します/「政策検討会議」「議会ICT化運営協議会」にも参加します

「議会運営委員会」が開かれました

昨日の『議会運営委員会』では、例年どおりに人事についての話し合いが行われました。

具体的には、下の内容について話し合いが行なわれました。

2017年5月10日・議会運営委員会・審査事項

  1. 『常任委員』の配分と正副委員長職の割り当てについて

  2. 『議会運営委員』の配分と正副委員長職の選出について


  3.  

  4. 『政策検討会議』委員の選出について

  5. 『広報広聴会議』委員の選出について

  6. 『議会ICT化運営協議会』委員の選出について

5月10日に開催予定の『召集議会』の場で、正式な決定となります。



5月の「召集議会」であらゆる組織のメンバーが新たに決まります

市議会には、様々な組織があります。

『よこすか市議会なるほどガイド「議会でゲンキ!」』P21より

『よこすか市議会なるほどガイド「議会でゲンキ!」』P21より


議会のあらゆることを議論して決めていく『議会運営委員会』。

市役所の幅広い仕事を網羅する為に4つの分野に分けて議論していく『常任委員会』(総務・都市整備・生活環境・教育福祉)。

常任委員会とは別に、特別な市政のテーマを集中的に期限を区切って議論していく『特別委員会』

横須賀市議会が一丸となって取り組むべき政策のロードマップを作り、行政とは異なる視点で条例を作成し、議会主導で様々な課題を研究・調査・議論していく『政策検討会議』

市民のみなさまの声に広く耳を傾けるとともに、議会からも『議会だより』やツイッターなどで積極的に発信していく『広報広聴会議』

全国に先駆けて議会改革を進めてきた横須賀市議会の改革のエンジンである『議会制度検討会議』

つい先日も議会運営委員会のインターネット中継をスタートしましたが、『横須賀市議会ICT化計画』に基づいて議会のICT化を推進していく為の『議会ICT化運営協議会』

5月10日の『召集議会』では、こうした組織の新たな人事が決まります。

つまり、『市議会の人事異動』です。



フジノは2017年度も「教育福祉常任委員会」で働きます

無会派は、現在4名です。

青木哲正議員、上地克明議員、小室たかえ議員、そしてフジノ。

無会派には、4つの常任委員会(総務・都市整備・生活環境・教育福祉)が1つずつ割り当てられました。

誰がどの委員会に所属するかは話し合いで決まります。

フジノは議員生活14年のうち、合計13年間にわたって一貫して保健・医療・福祉・教育を担当する常任委員会に所属してきました。

2014年の生活環境常任委員会での1年間を除いて、自殺対策・障がい福祉・保健医療福祉などフジノが政治家に転職した想いを実現する上で、最も近道である政策分野の委員会に所属してきました。

『旧・民生常任委員会』と『旧・教育経済常任委員会』が2011年に再編されて、『教育福祉常任委員会』になりました。

市役所組織で言えば、健康部・福祉部・こども育成部・教育委員会の4部局が所管となります。

フジノは2017年度も『教育福祉常任委員会』で働きます。

正式には5月10日に決定となりますが、無会派のメンバーで話し合って決まりました。

15年目も、今までどおり、全身全霊をかけて働いていきます。

また、『政策検討会議』と『議会ICT化運営協議会』の2つにもフジノは参加します。

横須賀市議会の良き伝統として、会派に属さない議員にもオブザーバー参加が認められています。オブザーバーという名前ではあるものの、実際は正式な委員と同じく議論に加わり、何かを決定する際にもその意思を尊重していただいています。

(他のまちの議会では会派に入っていないと一切の議論に加われないところもありますが、横須賀市議会では大きく異なります)

『政策検討会議』は昨年フジノが所属していた『政策検討会議等準備会』が十分な議論を終えて合意を得られたことから『準備会』ではなく、正式な会議へと発展したものです。

板橋議長による「政策中心の横須賀市議会を進めていこう」という強い想いのもと、横須賀市議会の政策ロードマップを策定し、政策中心の横須賀市議会のアクセルを強く踏んでいく役割が求められている会議です。

これからも全力を尽くしていきます。



ついに「通年議会」スタートします!/5月から横須賀市議会は「ほぼ年中無休」になります

横須賀市議会の「議会改革」がまた1つスタートします

けさは、議会運営委員会が開かれました。

議会の開会1週間前にあらかじめ打ち合わせを行なう為で、『事前議運』と呼んでいます。

毎年5月、横須賀市議会では人事を決める為の『臨時議会』を開いてきました。

4つの常任委員会をはじめ、議会運営委員会や特別委員会等の任期が切れるので、この臨時議会で新しいメンバーを選びなおしをするのです。

けれども、今年の5月議会は、今までとは全く違う意味を持った特別な議会となります。

ついに『通年議会』がスタートするのです!

下の書類(今日の議会運営委員会のプログラム)をご覧下さい。

議会運営委員会審査事項より

議会運営委員会審査事項より


昨年の5月議会の事前議運のプログラムをご覧下さい。

昨年2016年5月臨時議会の為の事前議運の資料より

昨年2016年5月臨時議会の為の事前議運の資料より


違いが2つあります。

昨年と今年の『5月議会』の違い

  1. 昨年までは会期(議会活動する期間)がたった1日だけの臨時議会でしたが、今年から会期は「356日」=ほぼ丸一年となります

  2. 昨年までは「第1回臨時議会」「第3回定例会」とその年の何回目の議会なのか数字で表していましたが、1年を通して議会は開会しているので番号は無くなりました。

昨年6月3日に神奈川新聞が記事にしてくれたものです。

2016年6月3日付・神奈川新聞記事より

2016年6月3日付・神奈川新聞記事より


1点だけ記事と異なるのは、『開会』を年頭の1月をスタートにしてしまうといろいろな不便があるので、常任委員会等の任期が改まる5月を『開会』としました。



「通年議会」って何?

