まちの政治家は、こんなことしてます


2010年1月18日(月)のフジノその3
● 『リカバリー全国フォーラム2010』、始動です!

 今夜18時半から21時すぎまで東京駅の地下にある会議室で
 『リカバリー全国フォーラム2010』の企画委員会が開催されました

 昨年8月21日と22日の2日間にわたって開催されて
 大成功をおさめた『リカバリー全国フォーラム2009』ですが

 今年もフォーラムの開催に向けて
 ついに第1回目の企画委員会がスタートしました!



 企画委員のメンバーは現在17名です。

 (敬称略・50音順)
 ・相澤 和美/東京保健医療大学(看護学科)

 ・有村 律子/NPO全国精神障害者団体連合会

 ・伊澤 雄一/NPO全国精神障害者地域生活支援協議会

 ・伊藤 順一郎/NPO地域精神保健福祉機構(コンボ)

 ・宇田川 健/NPO地域精神保健福祉機構(コンボ)

 ・大島 巌/NPO地域精神保健福祉機構(コンボ)

 ・大橋 秀行/NPO POTA(旧:精神科作業療法協会)

 ・加藤 大慈/横浜私立大学大学院医学研究科精神医学部門

 ・加藤 真規子/こらーる たいとう

 ・金子 鮎子/NPO全国精神障害者就労支援事業所連合会

 ・佐伯 隆史/横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門

 ・佐々木 英司/全国精神保健福祉相談員会

 ・高橋 清久/財団法人精神・神経科学振興財団

 ・寺尾 直宏/千葉県精神障害者家族会連合会

 ・仲野 栄/社団法人日本精神科看護技術協会

 ・広田 和子/精神医療サバイバー

 ・福井 里江/東京学芸大学(教育心理学講座)

 ・福智 寿彦/福智クリニック

 ・藤野 英明/横須賀市議会議員

 ・堀内 美穂子/全国精神保健福祉相談員会

 ・増川 信浩/WRAPファシリテーター

 ・四方田 清/社団法人日本精神保健福祉士協会


 昨年に引き続いて、強力なメンバーが勢ぞろいしました。

 明らかに見劣りするメンバーであるフジノは
 とにかく今年もみなさまの足を引っ張らないようにがんばります。



 第1回だからといって、初回の顔合わせみたいな雰囲気は一切ありません。

 『リカバリー全国フォーラム2010』がめざすものは
 一体何なのかを委員会みんなでかなり議論しました。

 また、昨年は初めてだったこともあり
 全ての会議を企画委員会全員が集まって決定してきたのですが
 (もちろんメーリングリストも使用してきましたけれども)

 今年は企画委員会を『全体会』と位置づけて
 小さな4つのグループに分けて、
 作業をより小回りが効くように活動を活発化させていくことも決まりました。

 それにしても、いまだにフジノは
 大島先生や伊藤先生らが議論を始めると聴き入ってしまいます。

 高校時代に独学で精神保健福祉を学び始めた頃、
 あるいは、大学時代に必死に先生らの論文を読み漁っていた頃の
 気持ちへとすぐ戻ってしまうのです。

 かつてリハ会議にボランティアとして参加していた自分が
 今、自分が企画委員会の場に居ることは奇跡のような感じがします。

 でも、『新しい世代』の代表として
 この場に立ち合わせて頂いていることに感謝しつつも
 もう気後れしないように気持ちを切り替えていかなければと思います。

 『リカバリー全国フォーラム2010』は
 夏の終わりか秋のはじめ頃に開催できる予定です!

 どうか全国のみなさま、今年もご参加くださいませ!


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 昨年の様子をちょびっとだけ写真で紹介しますね。

 第1回の『リカバリー全国フォーラム2009』は
 「日本の精神保健福祉サービスを“当事者中心”に変革するために」を
 サブタイトルとして

 全国の当事者のみなさま、ご家族の方々、
 精神保健医療福祉に関わる全てのみなさまを対象に開催されました。

 リカバリーについて共に考えて理解を深めあって
 全国的なネットワークをつくっていこうというのがその想いです。

 会場は、日本社会事業大学。
 2日間ともたくさんの方々に参加していただきました!



