まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年12月5日(日)のフジノ
● 自殺予防への闘いは、今日も続く(その1)

 今日、行くことはできなかったのですが
 自殺予防のためのすごく大切な催しが2つありました。

 1つは、秋田県がおこなう
 『うつ・自殺予防公開講座』です。

 秋田県のHPによると、こんな感じ。

 対象者:うつや自殺予防について学んでみたい方
      うつが気になる方
      うつ病の本人及びその家族

 内容:保健所でのうつ病・自殺予防相談活動や関連事業の紹介
     「うつ病」本人教室・家族教室の紹介
     「うつ病の理解と自殺予防」についての講演

 こういうのを横須賀市でもやりたい。

 もう1つは、うつ病のある方を配偶者に持つ方々の団体である
 『うつサポ生活向上委員会』のおこなう勉強会です。

 当事者のケアが1番大切ですが
 ご家族のケアもすごおく大切です。

 そのご家族自身がみずからグループを立ち上げて
 勉強会を行なっているということは
 もっともっと高く評価されるべき活動です。

 これまでの精神障がいについての家族会活動というのは
 どうしても統合失調症(旧精神分裂病)中心で
 うつ病(感情障がい)には
 対応できないできたように思います。

 だからこそ、この『うつサポ生活向上委員会』
 もっともっと高く評価されねばならないのです。
 こころから彼女たちの活動を
 フジノは応援しています。


● 自殺予防への闘いは、今日も続く(その2)

 報告が遅くなってごめんなさい。
 今年も、行なっています。

 《フリーダイヤル「自殺予防いのちの電話」 厚生労働省補助》

 「いのちの電話」は12月1日を「いのちの日」として位置づけ、
 自殺予防に取り組んでいます。

 期間:12月1日(水)0時〜7日(火)24時
 フリーダイヤル 0120(738)556

 フジノが賛同して会員でもある
 『いのちの電話』ですが
 毎年12月に自殺予防に特化した無料相談をします。

 去年もすさまじい数のコールがありましたが
 今年もすでに激しい状況だそうです。

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 昨夜からの激しい雨と風がおさまって
 今日のこのまちはとても暖かくて素晴らしい日和です。
 まさにビューティフルサンデーですね。

雨と風が去って、とても暖かい冬の日曜日の横須賀

 だけど、どうか知っていて下さい。

 こんな美しい日曜日にも
 この国のあらゆるところではあなたの笑顔が失われないように
 いろいろな方々がそれぞれの立場で
 全力で闘っているのです。

 秋田県の取り組み、東京の家族の方々の取り組み、
 全国のいのちの電話の取り組み。

 たった3つだけを紹介しましたが
 いつだってあなたの命が奪われてしまわないために
 僕たちはあなたに寄り添う気持ちでいます。




2004年12月4日(土)のフジノ
● アサノ知事の講演、大成功でした!

 来てくださった市民のみなさん、本当にありがとうございました。

 準備を一生懸命して下さった
 横須賀市の職員のみなさん、社会福祉協議会のみなさん、
 本当におつかれさまでした。

 こんな風に素晴らしい講演会が
 このまちで行なうことができたのは
 全ての関係者のみなさんと参加者のみなさんのおかげです。

 本当にありがとうございました。

 そして、誰よりも感謝を申し上げたいのは
 フジノのこころの師匠である
 アサノ知事に対してです。

 アサノ知事、お忙しい中、
 横須賀まで来てくださって本当にありがとうございました。

 10年前からのアサノ知事への想いをふりかえると
 感謝しても感謝してもしきれません。

 現在の藤野英明という人間が在るのは
 たくさんの方々のおかげですが
 アサノ知事の存在は10年前から
 フジノに確実に大きな影響を与えてくれました。

 本当にありがとうございます。

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 講演会のもようは後日、報告します。

 講演会終了後、アサノ知事と
 一緒に写真を撮ってもらいました。

アサノ知事とみんなで集合写真 

 江口友子さん(平塚市議会議員)とそのスタッフの方々、
 『ともに学ぶ総合高校を考える会』の方、
 フジノにとって大切な、年下の友達。

 アサノ知事、本当にありがとうございました。

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 会場は400人以上、お客さんが来て下さって、
 アサノ知事のユーモアに時に大きな笑い声が起こりました。

 それにしても、福祉のことを2時間も語り続けて
 聴衆を全く飽きさせないアサノ知事は本当にすごいです。

 やっぱりアサノ知事はすごい!

