まちの政治家は、こんなことしてます


2011年6月22日(水)のフジノ
● 脱原発社会を考える議員連盟、スタート!(速報です)

 ついに『脱原発社会を考える議員連盟』がスタートしました。

 今日は、第1回目の研修会を開催しました。

 2名の講師から1時間ずつ講演していただき、
 意見交換をしました。

 NPO原子力情報資料室の共同代表である
 山口幸夫さん(法政大学教授)。

 株式会社ヴェリア・ラボラトリーズの代表取締役社長である
 筒見憲三さん

 この講師の人選、しびれます。

 まさに議連の目指す方向を
 とても象徴しているとフジノは感じます。

 例えば、山口さんの講演では

 「今すぐ日本は全ての原発をやめても、全く問題ない。
  電力需要には、十分に対応できる」

 というお話がある一方で

 筒見さんの講演では

 「震災後の脱原発へなだれこんでいる状況は現実的では無い。
  根本的に日本のエネルギー需要を改めることが先決だ」

 というお話がありました。

 こんな風に2人の主張には相容れない部分もあって
 ぴりぴりした空気もあって、すごく良い緊張感の研修会でした。

 この様子を市民のみなさまとも共有したくて
 フジノのiPhone(3G回線)でユーストリームで生中継したのですが
 映像がとぎれとぎれでごめんなさい。

 録画したものがご覧いただけますので
 ぜひ雰囲気だけでも感じとっていただけたらと願っています。

 (その1)


 (その2)


 国のエネルギー政策だけでは実現できないことを
 地方政府がどんどん取り組んでいかねばならないことを痛感しました。

 (画像:研修会後、講師のお2人と懇談の時間を少しいただきました)


 山口さん、筒見さん、お忙しい中を
 横須賀まで来て下さって、本当にありがとうございました!

 6月議会のまっただなかということもあって
 バタバタしていて十分な準備ができない中で、
 講師のお2人にはご迷惑もおかけしてしまい、ごめんなさい。

 また、市民のみなさまにもUstream中継が
 告知も不十分な形で、ごめんなさい。

 ただ、この議連は走りながら考えていく、
 修正すべきことも走りながら直していく、
 とにかく息を長く、でも全速力で走っていく、そんな場になりそうです。

 議連の活動としては、来週すぐに次の研修会を行ないます。
 ガスコンバインドサイクル発電を視察してきます。

 来月は浜岡原発への視察、
 再来月は河野太郎代議士のお話をうかがう予定です。

 学ぶべきことはあまりにも多く、
 やるべきことも山積みです。

 けれども、とにかくガリガリとあらゆる情報と知識を学んで
 現実を変える為に少しでも良い方法を考えて、議論をして、
 どんどん提言していきたい。

 取り急ぎですが、メモ程度ではありますが
 今日の報告でした。



2011年6月20日(月)のフジノ
● 脱原発を考える議員連盟の設立を呼びかけました!(速報)

 詳しくは、明日また詳しく報告いたしますが
 今日、マスメディアに向けて記者発表を行ないました。

 『脱原発社会を考える議員連盟(脱原発議連)』の発足です!

 一柳洋議員・山城保男議員・フジノの3人が
 呼びかけ人として名前を連ねましたが

 これから、広く全国に呼びかけて
 あらゆる地方議会に同志を求めていきたいです。

 (画像:左から山城議員・一柳議員・フジノ@記者クラブ)


 まず、第1回目として2名の講師をお招きして
 6月22日に横須賀市議会議員むけの勉強会を開きます。

 今後、この議連は市民のみなさまとも連携していきますので
 フジノとしては、この第1回目もユーストリームで生中継する予定です。



 3名の呼びかけ人ということで
 はじめの一歩はとても小さいです。

 でも、小さく産んで大きく育てていきたいと考えています。

 詳しくはまた明日ご報告しますね。


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 (後日談)

 この記者会見の様子を
 毎日新聞とタウンニュース紙が報じてくれました!


