まちの政治家は、こんなことしてます


2011年3月4日(金)のフジノ
● 市長への質疑が神奈川新聞にとりあげられました

 昨日の本会議での市長へのフジノの質疑が
 けさの神奈川新聞でとりあげられました。

 質疑の前日は(というか当日の明け方まで)
 事務所で何度も原稿を読み返しながら

 8年間でラストの質疑ということもあって
 これまでのいろいろなことを振り返って
 良い議論をしたいなあと願っていました。

 できれば、質疑を終える最後には
 吉田市長にエールの言葉を送りたいと考えていました。

 それが...

 本番では市長をはじめ答弁者側の答弁が
 あまりにもひどすぎて

 フジノは、キレました。

 質問時間が終わる最後の最後まで
 市長の姿勢に大声で反論し続けたのでした。

 (2011年3月4日・神奈川新聞より)

 特に、新しいサッカー場の建設計画は
 答弁を聴けば聴くほどに作るべき必然性が全く無いことが分かりました。

 市長の言葉の数々は、虚しく響きました。

 答えれば答えるほどに
 ボロが出てきました。

 そんな吉田市長の姿を見て
 僕はやりきれなくて情けなくなりました。



 市長、あなたは何を守りたくて
 今この仕事をしているのですか。

 このまちを守りたいから市長になったはずなのに
 それがもうあなたから感じることができない。

 僕はそれが無念でたまらない。



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 (追記)

 市長との質疑の様子は、市議会インターネット録画中継で
 ご覧になれます。3月3日の本会議の動画(1時間10分過ぎくらいから)です。

 また、一問一答のやりとりが『あはれ』さんのブログ
 文字おこしが成されて掲載されております。どうか御覧下さい。

 あはれさん、膨大な作業をおつかれさまでした。
 ありがとうございます。



2011年3月2日(水)のフジノ
● 明日、市長への質疑を行ないます

 明日の本会議(4日目)に
 フジノは市長への質疑を行ないます。

 10時からスタートして、まずは瀧川議員の質疑です。
 その次にフジノは登壇します。

 4日間の質疑をしめくくる、最後の質問者です。

 同時にフジノにとって
 8年間の政治家生活でラストの質疑になります。

 (と言いつつ、壇上にはその直後に
  『反対討論』で再び立つのですけれど...)

 全身全霊をかけて向き合いたいと思います。

 それにしても、いつもながら前日の夜中まで
 ぎりぎりになっても資料を読み込んだり
 原稿を直しているのですが

 市長が新たに作ろうとしている
 サッカー場の費用は13億6190万3498円だと
 これまでお伝えしてきました。

 しかし、資料を読み込んでいるうちに
 もっと費用がふくらむことが分かりました。

 合計14億5087万5498円の建設費用がかかります。

 土地購入に4億6253万6632円、
 建設費用に8億8900万円、
 河川改良・道路改良に8897万2000円です。

 公園整備に合わせて行われる
 道路整備を見落としていました。

 (横須賀市の実施計画より)


 14億5088万円!

 社会保障費の伸びが
 来年度は15億円もかかると嘆くけれど

 いのちを守る為の15億円と
 サッカー場を作る為の14億円と

 財政危機の中で大切なことを見失っている。

 税金の使い道が
 完全に間違っています。

 さらに、芸術劇場・美術館・ソレイユの丘には
 来年度だけで14億4225万6000円の赤字が出ます。

 横山・沢田・蒲谷・吉田市長と4代も続く
 ハコモノ行政が次の世代に残すツケはすさまじい。




2011年2月26日(土)のフジノその2
● 横須賀市による『ひとり親交流会』

 今日は、朝からお昼過ぎまで、逸見のウェルシテイへ。
 横須賀市の『ひとり親交流会』へ参加しました。

 シングルマザー/シングルファーザーが交流する場として
 市が主催して、年1〜2回、行なわれてきました。

 こども家庭福祉の2014年度までの取り組みについて
 在り方を定めた『よこすか次世代育成プラン』にも

 とても大切な場であるこの『交流会』は
 しっかりと位置づけられています。

 (2010年2月策定『よこすか次世代育成プラン』より)


