まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年3月31日(水)のフジノ
● 勉強会でした

 今日は朝から勉強会。

 1年生議員の有志で集まって
 『基金』と『借金』について勉強をしました。

 会派を超えた複数の議員による勉強会は
 これまでも何度か行なっているのですけれども
 すごく有意義な機会だと思います。


● 『横須賀をおもしろくする会』の収支報告書を出しました

 うー、本当に疲れきった...。

 『藤野英明と横須賀をおもしろくする会』という政治団体を
 去年2月7日に僕たちは作りました。

 (正式には『その他の政治団体』というものです)

 でも、あくまでも公職選挙法のカラミで
 政治団体を作っておいたほうが
 友達みんなに迷惑がかからないから、という理由で作ったのです。

 だから、この政治団体というのは
 フジノたちにとってメリットなんてほとんど無くて

 団体があってもなくても
 横須賀をおもしろくする為の活動はいつもしてるし
 ほとんどカンケーないんですよね。

 むしろ、書類作成の義務とか
 デメリットばっかりで本当に大変!

 今回は、予算議会が終わると同時に
 フジノが何日も事務所にこもって
 徹底的にがんばって書類をつくりました。ふうっ!

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 今日は最終確認のために
 まず市の選挙管理委員会へ。

 それから、17時のしめきりに間に合うように
 (実は今日が提出の最終しめきり日だったんです)
 大急ぎで出発しました。

 提出先は、県の選挙管理委員会です。

神奈川県庁  横浜・関内にある
 神奈川県庁の本庁4階が
 選挙管理委員会です。

 提出の最終しめきり日は
 「ものすごくむちゃくちゃ混むよ」と
 いろんな人から聞いてたから
 覚悟して向かいました。
 読まないといけない本もたくさん持っていって。

 そうしたら、あんがい空いてた(笑)。

 あっという間に終了!
 良かった...。

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 その場に、近藤さん(近藤大輔・逗子市議会議員)もいて
 1年ぶりの再会でした。

 近藤さんは、とても有名な
 海を愛している逗子の市議会議員です。

 僕自身が近藤さんとお会いしたのは
 去年の4月に1度だけしかありません。

 某県知事候補の応援のために
 近藤さんは横須賀中央のYデッキに来ていました。

 某候補のチラシをスタッフから受け取ったら
 なんかよく訳が分からないうちに
 そのスタッフの人がフジノを近藤さんに引き合わせたんです。

 その日、フジノは
 やっと自分の選挙ポスターのデザインが完成して
 とにかく誰かに見てほしくてたまらなかったんです。

 それで近藤さんに

 「僕のポスターのデザインを見てもらえますか?」

 とお願いして完成したばかりの見本を
 見てもらったんですよ。

 そしたら、近藤さんはシブい顔になってしまって。
 
 「うーん...」とか「実物の方がいいよな」とか
 「ポスターで選挙は決まるわけじゃないから」って(笑)。

 それで「でも、がんばれよな!」と言われて。

 でも、フジノは4位で当選しました(笑)。

 近藤さんもこのエピソードを覚えていて
 今日再会した時にも

 「おまえ、当選したんだよな。良かったよな」

 と喜んでくれました。

 雄人は近藤さんと仲良しだし、
 僕のところに時々ボランティアに来てくれる大学生も
 近藤さんのことが大好きなんだよな〜。

 でも、フジノ自身は
 これでやっと2回お会いしただけなので
 いつか機会があったらじっくりお話してみたいです。

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収支報告書を提出してホッとするフジノ  提出が終わって、ホッとするフジノ。

 ところで、この写真に
 見覚えはありませんか?

 フジノが政治家になる前から
 ずっと応援してくれている人ならば
 分かるよね。

 1年前にもほぼ同じアングルで
 写真を撮って、このHPに載せましたよね。

 1年間が過ぎた訳ですね〜。

 ところで、1年ということで
 いろいろな方々から
 「1年経ってどう?」と聞かれます。

 でも、感想は無いですね...。

 フジノはもう10年くらい政治家やってる気がするもん。
 それくらい全力でやっているし、
 1年も2年もカンケーないというのが本音です。

 それよりも今は
 1つでも多く結果を出すことだけが
 フジノの想いをしめています。


● 大好き、関内のふれあいショップかもめ!

