まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2003年7月31日(木)のフジノ
● 教育長に感謝、「おかしなこと」は改善されました

 体調が悪いので、少しだけ書いて終わります。

 今夜は、田浦でおこなわれた
 『美術館トーク』に参加しました。

 昨日のこのコーナーに書いたとおりの対応を
 教育長はおこなってくれました。

 ビデオ撮影なし、あの新聞投書のコピーのちらしは無し。
 かわりに子どもたちとの『ワークショップ』のちらしがはさまれてました。

 教育長、ありがとうございました。


● 「美術館のみなおしはありえません」発言について

 今日の『美術館トーク』で
 生涯学習担当部長が質問に答えるかたちで、こう答えました。

 「美術館のみなおしはありえません」

 すごく衝撃を受けた、と僕に伝えてきた方もいますが
 これは生涯学習担当部長の
 『個人としての意見』ではありませんので、
 どうか誤解しないで下さい。
 彼を攻撃するのはまちがえています。
 どうか彼のことを悪く言うのはやめてください。

 「見なおしはありえない」

 これは、5月30日の時点で
 すでに沢田市長がはっきりと断言しています。

 共産党の井坂議員の質問に答えて
 「美術館計画の見なおしはしない」と本会議で答えました。

 衝撃をうけた方々、それから他のみなさまへ。

 『美術館トーク』で説明をしている市役所の人たちは
 あくまでも市長の命令のもとで意思統一をして
 『仕事』をつらぬいているだけです。

 しかも、『美術館トーク』を数日おきに開催しているわけで
 夏休みもほとんど取れない日程だと思います。
 ある意味で、すごくかわいそうだと
 彼らの立場に同情したりもします。

 彼らの言葉というのは、あくまでも公務員ですから
 そこに私人としての個人の想いを入れることはできません。

 どうか、誤解しないで下さい。

 「見なおしをしない」と断言したのは、沢田市長ですから。

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 美術館開設準備室の方々も
 見なおし派のフジノも
 お互いにそれぞれの立場で全力を尽くしています。
 その全力を尽くしていることに対しては
 立場を超えてお互いに認めあっている、と
 僕は信じています。

 どうか、市役所の人たちのことを
 憎んだり、誤解をしたり、ということはしないで下さいね。
 質疑応答の時に
 市役所の担当の方々へ
 どれほどヤジを飛ばしたとしても市長のところには届きません。

 あくまでも、市役所の人々は
 市長の部下ですから。

 市長が考えを変えない限りは、
 見なおしはありえないのです。

 その見なおしをしてもらうために
 僕たちは署名を集めているのです。


● はまゆうキャンプについて

 社会福祉協議会のご好意で
 はまゆうキャンプの見学に行かせてもらっています。

 はまゆうキャンプとは
 高校生を対象にした3日連続のボランティア活動です。

 (1)高齢者の方々の施設
 (2)障がいのある方々の施設
 (3)保育園

 この3種類の施設に、
 200人を超える高校生たちが入って、
 福祉の現場に触れているのです。

 このキャンプのすばらしさについては
 後日書かせてください。

 昨日が第1日目、高校生のみなさんが
 まだ始まったばかりで表情も行動もぎこちなかったです。

 明日が第3日目、最終日です。

 毎年この最終日には
 別れを惜しんで涙を流してしまう高校生もいるほどに
 福祉の現場になじんでいくのですね。

 僕はその表情の変化をまのあたりにしたくて
 お願いして、1日目と3日目に見学に行きます。

 明日、特別養護老人ホームの『愛光園』に行ってきます。

 僕自身が福祉とはじめて遭遇したのが
 高校2年生のことだったので
 まさにこのキャンプはシンパシィを抱いています。

 明日がものすごく楽しみです。


● 健康診断

 かねてからずうっと順番待ちをしていた
 市の健康診断(ウェルシティでおこなわれているやつです)に
 やっと行ってきます。

 体調がひどすぎるので、
 少し診てもらって、万全の状態で9月議会にのぞみたいです。

 なんか今日はざっと書いてしまいましたが
 これで更新は終わりです。

 田浦にいらしたみなさま、
 おつかれさまでした!



2003年7月30日(水)のフジノ
● 教育委員会・教育長との話しあい

 夕方16時すぎから、市役所6階の教育長室で
 教育長と話しあいを持ちました。

 理由は、昨日このコーナーに書いたとおりです。
 質問したいことと、お願いしたいことがあったからです。

 現在の教育長をしているAさんは
 教育委員会に異動される前は
 『健康福祉部』の部長をされていたのですね。

 つまり、福祉カンケーの部長だったわけです。
 介護保険の導入の時期に
 福祉に深くかかわっていた人です。

 だから、僕が伝えたいと考えている想いも
 話しあいの場に入る前の段階で
 あらかじめ理解していてくれたように感じました。
 (これはあくまでも僕がうけた印象です)

 その話しあいの結果を書きます。

 (この話しあいは録音されていたわけではありません。
  僕はその場でノートをとっていましたが
  下に書いた文章は、あくまでもフジノの責任で会話のようすを再現したものです)


● ビデオ撮影は何のためにおこなったのか?

 まず、1つ目は質問です。

 <フジノの質問> ビデオ撮影は適当なのか?

  美術館トークをおこなっているあいだ、
  ずうっとビデオ撮影をしているのは何故ですか?

