今、税金で「美術館」を作る必要はありますか?
   このまちの政策で、「これはおかしい!」と感じるものに対して
   徹底的に闘いたいと思うのです。
 


2004年8月20日:市、フジノの質問に対して回答する(その1)

 『今回の入札中止』に関して
 フジノが先日行なった質問に対して
 横須賀市が回答をしました。

 以下がその回答です。

 (市からの回答の現物をスキャナーで取り込んで
  HPとして見やすくするために表などにフジノが一部修正を加えました)

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 (その1)財政部契約課からの回答

 

       件名 美術館建築に閑する入札などについての資料照会


照会内容1 8月18日の入札中止を決定した際の決裁文書

(回答)
 決裁文書の写しをご希望であれば、公文書公開請求手続きにより
 お願いします。

 (藤野注:この回答を受けて公文書公開請求手続きを行ない、
  決裁文書の写しを入手しました)


照会内容2 通常の入札を行う際の決裁文書

(回答)
 決裁文書の写しをご希望であれば、公文書公開請求手続きにより
 お願いします。


照会内容3 入札中止の理由について木村市議への回答の中で
       いくつかの理由を挙げているが、これらは辞退業者から
       直接に理由を聞いたうえでの考えか。

(回答)
 入札中止の理由について木村市議に回答したのは、
 辞退届には「都合により」と記載されていた、ということです。

 入札には、入札書提出前であれば「辞退の自由」が認められており、
 理由を明らかにする必要もありませんし、
 辞退届の書式も自由とされています。

 辞退届を持参した業者の話では、
 金額が折り合わなかった、とのことでした。

 その理由については推測の域を出ませんが、
 5月に入札した「横須賀市衛生試験所新築工事」と比べて
 大きく異なる状況として明らかな事実は、
 鋼材価格の高騰と大型談合事件の発生ですので、
 市としては、参加者が少なかったことや辞退者が出たことに
 影響を与えたものと考えています。


照会内容4 過去の入札において辞退や不調になった物件を
     同じ指名業者に「値段を上げて」再入札が行われたことがあるか。

(回答)
 「物件」とありますが、照会事項の趣旨から「工事」についての照会と考え、
 以下、工事入札について回答します。

 今年度、昨年度の工事入札を調べたところ、
 入札参加者なしになったことにより入札を中止したことはありませんでした。

 それ以前につきましても、
 現行制度(一般競争入札・設計金額等の事前公表)になった
 平成13年以降、参加者がないため入札中止となったことはなかった
 と記憶しています。

 なお、不調というのは
 入札参加者があり、入札(開札)した結果、有効な入札書がなく
 落札者を決定することができなかったケースのことで、
 全社最低制限価格を下回り失格となるケースなどが、
 ごくまれにありましたが、
 その場合、当然「値段を上げて」再入札することはありません。



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 うーん、正直なところ
 質問の文言の選び方を誤ったこともあって
 回答もすかされてしまった感が否めませんでした。

 ただ、改めて確認をしておきたいのは
 現在の入札制度になった平成13年から現在に至るまで
 「参加者がゼロのために入札が中止になったことは無い」という事実です。

 何故、ゼロになってしまったのか。

 鋼材価格の高騰を原因にあげるのであれば、
 その時期におこなわれた全ての工事の入札を
 やりなおすべきではないのか。

 いくつもの疑問が残ります。

 再度、質問を出して
 次は市議会の本会議での質問をしたいと思います。





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