まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年11月30日(水)のフジノ
● 職員を信じすぎて裏切られた

 けさの神奈川新聞(よこすか欄)の記事と
 一柳議員のHP(11月30日分)をご覧下さい。

2005年11月30日神奈川新聞


 市民病院の駐車場再編(第3駐車場に集約)に関する
 職員の問題についてです。

 閉鎖したはずの第2駐車場(病院にはより近い)を
 市民病院側が仲介して
 病院職員が借りて利用していたのです。

 市民病院を利用してくださるみなさまには
 まだ橋がかからない為に長い距離を歩いてもらうことになる
 第3駐車場(本当はここだけに一本化した)を使ってもらっているのに。

 何故こんなことをしたんだ。

 実は、フジノはかなり早い時期に
 この問題を市民の方から通報を受けていました。

 しかし、

 「それはうわさですよね。
  さすがに市民病院職員がそこまではしないでしょう。
  これだけ批判をされている病院で
  そんなことをしていたら
  本人たちが自分で首を絞めることになるわけですから」

 と、その市民の方に答えてしまい、
 現場を訪れて調査もせずに
 フジノは話を終えてしまいました。

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 もう、あきれて物が言えません。

 市民病院の内側からの変化に期待してきました。

 赤字を垂れ流すだけでなく
 市民満足度も低い
 このままの市民病院ではたちゆかないことを自覚して
 内側から改革の動きが起こってほしいと職員を信じてきました。

 けれども、そんなことを信じた自分に怒りを覚えます。

 自浄作用なんてもう絶対に期待しない。

 市民病院について今後どんなにささやかなことであっても
 毎回必ず現場に行き、
 しつこく調べて、
 どこまでも議会で質問をして、徹底的に改善させます。


● HPに掲載しました

 昨日行なったフジノの一般質問
 提出されている約50の議案中で昨日採決された3本
 それぞれにHPに掲載しました。


● フジノの政策が実現に向けて動き出しました

 昨日11月29日の閣議

 『公営住宅法施行令の一部を改正する政令』
 (国土交通・財務省担当)

 が閣議決定されました。

 これは、具体的にどういうことかというと...。


  精神障がいのある方
  ・知的障がいのある方
  ・ドメスティックバイオレンスの被害を受けている

  これらの方々の公営住宅への『単身』での入居を認め、
  自立支援を後押しする




 やった!

 これはフジノが政策として提案してきたことなのです。

 国の公営住宅法がダメなので
 「横須賀市単独で条件を変えられないか」と提案してきました。
 (2004年5月27日本会議・一般質問)

 当時、市長の答弁はダメだったのですが
 1年半が経って、国が動きました。

 もともと国の『公営住宅法』とその『施行令』に対しての改正を
 望んでいる立場からの質問だったので
 むしろ望みどおりの結果になりました。

 まだ実行されるまでには時間が少しかかると思うのですが
 これはかなり大きな前進です。



2005年11月29日(火)のフジノ
● 一般質問を終えて

 今日の一般質問は、
 政治家になって初めて壇上でマジギレしました。

 「要するに市長の原子力空母反対は本気ではないのだ」

 と、11人もの一般質問を終えて
 激しい徒労感を感じました。

 市民と連携するつもりもなく、
 市議会のエールにも応えるわけでも無い。

 それが蒲谷市長の
 原子力空母配備問題への取り組み方だと分かりました。

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 今日の本会議では、多くの議員が
 原子力空母配備問題で一般質問に立ちました(11人中8人)。

 特に、原田議員の質問からはこの活動にかける想いが伝わり、
 佐久間議員の質問からは熱い想いを感じました。

 特に、佐久間議員の質問からは
 苦渋の決断をもってその質問を行なったであろうという
 想いが感じられました。

 この日本という国で政治家という同じ職業をしている人間であれば、
 あの質問をせざるをえなかったということに
 誰もが痛いほどの『気持ち』を感じたはずです。

 それを、市長は流しました。

 この答弁を聞いた時に
 激しい怒りでいっぱいになりました。

 一般質問の順序が後だったフジノは(11人中9番目)、
 先輩議員たちのカタキを取る気持ちで
 自分の質問に立ちました。

 しかし、何も得ることはありませんでした。

 怒りだけでなく、
 市長への大きな失望がやってきました。

 つまるところ、訪米してみたりはするけれど
 市長の原子力空母への反対は本気ではないのだ、と感じました。


● 本当の『市民のための市長』になるために

 市長は、市長選挙の結果が
 わずかな差での厳しい勝利であったことから
 反対陣営も含めた市民全体から認められる市長になろうと
 タウンミーティングを行なうなどしてきました。