議会改革を進めてきた横須賀市議会にとって、『通年議会』は長年の宿題でした。

フジノが市議会議員に転職したのが2003年。

当時、実は地方自治法によって、議会の回数は『年4回以内』と定められていました(少ない!)。

しかし翌2004年に回数制限が廃止されました。

そもそも戦後に連合国軍総司令部(GHQ)は地方自治法を策定するにあたって、地方議会の開催回数を増やすことを提案していました。具体的には年12回以上です。

民主主義の学校である地方自治、その地方自治を体現する地方議会の権限を活かすには、積極的な会議の開催が不可欠だと考えていたからです。

けれども紆余曲折の末に、地方自治法では地方議会は『定例会』と『臨時会』の2つに分けられて毎年6回以上と定められてしまいました。さらに1952年、1956年の改正によって回数が減らされていき、年4回以内へと縮小されてしまったのです。

議会改革を志す全国の有志たちは2004年の回数制限廃止をきっかけに、動き出しました。

すでに2007年には北海道白老町議会がトップを切って『通年議会』をスタートさせました。

2012年には全国で24の県議会・市議会・町議会が『通年議会』に踏み切っています(全議会の2%です)。

「図解地方議会改革実践100のポイント」江藤俊明著、学陽書房。2008年より

「図解地方議会改革実践100のポイント」江藤俊昭著、学陽書房。2008年より


上の図は、我が国の議会改革の理論的リーダーである江藤俊昭教授(山梨学院大学)が2008年に記した著作からの引用です。

年4回しか開かれない『定例会』では、問題にスピーディーに対応できません。議会を活性化する上でも『通年議会』はとても有効です。



これまで「議会」の主導権は「議長」にありませんでした

地方自治は二元代表制(議会・市長の2つの市民代表による切磋琢磨)と言われていますが、議会を開く為の『召集権』は市長にあります。議会を開くことができるのは議長ではなく、市長なのです。

極端な言い方をすれば、議長が「議会を開いてほしい」と市長に要求しても、議会で追及されるのが嫌ならば市長は議会をすぐに開催しないこともできるのです。

しかし、『通年議会』を導入すればこのような事態を防ぐことができます。

必要に応じて議長の判断で会議を開くことができるようになります。



市長の独断や事後報告で済ませることをストップできます

市長には『専決処分』という権限が与えられています。

緊急性を要する事柄や金額が少ない案件(といっても市民のみなさまの大切な税金です)については、議会での審査なしで決定してしまいます。

『専決処分』した事柄は、後日、議会に事後報告だけすれば良いだけ。これでは議会のチェック機能が働きません。

2010年、鹿児島県のある市では、議会と対立していた市長が議会をわざと召集せずに『専決処分』を乱発したことがあります。

この市長は特殊な事例ですが、決して自分のまちでは起こらないとは言えません。

議会がずっと開会している『通年議会』ならば、このようなことはそもそも防ぐことができるのです。



全ての議会改革は、もっと『民意』を反映していく為です

横須賀市議会では、2004年の回数制限廃止から約10年、他都市で『通年議会』を導入した議会の動きを注視してきました。

フジノが上に記したのはメリットの部分だけです。

一方で、通年議会がスタートする前から理論的にいくつものデメリットも想定されていました。

まちによってはいったん通年議会を導入したものの、とりやめたところもあります。

こうした各地の取り組みを注視しながら、横須賀市議会の中ではじっくりと議論を続けてきました。

そして、ついに機が熟して、今日に至ったのです。

この5月10日から横須賀市議会では『通年議会』がスタートします。

フジノたち横須賀市議会議員には、ますます働く時間が増えますし、忙しさは増えていくことになります。

けれども、市民のみなさまの暮らしを守る為には『通年議会』の実施は悲願でした。

まさに今の吉田市長のように問題だらけの行政トップを前にして、わずか年4回しか議会が開かれないのはとても危険だと感じています。

議会で答弁したことと正反対の事実が、閉会した翌日の新聞朝刊に大きく報じられる。

つい先日の予算議会でも最終日に行なった緊急質問に対する市長の答弁と全く異なる事実が田辺・青木議員によって明らかになりました。

けれども議会は閉会してしまったので、市長の虚偽答弁の可能性が高いにもかかわらず、問題を追及することさえできなかったのです。

やむなく記者会見という形でメディアに問題提起をするという形となりましたが、やはり議員の本文は議会での質疑による追及です。

横須賀市議会はこの5月10日から『通年議会』に生まれ変わります。

市民のみなさまにとって、今すぐ感じられる大きなメリットはきっと無いでしょう。

けれども、この『通年議会』のスタートは将来必ず評価される改革です。

10年以上待っていたフジノは、『通年議会』の持つ大きな可能性に強く期待しています。

今まで以上に市民のみなさまの声を市政に反映できるように、横須賀市議会のメンバー全員が取り組んでいくはずです。