しろうとが挑戦してみることにした

一緒に横須賀をおもしろくしよう
マスコットキャラクター


藤野英明
  
藤野英明、28歳。ただの会社員。

  思うところあって
  政治という『手段』に挑戦することになりました。
  ネガティブなイメージばかりの
  政治という業界に
  しろうとがどこまで通用するのか?
  その挑戦の一部始終、
  ありのままの姿を
  ここで伝えていきたいと思います。


2003年3月8日(土)のフジノ
● チラシ、配り終えました!

 みんなから現物として寄付してもらったチラシ、
 合計して1200枚になりますが
 今日で配り終えました。

 あなたの想いがこめられているチラシの1枚1枚を
 駅前で通り過ぎていく人に渡すときも
 郵便ポストに1軒ずつ入れていくときも
 こころの中で「想いよ、届け!」と祈りながら配りました。

 ありがとうございます。

 近日中にチラシの追加印刷と
 第2弾のチラシができあがる予定です。
 お楽しみにね。


● 今日の駅前での出来事

 僕が駅前でメガフォンを持って立っていると
 いろいろな嫌がらせもたくさんあります。

 今日は、(明らかに他の人を支持しているであろう)おじさんから
 すさまじい勢いで怒鳴られました。背の高い、白髪の男性。

 彼は30分くらいのあいだ腕を組みながら僕の話を聞いていて
 4回も5回も僕たちの前を通り過ぎたり
 どこかに電話をかけたり、うろうろとしていました。

 やがて、おもむろに近づいてきました。

 そして、チラシ配りしてくれてた
 あんきょさん(女性)にむかっていきなり怒鳴りつけました。

 僕はそれを見た瞬間、頭の中がぶちぶちとキレて
 「おれに直接言えばいいじゃないですか!」と
 その人に言いました。

 彼は僕に向き直ると、あとは罵詈雑言を浴びせました。

 「おまえなんか落ちろ」
 「誰がおまえになんか入れるものか」

 僕は腹が立ってしかたなくて

 「女性にしか文句いえないくせにふざけるな」
 「あなたに応援してほしいなんて一言も言ってない」
 と言い返しました。

 毎週必ずこういうオヤジがいるのですが、
 たいていの人は直接に僕に文句を言ってくるものなのです。
 そういう人にはきちんと話を聞かせてもらって
 そして納得できることは聞くし
 納得できないことは納得できないと言います。

 しかし、今日の男性は卑怯でした。

 白髪の、もういい年齢の男性が
 他にもチラシを配っていた男性は何人もいるのに
 何故に1人きりでチラシを配っていた女性に怒鳴るのか。
 恥を知れ!と思います。

 僕はそんな人に媚びません。
 応援してほしいとも全く思いません。
 そういう人は、はっきり言って恥ずかしいと思います。

 僕は覚悟して駅前に立っています。
 文句があるなら直接に僕に言えばいい。それだけのこと。
 女性にしか怒鳴れないような人間は最低です。


● 政治マニア、ひとこと言わずにいれないおじさんたち

 ふつうの人々には政治マニアがいて、
 僕が駅前にいるのを見ると
 ひとこと言わないとおさまらないような人がごろごろいます。

 そういう人たちは選挙のうんちくだとか
 「民主党から出ろ」とか、自分は有力者の知り合いだからとか
 言いながら近寄ってきます。

 たいていの場合は
 聞き流して丁寧にお引取り願ってます。

 だって、まったく無意味なんですもの。

 「おそろいのジャンパーをみんなに着せろ」
 「髪の毛の色を黒く染めろ」

 とかね。

 もしもおそろいのジャンパーを作って
 このまちの福祉が変わるなら喜んでジャンパーを作りましょう。
 あるいは僕が金髪に近い今の髪の毛の色を
 黒く染めたらこのまちがもっと良くなるなら
 いくらでも黒く染めましょう。

 だけど、ジャンパーだとか民主党から出ろとか
 日本人なら黒髪にしろだとか
 そういうことは何も解決しません。


● 差別なき世の中をめざして 

 僕は差別がない世の中をめざしています。

 髪の毛の色が黒じゃなければだらしがないとか
 髪の毛の色が金髪なら話を聞きたくないとか
 そんなささいなことで差別する人の意見を聞いてしまったならば
 僕は自分の信念を曲げてしまうことになります。

