委員会では、こんな発言しています

2005年3月8日の民生常任委員会でのやりとり

● 『高齢者はり・灸・マッサージ施術費助成事業』について

 民生常任委員会(05年3月8日)で
 フジノはこんなやりとりをしました。




 続いて、陳情第4号
 高齢者はり・きゅう・マッサージ施術費助成事業の
 存続についての質問です。

 今回廃止が決定された20数事業の一覧を
 リストでいただいたのですが、
 それらの中で、この事業については、
 特に高齢者の方々に好評であったと認識をしています。

 これをもしも廃止するのであれば、
 それにかわる同じぐらい、
 あるいはそれ以上の効果を生む事業の存在が
 説明されてしかるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。


寿




 この事業につきましては、
 まず利用希望者の率が15%前後であったこと、
 それが4年、5年と続いておりました。

 そして実際に配られた枚数に対しての
 使用率も30%前後であったこと、
 それらの理由で、
 この事業については費用対効果を検証した結果、
 廃止というふうに考えました。

 現実に、こういう方面の事業でもっと効果的なものはないか。

 例えば今の段階ですと筋トレ教室など、
 廃用衰退を防ぐ意味で
 表に出るように努めていただくことによって、
 体の活性化を図ってもらう。

 個人個人の意思になってしまいますが、
 表に出ていける後押しになるような事業は、
 今申し上げた筋トレ教室などを行っておりますので、
 それが多少なりとも反映されればと考えました。




 先ほどの最初の理事者側の所見のときにも、
 今、長寿社会課長が答弁してくださった
 希望率の話が出ましたが、

 実際にこの施術を受けた方の
 満足度のヒアリングのようなものは、
 数的なものは低いかもしれないが、
 実際に参加された方の満足度がもし非常に高かった場合、
 これを廃止するのは逆効果ではないかと思うのです。

 その意味で、マッサージ施術助成事業を体験された方への
 ヒアリングは行なったのでしょうか。


寿




 お一人お一人から具体に声を聞いたことはございません。

 悪いというようなことも聞いておりませんので、
 正確なところはわかりません。




 満足度について調査をしていないかわりに、
 不満度についても聞いていないということですね。

 今回、陳情をいただいてから、
 この施術を受けた方にいろいろお話を聞いたのですが、
 受けた方にとっては
 非常に満足度が高い事業である。

 ならば今回の廃止決定は
 行革の中で削りやすいところから削っていくのか、という
 弱者切り捨ての印象を強く受けてしまいました。

 それから、最初の質問で、
 本事業と同等かあるいはそれ以上の効果のある
 事業の存在が述べられてしかるべきだという質問には、
 筋トレ教室の存在を述べてくださいました。

 この点については、
 国の介護保険法の改正でも
 強く大きな議論になっている点だと思います。

 介護予防のための筋トレ教室は、
 みずから積極的に動ける方々にとっては
 非常に好評になると思いますし、
 実際に筋トレ教室を行っている方は、
 非常にその事業を愛しているとは思うのです。

 しかし、そうではない方々にとっては、
 動と静でいうなら静の部分の事業も
 非常に必要だと思うのです。

 国のレベルでの議論と同じことが
 この市町村レベルでも行なわれようとしていると思いますが、
 どのようにお考えか、お聞かせください。







 筋トレ教室での効果と
 このマッサージ等を受けたときの効果について
 どう考えるかという御質問と理解いたしましたが、
 筋トレ教室等は、町内会等へ出向いて、
 高齢者が比較的集団で運動を行って
 機能維持を行う事業と思っておりまして、
 これはやはり介護予防には欠かせない事業と思っております。

 そういうことで、
 ことしバージョンアップというのでしょうか、
 その後さらに続けたい方のための
 教室経費等も少し見込んでおります。

 それと、廃止いたしましたこのマッサージ等については、
 施術院に出向く場合もあろうかと思いますし、
 施術者の方に自宅等へ来ていただいて受けるということで、
 それを受けられた高齢者の方は
 健康保持という面では大変役に立っていた事業であったと
 思っております。

 そういう利用者の方の満足度等もあった背景の中で、
 昭和60年からの事業ということになりますと、
 ほぼ20年近い間この事業を続けてきたと、
 そういった背景もここにあったということを、
 私どもも検討する中には考えていた部分でございます。

 しかし、これは大変私どももつらい部分もございますが、
 限られた財源を
 どう効率よく配分するかという中で考えていくときに、
 やはり今後の高齢者施策を考える中では、
 高齢者の方の自立支援あるいは
 社会参加の促進にある程度の配分をしていかざるを得ない
 と思っております。

 そういうことからしますと、
 今回駅舎エレベーター、
 これは老人福祉費ではなくて
 身体障害者福祉費ではございますが
 これは従来、最大でも3基程度でございましたが
 今回6基ということで、
 昨年と比べれば倍以上の予算をつけて
 高齢者の外出支援をしようと考えております。

 また、これは健康福祉部ではなくて土木部の予算になりますが、
 ノンステップバスの購入費の補助も
 福祉としては実施しておりまして、
 そういったことで、
 少しでも高齢者の方が外出しやすいような
 環境づくりに配慮していると考えております。

 受けられた方の満足度は大変高いだろうということは
 推測できるのでございますが、
 私どもも一つ一つの事業を
 見直しせざるを得ないということもございまして、
 今回見直しをさせていただいたと
 考えているところでございます。




 健康福祉部長のおっしゃること自体は
 基本的に賛成の立場ではあります。

 筋トレ教室にしても、
 行われていること自体には高い評価をしています。

 また、川崎市などが行っているパワーリハビリ事業を
 本市でやったらどうか考えたこともある立場からは、
 その筋トレ教室と自立支援に向けての話、
 どちらも理解はできるのです。

 つまりある程度ADLの高い人は
 外出を支援していく方向で問題ないと思うのです。

 しかし、一方で、
 積極的に外出をすることをもともと好まない人や、
 外出をすることでADLが高くなっていく人ばかりではない
 と思うのです。

 その意味でも、この満足度の高い事業というのは、
 形を変えてでもある程度は残していくべきではないか
 と思うのですが、
 再検討の要素というのは
 全くないものなのでしょうか。







 平成17年度につきましては、
 私どもはさまざまな角度から検討した中では
 これを廃止していくということを考えたところでございます。

 今の御質問であれば、
 では今後どうなのかという中では、
 私どももさまざまな視点から、
 いろいろな高齢者の方もいらっしゃるかと思いますので、
 そういった方々に
 どう健康保持をして、そして自立支援ができるかということも
 大きな命題と思っております。

 そういう点でこのマッサージ等が
 役に立つ部分があるのかどうかは十分検討してみて、
 そういう中で何か取り組めるのか、
 取り組めないのか、
 新機軸があるかどうかといったことは、
 来年度の中で検討をすることになろうかと
 今の時点では思っております。


 ということでした。

 数日後の民生常任委員会でも
 この話題について議論を行ないました。



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