しろうとが挑戦してみることにした

一緒に横須賀を
もっとおもしろくしようよ!
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藤野英明
  思うところあって
  政治という『手段』に挑戦することになりました。
  ネガティブなイメージばかりの
  政治という業界に
  しろうとがどこまで通用するのか?
  その挑戦の一部始終、
  ありのままの姿を
  このコーナーでは伝えていきます。

       (2003年1月31日・藤野英明)


2003年1月31日(金)
● 僕たちの世代
 
 昨夜、決心したことがあります。

 僕は政治活動にとびこみます。

 それは、これまでこのコーナーで繰り返してきた主張を
 僕自身が実行する、という決心です。

 僕が考えている理想について
 この街の人々がどう考えるのかを判断してもらいたいのです。


 僕たちの世代、若い世代は、
 いろいろな分野で本当に努力を重ねて生きています。
 学歴も、組織も、そんなものは関係なく、
 たった1人の個人として
 自分の足で立ってがんばっている人が
 たくさんいます。

 僕は、僕たちの世代が
 この街をもっとおもしろく変えていく、と宣言してきました。

 元恋人を亡くしてから2ヵ月半、
 泥をすするような毎日の中で途方に暮れているとはいえ、
 その僕の宣言は全く色あせていません。

 僕は僕のけじめとして、その宣言を実行するために
 政治という、1つの『手段』をとることに決めました。

 政治という手段をつかって
 このHPを離れた『1人きりの個人』として
 僕が信じている理想を、この街の人々に伝えてみます。


● 僕のけじめ
 
 いきなりの宣言に驚いた方もいるでしょうか...。

 でも、これは僕のけじめとして
 絶対にやらなければいけないことなのです。

 昨年の日記に書いたとおり、
 ある人に「市議会議員選挙に出て欲しい」とお願いをしました。

 その人は横須賀のことを愛していて
 インターネットを使っている人ならば誰もが知っている
 巨大な横須賀の情報サイトを作っています。

 僕は「その人ならこの街をおもしろくしてくれる」と思いました。
 そして僕は会社を辞めて、
 その人を全面的にバックアップしよう、
 僕たちの世代の仲間を政治の世界に送り込もう、
 と考えたのです。

 しかし、その結果はみなさんがご存知のとおりです。
 その人には断られてしまいました。

 その時に、覚悟しました。
 言いだしっぺが逃げる訳にはいかない。
 僕がやるしかないんだ、と。


● しろうとがどこまで闘えるか

 数年前から、僕に政治をすすめる人はたくさんいました。
 そしてご存知のとおり、僕は断ってきました。

 やがて選挙の年が近づくにつれて
 再び周りの人々から
 僕に「政治の世界に出てみてはどうか」とすすめられました。
 自分が政治むきでは無いと考えたからです。

 そして、その気持ちは今も変わりません。

 僕は政治むきではありません。
 かけひきが苦手です。
 票のために媚びをうるのは嫌です。
 握手なんかは死んでもしたくなんかないし、
 自分の名前を叫び続ける選挙カーなんか大嫌いです。

 政治家のイメージは最悪です。
 政治家の給料は多すぎるし、みんな50〜60代だし、
 そんなのが政治だとしたら僕は絶対むいてません。

 何故なら、僕はあなたと同じ
 ただのしろうとだからです。


 だから、今の『政治むき』の
 全て逆をやってやろうと僕は思います。

 かけひきはなし。全ての情報をオープンにします。
 いつも笑顔、なんて気持ち悪いことはしない。
 僕はどこまでもたった1人きりで、
 静かに想いを伝えていきたい、と思います。

 プライバシーが僕だってすごく大切だから
 自分の名前を連呼するようなことは絶対にしたくない。
 同窓会名簿をつかって、電話をかけたりして
 友達を失うようなことはしたくない。

 そんなことはぜんぶ嫌だ!
 おれはおれのやり方でやる!

 政治のプロ、笑いやがれ。
 「そんなやり方じゃダメだよ」と大笑いしやがれ。

 だけど僕は僕の信じているやり方で
 絶対に後悔しないやり方で、想いを伝えたいのです。


● 僕がお願いしたいこと

 そして、あなたにどうしてもお願いがあります。
 どうか僕を選ばないでください。

 これを読んでいるあなたは
 きっと僕の友達か知りあいかどちらかでしょう。

 だけど、僕の信じていることに近い人だけが
 僕を選べばいいのです。

 親戚だから、家族だから、友達だから、
 そんなことは選ぶ理由ではありません。

 友達に伝えたいことは、
 
友達だからといって何も考えずに
 僕を支持しないでほしい、
ということです。これはお願いです。

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 この街をこうしたいとかああしたいとか
 メガフォンでがなってるヤツらはこれから増えてくるでしょう。

 ものすごくめんどくさいと思いますが
 このがなってるヤツらにどうか耳を傾けてください。

 そして、あくまでも
 あなたの考えに近い人や信頼できる人を
 あなたの個人の判断で、選んでほしいのです。 

 同級生だ、同じ学校の出身だ、知りあいに頼まれたから、
 組合で決まったから、ポスターが気に入ったから、
 そんなものは
 はっきりいって全てクソです。

 そんなことは、あなたの権利をゴミ箱に捨てることです。
 この街がおもしろくなくても暮らしづらくても
 そういう人は文句を言う権利はありませんから。


 どうか、耳をすましてください。

 今日のあなたはハッピーですか?
 明日もあなたはハッピーでいたいですか?

