まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年11月10日(水)のフジノ(その3)
● 視察2日目について

 今日の視察は、
 盛岡市役所を訪れてそこで説明を受けるだけ、というものだった。

 結論から言うと、僕にとって『必要性の無い視察』だった。

 理由は後で書くけれど、
 視察メニューとしてこれを選んでしまった『責任』は
 民生常任委員会メンバーである
 僕にも等しくある。

 今日1日は、もったいないことをしてしまった。
 時間も。横須賀市民の税金を使ってしまったということも。

 申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 この反省の想いをどう償うべきか、
 悩んでいる。

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 今日の視察内容は、2つだった。

 (1)市立病院健康フォーラム

 (2)地球温暖化防止エコチャレンジ

 (1)は、要するに
 横須賀市でもやっている『病院での講演会』のことだ。

 盛岡市立病院では、
 平成11年11月から3ヶ月に1回の割合で
 病院医療従事者による市民向け講演会を行なっている。

 視察の内容は、
 これまでのタイトルと参加人数が書かれたペーパーを見ることと、
 最近行なわれた講演会のプレゼンテーションを見ることだけ。

 僕はすでに横須賀市民病院とうわまち病院が行なっている 
 講演会活動に注目しており、民生常任委員会でも
 この活用について質問を数回している。

 わざわざ他市まで来なくても
 インターネットのHPからその実績を見れば良いだけだ。


 (2)は、地球温暖化防止の為の
 意識啓発を行なう目的の活動だった。

モニター実物  1つ目は『環境モニター』

 この電気量を測れる機械を
 市民から募集したモニターの家庭に
 7ヶ月間、付けてもらう。

 その家庭で昨年使用した電気量を
 機械に入力する。

 機械をモニターすると
 今使用している電気量がリアルタイムで
 測定することができるので、
 それによって節約しよう、というものだ。 

 2つ目は『エコチャレンジ』

 25人以上でグループを作って(例.学校のクラス、町内会など)、
 電気代を3ヶ月間節約することに挑戦する。
 その節約電気量に応じて
 市から報奨金が出る、というものだ。
 この報奨金は『環境保全に関する費用』にのみ使える。

 この事業は、今年から新しく始まったばかり。

 今年の参加者は、わずか1グループ。
 人数は25人以上が原則だけれども20人しか集まらなかった。

 610キロワットの節約で、
 7200円の報奨金がこのグループには渡される予定だそうだ。

 取り組みとしては素晴らしいと思うけれども
 まだ制度が広く市民に浸透しきっていないと言えるし、
 まだ、施策としての費用対効果を検証する時期では無いと思う。

 これも、僕たちはもう数年間を経過してから
 ある程度の実績を待ってから視察させていただくべきだったと思う。

 盛岡市の取り組みが悪いとかそういう話では全く無い。
 担当者の方々は一生懸命説明して下さったし、
 とても感謝している。

 問題は僕たちにある。

 わざわざ横須賀市から新幹線を使って10人も盛岡まで来て
 コストをかけて行なうべきことでは無かった。
 僕たちの責任だ。


(フジノより、みなさまへ)

 このコーナーを読んだ方々から、
 「盛岡市を批判しているように読めてしまう」とご指摘を受けました。

 それは僕の意図したことではありませんでした。
 そのように感じさせてしまった方々には、
 僕の文章能力がまずく至らなかったことをお詫びいたします。

 また、盛岡市のご担当者の方々についても
 全く批判する意図はありません。
 行なっている施策についても批判する意思はありません。

 そもそも視察先として盛岡市には
 僕たちがお願いをしてお邪魔させていただいております。
 忙しい時間を割いていただいて感謝しています。

 むしろ、病院フォーラムは横須賀市でも同じ施策を行なっており
 大きな効果があるものとして僕も議会で質問をしています。
 僕が指摘したのは、
 同じ施策を調べきらないままに
 視察に行ってしまった僕自身に責任がある、ということです。

 エコチャレンジについても、初年度に行くのではなく
 数年経過したのちに効果を検証できる段階になってから
 視察に行くべきだった、そうしなかった僕自身に責任がある
 というのが真意です。