  特に、質疑応答の時に
  市民の方々へ『住所』と『名前』をなのらせて
  そしてその人たちの撮影をしている、
  という市側の行動は
  「反対している市民が誰なのかを市側がチェックしている」
  と思われてもしかたがありません。

  住所と名前をなのらせての質問を
  ビデオ撮影することは
  プライバシーの観点から本当に適当なのでしょうか?



 これに対して、教育長の答えは次のとおりでした。

 <ビデオ撮影をした理由>

  あくまでもビデオ撮影をしていたのは、
  記録のためです。

  これまでにも美術館関係のイベントは
  子どもたちのワークショップなどすべて撮影をしています。

  今回の撮影も、
  あくまでもその一環として
  「美術館トークがおこなわれた」ことの記録のためであって、
  誰が反対をしている市民なのかなどのチェックは
  絶対におこないません。

  また、ビデオ撮影をすることで
  市民の方々が質問をしにくくなってしまうような
  そういうプレッシャーをかけているつもりは全くありません。

  したがいまして、あくまでも今回のビデオ撮影は
  「美術館トークが行われたことの記録」のためでありますから
  1回でも撮影ができれば良いわけです。

  その意味で、
  今後行われる残り9回の『美術館トーク』では
  ビデオ撮影をおこなわない、

  ということでもかまわないと私は思います。



 ということでした。

 僕の聞きまちがえでなければ、
 これから先に行われる『美術館トーク』では
 誤解を避けるためにもビデオ撮影をおこなわないこともある、
 という教育長の返事をもらいました。

 おこなわない「こともある」ということは
 おこなう「こともある」ということですが、
 それでも僕はしつこくプライバシーを守るためにも
 質問の自由を確保するためにもプレッシャーになる撮影は
 避けてほしいとお願いしました。


● 教育委員会・教育長との話しあい(その2)

 2つ目は「お願い」でした。

 <フジノのお願い> あの新聞投書のコピーの配布を考え直して

  昨日の『美術館トーク』で配られた書類に
  『ネット自殺のまえに』というタイトルの新聞投書がありました。

  (詳しくは、昨日書いたとおりなので省略します)

  こういう意見の方がいるということは良いけれど
  市が美術館の説明のために配る資料としては
  ふさわしくないのではありませんか?

  実際に、僕がHPにこのことを書いてから
  何通ものメールがこの件について送られてきました。

  救急の現場で働いている方々や
  自殺未遂まで追い込まれてしまった方々や
  実際に家族を失ってしまった方々からのメールです。

  自殺によって家族を失った遺族の方々の
  その気持ちを考えてほしいです。

  美術の効用と、
  自殺を予防することとは全く違います。

  したがいまして、できることならば
  この書類は今後は配らないでいただきたいのです。



 それに対する教育長の答えは次のとおりでした。

 <『美術館トーク』で配った新聞投稿のコピーについて>

  教育長としては、あの新聞のコピーは
  『説明資料』という扱いでは考えていません。

  『美術館トーク』の説明資料とは、
  あくまでも、あらかじめ議員にも配ったカラーの書類だけである、
  と考えています。

  しかしながら、教育委員会の責任者として
  あの新聞のコピーを『美術館トーク』の場で配ることを
  許可した責任は私にあります。

  新聞投書のコピーを配布したことに
  そもそも他意はないのですが、
  自殺によって家族を失った方々に対して
  結果的に感情を傷つけてしまうようなことになるのであれば
  教育委員会としてそれは望ましくないことだ
  と考えています。

  したがって、田浦の説明会から
  あの新聞投書のコピーは配らない
ようにしたいと思います。



 ということでした。

 この回答についても
 録音をしていたわけではないので、
 正確な一言一句ではありません。

 しかし、新聞投書コピーに関しては
 教育長から「もう配らない」という言葉をいただいた、と確信しています。

 かつてこのHPが議会運営委員会にとりあげられて
 『事実誤認』だから訂正をすべき、とされたこともありました。

 したがって、今回の件についても
 録音をしなかったことは失敗だったのですが
 何回も聞きなおした上でノートにもメモをとってありますので
 上のとおりで良いと思います。

 フジノは、美術が障がいのある方々に与えるプラスの影響を
 はっきりと強く認めています。

 だから、美術館をつくる推進の資料として
 いくらでもその主旨の文章を配ってもいいと考えています。
 そういう資料なら僕だっていくらでも持っています。

 もしもその効用についてを配りたいのなら、
 フジノが別の本でも資料でも持ってくるので
 それにさしかえてほしい、と教育長に伝えました。

 自殺の前に美術を見ろ、というような文章が入っていない、
 そういうものは別にいくらでもありますから、
 だからお願いします、と伝えました。

 かつて健康福祉部長でもあった教育長からは
 誠実な回答をいただけたと信じています。

 どうか次回以降の説明会では
 この回答のとおりでありますように。お願いします。


● 議員とはいったい何ができるのか

 昨日の夜から朝までほとんど徹夜をして
 あらためて『地方自治法』や『議員必携』を読み返しました。

 何故ならば、市議会議員には
 いったいどこまで行政(市役所)に対して意見を言えるのか、
 それを確認したかったからなのです。

 昨日のこのコーナーで僕は
 「個人として、公人として、抗議する」と書きました。

 しかし、「公人として、抗議する」ことが
 たった1人きりの市議会議員として本当に可能なのか
 昨日の夜の時点では『法律的な根拠』は確認できていませんでした。

 市議会議員の仕事は、市役所の仕事をチェックすることです。

 けれども、
 教育委員会に市議会議員として抗議する、
 それは『議員の権限』として本当に可能なのかどうか、悩みました。

 そして、朝まで法律と向きあって考え抜いて
 さらに、市議会事務局の議事課に相談にいきました。

 そこで結論として僕がおこなったのは、
 あくまでも『質問』と『お願い』なのでした。

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 けれども、こちらがどれだけ『質問』と『お願い』だと考えても
 市役所で働いている方々にとっては
 『圧力』をかけた、と受け取られるかもしれません。

