まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年8月28日(土)のフジノ
● 政務調査費のつかいみち、公開しました

 遅くなりましたが、7月分の政務調査費のつかいみち
 掲載しましたのでご確認ください。

 今日は、『民意が市政に生かされることを願う会』全体による
 チラシ配りに先んじて
 1人でYデッキでチラシ配りへ行きました。

 1年半のYデッキでの経験から
 夏休みでもやっぱり土日が人出が多いと考えたので
 道路使用許可も今日からだしやってしまおうと決めたのですね。

 でも、雨。うーん。

 チラシがぬれてしまうとイヤなので
 2時間ほど演説のみ。

 それにしても、肺が変な音するんだよなあ。
 自然気胸になってる時に腹の底からふりしぼって演説すると
 体の内側からボコボコと変な音がするんだよね...。気持ち悪い。

 明日も勝手に1人願う会として
 チラシ配りをやります。

 雨の中の演説は
 久しぶりだったけど疲れた...。

 立候補した頃から
 継続的に写真を撮ってくださる方がいるのですが
 (被写体として僕はおもしろいのだそうです)
 久しぶりにその方がいらして
 撮ってくれました。

 明日もがんばろう。



2004年8月27日(金)のフジノ
● 障がいがあるとか無いとかカンケーない。働きたいのだ。

 今日は、厚生労働省の
 『障がい者の就労支援に関する有識者懇話会』(第2回)を
 傍聴するために、会場である杉田まで出かけました。

電機神奈川福祉センター

 この懇話会はとても実践的な集まりで
 ふつうの国の審議会が1年くらいかけてちんたらやるのに対して
 あくまでも2ヶ月の間に
 一気に3回おこなって結果を出そう、という
 かなり気合が入った特殊な委員会になのですね。

 ここでパンフレット(冊子)を作って
 障がいのある方の雇用について世間に強いメッセージを送るのです。

 メンバーも僕の尊敬している人ばっかりです。

安藤 よし子 滋賀県副知事
小倉 昌男 ヤマト福祉財団理事長
小島 茂 総合連合政策局生活福祉局長
勝又 和夫 全国社会就労センター協議会副会長
桂  靖雄 松下電器産業常務役員東京支社長
北山 守典 やおき福祉会紀南障がい者就業生活支援センター所長
小板 孫次 日本知的障がい者福祉協会会長
小宮 英美 NHK解説委員
五阿弥宏安 読売新聞東京本社論説委員
関 宏之 大阪市職業リハビリテーションセンター所長
竹中 ナミ プロップステーション理事長
畠山 千蔭 特例子会社ビジネスチャレンジド前取締役社長
藤井 克徳 きょうされん常務理事
堀田 力 さわやか福祉財団理事長
丸山 宏充 ハートピアきつれ川就労支援相談役
水越 さくえ イトーヨーカ堂常務取締役常務執行委員
山崎 泰広 アクセスインターナショナル代表取締役社長
輪島 忍 日本経団連労働政策本部雇用・労務管理グループ長

 特に、プロップステーション竹中ナミさん(ナミねぇ)には
 横須賀にも来て頂きましたから
 あの感動の講演を覚えている方もたくさんいるはず。
 (僕はその時の写真を渡したかったのですね)

 それから、スワンベーカリー・スワンカフェの運営で超有名な
 ヤマト福祉財団小倉理事長!

 去年、国際会議で講演をされたのを聞いて僕はすごく感動した
 (株)アクセスインターナショナル社長の山崎泰広さん!

 福祉の論文を読むたびに「この人すごいなあ」と感じる
 きょうされん藤井克徳理事!

 そして、座長の
 さわやか福祉財団堀田理事長!

 あの鬼検事・堀田力さんが福祉へと転進すると聞いて
 さわやか福祉財団スタート時の講演会には
 半信半疑で行ったものです。もう何年前だろう!
 今では堀田さんが検事だったことなんてみんな知らないだろうなあ。
 完全に「さわやか福祉財団の堀田理事長」ですよね〜。

 みなさんをフジノは尊敬していて
 無理やり会いに行ったり話をしてもらったりした方ばかり。

 福祉業界の方々なら、このメンツのすごさ、
 分かりますよね〜。

 こんなすごいメンバーで、
 内容も極めて実践的な議事となりました。



  議事

 (1)実践例の紹介
   1.「電機神奈川福祉センター」の取組み
   2.特例子会社「株式会社日立ゆうあんどあい」の取組み
   3.「NPO法人障がい者雇用部会」の取組み

 (2)委員からの発表
   1.北山委員
     やおき福祉会紀南障がい者就業・生活支援センター所長
   2.畠山委員
     特例子会社「株式会社ビジネスチャレンジド前取締役社長

 (3)意見交換



 (1)実践例の紹介は
 これまたフジノの知っている方々による発表でした。

 「電機神奈川福祉センター」の取組みの発表は
 昨年、横須賀に来て講演をしてくださった土師修司さん。

 「日立ゆうあんどあい」の取組みの発表は
 先日見学させていただいた時にお世話になった古郡茂雄さん。

 そして「NPO法人障がい者雇用部会」の取組みは
 市木通貫さんでした。

 (ちなみに、フジノはこのNPOのメンバーになりたくて
  お願いをしていたのですがついに昨日OKが出ました。うれしい!)

