ついに「教育委員会定例会の配布資料の持ち帰り」が傍聴者に認められました/フジノの提案、実現しました(教育委員会定例会・2015年9月)

またフジノ以外「傍聴者ゼロ」に戻ってしまった「教育委員会定例会」

けさは、『教育委員会定例会』を傍聴しました。

教育委員会9月定例会の会場にて

教育委員会9月定例会の会場にて


「STOP!傍聴者ゼロ」キャンペーンをずっと続けてきました。

7月定例会こそ傍聴者5名と大きく伸びたのですが、残念ながら今月はいつもどおりのフジノだけに戻ってしまいました。

教育委員会定例会・議事日程

教育委員会定例会・議事日程


本当に無念です。

横須賀の教育のこれからを決める最も重要な会議がココなのに。

市民のみなさま、このままではあなたの知らないところでどんどん決まっていってしまいますよ…。



最後まで抵抗していた教育委員会(教育長?部長?)

フジノは『教育委員会改革』にずっと取り組んできました。

同時に、『横須賀市の審議会や各種会議の改革』にもずっと取り組んできました。

国でも県でも、あらゆる審議会や各種会議が開催されれば、傍聴者は資料の持ち帰りができるのは当たり前のこと。議事録の概要も翌日にはすぐ掲載されることがほとんどです。

(*正式な議事録は参加したメンバー全員の合意が必要ですから、1ヶ月くらい経ってからの掲載になる場合が多いです)

しかし、横須賀市が開催するあらゆる審議会や会議は、傍聴者を受け付ける『公開』でありながら、配布した資料の持ち帰りを認めないことが多々ありました。

長年にわたって改善を求めたにもかかわらず変わらないので、ついに2年前の本会議でフジノは市長への一般質問でこの問題を取り上げました。

2013年11月26日・本会議・一般質問

フジノの質問

3、市民が主役のまちづくりを実現するための各種会議の情報公開、資料提供のあり方を改善する必要性について。

(1)略

(2)各種会議の配付資料は、原則全て傍聴者に提供すべきではないか。
 
同じく、本市の各種会議の問題の1つとして、会議終了後、わざわざ傍聴者の方々から配付した資料を回収していることが挙げられます。

これは、傍聴者の利便性を損なっているだけで、納得できる合理的な理由は全くありません。

もしも回収している理由が我々市議会への配慮であるならば、それは過剰な配慮にすぎません。各種会議で委員らに配付した資料は、傍聴者の方々にそのまま全て提供すべきです。

市長の考えをお聞かせください。



市長の答弁

各種会議の配付資料は原則全て傍聴者に提供すべきではないかという御質問をいただきました。
 
公開で行われた会議の配付資料については、部数に限りのある資料や会議開催の都度使用する資料、及び審議・検討過程である情報が記載されている資料を除きまして、今後、傍聴者に提供してまいりたいと考えています。

この市長の答弁を受けて、市長部局が開催する全ての会議において、傍聴者は配布資料の持ち帰りが可能になりました。

傍聴者を受け入れて、情報公開しているのですから、その資料は全ての市民のみなさまの所有物です。持ち帰りも公開も当たり前です。

しかし…。

市長が「原則的に全て持ち帰りOK」との答弁をしてからも、ずっと教育委員会定例会だけは配布資料の持ち帰りを拒否し続けてきました。

ずっとです。

そもそもフジノがこの一般質問を2年前に行なう前からずっと要望し続けてきましたから、かれこれ4〜5年にわたって拒否し続けてきた訳です。



今回から「申し出れば持ち帰りOK」に変わりました!

それが今日からついに変わりました。

傍聴者に配布される諸注意の用紙を受け取ったフジノは、驚きました。

傍聴者に対して配布される「諸注意」

傍聴者に対して配布される「諸注意」


こう書いてあったのです!

いちいち「声をかけねばならない」けれど「持ち帰り」が初めて認められました

いちいち「声をかけねばならない」けれど「持ち帰り」が初めて認められました


フジノは教育委員会定例会終了後、いつもの担当者の方に声をかけました。

「配布資料を持ち帰りたいのですが、よろしいですか?」

「はい、大丈夫です」

こうしてフジノは配布資料を持ち帰りました。



若手職員にムダな労力を使わせてきた教育長たちに怒りを感じます

これまでフジノは、傍聴者を担当する教育委員会事務局の若手職員の方と何度も攻防を繰り広げてきました。

  • 内緒で持ち帰ろうとしたフジノ。それを発見して、「お返しいただけますか」と言われました。

  • 全資料を持ち帰るのはムリでも、重要資料3枚だけ持ち帰ろうとしたフジノ。受け取ったその方は、全ての資料が揃っているかをその場でチェックしはじめました。あきらめてフジノは返却しました。

  • 資料は完全に諦めたフジノ。それでも「この今日の議事日程を記した紙は、資料では無いはず。議事日程の紙は持ち帰らせて下さい」と訴えました。すると、課長らと協議の末、議事日程は渡してもらえるようになりました。

  • それから数年間、フジノは議事日程の用紙だけを受け取って、他の重要視料はひたすらその場で手書きでメモしてきました。

それがついに今回から、「職員に声をかけねばならない」けれども「持ち帰りが可能になった」のです。

教育委員会事務局の若手職員のみなさま。

この数年間、こんなくだらないことに大切な労力を費やさせられて、本当におつかれさまでした。

これで配布資料の持ち帰りに際してフジノと毎回トラブルを起こさなくて良くなりましたね。

本当に良かったです。

許可をしなかった責任者は、教育長か部長かは知りません。

しかし、『資料持ち帰り不可』というバカげたルールで、優秀な若手職員にムダな時間を取らせないで下さい。

今後は「職員に声をかけてください」なんて『断り書き』も廃止して下さい。

この公開の場で行なわれている教育委員会定例会は、市民のみなさまのものです。

この公開の場で配られた資料は全て市民のみなさまのものです。

もう1度、民主主義国家における教育委員会とは何なのか、考えて下さい。

傍聴者の配布資料の持ち帰りなんて、当たり前じゃないですか。



次はインターネット生中継・録画中継の公開です

フジノの次のターゲットは、教育委員会定例会のインターネットによる生中継と録画中継の公開です。

本来ならば、公開されている審議会や各種会議は全てインターネットで生中継・録画中継をすべきです。

しかし、中でも最も公共性の高い教育委員会定例会は他の全ての会議に先駆けて、ネットでリアルタイムで公開すべきです。

教育長、部長、今すぐ検討して下さい。



いちいち「声をかけねばならない」けれど「持ち帰り」が初めて認められました

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