 市役所の職員から人気が無いフジノは
 今回の行動でますます嫌われたことでしょう。

 政治家が役所に圧力をかける。

 それに対して僕はすさまじく嫌悪感を抱いてきました。
 テレビや新聞を見れば
 政治家が役所の部長に圧力をかけて
 入札の情報をあらかじめ教えさせたなんてニュースが
 すぐに流れてきます。

 だから僕は悩みました。
 果たして僕が教育長に抗議することは
 そういう『政治家が役所に圧力をかける』とどこが違うのか、と。

 そして、法律的な根拠が必要だと切実に悩みました。

 けれども結論を言えば、上に書いたとおりで
 議員にはそんなことは許されていません。

 だから、今日はあくまでも『抗議』という態度は避けました。
 「少しお話を聞いてほしい」と教育長に頼みました。

 何故ならば、できることは
 あくまでも『質問』や
 市民の代表という立場での『お願い』でしかないからです。

 だから今日はあくまでも
 教育長に対して『質問』と
 市民代表としての『お願い』をした、と僕は考えています。

 このまちに暮らしているみなさん、
 政治家にできることは本当に限られているのです。

 市議会議員とはいったい何ができるのだろうか。

 いつもそれに悩みながら
 僕は仕事をしています。

 どうか今日の僕の行動が『圧力』とは受けとめられずに
 話しあいの結果として教育長が
 新聞投書のコピー配布をやめてくれることを祈ります。

 市議会議員は、いったい何ができるのだろうか。
 毎日、毎晩、いつもいつも行動しながらも
 僕は悩んでいます。


2003年7月29日(火)のフジノ
● 教育委員会に抗議します

 これまで美術館問題で納得ができないことがあっても、
 市の職員には抗議をしてきませんでした。

 理由は、市の職員はあくまでも『市長の命令』で動いているのであり
 そこに1人の『個人』としての意思は入っていないから、
 と信じてきたからです。

 むしろ、一緒に働いていく、
 まちのために働いていく仲間だと信じてきました。

 美術館開設準備室の方々の中には
 個人的に尊敬できる方もいて、好きでした。

 しかも、この美術館トークだって
 市長は昨日夏休みをとってるのに
 職員は夜遅くまで市内10ヶ所も説明でまわらねばならず、
 かわいそうだな、夏休みもとれなさそうだな、と同情してきました。

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 けれど、今日、本当に許せないことがあったので
 個人として、公人として、
 教育委員会に激しく抗議します。

 個人としては今このHPの文章をもって
 公人としては明日、正式に抗議にいきます。

 何故こんなにも「許せない」と感じているか。

 それは、今夜おこなわれた美術館問題の
 横須賀市側の説明会でくばられた、
 その資料です。

 ここで配られた資料の中に、教育委員会は
 『ネット自殺のまえに』というタイトルの新聞投書
 はさみこんでいました。

 これは横浜の美術館カンケーの人が
 「福祉か美術か、どちらかというのはやめよう」という立場で
 障がいのある方々にいかに美術が有効かということを
 書き連ねたものです。

 そして、その文章の最後に
 ネットにはまって自殺しているような人にこそ
 美術館に来てほしい、
 という一文を書いているのです。

 この文章は、それはそれでしかたがない。
 そういうふうに考える人がいるのもしかたがない。

 そして教育委員会は、
 美術のもつパワーを
 新聞の投書をつかってアピールしたかったのでしょう。

 けれども、それはやるべきではありませんでした。

 何故ならば、教育委員会は
 自殺予防教育をまったく行っていないからです。


 先日、僕は教育委員会に
 質問状を出しました。

 その質問状に対して、
 横須賀市では、教育委員会としては
 現在、自殺予防教育というものはまったくやっていない、
 と回答しました。

 まったく自殺予防教育をやってないこのまちの教育委員会が
 さも美術館をつくれば自殺が減るような投書を
 美術館建設の説明会資料として
 配るというのはいったいどういうことか!

 自分たちの無策をたなにあげて
 教育の現場で自殺を予防する教育もしないでおいて
 何が「美術の力でネット自殺を減らせる」だ。

 それは絶対にやってはいけないことだ!

 何故、教育委員会に抗議するのか。

 それは

 美術館づくりの担当は
 教育委員会だから


 です。

 自殺予防教育をせずに
 美術館づくりをしているのが教育委員会だから、です。


● 自殺を美術館に利用するな!

