まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2007年4月14日(土)のフジノ(その1)
● 手作り選挙奮闘記(果たしてポスターを貼り終えられるのか!?編)

 横須賀市の選挙ポスター掲示板は
 合計で625ヶ所です。

 フジノのポスターは、もちろん僕自身も貼りますが
 お休みを利用して友達が手伝ってくれるのです。

 だいたい、1人あたり50ヶ所もお願いをしています。

 それがなんと昨晩からけさにかけて、
 5人もの方々から

 「インフルエンザが治らなくて、欠席させて!」

 という連絡をもらってしまいました。

 みんな、とても気を遣ってくれて
 ギリギリまで治るのを様子をみていたようなのです。

 でも、今日言われるとは、本当にキツイ!

 なんと250ヶ所も貼れないことになってしまいました...。

 いや〜、でも何とかのりきるぞ!

 「フジノは逆境に強い」

 と、よく友達に言われます。

 逆境は、好きでは無いのですが
 それでも逆境に追い込まれると

 「逆境が何だ!かかってこい!」

 と考えるタイプです。

 だから、明日15日から1週間で
 本当に市内625ヶ所全てにポスターを貼りだしてみせる!

 もしもあなたのお宅のそばの掲示板に
 フジノポスターが貼りだされていたとしたら
 それは僕の友達みんなの汗と涙(は出ないか)の結晶です。

 果たして、どうなる!?


● 手作り選挙奮闘記(果たしてハガキ2000枚を送れるのか!?編)

 実はいまこれを書いているのは夕方の16時20分なのですが、
 やっとハガキ(公選ハガキ)の両面のデザインが
 完成しました。

 完成したら、次は印刷です!

 先日お伝えしたとおり
 フジノの自宅のパソコンプリンターは古いものなので
 印刷にはものすごく時間がかかります。

 公選ハガキはポストに入れて送るのではなくて
 郵便局にまとめて持っていきます。

 そして、数をちゃんと数えてもらって
 受け取り済みのはんこをおしてもらいます。

 だから、印刷ができたものから送るということはできません。

 果たして、2000枚全てに印刷はできるのか!?
 果たして、2000枚を無事に全て送ることができるのか!?

 逆境だーっ!!

 『逆境ナイン』の心境ですね(笑)。

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 手作り選挙って、人の手助けもたくさんいるし、
 フジノ自身の事務作業がすさまじく多い。

 けさも朝4時まで友達と
 突然の欠席の多さをどう対処するかを話し合ってた。

 体はつらいし、眠れないし、頭はもうろうとしているし、
 友達と時にはどなりあってしまうこともある。

 でも、自分たちがやっているという確信があるからすごく気持ちいい。

 政党って入ったことないから知らないけど
 きっと組織がいろいろやってくれるんだろうなあ。

 でも、そんなのは、つまらない。

 「選挙が始まる前日になってもポスター貼りのめどはつかないし、
  ハガキも印刷できていないし、そんなアホが何をほざいてるんだ!」

 って、怒られてもかまわない。

 僕たちは、僕たちのやり方でやる。

 最後までみんながニコニコしながら
 楽しく笑顔で走り抜けるのだ。

 誰も傷つく人がいない。誰も苦しむ人がいない。
 自分がやりたいから参加する。楽しいから参加する。

 「逆境だ!困ったぞ!どうする!どうなる?」

 と、大慌てしながらみんなが走り回ってる。
 僕も必死になって対処しようとかけずり回ってる。

 でも、それが僕たちのやり方だ。

 お金の無さは知恵でカバー。
 人手の無さは笑顔でカバー。

 疲れハイで楽しくなってきたぞ!