 ところで、関内という土地に来ると
 必ずいつも行く喫茶店があります。

喫茶かもめ  『かもめ』です。

 ふれあいショップ、という
 福祉事業の1つなのですが
 すごく大好きな喫茶店なので
 大学時代くらいから僕は通ってます。

 カレーセット550円、おいしいです。

 恋人ともよく来たなあ...。


● 僕の存在意義は、議論好きじゃないところだと思う

 横浜から帰ってきてから、
 雄人に誘われて何名かで飲みに行きました。

 メンバーのみなさんは議論が好きな方々で、
 一方、僕はあまり大きな議論が好きではありません。

 多くの政治家は
 議論が好きなタイプばかり。

 でも、僕はあまり議論が好きではありません。

 特に、僕にとってのふつうの暮らしから
 リアルじゃないことについては
 一切、議論したくない。

 「時間がもったいない」

 僕はそう言いました。

 昔からこう言えば嫌われるのは知っているのですが
 でも、ヴィトゲンシュタインだって『論理哲学論考』の最後で
 こう書きました。

 およそ語られうることは明晰に語られうる。
 そして、論じえないことについては、人は沈黙せねばならない。


 僕は僕にとってリアルで無いことは
 語りたくないし、語る必然性が感じられないし、沈黙すべきだと
 考えているのです。

 だから、結果として
 ものすごく場を興ざめたものにしてしまいました。

 メンバーのみなさん、すみませんでした。
 その点についてはとても反省しています。

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 それでもやっぱり僕が思うのは

 僕に必要なことは
 政治のことを語るのが好きなタイプの人々と議論することではなく
 政治のことを語るのがキライなタイプの人々の声を聞くこと、
 それを1秒でも長く耳を傾けることである

 そう固く信じて疑いません。

 そう思う自分の感覚を信じています。

 政治のことを語るような余裕も
 必然性も全く無い暮らしを送っている方々の声にならない声、
 そこに耳を傾けることだけに
 今は集中したいです。

 改めて、場を興ざめしたくない方は
 フジノを誘わないで下さい。

 僕は酒も飲まないし
 信念のためなら他人に嫌われることもかまわないし、
 限りなくつまらない人間ですから。


● 精神保健福祉士、合格おめでとうございます

 今日、国家試験の合格発表でした。

 僕と一緒に成年後見勉強会をしている
 大切な後輩が、精神保健福祉士の国家試験に合格しました。

 おめでとう。おめでとう。
 本当に本当に、こころからおめでとう。

 すごくすごくうれしいです。

 明日からの暮らしは
 決して楽しいことばかりではないし
 むしろこころが砕けてしまいそうになる瞬間の方が
 多いかもしれません。

 けれども、それでも
 本当に素晴らしい仕事を選んで
 国家試験にも合格したのですからきっと向いているのだと思います。

 仕事はどんな仕事でも厳しい瞬間は多くて
 だけど、自分が本当にそれが自分の仕事なのだと信じたならば
 厳しい時間は必ず未来の自分のためになるのですね。

 だから、本当におめでとう。

 僕は、そんな年下の友達を持てたことを
 誇りに思っています。

 どうか、1人でも多くの人の想いを
 よりその人の願う方向へ向かえるように
 お手伝いをしてあげてください。

 本当におめでとうございます。



2004年3月30日(火)のフジノ
● 秘書がやりました、と言いたくなる心理...?

