まちの政治家は、こんなことしてます


2007年4月28日(土)のフジノ(その2)
● 僕が守るべきもの

 今日は、横須賀美術館のオープン初日。

 50億円も借金をする美術館建設に
 誰よりも強く反対してきた『敗軍の将』として、
 その場に足を運ぶことは生き恥をさらすような気持ちでもあった。

 それでも、映画興行に関わってきた人間として
 新しく1つのこやがスタートする瞬間に立会いたいのも
 ウソ偽りの無い気持ちだった。

 そして何よりも、責任ある政治家として
 これからも毎年3億円もの赤字を垂れ流す美術館の運営を
 少しでも赤字を減らすこと、最終的には市の直営を辞めて売却するまで
 徹底的に監視することが必要だと考えている以上、
 逃げる訳には行かなかった。

 すでに、建築が完成した時には足を運んでいるのだ。

 今さら何を迷うことがあるんだ。

 でも、正直なところ、あの横須賀美術館には
 どうしても入りたくない気持ちがあった。

 僕はいまだに長井海の手公園ソレイユの丘
 1度も足を運んでいない。

 ソレイユの丘は木村正孝さんの闘いだった。

 それでも、ひどい政策が実現したその実物を
 正視することは耐えられないと感じて、僕は行っていないのだ。

 しかし、美術館は政治家フジノの闘いだった。

 だからこそ、よけいに行きたくなかった。
 けれども、だからこそ、行かねばならないのも事実だった。

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 そこで、横須賀美術館のある観音崎に向かう前に、
 僕の本当に大好きな走水・伊勢町にある『かねよ食堂』に行くことにした。

 空腹を静めれば、気持ちも穏やかになれるはず。
 食後に走水の海を眺めれば、もっと穏やかな気持ちになれるはず。

 こうして、僕がこのまちで最も大好きな場所へ
 まず向かうことにした。

 たくさんの友達や仲間たちが笑顔で迎えてくれた。

 すっかり僕にとっては遠い出来事になってしまったけれど、
 大半の市民の方々にとってはまだ選挙は終わったばかりだったんだ。

 いろいろな人々に「おめでとう」と言われた。

 でも、ここの本当に素晴らしいことは
 肩書きで人間を見ない人々ばかりだということだ。

 僕はいつものセリフを繰り返して
 (公職選挙法のカンケーで当選のお礼は言えない、
  政治家として全力で選挙公約を実現していくことがお礼だと信じている)
 あとは、みんなとはもういつものとおり。

 今日は、キロ900円はする
 とても素晴らしいタコが獲れたということだったので
 さっそくタコ刺し丼を注文した。

 タコそのものが本来持つ
 おいしさがあるから
 しょうゆはかけなくてOK。

 パラパラとお塩をかけるだけ。

 それでめちゃくちゃ
 おいしいのだ。

 地産地消、とか
 スローガンがあるけど
 この海、この大地で
 獲れたおいしいもの
 食べないのは
 単純にもったいない。

 おいしいものを
 食べないことは
 人生で損をしていることだ。

 うまいことは
 値段の高さととは
 全くカンケーない。

 毎日のようにJ−COMに出演しまくっている
 ジョンさん(雑誌にもいろんなメディアにも最近は超たくさん出てます!)に
 さっそくオヤジさんが獲ってくれたタコをさばいてもらいました。

 そして、食べる。うまい。

 目の前には、海。



 僕のふるさと、よこすか。

 このまちを守る為の闘いに、
 確かに僕は敗れてしまった。

 50億円も借金をして、毎年3億円も赤字が出る、
 それが分かっているのに前市長も現市長も美術館建設をすすめた。

 明らかに間違っている。
 間違っている者たちと闘って、僕は敗れた。

 あまりにも理不尽すぎる。

 それでも、このまちが持つそのものの美しさは
 まだ何とかたくさん残っている。

 このおいしいタコだってそうだ。走水の海だってそうだ。

 20年前には大きな亀だってここには泳いでいたけれど、
 今は確かに失われてしまった。でも、海が全て消えた訳では無い。

 僕にできることは次の世代に
 僕が見ている感じている全てを引き継ぐことだ。

 1つの闘いに敗れたとしても、まだ何も終わっちゃいない。

 僕が守るべきものは、いつも目の前にある。
 僕が暮らしているこの僕のまわりに存在するあらゆる存在が、それだ。

 何度でも立ち上がろう。

 おいしいごはんを食べて、大好きな海を眺めて、
 勇気を再びこころに充電しおえて、
 政治家フジノは美術館に向かいました。



2007年4月28日(土)のフジノ
● 「戦場に帰ってきた...」という、ひりひりする感覚

 今日は本当にたくさんの方々から相談を受けました。

 その内の、ある1件の相談では
 スピード違反で逮捕されてもかまわないから
 バイクをぶっとばして現場に向かって
 自分が命をかけて守らなければならないという状況でした。

