しろうとが挑戦してみることにした

一緒に横須賀を
もっとおもしろくしようよ!
横須賀をもっとおもしろくしたい人、集合!


藤野英明
  
藤野英明、28歳。ただの会社員。

  思うところあって
  政治という『手段』に挑戦することになりました。
  ネガティブなイメージばかりの
  政治という業界に
  しろうとがどこまで通用するのか?
  その挑戦の一部始終、
  ありのままの姿を
  ここで伝えていきたいと思います。

  (どんな政党とも組織とも関係ない
無所属です。)


2003年3月28日(金)夜のフジノ
● 学校で話題になる政治家になりたい

 学校で話題になるような政治家になりたいと願ってきました。
 10代の人たちのリアルな想いを知りたいし、
 その想いをどんどん反映させていきたいと
 切実に思っているので。

 だから、学校で話題になる政治家になりたい、というのは
 僕の中で小さな目標の1つでした。

 10代の人たちに気軽に話しかけてもらえる、
 そんなふうな存在でいたいから。

 そうしたら、今日うれしいことがありました。

 市内のある高校で先生をしている方がいるのですが
 その方と電話で話しているときに、こう言われたんです。

 「藤野くん、うちのクラスで話題になってるよ。
  中央駅でいつも話してる28歳の人知ってる?とかね」

 よし!

 「先生、その人知ってる?と聞かれて
  先生は彼と知りあいなんだよ、って答えたら、
  いいなあ、って言われたよ」

 やった!

 最近は本当によく高校生が話しかけてきてくれて
 学校のことをいろいろと聞かせてくれます。

 今度は中学生たちの声も聞けるような
 そんな人間になりたいです。努力あるのみですね。


● 勝手連のみなさまへお願いです

 僕たちが全然知らないところで
 僕たちのことを応援してくださっている
 勝手連(と呼ばせてください)のみなさまへお願いがあります。

 どうか、4月13日までは
 チラシを配るのはストップしてくださいませ。

 僕もつい昨日知ったのですが
 どんな選挙であっても選挙が始まってしまったら
 政党以外の政治活動はかなり制限されてしまう規則なんですね。

 だから、政党に属さない無所属の
 僕たち『横須賀をおもしろくする会』のチラシを配ると
 法律を違反したことになってしまいます。

 コーヒー1杯でさえお断りしている僕たちなので
 どうか応援してくださっているみなさまも
 チラシ配りはいったんストップしていただけないでしょうか。

 何故に政党はいいのに
 無所属はダメなの?

 という不満は確かに僕にもあります。
 でもそれが、この国の政治の現実なのですね。
 とにかく僕たちは法律にしたがってきちんとした活動をしたいと
 考えています。だから、どうかそうしてください。

 4月13日を過ぎればまた配るのはOKなので
 どうか今はストップしてくださいね。よろしくお願いします。


● 供託金というしくみ

 僕たちが全




2003年3月28日(金)朝のフジノ
● 横須賀を好きな理由

 昨日、こういう内容のメールをいただきました。

 
>藤野さんの朝の演説を聞いて、
 >福祉の現状と、古い政治を変えていきたい、という主張は
 >よく分かりました。
 >
 >しかし、何故横須賀なのか、全く分からない。
 >チラシをみても、横須賀出身なのかも分からない。
 >
 >横須賀が好きだというならば
 >そういう気持ちが伝わる演説をしてほしい。


 とまあ、こういう内容ですね。

 僕は人柄とか地元が同じだからとか
 そういう理由で人々が政治家を選んだりするのが大嫌いで
 だからチラシにも自分の出身学校(小中高校)の名前を入れてません。
 それから住所とかもわざと入れていません。

 「あ、近くに住んでるんだ」で親近感、で応援、って
 それは政策とは無関係ですからね。

 だけど、横須賀を好きで28年間も暮らしてきたのに
 だから、横須賀をおもしろくする会という名前なのに
 そういう想いが届いていないというのは本当に残念です。

 そこでお返事を書きました。

 では、明日は政治と福祉のお話は一切なしで
 僕が28年間暮らしてきた横須賀が何故好きなのかについてだけ
 お話をしたいと思います。ぜひ聞いてくださいね。

 
そんなわけで、けさは政治と福祉の話は一切しませんでした。

 朝7時から10時までぶっとおし3時間、
 横須賀の魅力について語り続けました。

 最初にこの件について説明をしてから話し始めました。

 10分くらい聞いていてくれた方々がいらして
 その方々からはこう言われてしまいました。

 「本当に政治のことを1つも言ってないけど大丈夫か」
 「もう大事な時期なんだから、ちゃんと政治活動しなよ」

 でも、横須賀をおもしろくする会の代表ですからね〜。
 それに約束だから。

 というわけで、けさはずうっとひたすらに
 僕の人生をからめて何故に横須賀を好きなのかということと
 どういうところが横須賀らしいと考えているのかということを
 3時間話し続けました。

