委員会では、こんな発言しています

2005年3月22日の民生常任委員会でのやりとり

● 『高齢者はり・灸・マッサージ施術費助成事業』について

 民生常任委員会(05年3月22日)で
 フジノはこんなやりとりをしました。

 まず、採決の前にどうしても確認するべきことがあって
 フジノは発言を求めたのですが、
 他の議員とのあいだで
 じゃっかんのトラブルが起こりました。




 委員長、総括質疑からずれてしまうかもしれないので、
 一言質問させていただいて、
 皆さんに御意見を伺いたい。

 陳情第4号の件が
 来年度予算にかかわってくると思いますが、
 陳情についての討議、採決は
 予算案の採決後になってしまいます。

 前回(3月8日)の健康福祉部との討議では、
 来年度予算にはのらない方向のままだが、
 話し合いを行うようなことが答弁であったと思います。

 しかし、もし来年度が空白になってしまうとなると、
 僕は予算に反対したい。

 そこで、総括質疑にはそぐわないとは思いますが、
 前回の我々の討議の後に、
 健康福祉部がこの陳情について話し合いを持たれたかどうか、
 お聞きしたい。

 いかがでしょうか。




 お諮りしますが、今回は総括質疑ということで、
 部局間で進めていきたいと思います。

 ですから、それに触れないところの部分を
 発言したいということですか。




 この間の討議を受けて、
 その後、健康福祉部で何らかの方針が決まったかどうか
 ということを確認させていただけたらと思います。




 委員の皆さんにお諮りしますが、
 ただいま藤野委員の御確認という意味での発言をしたい
 ということですが、いかがでございますか。

 よろしゅうございますか。




 だが、陳情審査で出てくるでしょう。





 だから、陳情の前に表決になってしまうから、
 それであると判断がつかない。

 答弁によっては予算に反対するかもわからないから、
 その前に確認したいということでしょう。




 よろしゅうございますか。



 この間の話ではわからないのか。





 だから、8日以降に何か動きがあったか、
 確認したいということでしょう。



 はい。



 委員長に一任。




 それでは、一応了承を得たということでございますから、
 手短に御確認をいただきたいと思います。




 皆さん、ありがとうございます。

 では、健康福祉部長に質問させていただきます。

 前回の陳情審査の後で、
 今回の陳情第4号についての扱いを
 健康福祉部の中で話し合いを行いましたか。

 来年度予算案の中で、この具体的な対応を、
 例えば予算の流用、あるいは補正を組むといったような、
 意を酌むような形で
 来年度もこの事業を存続させる方向での
 話し合いは持たれましたか。







 私どもは、
 せんだって御審議いただきました内容で
 平成17年度予算は考えておりまして、
 提出している段階でございます。

 現時点では、当初予算については、
 議会にお諮りをいただいている部分での内容と
 私どもは考えております。


 ということでした。

 そして、フジノは『討論』を行ないました。




 議案第16号(事業の廃止がのっている予算)に
 反対する立場からの討論を行います。

 行政改革を進めていく中で、
 費用対効果を見きわめて、
 効果の低い事業を廃止していくこと、
 あるいは代替のより効果の高い事業を行っていくことは
 必要です。

 しかし、今回廃止される事業のうち、
 陳情第4号としても上げられている、
 存続が求められている事業、
 高齢者はり・きゅう・マッサージ施術費助成事業は、
 市民満足度も高く、
 また障がいのある方の雇用という
 2つの観点からも大きな意義があるものです。

 それらを廃止してしまう来年度予算は、
 実は行政改革に逆行し、
 市民満足度の低下を招き、
 また介護予防の流れにも逆らい、
 障がいのある方の就労、
 地域での自立によるクオリティー・オブ・ライフの向上の
 低下を招くものであると思います。

 人々の思いを酌んで、
 「福祉のまち、横須賀」を目指す立場から、
 今回の議案第16号には反対をいたします。


 しかし、フジノの反対にも関わらず
 廃止そのものは決まってしまいました。

 それでもあきらめるわけにはいきません。

 翌年の民生常任委員会にもフジノはメンバーとして入って
 改めて6月議会でもこの問題を追い続けました。



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