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 福祉に関心のない方々は
 ここまで読んでも「わけがわからん」だと思うのですね。

 たとえるならば、福祉業界の
 オリンピック日本代表メンバーが集まった、みたいな感じかなあ。

 しかもそのメンバーのうち何名かとは
 今ではフジノ自身が直接に話ができるようになった、ということが
 僕自身は今でも本当に不思議な気持ちでうけとめています。

 政治家になる前からずっと尊敬していた方々を
 政治家になってからはとにかく突撃してお会いしに行ったおかげ(笑)。

 自分のことながら、本当によくそんな勇気があったなあ、と
 雲の上の方々と話せるようになったことがいまだに
 すごく不思議に感じています。


● 同じ想いを持つ人は、国の役人にだっているのだ

 もう1つ。

 実は、懇話会が始まる前に
 厚生労働省の方が話しかけてきてくれました。

 「藤野議員ですよね。
  HP、観てますよ」

 神奈川県庁に続いて、厚生労働省にも!

 僕は、武5丁目のグループホーム開設中止の件で
 責任を取って政治家を辞めようと本気で考えていた時だったので
 この方にすごく励まされてしまいました。

 「辞めずに、じっくりと偏見を取り除いていくしかないですよ。
  がんばってください、藤野議員!」

 と言われて、感動...。

 福祉を切り拓いていこうという同じ想いを持つ方々は
 あらゆる場所に確実に存在しているのだと
 改めて感じさせてもらいました。

 こういう職員さんが
 厚生労働省の中で出世してくれるといいなあ...。

 僕もがんばります。


● 同じ想いを持つ人は、あらゆるところにいるのだ

 昨日は『長井海の手公園問題の監査結果』について
 あらゆる人に説明をしなくてはならなくて
 事務所にも22時半くらいまで
 複数のスタッフがいました。

 でも、本音を言えば
 武5丁目のグループホームの件で最悪の気持ちになっていて
 自分の進退だとか
 独りきりで考え事をしたかったのですね。

 真夜中に独りきりになりたい時にいつも行くことにしている
 すごく素敵なカフェが汐入にあるのですが
 全てを終えて
 昨夜もそこへ行きました。

 考え事をしようと思っていたのですが...。

 地下のカフェのドアをくぐった途端に
 5〜6人の男たちが熱く語りあう声が聞こえました。

 彼らと僕の他にお客さんがいなかったので
 聞こうとしなくても彼らの話し声が聞こえてきました。

 「重度の身体障がいの生徒を1年間担当してみるとな...」

 「これから個別移行支援計画をつくる上では...」

 「子どものために何がおれたちはしてあげられるかなんだよ!」

 この会話は...。

 もう絶対に、養護学校の先生か、特殊学級の先生、のどちらか。
 けれどもこんなに若くて外見も服装も今風だし、
 先生だとしたらカッコいいよなあ。

 僕は仕事から逃げたくてここに来たけれど、
 それでもこんなに熱く語る人たちを
 僕の目の前に存在させたということは
 きっとおれに「逃げるな」っていうことなんだろうな、と思いました。

 カフェのマスターに
 「あの人たちはどういう人たちなんですか?」と尋ねたら
 「おれの後輩で小学校の先生で、同期で時々集まってるんだ」
 ということでした。

 「すごいカッコいいヤツらですよね。
  もう、会話に交ざりたくてたまらなかったです。
  あんな小学校の先生がいるなら本当にいいなあと思いますよ!」

 「彼らは熱いよね」

 そんな会話をしました。

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 憲法を持ち出すまでもなく、
 福祉はすべての人が
 人として暮らしていくために誰にとっても必要なものです。

 あらゆる批判や、いわれの無い中傷や、
 なかなか変わらない世の中に傷つけられることが毎日あります。

 でも、僕が上に書いた例を出すまでも無く、
 国の役人も現場の小学校の先生も
 あらゆる立場の人々が
 少しでもこの現状を変えようと努力をしています。

 口先ばかりの何もしない空しい人々は
 いつまでも理解できないでしょう。

 そして、真に理解できるのは
 きっと自分自身が苦しみの中に落ちた時に初めて訪れるのでしょう。

 僕たちはそんな空しい人々の誹謗中傷を受けながらも
 そんな人々でさえ、いざという時に人らしく生きていかれるように
 福祉サービスの確固たる姿を築いていくだけです。

 どうか、障がいのある当事者のみなさん、
 ご家族のみなさん、福祉の現場で働いているみなさん、
 諦めないで下さいね。

 必ずあなたたちの想いは報われるはずです。
 必ずこの国の福祉は変わっていくはずです。

 一緒に歩いていきましょう!