 けれども、本当の意味で
 横須賀市が今1つにまとまれるとするならば
 「原子力空母は絶対に母港化させない」ということ以外には
 ありえないのです。

 タウンミーティングを何十回やろうとも
 原子力空母を阻止できなかったとすれば
 市長はもう信頼ゼロになります。

 市民のみなさまの協力を求めながら
 取るべき全ての手段を行なうのです。

 市長ひとりにできることは限られている。

 だからこそ、反対を表明している全ての自治体と連体して、
 また原子力艦船事故が起これば被害を受ける
 関東全域の自治体とも連携するのです。

 クリスマスシーズンにアメリカに行っても
 何か意味があるのでしょうか。

 「市議会が開会中だからその時期しか行かれない」

 と市長は言うけれど、訪米して反対を訴えるためであれば
 市議会の開会日程なんて
 いくらでもずらせるのだから
 「そうさせてほしい」と市議会に頼めばいいだけのことなのに。
 (そもそも市議会の召集権は市長にあります)

 市議会は全面的にバックアップすると
 何度もエールを送ってきたのに。

 配備を止めるには
 本当に、時間が無いのに。



2005年11月28日(月)のフジノ
● 明日の一般質問は11人です

 フジノは11人中、9番目に質問します。


● 最悪な法律を少しでもましな方向に変えていく継続的努力を

 厚生労働省が『障害者自立支援法に関する政省令』について
 パブリックコメントの募集を始めました。

 パブリックコメント制度そのものが
 「本当に機能しているのか?」という疑問は
 フジノ自身も持っていますが
 それでもみなさんにも利用していただきたいと思います。



2005年11月27日(日)のフジノ
● 『13歳のハローワーク』がHPになりました

 フジノがリスペクトしている小説家の
 村上龍さんが出版して
 ものすごく評判になった『13歳のハローワーク』が
 10月中旬からHPとしてオープンしました。

 内容もこれからさらに充実していく感じです。
 ぜひご覧下さい。



2005年11月26日(土)のフジノ
● 数値目標がついに設定されました

 フジノにとって、政治生命どころか
 人生をかけた仕事である『自殺予防総合対策』の実現ですが
 また1つ、フジノの想いが政策として実現しました。



  横須賀市は、自殺予防に
  数値目標を導入したのです!


  H17年現在94人→H22年75人以下

  (新健康よこすか21「第2章(3)休養とこころ」



 当選した2003年から
 市議会で「数値目標の設定を!」と訴え続けて
 2年がかりで実現することができました。

 本当に良かったです。

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 フジノはしばしば「政策が実現しました!」と書きますが
 その実現の影にはたくさんの市職員の努力があります。

 関係された全ての方々に
 感謝の気持ちをあらわしたいと思います。

 市長・副市長・健康福祉部長・保健所長・健康づくり課長、
 保健医療対策協議会のみなさん、
 そして、いつも現場の最前線で働いてくれている
 精神保健福祉班のメンバーのみなさん。
 本当にありがとうございます。

 パブリックコメントを終えて
 正式な計画となるまでにはもう少し期間がありますが、
 これから先は数値目標の実現に向けて
 どうか一緒にがんばっていって下さい。よろしくお願いします。


● フジノの数値目標実現までの道のり 

 2年前、沢田市長を相手に
 フジノは初めて自殺予防対策について質問をしました。

 本当に、言葉にするのもつらい、
 けれどもこれを実現するために政治家になったのだ、
 という想いの板ばさみで
 とてつもなく苦しかったのを覚えています。

 一般質問を終えた後は
 動悸が続いて真っ暗な穴に落ちたみたいな日々が
 かなり長い間にわたって続きました。


(2003年12月議会・本会議)



