まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2003年12月6日(土)のフジノ
● 疲れた...

 だんだん日付と曜日の感覚が無くなって来ました。

 昨日は、夜7時過ぎまでかけて
 一般質問の要旨をメールで送り続けました。

 「質問の原稿ができていなくても
  要旨で良いから欲しい」

 ということだったので
 市長側に提出しました。

 議会事務局にメールで送って
 そこから、総務部と財政課に届けてくれるそうです。

 市長側の理事者(部長をはじめとするみなさん)は
 この土日をつかって質問への答弁を
 作ってくれているのでしょうか。

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 今回の一般質問は、
 初めてづくしです。

 初めて原稿(に近いもの)を市長側に出しました。

 初めてどんな答弁が返ってくるかを期待しています。

 過去2回は、原稿を出しませんでした。
 市長の生の言葉が聞きたかったからです。


 しかし今回は、いくつもの部にまたがる質問なので
 あらかじめ担当部を全てまわって
 質問の想いを課長/副部長の方々に
 説明してまわりました。

 これも初めてのことです。

 また、今回の質問については
 もしも原稿が無くても
 僕は数時間にわたって話し続けられると思います。

 それだけ想いをこめたテーマを
 質問するのも初めてです。

 過去2回は闘いの質疑だったのですけれど、
 今回はどういう答弁を市長がするのかを
 ドキドキしながら
 半分祈るような気持ちで
 少しでも前向きな言葉が聞けることを信じて、待っています。


● 現場の声

 精神保健福祉に対するフジノの情報が確かなら
 この三浦半島で初めて、
 カウンセリングを中心とする相談所ができました。

 これまで、精神病院やメンタルクリニックはあっても
 カウンセリングをしてくれる所は無かったです。

 安定剤や睡眠薬やらクスリは出してくれても
 じっくりと話を聞いてくれる所は無かったです。

 だから、僕のところに

 「横須賀にカウンセリングしてくれるところ、無いですか?」

 という問い合わせが来ると
 フジノは上大岡や横浜のカウンセリングセンターを
 すすめてきました。

 もちろん、相談を聞いてくれるところは
 保健所にだってあるし、
 精神障がい者地域生活支援センターというのもあります。

 けれども、これからはまず
 三春町にある『メンタルライフケア横須賀』をすすめようと思います。

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平野さんとフジノ  平野さん、という精神保健福祉士がいます。

 彼は25年間にわたって
 精神保健福祉業務にたずさわってきました。

 その平野さんが
 組織をとびだして独立して
 カウンセリング中心の総合相談室を
 立ち上げたのです。

 休診日は、月曜しかありません。
 だから、働いている人も土日にも行くことができます。

 時間は、朝9時から夕方6時まで。

 しかも、ケイタイの番号もオープンにしていて
 夜12時までは出ることにしている、ということでした。

 これは「すごいことだ!」と思います。

 精神的に困難を抱えた時に
 1つでも多くの、少しでも長くの、助けを求める先があれば
 よりたくさんの人々が救われることになります。

 僕は平野さんの挑戦を
 こころから応援したいと思います。

 ちなみに場所は
 三春町の極真カラテが入っているビルの5階です。
 救急医療センターのすぐそばだから、
 分かりやすいはず。

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 そんな平野さんと
 ひょんなことから出会いました。

 いきなりこちらから電話をかけて
 質問を浴びせました。

 それなら、と平野さんがお時間をつくってくださって
 そして今夜、2時間にわたってお話をうかがうことができました。

 一般質問でおこなうテーマについて
 25年間の経験からアドバイスをいただきました。

 僕1人では分からなかったようなことを教えてもらい、
 僕1人では浮かばなかったような案をいただきました。

 一般質問の内容が
 またこれで深まったように思います。

 神奈川県警の方々にしても
 消防局の救急の方々にしても
 やっぱり現場にいる人々の声はリアルで重いです。

 その声を反映できるように
 全力を尽くします。がんばります。


● べてるキャッチフレーズ集

 そうそう、
 べてるの家をすすめているフジノですが
 「どうして『べてる』がいいのかよく分からない」という声を
 先日、聞きました。

 実物を見れば一発でその良さが分かるのですが
 それは来年3月まで待ってもらうとして
 ちょっとこんなのを
 紹介してみようかな、と思いました。

 『べてるの家』キャッチフレーズ集、です。

 べてるには
 たくさんのキャッチフレーズがありまして、
 有名なものを挙げてみたら、少しはその魅力が伝わるかな?

