こんな提案しました

『子ども議会の開催を!』



2004年5月27日更新:後日談その1を載せました
2004年6月8日更新:後日談その2を載せました
2008年6月5日更新:後日談その3を載せました
 2008年7月24日更新後日談その4を載せました


2004年5月26日提案 『子ども議会の開催を!』

 昔、市議会議事堂があったのは
 今、市役所北口駐車場になっているところだったそうです。

 それが市役所の11階にうつって
 まもなく20周年になるとのことです。

 前回の議会運営委員会で
 議長から「20周年の記念事業をおこないたい」とのことで
 「議場コンサート」と「シンボルマーク募集」の提案がありました。

 そこでフジノも、
 かねてからやりたかった『子ども議会』の復活について
 この機会に提案させてもらうことにしました。

 というわけで、今日、議会運営委員会の場で、
 「委員外委員」として
 下の発言をさせてもらいました。


 <『子ども議会の開催』についての提案>

 議会運営委員会のみなさま、
 発言の機会をいただき、ありがとうございます。

 先日、議長から議事堂移転20周年を記念して
 コンサートの開催とシンボルマーク作成の提案がなされました。

 さて、今回、これらの提案に加えまして
 僕からも1つ提案をさせていただきたいと思います。

 それは『子ども議会の開催』についてです。

 市内の中学3年生から高校生を対象に、
 子ども議員を選び、

 市政のしくみを学びこのまちの未来について
 議論する場を設けることができれば、


 と提案いたします。

 行政側として横山市長時代は定期的に、
 沢田市長になってからは平成10年に1回だけ
 小中学生を対象にして子ども議員を選び
 理事者側に答弁を求める子ども議会を行なってきました。

 現在、6年にわたって中断されていますが
 未来の有権者である子どもたちに
 市政のしくみを学んでもらうために、
 一定の成果を挙げたのではないかと僕は考えています。

 また議会事務局に調査してもらい、全国から資料を取り寄せましたが
 非常に多くの都市で『子ども議会』を開催しており
 議会とまちづくりを子どもたちに学ばせる場として
 活発な活動が様々に行なわれています。

 さて、かねてから横須賀市議会では
 中学校3年生に対して社会科副読本として
 『議会でゲンキ!』を作成して配布するなど
 若い世代に対して議会への理解を深める広報活動をしてきました。

 そこでこれまで横須賀市では行政側の主導で行なわれてきましたが
 議事堂移転20周年を記念して
 議会側の主催によって
 この子ども議会を再開することができたらと提案いたします。

 議長をはじめ、議会運営委員会のみなさまに
 ぜひこの提案についてもご検討いただきたいと思います。

 以上で発言を終わります。ありがとうございました。


---------------------------------------------------

 この提案の扱いについて、
 議会運営委員会では

 「委員メンバーが会派に持ち帰って
  次回の議会運営委員会で決める」

 ということになりました。

 続きも後日また報告しますね。


2004年5月27日、市長へ本会議で提案しました

 市議会に対して提案するだけではなくて、
 市長に対しても提案をしました。

 何故なら、子ども議会を調べれば調べるほど
 当時の子どもたちの意識はとても高いのです。

 この子どもたちがそれから成長して20代になった今、
 どのような生き方をしていて、どんなことを考えているのか、

 市がかつて行なった子ども議会が
 どんな影響を与えているのかを

 事後評価として調査すべきだとフジノは考えたのです。


(2004年5月27日・6月議会・本会議・市長への一般質問より)






 次に、第2の視点、新しい時代を担う世代を育てるためにです。

 (1)子ども議会について

 新しい時代の担い手とはまさに子どもたちですが、
 子どもたちに対して過去に行ってきた施策を振り返るのは
 今後に向けて大きな意味があります。

 そこで、

 平成10年に横須賀市が行なった子ども議会に
 子ども議員として参加した彼らが、

 当時の体験をどうとらえているか
 インタビューすべきではないか


 と提案いたします。

 今回、子ども議会を特に取り上げたのは、
 当時の議事録を読むと、子ども議員として選ばれた中学生が
 このまちのことに強い関心を持って、
 活発に市長と議論を交わした様子が伝わってきたからです。