 そもそも、教育委員会は
 これまでこのまちでどれだけの人が自殺で亡くなったのか、
 把握しているのだろうか。

 フジノは先日、横須賀署をはじめ
 神奈川県警本部にしつこく問いあわせをして
 このまちで自殺で亡くなった人の数を教えてもらいました。
 「このデータを表に出すのは、ほとんど初めてです」と言われながら。

 
横須賀市の自殺による亡くなった方々の数
 平成10年  72名  
 平成11年  88名  
 平成12年  81名  
 平成13年  104名  
 平成14年  102名  

 神奈川県警本部・生活安全総務課からもらった
 公表されるのはほぼ初めての数字です。

 毎年、このまちでも100人もの方を
 自殺によって失っているのです。

 そして、自殺によって亡くなった数というのは
 あくまでも『遺族が認めた場合』の数でしかありません。

 日本では、自殺を隠す傾向が強くあります。
 だから実数は確実にこれよりも多いのです。

 さらに、実際に自殺で亡くなってしまった方々の影に
 『自殺未遂をした人々』は10倍から20倍はいるといわれています。

 自殺で家族や友達を亡くした方々のこころの傷はひどく
 そのケアがものすごく大切で必要です。

 つい先日も5年連続で
 全国統計で自殺で亡くなった方が3万人を超えたと
 報道があったばかりなのです。

 だから、このまちでも教育が先頭を切って
 自殺予防教育をやるべきなのに
 質問状を出せば
 「自殺予防教育は何もしていない」という回答でした。

 それなのに、美術館を建てれば自殺が減らせる、
 みたいな主旨の文章を
 市民むけの資料として配るというのは
 教育委員会の現在の在り方にはひどく疑問を感じます。

 遺族の方々にこのチラシを渡した時の
 そのショックがどれほど大きいか分かりますか!

 僕は激しく教育委員会に嫌悪感を抱きました。

 教育委員会は教育に力を入れるべきであって、
 いのちを救う教育と
 美術館づくりによる情操教育と
 どちらが大切だと考えているのか!

 明日以降も、『美術館トーク』がおこなわれます。
 しかし、そこでこのチラシを絶対に配らないでほしいのです。

 ネット自殺は美術の力で救える、
 という意見の人がいるのは別にかまいません。

 けれども藤野英明という
 臨床心理学を専攻してきた個人としての僕の意見はこうです。

 その投書の人の意見は『薄っぺら』です。

 何故、人が自殺に追い込まれるのか。
 うつ病の早期発見/早期治療にどれほど注意が必要か。
 あるいは、誰にも相談できないままに
 何故その人はネットの中に逃げ場を探すのか。
 それこそ学校にも
 誰にも話せないままに
 何故、人は自殺をしていくのか。

 そういうことをまったく理解していない人間が
 「美術は万能だ」と過信して
 かるがるしく書いた文章だと僕はうけとめました。
 すこぶる不愉快な文章でした。

 さらに、公人としての抗議にもどります。

 自殺を、美術館づくりに利用するな!

 行政への政治家の介入だ、
 越権行為だと言われても、
 絶対に明日、教育委員会に市議会議員として抗議にいきます。

 あの投書をチラシとして
 説明会で配るのはもうやめてください。
 お願いです。お願いだからやめてください。

 自殺を軽々しく考えている文章を
 美術館づくりの根拠につかうのは最低な行為ですから。
 絶対にやめてください。

 美術館をつくっても、自殺はとめられない!
 そんなことじゃダメなんだよ。


● 抗議その2

 それから、今夜の美術館トークでもう1つ。

 何故、質疑応答の時に
 「質問をする人は、住所と名前をなのってください」と言うのか。

 さらに、ずっとビデオで撮影をしているのは何故なのか。

 これだけ個人のプライバシーに力を入れているまち、
 それなのに、美術館トークで質問をする人は
 住んでいるところと名前を言わなければならないうえに
 ビデオに撮影されている。

 明日、教育委員会に質問します。

 そのビデオは何のために使うのか。
 何故、撮影をしているのか。

 そんなことをしていると、
 美術館に反対している人をチェックしていると誤解されても
 しかたがありませんよ、教育委員会。

 とにかく、明日、必ず抗議にいきます。

 どうしても納得ができません。


● ちなみに、昨日の様子はこんなでした

 今日の神奈川新聞・社会欄にも
 大きくとりあげられていた昨日のイベント。

 その様子を、来ることができなかった方々に
 ちょっとだけ写真で紹介します。


 (写真その1) 吉田議員によるアンケートの説明
吉田議員によるアンケートの説明

 パワーポイント(説明をする時につかうパソコンソフトです)を
 つかって、とてもわかりやすく説明がなされました。

 このアンケートの内容を
 インターネットでも発表してほしいというメールを
 今日、何通もいただきましたので、
 雄人(吉田議員)に相談してみますね。


 (写真その2) 石川あみさんが司会をしてくれました
 司会をひきうけてくれたのは、石川あみさん
 
 それから、司会をひきうけてくださったのは
 あの石川あみさんです。

 あみちゅわ、というニックネームなら分かるかな?

 テレビ神奈川やJ−COMでおなじみ、
 横須賀の方ならすごくなじみのあるアナウンサーです。
 僕もよくJ−COMの番組であみさんの司会ぶりを見てました。
 (写真が小さくてごめんなさい)

 さすがにプロ。
 僕たちはこういうイベントはしろうとだから
 しきりが良く分からなかったのをとてもサポートして下さいました。
 あみちゅわ、ありがとう。


 (写真その3) 市議会での市長との論戦をVTRで観ました
 市議会での論戦をビデオ上映しました。

 それから、5月30日の市議会でおこなわれた
 市長VSフジノの美術館についての議論がVTRで上映されました。

 大ホールのスクリーンいっぱいにうつる自分を観るのは
 かなり恥ずかしかったのですが、みなさん真剣に観てくれました。

 (写真その4) 答弁する市長
 答弁する市長


 このVTRを観て、みなさんが口々に
 「議会ではこんなことをやっていたのか!?」
 「これからは傍聴にいこうかな」と言ってくださいました。

 ぜひともこれからは傍聴に来て下さいね。
 市長の生の発言を聞くのは本当に大切ですからね。


 (写真その5) 感想コーナーではあの高校生Aくんが...!
 感想コーナーでは、神奈川新聞への美術館建設反対の投稿をしたことでいちやく市議会議員のなかで大評判になった高校生Aくんが発言してくれました。ありがとう!