 最後の質問に移ります。

 現在の横須賀市には
 自殺に対する数値目標が一切ありません。

 国の場合、2000年に策定された『健康日本21』では、
 2010年までに自殺死亡者数を
 2万2000人に減らすことを数値目標として掲げています。

 しかしながら、『健康日本21』の中での
 自殺予防の扱いは、わずか1ページだけです。

 1年半かけて作った、と
 報告書の文頭には誇らしげに書かれていますが、
 自殺についての担当部門である
 『休養・こころの健康づくり』分科会は
 完成の数カ月前に発足して
 分科会自体もわずか数回行われただけでした。

 これが実態です。

 このような国の施策のもとで
 横須賀市がつくり上げた『健康よこすか21』ですから
 自殺についてほとんど取りあげられていない
 のも仕方がないのかもしれません。

 例えば、36ページもある
 この(冊子掲示)『健康よこすか21』の中で
 歯医者さんの『歯』という単語が47回も使われているのに
 市民の死亡原因の第6位である『自殺』という単語が
 たった3回しか使われていないのも
 情けないけれども
 仕方がなかったのだと受けとめることに決めました。

 しかし、今日このように
 一般質問の場で
 このまちの自殺の現実をついに公にすることができた以上は
 もはや国がだらしがないからと
 国の責任にすることはもう終わりにすべきです。

 今日からは
 横須賀市の自殺の問題は
 横須賀市の問題として取り組むべきです。

 そこで、これまでの現状説明などを踏まえて
 市長に提案したいのは

 数値目標として
 自殺について横須賀市は10年間で自殺ゼロを
 掲げていただきたいのです。


 この数値目標は、
 フィンランドのレンクヴィスト教授の発言を根拠にしています。

 フィンランドでは、高い自殺率を深刻に受けとめて、
 自殺予防対策に取り組んできました。

 そして、自殺率を下げることに成功してきました。

 その指導的な役割を果たしてきたのがレンクヴィスト教授で
 彼がこう述べたのです。

 自殺の実態を把握して
 現実的な対策をとるのには、最低10年はかかる。

 ならば、私たち横須賀市もじっくりと腰を据えて
 10年間かけて自殺をゼロにしましょう。

 市長、市長もかつて思春期のころに
 きっとショーペンハウエルの『自殺について』
 読まれたことと思います。

 岩波文庫では、1952年の初版以来
 64回も版を重ねている
 そんな哲学の不朽の名著です。

 この偉大な哲学者は、
 自殺のことを自由意志で選べることのできる
 人間の崇高な権利だと述べています。

 人の真実は死によって消されることはない、そう述べています。

 ショーペンハウエルの『自殺論』は、
 時を越えて、今も若者の心をとらえて読みつがれ、
 私自身も思春期には確かに心をひかれました。

 しかし、現場を体験して
 今はっきりと言えることがあります。

 ショーペンハウエルの考え方は
 1700年代の哲学者の机上の空論であり、
 2003年の現実には全く即していません。

 自殺は人間に固有の権利などでは決してなく、
 人はみずから死を選ぶ権利があるなどといった
 なまやさしい現実は1件も存在していません。

 現実に、この国で自殺に追い込まれた人々は
 犠牲者です。

 みずから自殺を口にするような人々であっても
 「死にたい、死んでしまいたい」という気持ちと
 「痛みをとめてほしい、もう1度生きていたい」、
 そういう気持ちの間で
 激しく揺れ動いているというのが現実であり、
 自殺の本当の姿です。

 だからこそ、
 私たち政治と行政がしなければならないことは
 評論家のように複雑な社会背景を分析したりすることではなく、
 ワイドショーのようにセンセーショナルに騒ぐことではありません。

 私たちは政治家であり、
 市長を初めとする職員の皆さんは行政マンです。

 自殺の背景に存在する社会病理を解説したり評論することは、
 私たちのなすべき役割ではありません。

 そんなことは、
 社会学者やワイドショーでしたり顔でコメントをする評論家に
 任せておけばよいのです。

 私たち政治家、そして行政マンの本当になすべきことは
 あくまでも自殺の実態を正確に指摘して、
 自殺は予防することができる、
 そういう前提で徹底的に闘うことです。

