まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年8月13日(土)のフジノ
● 正直しんどい

 仕事がしたい。実習に行きたい。

 9月議会は、新市長のもとでの最初の議会なのに
 昼間に仕事で全く動けない状況がもどかしい。

 こんな想いを抱えながら
 病床の家族と相対するのは、
 僕にも家族にも両者にとってすごく不健康な状態だ。

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 世の中の人々も、
 多くの方々がこの葛藤を抱えていると思う。

 30代とか40代、という年齢は
 人として仕事に充実感を覚えている時期ではないだろうか。

 そこに突然、両親の不調が訪れて
 自分がそのサポートにまわらなければならない。

 家族だから(周囲も自分も)当然のこととして
 そのサポートをするのが義務だと感じて、動き回ることになる。

 けれども、少しずつ少しずつ、
 その義務だから当然と感じられていたサポートをすることが
 自分の人生を損なっていく行為に感じられてくる。

 仕事がしたい。
 両親ではなくて、自分の新しい家族と過ごしたい。

 そう感じられて、ひどく苦痛を覚えている自分に気が付く。

 でも、そう感じてしまう自分を
 まちがっていると責める自分も存在する。

 こんな想いの板ばさみになって
 疲れ切ってしまう。

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 政治家になってからすぐにフジノは
 長寿社会課が主催している『介護者のつどい』に
 その重要性から毎回オブザーバー参加させてもらってきました。

 ここ半年は全く参加できていないのですが、
 参加させてもらっていた頃のフジノには
 父も植物状態になっていなかったし、母も当然元気でした。

 そんな両親が健在だった頃のフジノにとっても
 『家族のレスパイト』
 『介護をしている方々の健康を守ること』の大切さ
 ものすごく大切なこととして理解してきました。

 けれども、今になって
 実感としてその大切さがさらに身にしみて分かります。

 多くの方々にとって
 この問題は50代から60代にかけて起こることでしょう。

 けれども、フジノの友人(つまり30代前半です)にも
 何名もこのような状況にいる人々がいます。

 そういう友人たちと自分との暮らしを
 同世代で両親の健康問題を何も体験していない人々の暮らしとを
 比べてみると、本当にあらゆることが違います。

 理解しあえない断絶を感じます。

 これは仕方が無いです。
 だって、体験していないのだから。
 彼ら/彼女らに共感を求めてもほとんど意味は無いでしょう。

 せめて体験している側に立っているフジノは
 個人としての『共感』と
 政治家としての『対策』をしなくてはならないと感じます。

 けれども、まず僕自身が
 この絡みきった網の中でもがいているような暮らしを
 どうにかして抜け出さなくてはいけない、いや、逃げ出したい、と
 強く思うのです。しんどい!


● ある新聞社の社会部にインタビューを受けました

 小泉首相の選挙区である、ということで
 新聞社の取材依頼を受けることが多くなりました。

 それらは横須賀支局では無くて、
 本社の政治部とか社会部からです。

 インターネットのHPで検索をして
 検索にひっかかりやすいのがフジノHPということなんでしょうね。

 市長選挙でも、小泉陣営とは敵対しましたから。

 でも、取材依頼は
 90%以上、断っています。

 相手の取材意図が見え見えだから。
 小泉さんの地元で『反旗をひるがえしている』にしたいんでしょ?

 そういう決めつけ記事にされるのがイヤなので、
 基本的に「お話しすることはありません」と拒否しています。

 それに、ここ数日の選挙を報じる
 全国紙の政治欄・スポーツ紙・テレビニュースのどれもが
 バカげていてうんざりです。

 『刺客』騒動とか、バカじゃないの。

 あんなのをおもしろおかしく報じているのは
 『報道』と呼べないです。


 政治家は、政策を語れ!

 報道は、政策を分かりやすく伝えろ!


 これが本当の仕事だろ!