 それから、感想コーナーでは
 3人の方々がそれぞれの立場から感想を述べてくれました。

 なかでも本当に驚きだったのは
 あの、神奈川新聞に美術館建設反対の投稿をした
 高校生のAくんが発言をしてくれたことでした。

 フジノたちは、Aくんが来てくれたらいいなあ、と願いつつも
 「高校生をまきこんではいけない」と考えて
 声をかけたりとかしませんでした。

 少なくともフジノは、Aくんが来ることを知りませんでした。

 感想コーナーの最後に
 あみちゅわが「若い人にも聞いてみたいですね」と指した人、
 なんとその人がAくんだったのです。

 フジノは最前列の方に座っていたのですが
 驚きと感激で、ずうっとAくんが話すのを見つめていました。

 こういう人が政治家になってくれたら...。

 本当に感激した瞬間でした。

 (写真その6) 『願う会』のみなさん
『願う会』のみなさんが、大ホールの壇上にそろいぶみしました。

 最後に、このイベントを主催した『願う会』のみなさんが
 壇上にあがって、署名の説明をしました。

 「男ばかりでムサイ」という訳の分からない批判(?)もありましたが
 この20数名は、男気に熱い人々です。

 彼らが壇上にあがった時、
 僕は少し涙ぐんでしまいました。

 イベントの大成功、そして晴れ舞台に
 汗を流してがんばってくれた『願う会』のみんなが立っている。

 男泣き、とまではいきませんが
 僕はかなりジーンと来てしまいました。

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 終わってから、
 その反響に驚いています。

 今日は追浜駅前で署名活動をおこなってきたのですが
 「昨日いってきたよ!」「昨日のよかったな!」
 という声をたくさんかけてもらいました。

 そして、「ぜひもう1回やって!」という声やメールも!

 『願う会』の方々は
 あなたと同じように、誰もが働いていて
 家庭を持っていて、忙しくて、そういうフツーの人たちです。

 もしも第2回を希望する方々がいらっしゃるのならば、
 そのときはどうかあなたもお手伝いをしてください。

 こころの底から、そう願っています。



2003年7月28日(月)のフジノ
● 市長、第2ラウンド開始ですよ!

 今夜は大成功でした。

 あの文化会館の駐車場のひどい混みぐあいを見て、
 僕は感激してしまいました。

 客席の様子をフジノはギリギリまで見れなかったんだけど、
 ステージにあがって初めてそこを見ると
 ものすごい数の人たちが!

 やった、成功だ!

 市長、議会でのあなたとの議論が
 第1ラウンドでしたね。

 第2ラウンドが今日はじまりました。
 僕たち『みなおし派』のイベントが今夜大成功でしたよ。

 美術館開設準備室の方もいらしてたから
 報告があなたのところに行くはずです。

 約1000人のこのまちの方々が
 今夜、文化会館大ホールに大集合しましたよ。

 次はあなたたちが計画する
 市側の『賛成派による美術館トーク』10回ですね。

 あなた方の成功も祈っています。

 人が来ない、だけど「説明会はやったんだから」なんて
 そんなのは僕たちだってイヤです。

 市側の説明会にも
 すさまじくたくさんの人たちが訪れることを
 こころの底から僕も祈っています。


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 何故なら、僕たちの根っこにある想いは

 「賛成であれ、反対であれ、
  知らないままに物事が進むのだけは絶対にイヤだ!」

 だからです。

 今までみたいに
 まちの人が知らないうちに
 どんどん自然が壊されては開発されてなんて、もうイヤだ。
 あるいは、知らないうちに借金だらけのまちなんて、ごめんだ。

 これからは、まちに暮らしている人たちが
 自分のまちのことを
 自分の頭で考えて
 自分のこころで感じて
 自分が行動していくようになるんだ。

 こういう流れがもっと当たり前のものになって
 まちに暮らしている人たちが
 自分のお給料の使われ方をもっと厳しくチェックして
 このまちの未来を自分たちでつくっていくようになってほしい!

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 市長、せめて10回のうち1回くらいは
 あなたご本人が来て、直接まちの方々に話してくださいね。

 僕も毎回うかがいますから。


● 勝利の美酒はおあずけ/闘いは今はじまったばかりだから

 今夜だけはみなさま、本当におつかれさまでした。
 特に『願う会』のみなさまには
 本当に男気を感じました。

 意気に感じる、だから僕もがんばりたい、
 そういう想いで雄人もすごく良い資料を作ったんだと思うし、
 僕もYデッキでの演説をがんばれたんだと思います。

 あなたたちのように
 カッコいい大人がいるならば、
 このまちはまだまだ捨てたもんじゃないと感じました。

 本当に、本当に、ありがとうございました。
 そして、おつかれさまでした。

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 でも、ねぎらいはここまで。

 闘いは今はじまったばかりだから。
 今夜からが本格的なスタートだから。

 僕たちが勝利の美酒を飲むのは
 市長がみなおしを宣言した時ですから。

 それまでは、お祝いはおあずけ。

 明日から、ガンガンいきましょう。
 明日は追浜での市側による『美術館トーク』です。
 推進派の側の説明をじっくり聞きにいきましょうね。

 そして、署名10万人を目標に
 びっしびしいきましょう!