 自殺とは、みずからの意思で選択した死というよりは
 絶望に圧倒されてしまった人々が、
 ほかに何も解決策が与えられずに
 強制された死である
 ということをどうか理解してください。

 政治と行政というあらゆる手段を駆使して
 現実的な予防対策をとっていくことだけが
 私たちに求められていることなのです。

 市長、どうか数値目標を設定してください。

 そして、あらゆる施策を実現して、
 神奈川県第4位という
 このまちをむしばんでいる絶望を取りのぞいてください。

 自殺の犠牲者は
 必ず私たちの手で減らすことができるはずです。

 どうか、自殺の犠牲者と
 その遺族を取り巻く状況についての真の理解をお願いいたします。

 遺族の1人として、心からお願い申し上げます。






 現在は数値目標化されていない自殺予防対策を、
 全国に先駆けて、
 本市は「10年間で自殺犠牲者ゼロ」を
 具体的に宣言すべきではないかとの御提案がありました。

 自殺は本当に痛ましいものであり、
 あってはいけないものだと思いますが、
 種々の状況のもとで行われるものであり、
 それを防ぐ絶対的な決め手がない以上、
 10年間で自殺ゼロというような
 行政としての数値目標として掲げることは困難である
 と思います。

 保健所を中心に、
 こころの健康づくりなどの地道な施策を着実に進めていき、
 それが少しでも自殺を予防するのに
 効果があればと願っております。

 以上であります。




 それから、フジノはしつように質問を続けました。
 あらゆる機会をねらって質問しました。

 「10年間で自殺ゼロ」は
 政治家フジノ個人の目標とすることに方針を転換して
 横須賀市には「とにかく数値目標そのものを設定してほしい」と
 働きかけを変えました。

 そして、2年が経ちました。
 今年の9月議会。


(2005年9月議会・本会議)



 次に、数値目標の設定について質問します。

 現在の横須賀市には、自殺予防の数値目標が一切ありません。

 数値目標を掲げることは、その問題に対して
 いかに真剣に取り組んでいるかの姿勢をあらわします。

 同時に、その目標達成の為に
 「有効な努力を行なう」必要性を意味します。
 数値目標に縛られることへの不安や
 取り組みの前途への懐疑はあるでしょう。

 しかし、数値目標を市民に示すことは
 「横須賀は自殺予防に真剣に取り組んでいる!」という
 アナウンス効果を与え、それだけでプラスの影響を及ぼします。

 ぜひ数値目標を設定して下さい。

 国は「健康日本21」の中で、
 2010年までの自殺予防の数値目標を掲げています。

 そこで、本市も現在改訂中の『健康よこすか21』に
 自殺予防の数値目標を盛り込むべきだと思います。

 市長の考えをお聞かせ下さい。






 自殺予防の数値目標化についてでございますが、
 『健康よこすか21』につきましては
 現在、新たな『健康増進計画』として策定中でございまして
 保健医療対策協議会に諮問をしております。

 自殺に関する数値目標についても
 計画化をする方向

 検討中の段階でございまして
 年度内には答申されることになりますので
 その答申を尊重したい、と
 このように思います。


  


 この答弁を聞いた時には
 心底うれしくてたまりませんでした。

 というのも、市議会で一般質問をする前には
 事前に何度もヒアリング作業を行ないます。

 その時点では数値目標化は
 かなり難しい、という感触だったからです。

 当然にその感触にそった答弁が
 本会議でも繰り返されることが多いのです。

 しかし、今回は本会議の場で(もちろん良い意味で)
 くつがえされたのです。

 さらに、この答弁を得てからも
 保健医療対策協議会の答申がどうなるか、
 待っていました。

 協議会の検討の場に
 傍聴に行くこともできたのですが
 あえて答申を待つことにしました。

 そして、先日のこと。

 ついに新しい健康増進計画
 『新健康よこすか21』が郵送されてきました。

 1ページずつ、読んでいきました。

 ドキドキしながら読みました。

 やがて、数値目標を発見しました。

 わずか1行にしか過ぎないものですが
 僕はその1行にクギ付けになりました。

 良かった...。

 涙が出ました。

 2年半の苦しい政治家としての日々が、
 ムダではなかったと感じました。

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 きっと世の中のほとんどの人々には
 この数値目標の持つ大きな大きな意味は分からないだろう。