2004年8月26日(木)のフジノ
● 長井海の手公園の監査結果に対する見解

 監査委員事務局から報告があった
 長井海の手公園の問題に関する監査の結果について
 僕たちの見解を記者発表しました。

 全文はこちらです。


● 武5丁目のグループホーム建設中止について

 武5丁目に建設される予定であった
 障がいのある方々のグループホームが中止になった件について
 どんなささやかなことでもけっこうですから
 情報をお持ちの方、どうか教えて下さい。

 もしも、今回の建設が

 「住民の反対によって中止に追い込まれた」

 という「意見」が事実であるとすれば
 非常に哀しい。

 僕自身、立候補の前から1年半にわたって
 『「福祉のまち、横須賀」をめざして』という想いを伝えるチラシを
 11号にわたって配ってきたのは何だったのだろうかと
 自分自身の活動を見直す必要を感じました。

 この国の人々の障がいのある方々への偏見・差別は根強いとしても
 自分が小学校1年生から暮らし続けてきた
 まさにその土地が
 そのような人々が多いとは信じたくない気持ちです。

 むしろ、僕自身が福祉を志すに至ったように
 あの土地は障がいのある方々に対しても優しい地域だったはず。

 これから地域福祉の社会へ日本が変わる中で
 グループホームは必要不可欠です。

 これを否定したら、この国の福祉はつぶれます。

 だからこそ、どうしてもこの「意見」の真偽を知りたいです。

 まだウワサの段階でしかありませんし
 僕はこのグループホーム建設計画に全く関わりがありません。

 しかし、福祉を推進していくことが公約の議員として
 この件を聞いた時に
 責任を取って
 僕は市議会議員を辞めるべきだろうと感じました。

 あるいは1軒ずつ、全ての家をまわって
 福祉とこの国の未来のために
 話をしていかねばならない、と思いました。

 胸がひどく痛む、哀しい出来事です。
 どうか少しでも多くの情報をおよせください。

 (メールはこちらまでお願いします)



2004年8月25日(水)のフジノ
● 美術館問題、新たな動きがありました

 美術館問題、新たな動きがありました。

 やっと市長が市民との対話に動きました。

 遅すぎる...。

 1年半かけて、やっと対話にこぎつけました。
 詳しくは『民意が市政に活かされることを願う会』HPをご覧下さい。

 9月8日、沢田市長をはじめとする市側6名と
 市民側の代表として『願う会』の6名が話しあいを行います。

 あれだけ批判されても
 市民向け説明会『美術館トーク』についに1度も参加しなかった
 沢田市長。

 やっと動きましたね。
 ぜひナマの市民の声を聞いて欲しいと思います。


● 長井海の手公園の監査結果がついに出ました!

 今日、夕方、監査委員事務局から
 ついに監査の結果が出たと連絡がありました。

 長井海の手公園の問題についてです!

 詳しい内容を今晩気合で読んで
 明日は請求代表者で集まって見解を出したいと思います。



2004年8月23日(月)のフジノ
● 「うつ対策」を進めるために/市民病院の取組み

 たまたま病院管理部(市立の病院の担当部門)の方々と
 エレベーターで一緒になりました。

 その時に担当の方から

 「前回の議会でご提案された
  うつ対策の講演会のことなんですが...」

 と、話しかけられました。

 そう、前回の市議会で
 フジノは委員会でこんな発言をしています。


 (平成16年5月31日・民生常任委員会での質疑より)



 市民向けの講演会について
 質問させていただきます。

 市民病院とうわまち病院では
 市民向けに講演会を行っていますが、
 かねてから質問を何度もさせていただいている
 『うつ対策推進』の1つとして、
 この病院での講演会で
 『うつ対策』の講演を行ってはいただけないでしょうか。








 市民病院の中では、
 職員並びに医師会の先生を対象とした
 メンタルヘルスケアをテーマとした講演会を開いております。

 ただ、藤野委員がおっしゃったように、
 もう1歩踏み込んだ形で
 市民を対象とした講演会を開催することは
 可能でありますので、
 実現に向けて企画したいと思います。






 可能であるということなので、
 ぜひ実現に向けて努力をお願いいたします。




 この発言を受けて、病院管理部の担当者の方々は
 実現に向けて動いて下さっていたのです。

 エレベーターが1階で止まって
 しばらく玄関で立ち話をして、別れました。

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 もし早ければ、9月議会が終わってひと段落した頃に
 市民病院の精神科ドクターによる
 市民のみなさんに向けた
 公開の『うつ対策に関する講演会』が行なわれる予定です。

 その時にはもちろん『広報よこすか』にも載りますし
 フジノ自身も議会活動報告チラシに載せて
 ガンガン宣伝しまくります。

 ふだん、こういう講演会というと
 横須賀中央や逸見のウェルシティで行なわれることが多くて
 西地区の方々は
 なかなかチャンスが無かったと思うのです。

 でも、たぶん会場は市民病院で行なわれる予定なので
 日頃なかなか中央方面に行く機会の無い方には
 ぜひともこの講演会に
 参加していただきたいと強く願います。

 うつ病というのは
 本当に今ものすごく多くの方々がかかっていますし
 切実な話題についてを取りあげて下さってナイスだと思います。
 良い講演会になると信じています。

 病院管理部の担当者の方々の
 迅速な行動に感謝しています。

 みなさまもぜひお越しくださいね!


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