 髪の毛の色ぐらいで他人を差別する人は
 きっとこころの病を持つ人を差別するでしょう。

 僕はふざけるなと言いたいです。

 個性の時代になったと言いながら
 こころの中はがちがちの古い価値観に染まった人々。

 僕は政治家だけでなく、
 人々のこころも変わっていかなければ
 ほんとうに差別のない世の中にはならないと思います。

 だから、僕はとても言いたいのです。

 あなたが変われ、と。

 他人の髪の毛の色をぐだぐだ言う前に
 あなたのこころの中の差別心はどうなのか、と。


● 古い政治マニアは消えるべき

 女性、いわゆるおばちゃんの世代、
 それから学生たちの世代、はとても僕の話をよく聞いてくれます。

 だけど、特にひどいのが中高年の男性です。
 政治マニアはこの年齢に多いです。

 うんちくばかり言う。

 選挙カーを出せ、事務所をかまえろ、おれは有力者の知りあいだ。

 いいかげんにしろ。

 僕は駅前でもハッキリと言っていますが
 そういう古い政治を完全に終わりにします。

 選挙の時だけわめきちらす選挙カー。
 選挙の前だけつくられる豪華な事務所。
 その大きな事務所の中ではおじいさんたちがお茶を飲んでる。

 これはニセモノの政治です。

 本当の政治の仕事は、
 1人でも多くの人々の声に耳を傾けること、
 そしてその声を政治の場に反映させること、これだけです!


 うるさい選挙カーもいらない。
 選挙の時だけつくられる事務所もくそくらえです。

 いつでも誰にでもひらかれている場、
 選挙なんかに関係なく誰でも自由に政治家に想いを伝えられる場、
 そういう場所こそが必要なのであって
 豪華な事務所なんていりません!

 それなのに、ふつうの人々までもが
 僕がメガフォンを持って立っているとこんなことを言う。

 政治を批判するのなら、古い政治のやり方に染まった
 あなたの脳みそが変わらなければならない。

 選挙だ、選挙カーを出せ、事務所をひらけ、
 そういう考えは間違っています。

 やれ、おれは小泉総理のしりあいだ、とか
 そんなくだらないことを自慢してなんになるのですか。
 誰かと知りあいだということを鼻にかけるのは
 有力者とコネがあれば無理がとおると思っている証拠です。

 権力者と知りあいだとか
 そういうことを自慢するのはむしろ恥ずかしいことです。
 自分の政策や主張がいったい何なのかも伝えず
 小泉首相と握手をしている写真が大きく飾られている。
 そこにいったい何の意味があるのか。

 政策を語らず、組織の力を自慢する。
 そんなことは間違っています。

 僕は上に書いたような人たちが間違っていることを証明するために
 僕のやり方を最後の最後までつらぬきとおします。


● 声にならない声がききたい

 Yデッキで話していると
 たくさんの人たちが声をかけてくれたりメールをくれます。
 とてもうれしいです。本当にありがとうございます。

 だけど、その人たちは健康で
 なんといっても横須賀中央に出てこられる人々なのです。

 僕が本当に耳を傾けたい人は
 きっと横須賀中央になんか出てこられない人々です。

 寝たきりで背中に深いアザができてしまった高齢者の方々、
 13万人以上もいる不登校と呼ばれる子どもたち、
 あらゆる障害のせいで家から出られない人たち、

 僕が本当に聞きたいのは
 声にならない声なのです。

 どうか、もしもこれを読んでいる人にそういう方がいれば
 僕にあなたの想いを聞かせてください。

 僕はあなたの声が聞きたいのです。

 どうかお願いします。



2003年3月6日(木)のフジノ
● 立候補予定者説明会に参加しました

 今回初めて知ったことなのですが、
 選挙に立候補する予定のある人はみんな
 あらかじめ行われる『説明会』に参加しなくてはならないのです。

 知ってました?

 そこに参加して、
 ものすごくたくさんの数の書類(てさげ袋いっぱいです)を受け取り
 あらゆる説明をうけなければいけないのです。

 選挙の最初の日、この日を告示日というのですが
 その告示日にいきなり「おれは選挙に出るぞ〜」ってな具合には
 いかないのですね。

 というわけで、まず説明会に参加しました。


● 説明会の様子はこんなです

 メニューはこんな。

(1) あいさつ  選挙管理委員会委員長
(2) 立候補届等について  選挙管理委員会総括主幹
(3) 選挙運動に使用するはがきについて  郵便局郵便課長
(4) ポスター掲示板について  選挙管理委員会主査
(5) 選挙の管理執行について  選挙管理委員会事務局長