2007年4月13日(金)のフジノ
● 4年間で最後のYデッキ街頭演説

 今日の夕方は、現役の横須賀市議会議員としてのフジノは、
 選挙前最後の演説を行ないました。

 まだまだ事務処理が終わっていないので
 今日を最後の演説にして、明日は事務に集中しようと思います。

 さて、今夜は演説を始めるやいなや、
 市民の方同士がいじめ問題について激論をかわしだしました。

 いいですね〜。

 フジノはお任せ民主主義が大キライです。
 政治家に任せておけば、それでおしまい、というのはダメです。

 市民のみなさまが本来はこのまちの政治の主役です。
 政治家であるフジノたちは、ただの脇役です。
 みなさまの代わりでしかありません。

 主役をおしのけて脇役がメインになることは
 絶対にあってはいけません。

 政治家としてフジノは、未来のビジョンや理想を語ります。
 政治家としてフジノは、現在の問題点を語ります。

 けれども、最後に判断するのは、市民のみなさま自身です。
 つまり、これを今読んでいるあなたです。

 さらに、フジノの演説といえば、
 通りがかった方々にどんどん話しかけていくのですね。

 今日は3人組の女子高校生の方々に

 「障がいのある方々のグループホームが横須賀にいくつあると思う?」

 という質問に、答えてもらいました。

 よく政治家で大学生とかインターンをしたがえてきて
 その人たちに演説させている人々がいます。

 けれども、フジノはその先をさらにいきます。

 ふつうの市民の方にも、
 毎日の暮らしの想いを話してもらいたいと思うのです。

 だから、Yデッキを通行中の方々は
 いやおうなくフジノの演説に巻き込まれていきます。

 そして、たとえほんのわずか一瞬であっても
 お任せ民主主義ではなくて
 政治家と一緒にメガフォンのこちら側に立つことになります。

 いずれにしても、他人ごとみたいな演説はキライです。
 僕はあなたの話をしているのですから。

 という訳で、まちあわせをしていた市民の方々や
 新入社員同士で15人くらい集まってこれから飲み会に行く方々も
 ひたすらフジノに話しかけられては
 楽しそうに応えてくれていました。

 ご協力いただきまして、本当にありがとうございます!


● 僕たちはどこまでも進んでいく

 今日は、介護の現場で働いている年下の友達が
 応援にかけつけてくれました。

 さらに、昨日も深夜まで手伝ってくれた友達が
 今日で連続3日間も会社を休んで
 改めて応援にかけつけてくれました。

 夜には、保育園の先生をしている友達が助けに来てくれました。

 1円にもならないフジノの手伝いに
 福祉の想いを同じくする素敵な仲間たちが助けに来てくれます。

 友達には、感謝してもしきれません。
 さらに、そんな素敵な仲間を与えてくれた神様にも
 こころから感謝したい気持ちです。

 最近は何だか毎日感謝してばかりです。

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 フジノは今夜の演説で初めて

 「何故、政治家を辞める決心を1年半前にしたのか」

 を語りました。

 さらに、

 「何故、ガンコなフジノが1度決めた引退の決心を
  あえて3月26日にくつがえしたのか」

 についても語りました。

 フジノは、Yデッキで生まれた政治家です。
 大切な約束や説明は、まずこの場所で必ず行なってきました。

 やっと今夜、全ての説明責任を
 Yデッキのみなさまに果たすことができました。

 インターネットでご覧になっている市民のみなさまには
 何とかして明日(最後の更新)までには、きちんと説明したいと思います。

 さあ、これからはどこまでも全力で
 前に向かって突き進むだけです。

 新しいこのまちの未来に向かって
 ただひたすらに政策を訴えていきたいと思います。

 最後の結果は、有権者のみなさんが決めること。

 僕はどんな肩書き・どんな立場になろうとも、
 決してぶれることなく
 ただひたすら前進していきます。

 どこまでも!



2007年4月12日(木)のフジノ
● 「原子力空母の母港化」「住民投票」に対する市民団体アンケート

 けさの新聞の記事に
 市民団体が行なったアンケート調査の結果が載っていました。

 『原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会』
 (通称・市民の会)が、横須賀市議会議員選挙の立候補予定者に対して
 アンケートを行なったのですね。

 回答した32名のうち、

 ・原子力空母配備に反対が15人、やむをえない12人、賛成4人

 ・住民投票の実施に賛成23人、反対6人


 でした。

 (2007年4月12日付・神奈川新聞より)
2007年4月12日付け神奈川新聞


 (2007年4月12日付・毎日新聞・朝刊より)

 アンケートに答えていない立候補予定者が半数も居ますが
 この結果を見る限りでは、

 大半の立候補予定者が『住民投票には賛成』だと
 はっきりと分かりました。


 賛成であろうが、反対であろうが、
 『市民のみなさまの想いを明らかにすること』は当たり前のことなのです。

 何故なら、日本は民主主義の国なのですから。

 そして、市民のみなさまの想いを明らかにする上で
 現在考えうる最善の手段である『住民投票』を
 必要に応じて行なうのは当然です。

 しかし、その当然が
 今の横須賀市議会では受け容れられないのです。

 2月8日の市議会・本会議の場で、
 住民投票への賛成討論(演説)を行なったフジノに対して
 多数の『古い政治家』たちから
 すさまじい怒号のようなヤジが浴びせられました。

 何度も何度もくりかえし書きますが、
 市民のみなさまの想いを聞くのは当然のことなのです。

 何故なら、政治家は市民のみなさまの為に働いているからです。

 その『当たり前のこと』が理解できない『古い政治家』は、
 もはや退場すべきなのです。

 フジノの考えは、間違っていますか?


