森ゆうこさんと小林節さんのお話を聴くすごい機会がありました
『AIDS文化フォーラムin横浜』を午前で抜けて、フジノは東京へ向かいました。
行き先は『森ゆうこと語る会』です。
今までフジノは国会議員の勉強会や後援会などのイベントに参加したことが1度もありませんでした。
でも今回は特別です。
まず、森ゆうこさんという存在。
フジノにとって森ゆうこさん(前参議院議員)は、東日本大震災後に起こった食材への放射性物質汚染の問題で大変お世話になった方です(当時、彼女は文部科学副大臣でした)。
それ以来、ずっと尊敬している方です。
2013年の参議院選挙で落選してしまったものの、一刻も早く国会に戻ってほしい方です。
その森ゆうこさんが開催している勉強会に、講師としてなんとあの小林節さん(憲法学者・慶応大学名誉教授)がいらっしゃるのです!
小林節さんとは、あの2015年6月4日の憲法審査会で、はっきりと「違憲だ」と断じた方です。
さらに、6月5日の強い雨の中。
フジノが強くシンパシィを感じている『SEALDs』の国会前活動に、先頭を切ってスピーチに駆けつけて下さいました。
その姿にすっかりフジノは胸を打たれてしまいました。
こんなお二人が語り合う素晴らしい機会はまたとありません。
そこで勉強に伺ったのですが、参加して本当に良かったです。
講演と対談の内容
今日は時間の都合で、とりいそぎ、画像だけアップします。詳しくは後日記します。
小林先生の配布レジュメは下の通りです。
憲法の危機
小林節(慶大名誉教授・弁護士)
- 『立憲主義』とは何か?
神ならぬ本来的に不完全な人聞が預かる権力を乱用しないように上位法で枠をはめる原則 - 法律を改廃できる立場にいる者(政権)を統制する法である以上、改正の条件が法律より厳しくなければならない
それを緩和しようという提案は権力者の禁じ手である - 新安保法案は明白に違憲である
(1) 9条の法意
1項:侵略戦争の禁止(自衛権の留保)
2項:軍隊と交戦権の否認(戦争の道具と資格の否定)
(76条2項:軍法会議の禁止)
『海外派兵の禁止』『海外で他国の武力行使と一体化することの禁止』
→専守防衛:自国が攻撃された時だけ、第二警察(自衛隊)を使って、自国領域と周辺で防衛する(2)憲法は国際法に優先する
世界の常識である(3)新安保法案
『存立危機事態』海外における戦争全面参加そのもの
『重要影響事態』海外における戦争支援(一体化)そのもの
明白に違憲である(4)違憲、危険、不経済な愚策である
(5) 噛み合っていない議論
政府の側にこたえる内容がない(6)違憲訴訟
技術的には難問だが不可能ではない(7)政権交代
単純・明快・確実・有効な方法である
(音声その1)
(音声その2)
(音声その3)
(音声その4)
(音声その5)
お二人とじかにお話することができました
休憩時間には、小林節先生とじかにお話させていただく機会にも恵まれました。
帰り際には
「フジノくん、あなた、しっかり頑張りなさいよ」
肩をぽんと叩かれて、励まされてしまいました(涙)。ありがとうございます!
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森ゆうこさんは改めて素晴らしい政治家だと感じさせられました。
横須賀が行なってきた給食食材の放射性物質の測定のこと、気にして下さっていました。
もう文部科学副大臣では無くなったのに、あれから何年も経つのに。
さらには、この4月に行なわれたフジノの選挙のことも気にして下さっていました(ご心配おかけして申し訳ありませんでした)。
やっぱり森さんは『新潟県の代表』だけど『新潟県だけの代表』なんかじゃない。
『この国の為の政治家』なんだよな、と感じました。