 あらためて真意をご理解いただけるように
 書き加えさせていただきました。

 繰り返しになりますが、
 盛岡市の施策を非難するものではない、ということを
 どうか読者のみなさまにご理解いただきたいと切に願います。

 ご迷惑をおかけした方々には
 こころからお詫び申し上げます。
                           (11月18日記)




● 視察を改善するために

 政治家の視察には
 2種類のタイプが存在すると僕は思う。

 (1)1人きりでするタイプ(よくフジノがやってるもの)

 (2)複数の議員で行き、問題意識を共有するもの

 けれども、どちらのタイプにしても
 視察をしなければならない理由はたった1つだけだ。

 視察しなければならない『必然性』がある時。

 これしかありえない。

 僕は昨年の委員会視察を病欠しており、
 今回が初めての体験だった。

 だから、視察そのものを体験していない以上、
 よく世間で言われているような「遠足」とか「無くすべきだ」という
 批判は軽々しくすべきではない、と考えてきた。

 特に(2)というのは、とても重要だ。

 これまでも問題意識を共有したい事柄があると
 何人かで視察に行ったことがある。

 練馬区議会議員の野崎くん
 平塚市議会議員の江口さん
 3人で一緒に視察をしたことが何度かある。

 あるいは雄人と市民の方と4人で
 視察に行ったこともある。

 問題意識を共有するために現場に足を運ぶ、という体験は
 とても大切で有効なこともあるのだ。

 けれども、今日のような視察では
 市民の方々の批判はまぬがれることは絶対にできない。

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 まず最大の反省点としては、この結論だ。

 視察とは、毎年必ず行なう定期的行事にすべきでは無い

 本当に必要性があると
 委員会メンバー全員が切実に感じていない限りは
 視察を行なうべきではない、と思う。

 僕は本当に切実な問題以外では
 議会のしくみには関与しないようにしてきた。
 いわゆる『議会改革』と呼ばれる事柄には関わらないようにしてきた。

 時間を取られたくないからだ。
 僕がやりたいことは福祉であり、
 やらなければならないことは多いからだ。

 けれども、視察というしくみについては改善が必要だ。
 本当に必要がある視察以外はやるべきではない。

 今後、僕は絶対に議会に訴えていかねばならない。

 議会のしくみを変えるには
 『議会運営委員会』という場で発言しなければならない。

 無所属はこれに参加できないけれど、
 別の手段を使ってでも
 この発言は絶対にしていかなければならない。

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 『視察』という定期的行事(あるいは慣例)を
 いきなり無くすのは
 無所属だけでは難しいのが現実だ。

 それならば、次のような点を
 今後は必ずやっていくことに決めた。

 (1)視察先の提案は、委員会のメンバーであれば誰でもできる。
  だから「どうしても視察しなければならない場所」の提案を
  徹底的に行なう(=妥協しない)。

 (2)視察先が決まったら、費用が少しでも安くなるように
  徹底的にコストを下げるように努力する。
  食事代の支給などは無くすように働きかける。

 (1)については
 例えば、今回ならば
 宮城県に来ているのだから『船形コロニー』を視察するように
 提案すれば良かったのだと深く後悔している。

 船形コロニーとは『施設解体宣言』を出した
 知的障がいのある方々の
 地域での暮らしを支える先進的な取り組みをしている施設だ。

 こういう先進的な取り組みをしている所をこそ
 視察先として、僕は提案するべきだったのだ。

 (2)については
 来年から視察先の旅行手段を
 市議会も旅行会社に外部委託することになっている。

 すでに市役所の出張は全て今年から
 旅行会社に外部委託することで
 個人でチケットを取るよりも安あがりなプランにしてもらえて
 コスト削減に成功しているという。

 同じしくみを市議会も来年から導入することになっている。
 これによって少しでもコストを下げられるはず。

 (もともとはここから数行にわたって
  さらに文章がありました。

  しかし、その数行は
  フジノ自身が旅費規程というものを理解していない無知がゆえの
  誤った情報であったことが分かりました。

  このような情報を掲載してしまったことで
  ご迷惑をおかけした全ての議員のみなさまにお詫び申し上げます。
  また、市民のみなさまにも勉強不足をお詫びすると共に
  間違った情報を教えてしまったことを
  深くお詫びします。              11月26日記す)


