<このまちに暮らすみなさまへ>

 3月24日の横須賀市議会にて、
 来年度予算が賛成多数で成立しました。

 これにより、観音崎への美術館建設は
 本格的にスタートすることになりました。

 私、藤野英明は、美術館計画の見直しを
 選挙公約の1つとして掲げて、立候補しました。

 当選後は、みなさまとの約束を果たすために
 議会では市長と徹底的に議論をくりひろげ、
 議会の外では市民のみなさまと共に
 署名活動を行ない、全力で活動をしてきました。

 署名活動では
 最終的に6万6895人もの協力を頂き、
 市長に署名を手渡して見直しを強く求めました。

 議会に対しては、
 想いを同じくする議員有志とともに
 美術館問題に関する住民投票を提案し、
 来年度予算のくみかえ動議も提案しました。

 しかし、市長は署名を完全に無視し、
 議会も、私たちの2つの提案を否決しました。

 こうして、美術館建設の見直しという公約を
 私は果たすことができませんでした。

 みなさまには、力不足を心からお詫びいたします。

 横須賀市民の約6分の1もの方々の想いを
 遂げることができなかった自分に対して
 情けない気持ちでいっぱいです。

 これほどまでに多くの署名を頂いたにも関わらず
 美術館建設をストップできなかったことで
 市民のみなさまの間に
 「政治への絶望」「行政への失望」が
 ますます広まってしまうのではないかと心配です。
 その責任を政治家の1人として
 痛切に感じています。

 市民のみなさま、
 今回の美術館問題に対して公約を果たせずに、
 本当に申し訳ございませんでした。

 残された3年の任期を全力を尽くして
 他の公約を実現していくことで
 みなさまへの責任を果たしたいと思います。

                    2004年3月24日
             横須賀市議会議員・藤野英明
 

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