 まずは、あいさつからスタート。

説明会会場

 大ホールにぎっしりとつめかけた人々。
 3人ずつのテーブルが11列が5列。つまり165人は来ています。

 知らない人たちばかりの中でとまどっていると
 木村正孝さんが声をかけてくれました。
 いい人です。

 あたりをぐるっと見回すと、白髪の人が大半をしめています。
 8割以上ですね...。黒髪の人は2割くらいだけ。

 すさまじい枚数の書類が配られました。。

 1人きりで来てる人も何人かいます。
 これはきっと選挙に慣れているからなのだと思います。
 この事前説明会には必ず参加しなければならないので
 「とりあえず誰か行っておいてよ」ってな感じなのかもしれません。

 ところで、参加者同士で
 激しい視殺戦とかドロドロがくりひろげられてしまうかと思いきや、
 全然誰もお互いを気にしないのですね(笑)。

 トイレに入ったら
 よく久里浜でチラシを配っている人がいて
 彼のマスコットキャラクターに彼がよく似ていて
 思わず「あ、実物だ」と思いました。


 それにしてもこの説明会を聞いて感じたのは
 何もかもが平日だけを中心にして動いているということです。

 ポスターの掲示場所を教えてくれるのも平日。
 選挙用の車の検査があるのも平日。
 何もかもが平日。

 つまり、現役のサラリーマンには不可能ということです。

 それから、お金がかかることばかり。
 この説明会で初めて知ったことなのですけれど、
 このまちでは、
 選挙にかけていい費用の上限は
 1人あたりなんと600万円!

 これは間違ってるよ。
 どうしたら600万円もかけるの?

 約60人くらいの立候補予定者がいるそうですが
 ということは3億6000万円ものお金が
 1回の選挙だけで動くということです。

 これは異常です。

 そんなに選挙にかけるお金があれば
 福祉施設に寄付するべきです。

 その他にも納得できないことがたくさん分かりました。
 今のこの国の選挙制度はお金をかけすぎです。

 僕はそういう状況を
 少しでも僕が変えていけたらなと改めて思いました。



2003年3月1日(土)のフジノ
● 雨のチラシくばり

 今日は、大好きな地元・武山で
 チラシを配りました。

 sunsunさんと朝9時半にまちあわせをして
 小雨の降る中を2人で
 1軒ずつポストに入れさせてもらいました。

 2時間かけて配り終えたのですが、
 ものすごく楽しかった!

 体は寒いかと思ったけど、2人とも汗だく。
 湯気が出てきそうな勢いでした。

 道路の左側をsunsunさん、右側をフジノ、というふうに分担して
 いろいろなことを話しながら歩いていきました。

 小雨の土曜日に一緒に2時間も汗を流してくれた
 sunsunさんには本当に感謝です。ありがとうございました。

 この作業は気がめいったり疲れるかと思ったけど
 2人でいろんなことを話してたら楽しかったです。

 まとまった時間がもうとれなくなってしまって
 それがこうやって話せるのは逆にいいものでしたね〜。

 
● 想いを届ける気持ち

 僕たちは企業で働いてきて
 そして特にマスコミで働いてきましたから
 商品を知ってもらうための宣伝やマーケティングということを
 いつも意識しています。

 だから、その方法と効果もよく理解しているし、
 『チラシを配る』ということの効果は
 とても低いものとうけとめています。

 2000人に渡して、真剣に読んでくれる人は
 1人いるかいないかくらい。

 つまり、ほとんどがゴミになってしまう。

 それを僕たちは『よく分かっている事実』として受けとめてます。
 だって僕だって当然のように
 新聞の折込チラシなんて興味があるのしか見ないもの。
 ほとんどすぐに資源ゴミの山にまとめてしまいます。