● 手づくり選挙奮闘記(なんとかハガキ2000名に近づいてきた...編)

 さてさて、手作り選挙の続報です。

 公選ハガキを2000名にも送る宛先が無くて
 全く困りきっていたのですけれども、ようやく1940名を超えました。

 1人の方に3名くらいずつ紹介していただいて
 なんとかここまでの人数にたどりつきました!

 たくさんの方々に助けていただいて
 本当にありがたいです。
 みなさま、本当にありがとうございます。

 政策(公選ハガキ)を届けたくても、届ける相手先(名簿)が無い、
 というのは、本当に悲しく大変なことですね。

 『古い政治家の、ダメな選挙』の代表格が
 『名簿を使うこと』だ、とフジノは考えています。

 それでも、こうやって公選ハガキ(=政策)を届ける相手先が
 全く見つからないというのも苦しいことですね...。

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 さて、フジノは今、自分でハガキを印刷しています。

 前回は印刷屋さんにお願いしたのですが
 できるだけ安く抑えたくて、自分で印刷することにしたのです。

 でも、大きなまちがいでした...。

 明らかに印刷屋さんの方が
 早くて安いです!

 安い、というのは金額の問題ではなくて
 人手が必要になってしまうからです。

 今日は、アメリカから帰ってきたばかりの友達が
 フジノ宅に来てくれて、プリンターの面倒をみてくれています。

 僕の自宅のプリンターはとても古くて
 1回に入れられる用紙の枚数は50枚まで。

 だから、50枚終わるごとに
 新しくハガキを入れなければいけないのです。

 つまり、必ず「誰か」がそこに居て
 50枚ごとにハガキを入れてくれなければ
 2000枚の印刷は終わらないのですね。

 これが本当にきつい!

 フジノが他の仕事をしながらやったりしていますが
 本当に「何十日たったら終わるんだろう」と
 がっくりきてしまいます。

 そこで、先ほどのアメリカから帰ったばかりの友達が
 2日間にわたってプリンターの面倒をみてくれた、という訳です。

 おかげでフジノは、その2日間は別の仕事ができました。

 Sさん、本当に感謝してます。
 ありがとうね。

 公選ハガキ、まだ片面(裏)がやっと印刷終わったばかりです。
 もう片面(表)のデザインを今、必死にフジノが考えて作っています。

ハガキと、印刷の説明

 デザインが終わったら、今度は印刷作業です。

 またプリンターの相手をしてくれる誰かが居てくれるといいなあ...。

 でも、がんばります。

 だからもしもハガキが届いたら
 どうかぜひ読んで下さいね!よろしくお願いします。



2007年4月11日(水)のフジノ(その2)
● 僕には、殺された女性が見守ってくれている姿に見える

 『スーパー防犯灯』のシステム始動式から帰ってきました。

 昨年1月3日、横須賀市民の女性が
 アメリカ兵によって、あまりにもひどい殺されかたをしました。

 その後、アメリカ軍の犯罪防止への取り組みはあまりにも弱く、
 いくつもの犯罪がその後も現在に至るまで続いています。

 一方、市民の安全を守る為に『被害者』側である横須賀市は
 いろいろな取り組みを打ち出しました。

 その1つが実現したのが、スーパー防犯灯の設置です。





 (2007年4月12日付・神奈川新聞より)


● また福祉が壊されていく!


 (2007年4月11日・神奈川新聞より)




2007年4月11日(水)のフジノ
● たくさんの候補者がいることは、とても良いことだ!