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 今日は、本当に愕然としている。
 明日の視察に期待したい。

 みなさん、申し訳ございませんでした。


● 美しい盛岡のまちなみ

 移動のバスの中から見えた
 盛岡の美しいまちなみの写真を載せます。

 僕にとっては人生初の盛岡でした。
 駅とわんこそば屋と市役所だけにしか行っていません。

 だから、あくまでもパッと見た印象でしかないのですが
 川と緑と歴史ある建築物、という美しいまちのイメージでした。

市役所前の美しい並木道  市役所前。

 すでに樹木は紅葉して
 落ち葉が美しかったです。

雪が積もっても歩きやすい道にするために道路下にヒーターを埋め込む工事  この工事は
 雪が道路に積もっても
 すぐに溶かせるようにする
 しくみづくりだそうです。

 道路の下から
 ガスによるヒーターで
 積もった雪を
 溶かすのだそうです。

 冬でも歩きやすい
 道を作っていました。

盛岡市の川辺  川辺の美しい景色。。

 盛岡はたくさんの著名人が生まれ育った
 歴史と伝統のあるまちだそうです。

 いつか、視察ではなく、
 1人でじっくりと歩くことができたら、と思いました。

 明日は仙台市視察です。
 スケジュール欄をごらんになった方から

 「あいている時間はアサノ知事に突撃で会うのですか?」

 というメールをいただきました。

 それはムリです(苦笑)。

 ジョギングを毎朝しているアサノ知事だから
 早朝5時くらいに県庁付近を走ってみたらいるのかなあ。
 一緒に走りたいなあ。

 お会いするのは、実はもうすぐ叶います。
 だから、突撃で会う必要は無いのです。

 明日は視察に専念します。
 明日こそ有意義なものになるようにがんばります。



2004年11月10日(水)のフジノ(その2)
● 削除の理由と関係者のみなさまへのお詫び

 すでにご覧になってしまった方もいらっしゃるかと思うのですが
 ここにはある行動の描写が掲載されていました。
 具体的には、視察中の昼食風景です。

 しかしながら、僕はこの記述を行なうにあたり
 意図せずしていくつかの問題を起こしてしまい、
 それが複数の方々に
 ご迷惑をおかけしてしまいました。

 そこで記述を全て削除させていただきます。

 問題点は3つです。

 (1)写真に対する肖像権の問題
 (2)その場でなされた会話をHPに記す許可を取らなかった問題
 (3)その場にいなかった方の言葉を許可無く掲載した問題

 それぞれについて
 深く説明をすることはその問題による
 ダメージを受けた方々の傷を深める行為に当たりますので
 遠慮させて下さい。

 (1)についてのみ申し上げれば、
 写真を撮る際に全ての方々の許可を取った「つもり」でいて
 HPにも掲載するむねの許可を取った「つもり」でいて
 実際は全ての人の確認を取らないままに
 早計に掲載してしまった、ということが真相です。
 これは明らかにフジノの肖像権に対する認識ミスでした。

 また、(2)(3)については
 上に書いたとおりです。
 当事者の方々の心理的ダメージおよび物理的ダメージは
 推し量ることさえ僕には許されませんが
 ここで改めてお詫びさせていただきたいと思います。

 関係者のみなさま、本当に申し訳ございませんでした。

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 僕は『議会IT化運営協議会』に
 オブザーバーの立場で2年連続で参加しており、
 『横須賀市議会IT化倫理指針』の作成にも
 関わったメンバーの1人です。

 それだけに、メディアリテラシーについて
 こういったミスを起こすことは
 他の方々以上に気をつけねばならない立場にあります。

 この点も含めて、改めてお詫び申し上げます。
 まことに申し訳ございませんでした。


                     (平成16年11月26日(金)記す)


