アメリカ軍は横須賀で犯罪を起こすな!


2008年4月10日・相模原市議会、抗議決議を提出

 アメリカ兵によるタクシー運転手殺人事件に対して、
 同じ神奈川県内の、相模原市議会から抗議の決議が提出されました。

 「改まらぬ米軍および米兵の体質に激しい憤りを禁じえない」

 「これまでの再発防止策の実効性にも疑問を抱かざるを得ない」

 などの厳しい抗議の言葉にも
 相模原市議会の強い想いを感じます。

 相模原市議会の抗議決議に
 フジノは賛同します。

 下に全文を紹介します(pdfファイルはこちらです)。



  米兵による運転手殺人事件に抗議し、在曰米軍人等による犯
  罪等の再発防止の徹底を求める決議


  3月19日夜、横須賀市汐入町の路上でタクシー運転手の男性が包丁
 で刺殺される事件が発生し、神奈川県警は、4月8日、米海軍横須賀基
 地に所属するイージス艦「カウペンス」乗組員の一等水兵を強盗殺人容
 疑で逮捕した。

  横須賀市では、平成18年1月にも空母キティホーク乗組員の上等水
 兵が、通勤途中の女性の顔や腹部を殴るなどして内臓破裂で失血死させ、
 財布から現金を奪うという痛ましい事件が発生しており、市民・県民は
 もとより、とりわけ米軍基地を抱える本市の市民に強い衝撃と不安を与
 えるとともに、改まらぬ米軍及び米兵の体質に激しい憤りを禁じ得ない。

  また、今回の事件は、沖縄県において本年2月に発生した米軍人によ
 る暴行事件等を受け、日米両国政府が再発防止に努めていた矢先の事件
 であり、これまでの再発防止策の実効性にも疑問を抱かざるを得ない。

  度重なる事件に、米軍の再発防止策の弱さと、日米地位協定の運用改
 善では対処できない厳しい現実を指摘し、抜本的改善策を改めて求める
 ものである。

  特に、今回の事件は、脱走兵が容疑者という異例の事件だったことか
 ら、基地から脱走した米兵の情報提供や起訴前の引き渡しの定着など、
 早急に米側と協議する必要がある。

  よって、本市議会は、今回の刺殺事件及び米軍に起因する相次ぐ事件
 に関し、米電当局並びに関係機関に対して抗議するとともに、事件の再
 発防止に向けて下記事項の微底と実現を強く要求する。

  なお、本件は、議会閉会中であり、事態の緊急性なおかつ重大性にか
 んがみ、棺榎原市議会議員総員の署名をもって決議するものである。

                    記

 1 事件の全容を解明するとともに速やかに公表し、家族に対する謝罪
  及び誠意を持った対応を行うこと。

 2 在日米軍人・軍属等の一層の綱紀粛正を図り、事件・事故の再発防
  止に向けて、実効性ある施策を講じること。

 3 日米地位協定の抜本的な見直しを図ること。
 4 基地を抱える自治体の声を反映する仕組みをつくること。


 平成20年4月10日

                    相模原市議会議員 一同



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