 (2011年6月21日・毎日新聞より)


 (2011年6月24日・タウンニュース紙より)



2011年6月18日(土)のフジノその2
● 想いを伝える/想いを形に変える

 3月11日に東日本大震災が起こった時、卍LINEくんは
 俳優・窪塚洋介として映画『UGLY』の撮影でパリにいました。

 刻々と入ってくる被災の情報を受けながらも
 それでも撮影は続けられて、
 すぐに帰国することはできませんでした。

 日本中が困難に直面しているにもかかわらず
 日本を離れていることに対する彼の焦燥感や

 家族や大切な人々に対する
 彼の祈りの『想い』は、

 ツイッターを通して、毎日、届いてきました。

 そんな彼のツイートを
 僕も共感しながら読んでいました。

 そんな心情を語った彼の映像が3月25日にYoutubeにアップされて
 多くの人々の共感を呼んだのも、とてもよく理解できます。

 (柿本監督が撮影した窪塚くんの動画)



 帰国してからの彼は時間を取り戻そうとしているかのように
 被災地を支援する為にたびたび現地を訪れたり
 復興支援のチャリティーライブを行なったり
 講演会を行なったりと奮闘しています。

 僕は、そんな彼のことをとても大切に感じています。

 (画像:今夜のチラシ)


 同世代の1人として、そしてこのまちで共に生きてきた1人として、
 こうした彼の『行動』に、深く共鳴します。

 今、彼を突き動かしている原動力である『想い』は
 同じように僕にも、そして多くの同世代のみんなのこころにも
 必ずあるものだとフジノは感じています。

 みんながそれぞれの生きている場所で
 それぞれにできることをがんばっているのを強く感じます。

 彼は彼の持っている武器で
 僕は僕の持っている手段で
 あなたはあなたのやり方で

 人それぞれに持っている想いを形にしていく。

 今この国を覆っている痛みや悲しみから
 少しでも早くリカバリーできるように。

 (画像:GREEN HILLのステージ)


 けれども、人はなかなか『想い』を『行動』に移せなかったり
 うまくその方法を見つけ出せないことも多いものだ。

 そんな時、人々は、卍LINEくんのようなカリスマ的な存在の姿を観て
 その言葉を聴いて、

 そして、改めて自分のこころの底にある『想い』を確認して
 『行動』に移せるように背中を押してもらったり、
 その方法をマネしたりしながら前に歩きだしたりできるようになるのだ。

 だから、彼のような存在は、とても大切だと
 つくづく感じる。



 今夜は、2カ月に1度のイベントでした。

 卍LINEくんが主催しているイベントで
 フジノは毎回これに行くのが楽しみなのですが

 今夜も本当に素晴らしかったです。
 彼の歌は、すごくいい。こころにつきささる。

 特に、今夜は『復興支援』が強く打ち出されていたこともあって
 轟音の中だけど歌を聴きながらいろんなことを考えさせられました。

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 ところで話は全く変わるのですが

 前回の『FREEDOM FREAK』は
 選挙の前日に行なわれたので、フジノは行けませんでした。

 いつも0時くらいにスタートして終わるのは明け方。

 さすがに選挙初日の朝に
 候補者が徹夜明けでクラブ帰りっていうのも(苦笑)。



 でも、フジノの選挙ポスターを貼ってくれた
 仲間たちの半分くらいの人たちは

 前回の『FREEDOM FREAK』に行ったんです!

 徹夜明けでそのまま夕方くらいまで市内をかけまわって
 ポスター貼りをしてくれたのです。

 みんな、タフだなあ...。

 いや、今回ポスターを貼ってくれた『チームフジノ』は
 もともとは『チーム詩孫』なのだから、当然と言えば当然かな。

 彼の音楽は、
 みんなを結び付けてくれている。

 いずれにしても、今夜もすごく楽しかったです!