 今日は午後から雨だった。

 昨日と同じで、朝から事務所にこもって
  『藤野英明と横須賀をおもしろくする会』の収支報告書を作っていた。

  ものすごくつらい。

 作業がつらいのではない。

 経理とか会計の作業について言うならば
 僕は簿記の資格だって持っているし
 財務部での経験もある。

 企業会計に比べると、
 政治家の収支報告書なんてくだらなすぎるくらいに簡単な作業だ。

 けれども、作業よりも
 判断が難しいことが多い。

 政治家会計ルールが分からないから、
 悩んだ時に判断をあおげる上司もいないし
 すごく悩む。

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 政治家になるなんて思ってもいなかった人間が
 政治家になってしまったのだから

 この1年間はお金のことなんて考えもしないで
 ひたすら活動しまくることに専念してきた。

 領収書の山は事務所中に散らばっているし
 毎月の作業としてしめる時間も取れない。
 だから、帳簿もメモ程度。

 お金のことを考えるくらいなら
 1つでも多く資料を読みたい。
 原稿を作りたい。

 政治家になる準備なんて何もしていなかったから
  『政治家のつけるべき会計帳簿』なんて
 調べる気持ちさえなかった。

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 政治家がお金の問題を起こした時の言い訳で多いのが
 「秘書に全て任せていました」って言葉だけれど
 あれはもしかしたら本当にそうなのかもしれない、って思う。

 フジノは会計帳簿をつけることを考える時間がもったいない。

 全部、他人がやってくれるなら
 お願いしたいくらいだ。

 でも、これだけ議会で

 「費用対効果を明らかにせよ!」
 「市民のみなさんにコスト感覚を持ってもらうために」と

 日ごろ言い続けている自分だからこそ
 異常に厳しくやらなければ、と強く思う。

 税金のムダづかいカットを公約にしている人間ならば
 自分のお金も厳しく管理して情報公開する義務があると思う。

 でも、本音ではフジノは
 政策のことだけ考えて
 雑務やお金のことは何もやりたくないです。

 それは理想でしかなくて
 実際はぜんぶフジノ1人で作業しているんだよなあ...。

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 しかしこんなことは小企業なら当たり前のことで
 社長が全て管理しているところも多いはず。

 だから、当たり前のこととして
 フジノもしっかりがんばろう。

 年度末のみなさん、おつかれさまです。

 経理カンケーの仕事のみなさんは
 3月末が過ぎても
 決算処理が始まるから
 いっそう忙しくなるのでしょうね。

 でも、どうか体には気をつけて。

 本当にみなさんおつかれさまです。



2004年3月29日(月)のフジノ
● 桜

 今夜は友達と集まって
 10人でお花見に行きました。

 21時集合なのに
 21時まで仕事をして、それから走って集合場所にいきました。

 遅刻してごめんなさい!

