まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年3月9日(日)のフジノ
● 世界が横須賀を見つめている

 いわゆる性的マイノリティについての
 市長・教育長への一般質問は
 日本各地からたくさんの反応がありました。

 (お返事が書ききれなくて本当にごめんなさい!)

 市長・教育長の答弁は、おおむね、とても高く評価されています。

 そして、先日は、台湾の方から
 一般質問の質疑応答を翻訳して紹介したい、と連絡を受けました。

 フジノの願いが少しずつ叶いつつあります。

 願い。一般質問で、フジノはこう述べました。

  >性的マイノリティは、世界人権宣言に基づいた
  >国際・国家レベルでの人権課題ですが、
  >
  >同時に、地方自治体のレベルでも人権課題と位置づけ
  >性的多様性を保障する取組みが必要不可欠です。



 国全体での取組みが必要な課題も、
 地方自治体レベルでどんどん動いていくのです。

 地方自治体が動けば、
 それは必ず全国へと広がっていくのです。

 そう、自殺予防対策の時と同じです。
 横須賀で動き出した動きは、
 いまや全国に広がりつつあります。

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 国内だけではありません。
 世界のあらゆる国々からこのHPにはアクセスがあります。

 このまちの取組みを、いつも世界が見ています。

 横須賀のキャッチフレーズは
 『国際海の手文化都市』です。

 けれども、このまちに外国籍の人々が多く暮らしているから
 そう呼ばれるのではありません。

 例えば、かつて2004年5月にアテネで
 IT分野で世界最高峰のWISTAから
 IT賞を公共分野で日本初の受賞を果たした時のように

 世界に誇れる活躍をこのまちが果たしつづけるからこそ
 『国際文化都市』と自らを呼ぶことができるのです。

 財政があまりにも厳しいこのまちが
 自らに誇りをもって歩んでいく為には
 正しいことを1つずつ実現していくことしかないと思います。

 正しいこと、それは命を守ること。暮らしを守ること。

 こんな当たり前のことを1つずつ実現していくことが
 今のこの国では、成されていません。

 だからこそ、わがまちはそれを果たしていくのです。

 必ず世界中が横須賀を見つめていくでしょう。
 それは正しく評価されていくはずです。

 背伸びをせず、できることを1つずつ地道に、
 命を守り、暮らしを守り、こどもを育み、 
 笑顔があふれるまちとなれば、
 このまちは誇りあるまちになるはずです。

 だから、行政も政治も
 市民のみなさまも一緒になって
 1つずつ、当たり前のことを実現していきましょう。

 ファイトです。



2008年3月8日(土)のフジノ(その2)
● 退院促進(タイソク)を実現する為に

 午後からは、横浜のかなわが県民活動サポートセンターへ。

 『神奈川県精神障害者退院促進強化委託事業』の全体研修会として
 『安心からはじまる地域との新しい出会い』という
 講演とシンポジウムが行なわれました。

 精神障害者退院促進強化事業
 って、あまりにも漢字だらけで
 分かりにくいですよね。

 業界用語では省略して
 「タイソク」と呼ばれてます。

 なので、ここから先は
 タイソクと書きますね。 

 精神科病院のベット数が世界で1番多いのは日本です。
 この多さは、絶対数でも人口比でもワースト1位です。

 ベットが多いのは医療が充実していて安心!

 なんていうのは完全な誤解です。

 1960年代から世界では
 「入院中心の精神科医療をやめて、地域で暮らしていこう」
 という流れの中、日本はこの動きに完全に乗り遅れてきました。

 本当ならもう退院しても大丈夫なのに
 帰る場所が無い、家族が拒否している、などの理由で
 入院し続けている方のことを『社会的入院』と呼んでいます。

 日本には社会的入院の方が約7万2000人も存在しています
 (厚生労働省『患者調査』2002年より)。

 中には、30年以上も入院している方がいらっしゃるのです!