 フジノはこの『交流会』に4〜5年前からずっと参加してきたのですが
 去年1年間は、あえて参加しませんでした。

 同じ立場の存在による『支えあい』を『ピア』と呼びますが
 『ピア』の持つパワー、元気の回復力、というものは計り知れません
 すごく大きなちからを持っています。

 ひとり親に対して行政の支援は必要ですが
 支援だけが必要なのではありません。

 ピアの力によって、お互いに支えあって
 お互いの元気を回復していかれる存在なのです。

 だから、こうした『交流会』の場を
 もっと増やすべきだとフジノはずっと提案してきました。

 それなのに、いくら市議会で提案しても、
 市の姿勢は変わりませんでした。

 そんな現状に対して、フジノと同じ想いを感じておられた
 シングルマザー/シングルファーザーの方々が

 2009年4月、ついにみずから
 『よこすかひとり親サポーターズひまわり』を立ち上げました。


 (画像:今日の交流会。ひまわり代表の寺田さんが体験談を語っています)


 『ピア』としてのこの活動はとても素晴らしく、
 定期的な交流会がひらかれるようになりました。

 もともとメンバーのみなさんとは
 それまでの活動を通じて面識があったこともあって
 フジノは『ひまわり』の活動を全面的に応援したいと感じました。

 そんなこともあって、市が主催する交流会に
 この1年間、目が向かなかったのですね。

 『ひまわり』の活動は大きな共感をもって迎えられました。

 シンママ/シンパパの定期的な交流会だけでなく
 こどもたちと一緒に、お花見、BBQ、クリスマス会、
 観音崎青少年の村での1泊2日のキャンプも開かれました。

 毎回フジノは個人として参加させてもらっているのですが
 本当に素晴らしい活動なのですね。


 (画像:交流会の間、こどもたちは調理室でお料理です!)


 『ひとり親交流会』について話を戻すと

 今後は横須賀市が直接に開催する交流会はやめて
 『ひまわり』へ委託していくべき/『ひまわり』と共催にすべきだ


 と考えています。

 (これはフジノ個人の提案なのですがひまわりメンバーの考えではありません)

 経験にもとづいた元気回復への知恵やノウハウは、
 当事者=ピアにこそあります。

 だから、市はあくまでも交流会をサポートする立場になって
 主体は当事者=ピアへと移すべきなのです。

 今日はこの提案に向けて、
 市が今どんなやり方で交流会を行なっているのかを
 改めて自分自身の目で見て
 チェックしてみようと考えて、訪れました。


 (画像:調理&託児のボランティアをしてくれた緑が丘女子高校のみなさん)



 今日は、『ひまわり』代表の寺田さんが自らの体験談を
 参加者のシンママ/シンパパに語ってくれました。

 自らがその痛みを体験をしている、ということは
 ピアの持つ最大の強さです。

 どれほど心理学や社会福祉を学んだとしても
 専門家が絶対にピアに叶わないのは、このことなのですね。

 参加したみなさんは、寺田さんのお話をつうじて
 ご自分のこれまでとこれからを見つめることができるのです。

 さて、お話が終わった後は、参加したみなさんに
 お1人ずつ感想や想いをお話ししていただきました。


 (画像;こどもたちが作ってくれたお団子、おいしかったです!)



 そもそも今日こうしてこの場に参加することができた人たちは
 市内のシンママ/シンパパのほんの一握りです。

 まず、ほとんどの方々が『交流会』の存在を知りません。

 次に、今日こうして開催されることを知ったとしても
 仕事が忙しくてなかなか参加できません。

 さらに、仕事につごうを付けることができたりお休みだったとしても
 こどもたちとの関わり(ここに連れてこれるか否か)や
 仕事のあいまをぬってできなかった家事なども山積みです。

 交流会では、こどもたちを連れてきてくれれば
 「調理師&高校生ボランティアさんらと料理に挑戦」したり
 みんなで遊んだりという形で託児を受けてはいます。

 けれども、ここに参加できるまでにはハードルが本当に高いです。

 だからこそ、来て下さった方々の想いを伺えることは
 本当に貴重な機会です。

 政治・行政が改善しなければならない課題が
 改めていくつも見えてきました。

 参加してくださったみなさまから伺ったお話を
 絶対にムダにしませんからね。

 必ず現状を変えていきますからね!


 (画像:こどもたちが作ってくれた鮭ちらし)


 いつもフジノはこどもたちと一緒に走りまくっています。
 肩車したり、サッカーしたり、叩かれまくったり...。

 年4〜5回とはいえ、数年間ずっと一緒に遊びまくってくるうちに
 「フジノさん!」「おじさん!」と呼んでもらえるようになって
 この子たちがいとおしくてたまらないです。