 横須賀のみなさんに
 講演を聞いてもらえて本当にうれしかったです!

 肺に穴があきながらも(また自然気胸だよ、やれやれ。痛い)
 横須賀市中をバイクで走りまくっては
 宣伝の演説をしまくった苦しみも
 僕は今日これで全て報われた気がしました。

 また明日からも全力でがんばるぞ!



2004年12月3日(金)のフジノ
● アサノ知事の講演、明日です!来てね!

 今日は午前中に教育経済常任委員会の傍聴を終えると
 すぐさまメガフォンとチラシを持ってバイクに飛び乗りました。

 昨日に引き続き、
 12月4日に行なわれる『アサノ知事の講演』の宣伝をする為です。


 浅野史郎・宮城県知事 特別講演会

 『MIYAGI発 障がい者福祉の明日』

 日時:明日12月4日(土)
     13時開場、
     14時スタート

 会場:県立保健福祉大学・講堂
     (行けばすぐに分かりますよ〜)

 主催:横須賀市・横須賀市社会福祉協議会



 もう本当に絶対にたくさんの人に来て欲しくて
 午後は横須賀を徹底的にまわりました。

 本当に、こんなにキツイのは選挙以来だったなあ(笑)。

 アサノ知事の功績、何故にアサノさんが県知事になったのか、
 アサノ知事の福祉にかける長年の想い、実現してきた多くのこと、
 改革派知事のリーダー的な存在であること、
 でも、政治家らしくないユーモアあふれる彼の人柄、
 優しさ、いつも低く低くあろうとする視線、問題意識、現場主義。
 
 それから、フジノが何故アサノ知事を尊敬しているのか、
 10年来の想いを説明してきました。

 こんなことをひたすら演説しながら
 市が配布しているチラシをまちゆく方々に手渡ししました。

 あるいは、日頃お世話になっている方々やお店を見つけては
 ガンガン飛び込んでいって、
 いかにすごい人が講演に来るのかを
 説明をしてまわりました。

 横須賀中央をスタートして、
 汐入、逸見、安針台、安針塚、田浦、追浜、浦郷と北上して
 最後に再び横須賀中央に戻ってきました。

 まだ市議会の真っ最中だし、
 最近は忙しくてもう僕の体はボロボロだし、
 正直なところ、本当にキツかったです。

 だけど、僕の体1つくらい彼の為ならかけてもいい。
 そんな方がアサノ知事です。

 この国の福祉を変えていく政治家としてのリーダーは
 アサノ知事だと僕は信じています。


 どうか、お願いです。

 ぜひ講演会に来て下さい!

 こころの底からよろしくお願いします。


● その答えは「新しい風をこのまちに吹かすため」

 「何故、アサノ知事を呼ぶことが
  今、横須賀市にとって必要なのか分からない」

 そういう批判がフジノに対して
 2ちゃんねるで書かれていました。

 お答えします。

 こういうふうに僕は考えています。


 このまちの福祉はまだまだ変わらなければならない。
   ↓
 現場の方々は毎日必死で働いているけれど
 いくつもの困難があってなかなか変わらない。
   ↓
 だからこそ、僕は1人の市民としての立場を捨てて
 市議会議員になって、福祉を政治の力で変えようとしている。
   ↓
 その『福祉を変える』方法の1つとして
 この国のトップレベルの福祉リーダーをお招きすることは
 このまちに新しい風を吹き込んでくれる。
   ↓
 今すぐ効果は出なくとも、必ずかつての僕のように
 福祉のトップリーダーの講演を聴いた人の中に
 「もっと福祉を良くしていこう!」「変えていくんだ!」という想いを
 抱いてくれる人々が現われる。
   ↓
 福祉は1人の力で変えることはできないから
 1人でも多くの仲間を増やしていく/育てていくことが必要。
 そのためにも、この国の福祉のリーダーに会ってほしいし、
 お話をたくさん聞いて欲しい。
   ↓
 だからこそ、ふだんの市議としての活動の他に
 たくさんのこの国のリーダーたちとお会いして
 横須賀に来ていただくようにお願いしているのです。