 それで視聴率が稼げるとか新聞が売れるから、と
 買う人に媚びている文字と映像の垂れ流しは
 恥を知れ、と言いたいです。

 政治はショーじゃない。

 政治は暮らしそのものであって、
 政治家を選ぶことは暮らしそのものを決めることです。

 それをさらに市民の目から
 真実を遠ざけて分かりにくくしているマスコミの大半に
 フジノは嫌悪感を抱いています。

 だから、取材は『拒否』です。

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 そんな中、某紙の本社・社会部の方から電話をもらいました。
 8月10日のHPを読んで、共感をした、というのです。

 電話の留守電は数回無視したのですが、
 それでも長文のメールをいただいて、
 その熱心さにうたれました。

 政治部は政局を追うかもしれないが、
 社会部は暮らしを追うのだ、という言葉にも共感しました。

 選挙は、スローガンや外見や話題性で選ぶのではありません。
 毎日の暮らしに根づいた想いからくる問題意識や
 自分や子どもたちの未来を守るためにはどうしたいのか、という視点。
 そこから政策を見つめて、
 その政策を実現できる候補者を探して
 そして投票を行なうのです。

 こういうフジノの想いに共感した上での取材、ということで
 東京から横須賀まで来ていただき
 取材を受けました。

 ●

 これまでの2年間の市議として受けてきた相談活動から
 いかに今の暮らしの問題点が多いか、実例を挙げてお話しました。

 障がいのある方々の暮らし、自立支援法案のまやかし、
 介護をしている方々のご苦労、改正介護保険法の問題点、
 DV被害や虐待にあっている方々の苦痛、まだまだ足りない支援策、
 などなど。

 そして「これらの現実は政治の力で変えられる」という想い。

 この想いを多くの市民の方々に理解してもらうために
 毎日できるかぎり多くの市民の方々に
 長い時間をかけて対話をしたり電話やメールに返信をしたりして
 「ワンフレーズなんかじゃ政治は語れないものだ」
 との想いで活動をしていること。

 こんなことを語りました。

 ●

 取材後も、

 「フジノさんが推薦する
  お話を聞いてもらいたい方々を教えて下さい」

 ということで
 紹介をさせてもらいました。

 このまちで15年以上も
 無償で相談活動をしてくださっているAさん。
 年間100人以上もの方々の相談を受けて下さっています。

 このまちで中小企業の経営者として活動しているBさん。
 たくさんの同業者が倒産するのを見てきましたし
 政治が企業に与えた影響をもろに体験してきたと思います。

 他にもたくさん紹介したかったのですが
 きっとこのお2人ならば
 リアルな暮らしの現実を語れると思いますし、
 政治とは本当は暮らしを変える力があるということを語れると信じて
 ご紹介させてもらいました。

 こういう報道の志を決して捨てない記者の方が
 全国紙の中で出世競争なんかに負けないでいてほしいです。

 声にならない声に耳を傾ける、
 それが新聞記者と政治家に共通の仕事だと信じています。

 記事にして報道という手段で多くの人々に知ってもらうこと、
 政策にして議会という手段で制度を変えようとすること、
 手段は違うけれども目的は同じはずです。

 僕はまだ『善きマスコミの力』を信じています。

 ワイドショー的報道ばかりの中で
 どうか負けないでほしい、と強く願っています。



2005年8月10日(水)のフジノ
● 若い人ほど政策本位、という、うれしい感触

 ここ数日間、市民の方々に
 必ず尋ねられるのは衆議院選挙の話です。

 「フジノくんは誰に投票するの?」

 と尋ねられます。

 「まだ、マニフェストも選挙公約も出されていない状態なので
  どの候補者に入れるかは決めていません。
  政策を読んで、候補者の演説を聞いて、
  しっかりと考えてから決めたいと思っています」