 カンザス大学から『ストレングス・モデル』の提唱者である
 チャールズ・ラップ教授も来日して記念講演を行なってくれました。



 様々なトークライブや講演に加えて
 2日間で18もの分科会が行なわれました。

 フジノも1日目の分科会
 『市町村議員と考えるリカバリーと地方行政』を担当しました。



 フジノは分科会の企画・運営の責任者だったのですが
 市長選挙と総選挙にかかりきりでほとんど準備ができなかったのですが

 尊敬する藤林詠子さん(久留米市議会議員)
 ご協力して下さったおかげで、
 当日はたくさんの方が参加してくれました。

 

 そうでした...お詫びしなければいけません。

 この時に参加者のみなさまにお約束した
 『リカバリー』を促進する政策をすすめる政治家たちのネットワーク組織は
 まだ実現できていません。

 ごめんなさい!今年こそはがんばります。



 こうして大盛況に終わった『リカバリー全国フォーラム2009』の最後、
 クロージングの場で、参加者のみなさまに大島巌先生が問いかけました。

 このフォーラムはみなさまにとって
 意味のあるものだったでしょうか?

 来年以降もこうした場を開催していくべきでしょうか?

 この問いかけに対して参加者のみなさまから
 ぜひとも来年以降も開催していくべきだという言葉をたくさん頂いて
 閉会となったのでした。

 昨年の参加者のみなさまのご期待に応える為にも
 また、残念ながら参加できなかった方々の為にも、

 『リカバリー』を共に学び、理解を深めて、
 『リカバリー』を促進する実践的な活動をみんなで広げていく場として
 今年も『リカバリー全国フォーラム2010』を成功させたいです!

 どうかみなさま、待っていて下さいね!



2010年1月18日(月)のフジノその1
● 再開した吉田市長の駅立ち5日目@横須賀中央Yデッキ

 吉田雄人市長が半年ぶりに再開した駅立ちも
 かれこれ5日目となりました。

 けさは、横須賀中央Yデッキでの活動となりました。



 まだ朝陽がのぼる前で真っ暗ですが
 たくさんの市民の方々が通勤・通学の為に改札へと向います。

 こうして早朝から多くの方々が横浜・川崎・東京方面へと
 満員電車に乗って向わなければならないのは
 このまちで働ける場がほとんど無い、という現実があるからです。

 この現実を改善する為に
 政治家としてフジノたちには2つの成すべきことがあります。



 第1に、このまちで働くことができるように雇用を増やすこと。

 職場(働く場所)と住居(暮らす場所)が近いこと、
 つまり『職住接近』は、通勤にかかる時間のロスが無い分、
 プライベートにより多くの時間をあてることができます。

 家族とのだんらんの時間をもったり
 子育てへの両親そろっての参加を実現するには
 人々の意識が変わるだけではムリなのです。

 現実的にたくさんの『自由な時間』が取れる必要があります。

 その為にも、まずは働く場所が近いことが必要です。



 第2に、バスや電車などの交通網を改善することです。

 毎日の通勤における満員電車や
 交通渋滞の改善によって
 時間通りに来てくれないバスの運行を改善することによって
 通勤・通学の苦痛を減らしていくのです。

 実はこの2つの政策は、フジノだけの発想ではなくて
 吉田市長のマニフェストにしっかりと記されているものです。

 地元での雇用の増加や交通政策の取り組みは、
 家庭での時間を増やすことにつながり、
 地域での教育力や福祉力のアップにも直結しています。

 こうして街頭に立つことでかつて我々自身が毎日通学・通勤の為に
 早朝から満員電車に揺られて東京へ通っていた苦痛の日々を
 決して忘れないという気持ちが強くなります。



 けさも、吉田雄人後援会の方々だけでなく
 勝手連のみなさんも何人も来てくれました。

 マイクでの演説も市長ではなくてフジノや勝手連メンバーが行うことで
 吉田市長の体力的な負担を減らすことができました。

 本来ならば、予算づくりが続いている限りは
 とにかく朝も夜も駅立ちをやらないでほしいというのが
 変わらないフジノの訴えですが、吉田市長も相当にガンコですね...。

 やれやれ。


]