2004年11月10日(水)のフジノ(その1)
● 秋田の晴れた朝の美しい姿

 朝起きて、メールチェックをしていると
 先日参加した『精神保健ボランティア全国のつどいin秋田』で
 知り合った秋田の方からメールをいただきました。

 僕の泊まっているホテルから

 「歩いて10分くらいのところに
  千秋公園というところがあるので朝の散歩にどうぞ」

 と、書いてありました。

 そこで、さっそく朝食後に行ってきました。

 とても美しいところでした。

 後で写真をアップします。

 視察中は一切観光しない・お土産を買わない方針でいますが
 ここは歩きで行かれる無料の公園ですし、
 思わぬ美しい景色の中で
 気持ちが休まりました。

 教えてくださったSさん、本当にありがとうございます。


● 写真を載せますね

 今、10時20分。次の視察地へ向かう新幹線の中です。

 他の委員のみなさんは、
 新聞を読んだり、文藝春秋を読んだり
 休憩をされたり、英気を養っていらっしゃいます。

 せっかくなので、フジノはさっきの続きを。

 写真を掲載する作業をしたいと思います。

 昨日は天気予報とは逆に、雨と雷でしたが
 今日はとても素晴らしい晴天でした。

 けれども、朝食を食べたその足で
 Yシャツ姿のままでホテルを出て千秋公園に向かったら
 寒くて白い息が出ました。でも、歩いているうちに体が暖まってきて
 とても良い気分になりました。

 ホテルは駅前の大きなアーケード街の中なのですが
 歩いて5分もすると、こんな風景になります。

千秋公園に向かう途中のお堀

 詳しいことは調べてないのですが
 お城があって、そのお堀だそうです。
 噴水が夜になるとライトアップされていました。

久保田城跡の前で別角度からお堀

 お堀を別角度から写したものです。
 薄着で寒かったせいもあって大急ぎで歩いたのですが
 お休みの日にゆっくり来てみたい場所ですね。

森の中のフジノ  大通りを曲がって
 上の写真の
 お堀を越えると
 やがて上り坂になります。

 山に登っていくにつれて
 樹木のサイズが大きくなり

 「うわあ、これは大きい」

 と感激するような
 巨木もありました。

 ここからは、完全にフジノの『趣味の世界』です。

道路わきの斜面を流れている小さな小さな滝  ここは道路の脇。

 湧き水なのかなあ。

 斜面から
 流れ出ている
 お水です。

 横須賀の前田川も
 とても大好きなのですが
 趣があって
 本当に美しいです。

 昨日雨が降ったこともあり
 コケが本当に
 きれいでした。

 次の写真も、道路脇の水路です。

道路脇の水路  城址とか
 復元された城の建物とか
 そういうのはあんまり
 興味は無くて
 こういう何気ない景色が
 本当に美しくて
 大好きです。

 ここは道路わきで、
 言うならばドブの位置。

 でも、しばらく座り込んで
 ぼおっと眺めてました。

 こうして坂道を登りきると、
 復元された建物があります。

復元された建物を背景に、フジノです  セルフタイマー&
 ケータイでの撮影なので
 変なポーズ(笑)