 こんなまちがった状態を正す為に
 ようやく日本でも社会的入院を解消していく動きが始まりました。

 それが『退院促進支援事業』、いわゆる『タイソク』なのです。

 去年4月から横須賀市でもタイソクが始まりました。
 『よこすか障害者福祉計画』では、
 5年間で68人の退院・地域生活移行を目標としています。



 とはいうものの、予算はわずか50万円です。
 いま議論している来年度予算案でも、92万円しか計上されていません。

 けれどもフジノはようやく始まったこの取り組みに
 こころから期待をしています。

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 今日の研修会は、丸一日で
 午前10時半から夕方16時すぎまででした。

 でも、午前のプログラムは欠席です。横須賀で
 『ひとり親家庭等自立支援のあり方検討会』に出席していました。

 午前の基調講演は、あの大島巌先生が講師でした。
 まさか横浜で大島先生のお話が聞けるなんて、すごく珍しい。

 『退院促進事業のめざすもの〜その理念と実態と展望〜』
 というタイトルで、すごく聞きたかったです。残念。

 でも、午後のシンポジウムでも
 大島先生はコーディネーターをされていましたので、
 参加してよかったです。

 しかも、4名のシンポジストには
 あの武津美樹さんも!

 大島先生も武津さんも、フジノにとって
 精神保健福祉の世界でこころから尊敬している方なので
 その2ショットが実現したシンポジウムはすごく刺激的な場でした。



 多くのみなさまのイメージとは違って、
 30年以上も精神科病院に入院していた方々は怖い存在などではなく、
 むしろ、外の世界こそ怖い存在になっています。

 かつてはコンビニエンスストアだって無かったですから
 そういう場所での買い物の仕方もご存知なかったりします。

 電車やバスの乗り方も、分からなくなってしまっています。

 誰でもそうですが、30年以上も病院から外に出たことが無ければ、
 社会での生活というものが分からなくなってしまうのは当然です。

 また、「外で暮らしたい」というモチベーションも起こりません。
 病院の中での暮らしが日常生活になってしまっているので
 そもそも地域社会で暮らす必然性が
 感じられないのです。

 だからこそ、タイソクが行なうことは
 単に『退院させること』ではありません。

 入院している方が、ご自分のこころの底から

 「病院ではなくて、地域で暮らしてみたい」

 と願うようにならなければ、無意味なのです。

 そして、退院はあくまでもスタートでしかなくて
 地域で当たり前に暮らしていかれるようにサポートをしていくのです。



 今日のシンポジウムで、最もフジノの印象に残ったのは、
 大島先生とシンポジストの方の、じゃっかんの意見の違いでした。

 あるシンポジストの方は

 タイソクの本当のゴールは、退院者数をクリアすることではない。
 数は少なくても社会的入院をしていた方々が
 地域で暮らしていかれるようにすることこそ
 本当のゴールなのだ。

 と、語っていました。

 けれども、大島先生は

 その意見は正しいが、自分は本気でタイソクに期待している。
 地域で暮らしていかれるようにするのは当然で
 退院者数の目標値を必ず達成する、という想いも絶対に必要だ。

 と、語っておられました。

 フジノは、どちらの意見も正しいと感じました。

 シンポジウム、とても勉強になりました。
 もっともっと勉強したいと思います。
 大島先生、武津さん、ありがとうございました。


● タイソクの、横須賀市の現状

 横須賀市のタイソクの状況をご報告しますね。

 タイソクは、保健所健康づくり課精神保健福祉担当が担当しており、
 よこすか障害者地域活動支援センターアメグスト
 一部を委託してすすめています。

 しかし、1年目についた予算はわずか50万円!
 (これは神奈川県がつけた予算です。ひどい金額です)

 この予算でタイソクをすすめねばならない
 アメグストと保健所を本当に気の毒に感じています。

 去年2007年4月から横須賀市のタイソクがスタートしました。
 5年間で68人を退院に導くのが目標値です。

 この数値目標は、神奈川県が推計によって出したもので
 実際に三浦半島の病院を1つずつあたった実数ではありません。

 そこで、1年目はまず実態把握から始まりました。

 保健所とアメグストが
 精神科病棟のある病院をまわって
 病院関係者(ドクター、看護師、ソーシャルワーカーなど)と
 入院しているご本人にタイソクを紹介していきました。

 地域で暮らしていくことの楽しさを改めて知ってもらって、
 病院の中での暮らしではない暮らしがあることを
 改めてアピールします。

 その時には、すでに地域で暮らしている精神障がいのある方々
 (ピアサポーターの方々ですね)に、
 自分がどんな風に地域で暮らしているかを紹介してもらって
 地域で暮らすことの不安感を解消してもらうと共に
 地域での暮らしの楽しさを知ってもらいます。

 こうして、全ての病院をまわりながら、
 タイソクを使ってみたいという方がいらした場合、

 ・主治医の承諾
  ↓
 ・看護師による申し込み
  ↓
 ・対象選定委員会

 へと進んでいきます。

 さて、まもなく横須賀タイソクのスタートから1年間が経過しますが、
 約5名の方がこのタイソクの対象になりました。
 これらの方々は来年度以降の退院を目指しています。