 「今回の横須賀市議会議員選挙に
  約65名の立候補予定者がいることをどう思いますか?」

 と、先日、神奈川新聞にインタビューされました。

 フジノは、

 「とても良いことだと思います」

 と、応えました。

 その記事が今日、掲載されました。


 (2007年4月11日・神奈川新聞より)


 フジノが答えて掲載されたインタビュー部分は
 下の文章です。...だいぶ省略されていますけれども(笑)

 (小泉首相の地元だけに、なんてことは言っていません。

  『総理太田に秘書田中』とか政治系バラエティ番組が増えたこともあって
  ふつうのテレビの話題に政治がなってきたのではないか、
  小泉元総理のワンフレーズポリティクスが
  テレビで登場する回数がめちゃくちゃ増えたことも大きいのではないか、と言いました)



 しかし、かねてから、『立候補者100人をめざす!』
 訴え続けてきたフジノからしたら、まだ70人では足りません。

 (2007年1月3日の活動日記、2006年10月8日の活動日記を参照)

 もっともっといろいろな立場の立候補者が出なければ
 本当にいろいろな市民が暮らしているこのまちを代表することは
 できないと思うのです。それが残念です。

 だって、戦後すぐの選挙では
 ものすごい人数が立候補して凄まじかったそうです。

 戦争に敗れて、新しい国づくりをしていくのだ!

 という気持ちで、たくさんの方々がみずから立候補したのでしょう。
 そういう気概をもっともっとたくさんの方々に持ってもらえたら、すごくうれしいです。

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 とはいえ、70人しかいなくても、
 ポスター掲示板とか
 選挙公報とか
 量がちょっといつもより多いから
 市民のみなさまにとっては大変なのかもしれません。



 上の、ポスター掲示板も、たいていの場合は、
 1枚の板で作られるのだそうです。

 けれども、春先の強風で倒れたりして
 通りがかりの人にケガを負わせてしまったりだとか
 設置している壁が壊れてしまってはいけません。

 そこで今回は特別に4枚に分けて
 強風の力を避けられるように工夫をしたとのことでした。

 こういう工夫をこらしながら
 選挙というのはすすめられていくのですね〜。

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 いずれ、こういうポスター掲示板も無くなればいいなあと思います。

 政策を論じ合うのが政治家の仕事ですから、
 立候補予定者が『顔』を世間にさらす必要はありません。

 (だからフジノは、街頭に看板を1枚も出していません。
  まちなかに自分の顔と名前を出している看板を見るたびにぞっとします。
  何故あんな風に顔をさらして平気なのか
  残念ながら、フジノには理解できません)

 大切なのは、政策だけです。

 このまちをどうしていくのか。
 このまちに暮らし人々と共にどんなまちにしていきたいのか。

 それだけが大切なのです。

 候補者の年齢も顔も性別も何もかもカンケーなく、
 政策だけで政治家を選べるようになれば
 ポスターなんて必要なくなるはずです。

 選挙公報がもっともっと大きくなって
 マニフェスト主体=政策メインの選挙の時代に
 早くなってほしいと切実に願っています。



2007年4月10日(火)のフジノ
● 手づくり選挙奮闘記(ポスターは前回と全く同じデザインです!、編)

 さてさて、手作り選挙の続報です。
 今日は『ポスター編』です。

 ポスター作りの『作業』は、すさまじく大変でした。

 市内に625ヶ所ある掲示板に貼るにあたって
 ただ画びょうで四隅をとめるだけでは、強風で飛んでしまいます。
 春の風はとても厳しいです。

 そこで、ポスターの裏面に、
 両面テープを貼ることにしています。

 この作業は、ものすごく時間のかかる
 本当につらくつらい作業でした。

 1人の友達が毎日仕事が終わるたびにフジノ宅に来てくれて
 ものすごくがんばって手伝ってくれました。Mさん、本当にありがとう。

 けれども、撮影やデザインの『コンセプト』はとてもシンプルでした。

 何故なら、政治家フジノの信念は、
 『ふだんの仕事』であろうが
 『選挙の期間』であろうが、いつも変わらないからです。

 だから、ポスター作りにあたっての
 コンセプトは4年前と全く変わらない2つでした。

 1.フジノらしく

 2.信念を貫く


 フジノらしく決して変わらない信念を貫く、とは
 具体的には、こんな感じです。


 (1)絶対に笑わない

 政治家のポスターが、へらへら笑っているのが
 幼い頃からフジノは大キライでした。

 政治というのは命がけの仕事なのに
 何故、ポスターではみんなでニコニコしているのか。

 魂と体を削って必死で働くのだから、
 笑顔が出るはずが無い。

 少なくとも僕には笑うことはできない。

 だから、4年前も笑顔ではありませんでした。

 もちろん今回もポスターでは
 『絶対に笑わない』のが『フジノらしさ』だと思いました。


 (2)キャッチコピーもデザインも変えない

 この4年間、徹底して信念を貫いてきました。

 政治家は『先生』ではなく、ただの『サービス業』です。
 政治家は、エライ存在ではなくて、徹底して使い倒すべき存在です。

 だから、おれをこきつかえ!