 さらに奥には神社がありました。

 全国どこでもそうですけど
 メインの神社のわきにお稲荷さんがありますよね。
 武山不動尊でもそうなのですが
 僕はそっちの小さな方が好きなのですね。

お稲荷さん

 メインの神社には無い、趣がありました。

 いくつもの折り重なった鳥居と
 対になった狛犬・お稲荷さんがたくさんいました。

狛犬  かわいい狛犬。

 でも、夜見たら
 怖いかも(笑)。

お稲荷さん  そして、お稲荷さん。

 5組くらい
 あったのですけれども
 子どもキツネを
 守るように立つ姿が
 かわいらしかったので
 撮ってみました。

 昨日は雨だったし、ホテルから見える景色も
 駅前のビル群の味気ない景色でした。

 僕は全国の駅前に広がる
 ミニ東京みたいな景色が大嫌いだったので
 この公園に来なければ秋田を誤解したまま帰るところでした。

 公園のてっぺんから秋田を一望できるところがありました。

公園のてっぺんから一望した秋田

 写真では見えないのですが
 秋田の山の方までとてもよく見えました。

 ホテルから往復に20分、見学できたのはわずか10分。

 だけど、千秋公園に来て
 本当に良かったと思いました。

 視察のあいだもジョギングしたくて
 ランニングシューズは持ってきたのですが
 時間が無いと荷物になるだけなのでジャージは持ってきませんでした。

 でも、ここはジョギングコースにももってこいです。
 朝8時でしたが、たくさんの方がお参りしていました。
 きっと毎日お参りしている方々だと思います。

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 僕は視察に来たのだから
 徹底して観光もしないしお土産も買わないと決めています。

 かなり意固地に、そう決めています。
 市民のみなさんの感情を考えれば当然です。

 フリーに過ごせる時間も
 可能な限り、その場所でしか勉強できないものだけを勉強して
 議員同士の親睦会には絶対にしないぞ、と思います。

 視察を『遠足』という批判をする議員もいるそうですが
 視察を『遠足』で終わらせてしまうかどうかは
 本人しだいだと思います。

 決められたプログラムの中で
 視察先を徹底的に体験する、質問しまくる、勉強する。

 フリーな時間は勉強する。

 そうすれば、少なくとも自分は遠足にならない。
 僕はそう信じています。

 移動中もホテルでも、
 視察先にカンケーする本を読んで
 勉強しています。

 このコーナーでは
 とても美しい秋田の景色を載せました。

 どうか機会があれば、みなさまも秋田を訪れて下さい。
 とても美しい、素晴らしい場所だと思います。

 (ちなみに昨日、県庁でお話を聞かせていただいた方は
  大学時代に横須賀の追浜に暮らしていたとのことでした。
  ますます秋田との縁を感じました)


● オマケ(猫との時間)

 まだ10時56分で到着まで時間があるので追加します。

 お稲荷さんの隣にある、メインの神社では
 野良猫と出会いました。

 写真を撮らない時には近くに来るのに
 写真を撮ろうとすると逃げてしまう、かわいい猫でした。

神社で出会った猫  茶色い猫。

 ケータイを向けなければ
 「おいで」というと
 来てくれます。

 でも、ケータイを向けると
 一気にあんなに遠くへ。

神社の縁の下にひそむ猫  それでも追いかけて
 撮ろうとすると...。

 こんなに遠くへ。

猫のアップ  アップにしてみたものが、これ。

 メガピクセルと言いつつも
 きれいに写せないものですね。

 以上が猫との遭遇でした。



2004年11月9日(火)のフジノ
● 秋田県庁に『自殺予防』についてお話をうかがいました!

 今日は民生常任委員会の県外視察でした。

 それで秋田県に来たのですが、
 視察は15時であっけなく終わって
 その後みんなで夕食(懇親会)に行く集合時間まで
 自由に過ごして良い時間が
 3時間ありました。

 そこで、秋田県庁に突然ではあったのですが
 電話でお願いして
 自殺予防対策についての
 お話をうかがう視察に1人で行きました。

 かねてから秋田県庁への視察はどうしてもしたかったので
 この3時間の空き時間はものすごくラッキーでした。

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 秋田県健康福祉部の健康対策課にお電話すると

 「今日もまさに『自死遺族ケア研修会』のために
  担当者はみんな出払っているんです」

 とのことでした。

 それでも17時からならば
 お話をうかがわせていただけるとのお返事をいただき、
 恐縮ではありましたが、なかなか秋田県に来られる訳では無いので
 お言葉に甘えさせていただきました。

秋田県庁前に立つフジノ  夕方の渋滞に巻き込まれないように
 大急ぎで行ったら
 早めに着いてしまったので
 秋田県庁を見学してまわりました。

 大学時代には
 青春18切符をつかって
 あらゆる所へ旅行に行きましたが
 秋田はずっと行きたかったのに
 行くチャンスがありませんでした。

 だから、
 どんなものが特産物なのか
 どんな料理が名物なのか
 ほとんど知りませんでした。
 

 正面玄関を入った先に
 秋田の昔から伝わる技術をつかって作られたものたちが
 展示されていました。これがとてもきれいでした。

秋田県庁に飾られている名産物

 特に気に入ったのは、これ。
 十二支をたぶん紙で作ったもの(名前忘れてしまった)。

名産物の中で特に気に入った十二支の動物たち


● 秋田県庁で横須賀市と出会った!

