まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年7月5日(土)のフジノその2
● 卍LINEリリースパーティー@GREEN HILL

 パソコンで資料を作成したり、原稿を書く仕事をしている時や
 家に帰って寝る前や、寝てる時もエンドレスのリピートにして

 発売から10日間、何百回聴いたか分からない卍LINEのCD

 16曲のCDには、
 こころの底から共感する歌がいくつもいくつもありました。

 例えば、政治家フジノとしては
 『アンチ卍』や『韻 DE KILL TV』は特にシンクロする想いでした。

 政治家フジノと卍LINEは明らかに立場は違うかもしれないけど
 アンチ政治家フジノの人々に対して
 フジノが伝えたい言葉があるとすれば
 『アンチ卍』の中に歌われているものと同じです。

 もともと映画業界にいた人間として、
 そして今も政治家として
 マスメディアの力を借りなければいろいろなことが進められない中で

 それなのにマスメディア嫌いって何だよ、と言われるフジノは
 メディアに対する想いは、やっぱり『韻 DE KILL TV』の通りなんです。


 個人としてのフジノは、
 『R.I.P.TERRY THE AKI−06』にシンクロしていました。

 昨年8月に大切な盟友であるテリ山さんを喪った窪塚くんの気持ちを
 卍LINEが歌うのを聴くたびに、胸がしめつけられました。

 大切な人を喪う痛みは、僕も、とてもよく知っています。
 だから僕は政治家に転職せざるをえなかったから。


------------------------------------------------

 もう本当この数日間は、
 この瞬間があるから歯を食いしばって仕事に耐えてきて
 ようやく今夜、ライブでの卍LINEを初めて聴くことができました。



 歌っているのは卍LINEなんだけど、僕にとっては
 やっぱりあの窪塚くんが横須賀でまた歌ってくれたという感覚で

 本当に、かけたい言葉は「おかえり」だったです。

 『詩孫』の時は純粋に彼の詩と歌のパワーに涙が出たけど、
 今日はまた別の意味で涙が出てしまった。

 この2年間の卍LINEの活動を
 横須賀からインターネットや雑誌での情報だけだけど追ってきて

 もう2度と歌えなくなってしまうんじゃないかと
 去年すごく心配したりして、

 でも、そんなことはなくて、歌い続けてきた彼なんだけど
 やっぱり僕自身の目で観て耳で聴きたかったから

 彼がそこに立っているだけで、ホッとして、涙が出そうだった。



 そして、GREEN HILLを埋め尽くした満員のお客さんが
 卍LINEを大好きでたまらないという感じなのを見て

 本当にうれしくて、泣けた。

 おかえり。待ってたよ。

 お互いにどこまで行けるのか分からないけど
 燃え尽きるまで命を燃やし続けていこうよ。おれも負けないよ。



2008年7月5日(土)のフジノその1
● カミングアウトされる側としての責任って何だろう?

 人権を守るのが政治家の仕事なので
 『性的な多様性を保障すること』も当たり前のことなのですが

 市議会でとりあげるようになってから
 フジノにカミングアウトしてくれる方が多くなりました。

 僕は、過去に友達からカミングアウトされたことがありました。

 その時にも、実は、何にも感じませんでした。

 たぶん相手には

 「もっと早くから言ってくれてたら良かったのに」

 とか

 「知らなかったせいで、いろいろ不便をかけてごめんね」

 とか、話したような気がします。
 かなり前のことなので、ハッキリとは憶えていません。

 そうした過去の経験とは全く別に、
 今年になって政治家として
 『性的な多様性の保障』に取り組むようになって

 (話が最初に戻るのですが)

 カミングアウトされることが多くなって
 でも、フジノは、何にも感じないんです。

 たぶん、

 「話しづらかっただろうことを、わざわざありがとうございます」

 とか言えなければいけないのかもしれないのですが
 リアルに何にも感じないのです。

 「今まで大変でしたか?」

 とか、質問した方がいいのかな、と思ってしまったりするんです。

 フジノと長くつきあったことがある友達なら分かると思うのですが
 人権意識が高いとかそういう立派なことじゃなくて
 いろんなことに無頓着というか

 例えば、精神障がいがあろうが無かろうが
 リストカットの跡がたくさんあろうが無かろうが
 全然気にならないんです。

 その方がそのことを語りたければ
 もちろんしっかりとお話を傾聴させていただきますが
 基本的にその方が話さなければ、全然そのことが気にならないんです。

 だから、もしかしたら相手はすさまじく勇気をふりしぼって
 カミングアウトしてくださったのかもしれなくても
 フジノ自身は「ふむ、そうですか」という感じなんですね。

 決して真剣じゃないとかそういうことでは100%無いんです。
 人はいろいろなんだし、別にいいじゃないか、というか
 そんな感じなんです。

 でも、もっと驚いたりとかした方がいいですか?

