まちの政治家は、こんなことしてます


2009年4月7日(火)のフジノその2
● 吉田雄人市議、Yデッキにて公開での記者会見

 今日は午後3時から、横須賀中央Yデッキ下にて
 吉田雄人・市議会議員(無所属)が公開での記者会見を行ないました。

 青空の下、横須賀中央駅前の広場には
 たくさんの人々が集まりました。

 テレビ局を含むマスメディア各社が集まり、
 質疑応答の様子もマイクを通じて
 市民のみなさまに全てがさらけだされる、という
 とてもオープンな記者会見になりました。



 某新聞社の記者の方が(たぶんわざと)
 とても挑発的なひどく批判的な質問をして

 それに対して雄人が苦笑いしながら応える、
 というシーンも見られました。

 その記者の方があまりにも意地悪な感じで
 とてもヒールっぽく質問するので
 観ていたフジノたちは大爆笑してしまいました...。

 (就職活動の面接の時に見られる『圧迫面接』みたいなものですな)

 通行中の方々も多くが足を止めて温かくその様子を見守っていました。
 また、Yデッキの上からものぞきこんでいる方々がたくさんいました。



 記者会見の中で、ついにマニフェストの骨子が発表されました。

 1.医療・福祉 「いのち」を大切にする横須賀へ

 2.教育 「ハコモノ」づくりから「人づくり」の横須賀へ

 3.自然環境 「水」や「緑」に、もっと親しめる横須賀へ


 この3つが基本理念ですね。

 そして、

 ・『自治市民活動』の活性化

 ・『地域経済』の活性化

 ・『市民サービス』の活性化


 をスピーディーに取り組むべき課題とし、

 ・市長の姿勢

 ・財政再建

 ・市役所改革


 を徹底的に改革していくことで、

 『新しい横須賀』を市民のみなさまと共に創っていく

 という内容でした。

 (吉田市議、まちがっていたらごめんなさい)

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 終了後、雄人はYデッキの上に移動して
 あらためて街頭演説を行ないました。



 複数の新聞社の方から

 「フジノさんはどうするんですか?」

 と尋ねられましたが、

 「今は臨時議会の直前なので、お答えできません」

 「呉東弁護士のマニフェスト案を拝見させていただいたので
  吉田市議のマニフェスト案と共に徹底的に読み込んで
  考えているところです」

 とお答えしました。

 記者のみなさま、ジラしている訳ではありません。

 本気で臨時議会を優先すべきだと考えています。
 また、とても悩んでいるのも事実です。本当にごめんなさい。



 今日の公開での記者会見そのものも
 その後の街頭演説も
 フジノは中立の立場として、
 遠くからそっと見させていただいただけなのです。

 雄人が話すその内容を
 フジノも1人の個人として
 じっくり聴かせていただきたかったのですが

 フジノに気づいてしまった市民の方々から
 市政に対する意見や陳情を
 たくさん話しかけられてしまいました!

 うれしいのやら悲しいのやら。
 けっこう隠れてコッソリと立っていたのに...(涙)

 もちろん市議会議員ですから、
 市民の方のお話をうかがうことを最優先して

 雄人の記者会見のやりとりは
 実は、あまり聴くことができなかったのでした。残念...。


● フジノはあくまでも「中立」です

 しつこく繰り返しになってごめんなさいなのですが
 フジノは、あくまでも個人として、この記者会見を観にいきました。

 出席していた雄人の後援会の方々をはじめ、
 今日Yデッキに集っていた方々の中には
 4年前の市長選挙で一緒に活動をした同志がたくさんいました。

 そこで4年ぶりの再会を喜んで
 抱擁や握手などもたくさん交わしましたが

 それはあくまでも木村さんを応援した勝手連の
 『再会』だからです。同窓会みたいな感じですね。

 その光景を見た市民の方々から

 「フジノくんは吉田くんを応援するの?」

 「フジノ市議は決心したのですか?」

 と何度も尋ねられたのですが、それは誤解です。

 確かに、今日Yデッキにて
 4年前の市長選挙で僕や雄人たちが必死に応援した木村正孝さんの
 奥さまと再会した時には、胸が熱くなったのは事実です。

 あの日からフジノのこころの底に
 一瞬たりとも忘れたことのない想いがマグマのように流れています。

 絶対に、オヤジのカタキはおれが取る。
 そう決心したのです。

 政治家フジノにとって木村正孝さんという政治家は
 まさに『オヤジ』でした。

 木村さんは横須賀の政治家の良心とも呼ぶべき存在でした。
 今もフジノは木村さんの遺伝子を継ぐ政治家として恥ずかしくないように
 いつも木村さんを意識して働いています。

