まちの政治家は、こんなことしてます


2007年10月1日(月)のフジノ
● 8ヶ月前に読んで感動した本の著者に、お会いしました!

 今夜は、『慶応丸の内シティキャンパス』へ。

 慶応大学SFCの大学院が行なっている
 公共政策系授業『パブリックポリシー』に招待していただきました。

 講師は浅野史郎さん(慶応大学教授)。
 そう、あのアサノさんです!

 ホスト&インタビュアーをアサノさん、
 ゲストが野沢和弘さん。


 テーマは

 『障がい者行政のこれまでと今後
  〜千葉県障がい者差別撤廃条約条例の制定について〜』

 でした。

 野沢和弘さんは、毎日新聞記者であると同時に
 障がいのあるおこさんのお父さんとして
 『全国手をつなぐ育成会』でも活躍されていらっしゃいます。

 そして、フジノにとっては何よりも
 あの千葉県で障がいのある人への差別を無くす為の条例をつくる上で
 大きなエンジン役を果たした立役者の1人です。

 著作『条例のある街』は、本当に素晴らしい本です。

 差別禁止条例の制定をめざすフジノが
 市長への一般質問(今年3月5日)の時に掲げていた本が
 まさに野沢さんの書いた『条例のある街』です。

 赤丸の中、
 フジノは本を持ってますね。
 この本です。

 まさか、感動した本を読んでから8ヶ月後に
 著者ご本人から
 直接にお話をうかがえるとは思いませんでした。

 しかも、授業が終わった後に名刺交換に行ったら
 なんと野沢さんは、
 すでにフジノのことを知っていて下さった
のでした!

 「千葉のAさんが、フジノさんのことをえらく褒めててね。
  だからフジノさんのことを知ってましたよ」

 Aさんがどなたか存じませんが
 本当にありがとうございます。
 衝撃!感激!

 さらに...

 いつもはフジノから
 「一緒に写真を撮ってください!」と
 お願いするのですけれども

 なんと逆に野沢さんから
 「フジノさん、写真撮りましょうよ」と
 言われてしまいました。

 前にも書きましたけれども、
 福祉政策を訴えつづける政治家フジノは
 地元である横須賀よりも千葉県での方が人気があるんです(笑)
 (これ、ほんとなんです)

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 会場を出て、野沢さんに感謝をこめてのプチうちあげ。

 アサノ教授と江口友子さん(平塚市議)と
 大坂聖子さん(前・大磯町議)と和田清さん(茅ヶ崎市議)の6人で
 ささやかな会合をしました。

 野沢さんにお会いできて
 本当にうれしかったです。

 こんな風に
 福祉の世界でこころから
 尊敬する方々と
 一緒に過ごせるなんて
 本当に感激です。

 そして何よりも、フジノがいつまでもリスペクトしてやまない
 アサノさんに再会できて(都知事選挙ぶりでした)
 本当にうれしかったです。

 慶応大学SFCでのアサノさんの講義に
 去年に続いてゲストとしてフジノは呼んで頂いたのですが
 残念ながら(本当に残念!)去年に続いて今年もその日が
 フジノは県外視察...。悔しいなあ。

 よし!

 また明日からも
 全力でがんばります。

 大坂さん、貴重な機会をありがとうございました!
 野沢さん、素晴らしいお話をありがとうございました!