 それとも、こういう風な反応って
 もしかして『慣れ』から来ているネガティブな反応なんだろうか。

 フジノは若い女性からリスカがたくさんある両腕を
 すごく深刻な表情で見せられても
 傷そのものに対して
 驚きも何も感じなくなっていたりだとか

 (そうせざるをえなかったその方の
  現在の環境やこれまでの生き方には関心がわくのですけれど...)

 あるいは、精神科の薬をのんでいるんです、と告白されても
 はあ、という反応しか出てこないんです。

 それで「困っていることがあって」とか「つらくて」というなら
 「どうしたんですか?」とはお聞きすることができるんですが

 ビアンであってもゲイであっても
 ごめんなさい、カミングアウト慣れしてしまったのではなくて

 もともとフジノは気にならないんです。

 だから、反応が薄くても、気にしないで下さい。

 だから、フジノに対しては
 あんまり勇気をふりしぼってカミングアウトするとかじゃない姿勢で
 気楽な感じでいてください。たぶん、力を入れてやってくると、
 フジノの反応に対して、拍子抜けしてしまうと思います。


-------------------------------------

 カミングアウトされる側の責任、というのを
 たくさん考えました。

 政治家として、人権を守る立場として、
 苦しみや困難など本来ならば受けるべきでない痛みを
 受けさせられている方々には

 法的な問題とか社会的な偏見とか
 変えなければならないことには
 いくらでも怒りと正義の為に
 責任をもって全力で立ち向かっていきますが

 個人としては、リアクションが薄くてごめんなさい。

 個人としては、人はみんないろいろだから、という心境になってて
 その人にとっては深刻な事柄を誰かに告白されたとしても
 たぶん僕は反応が薄いです。ごめんなさい。



2008年7月4日(金)のフジノ
● 当選同期会『いちご会』でした

 夜から、当選同期会『いちご会』でした。

 平成15年の市議会議員選挙で初当選した12名で、
 3・6・9・12月議会(定例会)が終わるごとに
 『お疲れさま会』の名目で集まって、意見交換を行なっています。

 今夜の会場は、日の出町の洋風居酒屋『fine』でした。
 お料理、とてもおいしかったです。

 みんなで乾杯をしてからは、
 いろいろな意見交換をしました。

 今回は特に、上地さん(上地克明議員・ニューウイング横須賀)
 団長として複数の議員と共にアメリカを訪れて
 原子力空母の視察を行なってきた、お話をうかがいました。

 (ぜひ上地さんHPの『かっちゃん日記』をご覧下さい)

 原子力空母問題のように賛成・反対を問わず
 このまち全体の将来を左右する問題について

 会派を超えて、率直な意見交換ができる場があることは
 大きな意義があることだと考えています。

 フジノからも、先日このコーナーに記した
 市の納得できない対応について
 他の会派でもどうかみなさん問題提起して下さい、とお願いしました。


● 早くも来年の市長選挙の話題でした

 その後、来年に行なわれる横須賀市長選挙の
 話題になりました。

 世間のウワサでは、我らが同期12名の中から
 3人もの人が立候補するのではないかと言われているそうです。

 すごいぞ、わが同期!

 政治家2期目5年間の仕事ぶりで、
 市民の方々から次期市長候補として名前があがるなんて
 同期として誇りに感じます。

 当然ながら、3名の中にフジノは入っておりません(笑)

