まちの政治家は、こんなことしてます


2012年1月23日(月)のフジノその1
● 内閣府の自殺対策推進会議へ/GKB47騒動をやってる場合じゃない

 今日は、朝から東京・霞が関へ。
 内閣府の『自殺対策推進会議(第15回)』が開かれました。

 5年ごとに見直しを行なう『自殺総合対策大綱』ですが
 昨年6月の第12回会議から3回に分けて
 『現・大綱』の進捗状況の
 ヒアリングが行なわれてきました。

 今は、自殺対策に関わる学会などからの意見をとりまとめているところで
 次回の会議にはそれらの意見が公表される予定です。

 最終的には、今年の春には
 『新・大綱』が閣議決定される見通し
です。

 (画像:合同庁舎4号館4階共用会議室前にて)

                 
 しかし、『新・大綱』策定に向けた大切な時期であるにも関わらず
 今日の会議で大きな議論を呼んだのは、
 本筋とは全く別のことでした。

 内閣府自殺対策推進室が発表した
 今年3月の『自殺対策強化月間』の取り組みについて

 そのキャッチコピーである
 『GKB47』が問題視されました。


 (配布資料5・内閣府自殺対策推進室より)


 フジノ自身もこの資料に目を通した瞬間、
 「なんでこんなバカげたキャッチコピーを付けたんだ」と感じて
 率直な想いをツイッターでつぶやきました。

 案の定、委員メンバーからも批判が出ました。


 予想通り、それから数時間後にインターネット上で配信された
 各メディアの記事を見ると、批判一色でした。

 (2012年1月24日・朝日新聞より)


 (2012年1月24日・毎日新聞より)


 内閣府の説明文章によれば『GKB』とは
 『Gate・Keeper・Basic』と『47都道府県』の頭文字を取った、とのことです。

 しかし、若い世代にとって
 『GKB』とは『ごきぶり』を意味しています。

 『GKB47宣言』のキャッチコピーを作った人たちは
 こんなことも知らなかったのでしょうか。

 それ以前に、これまでも自殺対策は
 何よりも言葉づかいに慎重に慎重を期してきた
のに

 『AKB48』人気にあやかりたいという安易すぎるコピーは
 今までの取り組みとも大きく反したもので

 自殺対策を推進してきた1人として
 フジノ自身も全く受け入れることができません。

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 今回の『GKB47』問題だけではなく
 内閣府の取り組みは、今、ブレていると強く感じます。

 昨年11月に新たに作られた
 『官民が協働して自殺対策を一層推進するための特命チーム』
 その表れだとフジノは感じています。

 この『特命チーム』は
 自殺対策の専門家でも何でもない人間をメンバーにしました。

 14年連続で3万人を超えた犠牲者を出している今、
 本気でいのちを守ろうと覚悟している人だけが必要なのです。

 そして、この『特命チーム』で行なわれている議論も
 今さら何故こんな屋上屋を架すのか全く無意味に感じます。

 こんな状況で作られる『新・大綱』に
 フジノは不安を感じています。

 『自殺対策元年』と言われた2006年から早くも6年が過ぎて
 一時期の熱気は確かに去っていきました。

 けれども、現場で毎日の活動を
 地道に続けているみなさんの熱意は全く変わっていません。

 大きな啓発イベントを単発で打ったり、
 有名な人を審議会メンバーにするようなことは、
 そもそも必要ではありません。

 やるべき取り組みを通年でじっくり行なえるように
 しっかりと予算を付ける、人材の確保をする、それこそが必要です。

 派手さは全くいらないのです。
 成果が出ている取り組みを地道に続けることが重要なのです。

 『GKB47』なんて謳わなくても
 ゲートキーパーは確実に少しずつ増えてきています。

 派手なキャッチコピーはいらないし、
 もっとやるべきことは別にあるのです。

 内閣府には、初心に帰って、
 もっと成すべきことは何かを考えてほしいです。



2012年1月22日(日)のフジノ
● 受入を前提に話をすすめる黒岩県知事に強い不信感

 芦名での説明会横須賀での説明会
 2回とも『反対』の声一色だったにもかかわらず

 黒岩県知事は、市民のみなさまの理解も合意も全く無いままに
 勝手に『震災がれき』の受入を進めようとしています。

 けさの神奈川新聞の記事によれば

 川崎市内で開かれた民主党国会議員の集まりの場で
 細野原発事故担当大臣から
 神奈川での受入を求められた黒岩知事は
 前向きな言葉を返しています。

 (2012年1月22日・神奈川新聞より)