 これが僕の答えです。

 だからこそ、昨年は竹中ナミさん(ナミねぇ)に
 横須賀に来ていただきました。

 ナミねぇは神戸からこの国を変えようとしている
 まさに福祉のトップリーダーです。

 今年も、アサノ知事というとても素晴らしい方を
 この横須賀にお招きできたことを
 こころから誇りに感じています。

 福祉に関心がある方や現場で働く方々はもちろんのこと、
 小中学生・高校生にもぜひ来ていただきたいのです。
 (アサノ知事のお話は分かりやすくて面白いので
  小中学生もきっと理解することができますよ)

 さらに12月15日には
 あの広田和子さん(精神医療サバイバー)も
 横須賀市に来て下さいます!

 「心の病と精神の病について」というタイトルで
 14時から15時30分までウェルシティで講演をして下さいます。
  (問合せは教育委員会生涯学習課822−8483まで)

 もちろん、来年もいろいろな方々に
 このまちに来ていただきたいと願っています。

 特に来年こそは
 絶対に『べてるの家』のみなさんに来ていただけるように
 がんばるつもりです。

 福祉を変えるには、現場だけでは足りないのです。
 新しい風をこのまちに吹かせるためには
 最高の人たちに語ってもらうことが必要なのです。

 そんな方のお話を聞いて
 あるいは質問させてもらったりする中で
 やがて人材が育てられていき
 このまちの風土さえも変えていくはずです。

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 明日、会場でお会いしましょう!
 みなさん、ぜひおこしください!



2004年12月2日(木)のフジノ
● 民生常任委員会が終わりました/AEDが導入されます!

 今日は民生常任委員会でした。

 詳しい内容は後日、委員会のコーナーで報告しますね。
 でも、本当にうれしい議案(市長からの提案)が1つありました。

 それは「このまちにAEDを導入する」という議案です。

 AEDとは、自動体外式除細動器のことで
 心臓発作などで心停止してしまった方に電気ショックを与えて
 心臓の機能を復活させるための装置です。

 今までと最も違うのは
 一般の人々でも簡単に扱えるように
 音声でガイダンスしてくれるという素晴らしい装置なのです。

 これを使えば、救われる命が増えるのです!

 アメリカではものすごく普及していて
 人が多く集まる公共施設ならば、だいたい置いてあります。

 日本では今年の夏にやっと厚生労働省が一般の人向けにも
 使用しても良いという通達を出しました。

 (この岐阜県のHPがものすごく分かりやすく
  実際に映像を載せていますから、ぜひご覧下さい!)

 前回の9月議会でフジノは
 AED(自動体外式除細動器)の導入を強く提案しました。

 
消防局からは「来年度予算での実現をめざしています」との
 力強く前向きな答弁をもらえました。


 そして、今回!

 なんと来年度予算ではなくて
 今年の補正予算として、消防局が21台のAEDを買うのです。よし!
 素晴らしい!

 9月議会での委員会の原稿を
 もうすぐ載せますけれど
 僕がこの質問をしたのには『かたき討ち』のような想いが
 とても強くこめられていました。

 10代前半でお父さんを亡くした僕のスタッフの悲しみを
 これ以上、多くの人々に体験させない為にも
 AEDをもっともっと普及させることが必要です。

 1人でも多くの命を救いたい。

 その想いを消防局の方々は
 本当によく理解して下さっていると思います。

 どうかみなさんも
 これからAEDの講習会などが行なわれたら
 どんどん参加してくださいね。よろしくお願いします!


● アサノ知事の講演に来て下さい!