 その質問に応えてくれるような人を
 どうか真剣に探してほしいのです。


 僕の今回の行動は
 政治のプロたちに言わせると遅すぎるそうです。

 僕はそんな常識をぶっこわしてやるつもりです。

 僕にはノウハウがありません。
 僕にはお金がありません。
 僕には活動を手伝ってくれるほどヒマな仲間はいません。
 僕には準備も無いし、事務所も無いし、電話だってありません。

 だけど、志があります。
 伝えたい想いがあります。
 想いを共有できる、僕たちの世代がいます。

 もうすぐ、ほんのもうすぐに僕は、
 横須賀中央駅前に毎朝立っていると思います。

 だから、気が向いたら
 いつもよりも3分くらいだけ早く家を出て
 Yデッキで立ちどまって、僕のメガフォンに耳を傾けてみてくださいな。

 そして、あなたの考えに僕の想いが近ければ
 その時には仲間になってください。

 もしも違うと思えば、無視してください。

 これが僕のやり方です。


2003年2月1日(土)のフジノ
● 朝のフジノ (11:30記入)
 
 お昼の11時頃に友達から
 「ネットでメガフォンは注文したのか?」と
 確認の電話が入って目が覚めました。

 遅起きなのは
 昨日寝たのが朝の5時くらいだったから。
 まだ眠くてたまらないよ〜。

 しかし、友達には感謝。
 仕事で東京へむかう移動の途中で
 気になって連絡してくれたらしい。

 みんな、自分のことで忙しいのに
 もうしわけないです。

 やれることはひたすら自分でやるから、
 みんなはみんなの目の前の課題と闘ってね。

 とはいうものの、分からないことばかり。

 だいたい、活動って何すればいいのか
 まったくもって分かりません。

 分からない上に、
 今までの人たちのやり方を聞いてみても
 「今の時期からじゃ遅い遅い」ばっかりだし。

 とりあえず身内へ、という考え方は嫌なので
 今日は横須賀中央かダイエーあたりで
 メガフォンもなしで
 いきなり話してみようと思います。

 こんなの、バンド時代によくやった
 ストリートライブ以来だよ。
 はずかしいね。
 相棒のギターがいないぶん、さみしいな。



2003年2月1日(土)のフジノ 〜その2〜
● 昼と夜のうごき
 
 今日の午後の活動は、この2つでした。

 (1) 自分の伝えたいことをあらためて文章にする
 (2) 親しい人たちに自分の決心を伝える

 特に、親しい人たちに自分の決心を伝えるのは
 とても恥ずかしくてカッコ悪いことで
 すごく勇気がいりました。

 「政治をこころざす」なんて
 絶対に変人だと思われるに違いないから。

 だけど、そんなことは無かった。
 感動することが、いくつもいくつもありました。

 何よりも驚いたのは
 僕の決意を聞いてもらった人たちが
 みんな、とても喜んでくれた、ということでした。

 特に中学校時代の担任の先生からは
 「フジノはいつかやってくれると信じてたから」と
 言って下さったのでした。

 高校時代の担任の先生も
 「おまえの生き方はみんな分かってるから
  体にだけ気をつけて全力でやれ」と言ってくれました。

 そう、ほんとにみんな、理解してくれていました。


 話しはじめると1人40分ずつくらい話してしまって
 伝えたい人全員には電話をかけることができませんでした。

 夜中の1時くらいまで時間の許すかぎり
 電話をかけたり人と会ったのですが
 電話がいかなかった人はどうか勘弁してくださいね。
 なんといっても、僕は1人きりなので。


● 大切なことは、自分で考えること

 カンパもいらない。
 何をしたらいいかも分からないから手伝いもいらない。
 そして、友達だからといってそれだけの理由で
 僕のことを信じないでほしい。

 自分の目でみて、自分のこころで感じて、
 自分の頭で考えて、そして納得ずくで決めて欲しい。

 しつこくしつこく
 そう、話しました。

 僕が何よりも大切だと信じているのは
 勝つとかそういうことよりも
 もっと先にある大事なことなのです。

 でも、誰も「青くさいことを言うな」とは言いませんでした。
 僕が伝えたいことは、やっぱり僕たちの世代には
 確実に当たり前のこととして
 浸透してきているのだと実感しました。
 とても希望を感じました。


● 若手のつながり

 朝一番で、鈴木たつろうさんから、
 激励とアドバイスの電話をいただきました。

 彼は川崎で政治をこころざしている
 1歳違いの若手の仲間です。

 昨年の夏に、僕がつくっていたあるHPで
 彼にインタビューさせてもらってからつきあいが始まり、
 その後も『べてるの家』講演会(精神保健福祉関係です)に
 一緒に行ってくれたりしました。