 ひと段落ついた後、事務所に戻ってから
 30分間、泣きました。

 対応は全てうまくいったし、
 これからは大変だけど、サポートしてみせる。

 ホッとしたから涙が出たのか、
 その方の今後をおもんぱかって涙が出たのか、
 僕には分かりません。けれども、本当に苦しくてたまらず涙が出ました。

 命を守る。暮らしを守る。

 政治家フジノの基本理念として
 4年間叫び続けてきましたが、
 理念を本当に実践することはリアルに難しいです。

 政治家としての4年間は
 苦しいことばかりでした。

 僕は政治家を辞める決心をした1年半前、
 こころのどこかでホッとしていたかもしれません。

 けれども、改めて僕は
 市民のみなさまに政治家としての責任を再び4年間、託されたのでした。

 この涙をもって僕は、政治家として2期目が始まったのを実感しました。

 1期目の4年間、政治家としての活動の中で
 何度も悔し涙を流しました。

 自殺予防対策の中で救えなかった命に、
 障がいのある方の暮らしの中であまりにも理不尽な世の中に、
 何度も僕は悔し涙を流しました。

 このひりひりするような気持ちを
 福祉に携わる方々ならきっと理解してくれるはずです。

 また、ここに戻ってきた。
 僕は、戻ってきた。

 まさか自分が政治家を2期もやらねばならないとは
 いまだに信じられない自分が昨日まではいました。

 でも、またこの苦しく悲しくつらく悔しい気持ちを
 はっきりと感じた今日この日から、
 確かに政治家フジノは2期目に入りました。

 絶対に、負けない。



2007年4月27日(金)のフジノ
● ついに土曜日にカフェトークを行ないます

 これまで長い間たくさんの方々から

 「カフェトークを土日にやってほしい」

 と言われ続けてきました。

 誰でも気軽にやってきて
 いろいろな会話ができるコミュニケーションの場、カフェトーク

 ふつうの政治家の集まりって
 事前申し込み制だったり、住所とか名前とか聞かれたり、
 そういうのがフジノはうんざりだったんです。

 だから、そういうのと全く逆の集まりを始めました。

 全く完全申し込みなしで
 いつ何時誰が来てもOK、という集まりは
 他の政治家からも注目されてこれまでに何人もの政治家が
 カフェトークを見学しに来ました。マスコミの方もよくいらっしゃいました。

 あるいはBUENOさんでお茶をしていた方が
 その様子をみて飛び入り参加したり、ということもありました。

 フジノは、たとえ選挙期間中であっても
 意地でカフェトークを開催しました。

 朝6時から11時45分まで街頭演説をして
 必死に走って戻ってきて
 2時間みなさんと会話を楽しんで
 また街頭演説へと旅立っていったのです。
 それはそれは大変でした。でも、それくらい大切にしています。

 今では74回も続いています。

 だから、土日開催は、
 フジノ自身にとってもずうっと大きな課題でした。

 はじめは夜版だけでスタートしたカフェトークが
 専業主婦の方に「参加しやすい昼間に行なって!」という意見を頂いて
 昼版を行なうようになりました。

 しだいに市外・県外から来る方も増えていく中で
 火曜日の昼12〜14時と
 水曜日の夜20〜22時では
 会社員の方や遠方の方は来れない、
 つまり、現実に対応できない状態が続いていました。

 今回、会場を貸していただいているBUENOさんのご協力を得て
 ついに土曜日に定期的に開催することになりました。
 (本当にBUENOさん、ありがとうございます)

 詳しい内容は、これまでと全く変わりません。

 これまであった昼バージョンが
 火曜日は廃止されて、
 土曜日になりました。

 これで市外の方や会社員の方々が
 以前よりは参加しやすくなったのならばいいなあと思います。

 まずは6月まで3回、
 土曜日のカフェトークの予定を組みましたので
 その成果を見て、今後の在り方をまた考えていきますね。

 (カフェトークについてはこちらをご覧下さい)