 そして、アサノさん、あなたが元気でいてくださることが
 フジノにとってはいつも大きな励みになります。

 この国の福祉の為に、
 どうかまだまだご活躍をお願いします。

 僕も全力でがんばりますから。



2007年10月3日(水)のフジノ
● 新聞社の誠意ある行動に感激しました

 今日はとてもうれしいことがありました。

 フジノが9月28日に行なった市長への一般質問に対して
 某新聞社の偉い立場にある方が
 わざわざ市議会のフジノの控え室まで
 その内容について話し合いに来てくれたのです。

 それが本当にうれしかったです。


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 フジノは今回の一般質問の中で

 「犯罪の被害にあった方々の人権を守る為にも
  人権を侵害しかねない報道に対しては正式に市として抗議すべきだ」

 と、訴えました。

 それには理由がありました。

 ある殺人事件の報道の仕方が
 いくつもある新聞の中で
 某社だけが詳しく(詳しすぎる)報道をしていました。

 それによって被害を受けたこどもの住所・名前が特定されて
 2次的な被害を受ける可能性が高かったのです。

 つまり、『報道被害』です。

 横須賀市は、今まさに
 『人権擁護の施策を推進する指針』を作っているまっただなかですし
 今年からは『犯罪被害者支援の相談窓口』をたちあげました。

 だからこそ、人権の観点からも犯罪被害者支援の観点からも
 報道被害に対してマスメディアに対して市として正式に抗議すべきだと
 フジノは訴えたのです。

 それに対して、蒲谷市長の答弁は
 的外れでした。

 報道の自由がある、とか、検閲みたいなことはできない、的な答弁で
 要するに記者クラブやマスメディアと波風は立てたくない
 そんな主旨の答弁でした。

 「そんな姿勢では全くダメだ」とフジノは断言します。

 かねてからフジノは、コミュニケーション戦略としての
 行政の広報機能の強化を強く訴えてきました。
 (例えば、2004年9月議会での一般質問など)

 民間企業では、広報が単に商品を売る為のもの
 (いわゆるCM)だけの時期はとっくに過ぎ去っています。

 今では『リスクマネジメント(=危機管理)』の為に
 広報部門を強化しているのです。

 株主に対するコミュニケーション戦略としてのIR部門、
 お客様に対するコミュニケーション戦略としてのPR部門、など
 最重要の活動とも言えます。

 だからこそ、2004年9月議会での一般質問では
 現在の広報課では不十分で、
 広報の機能強化をすべく広報部へと格上げしていくべきだ
 と訴えたのです。

 もし本当に市長にやる気があるならば
 市議会議員を辞職して
 僕が市長の広報担当の補佐官になりますよ、と
 あらゆる場でフジノは公言してきました。

 それくらいに広報戦略は
 市と市民のみなさまにとって重要なのです。

 にもかかわらず、2004年の答弁でも2007年の答弁でも
 行政側には全くこの重要性が理解されていません。

 いや、行政側だけじゃない。

 コミュニケーション戦略の重要性を訴えているのなんて
 横須賀市議会ではフジノしかいない。

 別にフジノがこれを訴えているのはマスコミ出身だからじゃなくて
 多くの民間企業では当たり前の感覚なんですよ。

 それが何故3年間かけて訴え続けても孤立無援なんだよ、
 やれやれ、という感じでした。


● しっかりとお互いの意見を話しあえば、必ず理解しあえる

 そんなフジノですから、
 決算特別委員会のあいまの昼休みに
 市議会の控え室にわざわざ某新聞社の偉い方が訪ねてくれたことは
 ものすごく感激でした。

 一般質問でとりあげた記事が報道された翌日、
 フジノはその新聞社に対して強く抗議をしました。

 フジノに対応した記者の方の反応は
 率直に言って、あまり良いものではありませんでした。

 ところが、その偉い立場の方は
 30分間にわたってフジノの意見をじっくり聞いてくれました。

 ここ数ヶ月、フジノはある事件に関わっています。

 市民の方(犯罪の被害に遭ってしまった方)の被害届けの提出から
 NPO被害者支援センターへの協力依頼、
 容疑者の逮捕、起訴、そして裁判の傍聴に至る経緯に
 立ち会ってきました。

