まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年4月5日(土)のフジノその2
● 『(紙の上の)ユグドラシル』へ

 雑誌社のインタビューを終えると、そのまま、東京・青山へ。

 青山円形劇場で行なわれた
 『innerchild』劇団10周年記念公演を観にいきました。
 タイトルは『(紙の上の)ユグドラシル』です。

 フジノの大切な妹分のひとりが出演しております。

 初めて観にいったのですが
 青山円形劇場って
 ステージが独特でした。

 ぐるりと観客席があって
 その真ん中に
 円形の
 ステージがあるんです。

 客席と舞台はすごく近いです。

 ミュージカルや大きな舞台の演劇は観るのですが
 わりと小さな劇場で観るのは初めてでした。

 2時間超のステージだったのですが、
 とても新鮮で楽しかったです。

 どんな役を演じるかを全く知らないままに観にいって、
 わが妹分の最初の出番が男性に抱きつくシーンだったので
 いきなりけっこうショックでした(涙)。

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 女優の道を志していた美しいわが妹分は、
 大学時代から芸能プロダクションに所属していました。

 華やかな芸能界での仕事の話を聞かせてもらいながら、
 いつも活躍を祈っていました。

 しかし、厳しいショービズの世界にはよくある話なのですが
 わが妹分も女優業をフェードアウトしていきました。

 いろいろな苦い想いをしたことだと思います。

 けれども、それから何年間かが経って、
 この舞台への出演を聴かされました。

 とても良いことだと思いました。

 再び自分の大切なものをまっとうしようとがんばっている姿を
 この目に焼きつけておきたいと僕は思いました。

 今日は観にいって良かった、
 と感じました。


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 多くの人々が生きていく暮らしとは
 やや異なる道を選んでしまった場合、
 孤立や苦しみや葛藤を体験することがとても多いと思います。

 そうした道を選んだ人々/選ぼうとしている人々には
 それでもあえてがんばってほしいと僕は願っています。

 人生は1回しか無くて、
 それを生きるのは自分だけにしかできない訳です。

 燃え尽きてもなお突き進んでいってほしい。

 たった1度の生を自らが信じるままに
 ぜひまっとうしてほしいと願っています。

 4月は多くの人々にとって
 始まりの季節だと思います。

 みんな、がんばれ!

 挫折の方が多いのが人生です。
 それでも自分の信じる道を突き進んでほしいと思います。

 がんばって!



2008年4月5日(土)のフジノその1
● タウンニュース紙がコメントを取り上げてくれました

 昨日発行されたタウンニュース紙では
 設置から1年が経ったスーパー防犯灯の効果についてが
 1面トップ記事として報道されました。

 『スーパー防犯灯設置から1年、犯罪件数減少も凶行防げず』

 記事の中で、フジノの意見が掲載されました(赤枠の中です)。
 この意見の詳しい内容については
 先日の活動日記に記しましたのでご覧下さい。


 (2008年4月4日(金)付・タウンニュース紙・1面より)
事件・事故など緊急時の通報システムを備えたスーパー防犯灯8基が基地周辺地区に設置されて約1年が経過した。3月、設置箇所近くの汐入でタクシー運転手が殺害されるなどの痛ましい事件が起きる中、防犯灯の効果を取材した。スーパー防犯灯が設置された背景には、平成18年1月に米が浜通で発生した米兵による殺人事件がある。市、米軍、警察らによる協議の上、昨年4月、整備費用約4,500万円で8基の防犯灯が基地周辺の本町、米が浜地区に整備された。同防犯灯には、警察につながる通報システムと、ドーム型防犯カメラが備えられている。市民安全課の担当者によると、設置した昨年4月から今年2月までで、訓練の場合を除き、通報ボタンが押されたのは計30回。この内、1回が「近くに酔っ払いがいる」との通報で、残りの29回が悪戯と見られている。いずれも、警察官が現場へ駆けつけることはなかったという。防犯カメラに関しては、3月汐入でタクシー運転手が殺害された際に、市が画像を警察に提供するなど、捜査に協力もしてきた。一方、再び殺人事件が起きたことに対して同担当者は「事件現場が設置箇所から離れていることもあり、防犯灯と直接的な関係は無いと考えている。(防犯灯を)設置したからといって、犯罪が全く無くなるわけではない」と話す。市全体では犯罪件数は減少傾向にあり、今後も防犯灯が街頭犯罪の抑止力となることに期待している。一方、市議会で基地周辺の安全対策について発言してきた藤野英明議員(無所属)は「本来は対策を取るべき米軍が十分な対策を取らない以上、市が設置したことは評価できる。しかし、防犯カメラはあくまでも起こった事件の証拠にしかならず、犯罪の発生そのものを防ぐ抑止力にはならない」と話す。防犯カメラ費用助成。米軍再編交付金の使途の一つとして、市は今年度から、町内会などから防犯カメラを設置したいという要望があった場合、その費用を助成する。1基につき67万5千円を限度額とし、今年度予算に総額2,025万円を計上している。併せて、市では4月1日から「犯罪のない安全で安心なまちづくり条例」が施行される。犯罪件数ゼロに向けて、市民、米軍、地域団体等のさらなる連携が求められる。
                             