2007年4月24日(水)のフジノ
● もう選挙カーはいらない

 下の記事を読んでください。

 (2007年4月16日付・毎日新聞朝刊より)
2007年4月16日付・毎日新聞朝刊より

 やっと、フジノと同じ想いの人々が増えてきたなあ、と
 この記事を読んだ時に感じました。

 フジノは、4年前も選挙カーを出していません。
 もちろん今回の選挙でも選挙カーは出していません。


 「税金のムダづかいカット」を言っている立候補者が
 市から税金で補助をもらって選挙カーに乗っているなんて...。

 おかしいとは思いませんか?

 ・騒音を垂れ流して「名前」しか言わない(=「政策」を言わない)

 ・朝から晩まで本当にうるさくて赤ちゃんや働いている人々がかわいそう

 ・排気ガスをまきちらすだけでCO2削減をすすめる横須賀にふさわしくない

 ・そもそも市民のみなさんは、選挙カーが大キライ

 こういう当たり前の市民感情に気がつかないのでしょうか。

 僕は土日休みじゃないサラリーマンだったから、
 やっと休めた平日の昼間にやってくる

 「なんとかかんとかです、よろしくおねがいしまーす!」
 「最後のお願いにやってきました!」
 「後一歩です!」

 とか、わめきちらすだけの選挙カーがすごく迷惑でした。

 いや、幼いころから選挙カーが大キライでした。
 手をふったことも1度もありません。

 だから、自分自身が立候補することになった
 4年前(初めての選挙)も今回も使いませんでした。

 横須賀はそんなに広いまちではありません。

 10分間ずつ演説をしても歩いて15kmくらいは1日歩けます。
 7日間あれば、横須賀全体を歩けるくらいの大きさしかありません。

 加えて、電車とバスを使えば、7日間で横須賀を2周はできます。

 もっともっとたくさんの立候補者たちが
 選挙カーなんて使わないと信じていたのに、
 フジノはとてもガッカリしています。

 中には

 「法律で認められているんだからいいだろ!」

 とか

 「年齢が高い立候補者は、選挙カーが無ければ全市に行けない!」

 とか、反論があるでしょう。

 フジノが言っているのは
 政策を言いもせずに名前だけを繰り返し叫んでいる選挙カーは
 害悪そのものだと言っているのです。

 また、法律で認められていたら何でもやっていいなんて
 それは政治家として理想が低すぎると思います。

 それでは新しい政治は生まれない。

 がっかりしました。


● 投票率が下がってしまった理由/政策を語らない立候補者たち

 今回の市議会議員選挙では、投票率が下がりました。

 前回:53.10%
 今回:52.59%(マイナス0.51%)

 これは現役の政治家として
 大きな敗北です。

 何故ならば、『投票率が高いまち』とは

 ・自分のことを自分で決める人が多いまち

 ・こどもの未来を真剣に考える人が多いまち

 を意味しているのです。

 それが、低い投票率だったということは
 市民のみなさまの意識を政治家が変えることができなかった訳です。

 4年前の選挙では、

 「フジノくんたちが投票率を1%おしあげた!」

 と言われた立場から、なおさら申し訳なさでいっぱいです。

 いや、現役の政治家だけでなく、
 新人として立候補した人々も責任を感じるべきです。

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 フジノは7日間の選挙中に
 3社から取材を受けました。

 初日、3日目、最終日の前の日です。

 選挙期間の前にインタビューを受けた時には
 大量立候補に対してフジノの意見はポジティブでした。

 しかし、初日の時点で
 フジノの意見は完全に変わりました。

 何故ならば、新人立候補者でさえ、
 ただの古い政治家と同じ選挙方法をやっていたのです。

 選挙カーをのりまわして
 名前をひたすら叫んでいる。

 なんだよ、それ!