 横須賀の好きなところなんて
 まだまだ5時間くらいは話しつづけられますよ(笑)

 というわけでメールをくださったAさん、
 約束はちゃんと果たしましたよ〜。聞いてくれましたか?

---------------------------------------------

 けさはチラシも一切なしで
 『横須賀をおもしろくする会』ののぼりを身体に巻いて
 そしてお話をしていました。

 かなりおもしろかったらしく
 10代の女の子たちや男の子たちに大いにうけてました。

 「横須賀は好きですか?」
 「好き好き!」

 ってな感じです(笑)

 楽しく過ごせたけさのフジノでした。



2003年3月26日(水)夜のフジノ
● 全家連にいってきました

 東京の上野にある、
 全国精神障害者家族会連合会(略称・全家連)を訪れました。

 ここは全国の家族会の総本山というか
 日本の精神保健福祉において
 とても重要な役割を果たしている活動団体です。

 大学時代の僕はここに入り浸っていて
 全国精神障害者リハビリテーション会議(略称・リハ会議)の
 お手伝いとか、いろいろさせてもらったものです。

 初めて訪れたのは大学1年の時。
 岩波新書で初めてその存在を知ってから
 居てもたっても居られなくなり、いきなり電話をかけて行きました。

 全家連の事務局の方々は
 そんな僕を大歓迎してくださいました。
 ここで過ごした日々は本当に勉強になりました。

 でも、大学を卒業する頃から足が遠のき
 今日がなんと6年ぶり。

 上野から徒歩10分くらいのところにある
 7階建てのきれいなビルは今もきれいなままでした。

 事務局のドアをあけると、懐かしい顔ぶれが...。

 お会いしてくださったAさんは、
 今ではある部門の部長さんになっていました。

 19時半から話をはじめて、
 21時半までみっちり2時間いろいろうかがいました。
 Aさんはその後もお仕事ということで、
 本当にお忙しい中に時間を割いていただいて
 すみませんでした。そして、ありがとうございました。

 精神保健福祉の全国的な現状をうかがったりもしましたが、
 Aさんには「何故、政治なのか」を問われて
 1つずつお話しました。

 僕が18歳だった頃から僕を知っている方なので
 (そして亡くなってしまった元恋人のこともご存知です)
 すべてを正直にきちんとお話しました。

 そのうえで「応援するから絶対にがんばれよ」と
 言っていただきました。

 「髪の毛茶色になったりスーツ着てたり
  フジノくんは外見は変ったけどさ、中身は変らないね」

 ものすごい褒め言葉をいただきました。
 情熱は変わってませんよ〜。
 むしろ18歳の頃よりも燃えさかってるかも(笑)


● 横須賀はもっとおもしろくなる!

 それにしてもくりかえし言われたことは
 「おもしろさを忘れちゃダメだよ」ということでした。

 福祉の活動というのは
 みけんにしわを寄せて貧乏を承知のうえで働く、みたいな
 そういう自己を捨てた献身的なイメージがあるでしょ?

 だけど、全家連はそういうのでは無いんですね。
 家族会というのは、笑顔があふれている場所なんです。
 障がいという現実に直面しながらも
 楽しく生きていかれる場所。

 それが大好きだから僕は全家連に足しげく通ったんです。
 逆に大学卒業の時にふつうに福祉業界に就職しなかったのも
 福祉バカになりたくなかったからなんですね。

 なのに最近の僕には
 みけんにしわを寄せている福祉バカのにおいがする。
 ぶっ倒れるまで動く姿を見せるのが生き様だと思ってたりする。

 それをAさん(今やA部長さんですね)には
 鋭く見抜かれて、指摘されてしまいました。

 「べてるの家だって、あんなに楽しそうにしてる。
  フジノくんの良さは困難なことでもおもしろく解決することでしょ。
  だから後援会じゃなくて『横須賀をおもしろくする会』なのに。
  笑顔が消えてるんじゃないの?」

 うわあ、そうかもしれない。
 疲れのせいで笑顔が消えがちかもしれない。

 「福祉をもっとおもしろくしてよ。
  フジノくんの仕事はもっとおもしろくすることでしょ。
  今のチラシからは深刻さだけが伝わってきてるよね。
  おもしろさを忘れちゃダメだよ」

 わっかりました!