 この想いは全く揺らぐことはありませんでした。
 だから、キャッチコピーは変えませんでした。

 撮影にあたっても、背景も一切いらない。真っ白の背景。

 政治家の本当の選挙とは、
 政策を伝えることだけであるべきですから
 本来ならば、顔さえ出す必要は無いものだと思います。
 政策がただひたすら書かれていれば良いのだと思うのです。

 けれども、それでは誰の関心も引くことはできません。

 理想(政策だけを書き連ねるべき)と
 現実(それでは誰も見向きもしない)との
 ぎりぎりの妥協点が、
 フジノにとっては『可能な限りシンプルなものにする』こと、でした。

 そこで、真っ白の背景にただしかめつらのフジノがいるだけ。

 4年前のデザインと全て同じにしました。


 (3)徹底しておカネをかけない

 おカネのかからない政治、ということも
 フジノの重要な信念の1つです。

 だから、デザインを前回から全く変えないことで
 ポスター作成代金を安く抑えることができました。

 撮影をお願いしたカメラマンの方も同じ。
 ヘアメイクをお願いした方も同じ。
 ポスターデザインをお願いした方も同じ。

 前回と同じスタッフの方々のおかげで
 「何も飾り気のない、ありのままのフジノでいきたい」という信念を
 とても深く理解してもらえました。
 スタッフのみなさんには本当に感謝しています。
 ありがとうございました。


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 さてさて。

 ということで
 完成品はこちらです。

 
 (左側が4年前のもの。右側が今回のもの)
ポスター03年版と07年版

 2つとも、全く同じですよね?
 顔が老けただけ(笑)。

 今回は、特に『ありのまま』『フジノらしく』をこころがけました。

 4年間という月日の中で
 本当にたくさんの苦労がありました。

 だから、目じりや額に
 たくさんのしわができました。

 もちろんそれらに修正を加えていません。

 さらには、デザイン料を安くする為に
 飛び出ている鼻毛の修正さえしていません
 (ぜひ15日以降に貼りだされたら近づいて右鼻をご覧下さい!)。

 もう僕は、徹底して『ありのまま』を見て欲しいんです。
 どんなことも一切、手を加えたくなかったのです。

 これがフジノのポスターです。



2007年4月8日(日)のフジノ(その2)
● たとえ、選挙に敗れたとしても、僕たちの戦いは勝利だった

 先ほど、東京都知事選挙の結果が分かりました。

 石原慎太郎さんが3度目の当選を果たしました。
 つまり、アサノさんは選挙に敗れました。

 今日まで、フジノHPの表紙には
 下の文章と画像をいちばん最初に載せてきました。

 とりあえず、選挙が終わったので
 表紙からは外します。

 しかし、想いは今も全く変わりません。

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 東京都知事には浅野史郎さんがふさわしい!

 フジノは10年前からアサノさんのことを尊敬してきました。
 4年前、実際にアサノさん本人と出会ってからも
 「きさくで飾らない人柄」と「高い政策の実現力」にますます惹かれていきました。
 横須賀にお招きして講演会も行なってもらったことも
 あります(04年12月4日)

 4年前からこのHPのタイトルがブルーなのは、
 アサノさんへの連帯の気持ちからです!

 どうか東京都民のみなさん、アサノさんを信じて下さい!
 どうかフジノを信じるようにアサノさんを信じて下さい。
 必ずこの国は変わります!


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 たとえ、選挙そのものには敗れても
 すでに書いたとおり、僕たちは勝ったのです。

 いくつかのHP・ブログを見ると
 さっそく評論家みたいな文章で
 アサノさんを誹謗中傷している人々がいます。

 けれども、こんな人たちにどれだけこき下ろされても
 今回の僕たちの戦いの価値は変わりません。

 素晴らしい戦いだった。

 選挙に負けることなんて、最初から分かっていた。
 僕は「絶対に出馬すべきではない」と最初は言い続けてきました。

 けれども、アサノさんはあえて立候補することに決めたのです。

 人にはどうしても戦わなければならない瞬間があるのです。

 その『瞬間』に出会ってしまったアサノさんが
 あえて逃げずに戦う決心をした時に
 僕たちが成すべきことは全力でその決心を支えることだけです。
 僕たちが成すべきことは一緒に戦うことだけです。

 何もしなかったヤツらが
 終わった後になって

 「ネガティブキャンペーン合戦になっていた」

 とか、したり顔で書きやがって
 じゃあ、その現場を見たのかよ?