 けれども、自殺予防対策に人生をかけている
 僕たちにとっては、こんなにすごいことは無いんだよ。

 先日、世界自殺予防デーのフォーラムを
 国連大学で成功させた『NPOライフリンク』の仲間に
 メーリングリストで連絡をしました。

 フジノスタッフにも連絡をしました。

 喜んでいる間もなく
 すぐに本会議が始まります。

 これからも活動を緩めることは
 決してありません。29日の一般質問もガンガンやります。

 闘わねばならない問題は
 原子力空母配備の問題をはじめとして
 成立した障害者自立支援法による激変を少しでもやわらげることなど
 尽きることなく目の前にあります。

 けれども、
 「政治家として1つの目的を叶えた」という達成感が
 静かに今、僕のこころの中に広がっています。

 僕に投票してくれた方々には悪いけれど
 もう引退しても許してもらえるかな、と想ってみたりしました。

 まだまだふつうの暮らしには
 戻してもらえないのは分かっているけれど
 今は少しだけ、休みたいなあ
 と思いました。

 さて、一般質問の原稿作成に戻ります。

 早くも夜中の3時11分。
 朝までに原稿をしあげなければ。



2005年11月25日(金)のフジノ
● 一般質問の発言通告書を提出しました

 また徹夜してしまいましたが
 29日の本会議で行なう一般質問のための
 発言通告書が何とか締め切りまでに完成できました。

 こちらです。


  1.平成埠頭への高級リゾートホテル等建設について

 (1)9月29日の市議会本会議にて、
  住民組織が行なったアンケートをもとに
  「平成埠頭の都市的利用の必要性は
  大多数の地元住民が必要性を感じている」と市長は答弁したが、
  このアンケート集計結果を
  市長は自分自身でご覧になっているか。

 (2)答弁で市長は「滞在拠点として期待をしている」と述べたが、
  アンケート結果では
  ホテル建設への賛成はわずか0.8%であった。
  この結果からも明らかな通り、地元住民は
  平成埠頭をホテルとして利用することを明らかに望んでいない。
  答弁とはかけ離れているこの結果を、市長はどう考えているか。

 (3)本来ならば、平成町マンション群の住民は
  新しい地域社会としての一体感を持っていくべき時期に、
  明らかに行政のこの計画のせいで
  住民同士に感情的なしこりが作られてしまった。
  このことに対する行政側の責任は非常に大きいが、
  市長はどのように考えているのか。

 (4)蒲谷市長がめざす「元気な横須賀」は
  地域住民が一体化してこそ実現できる。
  行財政改革を推進するには
  採算性の低い計画はゼロベースで見直すことが必要である。
  こうした観点に立てば、
  平成埠頭へのホテル建設は白紙撤回し、
  市民ニーズに合った土地利用へと変更すべきではないか。


  2.障害者自立支援法成立に伴う本市の対応について

 (1)経済的に苦しい精神障がいのある方々が
  病院の中ではなく地域の中での暮らしを可能にしてきたのが
  国の「精神科通院医療費公費負担(通称32条)制度」だが、
  さらに先進的施策を進めてきた本市では
  本人負担ゼロでの受診が可能となり、
  多くの人々が救われてきた。
  しかし、国は32条の廃止を決定し、
  来年度から本人負担が2倍に激増する為、
  地域生活の後退が懸念される。

  一方、本市では今後も補助を継続する
  本年3月22日の民生常任委員会での
  健康福祉部長の答弁により確認した。
  市長が交代したので再度確認するが、この方針に変更は無いか。