2010年1月17日(日)のフジノその1
● 再開した市長の駅立ち4日目@横須賀中央Yデッキ

 吉田雄人市長が再開した駅立ちも
 本日で4日目となりました。

 今日は、横須賀中央Yデッキ下の広場での活動となりました。

 朝の駅立ちとは異なって、
 日曜日の夕方ということで人出も多くありました。

 フジノがマイクで話をしている間は直接に市長と対話ができるということで
 多くの市民の方々が市長に話しかけていました。



 吉田市長はあまりにも多忙で、この直前まで用事が入っていました。
 また、活動の途中で別の用事へと向かっていきました。

 市長がいなくなった後も、後援会の方々と勝手連の仲間たちと共に
 この半年間の不在を感じさせない勢いで
 市民のみなさまに語りかけました。



 朝の駅立ちでは通勤していく会社員の方々や
 通学していく学生の方々が足早に過ぎていくことがほとんどですが

 今日は小さなおこさんを連れた買い物帰りのご家族をはじめ、
 Yデッキの上からも、じっくりと足を止めてお話を聴いていただきました。


 (応援の言葉をかけて下さった大学生の方と)

 こうして、市長がじかに市民のみなさまと対話をすることは
 今後もずっと続けていかねばならないことだとフジノは信じています。

 何故なら、市民の方々が直接に市長へ厳しい意見を述べることなんて
 今まで歴代市長のもとでは絶対にできませんでした。

 しかし『新しい横須賀』をめざす吉田市長のもとでは
 当たり前の光景へと必ず定着していくはずです。

 予算づくりの時期のような、本当に大切な時期は
 絶対に駅立ちを控えてほしいのですが、

 この姿勢・この行動そのものは
 絶対に正しいとフジノは信じています。

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 明日は、議会運営委員会が開催されます。

 内容は『臨時議会の開催』についてです。

 臨時議会ではまもなく任期が切れる
 『教育長の人事』がテーマとなる予定です。

 無用の誤解を避ける為にも
 これまで議会が開かれている期間中は(開会前2週間くらいから)
 ずっと吉田市長とフジノは一切の連絡を取らないようにしてきました。

 フジノは誰が市長であれいつも
 是々非々で厳しく歴代市長と接してきたのですが

 それを知らない市民の方々の中には
 選挙で応援した立場のフジノなのに
 あまりにも本会議の場で市長をフジノが厳しく追及することを
 『やらせ』なのではないかと尋ねられたことがあります。

 違います。

 そうした誤解を避ける為にもふだんから可能な限り
 市長とは一緒に行動しないようにしていますし、
 特に、議会シーズンは完全に接触しないようにしてきました。

 (この期間はエレベーターの中で偶然会っても
  あいさつするだけで、ほとんど会話もしません)

 フジノはどの歴代の市長に対しても毎回ガチンコです。
 だから、吉田市長に対してもいつもガチンコでぶつかってきました。

 それが二元代表制を尊重するお互いの暗黙のルールとして
 厳しく一線を引いてきました。

 ただ、今年の予算づくりのシーズンが過ぎるまでは
 あえて吉田市長の『駅立ち』だけは立ち会い続けるつもりです。

 その理由は、今までの理由と同じです。

 吉田市長が初めて取り組む来年度予算案であり、
 1月あたまの段階でも60億円もの財源不足なのが現状であり、

 今の活動の優先順位は何をさしおいても
 市長は予算づくりに専念すべきだからです。

 1月中に開催される可能性の高い臨時議会の場で
 フジノが質疑を行なうかは現時点では未定ですが

 もしも行なうことに決めた場合には、
 駅立ちそのものはサポートしても
 質疑の内容について市長とは一切会話をしません。

 それが市議会というガチンコの場を大切にしてきた
 フジノの政治家としての矜持だからです。

 ともかく、今日も市民のみなさまと市長が
 たくさんの対話を行なうことができたことを誇りに感じています。

 明日は朝6時30分から8時まで、
 横須賀中央Yデッキで行なう予定です。



2010年1月15日(金)のフジノその1
● 再開した駅立ち3日目@JR久里浜駅

 けさも5時起きで、吉田雄人市長の駅立ち再開へ
 勝手連としてサポートに行きました。今日はJR久里浜駅です。

 昨日もフジノは「明日、駅立ちに来ないでくれ」と言ったのですが
 吉田市長は元気いっぱいで駅立ちに登場しました。



 予算の市長・副市長査定がスタートしたにも関わらず
 元気いっぱいな姿の市長には率直にホッとさせられましたが
 もっと体を休めて長丁場の予算編成に対応してほしいという想いとの
 2つの矛盾した気持ちで雄人を迎えました。