 息子がオヤジのカタキを取るのは『絶対』です。

 ただ、その『個人としての想い』と
 マニフェスト選挙を徹底して進めたいという『政治家としての想い』は
 全く別のものです。

 現在、呉東弁護士のマニフェスト案を拝見させていただいており、
 くりかえしくりかえし精読しています。

 フジノは朝から晩まで、いや、率直に書きますが
 風呂に入っていても布団の中に居ても

 「自分は市長選挙でどうすべきなのか?」

 を、ずっと真剣に悩み続けています。

 くりかえしになりますが、フジノの最終判断は
 臨時議会が終わってからきちんと報告させていただきます。

 今でもフジノが本心から願っているのは、
 蒲谷市長への対立候補を1本化することです。

 横須賀の未来を希望あるものにする義務が
 僕たちにはあります。

 だからこそ、今、カンタンには
 「どちらにする」なんて決心はできないのです。

 絶対に、この36年間の官僚支配を終わらせる必要があります。
 そうでなければ、この先また40年近くこのまちは変われないでしょう。

 誰を応援するにせよ、僕たちは絶対的な希望を示して
 市民のみなさまと一緒に、このまちを生まれ変わらせていくのです。

 その為の、重大な判断なのだと信じています。
 決心をした時にはフジノは自らの全てを賭けて活動します。

 その時まで、どうかもう少し、待っていて下さい。



2009年4月7日(火)のフジノその1
● 本会議を10日に開催決定!/議会運営委員会

 今日は朝10時から、議会運営委員会が開かれました。
 テーマは『臨時議会の開催』についてです。



 まず、本会議を10日に開催して、市長が議案を提案します。

 その後、委員会での質疑と採決を行ない、
 その日のうちに再び本会議をひらいて
 採決(賛成か反対かの多数決)まで一気にわずか1日のみで
 行なうことが決定されました。



 議案は、市民病院の民営化についてのものです。

 先月25日まで行なわれていた予算議会にて
 市民病院を『公設民営』とすることが決定しました。
 (フジノはこの民営化に反対しました

 『指定管理者制度』というしくみを導入して
 横須賀市は市民病院の直営(=公営)をやめて、
 民間の事業者に
 運営を任せることになります。

 今回の臨時議会では、具体的に
 『どの事業者に市民病院を任せるのか』が決定されます。

 その事業者を、横須賀市は公募していません。
 ある事業者を横須賀市が指名する議案です。

 何故、全国から公募しないのか。

 同じ民営化ならば、市民にとって最大の利益になるように
 全国から事業者を公募すべきだったのではないか。

 こんな重要な議案が
 市長の提案から、委員会での審議、本会議での採決まで
 わずか1日だけで行なわれてしまうことに
 フジノは強い違和感を抱きます。

 本当に、この民営化によって
 市民病院は市民に愛される病院へと生まれ変われるのでしょうか。


● 引っ越し作業4日目

 今日は議会運営委員会の傍聴と
 吉田雄人市議の公開記者会見の合間を縫っての

 新しい事務所への『引っ越し作業』の第4日目です。

 今日は、無印良品で本棚2つを買って



 組み立てまくって
 (すっかり親指にドライバータコができました)



 バイクで文献を60冊ほど運びました。



 これで本棚が7つ目です。



 それでも旧・事務所の床がまだ見えてきません...。



2009年4月6日(月)のフジノその2
● リカバリー推進フォーラムの企画委員会へ

 今日は夕方から東京へ。

 8月に開催する予定の『リカバリー推進フォーラム(仮称)』の
 企画委員会(第2回目)に参加しました。

 かなりプログラム案が固まってきました。
 丸2日間にわたっての開催になりそうです。

 魅力的なプログラムがたくさん行なわれる予定です!

 どうか全国の精神保健福祉に関わるみなさま、
 期待していて下さいね。

 特に、精神障がいのある当事者・本人の方々に
 リカバリーという『希望』をたくさん感じとってほしいです。



 こうしたフォーラムなどに
 これまでは『参加する側』だったフジノが
 企画委員として『開催する側』に加わらせていただいたのですから

 「僕自身が参加したい企画!」
 「僕自身が参加したくなるプログラム!」

 というように、

 「僕自身が参加したくなるかどうか」という視点で
 いろいろな意見を述べさせていただいています。

 前回の企画委員会についての活動日記で記したとおり、
 本当にフジノ以外のメンバーのみなさまは
 全国レベルの有名な方々ばかり。

 そもそも企画委員会の司会進行をして下さっている
 大島巌先生(日本社会事業大学・教授)からして
 フジノにとっては緊張してしまって
 まともに目を見て話せないくらい、特別な存在ですからね...。

 そんなすごいメンバーを相手にしてフジノができることは
 背伸びをしないで、自分らしく発言することだけですよね〜。

 こうして決定していった詳しいことは、5月には発表されるはずです。



 それにしても、今日の会場は
 東京駅の地下街の中にある会議室だったのですが

 あまりにも地下街が広すぎて、印刷した地図を持っていたのに
 なかなか発見できませんでした。東京の駅地下、恐るべし。


● 明日、議運がおこなわれます!市長選への判断は保留します

 市民病院の民営化(民間事業者をどこにするか決定する件)について
 ほぼ数日中に臨時議会がおこなわれる予定です!