 では、いってみます。

 ● 偏見・差別大歓迎
 ● べてるに来れば病気が出る
 ● 安心してサボれる会社づくり
 ● 公私混同大歓迎
 ● 病気に助けられる
 ● 利益の無いところを大切に
 ● 弱さの情報公開
 ● 苦労を取り戻す
 ● 自分でつけよう 自分の病名
 ● 昇る人生から降りる人生へ
 ● 幻聴から『幻聴さん』へ
 ● 勝手に治すな 自分の病気
 ● そのまんまがいいみたい
 ● 三度のメシよりミーティング
 ● 手を動かすより口を動かせ
 ● 病気に助けられる
 ● べてるに染まれば商売繁盛
 ● べてるの繁栄は地域の繁栄
 ● やすらぎへのお手伝い
 ● 『場』の力を信じること
 ● それで順調

 どうですか? 
 ますます分からなくなったかなあ...。

 ナマで見れば、一発で分かってもらえるんだけどなあ。

 昨日は立教大学で『べてる』講演がありましたが
 成年後見勉強会の仲間が行ったみたいです。

 彼女の感想なども
 もし可能なら掲載してみたら、共感してもらえるかな?

 『べてるの家』について
 どんどん知ってもらえたら、と思っています。


● 8日(月)の一般質問は5人です

 8日(月)の市議会本会議での
 一般質問をおこなうのは、5名です。

 井坂さん一柳さん原島さん原田さん、そしてフジノです。

 質問内容は、それぞれの方のお名前をクリックしていただくと
 見られるようにリンクがはってあります。

 井坂さんの『障がい者福祉制度の拡充について』と
 一柳さんの『ターミナルケアについて』は
 ものすごく気になります。

 井坂さんについては、
 「おっ、やられてしまった!」という感じ。

 精神障がいを持つ方々の作業所を
 もっと増やしていこう、という主旨の質問をされます。

 まさにそのとおり、という気持ちです。

 それから、一柳さんの
 『ターミナルケアについて』は奥が深いです。

 こないだ、一柳さんと2人で
 日本の教育の中では『死の受容』というものが
 全く扱われていない、という話をしました。

 死生学とかデス=エデュケーションという学問があるのですが
 こういう分野について本当に日本は弱いです。

 生と死について
 もっともっと語られなければいけない、という結論に
 一柳さんと僕は一致しました。

 そんなこともあって
 人生の最期をどういうふうに迎えるか、
 どういうケアの在り方が望ましいのか、について質問する
 今回の一柳さんの一般質問に
 僕はすごく関心があります。

 できることなら
 みなさんで傍聴に来て下さい。

 僕も全力を尽くしますので、お待ちしています。

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 なんかもう眠くてたまらん!

 眠りたい...。
 もうちょっと原稿づくりがんばろうっと。

 どうか良い週末を。
 みなさん、おつかれさまでした。



2003年12月5日(金)のフジノ
● 眠りたい...

 実は徹夜2日目の朝に、これを書いてます...。

 本会議の一般質問づくりのために起きているのですが、
 フジノはもともと睡眠欲と食欲が無くて
 放っておくと、食べないし寝ないんです。

 だけど、今は眠りたい。

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 何故こんなに手間どっているかというと
 昨日このコーナーに発言の内容を書いてから
 さらに情報をたくさんいただけることになってしまいました。