 14時すぎに委員会が終わったので
 いくつかのうちあわせをすまして
 15時には事務所にもどってメガフォンを取って中央に戻りました。

 理由は、あさって4日(土)に行なわれる
 『アサノ知事講演会』の宣伝のためです。

 会場の定員は500名(申し込み制)なのですが
 まだじゃっかんの空きがあります。

 空きがあると知ったフジノは
 居ても立ってもいられなくなりました。

 日本の福祉をずうっとひっぱってきてくれたリーダー。
 かつエルビス=プレスリーが大好きで
 ちょっと口をひらけばいつもユーモアあふれる冗談が飛んでくる。

 知事らしくない知事、
 政治家らしくない政治家であるだけでなく、
 いつも視線は1番低いところから考えることのできる
 素晴らしい方です。

 僕は政治家で尊敬している人は1人もいませんが、
 アサノ知事は特別です。ものすごく尊敬しています。こころの師匠です。

 (尊敬している浅野史郎さんの職業が
  たまたま政治家だっただけのことなんですけど)

 こんなすごい方のお話を
 この横須賀で聞けるチャンスは次いつあるか分からない。
 絶対に聞き逃したらもったいないんです。

 だから僕はYデッキにメガフォンと
 市のチラシを大量に持っていって宣伝しまくりました。

 福祉に関心のある小中学生も十分理解できるお話を
 アサノ知事は必ずしてくださいます。

 福祉に関心の無い人々も
 彼の話にはひきつけられるはずです。

 だから、来てください!

 1時間半にわたってお願いをしました。
 配ってたチラシも無くなってしまいました。

 明日もどんどん宣伝します。

 アサノ知事という、福祉のリーダーの価値は
 福祉業界の人間でなければ理解できないのは分かります。

 けれども、このまちの福祉の遅れを変えるためにも
 アサノ知事の新しい風をこのまちにも吹かせる必要があるのです。

 今回の講演を逃すのは
 本当にもったいないです。

 だから、1人でも多くの方に来ていただきたいのです。
 どうか来てください!お願いします!


● 『手段を長く続けること』は大切なことじゃないよ


 今夜、新宿ロフトまでライブに行ってきた。
 中学1年生(13才)からずっと好きなギタリストが
 新しくバンドをつくって活動を始めた。
 そのバンドの東京での2回目のライブだった。

 30才のフジノだけど
 16才のフジノの時と同じように
 ライブハウスの最前列でヘッドバンキングしまくって、
 「Oi!Oi!」と叫びまくった。

 後ろから突っ込んできたヤツに
 顔面エルボーされた。

 だけど、気持ちよかった。

 だって、ここは僕のふるさとだものね。

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 僕は僕が決めた人生の『目的』があって、
 それを叶えるための『手段』を
 数年ごとにきっかけがあって変えてきた。

 中学3年生から高校2年生の頃は
 ギターで曲を作り、歌詞を作り、ライブをやることが手段で
 自分の想いを叶えようと僕はしていた。

 もともと音楽は大好きで
 小学生からクラシックのコンサートを聴きに行ってたし
 バンドをやる時にも徹底して、
 古いロックもパンクも
 全て聴きまくった。

 そんな中で、僕にとって本当に方向性が近い、
 カッコいいなと心底から感じるバンドがいくつかあった。

 その1つがJというバンドだ。
 特にギタリストのMさんには演奏方法ですごく影響を受けた。

 やがてそのバンドも10数年の活動を終えて解散。

 メンバーはそれぞれソロ活動をやったり、
 プロデューサーになっていた。

 僕は大好きだったギタリストの情報を追いかけ続けた。
 僕は大好きなものは裏切られない限り永久に好きだからだ。
 その人がメジャーな時も、売れない時も、
 どんな時だって、気持ちは変わらない。