 評論家には何も成し遂げない。
 評論家には何も実現できない。

 そんな生き方は虚しい。
 そんな生き方はゼロだ。

 アサノさんと同じことがお前にできるのか?
 アサノさんと同じだけの戦いができるのか?

 この問いに逃げずに答えられる評論家がいるのか?

 観客席でわめいているヤツらには
 いつまでもわめいていればいい。

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 今回の結果で、アサノさんの価値は
 全く下がらないし、むしろ、その勇気を改めて素晴らしいと感じた。

 アサノさんの遺伝子は、10年前からフジノの中に受け継がれている。

 フジノと同じように、福祉を守る為に全力を尽くしている
 この国の全国の有志のこころには
 アサノさんの遺伝子が受け継がれているのだ。

 僕たちは、選挙には敗れた。

 けれども、もっと大きな勝利をおさめた。

 僕たち勝手連の仲間たちは
 みんな再びふだんの暮らしの中へと戻っていく。

 毎日の暮らしの中では、たくさんの細かな戦いが待っている。

 その時、この国の福祉を守る為の戦いに
 僕たちは改めて熱い強い決意を持って立ち向かっていくのだ。

 選挙の大騒ぎが終わっても
 毎日の暮らしは続いていく。

 僕たちは毎日毎日ふだんの暮らしを必死に闘って生きていく。

 そんな時に決してくじけないこころを持てるのは
 今回のような戦いがあったからなのだ。

 逃げない人がいた。
 だから、僕たちだって逃げない。

 全力で戦った人がいた。
 だから、僕たちだって戦い続ける。

 これが僕たちにアサノさんが与えてくれたことの1つだ。

 あとは言葉にできないたくさんのものをもらった。
 僕たちはそれらを胸に、毎日を必死に生きていくのだ。



2007年4月8日(日)のフジノ
● 33才になりました

 今日、フジノは誕生日でした。
 33才になりました。

 毎年、誕生日はYデッキで街頭演説をしてきたのですが
 今年だけはあまりにも忙しすぎて、
 メガフォンを持つことができませんでした。

 過去33年間生きてきて、こんなに忙しい2週間は初めてです。

 マジで、朝6時に毎日仕事を終えてから
 2時間とか3時間とか寝て仕事して、よく生きているよなあ。

 3月の予算議会の時期は、
 朝4時に寝られると

 「ああ、今日は早く寝れた」

 と思っていたけれども

 最近は朝6時くらいに寝られると

 「ああ、1日が終わった。無事に済んで良かった」

 みたいな。

 なんじゃこりゃあ。この暮らしはおかしい。

 いつ過労死しても
 おかしくないよなあ....

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 「4年間も政治家をやっているんだから
  フジノにも『組織みたいなもの』があるんだろう」

 と、本気で信じてる市民の方々がいるんですね。

 26日を過ぎてから
 たくさんの市民の方々(政治好きな人々)に言われたのが

 「ある日を過ぎたら、ホームページのデザインが一新して
  すごいのが出てくるのかと思ってた」

 という言葉(笑)。ない、ない...(笑)

 マジでおれ、何も準備なんてしてないんだから。

 3月26日の13時30分に1本の電話をもらうまでは
 ギリギリまで悩んでいたのだから。

 そして、政治家フジノには組織なんて何にも無いことは
 1回でもカフェトークに来れば
 そのリアルな状況が分かるわけです。

 いろんなマスメディアの方々が
 カフェトークに来るたびに

 「フジノさんって、ほんとのイミで無所属なんですね〜」

 とか言うのですね。いつも。いっつも。
 要するに、ひとりぼっちだ、と。

 ほんとにあらゆることを全て手作業で
 フジノがたった1人きりでやっていますから。

 今回は、決心したのがあまりにも遅すぎて、
 4月15日に全ての書類が間に合わないかもしれん!