 そうすると、被害に遭った方の気持ちにシンクロしていく訳です。

 その事件の記事が載った新聞を見ただけで
 被害者である市民の方の実名が出ていないのにも関わらず
 本当に胸が苦しくなるのです。

 犯罪被害に遭った方の気持ちって
 本当に苦しくて切なくて孤独でたまらないものです。

 だからこそ、今回の一般質問でとりあげた記事は
 フジノにはどうしても読み飛ばすことはできませんでした。

 そういう気持ちをじっくりと話しました。
 相手の方もそれをじっくりと聴いてくれました。

 そうしてじっくりと聴いてくれた上で
 相手の立場(=新聞社としての立場)からの
 反論がなされました。

 フジノもその反論をじっくりとお聞きしました。
 それから、再び反論をしました。

 こうしてお互いに、意見を交換し続けました。
 最終的に、とてもよく分かり合えたと思います。

 これから先に同じような事件が起こった時には
 きっと被害に遭った方に対して
 配慮して報道してくれるのではないかとフジノは信じています。

 今は偉い立場になった人だって
 もともとは現場の最前線で記事を書く記者だった訳だけど
 偉くなったらその気持ちを忘れてしまう人って多そうです。

 でも、こんなふうに偉い立場でも懐の深い人がいて
 わざわざフジノの批判に対して
 じっくりと意見交換をしてくれるんだから
 やっぱりマスコミ(=報道機関)ってすごいし、大切な存在だと思います。

 リスクマネジメント(=危機管理)としての
 コミュニケーション戦略が市にも必要だ、というフジノの持論も
 その方に聴いていただきました。

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 決算特別委員会メンバーである雄人(吉田雄人議員)
 同じ控え室でなされた話し合いなので
 僕たちの会話に立ち会っていたのですね。

 そこで偉い立場の人が帰った後に
 雄人に話しかけました。

 「あんな風にわざわざ来てくれて
  意見交換してくれるんだから、すごい人だよね」

 「ああいう人がいる会社って良いよね」

 と、2人で一致した意見になりました。

 市長の答弁は全く的外れだし、
 広報課にさえ理解されているとは思えないけれど
 こんな風にマスメディアの方にしっかりと理解していただけたので
 今回のフジノの一般質問、
 やった意義は大きかったと思いました。



2007年10月4日(木)のフジノ
● マニフェスト大賞ホームページ部門にノミネートされました

 今日、マニフェスト大賞審査委員会事務局から
 メールが来て、

 「第2回マニフェスト大賞のホームページ部門にノミネートされました」

 と連絡をもらいました。

 マニフェスト大賞とは、

 主催:ローカルマニフェスト推進地方議員連盟、
 共催:早稲田大学マニフェスト研究所、
 協力:ドットジェイピー、
 後援:毎日新聞社

 という、立派な栄誉ある賞ですね。



 うーん、そうか...。

 フジノの知らないところで
 評価してくれている人がいたんだなあ。ありがたいことです。

 ...でも、実はそれほど喜べなかったのですね。

 かつて2003年9月に
 雑誌『Yahoo Internet Guide』で紹介してもらった時
 本当にありがたいことだと感じたものでした。

 世界的に有名なHP戦略でアメリカ大統領候補にのしあがった方と
 当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった安倍・前総理(当時は官房副長官)と共に
 こんな地方都市のいち新人議員のHPを紹介してくれたことに

 「ああ、見ていてくれる人がいるんだ」

 と感謝したものです。

 おかげさまで、すさまじいアクセス件数のHPとなって
 例えば郵政解散の総選挙の時には
 1日で3万アクセスを超えたりもしました。

 もうこのHPは、十分たくさんの方々に観ていただいていて
 お会いしたことも1度も無いにも関わらず
 国の官僚(財務省とか厚生労働省とか)の方にも読んでもらっていたり
 初めて訪れた他県でも知らない方から「HP読んでますよ!」って
 声をかけてもらえたりするのですね。

 でも、この4年半、良いことばかりではありませんでした。

 しばしば脅迫状&メールは来るし、
 そのせいで警察に被害届も出したり、
 自宅と事務所を
 警察がいつもパトロールしてくれたり
 家族の身を守ることを考えるとけっこう大変なんですね。

 フツーの地方議員なんて、脅迫されないでしょ?