 ずっと見つけられなかったデータも
 手に入れることができました。

 カウンセラーをしている方ともお電話で話すことができて、
 明日の夜には実際にお会いして
 さらにお話をうかがう予定です。

 今、手元にある情報を
 消化しきれないでいます。

 それらを全て今回の質問につめこみたくて
 悪戦苦闘している、というのが現状です。

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 今日はこれから千葉に行ってきます。

 電車の中で眠りたいのですが
 一刻も早く質問の要旨だけでもしあげて
 市役所に送ってあげたいので、電車の中でもパソコンで作業です。

 千葉の全国大会の会場で
 眠らないようにしないとなあ。本末転倒だもんな。

 がんばろう。


● 感謝してます

 今回の原稿作成にあたって
 本当にたくさんの方々に感謝しています。

 まだ終わっていないのですが
 感謝の言葉を書かせてください。

 常に現場で最前線にいらっしゃる
 神奈川県警の横須賀署の方々、消防局救急のみなさん、
 保健所の担当者のみなさん、ありがとうございました。

 また、市役所の担当部門に
 いろいろまわってお話をうかがってきたのですが
 「こんなに熱いヤツがいたのかよ!」という出会いの毎日でした。

 日ごろは世間的なイメージでの
 市役所の職員さんへのネガティブな風当たりは強いと思いますが
 そんなイメージをうちくだく
 本気で議論してくれる『熱いヤツ』が
 実は何人もいることが分かりました。

 そういう職員さんたちの存在にも
 強く励まされました。こころから感謝してます。
 ありがとうございます。

 真夜中まで電話とメールで議論につきあってくれた親友、
 あの議論が無ければより良いものはできなかったよ。
 ありがとう。

 放っておくと2日ぐらい平気でメシを食わない
 フジノの性格をよく知ってる両親が
 仕事場までわざわざ豚汁を届けてくれました。

 日ごろ親孝行を何もしてあげれてないのに、すみません。
 強く感謝してます。ありがとうございます。


 僕を支える気力の源であるみなさん、
 ありがとう。



2003年12月4日(木)のフジノ
● フジノの一般質問の内容はこれです

 12月8日の本会議で
 フジノが市長に質問する内容の主旨はこんなです。

 ここから先には
 『自殺』という言葉が出てきます。

 この言葉に痛みを感じる想いの方々は
 どうか僕の真意をくみとって読んで頂けたら、と願っています。

 そもそも僕は
 『自殺』という言葉を本当はつかいたくありません。

 ケアの現場ではこの言葉をつかうことで
 さらに遺族の方々が傷つけられてしまうことを避けるために
 あえて別の表現をつかうことの方が多いです。

 僕はこの言葉をつかいたくありません。

 けれども、市議会・市役所のみなさんをはじめ、
 このまちに暮らしている方々に
 理解していただくためには
 あえてこの言葉をつかうことしかできませんでした。

 どうか許してください。

 フジノの一般質問は
 次のような内容になります。




 <1> 激しく価値観が変動する現代社会の中でも
    「人の命の大切さ」という価値観は、
    本市の至上の行政目標として、決して変化しないか




 <2> 自殺の現状と自殺予防対策の必要性について


 (1)自殺の現状について

  ア.交通事故犠牲者数の約7倍にもおよぶ自殺者がいる
    本市の現状についての認識

  イ.「本市市民の430人に1人は自殺未遂者である」と
    推計される現実について

  ウ.自殺者の遺族が自殺する危険性は5倍に上昇する為、
    様々なケアの対象であるということ

  エ.最も身近な民間自殺予防相談窓口である
   「自殺予防いのちの電話」でさえ、
   相談の多さのために
   電話をかけてきた人数の約10%しか受信できていない事実


 (2)自殺予防への取組みの現状について

  ア.素晴らしい施策が現在も行なわれているが、
   各部局ごとにデータや成果の共有が成されず、
   バラバラに行なわれていないか

  イ.本市の自殺予防の大半は、
   「受身」かつ「間接的」な対策ではないか

  ウ.最も自殺率の高い「中高年」への取組みが皆無ではないか


 (3)総合的な自殺予防ネットワークづくりの必要性について

  ア.自殺対策本部を設立し、
   すでにおこなわれている自殺予防への取組みを
   市役所の部を超え、さらには公共と民間の垣根を超え、
   警察・労働局・医師会、
   さらに遺族会・NPOなどの協力も得て
   ネットワーク体制をつくるべきではないか