 毎年、絶対にお花見を欠かしたことが無い僕なのですけれど
 昨年は選挙に立候補なんかしたせいで
 忙しかったこともあって行かれませんでした。

 本当に親しい友達と夜桜。
 うれしかった。

 大きなブルーシートを先輩が持ってきてくれて
 20畳くらいの広さでみんなで座った。

 野良猫は走ってきて、
 止まると、こっちを眺めていた。

 僕らの他にカップルが1組、座っていた。

 「こっちで一緒にどうですか?」

 と誘おうとしたけれど
 友達に

 「フジノはもう議員になったんだから
  あんまりそういうことはしないの」

 と注意された。

 みんなで楽しみたくても
 政治家になるとプライベートでもいろいろガマンだ。

 ヤンキーが5人、うるさいバイクに乗りながら
 ぐるぐる回って近くにやってきた。

 しばらくすると3人がケンカをはじめた。

 巻き込まれてもぜんぜん平気なくらいに
 腕っぷしの強い男友達がいたので
 僕も久々にケンカ参加か!とわくわくしていたら
 残りの男2人が近づいてきた。

 「すみません、お楽しみのところ」

 なんか礼儀ただしくお詫びされてしまった。

 拍子抜け。
 かわいいヤツらだなあ。

 僕ももう30才だし、
 ヤンキーのコたちがかわいく見えて仕方ない。

 Yデッキで演説していると
 たむろしている子どもたちがいつも話しかけてくるけど
 あいつらみんな本当にいいヤツ多いしなあ...。

 それにしてもここのトイレは汚い、と女友達がみんなで言う。

 どうしたらよいのか、と政治家的に考えてしまう。

 でも、桜は美しい。

 目を向こうにやると、海はだいぶ遠くになっていた。

 そもそも下町は江戸時代から埋め立てられてできたまちだから
 平成町がつくられてしまったのも
 しかたがないのかもしれない。

 でも、海は遠くなった。

 僕はここからの景色が大好きで
 仕事で徹夜あけの帰り道にここに寄ることが多い。

 そして、電波障がいを起こす変な形の現代美術のオブジェの下で
 朝4時くらいに座り込んで猿島を見たりする。

 ポニーテールは振り向かないの撮影をしてたのは
 もう10何年も前のことだろうか。

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 楽しかった時間もあっという間に過ぎたので、解散。

 こうやってまた友達と集まれるのは
 いつになることだろう。

 忙しくて、ぜんぜん友達に会えない。

 また来年になるのかな。

 でも、こうやって会えることは
 とてもうれしくて、救われる。

 友達、本当にありがとう。

夜桜


2004年3月28日(日)のフジノ
● 民間に就職できなかったから公務員に、なんてヤツはいらない

 今日は1日休暇を取るつもりだったのですが、
 結局気がついてみたら働いていました。

 今は23時で、事務所にいます。

 さっきまで、気分を変えるために
 ファミレスにモバイルPCを持ち込んで資料を作っていました。

 そこで聞こえてきた会話のこと...。

 2人組で、
 1人は就職活動をする大学生、
 1人はすでに社会人として働いている先輩のようです。

 後輩「就職活動、大変ですごくイヤなんですよ。
     行きたい会社ぜんぶダメだったら、市役所に勤めようかな」

 先輩「役所だってラクじゃないよ。
     今は市役所だって、昔とは違うんだから。
     1人で以前の5人分くらい働かないといけないんだ」

 この会話が隣のテーブルから聞こえてきて
 後輩の発言に少し腹が立ちました。

 民間で不合格になった人の、
 おこぼれを拾ってあげるのが市役所なんかじゃない!


 今、このまちは変わろうとしている時期だから
 良い人材がもっとたくさん欲しい、と切実に感じています。

 だから、市役所に入りたい人は
 民間の内定を持ってても断わって入ってくるくらいの人にこそ
 来て欲しいのに。

 そういう人と一緒に働きたいのに。

 確かに、僕たちの世代でも
 就職活動でダメだったら公務員にという発想はありました。
 だから、理解できない考え方ではありません。

 でも、時代は変わっているのに...。

 今の日本では、公務員への風当たりはとても強くて
 かつてのように安泰なんかじゃない。

 年功序列は消える。
 お給料だって必ず成果主義に変わっていく。

 真剣に想いのある人でなければ
 つとまらない職場へと
 必ず生まれ変わっていくはずです。

 そのかわり、若い人であっても
 キャリアにカンケーなく
 努力した人が評価され
 結果を出した人がそれに見合った給与がもらえる、
 そういう在るべき姿へと必ず変わっていく。

 それなのに「民間企業に落ちたら、公務員になろう」なんて
 そんなことを思ってる学生がまだいるなんて
 かなりショックでした...。


● 市の職員だって、がんばってる

 むかつきながらファミレスを出て
 バイクに乗って、帰りはじめました。

 見上げると、そこには市役所があります。

 市役所の8階は、まだ電気がついていました。
 日曜日の、夜22時50分のことです。

 もしかしたら何かの点検で
 電気が点いていただけなのかもしれない。

 けれども、僕は
 「まだ働いている市職員さんがいるんだ」と思いました。

 先日、異動の内示が出たばかりで
 4月1日からは人事異動だし、
 いろいろな手続きや処理があるだろう。
 来年度予算が成立したからその入力作業もあるだろう。

 きっと市の職員さんがまだ働いているのだろう。
 そう、思うことにしました。

 市職員の彼らが働いているんだから
 市議である僕も働いてて当たり前だよな。

 疲れきってへこみがちな僕の気持ちも
 少し上向きになりました。

 さっき聞かされた学生の言葉への怒りも
 その8階の明かりを見たら消えていきました。

 学生には、その適性に合った仕事に就いてほしいなあ。

 学生、がんばれよ。

 今の日本では
 民間企業では土日だって働くのは当たり前だよ。
 おれだって民間企業にいた頃は
 徹夜で働いたり残業が真夜中までなんて
 何度もあったよ。

 そして、市役所も、市議会議員も、
 このまちを守るために
 日曜日の夜中だって働いているんだよ。

 社会は厳しいぜ。
 だけど厳しいかわりに
 自分の努力と能力で勝負していかれる。

 今は不況だから、逆にアイディアと根性さえあれば
 独立して自分の力で勝負できるチャンスとも言えるしね。

 いずれにしても、がんばれよ。


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 今夜はHPを更新しないつもりだったのですが
 そんなことを思ったので、書くことにしました。