● 来てくれた方々にこころから感謝です

 新宿から来てくれた方、平塚から来てくれた方々、
 横須賀市のあらゆるところから来てくれたみなさま、
 本当にありがとうございました。

 あなたが足を運んでくれたことが
 僕たちに強い希望を与えてくれました。

 あの強い拍手が、僕に力を与えてくれました。

 月曜日の夜、お仕事を終えてお疲れだったでしょう。
 わざわざ来てくださって本当にありがとうございました。

 お友達を誘い合って来てくださった方々、
 本当にありがとうございました。

 僕はすべてのみなさんに
 感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして、用事で来られないけれど
 気持ちを同じくしてくれたみなさま。

 無事に、大成功に終わりました。

 きっと明日の新聞には
 大きな事件が起こらない限りは
 今夜の様子がきっと載っていることだと思います。

 ぜひ見てくださいね。

 ほんとうにみなさま、ありがとうございました!



2003年7月26日(土)のフジノ
● 今日も28日の告知です!

 28日の『美術館建設みなおしイベント』に来てほしくて
 告知ハガキを2000枚つくって、送りました。

 僕の小・中・高校の同級生のみんなと、
 1才先輩、1才後輩、のみなさんに送らせていただきました。

 いきなりハガキを送りつけられた2000世帯のみなさん、
 本当にすみませんでした。

 けれども、とっても大切なイベントなので
 どうしても来てほしいのです。

 1枚50円のハガキだって、
 2000枚にもなると、10万円もかかるし(涙)、
 裏面の印刷はご近所の印刷屋さんにしてもらいましたけれど
 宛名はぜんぶ『筆まめ』で自分で印刷しました。

 お金も時間も、無理してすごくかけてみました。
 それだけ、想いも入っています。

 どうか、28日は文化会館大ホールに来て下さい!

 開場19時、
 開始19時半、
 終了21時の予定です。

 もちろん入場料は無料です。

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 さて、今日もYデッキの上で
 美術館建設のみなおしについて想いを伝えてきました。

 夏休みの土曜日ということで
 10代がとても多かったです。

 彼ら/彼女らは本当によく話を聞いてくれます。

 あとは、どれだけ僕が
 28日のイベントの魅力を伝えられるかだなあ、と
 メガフォンを握りながら考えていました。

 いつも同じことばかり書いちゃいますけど、
 10代が政治に関心が無い、っていうのは絶対にウソ。

 キャミを着た金髪の女のコたちとか
 HIPHOPなカッコした男のコたちも
 ほんとよく署名してくれる。

 僕らの世代がこのまちを変えられなければ
 このコたちの世代がもっとツケを負わされていくことを
 僕はこのコたちに
 きちんと伝えるようにしてる。

 まだ実感はわかないみたいだけど、
 彼ら/彼女らだって、その意味はすごく分かってる。

 だからこそ、伝え続けていかなければ。
 だからこそ、努力して変えていかなければ。

 夏の夕方のYデッキは
 涼しくて気持ちいいし、雨さえ降らなければ
 冬のつらかった演説の日々に比べてウソのように過ごしやすい。

 明日もあさってもがんばろう。

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 夕方頃、主催者である会の方々と話しをしたのですが
 みんなして本当に1人でも多くの人に来てほしくて
 一生懸命に告知をしているそうです。

 感触も、当日を前にどんどん良くなってきています。

 当日の僕はギリギリまでYデッキの上で
 文化会館に来てもらうために告知をしています。

 そして、19時の開場の時には
 文化会館の玄関でみなさんをお待ちしてます。

 僕は主催者じゃないのですが
 気持ち的には想いが同じなので
 28日を絶対に大成功させたくてドキドキしています。

 28日(月)文化会館大ホール、
 19時半スタートです!

 ぜひ来て下さい!よろしくお願いします!



2003年7月25日(金)のフジノ
● 28日の告知をしまくりました

 ほぼ徹夜で書類をしあげて
 昨日の夜は1時間半も寝てないのだけれど
 とりあえず昨日中ずっと続いてた風邪の熱はさがってた。

 のどが痛いのと偏頭痛はいつものことだから
 しかたない。でも、助かった。
 これで駅前で想いが伝えられる。

 今日も夕方18時から横須賀中央駅前Yデッキで
 美術館建設みなおしの28日のイベントを
 ひたすら告知しまった。

 ちらし配りの手伝いに、友達が2人も来てくれた。
 1人は保育関係の仕事を、
 もう1人は高齢者福祉関係の仕事をしている。

 福祉関係の仕事をしている人たちが、僕の友達には多い。
 みんな、福祉の現場で働いている人たちだ。
 現場の人たちは、現実を知っている。
 現実を知っている人は
 このまちが美術館なんて建てている場合では無いことを
 毎日の体験からはっきりと知っている。

 だからわざわざ仕事を終えてから
 決して1円の得にもならないのにちらしを配ってくれたり
 署名活動のお手伝いをしてくれるのだ。

 手伝ってくれた友達、ありがとう。

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 おとといも今日も、感触はすこぶる良い。

 夏休みに入った学生たちから、仕事帰りの人々まで
 本当にさまざまな人がちらしを受け取り
 署名も書いてくれた。

 「何で美術館に反対するの?」

 とやや賛成のスタンスで質問してきた人にも
 きちんと説明をすると、署名をしてくれることがとても多い。

 それから28日のイベントも
 「行くからね」と手帳をひろげてくれる人も多い。

 どうにかして1200人の大ホールを
 完全に埋め尽くしたい。

 28日(月)19時半から 文化会館・大ホール

 ぜひみなさん来て下さいね!