2011年6月18日(土)のフジノその1
● ベンジャミン・フルフォードさん講演会へ

 卍LINE(a.k.a.窪塚洋介)くんに誘われて

 『ベンジャミン・フルフォードさんの講演会』&
 『フルフォードさんと卍LINEくんとの対談』に行ってきました。

 このお誘いをいただいた時に
 フジノはとても感慨深かったです。


 今からちょうど4年前、フジノはカフェトーク特別版として
 天木直人さん(元・駐レバノン全権大使)を横須賀にお招きしました。

 実は、その時に
 天木さんと卍LINEくんのお2人に対談をお願いしたのですね。

 フジノがリスペクトする2人に
 ぜひ出会ってほしかったのです。

 結局、スケジュールの都合がつかなくて
 実現できませんでした。

 フジノはいつも感じるのですが、
 「つながるべき縁のある人と人であれば
  放っておいても引き寄せられて人はつながるもの」ですよね。

 だから、この時は「あるべきタイミング」では無かったのだと思います。

 その天木直人さんと、
 今日横須賀に来てくれたフルフォードさんとは
 とても親しい間柄だとお聞きしています。

 ということは、間接的とはいえ、
 天木直人さんも卍LINEくんも縁があるのかなあと感じました。

 それで、今回のお誘いを頂いた時に
 フジノはとても感慨深いものを感じました。

 (画像:講演をするフルフォードさん)


 フジノはベンジャミン=フルフォードさんのことを全く知らなくて
 インターネットで検索してみたのですが

 いわゆる陰謀説を訴えるエセジャーナリストと
 裏社会の真実を追及するフリージャーナリストと

 まっぷたつに評価が分かれていました。

 彼の主張が正しいかどうかの判断は
 フジノには分かりません。

 というか、あえて価値判断は保留します。

 3月11日の震災から今に到るまで
 政府に対する信頼はフジノの中では完全に無くなりました。

 だから今は、とにかくあらゆる『オルタナティブ』を
 自分の中に取り入れたいとフジノは感じています。

 どんな極端に感じる意見であっても、まずは飲み込みたい。
 安易な価値判断は、いろいろなことを見えなくしてしまうから。

 (画像:対談をする2人)


 ということで、講演と対談と質疑応答は2時半に及びました。

 フジノも3点について
 質疑をさせてもらいました。


 (質問1)
 脱原発→再生可能エネルギーへのシフトは
 実は『新たな利権の構造』を生むだけなのではないか?

 (質問2)
 インターネットが既存のメディアを打ち破る大きな可能性を持つ
 新たな武器だとしても、どこまで信じられるのか?
 例えば、ウィキリークスは
 実は既存のメディアの側ではないのか?

 (質問3)
 今回の震災がフルフォードさんの訴える説のとおりだとしたら
 いつまでこのような放射性物質の漏出は続くのか?


 返ってきたフルフォードさんの答えは
 まあ、決して満足できるものではなかったのですが

 この3つの問いは、フジノがふだんから感じてる疑問なのですね。

 脱原発に向かってフジノは今、
 議員連盟をたちあげたりして突き進んでいます。

 でも、石油利権や原子力利権にかわる
 新たな利権を生むだけだったら...?

 今回の震災によってもインターネットについて
 ますます新たなメディアとしての有効性や
 人と人とのカンケーを構築しなおすような可能性を持っていると
 言われるけれど

 本当にそうなのだろうか?

 インターネットキルザバビロンじゃなくて
 インターネットキルザピープルの可能性もあるのじゃないか?