 家族の個人情報まで含めて
 2ちゃんねるとかいろんな掲示板で攻撃されるし、うんざり。

 だから、

 「もう横須賀市民の方以外にはこのHPを知らないでほしいなあ」

 という気持ちがフジノには
 本音として強くあるのです。

 そんな訳で、
 ノミネートをお断りすべきなのか、お受けすべきなのか、
 半日間、悩みました。

 でも、最終的にノミネートをお受けすることにしました。

 その理由は2つあって、
 第1番目が「どうせ落選するから」です。

 これまでにもフジノは
 いろいろな賞に推薦とかノミネートだけはされているんですね。

 でも、受賞は1度もしたことがありません。

 フジノの選挙ポスターを貼ってくれているボランティアさんの姿を
 撮った写真をもとにして広告デザインのコンクールに応募した
 デザイナーの卵の方がいるんですね。
 これは、落選しました。

 昨年9月には、栄誉あるヘルシー・ソサエティ賞(第3回)
 議員部門に推薦していただいて、見事に落選しました。

 その他にもいろいろ「ノミネートされました!」「推薦します!」って
 あったのですけれども、1度も受賞したことはありません。ゼロ。

 だから、「まあ、どうせまた落ちるだろ」というのが1番目の理由です。


● 全ては自殺予防対策の推進の為に/総力戦で自殺予防を!

 そして2番目の理由(これが本気の理由です)は

 「これが自殺予防対策の為に何かのきっかけになってくれれば」

 という想いからです。

 自殺予防対策をいくつもいくつも行なっているのに
 本当に必要な情報が全然届かない。

 政治・行政の広報には限界があります。

 だけどこれまでこのHPを観て
 連絡をくれた自死遺族の方々がたくさんいらっしゃいます。

 追い込まれた末に自殺を考えていたという方から
 電話をもらったことも何百回とあります。

 このHPがきっかけになって
 救われた命(人生が終わるまでは分かりませんけれども)が
 いくつもあるのです。

 だから、今回もこのHPがノミネートされることで
 自殺予防総合対策が進むきっかけになれば、と願っています。

 ●

 こないだ、 市議会で同じ控え室の
 上地克明さん(ニューウイング横須賀)がご自身のHP(9月23日付)で
 こう書いていらっしゃいました。

 > 「政治家の言葉より、息子の「生きて」と言う言葉が
 > どれだけ心に響くか」というコメントには参った・・


 上地さんは、俳優・上地雄輔くんのお父さんなのですね。
 フジノも雄輔くんのブログは大好きで毎日読んでいます。

 その雄輔くんの9月22日の内容
 自殺を考えていた人が雄輔くんの活躍をみて思いとどまった、
 重い病気の方も元気をもらっているetcというものでした。

 上地さんはその日のブログとコメントを読んで
 そう書いたのですね。僕もそのお気持ちは十分理解できます。
 政治の無力さも、政治以外の分野が持つ大きなパワーも。

 雄輔くんのブログにコメントつけてくれた方々のことも
 確かにその通りだとも思うのですね。

 でも、フジノはこうも思うのです。

 政治には政治にしかできない自殺対策がある。
 政治以外の分野には政治以外の分野にしかできない自殺対策がある。

 全ては役割分担であって、どれか1つだけが正しいなんてことはない。
 人の命を守る為には総力戦で
 全ての分野であらゆる人々が
 全力で立ち向かわなければいけない。


 毎日90人もの方がこの国では今この瞬間も亡くなっています。
 こんな異常な現実と闘うには総力戦しかないんです。

 俳優の方にも精神科医の方にも国会議員の方にも
 お母さんもお父さんもおじいさんもおばあさんも近所の人々も
 誰も彼もどんな職業の人々も一緒に力を貸してほしいのです。