● 自殺をゼロに!

 今日の朝日新聞の1面は

 『5年連続で自殺した方々の人数が3万人を超えた』

 という警察庁の発表でした。

 徹夜してつくりあげた資料が完成した喜びも
 一瞬のうちに消え去りました。
 この見出しを見た瞬間、
 ひどい吐き気に襲われました。

 悔しい、というか、もう言葉にできないつらさに
 やりきれなくなりました。くそったれ!

 自殺は、防げるのです!

 それなのにその対策をきちんとしないから、
 こんな結果が出てしまう...。

 交通事故で亡くなった方々が1万人を切っている今、
 その3倍以上もの方々が自殺によって亡くなっているのです。

 この対策をもっときちんとしなければ
 絶対にいけない。

 前回このコーナーで
 自殺予防教育について書いた時に
 とてもたくさんのメールをいただきました。

 これから、少しずつ、
 その具体的な対策を書いていきたいと思います。



2003年7月24日(木)のフジノ
● たとえぶっ倒れても

 安っぽいセンチメンタリズムだと言われても
 ほんとそんなのかまわないくらいに
 この数日は体調不良をおして、働きまくっている。

 政治家でなくても、
 プロとして働く以上は多少のカラダを削って働くことは
 当たり前のことだと僕は信じて生きてきた。

 仕事が大好きだ。

 ただ、ほんとにこの数日は
 われながら良くやっていると自分の努力を認めてあげたい。
 誰かに誉めてなんてもらわなくてもかまわない。
 自分が1番よく知っているから。

 特に今日のスケジュールと仕事の密度の濃さは
 もうむちゃくちゃ大変だった。

 スケジュール管理がなってない、
 つめこみすぎだ、
 そういう批判は確かに当たってます。

 でも、そういう時期だって、どうしてもあるもの。
 避けられない忙しさって、どうしてもあるもの。

 例えば経理部にとっての決算の時期とかね。

 こんなことを書きながらも、
 今はまだ仕事が終わっていない。もう夜中の1時37分だ。

 だけどもうひとふんばり。

 今日は風邪ひいて熱が出てノドがはれてつらかったけど、
 ユンケルと風邪薬のんでなんとかあと1つだ。

 もうひとふんばり。がんばるぞ。

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 活動日記をはじめ、このHPをしばらく更新してなくて
 本当にすみませんでした。
 「毎日、更新する」という公約を破りまくってます。ごめんなさい。

 しかし、政治家ってむちゃくちゃ忙しいなあ。

 ひたすら自分のテーマを僕は追いかけるようにして
 あらゆる招待行事/来賓としてのお呼ばれへの
 参加を断り続けて
 なんとか時間を作っているのに
 ほんと他の人たちってどうやってやりくりしているのか
 教えてもらいたいくらいだよ。

 なんとか明日からは更新できるようにします。

 とにかく今は、今日最後の仕事に戻ります。
 では。

 (3時3分、終了!やった!
  仕事が終わったので、あらためて書き続けます)


● 28日は文化会館大ホールへ行こう!

 来週の月曜日、夜19時30分から行われる
 文化会館大ホールでのイベント。

 これは本当にぜひ来て下さい!

 プログラムをあらためてご紹介しますね。
 

        <美術館建設の見直し、署名活動説明会>

  日時 : 7月28日(月) 来週の月曜日ですよ!

        開場 19時00分
        開始 19時30分
        終了 21時頃

  場所 : 文化会館 大ホール 1200人、入れます

        文化会館への地図はこちらをクリックしてください。   

  主催 : 『民意』が市政に生かされる事を願う会

  入場料: 無料

       無料、ってカンタンに書いてありますけれど
       1200人分の資料を印刷したり、ホチキスでとめたり、
       看板を発注したり、文化会館大ホールをレンタルしたり、
       すごく費用がかかっているんです。

       それを『願う会』の方々が会費を自腹で出しあって、
       そして「来てくれる人には無料でやろうよ」ということに
       なっているんですよ〜。


  出席予定者 : 燃えてる横須賀市議9名ほか

  プログラム : 

  1.『願う会』代表者の方のあいさつ

  2.賛同呼びかけ人の紹介

  3.雄人(吉田議員)の『アンケート結果』説明

      これはすごいですよ。
      当日のプレゼンテーションの資料を見せてもらったのですが
      かなり気合入りまくってます。新しい世代の政治家は
      こういうものなのか、とみなさん思うはず。
      必見です!