 そもそも市民のみなさまに対して
 市長自らが街頭に立って市民の方々の生の声を聴こうとすることには
 フジノは大賛成の立場です。

 ただ、今のところたまたま健康を害してない/事故も無い、
 というだけのことで、予算編成が終わるまでは
 決して気を緩めることはできません。



 市議会議員時代から1200日を超える駅立ちをしてきた雄人にとって
 久里浜駅はまさにホームグラウンドですから

 本当にたくさんの市民の方々が会釈をして下さったり
 「がんばれよ!」と声をかけて下さったり、
 熱い握手を交わしたりと、吉田雄人への人気は絶大でした。

 (半年間の駅立ちの不在が大きなダメージになっていなくて
  またもフジノはホッとしました。この点は本当に再開して良かったです)



 寒くて乾燥した空気の中での演説はのどを痛めますので
 途中でフジノが交代して、情報発信に努めました。

 今日も本当にたくさんのサポートメンバーが来てくれて
 (もちろん後援会の方々も来てくれています)

 「選挙が終わったらそれで終わりではありません。
  当選してから現実に政策を実現する闘いが始まるのであって
  その時こそ、一緒に闘ってほしいです」

 と訴えてきた我々にとって、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。



 あとは、とにかくいまだ60億円以上も財源不足の厳しい状況で
 編成されている来年度予算案がしっかり目処がつくまで

 駅立ち以外の理由でも仕事に穴をあけるようなことがあれば
 市民のみなさまの暮らしに大きなダメージを与えるのですから

 絶対に吉田市長には健康なままで居て頂きたいです。

 我々2人は
 あのマニフェストを信じて共に全身全霊で選挙を走り抜けた同志ですし
 もともと高校時代から知っている先輩・後輩の間柄ですから
 駅立ちでこうして一緒に汗を流していれば、
 当然に笑顔が出ることもあります。

 でも、例え笑顔が出る時があっても
 市民の方々の駅立ちへの反応がとても良くても

 それでもフジノは予算編成が終わるまでは
 やはり吉田市長に駅立ちに来ないでほしい、という想いは変わりません。

 お互いにガンコな2人ですからどちらが先に折れるか、勝負だなあ。
 本当はこんなことやってる場合じゃないんだけれど。

 それはともかく、今日もたくさんの市民の方々に
 活動報告を受け取っていただいたことを感謝しております。

 市民のみなさま、ありがとうございました!


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 けさのタウンニュースが駅立ち再開を報じてくれました。

 (2010年1月15日(金)・タウンニュース紙より)


2010年1月14日(木)のフジノ
● 第6回リリー賞の選考委員会メンバーが決まりました!

 昨年11月28日の活動日記に記したのですが
 フジノは『リリー賞』の選考委員会のメンバーに選ばれました。

 由緒ある賞に関わることができるだけでも
 とても光栄なのですが

 フジノの他のメンバーも全員決定したとのことで
 今日、連絡をいただきました。かなり豪華メンバーです!
                  

 <第6回・リリー賞選考委員会>敬称略

 ・伊藤 順一郎(コンボ共同代表/国立精・神神経センター精神保健研究所)

 ・宇田川 健(コンボ共同代表)

 ・大島 巌(コンボ代表理事/日本社会事業大学教授)

 ・佐藤 光源(東北福祉大学大学院教授・元日本精神神経学会理事長)

 ・澤田 優美子(第1回リリー賞受賞者)

 ・高橋 清久(財団法人精神・神経科学振興財団理事長)

 ・寺谷 隆子(山梨県立大学教授/日本社会事業大学客員教授)

 ・萩原 流行(俳優)

 ・藤野 英明(横須賀市議会議員)


 精神保健医療福祉業界のみなさんには
 共感してもらえると思うのですが、とても豪華なメンバーです。

 業界の外にいらっしゃるほとんどの方々には
 例えば2007年のフジノの活動日記を見ていただくと
 この選考委員会メンバーの多くが講演者として講演を行なっています。

 つまり、みなさんはいつも『舞台の上』にいる存在であって
 かたやフジノはいつも『舞台の下』から見つめている存在なのですよ。

 それが今回そんなメンバーの中にフジノがまぎれこんでいることを
 おそれおおく感じると共に、誇りの気持ちでいっぱいです。

 また、俳優の萩原流行さんとご一緒させていただくこともうれしいです。

 萩原さんは、ご夫婦ともにうつ病に罹患してから約20年にわたることを
 カミングアウトされた非常に勇気ある方です。

 フジノは政治家に立候補した時からカミングアウトはしていましたが
 「政治家は健康状態を秘密にするのが当たり前」みたいな
 くだらない常識が大嫌いでした。

 俳優の世界も人気商売なので
 まだまだ精神疾患に対する偏見・差別・スティグマが
 世間一般に根強い中でカミングアウトすることは勇気が必要だと思います。

 でも、世間に大きな影響を与えることができる
 俳優や芸能人の方々がどんどんカミングアウトしてくれたならば
 もっと世間のみなさまが早期発見・早期治療に結びつくのですが
 なかなかそうする人は多くありません。