 僕はもともと映画会社の人間ですし、
 その前は臨床心理学を専攻する大学生でした。

 楽しい映画でゲラゲラ笑ってストレス解消・ストレス予防もあれば、
 うつに追い込まれた方にカウンセリングで対応するという方法もあります。

 俳優さんの世界も良く知っていますし
 彼ら/彼女らの持つ奇跡を起こすパワーも分かります。

 でも、それだけでは足りないのです。全てじゃないのです。
 つまり、どれか1つの力だけでは足りないのです。

 政治という『手段』にも同じように
 ある種の力があるのです。

 歌によって命が救われる人がいる。
 映画によって命が救われる人がいる。
 美術によって命が救われる人がいる。

 これと全く同じように、
 政治が作った制度によって命が救われる人もいるのです。

 だからこそフジノは政治家として
 本気の政治家がいることを世間に伝える1つの手段として
 毎日このHPで訴えて続けてきました。

 決して諦めないと決めて、想いを伝えてきました。

 届くかどうか分からない言葉を
 届くと信じて全身全霊をこめてパソコンに打ち込んでいます。

 「政治が自殺を救えるはずがない」という批判は
 自殺対策基本法案の為に署名活動をしていた時にも言われました。

 違います。

 「政治だけが自殺を救えるはずがない、
  政治だけでなく全ての人々が闘わなければ救えるはずがない」

 僕はそう応えてきました。

 改めて今もそうお伝えしたいと思うのです。
 だから、そんな想いを届けるささやかな手段の1つとして
 このノミネートをお受けすることにしました。

 有名になんかなりたくないし、
 このHPの良し悪しなんて
 読んだひとりひとりが勝手に決めればいいだけだから
 受賞できなくてもどうでもいい。

 でも、もしも追い込まれた末に亡くなるかもしれなかった誰かの命を
 このHPがきっかけで守ることができるとしたならば...。


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 やれやれ。
 すっかり長文になってしまいました。

 授賞式の会場はフジノの大キライな六本木ヒルズの中にある
 アカデミーヒルズ(49階)というところ。

 エレベーターが大の苦手な僕は
 果たして当日、49階まで行けるのでしょうか...。



2007年10月6日(土)のフジノ
● 今年も『商店街プロレス』でした!

 ついに今年もやってきました!
 『商店街プロレスinわかまつ』の第2弾です。

 若松町商店街振興組合のみなさん、今年もありがとうございます。
 まちおこし、まちを元気にする為の企画、ナイスですね。

 そして、今年も来て下さった『大日本プロレス(BJW)』のみなさん、
 ありがとうございました!

 プロレス大好き・大日本プロレス大好きのフジノには
 うれしくてたまりません。

 昨年は来賓として会場に来ましたが
 (もちろんチケット代は払いました)
 今年は何週間も前から前売り券を買って楽しみにしてました。

 会場は、去年と同じで諏訪神社です。
 境内にリングを置くと、もうあんまりスペースは無くて
 お客さんはすさまじく目の前で激しいプロレスを観ることができます。

 命がけのプロレスをやってるのにチケット代は
 当日立ち見で1500円、指定席2500円。で

 しかも前売り券だと500円引きで
 焼きそばとペットボトルの飲み物付きという安さ!

 選手のみなさんに申し訳なく感じてしまうプライスですが
 地域密着型プロレス団体である大日本プロレスらしい価格設定です。

葛西選手とフジノ  試合前の
 葛西選手と一緒に
 F●CK!

 葛西選手は
 ずうっと前から
 大好きです。

 見た目は怖くて
 レスリングは恐怖ですが
 サイコーに
 いい人です。

 リングの真後ろに鳥居が見えていますよね。あんなに近いんです。

伊東選手と。  試合前の
 伊東竜二選手と。

 まさにヒーロー
 ですよね〜。

 ヒールが
 好きなフジノですが
 伊東選手は
 カッコいいと
 思います。

 まずは11時からこどもたちと選手によるプロレス教室。
 さらに、13時半から大声コンテスト、
 ゴールドジムのベリーダンス教室の先生と生徒さんによる踊りでした。

 そして14時からついに試合開始!