 まず明日7日、議会運営委員会がひらかれて
 本会議や委員会の開催日程などが決定される予定です。

 そこで、何よりも市議会を最優先したいので
 市長選挙に対する『フジノの最終判断』はもうしばらく待って下さい。

 はじめは、8日までには決心して
 このHP上でみなさまにお伝えしようとしていたのですが

 現時点で優先すべきは
 やはり『政局』より『政策』です。

 来週中には臨時議会が終わっているはずですから
 なるべく早い時期に、きちんとフジノの決心を報告いたします。


● 引っ越し作業3日目

 議会と東京行きの合間を縫っての
 新しい事務所への『引っ越し作業』の第3日目です。

 今日は、本棚1つと電気ポットとメガフォンを
 現・事務所から持って行き、文献を40冊ほど運びました。



 これで本棚が5つ目なのですが、
 福祉カンケーの本がまだ半分くらいしか運べていません。

 まいったなあ...。



2009年4月6日(月)のフジノ
● 議会基本条例の研修会/前・三重県議会議長、岩名秀樹さんの講義

 今日は、全ての市議会議員を対象にして
 『議会基本条例・研修会』が行われました。

 今、全国の議会では『議会改革をすすめるエンジン』として
 『議会基本条例』という条例づくりが行われています。

 横須賀市議会でもこの条例の制定をめざして
 現在、研究がすすめられています。

 その一環として今日は、講師をお迎えしてお話をうかがいました。
 講師は、前・三重県議会議長の岩名秀樹さんです。

 三重県議会と言えば、政治業界では
 改革の最先端をいく議会として、すごく有名です。

 その三重県議会において、
 議会改革をリードしてきた立役者が講師の岩名さんなのですね。

 例えば、当時の奥志摩タイムズの記事を読むと
 知事と議会側の激しいバトルの様子が伝わってきます。

 (2006年11月20日付・奥志摩タイムズより一部引用)
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 基本条例は、今年5月に北海道栗山町が成立したが、
 都道府県では制定の例は無く
 県議会は5月から県議会基本条例の素案作りに着手しており、
 今回の発表となったが、仮に制定されれば三重県は全国の先駆けとなる。

 記者会見をした岩名秀樹座長の言い分は

 「議会も知事も共に県民から選ばれた代表、
  これまで県議会は、県の付属機関と見られてきた。

  この認識を払い、県民の意向を県政に反映させたい」

 と強調していた。

 条例検討委員会(岩名秀樹座長)は

 「知事も県議会議員も県民から選ばれた者」だから、
 議会も知事と同等の権利を有し

 「二元代表制」を明文化し、
 地方自治法に規定されていない常設の付属機関を設置して
 議会の機能強化を盛り込んだが、

 野呂知事は

 「非常に問題点はある」

 と不満を述べ、先月の定例記者会見で

 「政策提言、立案、決定の表現が有り、
  地方自治法を踏み越え調合性に問題だ」

 と厳しく批判した。

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 こうした経緯があって、議会基本条例が成立した訳です。
 今日のお話も、同じ政治家として、
 聴いているとこころが燃えてくる熱い内容でした。

 議会を本来あるべき姿へと改革する為に
 岩名さんが進めてきた取り組みが語られました。



 配られた資料はこちらです。

 本会議場を会場にして行われたので、
 いつもの座席の通りでしたから
 最前列のフジノはラッキーなことに
 岩名さんに最も近い位置でお話をうかがえました。

 下の写真からも、
 大きな身ぶりで熱く語る岩名さんの様子が
 きっと伝わってくるはず。



 写真の右端でノートパソコンを打っているのがフジノです。

 この近さですから、めちゃくちゃ目も合いますし、
 岩名さんの政治家としての熱さがヒシヒシと伝わってきました。

 最後に質疑応答の時間があって、
 フジノも質問をしました。


 (左端に立つのが質問するフジノ、右端が講師の岩名さん)


 「全国から講演に招かれている岩名さんですから、
  僕がこれからお聞きする質問は
  すでに全国で同じ質問をされてしまっていることは
  雑誌などの記事から理解しているのですが、
  あえてうかがわせてください。