 萩原さんはとても勇気のある方だと感じます。
 そんな方とご一緒させていただくのは本当に光栄です。

 第6回リリー賞への応募数は約100ぐらいと聞いています。

 これからこの選考委員会メンバーで集まって
 受賞者を選ばせていただきます。とてもワクワクしています。


● ぜひ表彰式&シンポジウムにいらしてください!

 そして、表彰式のチラシの完成版も頂きました。

 リリー賞の表彰式と同時に
 『こころの元気+』セミナーが開催されることになりました。

 タイトルは

 『障害者』から『障碍者』へ。さらに...
 〜「精神障害者」の呼称と表記を考えるシンポジウム〜


 です。


 (チラシのPDFファイルはこちらです。ご覧下さい)

 当日のプログラムはこんな感じです。

 13:00 表彰式&受賞者の活動紹介
           プレゼンテーター:萩原流行(俳優)

 14:30 シンポジウム 「障害者」から「障碍者」へ。さらに...
        〜「精神障害者」の呼称と表記を考えるシンポジウム〜


       ●豊田 徳治郎(芦屋家族会会長)
          「精神障害」関係者こそ、呼称と表記にこだわろう

       ●増川ねてる信浩(WRAPファシリテーター)
          「精神障害者」「当事者」「コンシューマー」
          〜呼称をめぐる当事者アンケートから〜

       ●當山 日出夫(立命館大学客員研究員)
          「碍」の字と改定常用漢字表試案

       ●佐藤 光源(東北福祉大学大学院教授)
          呼称と表記の変更は精神医学をどう変えるか?
          〜統合失調症への呼称変更の経験から〜

       ●座長:高橋 清久(精神・神経科学振興財団理事長)

 17:00 終了

 表彰式と同時に開催されるシンポジウムも
 かねてからフジノの関心が深いテーマになっています。

 7年前に当選してすぐにとりあげた呼び名の問題についてです。
 シンポジウムのチラシから、テーマについての文章を引用します。

 > シンポジウムのテーマは、「精神障害者」呼称と表記です。
 > これは精神障害者のリカバリーとアンチスティグマに
 > 大きな影響を与える問題です。
 > 今、「障害者」の呼称・表記が初めて大きな議論になろうとしています。
 > 呼称・表記をどうすべきか?
 > 呼称・表記が変わると何が起きるのかを考えるシンポジウムです。


 そうなのです。「たかが呼び名」では無いのです。

 実際、政権交代後に新たに設置された
 障害者自立支援法の廃止と新しい法制度の確立をめざす組織の名前も
 『障がい者制度改革推進本部』というように
 あえて『障がい』という表記を使っています。

 『改革推進本部』の下部組織として
 『改革推進会議』という実働部隊がつい先日(12日)スタートしました。

 これから半年間かけて徹底的な議論を行なうのですが
 そこでの数ある論点の2項目目に
 この呼び名問題が挙げられていることからも
 重要性がおわかりいただけるかと思います。

 当日フジノはシンポジストではありませんが、
 強い関心を持って見守ろうと思います。

 ちなみに、主催やら後援やら協賛はこんな団体です。

 主催:NPO法人地域精神保健福祉機構

 後援:障害者施策推進本部・厚生労働省・
     社団法人日本精神保健福祉連盟・健康日本21推進フォーラム

 協賛:日本イーライリリー株式会社


 ぜひともみなさまにも
 表彰式&シンポジウムに参加していただきたいです。


 <日時・会場・申し込み方法>

 日時:2月20日(土)13:00〜17:00

 会場:都市センターホテル コスモスホールU

 定員:300名

 申込方法:
 往復ハガキでコンボまでお申し込みください(締切2月5日)。
 返信用ハガキに参加券を印刷しますので、
 送付先の住所・氏名をご記入ください。
 先着順で参加券をお送りします。当日ご持参ください

 申し込み先:
 NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)・リリー賞募集事務局
 〒272−0031 千葉県市川市平田3−5−1 トノックスビル2F


 これから選考委員会が始まるのですが
 作業はとても大変でしょうけれども本当に楽しみです。

 全国の素敵な取り組みを知ることができると共に、
 それをさらに全国へ表彰を通して伝えることができるのですから!