 3試合の後についにメインイベント『蛍光灯デスマッチ』です。

蛍光灯がくくりつけられたリングに立つ3選手  ロープに
 数十本の蛍光灯が
 結びつけられます。

 もちろんロープに
 ふられれば
 すさまじい音と共に
 蛍光灯が
 はじけちります。

 当然、選手は
 血まみれです。

 蛍光灯デスマッチ以外にも、画びょうによる黄金の雨だとか
 はしごや脚立をつかったデスマッチもあります。すごい団体です。

切り刻まれた跡が無数に残る葛西選手の背中  歴戦の兵である
 葛西選手の後ろ姿。

 激しい裂傷で
 傷跡が
 浮き上がっています。

 身体をはって
 命をかけて
 試合を
 しているのですね。

 割れた蛍光灯の
 破片が

 背中だけでなく
 全身に
 つきささります。

 数日経ってから
 アタマの中から
 破片が出てくることも
 よくあるそうです。

 試合だから勝敗は
 もちろんあるのですが
 僕はいつも
 BJWを観ると

 全員が勝者だよな

 と感じます。

 プロレスラーって
 本当にすごい。

 さらにBJWが徹底してすごいところは
 『選手のファンサービスのすさまじさ』に尽きます。

 どれほどケガをして出血していても
 試合が終わったらその足で売店に直行して
 選手自らがグッズを売ります。

 今年も大好きな邪鬼さんと一緒に写真を撮ってもらいました。
 去年も邪鬼さんと一緒に写真を撮ってもらいました。

 「去年も今年も
  ありがとうございました。
  来年もぜひ来てください!」

 「来年も来ますよ!」

 「ぜひチャンピオンのまま
  戻ってきてくださいね!」

 「任せておけ!」

 サインに「フジノさんへ」と名前まで入れてくれました。
 邪鬼さん、本当にありがとうございました。

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 大日本プロレスのみなさん、ありがとうございました。
 若松町商店街振興組合のみなさん、おつかれさまでした。
 本当に楽しかったです。ありがとうございました。

 こういう民間の力でこのまちは元気になっていくのですね。

 政治家として、もっともっと良い意味での
 このまちをもっとおもしろくするお手伝いができるようにしたいです。
 がんばります。



2007年10月7日(日)のフジノ
● 肢体不自由児者運動会へ行ってきました

 今日は3年ぶりに『肢体不自由児者運動会』へ行きました。

 ここ3回はどうしても日程があわなかったのですが
 僕にとってすごく大切な思い出がある大会なので
 1時間だけ、おじゃましました。

第30回肢体不自由児者運動会の看板  会場は、県立保健福祉大学の
 体育館です。きれいで広い!
 本当に良かったです。

 かつては、総合福祉会館の
 ホールで行なっていましたから
 せまかったのですね。

 参加者の数もとっても増えていました。
 当事者の方々は約100名、
 ボランティア・関係者の方々は約160名、
 合計260名にもなりました。うれしい!

 到着して会場に入ったら
 壁のすみっこに立っていようと思ったんですよね。
 来賓席とかイヤだから。

 でも、会場に入った途端に
 司会者の方から

 「フジノさん、パン喰い競争に出てください!」

 と、マイクで言われて
 全く訳が分からないままにうながされて、競争の列に並びました。

 桜台中学校に続いて、運動会に行くと僕は
 いつもこんなキャラですよね(笑)
 もちろん競技に参加するのは大好きです。

 上着を脱いで、さあ、列に並びました。

 前の組がどんどん終わっていきます。
 ついに僕たちの列がまわってきました。

 たぶん人生で初めてのパン喰い競争、
 うまくできるか不安、でも、やっちゃるけん!がんばるぞ。


● パン喰い競争に飛び入り参加しました!