 これを見た瞬間、がっくりきました。
 フジノは悲しくてしかたがなかったです。

 4年前、フジノ&雄人が切り拓いた

 「政治家は金持ちじゃなくて知名度がなくても
  強い志さえあれば、誰でもなれる」

 という道。

 確かに63人も立候補して、それ自体は良かったです。

 でも、そのほとんどが
 (フジノが出会ったのは新人立候補者の半分くらいでしょうか)
 何にも古い政治家と変わらない。

 ただ、年が若いだけ。
 ただ、古い政治家の年齢が若返っただけ。

 ものすごくがっかりしました。

 選挙カーでひたすら名前を叫ぶだけ。

 政策を言わないから
 何をやらなければならないから政治家になるのか
 全く分からない。がっかりでした。

 志なんて何にも伝わってこない。

 だから、初日の夜にインタビューを受けた時に
 記者の方からの質問にこう答えました。

 「投票率が上がるか下がるかと尋ねられたら
  僕はもう『下がる』でしょうと答えるしかないです...。

  悔しいですけれど...。

  だって、ただ数が多いだけでしかないのですから。
  これでは『政策』の『選択肢』なんて増えていないですもの。

  だから、今回の選挙のフジノの目標は
  投票率を下げないことです」


 もう3日目のインタビューでは、

 「ベテラン議員さんが他の新聞社の記事の中で
  『政治家をただの就職口だと思っているのではないか』と答えていたのが
  僕も今では共感できるような気がしてきました」

 と、お答えしました。

 政策を語らない選挙に、市民のみなさまが関心を抱くはずがありません。
 選挙カーから流れる名前を繰り返し叫んではよろしくお願いしますは
 ただの騒音公害でしかありません。

 それは本当の選挙とはかけはなれた
 必死に職にしがみつこうとするただの醜い姿でしかありません。

 最終日の前の日のインタビューでは、

 「自分自身は全力でがんばりました。

  吉田くんとは初日に5分ほど話すチャンスがあって

  『たとえまわりがどんな選挙方法であろうとも
   2人だけは最後まで必死になって政策論争をやろう!』


  と約束をしました。

  政策だけをただ訴える選挙を僕たちはやったと信じています。
  何とか投票率があがるように最終日も政策を訴え続けます」

 と答えました。

 でも、実際には投票率はさがってしまいました。

 あーあ、誰でも立候補できるようになったけど
 志の高い人は政治家になんてならないよね...。

 僕の友達には「おまえ、政治家になってよ」という
 すさまじく能力が高い人々がたくさんいるのですけれども
 みんなこぞって外資系で働いてしまっています。
 それはそうですよね。

 政治家よりも高いお給料がもらえて
 働けば働いた分だけお給料があがっていくのですから。

 かたや政治家は、
 全ての本会議で発言しても
 4年間ゼロ回の発言でもお給料は同じ。

 バカバカしいですよ、ふつうの人なら。

 志が無ければ、命がけで働くことなんてできないのが政治家という仕事。

 そう信じている僕にとって
 今回の選挙は、とても悔しくて残念な選挙でした。



2007年4月23日(月)のフジノ(その2)
● 当選翌日、結果の報告を朝と夕方に行ないました

 さてさて、今日は当選の報告をYデッキで行ないました。


 朝と夕方の2回、
 Yデッキにて
 4年前と全く同じセリフ
 繰り返しました。

 「4年前、Yデッキで生まれた政治家フジノは
  改めて選挙に当選いたしました。

  公職選挙法のきまりで、
  当選しても落選しても
  お礼やお詫びは一切言えないことになっています。

  だから、僕はお礼の言葉は一切申し上げません。

  けれども、フジノに投票してくれたみなさんが望んでいるのは
  お礼の言葉やなんかよりも
  『現実的にものごとが変わっていくこと』だと
  かたく信じています。

  だから、100万回のお礼の言葉よりも
  1つでも多く政策を実現していくことをもって
  感謝の気持ちやお礼の言葉に変えさせていただきたいと思います。

  これから4年間、厳しく政治家フジノの活動を
  チェックしていってください」




● フジノが信じる『政治家の仕事』、メールへのお返事は期待しないで

 政治家に必要なことは
 政策を実現していくことだけだとフジノは信じています。

 市民のみなさまからたくさんの「おめでとう」メールを頂いておりますが
 大変申し訳ございませんが、
 物理的にそれら全てに返事を書くことは不可能です。

 (昨晩の当選が決まってからわずか20時間で
  すでに200通以上、市内外から届いているのです...)