 全家連に行って、昔の気持ちを思い出しました。
 精神保健福祉をおもしろくするのがおれの仕事だった!

 こころの病はロマンチックなんかじゃない。
 『ノルウェイの森』みたいな僕たちの当時の在り方を
 笑い飛ばしたくて僕はこころに決めたのだった。

 Aさん、ありがとうございます。

 精神保健福祉の現状もよく分かりました。
 だけどもっと大切なことを思い出しました。

 福祉をおもしろくします。
 精神保健福祉をもっとおもしろくします。

 そして、横須賀をもっともっとおもしろくします。
 見ててくださいね。



2003年3月26日(水)朝のフジノ
● 教育委員会の人との意見交換

 けさは天気も良くて温かくて
 もう春なんだなあ、と強く感じました。
 家の庭先でも鳥たちが大きな声で鳴いています。いいですね。

 僕の朝のメガフォンも
 背広を脱いでワイシャツでやれました。気持ちいい。

------------------------------------------------

 中学校時代の先生が
 僕の顔に気づいて声をかけてきてくださいました。

 現在は、市の教育委員会で働いているそうです。

 学童保育について意見交換しました。
 彼はこう言いました。

 「学童保育はダメだと思う。無くした方がいい。

  きみは『共働きの時代だから保育園をもっと増やそう』とか
 『学童保育を守ろう』と言うけれど
 それは違う。

 もっと男性が働く時間を短くしなくちゃダメだ。
 お母さんが働いているから子どもを保育園に預けるだとか
 学校が終わったら学童保育、次は夜間保育、
 そんなふうだと子どもがかわいそうだ。

 まず男性が労働時間をもっと短くする。
 そういうことを考えていかなくちゃいけないんだ。
 学童保育の充実の前に、きみもそれを考えなくっちゃ」


 僕はこの意見を聞いて
 そうか、教育委員会なのに学童保育に反対なのか、
 こういうふうに考えている人々がいるから
 学童保育がピンチなんだな、と思いました。


● 大切なのは、長期と短期と両方です

 今この瞬間に目の前で小さな子どもが
 かぎっ子でひとりきりぽつんとしていたとしても
 僕の中学時代の先生であったこの方は同じことを言えるのかなあ。

 男性の労働時間を減らすとかよりも前に
 今この瞬間に現実に、子どもがぽつんと孤独で居るよりも
 昨日見た学童保育の子どもたちの笑顔を知っている僕にとっては
 学童保育は必要不可欠だと思います。

 僕にはシングルマザーの友達がたくさんいますが
 その友達にむかって
 「学童保育はダメだ!」なんて絶対に言えない。
 むしろ「学童保育をつかえば?楽しいし、いいところだよ」
 そう伝えたいです。

 あの、政治家とかそういうの以前に
 僕の考え方は違います。


 男性の労働時間を減らすことも大切ですが
 同時に、今この瞬間に困っている人がいるのであれば
 今すぐに動かないといけないと思うんですね。

 学童保育も充実させながら、
 男性の労働時間を減らすように働きかける。
 どっちもやらなくちゃいけません。

 子どもをハッピーにしたい、
 そういう目標があるとしたら目標を叶えるためには
 いくつもの手段があるはずなのですね。

 それから、長い時間をかけていくものもあれば
 今すぐにやらなくちゃいけないこともあります。

 その両方をやらなくちゃいけません。

 例えば、テスト勉強だって
 たぶん1週間の計画をざざーっとたてておいてから
 今日やる分を細かく考えたりするよね?