 すべての労働者のみなさん、
 どうか体にだけは気をつけて
 こんな不況の世の中ですけどのりきっていきましょう。


● 議会でとりあげてほしいこと、募集します

 あと1ヶ月もたたないうちに
 次の議会が始まります。

 そんなわけで今、次の議会の質問を作っています。

 この1年間の質問は
 全てフジノのこれまでの個人としての想いを伝えてきました。

 実はすでに残り3年間の任期分も
 全てどんな質問をするかは決めてあるのですけれど、
 今年は少し方向を変えることにしました。

 みなさんから
 議会でとりあげてほしいことを募集したいと思うのです。

 これまでフジノは
 「自分の知らないこと/分からないことはやらない」
 「自分が本当にやりたいことだけをやる」
 というスタンスで来ました。

 その理由は、そうすることが僕の存在意義だと信じているからです。
 自分にとって切実だと感じる問題を語ってこそ
 想いは伝わると考えているからです。

 けれども、もう少し、間口を広げていけたら、と思うのです。

 みなさんがふだんの暮らしの中で
 「これっておかしい」「これが変わればいいのに」というように
 感じていることをどうか教えて下さい。

 自分にとってまだ分からないことでも
 頂いたきっかけをもとに
 自分の問題意識にしていきたいと思うのです。

 まわりくどい書き方になりましたが
 要約すると...

 議会でとりあげてほしいことを募集します!

 難しく考えずに
 ふだんの暮らしの中であなたが感じていることを
 どうぞ気軽に教えてください。

 よろしくお願いします。

 (メールはこちらまで)


● インテリジェントなんたらよりこっちの方がすごい

 都市政策研究所のみなさん、おめでとうございます。

 『政策研究よこすか』第6号を
 ちょうど読み込んでいるところなので
 すごくうれしく感じました。

 これからも、がんばってください。

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 また来週も1週間、
 みなさん、体に気をつけて過ごしてくださいね。

 美しい桜を
 見て少し休憩できるような時間を
 みなさんが過ごせますように。

 おつかれさまでした。



2004年3月26日(金)のフジノ
● 記者発表をおこないました

 今日は、『長井海の手公園』について
 個別外部監査を請求するために監査委員事務局に行きました。

 『長井海の手公園』建設について
 現在の市のやり方では納得できないことが多すぎます。

 木村さん、一柳さん、原島さん、雄人、
 想いを同じくする5人の有志で

 『長井海の手公園』の納得ができない8点について
 外部監査請求をおこなうことにしました。

 (第三者である監査法人に依頼して調べてもらうのです)

監査請求を提出する木村正孝議員

 そして、10時半からはマスメディア各社に集まっていただいて
 記者発表をおこないました。


● 「どうせパフォーマンスだろ」は、批判ですらない

 今回のフジノたちの『外部監査請求』について
 外野席からのヤジですぐに予想できる言葉は

 「どうせパフォーマンスだろ」
 「美術館がダメなら、次は長井海の手公園かよ」

 こういうものだと思います。

 けれども、これらは『批判』ですらありません。
 ただの『ざれごと』です。

 フジノは『長井海の手公園見直しの請願』に署名しています。
 詳しくは2003年8月26日の日記を読んでください。


 (1)『請願』に署名した議員は、それをつらぬく義務がある

 政治家にとって
 『請願』に署名する=紹介議員になる、ということは
 その請願にこめられた想いを
 全力を尽くして達成する義務があります。

 その請願が出た議会の時だけ
 署名して紹介議員になって
 「賛成!」とか「反対!」と言うだけで終わりじゃないんです。

 フジノは『長井海の手公園見直しの請願』の紹介議員です。

 だから、これをつらぬく義務があります。

 加えて、去年の第3回定例会でも
 議案79号『長井海の手公園整備等事業契約の締結について』に
 フジノは反対しています。

 一貫した態度に変わりはありません。
 昨日今日に始まったことでは無いのです。


 (2)そもそも政治家になる前から反対だ!