 みなさまに返事を書くことよりも
 すぐにでも市議としての仕事に復帰したいのです。

 これがフジノの優先順位です。

 メールや電話をもらって返事をしない、なんてことは
 人としての倫理にはもとるのは分かっています。

 けれども、フジノは大多数の他人には嫌われてもいいから
 今この瞬間に苦しんでいる人たちの為に
 働きたくて政治家という手段を選びました。

 「返事が来ない。フジノは生意気だ」

 「おめでとうの留守電を入れたけど、返事すらかかってこない。許せない」

 もしもそういうお気持ちでしたら
 どうぞ政治家フジノを嫌いになって下さい。

 僕はニコニコしたりはできません。
 僕は近所の人々に「お元気ですか?」とか笑顔で話しかけたりできません。

 いつも市民の方から相談された内容について考えているので
 すさまじくぶっちょうづらで僕はまちを歩いています。

 「あいさつもしないで!」とよく叱られますが、
 僕はあいさつをすることよりも
 問題をどうやって解決していくべきかを
 いつも真剣に考えているのです。

 政治家にはそんな程度の価値しかない存在ならば
 つまり、あいさつをしないことだけで嫌われるような存在ならば
 いつでもリコールしてください。

 僕は不器用なので同時にいくつも何もかもできません。
 僕の最優先順位は市民の方からの相談を解決することです。

 当然ながら人として自分の家事・炊事はできます。

 しかし、一般社会で期待されるような社会性は
 政治家フジノには期待しないでください。

 例えば、『つきあいとしての飲み会』への参加とか
 一切、行きません。ごめんなさい。お酒を飲む時間がもったいないのです。
 僕は2003年当選組の同期会にさえ
 ほとんど参加してきませんでした。

 だから、面識の無い人たちからの
 仕事としての必然性が感じられない集まりへの誘いには
 一切、参加しません。

 僕は町内会の集まりにも一切出ません。
 僕は横須賀市全体の代表だからです。

 僕は若手のホープではありません。
 政治家の仕事である『政策の実現』に年齢はカンケーないからです。

 僕はひねくれものです。
 僕はみんなに好いてほしいなんて考えたことはありません。

 僕は僕が守りたいと感じる人々の力になりたくて生きています。
 僕には全員を救うことは絶対にできないと感じています。

 これが政治家フジノです。

 期待を裏切って申し訳ありませんが
 僕は誰からも好かれる素敵な人間ではありません。

 そんな政治家フジノですから本音を申し上げれば、
 選挙期間の7日間でさえ、「時間がもったいない」と感じ続けてきました。

 選挙の為の街頭演説をしている間は
 仕事ができないからです。

 そんなフジノを2位にしてしまった
 横須賀市民のみなさん、期待はずれでごめんなさい。

 僕は誰からも愛されるヒーローになるつもりはありません。
 それは吉田雄人議員に任せたいと思います。

 僕は、今この瞬間に苦しんでいる人の為だけに働きたいのです。

 政治家は笑顔を振りまくのが仕事だとしたら
 そんなことは僕にはできません。

 僕が信じる政治家としての仕事は
 政策を実現してこのまちをもっと良い方向に変えることだけです。

 どうかフジノに仕事をさせてください。

 そんな訳でたくさんの「おめでとう」のメールや留守電返事は
 いつの日か、もしも時間に余裕ができる時が来たら
 その時に書いたり電話したりさせていただきたいと思います。

 もちろん全てのメールに目を通しています。
 もちろん全ての留守番電話を聞いています。

 でも、それらは急用ではありません。
 でも、僕が受けている相談の中には生死が懸かっているものがあります。

 だから、「おめでとう」メールに返事が無くても許してください。
 返事を書く時間が無いのです。体力にも限界もあります。
 どうかそんな政治家フジノをご理解ください。

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 これだけ最初にしっかりと嫌われておけば
 これから先、変な期待はされないはず。

 僕は、立派な人格者ではありません。

 あくまでも仕事(目的)をする為だけに
 この職業(政治家)を手段として選んだだけの人間です。

 なんかものすごい過大な期待をしている方々、
 申し訳ありませんが、ことごとく裏切ってすみません。

 政治家の仕事は命と暮らしを守ること。

 この為だけに政治家フジノは
 4年間の全てをかけます。

 後援会づくりなんて時間のムダ。
 組織づくりのいろんなアドバイスくれる人いるけど、聞く時間がもったいない。
 だって組織なんてつくらない。僕は仕事をやる。他に何もいらない。

 以上です。


● 事務手続きも始まりました

 議会事務局から、いくつかの書類が渡されました。

 当選するとこんなことやるんですよ、
 という報告です。

 『議員証用および議会広報用写真の撮影について』

 『議員総会の開催について』

 『全議員説明会の開催について』



2007年4月23日(月)のフジノ
● すさまじいネガティブキャンペーンをやられました

 3月26日13時半に再出馬を決意して、
 選挙スタート(告示日)まで
 わずか19日間しかないというのが、今回のフジノの選挙でした。

 だから、何もかもが足りない。
 時間もない。
 人手も無い。
 お金も無い。

 そんな中で

 「いつも笑顔だけはある選挙にしよう!」

 というのがフジノの願いでした。

 何にも無いけど、笑顔はいつもある!