  イ.市役所の部局間で、
   予防に必要なデータの受け渡しを緊密にすべきではないか

  ウ.自殺予防マニュアルの作成による、
   対応の統一化をすべきではないか  


 (4)さらなる個別的な施策の必要性について

  ア.24時間相談窓口の設立

  イ.民生児童委員をはじめとする
   地域での相談活動担当者への自殺予防研修の実施

  ウ.うつ病や統合失調症など精神疾患への偏見を無くし、
   気軽に誰もが医療機関を訪れられる為の、
   正確な知識の教育

  エ.自殺の話題をタブー視する現状を改善する啓発活動

  オ.学校教育の現場での自殺予防教育

  カ.経済部による中小企業に対する自殺予防への取組み

  キ.自殺リスクが最も高い「中高年男性」を守るしくみづくり

  ク.遺族へのケア体制の確立

  ケ.自殺未遂者へのケア体制の確立

  コ.自殺予防に取り組むNPOやボランティア団体の育成補助など

  サ.相談業務にあたっている市職員の
    こころの健康を守るセーフティネットづくり


 (5)「10年間で自殺ゼロ」を数値目標に

  ア.現在は数値目標化されていない自殺予防対策を
   全国に先駆けて、本市は
   「10年間で自殺犠牲者ゼロ」と具体的に宣言すべきではないか




 (注) この文章の中の「予防」とは3つの対策を指す。
   啓発、危機介入、事後対策である。



 この質問をすべきかどうかを
 迷い続けている自分の迷いを断ち切るために
 あえてHPで公開することにしました。

 どうか、市長をはじめとする
 担当職員の方々に
 声にならない方々の痛みの声が届きますように。

 僕が声にならない声の代弁者として
 誠実な想いを伝え切れますように...。

 全力でがんばります。




2003年12月3日(水)のフジノ
● 12月9日は『障がい者の日』です

 12月9日は『障がい者の日』なんです。
 あなたは知ってましたか?

 『障がい者基本法』という法律で決まっています。
 1975年に、国連で『障がい者の権利宣言』が採択された日なのです。

 ちょっと法律をのぞいてみましょうね。

 

  第6条の2 

   国民の間に広く
   障がい者の福祉についての
   関心と理解を深めるとともに、
   障がい者が社会・経済・文化その他あらゆる分野の活動に
   積極的に参加する意欲を高めるため、
   障がい者の日を設ける。

   障がい者の日は、12月9日とする。

   国および地方公共団体は、
   障がい者の日の趣旨にふさわしい事業を実施するよう
   努めなければならない。


 ということでした。

 法律の文中の漢字は僕が勝手に
 ひらがなに変えている部分がありますけど
 基本的にはこの『第6条の2』は、わりかし好きな条文です。

 わりかし、と書いた理由は
 この法律が『あくまでも努力すればいいだけだよ〜』という
 努力目標でしかない点が不満だからです。

 例えば、このまちでは
 市役所がどんな『障がい者の日』事業をおこなったか、
 知っている人はいますか?

 どれだけ『障がい者の日』を知っている人がいますか?
 あなたは12月9日がそうだって知ってましたか?

 これが『努力目標』レベルの法律の
 現実なんですよね...。

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 でも、行政が動かなかったら
 それでおしまい、ってなワケにはいきません。

 そういう時には、国が動くのなんか待ってないで
 このまちに暮らしている人がみんなで動いていくのです。
 国の動きを厳しくチェックしながらも、
 同時に
、僕自身が動けばいい。あなたが動けばいい。

 何でもそうなんですよね。

 ってな訳で、今日は
 『12月9日=障がい者の日』をアピールするための
 ボランティア活動に参加してきました。

 本来ならば僕は、
 個人として参加したボランティア活動はここに書かないのですが
 (なんか売名くさくてイヤじゃん。
  ボランティアはやりたいからやってるだけだし)
 今回はあえて書きます。
 僕自身の影響力の大きさを知ってるから。
 1人でも多くの人に知って欲しいから。

JR衣笠駅前に出されたのぼり  4つの団体が力をあわせて
 今日と明日、駅前でキャンペーンをしてます。
 ちなみに今日はJR衣笠駅と久里浜駅。

 リーフレットとちらしとティッシュと
 作業所でつくられた素敵な小物が入った
 ふくろを、通行人の方々に
 配るんですね。

 僕はJR衣笠駅での配布に参加しました。

 行ってみてビックリ!