 とお答えしています。

 逆に、フジノの方から

 「あなたはもう決めていらっしゃいますか?」

 と質問をすると、ある傾向が見られました。

 年配の方々の多くは、

 「やっぱり横須賀市民だから小泉さんだよ」

 と答えるのですね。

 一方で若い方々になると、

 「確かにマニフェストを読んでから選ぶのがいいですね」

 と答える方々が多いです。

 「一本気に解散をした」
 「信念をつらぬいた」
 「分かりやすい」
 「横須賀市民だからやっぱり小泉さん」

 とか
 そういう『情緒的な理由』での投票行動は
 自分たちや子どもたちのこれからの暮らしを決めてしまうことを
 あまりにも安易に制限する判断だと思います。

 政治家を選ぶことが暮らしをリアルに左右するということを
 もっともっと考えて考えて投票してほしいと
 本気で思います。

 大人になれば、家計簿をつけて、自分の収入を考えたりしながら
 家を買うとか保険はどうするとか
 子どもは何人欲しいだとか
 将来への設計をリアルにしていきますよね。

 政治家を選ぶこと(=投票)とは
 この作業と全く同じです。

 だからこそ情緒的な理由では無くて、
 しっかりと未来を見据えて
 リアルな意味での『選択』をしてほしいのです。

 一方で、若い人たちの多くが
 マニフェストや政策を読んでから投票しようと考えることは
 未来に対する危機感の違いからかもしれません。

 危機感や緊張感からしか
 新しい未来はひらけないと思います。


 フジノにとって小泉内閣は
 年金改革もできなかったし、
 社会保障制度についてサービス低下を促すことばかりで
 とても低い評価をしています。

 これらに対してリアルに危機感を持てば、
 「横須賀市民だから小泉さん」なんて安易には思えません。

 しっかりと政策を読んで、候補者の考えを聞いて、
 それから自分自身でじっくりと考えて
 投票をしたいと思います。

 大人として、次の世代を守るためにも。



2005年8月9日(火)のフジノ
● うう、情報が無い...

 未確認情報なのですが、
 今日の夕方頃に
 厚生労働省から関係各所にFAXが届いたとのことですが
 福祉業界関係者のみなさん、FAXは来てますか?

 もし、来ていたら内容を教えてくださいませんか。
 (こちらまでメールください!)

 内容的には、

 (1)平成18年1月の『自立支援医療』の開始は無くなった

 (2)秋の臨時国会に法案を再提出する予定である

 (3)秋の法案成立を前提に、
  平成18年4月からもろもろの制度は開始予定である

 みたいなことが書かれているそうですが、
 この真偽が知りたいのです。

 (1)は法律が審議未了で廃案なのですから
 「当たり前だろう!」という感じですが
 (2)と(3)が書かれているとしたら
 それは絶対に許せない、とてもおかしなことなのです。

 国会が解散されている状況で
 何故に事務方(役人)がそんなことを勝手に言えるのか、
 これでは『官僚による政治』でメチャクチャです。

 ともかく昼間に全く動けなくて
 情報が得られません。

 どなたかHPをご覧の方で
 この正確な情報を持っている方がいらしたら、どうか教えて下さい。


● ついに横須賀にスワンベーカリーができます!やった!

 今日、京浜急行株式会社の
 プレスリリースを見て、喜びでぶっとびました。

 こちらをご覧下さい。

 来年1月に「スワンベーカリー県立大学店」がオープンします!

 京浜急行の特例子会社である
 京急ウィズがついに挑戦することになりました。

 素晴らしいと思います。

 フジノにとっては
 2つの意味で大感激でした。

 何よりも1番目に、スワンベーカリーが
 横須賀でオープンするのはフジノの悲願でした。

 2番目に、京急ウィズの可能性を信じていました。
 まさにそんな想いに応えて下さいました!