 ぜひとも2月20日は表彰式&シンポジウムへ
 みなさま、ご参加ください!



2010年1月13日(水)のフジノ
● お昼ごはん@アンガージュマンよこすか

 今日は『NPOアンガージュマンよこすか』にお邪魔して
 みなさんと一緒にお昼ごはんを食べさせていただきました。

 ふだんはお弁当を持ってきたり近所でお弁当を買ったりと
 お昼ごはんはみなさん自由に食べているのですが

 毎週水曜日は『アンガージュマン』の料理名人が
 300円でお昼ごはんを出してくれるので
 それを選びたい方は栄養満点のランチを300円で食べられるのですね。

 たまたま昨年暮れにフジノが『アンガージュマン』を訪問した時に

 「いつかカレーが食べたいです」

 という話したら、

 「じゃあ、新年最初のランチはカレーにしますよ!」

 と献立を決定してくれました。

 そこで今日はお邪魔した訳なのですが、
 予想をはるかに上回るボリュームいっぱいのカレーでした!



 香辛料からつくりあげた本格的なネパールカレーでした。
 さらに、山形産のお豆腐がおいしかったです。



 NPOの方々と意見交換をしながら、楽しいランチタイムでした。

 ひとりでごはんを食べてばかりのフジノにとって
 みんなでこうして食卓を囲むのはとてもうれしいものでした。

 『アンガージュマン』のランチは基本的にメンバー向けなのですが
 地域でひとり暮らしをされている方々も
 ぜひ来てくれたら楽しいのになあと思いました。

 夕ごはんのサービスをしてくれているところに
 『よこすか障害者地域活動支援センター・アメグスト』があります。

 夕食支援は月曜日以外の毎日、400円です。
 こちらも行きたいなあと思いつつ、フジノはまだ行けていません。

 同じごはんを食べるという行為であっても
 ひとりきりで食べるのとみんなで食べるのとではおいしさが違いますよね。



 またいつかランチにお邪魔させていただきますね!
 ありがとうございました!


● 再開した駅立ち2日目@追浜駅

 吉田雄人市長の駅立ち再開2日目は、夕方の追浜駅でした。
 (本人は来ませんでした。良かったです)

 フジノとしては

 「来年度予算案づくりが終わるまでは
  吉田市長本人は絶対に駅立ちに来ないでほしい」

 という立場です。

 初日の京急久里浜での駅立ちが終わった後、
 市民の方々の一部から

 「何故、吉田市長の駅立ちにフジノ市議が参加しているんだ!」

 「何故、吉田市長じゃないヤツ(=フジノのことです)が
  マイクを持つんだ!」

 という批判をいただきました。

 その批判はもっともです。

 しかし、フジノは今、吉田市長を来させない為に
 駅立ちに参加しています。

 何故なら、吉田雄人は『市長』であり、
 今の優先順位は『来年度予算をつくること』だからです。

 寒い朝夕の駅立ちで風邪をひかれたりしては困るのです。

 『市長』ならばこそ、絶対に優先順位は
 『駅立ち』よりも『予算』です!

 だから、フジノはそうした市民の方々からの批判は
 完全に的外れだと反論します。

 「駅立ちをしたい」「直接に市民のみなさまに情報を発信したい」
 という吉田市長の想い自体は正しいと尊重しつつも

 予算づくりに専念すべき時期にあえて行なうことは
 完全に間違っているからです。

 今夜は最後まで吉田市長本人が来れなくて、
 フジノは本当にホッとしました。



 17時から18時30分まで、吉田雄人後援会の方々や
 共に勝手連として選挙を闘ったメンバーが再び集って
 チラシを配布して、この半年間の吉田市長の活動を報告しました。



 年末年始も街頭演説を行なってきて寒さに慣れているフジノにとっても
 今夜は心底からすさまじく冷えた1時間半でした。

 これからも予算づくりが終わるまでは
 (なんといっても財源不足は1月に入っても60億円以上なのです)

 吉田市長には駅立ちに来ないでいただきたいです。
 今後も予算・決算の時期には
 本人には絶対に来ないでいただきたいです。

 鎌倉市長も駅立ちを再開したから、とか
 ほかのまちでも市長が駅立ちをしているところがある、とか
 そんなことはどうでもいい屁理屈です。

 そんなに本人が来ることにこだわるようでは
 後援会や勝手連メンバーによる情報発信では
 全く信頼されていないのか、という空しい気持ちにもなります。

 リーダーはどーんと構えていればいいんです。
 『情報発信』は我々に任せて
 市長本人は予算づくりに全身全霊をかけてほしいです。

 優先順位をまちがえないでほしいです。
 こんなことに意地をはるのは間違っています。

 次回の駅立ちは15日(金)朝のJR久里浜駅ですが
 絶対に吉田市長には来ないでいただきたいと思います。

 その為にもかつての勝手連のみなさま、
 どうかご協力をお願いします!