● 雑誌社の取材でした

 昨夜は忙しくて、ふとんに入ったのは朝4時半頃でした。
 3時間半くらいしたらすぐに出発して、ある雑誌社の取材を受けました。

 某ホテルの1室で、2人の方から取材を受けました。

 依頼の電話を受けた当初は
 フジノ事務所での取材を希望されたのですが
 「あまりにも書類や文献が散らばっていて入れません」とお答えした所、
 ホテルの1室を使っての取材になりました。

 ふだんは、電話でコメントを述べて終わり!とか、
 日頃愛用しているアフタヌーンティー(モアーズの1階ですね)で
 取材を受けることが多いので、
 ちゃんとした部屋でしかもソファに座ってのコメントって
 新鮮でしたし、なんかちょっと豪華でした。

 しかも記者(雑誌社でも記者と呼ぶのでしょうか?)の
 お2人が『働きマン』みたく、おしゃれでスマートだったのですよ!

 寝不足でぼへぇっとしていたフジノにとって
 長身にパリッとした白いシャツ姿の記者の方が
 すごくカッコよく映りました。

 2時間のやりとりは、
 たぶんフジノの名前も出ないのだろうなあと思うのですが
 しっかりと想いを伝えてきました。
                      

● マスメディア・インターネットと新世代の政治家の在り方

 なんだかフジノは3月からずっと
 マスメディアでの露出が多いですよね。

 心身ともに調子が悪くて
 自分自身では活動を抑えめにしていたのですが
 その分、まわりの方々が報道して下さるという、
 すごくラッキーな1ヶ月だったと思います。

 ふりかえると政治家1期目の4年間は、
 茶色い髪に長髪だったりしたせいで
 イロモノ的な扱いの取材依頼もありました。

 その他にも
 『20代の政治家』とか『異色のキャリア』とか、
 『ネット時代のブロガー議員』とか、
 政策とは全くカンケーないテーマの取材依頼もありました。

 こういう依頼を全て断ってきたおかげで
 2期目に入ってからは
 そもそもそういう取材依頼が無くなりました。

 昨年暮れからは
 髪の毛も黒くしてみたりショートにしてみたり
 キャラクター的にも地味にしているのですが
 この1ヶ月間の露出を思うとすごく恵まれていると感じます。

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 マスメディアに露出して発言したり、
 マイメディアであるインターネットで発言をすることは、
 政治的に対立している意見の人々には『攻撃の材料』にされます。

 すごく細かな発言のミスとか失言だとか攻撃材料を探す為に
 フジノHPをしつこく観ている人々もいますし、
 会うたびにフジノHPの文章についてコメントする市職員とかもいて、
 うんざりさせられることもたびたびあります。

 でも、マスメディア&インターネットの時代に
 政治家がきちんと自分の意見を発信することは絶対不可欠です。

 たとえ、足をすくわれる危険性があっても
 政治家としての意見を覚悟を持って常に発言していかなければ
 市民のみなさまに、このまちにあふれる問題を理解してもらうのはムリです。