 なんと、60人も集合していたのでした!すごい!
 (久里浜駅でも60人来たそうです)

 うれしかったなあ〜。10人くらいで細々と配ると思ってたもん。

 ガンガン配りましたよ〜。
 自分の政治家としてのちらしを配る時よりも
 気合を入れて配りました。

 明らかに『人生初めてのちらし配り』みたいなお母さんが
 なかなか受け取ってもらえなくて、
 傷ついている様子なのが目に入りました。

 ちらしを配ったことの無い人は理解できないと思うけど、
 本当に傷つくんです。受け取ってくれない人が多くて。

 僕みたいに政治家として
 ちらしを配っている人間でも、いまだに傷つきます。

 だから、そのお母さんを励まして
 手元に余ってる分を受け取って、ガンガン配りました。

 僕はJR衣笠駅から、中通り商店街の入り口まで
 配りまくって歩きまくりました。

 それにしても、いつも思うんだけど
 僕はちらし配ってる時っていつも
 小学生と高校生と美容師さんに人気なんだよな〜。
 小学生って、すぐに僕のまわりに輪っかになるんだよな〜。

黄色いリボンをしてる人を見かけたら、ボランティアさんです  さて。
 明日は、横須賀中央汐入追浜
 このキャンペーンが行なわれる予定です。

 もしも明日、
 こういう黄色のリボンをしている人を見たら
 キャンペーンのボランティアさんなので
 どうか配っているものを
 受け取ってください。

 そして、中に入っているリーフレットを読んでください。
 作業所の方々が作った、小物を手にとってみてください。

 ケイタイのストラップ、すごく人気でしたよ〜。
 (こういうの、絶対に売れるはずなんだよな〜。無料であげないで、
  バザーだけじゃなくて、ちゃんとした販路に乗せて、バンバン売りたい!)


 ボランティアに参加してくださった
 120名のみなさん、本当におつかれさまでした。

 それから、今回のキャンペーンを実行した4団体のみなさん、

 ● 横須賀市障がい者団体連絡協議会
 ● 横須賀・三浦作業所連絡会
 ● 横須賀市ボランティア連絡協議会
 ● 横須賀市社会福祉協議会

 本当におつかれさまでした!


● フジノが真夜中も明け方も働きつづける理由

 忙しくて忙しくて、目がまわりそう。
 肺もいい感じに痛みが増えてきました。

 でも、今日はものすごく大切なお話をうかがって
 人生に気合を入れなおしました。

 ものすごく活動的で、体を削るような勢いで
 全国を常に精力的にとびまわっている方がいらっしゃるんです。

 その方に質問したんです。

 「何故、あなたはそんなにがんばるのですか?」
 「もう辞めたい、と思うことはありませんか?」
 「何で自分なんだ?何故他の人がやらないんだ、って思いませんか?」

 そうしたら、返ってきた言葉が
 衝撃でした。

 僕が今かけずりまわっている
 その理由と同じだったのです。

 僕はまだがんばります。


● 市役所にイルミネーションは必要なのか?

 忙しいと、季節を感じることがありませんよね...。

 時々、お話をうかがいにバイクで三浦半島を走り回っていて
 でも大体そういう移動中って考え事してて
 景色なんか目に入らないんですけど、
 ふと大楠山や武山が視界に入ってくると紅葉が美しくて
 思わず見とれてしまうことがあります。

 そして初めて、「ああ、秋が来たんだなあ」と
 思います。

 な〜んて思ってたら、
 もう12月に突入してるんですよね...。

 今年もあと1ヶ月しか無いなんて!