 彼も僕の決心を本当に喜んでくれて...。
 それがとにかくうれしくてうれしくて。

 上のインタビューを読んでもらえば分かるとおり、
 僕はこれまでずっと政治という世界を否定し続けてきたから
 「フジノはいきなり豹変しやがって」とか
 もしも思われたりしたらどうしよう、
 そう不安を感じたりしていました。

 でも、そんなものは杞憂でした。

 本当に喜んでくれて、
 街は違うけれど同じ若手の仲間なのだと言ってくれました。
 僕もその想いは完全に同じです。

 若手がチームを組んで、
 街という枠組みなんか超えて暴れまわりたい。

 たつろうさん、ありがとうございました。


2003年2月2日(日)のフジノ 〜その1〜
● お手伝いのボランティアについて
 
 昨日からさっそく「何かできることがあれば手伝いたい」という
 ものすごくありがたい声をいただきました。

 でも、まだチラシもできていないし、
 お願いしたくても
 お願いしたいことがよく分からないのです。ごめんなさい。

 だけどたった1つだけ
 はっきりとお願いしたいことがあります。

 これです。

 
これから先の人生でずっと
 投票という権利をつかってください。

 


 ええと、僕の決心を聞かされた方は
 何となく今この瞬間に燃えあがってると思うのですけれど
 その燃えあがりはやがて消えます。

 「もりあがりに水をさすなよ」って言わないでね。
 でも、それが僕のよく知ってる現実だから
 だから伝えておきたいのです。

 今回の僕の決心とかに関係なく
 お祭り騒ぎがやがて去った後もずうっとずうっと永久に
 どうか『投票』という権利をつかってほしいのです。

 それが僕のこころの底からの
 本気のお願いです。

 僕は真剣ですけど深刻になるつもりはなくて
 今はまだ何をしていいか分からないから
 お手伝いも頼めないけど
 とにかく楽しくみんなでいろいろなことをしたいと思ってます。

 その時にはみんなで楽しく燃えるつもりです。

 だけど、その一瞬の情熱と楽しさだけではなく、
 永久に静かに燃えていてほしいのです。

 花火は美しいけれど、一瞬です。

 僕は花火が大好きだけど、
 横須賀のまわりにいつも美しくある海がもっと大好きです。

 みんなには、どうか海のようでいてほしいのです。

 横須賀を美しく抱いていてくれる、
 この街がどんな姿に変わろうともつねにそこに在る。
 決してこの街を見捨てない。いつも一緒にいる。
 一緒にいるのが当たり前すぎて
 忘れられてしまうかもしれないけれども、ここにいる。

 サイコーじゃないですか。

 だから、僕と一緒に花火を楽しんでもらいますけど、
 その先はどうか海のようでいてください。


 これがフジノのお願いです。



2003年2月2日(日)のフジノ 〜その2〜
● 横須賀をおもしろくする会(仮)、はじめます
 
 今日は、今後どうしていくかについて
 長時間にわたって話しあいがおこなわれました。

 すかぽち新聞オフ会の
 企画を考える時と全く同じようなわきあいあいの楽しい会議で、
 ハートは真剣に、でも深刻さはゼロ。

 それは身内うけなのかもしれませんけれども
 楽しくやっていきたい僕たちのノリなのです。

 さて、まず今夜決まったことを
 1つだけ、ご報告いたします。


 『横須賀をおもしろくする会(仮)』を設立します
 
 どうして世の中には
 『後援会』というものがあるのでしょうか。

 後ろから応援する会?

 僕はそんなのは嫌です。一緒に歩いてほしいから。
 後ろからついてくるとかそんなのは嫌です。

 それに後援会というのは
 あくまでも、ある個人を応援するだけのものでしょ?

 そんな目的で小さくまとまるのは嫌です。
 だから、後援会はつくりません。


 ただ、僕はあなたの想いを知りたいので
 それが自由に聞ける『場』が欲しいと強く思っています。
 あなたがどんなことを感じているのか、とか
 あなたがどんなことを毎日考えているのか、とか。

 だから、個人と個人のゆるやかなネットワークみたいな、
 みんなの意見が自由に聞けるようなしくみを
 つくろうという結論になりました。

 そして、想いを聞くだけの場ではなくて
 同時にそれを実行に移せるような場であってほしいなあ、と。

 それが『横須賀をおもしろくする会(仮)』なのです。

 会に参加できる条件は、2つだけ。
 (1) 横須賀をおもしろくしたいと思っている人
 (2) 横須賀をおもしろくしようと行動できる人

 横須賀に住んでいない人でも
 どんな人でもかまいません。

 フジノを支援するのが目的では全く無くて
 この街をおもしろくするために
 一緒にいろいろアイディアをひねって
 一緒にいろいろとおこなっていこうという会です。

 近日中に会員募集をさせていただきます。
 どうぞお楽しみに。


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