まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2006年8月8日(火)のフジノ
● 横須賀は自殺対策に本気で取り組みます!

 横須賀市はフジノの提案を受けて
 世界自殺予防デーである9月10日に自死遺族の相談会を
 行なうということはすでに発表していました。

 さらに先日行なわれた蒲谷市長の記者会見で
 詳しい内容が発表されました。


       <自死遺族のこころの相談>


    日時:9月10日13時半〜16時


    場所:ウェルシティ市民プラザ3階


    要予約:046(822)4336まで



 ついに場所と時間が決まりました。

 さらに、毎日新聞が報道してくれました。
 かなり詳しく報じてくれています。

(毎日新聞06年8月8日朝刊・湘南版)
毎日新聞06年8月8日朝刊

 もちろんyahooニュースにも出ています。
 (こちらこちらです)



2006年8月7日(月)のフジノ
● 啓発活動の新しい展開

 第3回日本うつ病学会で注目していた
 いくつかの取り組みについて、改めて報告します。

 忙しくて体調を崩していたせいで
 すっかり報告が遅くなってしまいました。

-------------------------------------------------

 自殺予防総合対策を進めていく上で
 『正しい情報を1人でも多くの人に知ってもらう』ということは
 とても大切なことです。

 でも、実際にどんなふうに広報・宣伝するのか、は難しいんです。

 例えばこのまちでは、
 広報よこすかに毎年『うつ対策・自殺予防』の特集を
 載せてもらっています。

 第3回日本うつ病学会で
 フジノが注目していた取り組みの1つに

 『ビデオ回覧啓発によるうつ病理解を高める取り組みについて』

 というものがあります。

 ビデオテープ『こころの健康の輪』

「こころの健康の輪」ビデオテープ  これが
 ビデオテープの
 実物ですね。

プログラム1  プログラム1

 『こころの健康を保つ
  6つのポイント』

 3分間。

 青森県立
 精神保健福祉センター
 所長・渡邉直樹さん。

プログラム2  プログラム2

 『からだほぐし体操』

 3分間。

 京都大学非常勤講師
 健康運動指導士
 梅田陽子さん。

プログラム3  プログラム3

 紙芝居『聞き耳頭巾』

 15分間。

 秋田県由利本荘市
 由利総合支所
 保健師・
 熊谷けい子さん

 ほっとハート由利の
 みなさん

プログラム4  プログラム4

 『聞いてみましょう
  「うつ病」のこと』

 5分間。

 大館市立総合病院
 神経精神科部長
 田中治さん

プログラム5  プログラム5

 『のびのび体操』

 3分間。

 京都大学非常勤講師
 健康運動指導士
 梅田陽子さん。

プログラム5  プログラム5

 『まとめ』

 1分間。

 青森県立
 精神保健福祉センター
 所長・渡邉直樹さん。

 感想、すごく観やすかったです。

 全体でも30分しかないし
 1つ1つのプログラムが3分とか1分と短いので
 あっという間に観ることができます。

 視聴率86%だった、というのも理解できます。



● 大募集!市民病院についてご意見ください!

 8月15日14時から
 市民病院の院長・副院長をはじめとする病院管理部の方々と
 西地区出身の市議会議員6名とで
 意見交換の懇談会を行なうことになりました。

 市民病院改革は政治家フジノの大きなテーマの1つです。

 しかし、フジノの意見だけじゃなくて
 市民のみなさまにたくさんの意見を頂きたいのです。

 それらを全部お伝えしてきます。

 何でもどんどんご意見ください!
 よろしくお願いします!

 メールはこちらまで。



2006年8月6日(日)のフジノ
● 長野県民に強く失望しました

 夜20時過ぎにスタッフから緊急メールが来ました。

 「田中知事が落選した!信じられない」

 ...言葉を失いました。

 急いで事務所に向かって
 インターネットで情報を集めることにしました。

 NHKが速報で報じたらしいこと、
 残念ながら、もはや確定らしいことが分かりました。

 それから数時間、フジノは
 この結果について冷静に考えました。

-----------------------------------------------

 福祉を守る、いのちを守る、それが政治家の仕事である。

 そう信じる立場の政治家としてフジノは
 長野県知事選挙の結果には、強く失望しました。

 長野県・西駒郷での障がいのある方々の
 入所施設解体と地域移行の取り組みの素晴らしさ。

 長野県は障がいのある方々の福祉にとって
 素晴らしい先進地です。

 これは福祉に高い関心を持つ
 田中知事でなければできませんでした。

 田中知事の落選によって
 この国の障がいのある方々の福祉は
 また後退してしまう...。

 アサノ知事(宮城県)が3期で自ら引退してしまって
 『宮城県知的障がい者入所施設解体宣言』が立ち消えになりました。

 そして、田中知事もいなくなってしまう。

 あとは千葉県知事の堂本さんしか
 期待できる知事はいません。

 この国の福祉はどうなってしまうのだろうか。

 国がひどい施策を進めている中、
 地方自治体が必死にがんばるしかない状況です。

 そんな中、田中知事は確実に
 障がいのある方々の福祉を守ってきた1人でした。

 こういう人を落選させる市民とは
 いったい何なのか?