 去年の9月議会でも、
 民生常任委員会でこんな発言をしています。


 <平成16年9月21日・民生常任委員会>



 今、(特例子会社の)誘致のことをお聞きしたのですが、
 既に特例子会社として
 市内の「障がい」のある方々を雇用している会社もございます。

 例えば、京急ウイズという会社がございます。

 京浜急行の特例子会社なのですが、
 より多くの方々を雇用していただくように
 京急との定期的な話し合いなどを通じて
 要望していただけないでしょうか。

 現在は汐入駅と横須賀中央駅の
 清掃業務を行っているのですが、
 駅を南下していくような形で
 雇用する人数をふやしていただくことはできないでしょうか。

 こういった要望をぜひ伝えていただきたいのですが、
 いかがでしょうか。








 障がい者の雇用につきましては、
 雇用している先へ私どもも出向きまして、
 いろいろ意見交換をさせていただいておりますので、
 そういった機会、
 あるいは京浜急行、親会社の方になろうかと思いますが、
 そことの情報交換会もございますので、
 そういった中で
 障がい者の雇用をさらに受け入れていただくよう
 要望してまいりたいと存じます。



 何よりも京急ウィズ・熊谷社長を始めとする
 関係者のみなさんのご尽力に心から感謝を申し上げます。

 本当に本当に素晴らしいことです。
 ありがとうございました!本当に良かったです!

 どうかオープンの際には、
 本当においしいパンですからみなさんぜひお買い求め下さいね。

 すっごく素敵なニュースでした。
 うれしかったです。本当に良かった(涙)。


● 忙しい、厳しい、苦しい

 今日も病院実習でした。

 2日目ということでかなり慣れて
 精神科医療について『感じること・考えること』がたくさんある中にも
 実習そのものには少しだけ気持ちに余裕ができつつあります。

 しかし、実習も大変だけれど
 僕の家族がメチャクチャ(涙)。

 現在も植物状態にある父(丸8ヶ月間経ちました)、
 その父の状態につられるように
 心身ともに崩れてしまっている母。
 結婚して家を出た姉妹も母を看るため
 実家に帰ってきてくれたりしつつもとてもキツそうです。

 今、僕の家族は率直に言って
 大きなピンチだと思います。

 そんな中での実習なので
 帰ってきても気が休まりません(涙)。

 当然ながら本業である政治家として
 市民の方々からの相談メールにもお返事を出していますし、
 9月議会に向けて
 もちろん質問づくりの準備をしています。

 政治家として働くことと精神保健福祉の勉強との2足のわらじ、
 どこかで履くのをやめなければならないのかもしれません。

 参ったなあ...。実習、辞めなけりゃいけないかもなあ。


● この重みを体験している政治家が必要だとこころから信じる

 精神保健福祉の世界に関わり始めて
 もうかれこれ14年以上が経ちました。

 だから基本的にどんなことも驚かないし、
 毎日たくさん相談を受けてもへっちゃらなのは
 その日々の積み重ねがあるからと思います。

 ただ、今回実習にあたって
 今まで『学生』『ボランティア』『政治家』のどの立場を使っても
 どうしても入ることができなかったところに
 『実習生』という立場のおかげで
 入ることができています。

 わずかまだ2日ですが
 本当に体験して良かったとつくづく感じています。

 これは楽しいとかそういう意味では無くて
 話として聞いて間接的に知っているのではなくて
 実際にそこで過ごして直接的に体験しなければならない、
 という意味で僕は体験ができて良かったと感じているのです。

 けさ、実習中のことを夢に見ました。

 精神保健福祉の世界と関わってきて
 もうそれこそ本当にいろいろな出来事(基本的に苦しいこと)に
 出会ってきて、もう最近ではそれらについての
 夢を見ることは無くなりました。

 そんな14年の体験をもってしても
 夢に見るくらいに
 今、自分が体験していることは自分にとって意味があります。

 今日も、自分の信念では絶対にやりたくないことを
 (けれども現実の場面では多くの場合に必要なこと)
 自分自身がこの腕でやりました。

 こういうことを体験として知っている政治家が
 絶対に必要だと僕は確信しています。

 今は、日本社会事業大学の
 学生という立場での実習なのですけれども
 過ごしている日々は
 必ずこのまちの政治家として
 多くの場面で生きていくと思います。



2005年8月8日(月)のフジノ
● 解散、バンザイ

 国会が解散される時に、
 政治家たちは議場で「バンザイ」と叫びます。

 小学生時代からあの光景がバカみたいで
 大嫌いだったのですけれども、
 今回の解散だけは、フジノも「バンザイだ」と思いました。

 これであの『障がい者自立支援法案』も廃案になりました。
 バンザイ!