 これから、アメグストによる『個別支援』が始まります。

 アメグストの自立支援員が
 タイソク対象の方を病院にくりかえし訪問して
 地域で暮らしていく為に、退院に向けたいろいろな準備活動を行ないます。

 そうして、まずは地域での短期宿泊をしてみたり、
 少しずつ体を慣らしていきながら、こころの準備も整えながら、
 例えば、買い物の練習をしてみたり
 病院にお任せだった服薬管理の練習をしてみたり
 地域での暮らしに向けて準備をしていくのですね。

 さらには、新しくアパートを借りたり、グループホームに暮らしたり、
 病院の外での暮らしに向けて本格的に移行していきます。


 しかし!

 2年目を迎えてさらに本格化していくタイソクですが
 現在行なわれている予算委員会での
 タイソクの予算案は、

 なんとわずか92万円です...。
 (退院促進支援事業50万円、退院促進強化事業42万円)

 あまりにも精神保健福祉に対して理解が無さ過ぎる。

 社会的入院に追い込んでしまった方々への反省が無さすぎる。

 タイソクをすすめることは福祉の問題ではなくて、
 人権の問題だということを政治家が理解していなさすぎる。

 92万円、って、ひどい金額です。
 タイソクは人間の尊厳を取り戻す為の取り組みなのに!

 (かたや成人式の予算が300万円もある訳ですから
  フジノが成人式を廃止したいのも理解してくれますよね?)

 こうした現実に対して、もちろんフジノは
 予算委員会で意見を言いました。

 「予算が増額されたといってもわずか94万円です。
  これではタイソク用の人員も雇えません。
  神奈川県に対してもっと増額の要求をすべきではないですか?」

 でも、うちの保健所はがんばっているから

 「この中でやれる限りのことをやっていきます」

 って答弁するんですよね...。

 本当に政治が力になってあげられなくて
 タイソク利用者の方々にも
 保健所とアメグストにも申し訳なくてたまりません。

 ただ、タイソクに該当する方が少なすぎるとも感じます。

 神奈川県の推計した目標値68人はともかく、
 フジノの経験的に5名は少なすぎるはずです。

 シンポジウムでの大島先生ではありませんが
 フジノもこのタイソクに本気で期待しています。

 33才のフジノが生まれる前から入院させられている
 社会的入院の方々がもう1度、地域でのふつうの暮らしが送れる
 最後のチャンスがタイソクだと思うのです。

 もちろん、今年度のタイソク該当者5名の方々が
 まず地域で安心して暮らしていかれるように、ということが
 最重要の取り組むべきことです。

 けれども、もっといらっしゃるはずの
 タイソクが該当する方々を掘り起こしてほしいのです。

 保健所&アメグスト、ファイトです!

 今でもがんばっているのは十分知っていますし、
 予算が全然少なすぎるのも分かりますが、

 どうかタイソクを実現してください!



2008年3月8日(土)のフジノ(その1)
● ついに「ラムケーキ」ブレイクか!?

 精神障がいのある方々の地域作業所である
 『アトリエ夢喰虫』(京急逸見駅前)のラムケーキ、好評ですね!

 (ラムケーキについては、こちらをご覧下さい)

 昨日発行されたタウンニュース紙の
 なんと1面に記事が出てました!

 (2008年3月7日・タウンニュース紙より)

 さらには、市役所で販売していることからも
 フジノHPを読んだ市職員の方々から

 「フジノ議員がHPで書く前から食べてましたよ!」

 「私もラムケーキよく買っています」

 と、反響の声を続々といただいています。
 うれしいですね。ラムケーキ、まもなくブレイクかもしれないですね。

 市役所やヨコサン久里浜店・武山店には
 なかなか行けないという方、
 カフェ『RRROOM』が5月にイベントを予定してるみたいです。
 そしたら、またコラボ販売があると思います。お楽しみに!


● おすすめの素晴らしい本、『カミングアウト・レターズ』

 いわゆる性的マイノリティとされる方々がカミングアウトをした時、
 必ずカミングアウトされた方々が存在している訳ですね。

 ご家族であったり、先生であったり、友達であったり、
 カミングアウトされる方々の立場は様々です。

 このカミングアウトした側と、カミングアウトされた側との、
 往復書簡(手紙のやりとり)が本になっています。

 とても素敵な本です。

 『カミングアウト・レターズ』
 (砂川秀樹・編著、RYOJI編、太郎次郎社エディタス、2007年)

 ぜひ、みなさまにも読んでいただきたいと思っています。


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 実は今日、この本の著者の方から
 メールをいただきました!