 内容は今読んでも共感できることが多く、
 問題意識や感性の高さを感じます。

 参加したメンバーは当時中学3年生が中心で、
 現在20代前半に成長していますが、

 彼らが現在どう考えているかを知ることは、
 今後に向けてもとても有効だと思います。

 例えば、当時質問した事柄について
 今も関心を持っているか、

 あるいは、

 子ども議会がきっかけで政治家になろうと決心したり、
 市役所で働こうとか、福祉やNPOを志しているかもしれません。

 または、成人して選挙権を持つようになった彼らが
 選挙に参加しているかどうかなどを聞いてみるのもよいと思います。

 市長の見解をお聞かせください。










 子ども議会についてお尋ねがありました。

 平成10年に開催した子ども議会は、
 未来を担う子どもたちが、
 市政への参加体験を通して
 社会の一員としての自覚を高め、
 社会参加を進めるきっかけとするため開催したものであります。

 子ども議会の経験を
 どのように生かしているかを知るためのインタビューについては、
 今のところ特別に考えておりません。









 子ども議会については、

 「今考えていない」

 ということでしたが、

 どんな施策に対しても、
 事務事業評価、事後評価、フォローアップは
 何に対しても必ず行うべきだと考えています。

 ぜひ再度御検討いただけたらと思います。


 (フジノの再質問には、市長は答弁しませんでした!)


 うーん、市長のやる気が全く感じられませんでした。
 ゼロ回答です。

 けれども、絶対に調査すべきです。
 『やりっぱなし』では絶対にいけません。

 子ども議会に当時参加した子ども議員の方々は
 今どうしているのか、ぜひ参加した方々はご連絡ください。

 宛先はこちらです。

 どうかご連絡お願いします!


2004年6月8日、議会運営委員会の結論 『議題としてさえ認めず』

 (提案に対する、議会運営委員会での結果)

 2004年6月8日、議会運営委員会が行なわれ
 フジノの提案である
 『子ども議会』の開催についても話し合われました。

 しかし、最悪の結果となりました。

 今日行なわれた話し合いとは

 「そもそも議会運営委員会で、この事柄を話し合うかどうか」

 についてなのです。

 そして、結果はこうでした。

新政会 ×
研政21 ×
公明党 ×
自民党 ×
共産党(*)
(*)オブザーバーのため議決権はありません

 どの会派も

 「子ども議会の意義は認めるが20周年にはなじまない」

 という留保をつけて、フジノの提案をしりぞけました。

 つまり、そもそも「話題としてとりあげさえしない」という結論です。

 ・何故、子ども議会が20周年になじまないのか?

 ・20周年にはなじまないのなら一体いつならなじむのか?


 そういう意見は一切なしです。

 ただ、否決。

---------------------------------------------------

 提案しても提案しても否決される、ということで
 無所属・1人会派などの少数会派では
 提案をあきらめるようになる人もいるそうです。

 けれども、僕はあきらめたりしません。

 今後もしつこく提案をします。


2008年6月5日、横須賀市と青年会議所が
『ジュニアハイスクール議会』を開催します!

 フジノが提案しつづけてきた『子ども議会』ですが
 ついに実現します。


 2008年夏、横須賀市と(社)横須賀青年会議所が主催して
 『よこすかジュニアハイスクール議会』が開催されます!

 企画書はこちらをご覧下さい。

 参加者募集のポスターはこちらです。



 横須賀市と共に主催してくれる青年会議所は、
 マニフェスト選挙を全国で推進していることをはじめ、
 市長選挙などの際には候補者同士の討論会を開催してきた実績があります。

 素晴らしい活動を続けてくれている青年会議所が
 ついに『こども議会』の意義を理解して下さったことに感謝しています。

 フジノにとっては、4年ごしの提案実現ですね。

 ぜひともみなさま、傍聴よろしくお願いします!


2008年7月22日、『ジュニアハイスクール議会』が開催されました

 上にご紹介したとおり、
 7月22日に第2回目の集まりが開催されました。

 詳しい様子は後日報告いたします。

 当日はこんな資料が配布されました。

 (資料1)全体会の式次第、諸注意など

 (資料2)前回7月5日の各委員会の議事録、議席表

 (資料3)フジノが傍聴した第4委員会で配布された、教育委員会の仕事の説明


       

→はじめのページに戻る