 終わってみれば、『チームフジノ』に参加した誰もが
 やっぱり最後までみんなで笑顔でした。

 例えば、今回は初めて
 ひどいネガティブキャンペーンをしかけられました。

 連日のいたずら電話、いやがらせメール、
 2ちゃんねるへの誹謗中傷の書き込み。

 ひどい候補者は、個人演説会の場で
 フジノ個人の名前を挙げて誹謗中傷していました。
 (さくらで行かされた人が教えてくれました。アホな候補者もいたものです)

 さらに、ポスター!

 ギリギリの人数で必死に走りまくって
 なんとか全625ヶ所に貼ることができたポスターを
 毎晩、あらゆる場所で破られてしまいました。

 合計30ヶ所。

 これには本当にまいりました...。





 な〜んてね!(笑)

 『チームフジノ』は、みんなして全然へっちゃらだった。

 毎回、破かれているポスターの写真を
 写メールで送ってもらって、
 仲間内でメールでその画像をまわして見てました。

 ちょっと紹介してみますね。

これは『秘孔をつかれたあべしフジノ』と呼んでいました これは『未成年の犯罪者に目張りを入れるつもりが目張りがズレちゃったヤツ』と呼んでました
これは『秘孔をつかれたひでぶフジノ』と呼んでいました これは『どうせなら完全にはがせばいいのに破くのがヘタクソなヤツ』と呼んでいました
これも『破くのがヘタクソなヤツ』と呼ばれていました。確かにヘタクソ。 これはまあまあ『名前も顔も分からなくしてあるナイス破きなヤツ』と呼んでました。これだと立候補者の顔も名前も分からないですからね。
さて、これが人気第2位でした。『映画リングの貞子みたい!』と大人気でした。すごいよね、どうやったらこんな風に片目だけズラすことができるのか!超うまい!みんなでゲラゲラ大笑いしながら見ました。 そして、人気第1位がこちら!他の29枚を抑えて圧倒的な人気だったのがこれ!うちの甥っこ&姪っこにも大人気でした!『どうみても明石家さんまさんだよね、この歯は!破り』でした。これは本当に笑わせてもらいました。


 あのさ、保守派の抵抗勢力のみなさんがたが
 改革派である政治家フジノを落選させたいのは分かるんだけど
 ポスターを破いたくらいじゃあ、ムリだよ。

 だって、『チームフジノ』は何でも楽しんじゃうもん。

 フジノたちの政治団体の名前は
 そもそも『横須賀をおもしろくする会』ですからね。

 僕たちに精神的なダメージを与えようとしてもムリ(笑)。
 いくら破いたって笑いのネタにしかならないんだよ。

 だから、ひとりさみしくポスター破いていた人、あるいはグループの方、
 本当におつかれさまでした。むなしい作業を大変でしたね。

 効果ゼロ。

 『チームフジノ』はみんな働いているから
 仕事が終わった深夜になってからしか動けないけれども
 かなり無敵だよ。

 動ける人数も2人しかいなかったり
 最大でも8人くらいしかいないけど、それでも6901票で2位。

 フジノ本人はへたれだけど
 やっぱり『チームフジノ』のみんなは最強だよ。

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 長崎市長が撃たれて亡くなった時に
 多くの市民のみなさまからフジノ宛に心配をするメールを頂きました。

 でも、政治家である以上、命をかけて働いています。

 美術館建設反対の時には市議会の控え室にどなりこまれたり
 今年の1月には事務所のカギを無理やりあけて入ってきたヤツがいたりとか
 けっこう身の危険を感じることは確かにたくさんあります。

 でも、そんなのにびびってたら
 正しいことを正しいと言い続けることができないよ。

 政治家フジノはびびらないし、逃げない。

 正しいことは正しいと言い続けます。


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