 市政全体をつかさどるのが市長ですから
 福祉政策オンリーのフジノではウワサにすらあがりません。

 ま、当然ですね。

------------------------------------------

 まだ来年のことを話すのは、早すぎるのですけれど
 フジノは1つだけ決めていることがあります。

 それは、徹底的なマニフェスト選挙にする、ということです。

 フジノは、同期を応援するつもりはありません。

 前回の市長選挙と同じく、フジノは


 (1)必ず全ての立候補者に、マニフェストを掲げていただきます

 (2)必ず全ての立候補者に、討論会に出席していただきます

 (3)必ず全ての立候補者に、直接お会いしてお話をうかがいます



 この3条件がフジノが認める立候補者としての
 最低の条件だと考えています。

 3つのうちマニフェスト&討論会出席をしない人については
 選挙管理委員会で書類を受理されたとしても
 フジノはその人を候補者としてさえ認めたくありません。

 その上で、
 現実的なマニフェスト(市民との契約である政策集)に基づいた
 討論会での政策論議が市民のみなさまの前で
 十分に行なわることを通じて

 新しい横須賀の姿を実現できると信じられる候補者がいれば、

 その時には、政治家フジノは自分の全身全霊をかけて
 その立候補者を応援したいと考えています。

 けれども、

 個人的には、世間でウワサになっている同期3名の他にも
 僕には、ぜひ立候補していただきたい方々がいます。

 そうした方々にも
 ぜひマニフェスト作成をすすめてほしいと願っています。

 何故ならば、誰が次の市長になったとしても
 横須賀市には問題が本当に山積みです。

 本気の豪腕で改革をすすめていかなければ
 このまちは必ず沈没するでしょう。

 だから、きれいごとはいらないんです。

 国とも県とも戦うことができる、
 本気でこのまちを変えられる人が必要なのです。

 横須賀市民の為に命をかけて働く横須賀市長を
 市民のみなさまと一緒に選びたい、とフジノは考えています。


------------------------------------------

 まだちょっと早すぎるお話なのですが
 フジノの態度を早めにしっかりと表明しておけば

 市長選挙について
 市民の方々に質問されるたびに

 「あ、その件については僕のHPの活動日記7月4日を読んで下さい」

 と言えばいいだけですからね(笑)。

 そして、

 「それよりも政策の話を聴いてください」

 と、言えますからね。

 だから、市民のみなさまにお願いします。

 今日を最後に来年の市長選挙について
 電話・メール・まちかどで会った時とか
 もう一切、市長選挙についてフジノに質問しないで下さいね。

 それよりも今やらなければならない政策が
 たくさんあるのですから。



2008年7月3日(木)のフジノ
● どうしても納得できない市の対応

 どうしても納得できない仕事上の問題とぶつかり
 昨日は一晩徹夜してその問題について調べて

 その問題について今日は丸1日、
 市の複数の担当部署と話し合ったのですけれど

 何にも進展が無くて、あまりにも市が動かないので

 「おれの感覚がおかしいのか!?」

 と分からなくなって

 複数の市民の方々のもとを訪れたり電話してみたり
 某新聞社の記者の方々にも電話してみたりして

 「この問題に対して、僕の対応は過剰ですか?過敏すぎますか?」

 と尋ねてみたら、

 「いや、フジノさんの対応で絶対正しいですよ。動くべきです」

 と言われました。

 やっぱり市民感覚からするとフジノの判断は正しいのに、
 何故、市は動こうとしないんだ!