 そのMさんが、何年間ものプロデューサー業務をひと段落して
 ついにバンド活動を始めた。ロックだ。

バンドのTシャツを着たフジノ  そんな訳で今日はもう仕事を終えたから
 スーツは終わり。

 バンドのTシャツに着替えて
 スリムのブラックジーンズに
 ラバーソウルを履いて
 ライブハウスに行って、
 最前列で暴れまくってきた。

 前回のライブも最前列&真正面だったから覚えててくれたのか
 手をのばしてたらハイタッチしてくれた。うれしい。

 こうやって自分にとって本当に大切なものを
 ずうっと死ぬまでに大切にすることで
 大切なものとの距離が少しずつ近くなっていく。

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 僕が何を言いたかったか。

 僕が政治家であることに対して

 「あせらずに長くやらなければダメだよ」
 「何年も続けてやることに意味があるんだよ」

 とアドバイスをくれる方々がたくさんいます。

 けれども、どうかそれに反論させて下さい。

 政治家は僕にとってただの『手段』です。
 僕は僕の人生の『目的』を叶えるために生きているんです。

 僕がMさんのバンドが大好きな理由は
 僕がMさんの姿に感動しまくっている理由は、
 彼が長く続けているからではありません。

 彼が自分の想いに忠実で変わらないからです。
 (バンドをやっているのは手段がたまたまバンドだからなだけ)

 だから、僕がハッキリ感じるのは
 「僕は僕であり続ければいい」のだと思うのです。

 僕は自分の人生の目的を
 他人にお話しするつもりは全くありません。

 でも、僕が僕である限り、
 決して目的がぶれることは全く無い。これは確信があります。

 むしろ、手段に固執してしまった時、
 僕は大切な『目的』を失います。

 どうか、僕に向かって
 「長く政治家をやりつづけることが大切だよ」とは言わないで下さい。

 善意からのアドバイスなのは十分理解していますが
 何期やっても結果を出せない人は
 害でしかないし、税金の無駄づかいですし、
 僕はわずか1年半の今でも
 けっこう結果を出しているんですよ。

 一生政治家でいることは
 僕の目的と手段をさかさまにしてしまうことです。

 僕は僕らしく生き続けること。

 これだけが大切です。
 そして僕らしさを守り続けていれば、僕は変わらないから。

 僕は結果として、多くの人が喜んでもらえる方向に
 進んでいかれると信じています。

 けれどもそれが政治家でなくたってかまわないのです。
 政治家としてのフジノが好きな人には
 申し訳ないのですが、どうかご理解ください。

 僕はこれからも
 僕らしく生き続けて行きます。



2004年12月1日(水)のフジノ
● こんな人が先生だったおかげで

 今日は『第29回横須賀・三浦地区障がい児作品展』を観る為に
 会場であるダイエーに行ってきました。

 作品展の入り口に飾られた手形の数々


 作品についての感想は
 アンケート用紙にバッチリと書いてきましたので
 ここには特に述べません。

 それよりも、うれしい再会について報告します。

 中学1年の時の、
 副担任のA先生にお会いしました!

 受付に座っている姿を見かけた時、
 一発で分かったのですが
 10数年の時の流れのせいでA先生の髪は真っ白に...。

 それだけが声をかけることを
 戸惑わせました。

 けれども、胸につけている名札の名前も同じだし、
 思い切って話しかけてみました。

 そしたら、やっぱりA先生だった!

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 作品展をじっくり観させていただいた後で
 久しぶりの再会を果たしたA先生とお話をしました。

 100%、変わっていなかった!

 かつてのまま、熱いA先生だった!

 むしろ、年齢と共に情熱も増したのかもしれません。

 昔のことを語るのなんてちょびっとだけで
 今の僕の仕事やA先生のお仕事について聞かせていただきました。

 A先生は『ろう学校』にずっとお勤めをされていました。

 何度も書いてきたとおりで
 僕の中学時代の先生で
 特に思い入れの深い先生はみな福祉畑に移られました。

 そんな土壌が僕の中学校には深くあって
 今の僕があると思うのです。

 A先生も、僕が中学生だった頃から
 熱い人だったなあ。

 10数年後の再会を果たした今日、
 あと数年で定年だよと笑いながらおっしゃりながらも
 A先生が今も全く変わらない熱い先生であったことに感激しました。

 そんなあなたが僕の先生でいてくれたからこそ
 今の僕があるんだと強く思います。

 「フジノもなあ、全然変わらねえよなあ」

 ニコニコしながらつぶやいた
 先生のその言葉は僕にはすごくうれしい褒め言葉でした。

 先生、おれも負けないですよ。

 変わらない想い、変わらない情熱、
 死ぬまで変わらずに持ち続けます。


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