 位置について、走り出すポーズになって、
 あとは「スタート」のかけ声を待つだけ。うーん、緊張だ!

 ついに、パン喰い競争スタート!

 ...する直前に、司会の方になんとマイクで

 「えー、次のレースに出場するのは市議会議員のフジノさんです!
  ごあいさつをお願いします!」

 と、紹介されてマイクを向けられました。

 あたまが真っ白になったまま
 (...だって走る直前ですよ)

 フジノ「こんにちは、フジノです。
      いつもスワンベーカリーのパンを食べてます。
      パン喰い競争がんばります!」


 司会「今日のパンはスワンベーカリーじゃないですけど
     フジノさん、がんばってくださいね!

     さあ、はじめます。ヨーイ!スタート!」



 ふつうの運動会の来賓あいさつって

 「今日はお天気にも恵まれて、本当に良かったと思います。
  みなさん、元気にがんばってください!」

 とかですよね...。

 でもね、マイクが向けられるなんて思ってなかったですから
 もう本当に訳がわからかったのですよ。

 うあぁ、参加者のみなさま、ごめんなさい!
 アドリブは苦手なのです(涙)。

 こうしてパン喰い競争が始まったのですが
 もうアタマが真っ白のフジノは
 つらされて揺れているパンを必死に噛みとって(一瞬で取りました)
 そのまま両手を挙げてトップでゴールです!

 ぶっちぎりでゴール!

 ...した瞬間、まわりを見たら
 まだみんなパンと格闘していました。

 あれ、まずかったかな(汗)

 しばらくしてからみんなゴール。
 明らかにおれ、超KYだ〜。

 激しく照れながら、来賓席に戻りました。

 ぐだぐだの
 来賓あいさつ(?)と

 両手をあげて
 ゴールテープを
 切ってしまったおれ。

 ダメだなあ。

 政治家、
 やっぱり
 むいてないなあ。

 でも、本当に
 楽しかった(笑)

 写真は
 右手にパン、
 左手にプログラム。

 そして、お昼休憩に入りました。

 天気が良かったので、みなさんは外でお弁当。

 フジノは横須賀市の障がい福祉課の職員さんが
 たくさんお手伝いに来て下さっていたので感謝を伝える為に
 体育館の中に残りました。

 世間ではなにかと公務員批判が激しいですけれども
 フジノが日頃かかわりのある現場の市職員さんは
 とてもがんばっていますし、本当にかなり大忙しな毎日です。

 今日だって休みなしな訳ですし、
 来週も知的障がいのある方々の運動会に参加される訳ですね。
 本当にみなさん、おつかれさまです。
 いつも福祉の為にありがとうございます。


● 参加した方々とお話しました

 それから外に出て、お弁当を食べている方々のところに
 ご挨拶にうかがいました。

 「マイクでのあいさつがあまりにもぐだぐだですみませんでした。
  今日は本当に天気も良くて、でも暑すぎなくて良かったですね」

 なんて、話しかけてまわりました(恥ずかしい...)。

 「フジノさん、うちの作業所に見学に来てくださいね!」

 ああ、4年前に見学に行くと約束した
 A作業所の方だ。

 「4年前の約束、覚えてます。実現してなくてごめんなさい!
  行動は遅いのですが約束は絶対に守りますから
  もう少し待っていてくださいね。
  必ず近日中におじゃまします!」

 そうお答えしたら、

 「フジノさん、うちもちゃんと見学きてくださいね」

 との声が、あらゆる所から...。
 ごめんなさーい!絶対に必ず見学に行きますからね。

 ごめんなさい、本当に行動が遅くて。

 その時、後ろから

 「フジノさん、障害者自立支援法、変えてくださいね!」

 と声がかかりました。

 もちろんです、と僕は答えました。

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 新しく総理になった福田首相は、
 自民党総裁選挙の時には