 悔しい。全然、納得できない。

 そこで明日、尊敬する県議会議員の方のもとへうかがって

 市が動かない以上、せめて県だけでも動いてもらえないかと
 相談にのっていただこうと決心しました。

 この問題は明日も動いてみて
 報告できることがあれば、すぐにHPに書きますね。
                                

● 親を亡くしてきょうだいを失った白い子猫

 徹夜で疲れていたのに加えて
 朝から食事をとっていなかったので

 夕方に仕事を終えてから
 大切な隠れ家にしているカフェにカレーを食べに行きました。

 今となってみると、どうしてこの話題になったのか分かりませんが
 初対面の他のお客さんたちと話しているうちに

 親猫を先週の火曜日に交通事故で亡くした
 生まれてまだ1ヶ月しか経っていない野良の子猫を

 フジノの家でもらいうけるかもしれない、ということになりました。

 さっそく子猫をいま預かってくれているお宅に
 その子猫を見にいきました。



 親猫を先週の火曜日に交通事故で亡くしただけでなく、
 他の2匹のきょうだい猫も姿が見えなくなってしまい
 完全にひとりぼっちになってしまった、
 この子猫。

 今週中にもらい手が見つからなければ
 保健所にお願いして、処分してもらうとのことでした。

 なんとか、僕たちが飼ってあげたい。

-------------------------------------------------

 かつてフジノが高校生の時、
 交通事故で大ケガをしている白い子猫を拾って

 あらゆる動物病院から「助からないからムリだ」と受診拒否され続けて
 やっと診てくれ獣医さんの奇跡の手術のおかげで助かって

 それから16年にわたって我が家で暮らしていたのですが
 昨年11月に突然、亡くなってしまいました。

 最後は僕の判断で安楽死を選びました。

 16年前、他の獣医たちには救えないほどの
 重症を負っていた子猫を救った獣医さんに
 それから16年後に安楽死をお願いせざるをえなかったことは

 言葉にはできない苦しみがありました。



 それ以来、もう8ヶ月を過ぎるのですが
 僕のおふくろは明らかにペットロスに苦しみ続けており、

 僕自身にとってもその白い猫は
 亡くなった元恋人との最後の形見としての存在であったので
 言葉にはできない寂寥感を抱きながら過ごしてきました。

 その白い猫と重ねても意味は無いのですが、

 まさにその白い猫を拾ったのと
 ほとんど変わらない場所で

 再びこうして交通事故に関わった子猫と出会ったことを
 見過ごすことはとても難しかったです。

 果たして飼うことになるのかどうかは
 いろいろな困難があるのですが

 何とかしていのちを救いたいです。

 週末までに結論を出して
 たとえ僕たちが飼うことができないとしても

 絶対にもらってくれる人を探したいと思います。



2008年7月2日(水)のフジノその2
● 志の高い学生たちにフジノは強く期待しています

 今日は、県立保健福祉大学の学生さんと
 2時間ほどお話しする機会がありました。

 久しぶりに保健福祉大学のカフェテリアに行って
 いろいろなことをお互いにお話しました。

 その方が卒業論文で書こうとしているテーマは
 フジノにとってかなり興味深くて
 現在の社会福祉の世界では、まだまだ研究が少ない分野でした。

 先行研究がほとんど存在しない訳ですから、
 きっと論文を書くのは苦労の連続だと思います。

 データも無ければ、参考にする文献も無い訳ですから、
 自分自身がその道の開拓者にならなければいけないのですね。

 けれども、完成させることができたら
 本当に素晴らしいものになるはずだと感じました。

 志の高いこの学生さんに強く感銘を受けました。


-----------------------------------------------

 6月4日のこのコーナーに記した
 カフェトークに参加してくれた
 アメリカから留学している大学院生が

 この1ヶ月間ほど、
 調査研究の為にかなりの回数で横須賀を訪れて

 フジノが紹介した方やいろいろな市民の方々に会っては
 聴き取り調査をしているのですね。

 本当に熱心な彼の姿を見かけるたびに、
 休学中の大学院生であるフジノはうらやましくてたまらなくなります。

 彼もまた志が高くて素晴らしいと思います。


-----------------------------------------------

 2人とも、本当に志が高くて、勉強熱心で、素敵です。

 働けば働くほど勉強がしたくなる、というのは
 大人であれば誰もが感じることだと思いますが

 2人の大学生・大学院生との出会いを通して
 フジノは本当にうらやましくてたまりません。

 もっと、勉強がしたい。

 仕事をするようになると
 自分に足りないものが何かがハッキリ分かるようになるので、
 何を新たに学ぶべきかも明確になる訳です。

 せっかくフジノは大学院に合格することができて
 日本でも有数の素晴らしい指導教授の研究室に入ることができたのに

 学費を捻出することができないという理由で
 休学せざるをえないことが本当に悔しいです。

 「人生は長いのだから、ゆっくり学べばいい」

 という励ましのメールをくれた人がいるのですが
 別にフジノは『学びたい気持ち』を満足させる為の
 遊びの勉強では無くて

 現実を変える為に必要な研究を
 今すぐにやりたいのです。

 もう34才ですから20代の時ほどには
 もう自分の知力や体力が無いこと、つまり衰えていることは
 ハッキリ自覚できている訳です。

 だから、焦ります。

 がんばって働いても働いても成果を出しても
 成果で給料が上がる仕事じゃないから
 来年になっても復学できるめどなんて全く立っていないし

 本当に悔しい。

 お金が無いというだけの理由で、
 学ばねばならない時に学べないことは本当につらい。

 2人の学生との出会いはこんな風にフジノを焦らせると同時に、
 僕自身ができないことを託したいという気持ちにもさせます。

 志の高い学生に、本当に全力を尽くしてがんばってほしいです。

 人生の中で、学生として時間をフルに使って学べる期間は、
 本当に短いです。

 社会人をしながらの学生とか、
 リタイヤした後の入学とかとは、やっぱり違うんです。

 だからこそ、本当に2人にはこころから期待しています。
 どうか全力を尽くして下さいね。がんばって!



2008年7月2日(水)のフジノ
● 市民が2500円も払ってるのに政治家は無料でいいのか?