 あるいは、企業で仕事をしていても
 利益という目標を達成するためには長期的な計画と
 短期的な計画というのがあります。当然ですね。


 だから、子どもをハッピーにしたい、と願ったら
 長期的には男性が働く時間を減らしていくという活動も必要です。
 子育ては当然のこととして夫婦でやらなくちゃと思います。

 だけど同時に、短期的にいくつもの活動も必要です。
 学童保育だって、もっと充実させていかなくてはいけません。

 あれか、これか、ではいけません。

 必要なことならば、
 あれも、これも、でいかなくちゃ。

 予算が足りないというなら、市長と市議の給料カットしたり
 ムダな道路づくりをやめたり、美術館つくらなければいいだけのこと。
 子どもと美術館とどっちが大切なのかなんて
 考えるまでもないからね。


 というわけで、教育委員会であるかつての先生、
 僕はあなたの考えに反対です。

 学童保育はダメ、男性の労働時間を減らせ、ではなく
 学童保育も充実させる一方で、男性も労働時間を減らせ、でなくちゃ。


● 明日、教育委員会にいってきます

 その先生が
 「ぜひ教育委員会に遊びに来なさい」と言って下さったので
 明日は横須賀市教育委員会を見学してきます。

 教育委員会ってどんなところか
 どんな人たちが働いているのかを見てきます。

 毎日いろいろなところに行かれて楽しいなあ。
 あなたのかわりにいろいろ見てきますからね。お楽しみに。



2003年3月25日(火)夜のフジノ
● 学童保育の現場を体験してきました

 今日もお昼ご飯を食べる間もなく
 いろいろな方とお話をさせていただきました。
 とても勉強になります。ありがとうございました。

 そんな今日1日の中で最も強烈だったのは
 学童保育の現場をおじゃまさせていただいたことです。

 学童保育におじゃましました

 それにしても「体験してきました」なんて
 生易しいもんじゃありません(笑)。

 ずっと子どもを肩車してたせいで、
 もう僕は首が痛くてたまらないよ〜!

 Rくんには
 リコーダーでチンコを叩かれまくり(もちろん復讐しました)
 ヘッドロックをかけられたり、首4の字固めをかけられたり、
 とても楽しく過ごしまくりました。

 Hくんは夜眠れないということで昨日も2時に寝たそうです。
 おれと一緒だね、おれも朝5時くらいに寝たよ、
 とか、一緒に寝転がりながら話しました。

 Aちゃんとはひたすらにらめっこをしました。
 小1の女の子なのですが、本当にかわいらしいですね。
 じーっとにらんでいるのですが、にらまれている気がしません。

 学童保育に通うみんなの笑顔

 いや〜、本当に楽しかった。
 だけども、本当に疲れた...(笑)


● 学童保育は絶対に必要だと思いました

 付け焼刃で物事を語るのは、僕の性に合いません。

 だから、今日2時間にわたって
 職員の方にお話を聞かせていただいたからって
 そのことについてすぐに何かを語るというのは違う気がします。

 だけど、わずか2時間のお話でも
 学童保育の大切さ、そしてその歴史、現在の問題、
 とてもよく理解することができました。

 詳しくはこれから駅前でもどんどん語っていきますが、
 僕なりの現場を見ての結論はこうです。

 
学童保育は絶対に必要なものです。

 職員の方々は本当に一生懸命働いています。
 しかも他の福祉の現場と同じで
 ものすごい安いお給料で働いている。


 こんなに大切な仕事がほとんど知られていない。
 お話をうかがうまでは僕もほとんど知らなかったことばかりで
 聞くこと、見るもの、全てが新鮮でした。

 そして、子どもたちと一緒に遊びまくりながら
 もんのすごく楽しそうな笑顔を見ながら
 はっきりと分かりました。

 絶対に学童保育の灯を消してはいけない!

 学童保育の存在は、僕の主張の1つである
 「企業の誘致よりもお母さんと子どもの誘致を」の理念に
 完全に一致しているものです。

 あなたにも学童保育の存在を知ってもらうために
 これから駅前でもどんどん話しかけていきますからね。

 それにしても、政治活動を離れて
 またあのコたちと遊びにいきたいなあ。楽しかったなあ。


● 明日は全国精神障害者家族会連合会にいきます

 今日は3時間かけてチラシを3000枚印刷したり、
 いろいろなことがたくさんありすぎてふらふらなので
 このへんで終わりにします。

 最後に1つだけ。

 明日は、全国精神障害者家族会連合会へ行きます。

 ここは僕が精神保健福祉の道を歩んできたなかでの
 大事なふるさとのような存在です。

 日頃はこのまちの福祉について考えることが多いのですが
 明日は全国的な視野での精神保健福祉について
 お話をうかがってきたいと思います。

 毎日、こうやって現場に身を投じていくこと。
 たくさんの方の話に耳を傾けること。

 これが僕の仕事です。


→はじめのページに戻る