秋田県健康福祉部健康対策課  健康福祉部
 健康対策課の方にお会いして、
 30分、じっくりとお話をうかがいました。

 県庁の方に直接にお話をうかがうのは初めてですが
 僕なりに秋田の取り組みをこれまで研究してきたから、
 最新の資料を頂けたら(特に公衆衛生学会で発表された件)
 それだけでいいかな、と思っていました。

 そうしたら、予想以上の成果がありました。

 なんと、担当者の方が
 こうおっしゃいました。

 「フジノさん、実はつい先日、
  横須賀市の保健所から同じ資料を請求されて
  電話で説明したばっかりなんですよ」


 えっ、うちの保健所が!

 うれしい...。
 問い合わせてくれたんだ。

 1年前の12月、市議会で初めてフジノは
 自殺予防を質問しました。

 自殺(自死)ということについて
 デリケートな事柄に
 直接に触れた僕の質問へ批判があがった時期もありました。

 また、これまでの横須賀市の
 精神保健福祉行政の在り方を激しく批判した僕の質問に対して
 行政内部から反感の声があがったのも事実でした。

 けれども、あれから1年間ずうっと自殺予防を叫び続けて
 そして秋田県庁に来て、この事実を聞いて
 「本当に良かった」とこころの底から感じました。

 横須賀市保健所・精神保健福祉班と
 政治家フジノの
 問題意識や向かうべきゴールが共通であることを
 秋田県で改めて確認させてもらいました。

 これが本当にうれしかったです。

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 秋田県の取り組みとして
 2つ大きく注目すべきことがあります。

 (1)地域の自主的な活動が生まれてきたこと

 (2)自死遺族へのケアに取り組んでいること

 昨年ずっと関わってきた
 横須賀市の『地域福祉計画』づくりにおいて

 「地域福祉とは、地域づくりである」

 と言われてきました。

 自殺予防も同じです。

 自殺予防対策とは、地域づくりなのです。
 この意味で(1)はとても注目すべき事柄だと思います。

 これは災害が起こった時にも
 同じことがまさに言える共通の在り方なのです。

 また、(2)は
 フジノがかねてから強く願っていることです。
 市議会でも繰り返し質問をしてきました。

 1人の自死に対して
 少なくとも5人の、深刻なダメージを受けている遺族がいます。
 その人たちにはケアが絶対的に必要です。

 けれども、横須賀市の場合は、

 「遺族の方々が相談をしてくださったら
  いくらでもケアいたします」

 という、『受けのケア』なのですね。

 しかしながら、秋田県の取り組みは
 こちらから打って出る『攻めのケア』なのです。

 担当者の方は

 「行政が取り組むとものすごくコストがかかるよ」

 と、率直におっしゃって下さいました。

 けれども、僕はこう反論しました。

 「確かに『あしなが育英会』『生と死を考える会』などの
  NPOが現在は遺族ケアの主体になっていますし
  僕もそれらに参加してきました。

  だから、市議会で質問しても動かない現実を前にして
  『もう自分でNPO作るからいいよ!』と思って
  実際にやろうと思えばそれもできます。

  でも、秋田県のように
  知事自らが『自殺予防対策が必要だ』とおっしゃってくれること、
  行政が錦の御旗をかかげてくれることこそが
  人々に強い安心感を与えてくれるんです」

 今でも僕は、自殺予防対策および自死遺族のケアは
 行政が取り組むべき課題だと考えています。

 (もちろん、NPOとの協働でも当然OKです)

 いずれにしても、秋田県の取り組みを
 直接にうかがうことができて
 本当に貴重な体験をすることができました。


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