 横須賀の真夏の一大イベントといえば
 『開国花火大会』です。



 この花火大会に、

 2003年から横須賀新港埠頭などの花火が観やすい場所に
 『市民協賛席』という2500円(ワンドリンク付き)の
 有料席が3800席、作られました。

 (2003年当初は2000円でドリンクなしでした)

 これは、

 ・観やすい場所で座ってご覧いただきたいこと

 ・有料とさせていただいて少しでも収入を増やして費用に充てること


 という2つの目的を満たす、ナイスアイディアでした。

 (今年もすでにチケットぴあ・JTB横須賀支店・
  近畿日本ツーリスト横須賀支店で発売中です)


-----------------------------------------------

 しかし、毎年この時期になると
 市議会議員宛に
 無料の『招待券』が2枚ペアで送られてくるのです。

 これを見るたびにフジノは
 すごくイヤな気持ちになっていました。

 元映画会社の社員で興行部にいた人間として
 フジノにとって招待券(無料)ほど、イヤなものはありません。

 何故なら、それは無料であって、収入ゼロなのです。

 あくまでも株主さまの優待券ですとか
 マスメディアに記事や番組でとりあげてもらう為ならば
 しかたがありません。

 けれども、本来は無料の招待券は作るべきではありません。

 有料でお金を支払ってくださるお客さまがいる一方で
 無料で同じように席に座れるなんて、
 おかしいと思いませんか?

 だから、花火大会のこの特等席の無料招待券が送られてくると
 毎年フジノは破って捨てていました。

 1度もこの無料招待券を使ったことはありません。

 毎年、開国花火大会には行ってますが
 平成町のうみかぜ公園やベースの中だとか
 文化会館の上の中央公園から、自分で場所をとって観ています。

 もちろん今年も自分で場所とりして花火を観ます。

 これまで、500席も無料席が設けられてきました。

 つまり、横須賀市は毎年125万円もロスしてきたのです。

 本当に3800席を完売したならば
 950万円の収入になります。

 そして、この950万円は
 もちろん花火大会の費用に充てることができます。

 花火大会の費用は、もちろん市民のみなさんの税金から出ています。

 (下の画像は、今年度の予算書です)


 花火大会と開国ダンシングで、
 6990万円の税金を使っています。

 (これには開国祭担当の非常勤職員などの給与は入っていません)

 観光事業は重要ですが、市の財政とのかねあいで考えれば
 新たな収入として有料チケットを運営費用に少しでも多く回すことも
 大切です。

 それが、無料招待券があるせいで
 毎年125万円も損をしてきたのです。

 この協賛席はとても市民のみなさまに好評で
 毎年、7月20日頃には完売してしまいます。

 それなのに政治家をはじめとする一部の人々たちだけは
 無料で招待されてきたのです。

 これはおかしいですよね?

 それが今年から一部、改められました。

----------------------------------------------

 下のハガキをご覧下さい。

 経済部観光課(観光協会)からフジノ宛に送られてきたものです。


 今まで無料でOKだったものを
 急に招待券をゼロにする訳にはいかないとのことで

 まずは「招待券がいるか」「いらないか」の
 事前確認制が導入されました。

 往復ハガキで招待券の希望を確認する方式になりました。


 経済部、エライ。よくこのカットに踏み込んでくれました。

 でも、もっとスピードアップして大丈夫ですよ!
 今年から「招待席は廃止いたします」でOKだったんです。

 こんな確認の往復ハガキを
 約200ヶ所に送っている税金2万円がもったいないです。

 開国花火大会の開催によって大きな音が出ますから、
 ご迷惑をおかけしている地域の方々に
 招待券を配るのは、まあ、アリなのかもしれません。

 あるいは、花火大会の運営に協力していただいている
 いくつかの団体に
 じゃっかん配布するのはアリかもしれません。

 しかし、少なくとも市議会議員にはゼロで当然です。

 この財政難の中、1円でも多く収入が横須賀市は欲しいんです。
 政治家がこういうのを拒否するのは当然の態度だと思います。

 誰も文句を言う市議会議員はいないと思います。

 だって、市民の方々はチケット代を2500円払ってるんです。

 それなのに政治家だけペアで5000円分をタダでご招待、
 なんて絶対におかしいですから。

 今年はもうこの事前確認の為に
 往復ハガキを送ってしまいましたからしかたないですが

 経済部長、来年からはもう招待席は
 可能な限りゼロにしてください。

 そして、125万円の収入を運営費用に充てて、
 少しでも税金の持ち出しを減らして下さい。

 市民のみなさまは、その対応を批判する人はいないはずです。
 何故なら、市民のみなさまは有料でチケットを買っているからです。

 経済部、ナイス改革ですよ!

 こういうことの積み重ねによって
 必ずコスト意識が変わっていきますから。

 『受益者負担の原則』(利益を受ける人は
 それに見合った支払いをするべき)の観点からも

 『税金以外にも新しい収入源を増やしていく』という観点からも

 今の方向性は絶対に正しいですから。


→日記過去分の目次へ
→はじめのページに戻る