 そして、震災が自然災害なのか人為的なものなのか、
 陰謀であろうがそうでなかろうが、どちらにしても

 本当にたくさんの人々が
 今この瞬間も苦しんでいることは事実で何も変わりはない。

 この現実の苦しみ、特に放射性物質の苦しみを
 1秒でも早く終わらせたくて僕はとても焦っているけれど
 何かを革命的に変えることなんて、当然ながら僕にはできない。

 もちろんフルフォードさんに聞いても答えなんて無いのは
 はじめから分かっていたこと。

 だから、これからも自分なりに正しい答えにつながるように
 正しい方向に向かっていると感じていかれるように
 しっかりと働いていこうと改めて思いました。



2011年6月17日(金)のフジノその2
● 新港埠頭の液状化問題をタウンニュース紙が報じてくれました

 6月議会の本会議(8〜9日)での一般質問を
 けさのタウンニュース紙が1面トップで報じました。

 フジノたち5人の議員が
 それぞれの視点で『液状化問題』を追及したことを
 とても良くまとめてくれている分かりやすい素晴らしい記事です。

 横須賀新港埠頭というのは
 三笠公園の脇〜市役所の裏〜うみかぜ公園の脇の一帯です。

 救急医療センター・横須賀警察署・税務署・裁判所などが
 この地域に一斉に移転する計画がすすめられていますが

 液状化が起こることが神奈川県の報告書で指摘されており、
 「防災の拠点として安全ではない」とフジノは考えています。

 こうした不安を抱えながら
 あえて移転計画を進めていくのは問題です。

 フジノが行なった市長への一般質問の全文は
 こちらをご覧ください。

 それでは、タウンニュースの引用です。

 (2011年6月17日・タウンニュース紙・1面トップより)


 新港埠頭、液状化の可能性

 市議会で市長「地質調査行い対応」


 改選後初の定例会となる横須賀市議会(第2回定例会)で
 今月8日、9日に本会議が開かれ、13人が一般質問に立った。

 先の東日本大震災を受け、津波の避難場所や住宅の耐震化など
 防災関連の質問が集中。

 関東での大規模地震発生時に液状化の危険性が高いとされる
 新港埠頭に移転計画のある横須賀市救急医療センターに関して

 吉田雄人市長は「十分な地質調査を行い液状化に対応していく」と述べた。


 津波避難場所設定していない

 震源別での津波被害想定を質問し、
 その調査・対策を市が独自で作成することを提言したのは
 一柳洋議員(ニューウィング横須賀)。

 「どのプレート境界を震源とする地震が発生したら、
  どの方向からいかなる速度で津波が来るのかを早く把握すること」が必要だと指摘した。

 また、井坂新哉議員(日本共産党)は、
 東日本大震災では避難場所も津波被害を受けたことから、
 市内の避難場所の見直しについて質問した。

 吉田市長は、市内に津波の影響がある地震として南関東地震をあげ、
 相模湾側で4メートル、東京湾側で2メートル程度の津波が想定されていると答えた。

 一方、市では津波に対する避難場所は設定していないとし、
 「強い揺れを感じたら、できるだけ高いところに逃げるようお願いしている。
  避難の目安となるように、市内の公共施設などに標高表示などをしていきたい」と述べた。

 こうした答弁を受け一柳議員は

 「震源別に何メートルの高さまで逃げるべきというデータを
  市民に提供すべき」と一問一答でただすと、

 市長は津波の想定には専門的な考え方が必要とした上で、

 「過去に起きた地震の記録をベースに、
  津波を想定した9月の避難訓練に盛り込んでいきたい」と答えた。


 県の被害想定海岸沿いが液状化

 また渡辺光一議員(自民党)、岩崎絵美議員(無会派)、
 岩沢章夫議員(公明党)、藤野英明議員(無会派)らは
 市内の液状化現象と対策について取り上げた。

 神奈川県の地震被害想定調査(平成21年)によると、
 横須賀市の海岸沿いは三浦半島断層群の地震など、複数の大規模地震で
 「液状化の可能性がかなり高い」とされている。

 このため、横須賀市救急医療センター、裁判所、
 警察署などの移転先として整備計画が進められている新港埠頭について、

 その地盤や地質調査に関する市の認識をただす声が相次いだ。

 市長は救急医療センターに関して、
 今後ボーリング調査を12箇所行う予定を明らかにし、岩崎議員の質問に答えた。

 その結果を踏まえ、同センターが震災に強い施設になるよう
 設計に反映するとした。

 建物周辺の道路などインフラの液状化について藤野議員が質問すると、
 市長は「(液状化の)可能性はあり得る」との認識を示した。

 こうした場所に医療センターや警察署などの救護・防災の拠点を移すことで
 災害時に対応が遅れるとの懸念を示した藤野議員に対して、

 「災害復旧の体制づくりの方が大事」などと答弁した。

 このほか、岩沢議員は住宅耐震化の促進について質問。

 市長は人的被害を軽減する有効な対策との認識を示し、
 耐震補強工事費の2分の1を市が補助する助成事業を
 「より一層PRし促進していきたい」と述べた。

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 (引用終わり)


 市長の答弁では安心は担保されていません。
 フジノはこの問題を継続してとりあげていきます。


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