 参加するたびに、
 こどもって本当に素敵な存在だなあと痛感します。

 この子たちの笑顔をこれからも見守りたいと願うならば
 政治家としてやるべきことを全てやらなければならないのだと
 思います。

 これからもずっと。



2011年2月26日(土)のフジノその1
● 認知行動療法の講演会、大成功でした!/フジノの提案、実現しました

 昨日、横須賀市が『認知行動療法』をテーマに講演会を開きました。

 うつ病やパニック障がいなど多くの精神疾患の症状が
 クスリだけの治療ではなかなか治らずに再発を繰り返してしまう中で

 『認知行動療法』をクスリと併用することで
 再発を防いで元気を回復する高い効果が得られるという
 研究結果がたくさん出てきました。

 精神保健医療福祉の制度が日本とは全く異なるとは言え、
 イギリスなどでは政府の方針として
 『認知行動療法』を積極的に取り入れています。

 こうした状況がマスメディアでも報道されるにつれて
 日本でも『認知行動療法』への関心が高まってきました。

 ただ、日本では保険が適用されない(条件が厳しすぎる)ので
 関心が高まっても身近なクリニックでは全く受診できない状況です。

 この現状を変えるには、もっと国民的な動きとして
 クスリだけではない治療法を求める活動が必要です。

 もっともっと市民のみなさまに
 『認知行動療法』を知ってもらわなければいけない。

 そんな想いもあって、フジノは市議会で提案を行なってきたのですが
 昨日、ついにその講演会が実現しました。

 残念ながらフジノ自身は予算議会のまっただなかで
 本会議に出席をしていたので直接にその様子を見られませんでした。

 でも、定員の2倍以上が参加して大成功だった様子を
 神奈川新聞が報じてくれました!

 参加してくださったみなさま、本当にありがとうございます!


 (2011年2月26日・神奈川新聞より)



 大学時代に心理学を専攻していたフジノは
 ゼミも認知・行動心理学だったこともあって
 認知行動療法をかれこれ15年近く学んできてとてもなじみがあります。

 かつては海外の事例を論文で読むしかなかったのが
 今では日本でも一部の医療機関・クリニックで
 認知行動療法が受診できるようになってきました。

 誰もが受診できるようになるまで
 あともうひといきです。

 診療報酬の改正に向けて

 「クスリだけの治療ではなく
  効果の高い精神療法を誰もが受けられるようにしてほしい!」

 と、もっともっとみんなで声をあげていきましょうね。



2011年2月25日(金)のフジノ
● 朝日新聞・シリーズ「見えない議会」にフジノがとりあげられました

 けさの朝日新聞に、フジノがとりあげられました。

 「風穴を」独りの闘い

 すごくカッコいいタイトルですね。

 かれこれ3か月くらい前だったでしょうか。
 カフェトークに1人の方がふらりと訪れてくれました。

 みんなでいろんなお話をしているうちに、
 その方は新聞記者をしているのだと話してくれました。

 「誰でも申し込みがいらなくて参加自由だとHPに書いてあったので
  本当かどうか実際に参加してみたんです」

 その方が、けさの記事を書いてくれた
 記者のAさんです。

 「横須賀にはフジノというおもしろい議員がいるから会った方がいい、
  と横浜の市会議員さんが話してくれたんですよ」

 ということでフジノHPを読んで、
 そしてカフェトークの存在を知って、足を運んで下さったそうです。

 それから、A記者はしばらくカフェトークに通ってくれたので
 「カフェトークについての記事なのかな」とフジノは思っていました。

 実際にけさ出た記事は下のとおりだったので
 ちょびっと驚きました(笑)。


 (2011年2月25日・朝日新聞より)


 ...なんか照れますね。

 一匹オオカミは今も変わらない。

 こう書いていただくとカッコいいのですが
 昔からフジノは集団活動が大のニガテなのですよ。

 だから、群れることがどうしてもできないだけなのです。

 すごく素敵な記事を書いていただいて
 とてもうれしかったのですが

 A記者、すみません。
 1か所だけ、訂正させて下さいね。

 「猛烈に忙しいが、やりたいことがたくさんあって」

 というフジノの言葉がありますが
 フジノはふだん絶対に『やりたいこと』とは言いません。

 この仕事は「やりたい」からやっているのではなくて
 「やらなければならない」からやっているのですね。

 「猛烈に忙しいが、やらなければならないことがたくさんあって」

 が、フジノの正確な想いです。

 気づいてしまった誰かがやらなければいけない。
 今は、たまたまフジノがやらねばならないことがあるから
 やっているだけ。

 だから、フジノじゃなくてもいいんです。
 やれる人がやらなければいけないのです。

 あなたのやるべき時が来たら、
 あなたがやる番ですからね。

 とりあえず、今この瞬間もフジノには
 やらなければならないことが山積みです。

 だから、ひたすら全力で地道にがんばっていきます。


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