 だけど、だけど、だけど。

 企業人ではなく、マーケティングの知識を離れた、
 フジノという1人の個人になると
 ぜんぜん違う気持ちになるね。

 だって、チラシの1枚1枚には
 みんなの想いと費やしてくれた時間と労力と
 僕の想いとがこめられているのだから。

 この1枚は、あの人がパソコンでプリントアウトしてくれた
 20枚のうちの大切な1枚なのだ、とか
 すごく思います。

 仕事を終えた後にいっしょうけんめい時間を割いて
 疲れているだろうにチラシを印刷してくれた。
 そんな友達や仲間の想いがこもっている。

 絶対に僕はそれを大切にしたい。


● 受けとる人の顔を想像してドキドキ

 1軒ずつ、玄関や庭やいろいろなものを僕たちは見てきました。

 かわいい犬の飾りがあったり
 表札のかわりにフライパンに名前が書かれていたり
 プランターにきれいな花が育てられていたり
 車をいじる道具がちらばってたり。

 きれいに咲いている梅の
 その枝にうぐいすがとまっているのに感動したり、
 飛び出してきた犬に驚いて声をあげたらかわいい子犬だったり。

 11時くらいでも新聞をポストから取ってない家も多くて
 やっぱり土曜日でみんなゆっくりなんだよなあ、と思ったり。

 そこに暮らしている人の姿を想像しながら
 朝ごはんを食べたかなあとか生活をイメージしながら
 1軒ずつまわったんです。

 だから、僕たちのこのチラシを
 この家で暮らしている人はどういうふうに感じるかなあと
 とてもドキドキしました。

 顔の見えない人たちが相手なら何も感じないでしょう。
 でも、どの1軒をとってもリアルな生活が感じられる家なのです。
 僕と同じで今この瞬間を生きている人が暮らしているのです。

 新聞を取りにきたら
 いきなり僕の顔がうつってる紙が入ってる。
 どういう反応をするのだろう?

 「土曜日の朝から
政治かよ」と思うのかな、
 これからの福祉はどうなるのかなあと考えてくれたりするかな、
 自分の応援してる人がいて僕たちのチラシにうんざりかな、
 テーブルで紅茶をのみながら一瞬みるだけかな、
 とかいろいろ考えました。

 どの1人も決して他人と変えられない1人。
 僕を誰かと交換することができないのとまったく同じで
 他の誰かと交換することなんて決してできないたった1人の人。

 かつてピザ屋のバイトでチラシをポスティングしてた時とは
 完全に違う気持ちを体験しまくりました。



2003年2月26日(水)のフジノ
● 朝のYデッキも楽しい

 けさは、会社に行く前の10分間だけ
 Yデッキに立って、チラシを配りました。

 「福祉に関心ある人は読んでみて下さい」
 「捨てるつもりの方はうけとらないで下さい」

 という、かけ声でもって
 チラシを配る気があるのか無いのか分からないような
 そんな僕の姿はじろじろと見られていました。

 それでもなんと10分で
 6枚も受けとってくれる人がいました!

 素晴らしい。


 特に楽しかったのは、
 Yデッキに座り込んでいたおっかない外見の
 4人組の男のコたちでした。

 話しかけてみると
 10代後半と20代前半の人たちで
 日雇いの仕事をしてるということでした。

 彼らは優しかったですね〜。

 彼ら「おにいさん、おもしろくする会の代表なの!?」
 藤野「分かってるよ、どうせおれは
     おもしろくなさそうって言うんだろ」
 彼ら「だれもうけとんないし、おまえ、かわいそくない?」
 藤野「ガハハ!かわいそくないよ(笑)」

 とか話したり、

 彼ら「横須賀、おもしろくねえよなあ」
 彼ら「ちっとおにいさん、横須賀に安い風俗つくってくださいよ」
 藤野「安いのがいいなら東京いった方が早いじゃん」
 彼ら「まあね」
 藤野「それに『風俗なら、横須賀』ってカッコ悪くないか?」
 彼ら「(笑)」
 藤野「だからさあ、風俗つくるよりおもしろくすること、あるべ。
     ねえ、おれよかきみたちの方がさあ、
     全然おもしろくできるでしょ。
     おもしろくする会の『おもしろくするチーム』のリーダーになって
     アイディア出してよ」
 彼ら「まじで?まじで?」
 藤野「まじで」

 とか話したり、

 彼ら「おれらみたいなボロに話しても意味ねえよ」
 藤野「ボロって意味がわかんない。なんで?」
 彼ら「だって意味ねえじゃん」
 藤野「なんで?仲間じゃん。
     いいじゃん、このへんに暮らしてるなら仲間だから」
 彼ら「三浦市でもいいの?」
 藤野「別にどこに住んでたってそんなのいいじゃん(笑)
     『なんかつまんない』って思ってたらもう仲間、決定」
 彼ら「仲間かよ!」

 とか話したり。

 彼ら「おまえ、こんなのやっても何もメリットねえじゃん」
 藤野「そんなの分かってるよ」
 彼ら「じゃあ、応援してやるよ」
 藤野「まじ?ありがとう(笑)
     って言ってるそばからチラシ捨てんなよ!」

 応援してやるよ、という言葉。
 たとえそれが一瞬だけの感情であったとしてもうれしかった。


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 ちなみに彼らは朝っぱらから何をしてたかというと
 これからみんなで今日の現場に行くそうです。

 彼らはYデッキでついさっき
 「かわいいコいたからコクッたんだよ」だって。

 「で、どうだった?」と聞くと
 「ケータイ聞いたぜ!」だって。おめでとうと祝福しあいました。

 それにしても僕は
 いつもこの世代にウケがいいのは何故だろう?