 そのことに気づかされたのが、
 横須賀警察署にヒアリングをしに行った帰りでした。

 横須賀署の目の前に
 横須賀市役所があるんですけれども、
 そのカベに、イルミネーションが飾られていたのでした。

120万円のイルミネーションで飾られた市役所  昨年もありましたけれども、
 今年もイルミネーションあるんですよ。

 僕はこれに大反対しています。

 立候補を決心した14日後(2月13日)に
 書いた文章にも、反対だと書いてます。
 

 市役所がイルミネーションを飾る
 その必然性が全く感じられないからです。

 ちなみに、この費用は
 昨年は150万円、今年は120万円です。

 この120万円があれば、
 どれだけ別の事業ができることか...。

 だけど、総務部の方々の努力のおかげで
 昨年よりも30万円も削減できたんだから、一歩前進です。
 (昨年のノウハウの蓄積のおかげで安くできたそうです)

 そして、120万円の事業よりも
 もっとカットしなければいけない事業がこのまちにはあります。

 イルミネーションとかって
 目立ちやすいから批判しやすいけれども、
 全然目立たないけど本当は批判しなくてはいけないものがあります。

 僕はそれをもっと真剣に勉強して
 予算や決算の時に
 ムダを見抜けるように全力を尽くします。

 どうかみなさん、税金から120万円をつかって
 輝いているイルミネーションを楽しんでください。

 これは決して皮肉でも何でも無くて、
 クリスマスのイルミネーションを見て季節を感じて、
 大切な人を想って、大切な人を大切に守ってあげてください。

 守りたい人を
 守ることができなかった悲しみを感じている人々が
 このまちにもたくさんいらっしゃいます。

 どうか、せめてみなさんは
 大切な方を想い、
 そしてクリスマスの幸せな季節を過ごしてください。

 それが切実な僕の願いです。

 早いけど、
 メリークリスマス。



2003年12月2日(火)のフジノ
● 自殺だけじゃなくて、相談は何でも大丈夫ですよ

 昨日おしらせした
 『自殺予防いのちの電話』について、問い合わせを受けました。

 「自殺のことじゃないけど
  誰かに話を聞いて欲しくて...」

 そういう方も、電話して大丈夫です。

 それから、相談員は
 ものすごく厳しいトレーニングを積んできた方々です。
 相談内容は守秘義務があって、外に漏れることはありえません。

 どうか安心して、その痛みを話してみてください。
 大丈夫ですよ、絶対に。


● つらくて、つらくてとても苦しい

 今回決めたテーマでの一般質問を
 行なううべきか行なうべきではないのかを
 これまでずうっと悩んできました。

 9月議会が始まる前から、ずうっと悩み続けてきました。

 いや、そもそも政治家に立候補すると決心した時から
 僕はこのテーマに取り組むことを
 僕の全てだと信じて、行動してきました。

 けれども、今、本会議でおこなう質問の
 原稿を書きながらも迷っています。

 書きながら、苦しくなってきます。

 理由は、本当に難しいテーマだからです。

 財政や金融などのテーマのように
 用語が分かりにくい、という意味の難しいでは無くて
 デリケートなテーマだから
 慎重で無ければならない
 という難しさです。

 このテーマは、とても慎重で無ければならないし、
 僕に悪意は無くても、それでも絶対に傷つく人がいることは
 もうハッキリと今の段階から分かっています。

 何年もかけてやっと落ち着いた記憶を
 むりやり引きずり出すような、さらに苦しみを与えるような、
 そんな可能性さえある、と
 経験的に僕は思います。

 癒えかけた傷口を、
 もう1度かさぶたを引き剥がすような
 そんな痛みを与えるような可能性があることをやるべきなのか
 ものすごく悩んでいます。

 それは僕のスタートが
 政治家になりたくてなった政治家ではないからです。

 政治という手段をつかって、
 福祉を変えたい人間だからです。

 僕の根っこにはいつも
 絶対に忘れられない始点があります。

 視点、ではありません。
 始まりのポイントがあるのです。

 僕は何年過ぎようとも必ずそこに戻ってくるし
 基本的な行動の根っこには、それが常にある、
 というものがあるのです。

 僕はここが戻ってくる場所です。

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 市の主な担当部署には質問をしてまわりました。
 そして、率直な意見をぶつけてもらいました。