 (2)「3障がいは1つ」の理念が法に明記され、
  これまで障がい種別で異なったサービス体系の一元化が図られる。
  障がい程度区分・ケアマネジメントなどを始めとする
  今後の3障がい共通での取り組みを円滑に行なっていく為に、
  健康福祉部内の改組が必要ではないか。


 3.原子力空母の配備問題について

 (1)政治は『結果責任』であり、もしも原子力空母が配備された場合、
  蒲谷市長の責任は重大である。
  配備阻止に対する市長の決意を、
  進退を含めて、改めてうかがいたい。


 (2)原子力空母の配備反対を表明している全自治体に対して、
  連帯して共同行動を取るように
  積極的に呼びかけていくべきではないか。
  また、反対を表明していない自治体であっても、
  原子力艦船事故が起これば被害を受ける
  東京湾一帯地域のあらゆる自治体に呼びかけ、
  国に対する反対行動を働きかけるべきではないか。


 (3)市民の世論を喚起する為にも
  「広報よこすか臨時号の発行」や
  「市民集会の開催」や
  「市役所に懸垂幕をかける」や
  「新聞やメディアへ意見広告の掲載」や
  「住民投票の実施」など、
  取りうる全ての施策を
  即時かつ積極的に行なうべきではないか。


 (4)市民団体が行なっている署名活動は
  蒲谷市長の公約である
  原子力空母反対を応援するものであったにも関わらず、
  「(署名活動を一緒に行なうことについては)勘弁してほしい」と
  記者会見で発言した真意はどこにあるのか。
  しがらみを超えて、市民・市・市議会が1つになって活動すべき時に、
  不適切な発言だったとは考えないのか。

 (5)積極的な情報公開を行なわなければ
  市民の不安は増すばかりである。
  仮にニミッツ級の原子力空母が配備されて
  何らかの事故が起こった場合、
  想定される被害状況はどの程度なのか。
  また、横須賀市が取りうる対策は具体的にどのようなことか。
  広く市民に伝えるべきではないか。

 (6)日米両政府は原子力空母の配備についての交渉を
  継続的に行なってきたと報道されているが、
  蒲谷市長は一連の交渉経緯を全く知らされていなかったのか。




 1.平成埠頭の高級リゾートホテル建設は
  やっぱり白紙撤回すべきです。

  それに加えて、この計画が平成町住民の方々のこころを
  引き裂いてしまった責任はとても大きいです。

  マンションがいくつも建っていて
  そもそも海に近いところと離れているところでは
  この計画に対する怒りの気持ちの大きさも異なるのです。

  その温度差を市は計画を進めるために
  利用したと僕は感じます。怒りでいっぱいです。


 2.反対し続けてきた気持ちに今も変わりは無く
  最悪な法律だと考えている障害者自立支援法だけれども
  成立してしまった以上、
  政治家である自分は
  ここから先は少しでもマシになるように
  現場で対応していくしかない。

  そんな想いに切り替えて今後は質疑を行っていきます。

 3.原子力空母配備の撤回を行なう為には
  まだまだやれることがあるはず。
  それが本気で市長がやらないのなら辞任すべきです。

 このまちは、間違った方向に流れかけています。

 原子力空母がいつ事故を起こすか分からない
 そんなすぐそばのホテルに泊まりたい人なんていると思いますか?


● 怒りで涙が出ました

 昨夜、関西テレビで
 『ザ・ドキュメント:カイカクの国〜自立支援という名の法律』という
 ドキュメンタリーが放送されました。

 障害者自立支援法によって
 厳しい状況に追い込まれる障がいのある方々の暮らし、
 総選挙の中で福祉を語っても誰も見向きもしてくれない中で闘う
 山井和則さん(フジノの尊敬する国会議員です)。