 それでも僕は現役の政治家だから
 毎日の相談はしっかりと聞いていますし、仕事は続けています。

 それ以外の、4月15日からの動きに必要な書類だとか
 ポスターの写真撮影だとか印刷だとか
 公報の原稿の準備だとか
 そういうもろもろのことはぜんぶ後回し。

 1日の最後、空いた時間で
 必死にやっているという状況です。

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 4月1日から1週間、親友が会社を休んで
 わざわざ横須賀に毎日駆けつけてくれていました。

 この1週間だけは、2人で走ることができました。

 もしも彼がいなければ、
 フジノの毎日はもっと悲惨なものになっていました。

 この先は、完全に1人きりで22日まで走り続ける訳ですが、
 それでも、僕は絶対にくじけることなく進んでいきたいと思います。

 昨夜のアサノさんの言葉をかみしめています。

 「それでも人には戦わなければならない時があるのだ」

 僕は『立候補しない決心』を
 実は昨年の夏から、強く決めていました。

 そう決心した理由がありました。

 その理由は明日以降、きちんと『説明責任』として
 ここに書いていきたいと思います。

 けれども、『立候補しない決心』をひるがえしたのは
 この『どうしようもない現実』と闘う為です。

 正式な書類の準備さえ終わらなさそうな状況だから
 もしかしたら4月15日に
 スタートラインにさえ、立てないかもしれない。

 スタートラインには立てたとしても
 625ヶ所のポスター貼りが全ては終わらないかもしれない。

 公選ハガキという2000枚のハガキを送ることができるのだけれども、
 今の僕にはそんなにたくさんの送る『宛先』なんて存在しない。

 だって名簿なんて作ってすらこなかったから。
 カフェトークに来た人に、名前も住所も尋ねたことさえ無い。

 お金も無い。
 4年間政治家をやって必死に働いて
 残ったのはたくさんの借金だけだ。

 政治家は、まじめに働けば働くほどお金が無くなる...。

 4年前に助けてくれた
 たくさんの友達が今はいない。

 みんな、結婚してこどもが生まれて
 僕や政治なんかに関わっている時間的な余裕は無い。

 何もかもが足りない。

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 けれども、それでも人には戦わなければならない時がある。

 少なくとも、僕の尊敬しているアサノさんもそうだった。
 僕も同じだ。僕だって闘わなければならない

 なんだかすさまじい誕生日で、
 忙しすぎて胸は苦しいしメシも食えやしないけれど
 それでも何だかこんな忙しさも全て
 僕を作っていくのだろう。

 孤独が僕を本物の政治家にしていく。

 孤独に耐えられない人々が
 当選してもすぐにこころがぽきりと折れていく。

 だから、僕はこの苦しい孤独を
 じっくりと味わって、耐え忍んで、笑い飛ばしていこう。


● 晴れた日は家族サービスで選挙に行こう!

 家族サービスにいそしむ休日、って
 すごく素敵なことだなあ、と思います。

 僕がこどもを持つことは将来にわたって無さそうだし、
 だからよけいに子どもづれで出かけている家族は
 すごくカッコいい風景に見える。

 「ナイス家族サービス!」

 みたいな。

 そんな家族サービスの最大のものが
 選挙に行って投票することだと僕は信じている。

 だって、暮らしの全てが政治で決まるわけです。
 (こころの中の自由以外は、ほぼ全て、ですね)

 だから、暮らしを守りたいとか変えたいとか考えるなら
 大人ならば選挙に行くのは当然のこと。

 特に、こどもが居たり、孫が居たり、という人々にとっては
 もうリアルに自分のこどもや孫の未来を左右する選択をしている訳です。

 政治家を選ぶというのは、自分の生活を選ぶということ。

 だから、家族を守りたければ
 自分の想いにしたがって投票をすること。

 投票に行くのは最大の家族サービスですよね〜。

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 僕も投票に行ってきました。



 忙しすぎてカオがひきつってる(苦笑)

 でも、やっぱり投票って、すごい大事だ。

 このまちが変わるのか、それとも
 このまちが変わらないまま、ぐだぐだした日常が続くのか。

 そんなことを自分自身で選ぶのって
 人生を自分自身で切り拓いていくのと同じで、大事だ。

 これを書いているのは
 もう20時過ぎているから、投票時間は終わっている。

 投票率が高いといいなあ。

 自分の生き方を
 自分で選ぶ人が多いと投票率が高い。

 こどもの将来を真剣に考えている人が多いと投票率が高い。

 選挙って、そういうことだ。


 さて、また仕事に戻ろう!
 がんばるぞ!


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