 いずれ後に続く新しい世代の政治家たちは
 フジノが感じているような危機感は、誰もが持っているはずです。

 もっとリーダーシップを取って
 自分の意見を発信する新世代の政治家たちが
 早く現れてほしいと強く僕は願っています。

 例えば、政治家のHPの在るべき姿とは、
 このまちで何か問題が起こった時に
 明日の新聞まで待たなくても
 正しい情報がすぐに分かるものでなければいけない。

 あるいは、対立する意見が出ている問題を
 市民の方々が考える時に
 賛成であれ、反対であれ、
 進むべき道を指し示すようなものでなければいけない。

 ささやかな娯楽や息抜きの話題と思える記事であっても同じ。

 そんな新しい政治家に早く世代交代してほしい。
 移り変わりの激しい現代において
 もうそろそろ僕のような古いタイプの政治家の出番は終わり、
 交代の時期だと思うのです。

 がんばれ、次の世代の政治家たち。



2008年4月4日(金)のフジノその3
● スワンベーカリーでお昼ごはん

 この1週間のフジノの活動日記を見ていると
 アメリカ兵による殺人事件ばかりに忙殺されているみたいですけど
 そんなことはありません。

 メインの政策である障がいのある方々の福祉のこと、
 自殺予防対策のこと、いつも考えています。

 今日は、お昼ごはんの為に
 上町1丁目のフジノ事務所から20分ほど歩いて県立大学駅へ。

 フジノの大切な夢である『スワンベーカリー』へ。
 お昼ごはんを食べました。

 1ヶ月に何回かはここを訪れて
 店内でごはんを食べながら、
 働いている方々や訪れるお客さんの様子を眺めています。

 かつて「スワンベーカリーを横須賀へ」と
 ヤマト福祉財団にフジノが必死にお願いしたことだとか

 沢田前市長自らが
 京急ウィズに足を運んで働きかけてくれたことだとか

 たくさんの関係者のご尽力があって
 ようやく2年前にオープンが実現したことなんて

 パンを買う人も作る人も売る人も
 誰も今ではそんなことは知りません。

 でも、提案者であるフジノは、
 何年過ぎても足を運ばずにいられません。

 いつもドキドキしながら、パンを食べています。

 そして、働いてくれている人々の元気いっぱいの声が聴けて、
 おいしいパンをたくさんの人々が買ってくれて、
 まちにお店が溶け込んでいるという
 その事実をいつものように確認すると、安心します。

 つい先日も、

 「もっとスワンベーカリーが市内にたくさんあればいいのに」

 と市民の方から提案されました。

 スワンベーカリーは本当に良いお店ですよね。

 政治家としてもっと働く場を増やせるように
 どんどん良い政策を提案していきますからね。


● 自殺予防対策とは、憎しみではなく生きていく為のもの

 午後、ベテランの臨床心理士さんと
 自殺予防対策の在り方について意見交換をしました。

 先日ある機会で出会った自殺予防に取り組んでいる方の
 活動スタイルは怒りに満ちていて、
 フジノは違和感でいっぱいになりました。

 語られる話は、
 他人への憎しみ、怒り、憎悪でいっぱいだったのです。

 そういう想いを抱えた方が自殺予防対策に取り組むことは
 とてもネガティブな影響が大きいと感じて
 すごく残念なことだと感じました。

 一方、フジノが信じる自殺予防対策の在り方とは
 遺された方もまた元気になれるように
 誰もが生きていくことを
 もう1度意味のあるものだと信じられるようにしていくことです。