 「障害者自立支援法の抜本的な見直し」

 を公約に掲げていました。だから政治家フジノは
 麻生候補よりも福田候補に期待していました。

 その福田首相が勝利して
 総理になって
 最初の国会がつい先日ありました。

 国会中継をインターネットで見ました。
 民主党はすでに『障害者自立支援法応益負担凍結法案』を
 国会に提出しています。

 民主党と福田総理はどちらも
 障害者自立支援法を抜本的に見直すと言っている訳ですから
 当然、国会での答弁でもそう言うと思っていました。

 でも、福田総理は、総裁選公約をいきなり破って

 「3年後に見直しが決まっていますから
  1200億円の特別対策の効果も見極めながら
  議論を深めていきたい」

 と答弁したのです。裏切られた...。
 何故こんなすぐにウソつくんだよ。ひどすぎる、福田総理は。

 何が癒し系の総理だ。ふざくんな!

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 こんなサイテーな国会中継を先日見たばかりですから
 話しかけてくださった障がいのある方には
 熱く答えました。

 「いち市議会議員にできることは少ないと思うかもしれませんが
  僕のできる全てのことを行なって、
  障害者自立支援法を必ず変えたいと思います!」

 どこの作業所に行ったって、
 まちで障がいのある方に話しかけられたって、
 みんな、障害者自立支援法に苦しめられているという話ばかり。

 この現実を僕は許さない。

 3年後の見直しに向けた活動は当然のこと、
 今できる運動にはできる限り関わっていきますし、
 市の政治家としてできることは市議会で必ず訴えていきます。


● 差別と偏見とスティグマを無くすのは「接すること」につきる

 最後は熱くなってしまいましたが、
 やっぱり本当に運動会たのしかったです。

 運動会、参加者のみなさま、おつかれさまでした。
 そして、突然参加したフジノを受け容れて下さってありがとうございました。


 昨日フジノは、ある市民の方と話していて
 ぶちキレました。

 障がいのある方やリストカットをしてしまう方に対する差別発言が
 どうしても許せなかったのです。

 10分以上、横須賀中央の歩道で怒鳴りあってしまいました。
 どんな相手であろうと、絶対に差別は許せないからです。

 無意識の差別も許せませんが
 意識しての差別は、僕は絶対に許しません。

 でも、それから一晩が明けて
 改めて反省しながら思ったのです。

 もう30代とかになっている大人は、
 障がいのない人もある人も
 一緒に時間と空間を共に過ごす統合教育を受けてきてないし、
 身近に障がいのある人がいなければ理解できないんだろうなあ、と。

 そんな人に怒っても時間がムダだったなあ、と。

 怒るよりももっとポジティブな在り方、
 例えば、今日の運動会みたいな場所に顔を出すだけでもいいから
 来てもらえたら、必ず人は変わるだろう、と。

 僕のこころにだって、差別感がもたげる時がある。
 誰でも完璧な人間ではありえない。

 でも、障がいがあるとかないとかをはじめとする
 いろいろなことって、一緒に過ごしてみるとたいてい消えてなくなる。

 だからこそ、関わってほしい、交わってほしいのです。

 楽しい時間を一緒に過ごせば
 障がいがあるとかないとか、そんなの関係なくなる。

 相手は人間、自分と同じ。
 それだけのこと。

 昨日の今日だからよけいにそう感じたのですが、
 ボランティアさんが160名も参加してくれた今日の運動会を思うと
 やっぱり『答え』は接することにある、と僕は感じます。

 そうしたらもっと素敵な暮らしが待っているわけです。
 差別の無い社会は、誰にとっても暮らしやすい社会なのですから。

 それは決して難しいことではありません。
 あなた1人が少し変わることができたら
 必ず変わっていくのですから。


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