まちの政治家は、こんなことしてます


2010年9月16日(木)のフジノ
● 議案の採決/フジノはこれに反対しました

 今日の本会議で、9月議会の前半が終わりました。

 これまで議論されてきた『補正予算案』などに対する結論を決める為に
 『賛成』か『反対』かの採決が行なわれました。

 全会派・無所属議員が何に『賛成』して何に『反対』したかは
 下の表の通りです。

 フジノは、補正予算に反対しました。

 反対の理由は、本会議の場にて
 『反対討論』を行ないましたのでごらんください。




 結論からいうと、市議会は全ての議案を
 市長の提案どおりに可決しました。



2010年9月15日(水)のフジノ
● 市長への一般質問を行ないました/フジノにしかできないこと

 今日は、本会議でした。
 フジノは市長への一般質問を行ないました。

 今回は『猛暑による熱中症被害への対策』と『いじめ対策』についてです。
 この夏、最もフジノが関心を持ったのがこの2つの問題でした。

 数日前、フジノがこの一般質問の内容を
 親しい友人に内容を伝えて感想を尋ねると、、
 こう言われました。

 「そんな当たり前のこと、フジノがやるべき質問なの?
  フジノじゃなくても他の議員がとりあげそうなことじゃん」

 「おまえにしかできない問題追及を市民は期待しているはず。
  市長の政治資金パーティーについてとか
  美術館問題の歴代市長の責任だとかさ」

 フジノは、少しショックでした。
 うーん、親しい友達からもそういう風に見えているのか...。

 ●

 今年の夏、フジノにとって『猛暑』による熱中症被害の急増は
 ものすごく重要な問題でした。

 何故ならば、猛暑による被害の奥底には
 深刻化していく『無縁社会』の問題や
 働いても働いても貧困を抜け出せない『ワーキングプア』の問題が
 横たわっているということを強く意識させられたからです。

 この夏の急増した熱中症とは、
 単に暑さの問題ではありませんでした。

 そうではなく、底なし沼のように抜け出せない低所得の問題や
 絶望的な孤立や孤独の問題こそがその本質なのです。

 だから、これはフジノがやらなければならない問題なのです。
 他の誰かではなく、フジノでなければならないのです。

 いじめ問題についても、長年とりくんできたことであって
 やはり根っこには複雑にからみあった要因が隠されています。

 虐待の世代間連鎖の問題、精神疾患をはじめとする障がいの問題、
 10代の妊娠、離婚、DV、機能不全の家族、地域からの孤立など

 フジノがずっとテーマにしてきた問題が
 そこには深く横たわっているのです。

 こうした想いが20分間の質問の中できちんと伝わるように
 本番ギリギリまで文章を直ししつづけました。

 果たしてフジノの想いは、
 市民のみなさまに伝わったでしょうか。

 ●

 この9月議会から横須賀市議会では
 『一問一答形式』へと本会議の進め方が変わりました。

 今までのように質問を20分間ぶっとおしで、
 市長からの答弁もずっとぶっとおしで
 それを3回くりかえすような『一括形式』での質疑の進め方を変えて

 国会の予算委員会のように
 テンポよく質問者と答弁者が交互に発言をしていくのです。

 下の写真をご覧ください。

 後ろ姿はフジノです。その視線の先には市長がいます。
 フジノが立って市長へ質問をしています。



 次の写真をご覧下さい。

 後ろ姿は吉田市長です。立って答弁をしているところです。
 その視線の先には質問者であるフジノが座って答弁を聴いています。



 フジノと市長の論戦の様子については
 ぜひ市議会のインターネット録画中継をご覧下さい。

 しっかりとした議論ができたと感じています。

 ●

 3月から公私を問わずあえて吉田市長と距離を置いているフジノですが
 久しぶりに雄人の視線をそらすことなく、数十分の質疑を過ごしました。

 こうしてフジノが本会議場で質疑を行なうことができるのも
 早いもので、残りあと2回だけ(12月議会と予算議会)となりました。

 市議会の控室で何時間も雄人と2人きりで議論をした日々は
 もはや完全に遠いものとなってしまったなあ、と
 少し感傷的な気持ちになりました。

 肩書、しがらみ、権力、立場。

 そういうものにからみとられずに
 自由に議論ができた頃が懐かしく感じます。

 けれども、もう過ぎた日々は戻らないし、
 感傷にとらわれている暇はありません。

 明日も本会議、民生常任委員会、決算特別委員会、
 議会IT化運営協議会にフジノは出席しなければならないし

 市民の方々からの相談もいつもどおりたくさん来ているし、

 いのちを守る為に政治家としてできることを
 任期が続く限り、ひたすら取り組んでいくだけだ。

 がんばろう。



2010年9月12日(日)のフジノ
● 今年も図書館に特設コーナーが設置されました

 今年も中央図書館が自殺対策の特設コーナーの設置を行ないました。

 おととしの教育経済常任委員会でフジノが提案して
 昨年の自殺予防週間に実現したことなのですが

 『自殺予防』関連図書コーナーとして
 司書の方々が選んだ120冊の本が
 2階の階段をあがってすぐ右手の一角に置かれました。



 昨年の特設コーナーに置かれた本の多くは
 自殺対策について定番と言われる本も多かったのですが
 『自殺を直接のテーマに扱っている本』ではない本もたくさんありました。

 中学生や高校生たちが自分の夢について
 語っているものなどもありました。

 こうした本を読んでみると、それらをつうじて
 元気が出てきたり、笑顔になれるような気持ちになることができました。
 改めて買って、後日また読んでもみました。

 「やっぱり司書の方々の本を選ぶ想いというのは深いなあ」

 と感じたものです。

 ぜひ市民のみなさまに図書館を訪れていただきたいと思います!