 こうした自殺予防対策の在り方の違いについて
 大先輩である臨床心理士さんと意見交換をしました。

 フジノは、正しいと信じる在り方で
 自殺予防対策をすすめていきたいと思います。

 憎しみや怒りは、悲しみのプロセスの最初の方の段階です。

 悲しみのプロセスをきちんと体験しないままに
 活動に飛び込んでいくことはとても危険だと僕は考えます。

 その方自身がまず自分の悲しみのプロセスに
 しっかりと向き合っていくことが必要だと考えます。

 つまり、その方はまだ他人に自殺予防対策を語るべき立場ではない、
 とフジノは強く感じました。

 いろいろな団体が現在では活動していて
 いろいろなスタイルが存在していても良いのかもしれませんが
 僕は何でもありだとは考えていません。

 憎しみにもとづいた活動は
 正しくないと考えています。

 これまでは、団体と団体のカンケーというのを大事にして
 他の団体に意見を述べることを避けてきました。

 けれども今後は、フジノなりに信じる活動の在り方を
 例え他団体とのカンケーの悪化があるとしても
 そうした意見もきちんと伝えていこうと思いました。

 もしもそうした意見を述べることが団体間のカンケーを悪化させるなら
 フジノは『地方議員有志の会』代表を辞めるのもいいかもしれません。

 もうただ自殺予防対策を訴えていれば良い時期は終わりました。

 これからは本当に効果がある対策が
 取られなければいけない時期です。

 そんなことを今日、改めて考えました。


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 明日はまたアメリカ兵による犯罪の問題で
 雑誌社の取材です。

 でも、フジノのメインの政策はいつも
 自殺予防対策をすすめることと精神保健福祉の向上です。

 ひとり親家庭(特にシングルファーザーのご家庭)のサポートと
 市民病院改革も片時も忘れたことはありません。

 さらに今年は公立保育園の民営化問題もあります。

 高次脳機能障がい、視覚障がい、慢性期の脳血管障がい、
 などがある方々の暮らしをサポートすることも
 フジノの大切な政策です。

 また、知的障がいのある方々と
 1年間かけてじっくりと交流することも大切なテーマです。

 いわゆる性的マイノリティとされる方々の人権を守ること、
 性的な多様性を保障する為の活動も今まさに始めたばかりです。

 1つのテーマが続くと(例えば今回はアメリカ兵犯罪)、
 フジノが他の政策を忘れているかのように
 市民の方からメールを頂くのですが

 そんなことは絶対にありません。
 どうか、ご安心ください。

 さあ、明日もお互いにがんばりましょうね!



2008年4月4日(金)のフジノその2
● 外務副大臣との会見結果/米兵によるタクシー運転手殺人事件

 (18時現在に書いています)

 13時30分から行なわれた
 木村・外務副大臣と蒲谷市長との会見の結果報告が
 ペーパーで先ほど市議会議員宛に渡されました。

 (pdfファイルはこちらです)

 ペーパーをご覧頂くと分かると思うのですが、
 外務副大臣との会見はわずか20分ほどで終わりました。

 あくまでも外務副大臣が
 『国の対応を説明に来た』というレベルのものに過ぎませんでした。

 その場で、蒲谷市長と山口市議会議長が
 抗議文を読み上げて市と市議会の姿勢を伝えたことそのものは
 評価したいと思います。

 しかし、外務副大臣はそもそも14時には
 別件で横須賀市役所を退出しなければならなかったとのこと。

 横須賀市が改善策などを訴えるには
 あまりにも時間が無さ過ぎました。

 つまり、政府が説明する場でしかなかったのです。
 非常に残念です。

 アメリカ軍兵士によって
 何の罪も無い市民の命が奪われていることを
 政府はどう受け止めるべきなのか

 もっと横須賀の声を聴く為の時間を
 しっかりと設定すべきでした。

 政府の姿勢にもフジノは強い疑問を抱きました。

 沖縄の事件の時といい、今回の殺人事件といい、
 政府は国民を守るという意識が無いのではないかと愕然とします。

 国民のいのちを守る気が無くて
 それで政府なのか、と情けなくなります。



2008年4月4日(金)のフジノその1
● 外務副大臣が横須賀に来ます

 (13時現在に書いています)

 まもなく13時30分から、外務副大臣の木村仁参議院議員
 横須賀市役所にて市長と話し合いを行ないます。

 話し合われる内容について
 市議会議員宛のFAXには詳しいことが全く記されていませんが

 蒲谷市長は横須賀市民の代表として
 政府に対して言うべきことを全て主張すべきです。

 ここでしっかりと主張できなければ
 アメリカ軍の責任だけでなく
 蒲谷市長の責任問題にもなるということを意識してほしい。

 昨日のアメリカ軍の謝罪に対して

 「最悪の事件だ」

 と言い切った蒲谷市長に(的確なコメントでした)、

 今度は、実務面で政府に対して
 どれだけ的確に市民の想いを主張して成果を出せるかが
 求められています。

 ここは市長にがんばってほしいと応援したいと思います。


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