 どうしたらこんな勝手な発言ができるのか、
 全く理解できません。

 市民の『理解』と『納得』を得ようとするならば
 こうした言動はそもそもすべきではありません。

 『いのち輝くマグネット神奈川』というキャッチコピーは
 まやかしに過ぎないのかと感じます。

 『地域主権』という観点でも失格です。

 政府の対応にはそもそも絶望しているので
 細野大臣が『汚染されていない廃棄物』といったウソを発しても
 もはやフジノは怒りも感じません。

 しかし、政府の過ちの片棒をかつぐような
 黒岩県知事の在り方には強い嫌悪感を抱きます。

 神奈川県の県知事では無く
 単に政府の下請け機関のトップにしか感じられません。



2012年1月21日(土)のフジノその1
● 昨日の『対話の広場』が新聞各紙で報じられました

 昨日の『対話の広場』の様子が
 新聞各紙で報じられました。

 (2012年1月21日・神奈川新聞より)

 (2012年1月21日・毎日新聞より)


 (2012年1月21日・朝日新聞より)




2012年1月20日(金)のフジノ
● 速報・黒岩知事との「対話の広場」の様子です

 本日、汐入の総合福祉会館で
 『緊急開催!黒岩知事との「対話の広場」』が開かれました。

 「震災がれきの受入へ!東北再生に向け今、神奈川ができること」

 がテーマです。



 15日の地元説明会で宣言したとおり、
 今夜の様子をフジノはustreamで生中継しました。

 (フジノの後ろ姿を写真に撮ってくれた市民の方が画像を送ってくれました)


 録画も公開します。

 どうかみなさま、ご覧ください。
 そして、一緒に考えていってください。

 (その1)


 (その2)


 (その3)


 今日、会場で配られた資料はこちらです。

 ・黒岩知事による説明資料

 ・岩手県環境生活部による資料

 ・東京大学の前川和彦教授による資料



 質疑応答は、黒岩知事が質問に正面から答えずに
 データもあげずに金額も答えずに情緒論で逃げてばかりで
 とても紛糾しました。

 これでは『対話の広場』どころか
 『説明会』ですらありません。

 決定事項をただ聴かせる場です。

 フジノはこんな説明を聴かされても
 何も納得できませんでした。

 何故ならば、市民のみなさまも健康を守れないからです。
 絶対に受け入れは認められません。

 あなたはどのようにお考えになりますか?
 ぜひご意見をお聞かせください。

 30日には県庁で『対話の広場』が開かれます。
 ぜひみなさま、ご参加ください。

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 ちなみに、『脱原発社会を考える議員連盟(脱原発議連)』
 次回おこなう講演会の講師をお願いしている

 漢字4文字のあの方
 会場に来てくれました。



 そう、山本太郎さんです!

 脱原発の仲間であり、戦友であり、
 そしてみんなを元気にしてくれる希望です。

 2月27日(月)夜、横須賀で山本太郎さんが講演をしてくれます!

 場所やその他の詳しいことは
 数日中にお知らせします。


 それにしても、山本太郎さんが横須賀に来てくれたのに
 横須賀市長は何故、来なかったんだ!

 情けない。



2012年1月18日(水)のフジノ
● 第8回リリー賞の選考委員に任命されました

 おととし去年に続いて、
 『精神障がい者自立支援活動賞(通称リリー賞)』の選考委員に
 フジノは任命されました。

 (今年のゲスト審査員・プレゼンターは桂ざこばさんです)

 リリー賞は、精神保健医療福祉の世界では
 歴史と栄誉ある、とても大きな賞です。

 これまでにも記してきたことですが

 受賞者の方々は受賞を機に
 人生がどーんと大きく変わってしまうことになります。

 知名度が一気にあがって
 とても有名になりますし、

 その活動はさらに加速して
 より素晴らしいものになっていくことが多いです。

 ものすごくポジティブな影響力のある賞です。

 そんなふうに人の人生を大きく左右するようなリリー賞の
 選考委員会メンバーに三たび選ばれたことを
 フジノはこころから誇りに感じます。

 しっかり責任を果たしたいと思います。


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