 本当に良かったです。

 病院実習のあいまも気になってしかたがなく、
 実習が終わった17時30分頃、
 スタッフの方が否決されたことを教えてくれました。

 今回の解散について
 いろいろな人がこれから評論家くさいことを
 しばらくのあいだいろいろグダグダと言い続けるでしょう。

 けれども、障がいのある方々とそのご家族、
 福祉業界関係者にとっては、本当に解散になって良かったです。

 どうせまた、次の新しい内閣が
 財務省と厚生労働省によってタイトルだけ変えた
 同じ法律案を秋の臨時国会に提出してくることでしょう。
 (厚生労働省のある役人が言っていました。これは確実でしょう)

 けれど、これで少なくとも選挙が来月に終わるまでは
 政府は動けなくなりました。

 このタイミングを逃さずに
 全国の障がいのある方々と一緒に力を合わせて
 新しい障がいのある方々の福祉はどうあるべきかを考えたいです。

 とにかくみなさん、本当に良かったですね。
 暑い日々にデモ行進をされたり
 国会に傍聴に行って下さったみなさん、
 本当にありがとうございました!


● フジノにとっての、小泉改革とは

 小泉改革とは、郵政民営化・社会保障制度改革・税制改革と
 あらゆる分野(それこそ「聖域をもうけない」)での
 これまでの制度の『解体』でした。

 その思想自体は正しいです。

 例えば、天下りの廃止(実現してません)、道路公団改革、とかね。
 完全に間違っている制度を止めるという意味での
 『構造改革』は正しい発想です。

 けれども、この数年でハッキリしたのは
 そこには「何を守らなければならないのか」という思想が
 すっぽりと抜け落ちていた、ということです。

 特に、医療費の問題、高齢の方々の医療費の問題、
 支援費制度の問題、介護保険の問題など
 社会保障分野での問題意識の低さにはガッカリさせられました。

 こういうものは改革とは呼べません。

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 では、郵政民営化は改革と呼べるのか、について
 フジノなりの想いを記します。

 かつて小泉首相が総理になんかなるずっと前、
 郵政民営化論をたった1人で主張していた頃の著作を
 フジノはかつてたくさん読みました。

 当時、小泉さんが問題点として挙げていたこと、
 とても共感することができました。

 しかし、財政投融資の問題をはじめとする
 いくつかの問題点については解消されつつあります。

 郵政公社を弾力的にさらに経営できるように
 マイナーチェンジするだけで小泉首相の狙いは実現しそうに思います。

 また、郵便事業を凌駕するように
 クロネコヤマトをはじめとする宅配各社が非常に
 経営努力をしています。

 これらの働きは民営化なんて無くてもなされました。 
 これが民間企業の持つ底力です。

 そんな現在の状況をちゃんと把握した上で、
 今回の郵政民営化論争を見れば
 本当に今、問題が山積みのこの日本という現状を見ていけば
 郵政民営化する必然性があったのかどうか
 大いに疑問です。

 これらの意味で、雄人のHPとは逆で
 フジノは郵政民営化には反対です。

 別に郵便局の方々の応援もいらないし、
 民主党でも無いし、自民党もキライです。

 小泉さんは、雄人の言うようにフジノにとっても
 同じ高校に通っていたOBにあたります。

 だからって、そんなもの何もカンケーない。
 先輩だなんて思いたくもない。

 まちがった構造改革(本当は構造改革とは言えない)が
 ずるずると進められていく国会をいったんリセットする為には
 解散することが最も有効な選択肢だったと思います。