 僕は6才からずっと武山で暮らしてきました。

 少年時代は友達とチャリンコをこいで
 太田和・林・須軽谷・長井・荒崎・長者ケ岬・城ヶ島と
 走ってまわったものです。

 長井飛行場跡地は、中には入れなかったけど
 そのわきを何度も通りながら、その姿を見つめてきました。

 そういう少年時代を送った人は
 僕だけでは無いはずです。

 アメリカから土地が返還されたけど
 テーマパークにしろ、なんて望んだ人はいない。

 しかも、計画と設計図が全然違うじゃないか。

 こんなのはいらない。
 野原のままだって良かったのに...。

 僕が感じているこんな気持ちは
 長井に昔から住んでいる方々ならば
 もっと強く強く感じているはずです。

 全く納得がいかないままに
 どんどん行政が物事を進めていってしまう不快感、
 こういうイヤな気持ちを体験したことが無い人は
 このまちを愛していない人です。

 何度も書いてきましたが、
 このまちのことを
 このまちに暮らしている人たちが
 自分たちの手で決めることが今まで本当にできたでしょうか。

 僕はそれが問題だ、と
 ずっと言い続けてきました。

 そんなことは政治家になる以前からの
 ずっとずっとおかしいと考えている問題です。


 (3)美術館問題と並行して、問題追及されてきた

 美術館問題ばかりが
 注目されてきたかというと、そんなことはありません。

 新聞も何度もとりあげてきました。

 例えば、これ

 これ以外にも
 切抜きがたくさん手元にあります。

 経緯を知りたい方は
 ぜひ木村正孝議員のHPをご覧下さい。

 この問題の先頭に立って
 追求をしてきたのは木村さんです。

 木村さんのHPでは2003年8月9月10月とずっと
 長井海の手公園問題について取りあげてきました。

 美術館問題だけではなく
 長井海の手公園もずっと問題として追及されてきたのです。


 (4)おかしなことがたくさんありすぎる

 今回、8つの問題点を挙げて
 僕たちは『外部監査』をしてほしい、と求めています。

 これは僕たちだけが言っていることではありません。

 例えば、あの有名な建築家の團紀彦さん
 最初はこの計画の委員会メンバーでした。

 しかし、選考の過程に納得ができず
 辞任されてしまったのです。

 広報よこすかに載せられたイメージ図だけを見て
 「おもしろそう」「1回くらいは行ってみたい」
 「フジノ、これは反対しなくていいじゃん」
 という人がいます。

 けれども、今回の計画には
 「おもしろそう」ではすまない筋の通らないことが
 多くあるのです。

 だから、今回の行動に出ました。

 以上のこと全てから

 「美術館がダメだから長井海の手公園かよ」とか
 「またパフォーマンスかよ」

 という『ざれごと』は
 完全にあてはまりません。

 今後そういう『ざれごと』は全て無視していきます。


● 政治とおカネのこと

 書きたいことはたくさんあるのに
 時間が足りなくて、全然すべてを書きつくせないでいます。

 もう3月も終わりだし
 5月になればすぐ議会が始まってしまうから
 本当に時間が足りません...。

 残されている時間の中で
 少しでも多くの情報をみなさんに届けたいと思います。

 達成できた公約のことや
 実現できた政策のことを
 これから少しずつ書いていきたいと考えています。

 加えて、政治家に転職して1年が経つので
 その総括もしていきたいと考えています。

 特に来月いっぱいかけて
 『政治とおカネ』について
 フジノ自身の1年間の体験を通しての
 報告をしていきたいです。

 まず今日は
 『選挙で実際につかったおカネ』について
 報告してみました。

 次回は、政治家の報酬について、とか
 その他の政治団体である
 『藤野英明と横須賀をおもしろくする会』の収支報告など
 なるべく早くに報告していきます。

 どんどん情報公開をしていきますので
 待っていてくださいね。


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