 特に、17時の就業時間を終えた後には
 本当にざっくばらんに
 人生の先輩としての意見を聞かせていただきました。

 質問をすることには
 賛成と反対が半分くらいずつ、でした。

 専門家として働いてきた人生の先輩の言葉は
 賛成も反対もとてもリアルで重く、
 どちらの意見もその通りだと感じます。

 僕はとても悩んでいます。

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 こうやって書いた僕の文章を読んで
 そして一般質問の当日になって
 実際におこなわれる僕の質問を聞いた人の中には

 「なんだよ、大げさな」
 「たいしたこと無いじゃん」

 そう、言う人もきっといることでしょう。

 けれども、その人たちには
 何故これほどまでに悩まなければならない問題なのかは
 きっと理解できないだろうと僕は思います。

 でも、理解できない人たちが大半な世の中だからこそ
 だからこそ、僕がやらなければいけないのだ
 ということも理解している。

 けれども苦しい。
 本当に苦しい。

 こんなふうに書きながら苦しい一般質問は
 初めてだ。

 やっと1年が過ぎて、やっと少しだけ苦しみに慣れてきたのに
 何故おれはこんなことをしているのだろうと苦しい。



2003年12月1日(月)のフジノ
● ひどい現実

 ずっと欲しかったデータを
 神奈川県警からいただくことができました。

 その数字から読み取れる現実は、
 本当にひどいものでした。

 泣きたくなるような、そういう数字です。

 国がやるべきことをしてこなかったから、
 たくさんの人々の涙が流されたのだ、と僕ははっきり思います。

 こういうことは許せない。

 せめて、市レベルで
 こんな現状を変える第一歩を踏み出せないかと
 市長に一般質問で提案してみたいと強く思っています。



● 成年後見勉強会、初顔合わせ

 大成功でした。
 集まったメンバーの『人』としての素晴らしさに
 我ながらこんなメンバーと出会えたことに感謝しました。

 書きたいことは山ほどありますが
 全てメンバーへの褒め言葉です。

 ゆっくりと、じっくりと、
 みんなで成長していけたらと考えています。


● 今日は『いのちの日』です

 僕は『横浜いのちの電話』に強くコミットしていて
 会員になっています。

 さて、その『いのちの電話』ですが
 全国にある50ヶ所が共同で
 今日12月1日を
 『全国いのちの日』としてキャンペーンを行なっています。

 今日から7日までの1週間を
 フリーダイヤルにて
 自殺予防のための相談を受け付けています。




  <自殺予防いのちの電話>

 
 実施期間

 
   12月1日(月)0時〜12月7日(日)24時
 
   *通常の相談は,相談者が負担する通和料金が
     この期間はフリーダイヤルにより無料となります。




 フリーダイヤル電話番号:

   0120−738−556



 絶対に、自殺は最後の手段ではありません。

 苦しい時には必ずそこから抜け出す手段があって
 苦しい時を抜け出すことは必ずできます。

 僕は絶対に自殺をとめたい。

 あなたがもしも苦しんでいるのならば
 どうか、この電話にかけてみてください。

 毎年ものすごい人数がかけてきますから
 もしかしたらつながらない瞬間もあるかもしれません。

 それでも、電話の向こうでは
 確実に相談員さんが
 あなたの痛みを受けとめるために待機しています。

 どうか、その痛みを
 言葉にして、相談員に伝えてみてください。

 うめきのような想いは
 言葉にできないこともたくさんあると思います。

 それでも、相談員は
 そんな言葉にならない想いさえも
 よりそって耳を傾けようと努力しています。

 どうか、その痛みを
 自殺というかたちでは終わらせないで下さい。
 その痛みはきっと、抜け出すことができると僕は信じています。

 だからどうかあきらめないで。


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 今日も雨でしたね。

 明日もお互いに
 りらっくす&ふぁいとでいきましょう。

 僕たちは、少しずつであっても
 必ず良い方向に向かっていますから。ゆっくりといきましょう。

 おつかれさまでした。


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