 僕は理解したいとも思わない。
 本当に失望しました。

 田中知事の人柄がどうとか、
 そんなマスコミが報じているような
 くだらないことが落選の理由なら
 そんなものは民主主義でも何でもない。バカバカしい。

 何故、政策と実績を評価しなかったのか!

 僕は本当に悔しいし
 ひどく失望している。

 かつて木村正孝さんと天木直人さんが落選させられた時、
 僕は横須賀市民にひどく失望させられました。

 また、合併によって巨大になった北秋田市の選挙で
 旧・藤里町で町議だった尊敬する方が落選させられた時にも
 本当に失望させられました。

 そして今、優秀な政治家であった
 田中知事が落選させられたことに対して
 本当に失望しています。

 この国の人々は、実績・仕事ぶりをちゃんと評価できないのか?

 政治家を何故、仕事で評価できないのか?

 本当に情けない。



2006年8月3日(木)のフジノ
● 横須賀市内のプール点検について

 埼玉県の市立プールでの悲しい事件を受けて
 横須賀市も
 市が管理するプールを全て調査を行ないました。

 その結果報告がありましたので
 こちらをご覧下さい。

 調査結果報告その1

 調査結果報告その2


● 9月議会に向けて

 このまちの市議会議員にとって
 6月議会と9月議会のあいだには公の行事が少ないので
 1年間では最も多く期間が取れる期間です。

 そこで、9月議会で行なう一般質問/委員会質問の
 ヒアリングや調べものや参考文献・資料の読み込みをしています。

 早くその成果を報告したいのですが
 少しお時間くださいね。



2006年8月2日(水)のフジノ
● 横須賀市には『横須賀市の失業率』というデータが無い

 今日は、市の経済部にヒアリング。
 雇用担当の方にお話をうかがいました。

 日本は『自殺率』と『失業率』が
 同じ動きをしている国です。

 つまり、失業率が高くなると自殺に追い込まれる人も増えるのです。

 そこで、このまちでは実際にどうなのかを
 失業率と自殺率のカンケーを調べることにしたのです。

 でも、結果から言うと
 「横須賀市単独の失業率」の統計データはありませんでした。

 失業者数の統計データは
 ハローワーク(=厚生労働省)が持っています。

 三浦半島には2ヶ所のハローワークがあって、
 (1)三浦市・横須賀南部
 (2)横須賀北部と横浜南部
 それぞれの担当地域の数字が合算されてしまっているそうです。

 三浦市と横須賀市と横浜市では
 人々の働き方は大きく異なります。

 だから、3市が合算されてしまっている統計データでは
 地域の実態を把握することは難しいです。

 市の経済部でも
 失業率を把握するためにデータの提供を求めているそうですが
 データが提供されるまでにはまだ時間がかかりそう、
 とのこと。

 それからフジノは自分でいろいろと調べてみたのですが
 これは横須賀市が悪いというよりは
 国の動きがニブいのです。

 例えば、総務省は2002年3月に初めて
 都道府県別の完全失業率を過去5年にさかのぼって算出しました。

 そんなデータが4年前まで
 国でさえ持っていなかったなんて
 本当におかしいですよね。

 国は動きが遅い、というのをつくづく感じます。

 でも、ともかく
 市の経済部と問題意識が共有できて良かったです。

 横須賀市の実態を知るためにも
 データが得られしだい、提供してもらえることになりました。


● 自殺率と失業率がリンクしない国をめざす

 繰り返しになりますが、
 日本は、失業率と自殺率がリンクしています。

 失業者が増えると自殺に追い込まれる人も増えるのです。

 逆に言うと、景気の良い時には自殺が減るわけです。

 しかし、フジノ的には、この先の日本を想像すると
 景気が良くなることは2度とありえない気がします。

 いや、正確に言うと
 『統計的』には景気が良いということにはなるかもしれません。

 でも、格差がもっと広がっていき、
 一部の人が裕福になるだけではないかと思います。

 つまり「好景気のおかげで誰もが救われる」ということは
 もうこの国にはありえないと思うのです。

 そこで『自殺を減らすには景気を良くする』と考えるのではなく
 景気の動きに引きづられない
 経済の動きに命がふりまわされない
 機能するセーフティネットのある国にしていくことが大切だと思います。

 実際にスウェーデンでは、
 1970年から2000年にかけての統計を見てみると
 失業率が高くなっても
 自殺率は減り続けています。

 フジノはそんな国こそ
 「政治が機能している国」だと思います。

 今の日本は
 『最も大切な存在である人の命』が
 『経済』にふりまわされる『とても弱い国』だと思います。


● 新しい『働く』と『はたらき』を提案していきたい

 それでは『命を守る強い国』に
 この国を変えていくことは可能なのか?

 フジノは可能だと信じています。

 まだうまく言葉にはできないのですが
 新しい『地域社会政策』をしっかりと提案していきます。

 今までとは違う、『働く』と『はたらき』を提案していくことで
 この国は必ず変わっていくことができると信じています。


→日記過去分の目次へ
→はじめのページに戻る