2010年1月12日(火)のフジノ
● 吉田雄人、市長になって初の駅立ち@京急久里浜駅

 けさは5時に起きて、京急久里浜駅へ向かいました。

 今日から吉田雄人市長が駅立ちを再開するのですが
 フジノは今この時期の再開に『大反対』しています。

 その想いはすでに1月7日の活動日記に記したとおりです。

 しかし、雄人はあまりにも意地になっていて
 いくら意見を言ってもガンコにやめようとしないので、
 覚悟を決めてフジノは駅立ちをサポートしに行くことに決めました。

 今は、来年度予算案をつくっているとても重要な時期なのです。

 駅立ちなんていつでも再開できるので
 ハッキリ言って『どうでもいいこと』です。

 しかし、予算案をつくるのはこの1〜2月が勝負なのです。
 この時期が『最も大切な時期』なのです。

 雄人が『私人』であれば風邪をひこうが健康を害そうが勝手ですが
 今は市長という『公人』なのです。41万人のリーダーなのです。

 市長が健康を害するようなことがあれば
 市民のみなさまの暮らしに直結している『予算づくり』に支障が出ます。

 『駅立ちでの情報発信』と『予算づくり』と
 どちらが大切かなんて誰にでも簡単にわかることです。

 雄人は冷静さを欠いているのか、あせっているのか、
 あるいは本気で駅立ちを再開することが
 何らかのプラスの効果を生むと考えているのか

 いずれにしてもまともな判断だとはとても考えられません。

 そんな判断もできない吉田市長をとても哀れで不憫に感じるとともに
 あきれて情けない気持ちも強くフジノには沸き起こっています。

 しかし、それでもこのまちの希望を彼に託したフジノには
 『応援した者としての責任』があります。
 誰よりも大きな責任がフジノにはあると感じています。

 そこで少しでも雄人の負担を減らす為に、
 後援会の方から勝手にスケジュールを聴いて
 勝手に手伝いに行きました。



 フジノならば演説ができますから
 雄人のかわりにマイクを握ることもできます。

 今日1日だけは隣に立って雄人が語ることを聴いていれば
 これから先は彼のかわりにフジノが伝えていくことができます。



 また、いち市議会議員に過ぎないフジノでさえ
 街頭演説をしていれば暴力行為を受けることもたびたびあります。

 いまや市長というこのまちの権力トップにある立場であれば
 誰が何をしてくるか分かりません。

 誰がいつどんなことをしてこようともフジノが隣に立って
 ボディーガードではありませんが、
 絶対に市長の身を守らねばならないと感じています。



 途中で雄人に頼まれてマイクを交代して、フジノも話をしました。
 その間、雄人は通りがかる市民の方々と対話をしていました。

 フジノは今の時期でさえなければ
 このように直接に市長と市民のみなさまが語り合うことは
 大切で重要で貴重なことだと考えています。

 今までの歴代市長のもとではこんなことは実現しませんでした。

 市長は市役所にこもっていたり、
 組織・団体の集まりにしか顔を出さないようなことでは
 絶対にダメなのです。生の声に常にさらされていなければならないのです。

 その行動そのものは評価できることですが
 適切な時期や正しいタイミングがあります。

 今回の再開は、最悪の時期だとフジノは考えています。



 実際、街頭には選挙で敵対した陣営の方々も多数来ていましたし、
 マスメディアの取材も新聞社やテレビ局をはじめ、たくさん来ていました。

 こうした注目のされ方は、明らかに今回の駅立ち再開が
 『パフォーマンス』としか受け止められていないからです。

 来年度予算案を作っている時期だということを知らない
 多くの市民の方々は

 「おっ、市長が街頭演説をしている!すごい!」

 と喜んでくれていました。

 しかし、それは実情を知らないからであって
 今がどれほど重要な時期であるかを理解すれば
 ほとんどの市民のみなさまは今の雄人に怒りを感じることでしょう。

 本当に残念です。

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 後日談:翌13日の朝刊各紙が報道した内容です。

(2010年1月13日・朝日新聞・朝刊より)