  4.フジノの『市長との激論』ビデオ上映

      議会に傍聴に来られなかった方はぜひ見に来て下さい。
      市議会の雰囲気が分かるだけではなく、
      「市長ってこういう人なんだ」というのが
      すごくよく分かると思います。

      手前ミソで恥ずかしいのですが
      このビデオを見た『願う会』の方が
      「フジノくん、感動したよ」と言ってくださいました。
      政治家である前に人間としての僕の想いを
      そっちょくに市長にぶつけたものです。

      ぜひ見に来ていただけると、うれしいです。


  5.署名活動の説明など

      ついにラスト1ヶ月に突入する署名活動の
      今後の方向性などをお話します。

      目標10万人、ラストスパートです!


 いろいろと説明を書きましたけれど、
 このイベントはすごいと思います。

 『願う会』の方々は、ふつうに暮らしている人たちなんですよ。
 毎週、みなさん仕事を終えてから
 ほんとに疲れていると思うんですけれどわざわざ集まって
 美術館建設の件を
 何度も勉強会を行っていらっしゃいました。

 フジノは3回目からご一緒させてもらってるのですが、
 たぶんもう7回くらい勉強会をやっています。

 政治家でもなんでもない人々のふつうの暮らし。
 かつて3月末まで僕もサラリーマンとして暮らしてましたが
 そうやって働いて仕事を終えた帰り道、
 まっすぐ家に帰って休みたい
 いっぱいやって帰りたい
 それがフツーの気持ちですよね?

 そんな気持ちをおさえてみなさん集まってこられたわけです。
 僕もサラリーマン時代から2足のわらじでしたけれど
 こういう活動をすることって
 本当に大変ですし、すごいことだと思うんです。

 ややもすると、自分のまちのことなのに
 毎日の暮らしで精一杯になって(それがフツーです)
 まちのことになんか目を向けられない。

 でも、そうじゃない人たちもたくさんいる。
 今回の『願う会』のみなさんもそんな熱い人たちです。

 『願う会』のみなさん、本当におつかれさまです。

 絶対に成功するように
 僕もがんばります。


● 『願う会』ってなんじゃらほい?

 あのですね、政治アレルギーが強いこの時代ですから
 『民意がうんたらかんたら願う会』という名前を
 聞いた瞬間にたぶんあなたは、

 「げっ、なんかどっかの政党?」
 「なんの団体だよ」
 「やべえ、かかわりたくねえ」

 とか、思ったかもしれません。

 でも、決して政治的な団体ではありません。
 むしろ、「ああ、この人たちみたいな30〜40代になりたいな」
 って感じの若手の人たちの集まりです。

 やや悪ガキっぽい大人たちの集まり、みたいな感じもします。

 (『願う会』のみなさん、ごめんなさい。
  でも、あたってますよね?)

 僕は名前をつける瞬間に立ち会いましたけれども、
 そんなにものすごく深い意味はありません(笑)

 名前をつけないわけにはいかないので
 そのまま、想いのままを、名前としてつけたわけです。

 『願う会』のみなさんは、28日の当日も
 仕事を終えてから大急ぎで集まって
 あるいは少しだけ早びけしたりして文化会館にやってきて、
 看板をとりつけたり
 駐車場の誘導をしてくださったり
 受付をおこなったり 
 お子さんづれの方がいればお子さんのケアをしたり
 もうありとあらゆることをやります。

 その心意気、かっこいいじゃないですか。

 今このHPを読んでるあなた、
 ぜひ彼らの心意気を感じに28日は来て下さい!

 28日、19時半、
 文化会館・大ホール、来てね!

 よろしくお願いします!



2003年7月18日(金)のフジノ
● 充実した時間

 今日は横浜の某企業を訪れました。

 その行きに、京急横須賀中央駅のホームを歩いていたら
 「フジノさんですか?」と声をかけられました。

 その方(Aさん)と僕は
 メールで数回お話したことがありました。

 そんな縁もあって、
 東京まで行くというAさんと
 横浜まで隣同士に座りながら、いろいろお話しました。

 彼女は薬学を学んでいます。

 薬学と精神保健福祉はとても関係のある分野です。
 だから、僕はといえば、
 学生時代には
 向精神薬の勉強をするために
 慶応大学病院の図書館に通ったりして、
 一生懸命勉強したものです。文系なので、たいそう苦労しました。

 薬学や、脳について真剣に学ぶと、
 『こころの病』という呼び方がまちがった呼び方だということを
 もっともシンプルに理解できるようになります。

 そういうお話をAさんとできたので、
 とても楽しく過ごすことができました。

 政治家の仕事は、ものごとを分かりやすく説明することです。

 だから、本当は遣いたくないのですが
 『こころの病』という一般に理解されやすい言葉を
 不本意ながら遣うことが数多くあります。

 けれども本来であるならば、
 『神経伝達物質の分泌異常』というのが
 正確な状態を表している病名ではないかと僕は考えています。

 それらは『こころ』とはまったくカンケーないものです。

 けれども日本はロマンチシズムを愛する国なので
 『精神病』とか『こころの病』という呼び方をとても好みます。

 本来は『脳の病』でしかありません。
 『脳の病』にかかった結果、
 『いくつかの社会的困難』を持つ、というのが正確な状態です。

 こころの病という呼び方は
 個人としての僕は、本当は遣いたくありません。

 政治家という立場と、
 物事をつきつめて考えた個人という立場とは、
 あいいれないことが多くて、時にうんざりすることが多くあります。

 そういう時に、こういう専門家の方とお話できるのは
 自分にとってもすっきりできますし、
 充実した時間でした。

 Aさん、ありがとうございました。


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