 この取り組みを神奈川新聞が報じてくれました。
 とても良い取り組みが市民のみなさまに広く知られることを願っています。

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 (2010年9月11日・神奈川新聞より)

 命の大切さ訴える本ずらり、
 世界自殺予防デーで市立中央図書館に特設コーナー


 世界保健機関(WHO)が定めた「世界自殺予防デー」の10日、
 横須賀市上町の市立中央図書館で、
 命の大切さを訴える本を紹介するコーナーが特設された。

 自殺予防週間(10〜16日)に合わせて
 同図書館が昨年に引き続き企画した。11月14日まで。

 市内では、年間約100人の命が自殺によって失われているという。

 このため、同図書館では、
 自殺や精神疾患への市民の理解を深めてもらうきっかけを作ろうと
 関連図書を集めた。

 コーナーでは、自殺や予防をテーマにした本のほか、
 自死遺族のケア、子どもの悩み、うつ病などに関する本など
 計120冊が図書館内の蔵書から選ばれている。

 同図書館は、

 「自殺予防のためには、自殺や精神疾患について正しい知識を持ち、
  偏見をなくすことが大切。ぜひ本を手にして自殺の問題に目を向けてほしい」

 と呼び掛けている。

 問い合わせは、同図書館電話046(822)2202。

 (服部エレン)
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 (引用終わり)



2010年9月9日(木)のフジノ
● 自殺対策街頭キャンペーン@追浜駅

 昨日お知らせしましたとおり、
 追浜駅での『自殺対策街頭キャンペーン』でした!

 保健所の精神保健福祉班の方々を筆頭に
 教育委員会からも、
 田浦警察署からも、
 湘南病院からも、
 そして、大切な方を自死によってうしなったご遺族の方々も
 みんなで協力しあってキャンペーンを行ないました。

 (画像:始まる前にみんなでおしゃべり)


 わずか1時間で、なんと1000部ものリーフレットを
 市民のみなさまに受け取っていただきました。

 数十ページの冊子、チラシ2枚、ティッシュ、と
 けっこうもりだくさんの内容なので厚みもあってかさばるのですが

 学校帰り、お仕事帰り、お買い物帰りなど
 荷物がたくさんあるにもかかわらず
 多くの方々が受け取って下さいました。


 (画像:リーフレットを配るフジノと、
  自殺対策連絡協議会・委員長である大滝先生)



 (画像:「写真とるよー」と言われてカメラの方を向いた2人です)


 明日発行されるタウンニュース紙には
 大滝先生と吉田市長の対談形式の
 自殺対策についての市民のみなさまへのメッセージが
 どーんと1面全てに載っています。

 (画像:タウンニュース紙の早刷りを読んで喜ぶフジノ&勇士さん)


 フジノの生まれ故郷であり、大好きなまち、追浜。

 市民の方 「リーフレット、去年もらったよ!」
 フジノ    「毎年改訂しているのでぜひ今年も受け取って下さい(笑)」

 なんて会話を交わしたり、
 建物などまちの姿は変われども、人々の優しさはいつも変わりません。

 久しぶりに生声で1時間、自殺対策について語り続けて
 のどがガラガラになってしまいました。



 街頭キャンペーンの良い所は、
 市民の方々が話しかけて下さることです。

 その内容は本当に重く切なくなるものが多いです。

 「30年間誰にも言えなかったけれど
  自分も死にたかった」

 「今もつらくて死にたい、助けてほしい」

 「こどもの時に親を自殺で亡くした」

 そういう言葉を伝えて下さるのです。

 毎日ふだんから相談を受けてはいるものの、
 そうした方々は保健所の相談窓口の存在やフジノの存在を
 あらかじめ、知っていて下さる方々が多いです。

 でも、こうしてまちかどで声をかけて下さる方々は
 横須賀市という公の存在がキャンペーンをしているのを初めて見て

 「ああ、自殺について語ってもいいのか」
 「相談してもいい場所があるのですね」

 と、ふりしぼるように語って下さるのですね。



 明日は、京急久里浜駅で17〜18時。
 来週月曜日は、浦賀駅で17〜18時。

 自殺対策街頭キャンペーンは、これからも続いていきます。

 明日は、WHOの世界自殺予防デー。
 そして、自殺予防週間のスタートです。


 (画像:みんなで最後に記念撮影です)


 どんないのちも失われてよいものはありません。

 横須賀市の究極の目標は、自殺ゼロ。
 それはたとえ夢かもしれなくても、ゼロを目指し続けます。

 その為に、どうかみなさまの力を貸して下さい。
 どうか、よろしくお願いします!


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