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 それはそうと、
 この話をしたら友達が心配して
 「あんまヤバそうな人には話しかけないほうがいいよ」
 と言われました。

 うーん、世間的なイメージとは裏腹に
 いわゆるヤバそうな人こそ僕は話しやすいんだけどなあ...。

 いずれにしても、他の政治家(とか政治家めざし人)が
 話しかけない人こそ、僕が耳を傾ける相手でしょ?

 楽しいじゃん。心配ご無用。


● チラシづくりはお金がかかる


 最近はもう仕事が忙しくてしかたがないので、
 平日は出勤前の朝の10分くらいだけ
 駅前でちらしを配るくらいしか動くことができません。

 ちらしは、僕の想いを伝えるための
 手段の1つです。どこまで想いが伝わるかは分かりませんが
 それでもゼロよりは断然いいのかなあと思っています。

 それにしても、
 ちらしを作るのは本当にお金がかかる。

 すっごく出費がかさみます。

 紙代、印刷代、とかんたんに思っていたのですけれど
 やってみてわかったのはものすごく
 ものすごくお金がかかるということでした。

 特に、町の印刷屋さんは
 僕にとっては高いです。

 1万枚とかものすごい数を印刷するなら
 1枚あたりの単価は安くなる。

 だけど僕みたいに、200枚とか300枚単位だと
 1枚10円でセブンイレブンでコピーする方が安いのです。

 それで友達がてわけしてくれて
 パソコンのプリンターで印刷してくれているのですね。

 しかしこれもくわせもので、
 この友達がつくってくれたちらしというものは
 『寄附』として処理しなくてはならないわけです。

 つまり、友達がこのちらしを作るのに要した労力、
 紙の代金、プリンターのインク代、
 プリンターの消耗費、
 その他もろもろをすべてお金に換算して
 領収書をきって『寄附』として処理をしているのです。

 そう、企業では当たり前のことだけど
 こうやって『モノ』を時価換算(現金として考える)のは
 ものすごく大変な作業なのですね。

 巨大な政党とか組織がある人は
 こういう作業を事務の人に任せたりしているけれど
 もちろん僕にはそんな人はいません。

 政治には金がかかるという言葉の意味が
 少しずつ分かってきました。

 だけど、これは古いやり方の政治だよね〜。

 なんかもっと違うやり方があるはずなんです。
 ちらしをすりまくって無意味に配りまくることよりも
 1対1の想いを伝えあうことの方が
 きっと大きな意味があるはずなんです。

 僕はそれを信じてみたい。

 企業の場合でも、
 お金をかければよいCMができるとは
 限りません。大切なのはアイディアなはずです。

 だから、アイディアで勝負します。

 お金のかかる政治を絶対に変えてみせます。



2003年2月24日(月)のフジノ
● 鼻血がとまらない

 現在の時刻は深夜2時9分。
 15分くらい前から出はじめた鼻血が止まらないんです。
 鼻にちり紙をつめたまま、この文章をうってます。

 けさは午前中、横須賀市民病院へと行きました。
 雨天だったのでいつもの移動手段である、バイクは無し。
 京浜急行バスへと半年ぶりくらいに乗りました。

 今日は寒かったですよね。
 だから、久しぶりにのったバスも寒くて寒くて
 上着も脱げないし、着てても寒いし、ぶるぶる震えてました。

 バスはときどき乗らないといけないですね。

 理由は、現実を知るために。

 サービスが今はどんな状態なのか、まわりの人々はどんななのか。
 雨の渋滞はいつものことだけれど変わらずうんざりでした。
 しかもバスの中は寒くて寒くて最悪でした。

 そんな中で1つだけ気持ちいいことがありました。

 それは、バスの運転手さんが
 車椅子を使っている方に対してかなり親切だったこと。

 見てて気持ちよかったなあ。
 手つきもとても慣れているようでした。

 久しぶりに乗ったバスですが
 これが当たり前の風景になっているのだとしたら
 とてもいいなあと思いました。



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