(2010年1月13日・神奈川新聞より)

 横須賀市長就任半年、見えぬ「吉田カラー」
 議会とも依然対立/原点の朝立ち再開


 横須賀市の吉田雄人市長(34)が就任して半年が過ぎた。

 これまでのところ施策面での目立った「チェンジ」は見られない。
 議会との対立関係も解消できず、厳しいかじ取りが続く。

 そんな中、12日から吉田市長は駅立ちを再開した。

 背景には思ったような情報発信ができていない
 という焦りも垣間見える。

 2月には2010年度予算案を審議する市議会定例会が始まる。

 県内最年少首長の「吉田カラー」がどれだけ出され、
 議会がどう対応するかが注目される。


 ●「思いを」じかに

 選挙ではマニフェスト(選挙公約)を前面に打ち出した吉田市長。
 昨年7月10日の就任以来、「目安箱」の設置や車座会議の開催などで
 「市民の声に耳を傾ける」という姿勢を強めた。

 一方で、市民からは市長からの発信が乏しいことが指摘されている。

 経済界の1人は

 「市議会の対応で苦労しているようだが、
  マニフェストの進行状況が見えてこないので評価もできない」

 と戸惑う。

 吉田市長は市議時代にしていた早朝の駅立ちを12日から再開した。

 初回は地元の京急久里浜駅に立ち、
 マニフェストの実現状況を紹介するチラシを配ったり、演説をしたりした。

 現職の首長による朝立ちは極めて異例だ。

 「マスコミを通じてではなく、
  直接自分の思いに基づいた情報発信をしたい」

 と理由を語った吉田市長。

 自分の意図するような報道がされないためか、
 周囲には

 「新聞をうのみにしないでほしい」

 と語っているという。

 朝立ちを終えた市長は

 「(わたしの)原点はここにある」

 と満足そうだった。


 ●注目の予算案

 大きな誤算は、市長を支える副市長2人の選任に手間取ったことだろう。
 手続き上のミスなどで副市長人事案の市議会提出を
 2度にわたって先送りした。

 昨年 10月5日以降は空席となり、同12月にようやく2人が起用された。
 だが、副市長人事や議案否決に象徴される議会との対立関係は
 依然として続いている。

 執行体制もようやく整い、今後の焦点は
 初めて本人が策定する2010年度予算案の中身。

 吉田市長は予算案にマニフェスト関連の施策を
 できるだけ盛り込みたい考えだ。

 これに対し、ある市議は

 「マニフェストにこだわり過ぎると、
  大事な局面で政治判断できない恐れがある」

 と冷ややか。半年間を振り返り、

 「自分で泥をかぶってでも現場を引っ張ろうという意欲が見られない」

 と疑問を投げ掛けている。

 (佐藤浩幸)
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 (引用おわり)


 フジノも神奈川新聞の論調に全く同感です。

 来年度予算案の提出前に、もう1つ大きな出来事が待っています。
 教育長の人事です。

 この2つの大切な案件に対して
 吉田市長がしっかりと『吉田カラー』を出せなければ

 フジノはもう吉田市長を支えることが不可能だと感じています。

 『応援した者の責任』ということをこの半年間、
 毎日毎日かみしめて、市長に苦言を呈してきました。

 本会議でも是々非々で臨んできましたし
 市長自らのマニフェストに反していることを市長がやれば、
 厳しく批判をしてきました。

 全ては市民のみなさまと契約したマニフェストを実現する為です。
 全ては『応援した者の責任』を市民のみなさまに果たす為です。

 しかし、それにも限界があります。

 吉田市長自身が『脱官僚』『チェンジ』の理念を捨てたり、
 契約であるマニフェストを破るようなことが続けば、

 フジノはもう吉田市長を支えることが不可能だと感じています。

 こんな駅立ちをやっている場合ではないのに、
 本当に残念で仕方がありません。

 そして、こういうフジノの怒りの真意が
 市民のみなさまには全く届いていないということが
 つらくてたまりません。

 このまちの未来を誰もが希望を感じることができるものにする為に
 あんなにもたくさんの市民のみなさまに信頼していただいたのに。

 吉田市長には、早く目を覚ましていただきたいです。


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