 小泉首相が行なった、たった1つの正しい行いは
 これまでハンセン病の方々の国への告訴に対して
 控訴しなかったことだと思ってきました。

 でも、もう1つ加わりました。

 国会を解散したことです。


 いずれにしても、障がい者自立支援法案が廃案になり
 少し時間的に余裕ができました。

 全国の福祉関係者のみなさん、
 今回のこの法案に対してどんな取り組みをしたかということを
 きっちりと調べて、選挙にのぞんでくださいね。


● 横須賀市の平成16年度決算(速報)

 全議員あての資料でこちらが送られてきました。

 もちろん詳しい中身を見なければ
 コメントすることはできませんが、
 とりあえず速報値によると

 昨年度との比較によると、
 実質収支差額はマイナス9億5945万2000円でした。

 9月議会は決算議会ですので
 このあたりのことをじっくりと議論していきたいです。


● 実習、行ってよかった

 まだ1日目ですが、
 ものすごくたくさん悩みますし、たくさん考えさせられます。
 苦しいし、初日の今日で辞めたいくらいです(涙)。

 だけど、この体験は政治家フジノにとって
 絶対に必要な体験だと思います。

 自分の体験の引き出しが増えていき、
 強い想いがますます強くなると確信しています。

 市民の方々の相談業務にはさしつかえていますが、
 どうかご理解下さい。明日もがんばります。



2005年8月7日(日)のフジノ
● 明日からしばらくお昼はご相談をうかがえません

 みなさまにはすみませんが
 すでにお知らせしたとおりで8月いっぱいは
 実習やスクーリングなどのために、朝から夕方まで全く動けません。

 市民相談につきましては、基本的にはメールで受け付けて
 夜にそれらのメールをチェックして
 電話またはメールで返信をさせていただきます。

 また、市役所のみなさまにも
 日頃は電話で質問しているようなささやかなことも
 みなさんの業務時間中には電話をかけることができないので
 メールにてヒアリングをさせていただきます。

 9月議会目前なので
 いろいろと質問させていただくことが多くなると思いますが
 どうぞよろしくお願いします。


● 明日はぜひとも衆議院を解散してほしい

 解散が決まれば、障害者自立支援法案も廃止されます。

 この件について今日の朝日新聞2面では
 法案が廃止されれば福祉予算が使用することができずに
 現場が混乱に陥る、という主旨の内容が書かれていました。

 これは明らかに間違いです。
 朝日新聞のプロパガンダです。

 この法案が通らなければ混乱が起こる
 →だからこの法案を通せ


 こういうロジックを
 厚生労働省の人々や障がいのある方々の団体トップが
 よく使っていました。しかし、これは詭弁です。

 本来、厚生労働省は予算を組むときに
 成立するかどうか分からない法案を前提にして予算を組むだけで
 否決されたり廃案になる可能性(リスク)を前提にして
 リスク回避のための手段を考えていないのでしょうか?

 国の役人がリスクヘッジをしていないとすれば
 それは無能の証です。責任を取るのは障がいのある方々では無く、
 当然のこととして厚生労働省が予算を確保するのが義務です。

 法案が否決されたり廃案になった場合を考えないなんて
 それは東大法学部卒のお役人ならば
 当然のこととして考えていなければなりません。
 (これは民間企業なら当然のリスクヘッジです)

 廃案になるべき法案ですから、
 明日、ぜひ衆議院は解散してほしいです。

 そして、法案不成立のつけを当事者の方々に回すことなく
 もちろん地方自治体の現場につけを回すことなく、
 しっかりと厚生労働省の中でカタをつけてほしいと思います。

 *同じような記事を毎日新聞も書いていたようです。がっかり。
  詳しくはこちらのブログをご参照下さい。フジノと同意見ですね。


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