 はじめまして、砂川秀樹と申します。

 と書き出された文章を読みながら、
 ああ、なんか知り合いに名前が似ているなあ、と考えながら

 メールを読みすすめていくうちに
 僕の知り合いではなくて、
 最近読んだばかりの本の
 著者ご本人であることに気づきました。

 これは衝撃でした。

 たまたま手元に本を置いていたので(これもすごい偶然)、
 すぐさま本を持っている写メを撮って
 返信を送りました。



 もともと小さい頃から、会いたい人にはどんどん会いに行くタイプでした。
 (小学生時代に、淀川長治さんにお会いしに行ったりしたものです)

 でも、政治家になってからは、こちらから会いにいくだけではなくて
 お会いしたいなあという方の側からも
 こんな風にご連絡をいただけることがあって
 とてもフシギです。

 これまでも、新しい出会いがあるたびに
 素敵なコラボやおもしろい活動を行なうことができました。

 今日の出会いをきっかけに
 また新しく良い方向に動きが起こるといいなあ。



2008年3月7日(金)のフジノ(その2)
● サプライズお昼ごはん

 今日は、朝から夜まで
 予算委員会(こども育成部の予算案と環境部の予算)でした。

 政治家としては、この委員会に全てをかけている訳ですが
 個人としては、もっと大きなことがありました。

 朝、市議会の控え室に到着して
 いすに座ったと同時に、電話が鳴りました。

 Aさんからでした。

 すぐに委員会が始まるので
 お昼ごはんを一緒にとる約束だけして、電話を置きました。

 うあー!一体なんだろう!?

 Aさんとお話しするのは1年以上ぶり。

 このAさんがどんな方なのかということは
 何もここに書くことはできないのですが
 とても大切な存在です。

 ある意味、おふくろと話すよりも緊張します。

 前回お会いした時は、
 上智大学院の合格と再立候補はしません、という報告をする為に
 フジノがお邪魔した時でした。

 現在の僕は、大学院は通えていないし、
 また政治家になってしまったし、
 すっかり期待を裏切ってしまったんだよなあ...。

 だから、午前中の委員会を終えて
 (仕事しているあいだはすっかり忘れていたのですが)

 昼ごはんの時間になった時、めちゃくちゃ緊張しました。

 でもって、サブロクのお弁当(550円!おいしい!)を持って
 待ち合わせ場所に向かった時には 
 昼ごはんを食べる気持ちでは無かったです...。

 そして、2〜3分ほど待つと
 Aさんが登場しました。

 まず何よりも、昨年お会いした時に報告したことが
 全て逆の方向に行ってしまったことをお詫びしました。

 それから、この食事をしながらの対話の目的は
 一体なんだろうかとドキドキしながら過ごしました。

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 それから1時間、ふつうにごはんを食べて終わり!

 フジノの政策としてすすめている
 自殺予防対策や多重債務対策のお話と

 フジノのプライベートの状況を報告して

 あとは、雑談...。

 あれだけ緊張したのは、一体何だったんだよ〜(笑)


 すっかり最近は、まわりに来る人間が
 表面はニコニコしているくせに
 内面ではフジノのことをひどく憎んでいたり妬んでいたりして
 だまされたりすることが多くて過敏に反応してしまいました。

 だから、人と会う時には誰であっても
 かなり警戒してしまうようになってしまいました。

 でも、昔からの知りあいやお世話になった方は
 1年くらいお会いできなくても何も変わるはずが無いんだ、という
 当たり前の事実が見えなくなっていました。

 Aさんとお会いできるのは、またいつになるか分からないけれど
 なんとかまたお時間ができたら、お話できたらいいなあと思いました。

 もっともっと教えていただきたいことがたくさんあるし、
 何といっても、マージャンを教えてもらわないと(笑)。

 マージャンを1回もやったことが無いので
 教えてもらおうと4年くらい前から約束しているのですが
 フジノが政治家をしている間は絶対にやらないとも決めているのですね。

 いずれ、遠くない未来に引退した時に、
 Aさんご夫妻と一緒にマージャンできるようになりたいなあ。


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