  この三重県議会の議会改革が実現できたのは
  岩名さんという個人の存在があったからではないのでしょうか。

  もしも岩名さんという熱意あるリーダーがいなかったら、
  議会改革がここまで進まなかったのではないでしょうか。

  1人の大きなリーダーの力による改革は
  その存在が無くなると、止まってしまいます。

  しかし、今、岩名さんは県議会をお辞めになってしまった。

  そうすると、せっかくここまで進めた議会改革は
  止まってしまうのではありませんか。
  あるいは、逆行してしまうのではありませんか。

  もちろん岩名さんはそんなことを見越して
  ご自身がいなくなった後も議会改革が後退してしまわないように
  いくつもの仕組みを作ってきたのだと思います。

  自分がいなくなっても改革が止まらない仕組みとは
  どのようなものを作ったのでしょうか。
  どのような仕組みを条例にビルトインさせたのでしょうか、
  ぜひその点について、お答えください」

 岩名さんのお答えは、次のような主旨でした。


 「三重県議会の改革は、私1人だけが
  突出して行なったものではありません。

  むしろ誰か1人だけが大声で言い出していたならば
  改革は実現しなかったはずだと私は考えています。

  改革というと、若手議員が声高に叫ぶ印象がありますが
  逆に、三重県議会の改革の特徴は、

  当選回数の多いベテランの議員が改革を訴えて
  それを若手議員たちのエネルギーで後押しをしてもらった、
  つまり、全員がチームとしてスクラムを組んで行なったのです。

  このことこそが、私が抜けた今も
  改革が後退しない最大の理由だと考えています」


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 横須賀市議会も、ぜひ三重県議会のように
 本来の議会の在るべき姿の実現を目指していきたいです。



2009年4月5日(日)のフジノ
● 引っ越し作業2日目

 新しい事務所への『引っ越し作業』の第2日目です。

 今日は、本棚1つとイス1脚を現・事務所から持って行き、
 新たに3つの本棚を買って、組み立てました。



 基本的に家具などの移動は徒歩です。

 本棚といっても、無印良品のパルプボックス(カラーボード)なのですが
 高さが180cmもあるので、運び終えた後はすごい汗でした。



 むしろ、イスの移動の方が
 小さなタイヤ(キャスター?)が付いていてラクでした。ガラゴロと。



 第2日目の結果、ようやく本棚4つを設置できました。
 あと10〜15個くらい新しく買わないとまにあわなそうです(涙)。

 移動できた本の数もまだ、
 現・事務所の全文献の15分の1くらいかなぁ。

 りらっくすで、気長にやります!


 *手伝って下さるとのお申し出を複数の方から頂きました。
  あなたの善意にこころから感謝しています。本当にありがとうございます。

  キャスターの付いていないイス、巨大な印刷機、
  テーブルなどの移動をどうやるべきかにアタマを悩ましています。

  もしもご協力いただける方は、大変お手数ではございますが
  あらかじめご協力いただける日付&時間帯を記していただけると
  大変、助かります。

  もちろん通常の政治家としての仕事をしながらの引っ越しですので、
  長くても1時間ほどの作業しかできませんので、
  どうかフジノ以上に気合いを入れすぎないで、
  どうか気楽にお願いします...。

  そして...こんなことを書くのは気がひけるのですが
  フジノは『選挙好きな人』や『政局好きな人』が大キライです。

  市長選挙の2ヶ月前だからといって、
  基本は政策が全てのフジノはそうした方々とフジノは
  申し訳ありませんが意見交換をする意思は全くありません。お返事もしていません。
  残念ながら、そういうメールが近頃すっかり増えてきてしまいました。

  引っ越し作業のあいだもフジノは市長選挙について
  お話をするつもりは一切ありません。

  純粋に引っ越し作業のみをお手伝いして下さる方だけ
  どうかご連絡をお願いします。どうぞよろしくお願いします...。



2009年4月4日(土)のフジノその2
● 臨時議会の開催へ!7日、議会運営委員会がおこなわれます

 「予算議会が終わったばかりだけれど早く議会で働きたい!」

 と書いていたら、その通りになってしまいました(汗)

 けさ、全議員宛に緊急でのメール送信があって
 (携帯宛にメールが届きます)

 市民病院の民営化にあたって
 指定管理者(民間事業者のことです)をどこにするかを指定する議案を

 市議会に『提出すること』
 市の職員労働組合が確認した(合意?)との連絡が届きました。

 (全議員宛の報告はこちらです)

 つまり、4月上旬に
 臨時議会がおこなわれる見込みがほぼ確実となりました!

 こんな日程になるならば、
 今、引っ越しすべきではなかったかもしれないのですが

 まず7日に議会運営委員会がひらかれて
 本会議や委員会の開催日程などが決定される予定です。

 さあ、議会だ!


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