 この番組が、HP『フリーダム21』にて、
 メデイアプレーヤーで映像が配信されているので
 今日観ることができました。

 番組の中で、障害者自立支援法案が
 国会を通過した瞬間の映像が流れました。

 フジノもあの瞬間をリアルタイムで体験しているので
 ひどく悔しかった気持ちがよみがえってきました。

 涙が出ました。

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 障害者自立支援法のことを考えると吐き気がしてきます。

 僕は政治家である前に1人の個人なので、
 こんな法律が成立した国はまちがっていると思います。

 けれども、政治家である以上は
 気持ちを切り替えて
 現状を見つめてやれることを全てやらなければならない
 責任があります。

 この法案の存在を認めて
 市長と質疑をすること自体が個人としては苦痛ですが
 福祉のまちをめざす政治家として全力を尽くします。

 どうか、障がいのある方々には
 ご理解していただきたいとこころから願います。

 僕は今現在もこんな法律には反対です。
 けれども政治家としては
 成立したものを認めていかなければなりません。

 僕の何かが変わったり、失われてしまった訳では無いことを
 どうか分かってください。僕は変わりません。



2005年11月22日(木)のフジノ
● 第2回タウンミーティングin田浦行政センター

 本日、夜19時から21時まで
 第2回目のタウンミーティングが
 田浦行政センターで行なわれました。

 フジノは用事があって20時から参加。
 後半だけの参加ではありますが
 感想を書きます。

 今回も語られた内容についてではなく、
 タウンミーティングが定着して
 継続していく為にという視点から書きます。

 前回に比べていくつかの点が改善されていて、
 率直に評価したいと思います。

 中でも、前回とても不満だった質問紙による意見交換ですが、
 会場と直接の質疑応答を取り入れていました。

 質問紙を使い続けることには問題を感じますし、
 質問が長くなるとコーディネーターがさえぎってしまったり、とか
 市長が答えるべきところをコーディネーターが話してしまったり、だとか
 まだまだ問題はたくさんあります。

 しかし、前回の結果をもとに
 悪い部分は改めて良いことならば柔軟に取り入れる、という
 その姿勢自体は評価されるべきだと思います。


 ただ、唯一残念なのは、
 蒲谷市長の話しぶりが固くなってしまったことです。

 前回のタウンミーティングを
 フジノは批判しすぎてしまったかなあ...。

 失言を避けるためか慎重な話し方になり、
 それが結局は議会答弁ぽいトークになってしまいました。

 前市長に無くて蒲谷市長にある長所は
 ふつうの感覚に近いざっくばらんな発言にあると思います。

 時にそれが失言につながることもありますが、
 一方で、市民のみなさまに親近感を抱いていただける強みだと
 フジノは感じています。

 市民のみなさまに愛される行政の顔として
 ぜひ今後ともタウンミーティングを繰り返していってほしいです。

 そして、繰り返される中で感覚をつかんでいって、
 市長としての重みある発言をしつつ
 ユーモア感覚あふれるリーダーでいてほしいと願います。

 今後もタウンミーティング、がんばってください。
 そして、市民のみなさまに愛される行政に近づく努力を続けて下さい。


● 2回目の横須賀市立看護専門学校の戴帽式でした

 今日はお昼から、横須賀市立看護専門学校
 第2期生の『戴帽式』でした。

 昨年の第1期生の『戴帽式』にも
 参加させていただきましたが本当に感動しました。

 特に今年の学生32名の中には
 僕の知りあいも在学していましたので

 『看護師確保対策』を進めていく政治家としてだけでなく
 個人としても感慨深いものがありました。



 式次第は次の通り。

 開式のことば
 校歌斉唱
 戴帽の儀
 聖火伝達の儀
 誓いのことば
 学校長のことば
 横須賀医師会長のことば
 来賓のことば
 在校生のことば(昨年戴帽式を終えた先輩の言葉でした)
 花束贈呈
 閉式のことば

 今日を境に、学生のみなさんは
 厳しい実習の毎日へと進んでいくことになります。

 けれども、本当にやりがいのある
 リスペクトされる仕事です。

 苦しい時には仲間と助けあいながら
 どうか卒業して、世の中の人々のために働いてほしいと願います。

 みなさん、がんばってください!応援してます!



2005年11月24日(木)のフジノ
● 更新は金曜以降に行ないます

 市議会での一般質問の直前なのですが、
 日々が忙しくてHP更新が遅れています。

 申し訳ございませんが、
 金曜日以降に更新を行ないますので
 もうちょっと待っていてくださいね。

 報告すべきことは毎日たくさんありますので。

 ではでは。


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