ピアによる相談をはじめ、支援機器の使い方を学べたり、趣味やスポーツなど活動の場も広がります。視覚に障がいのある方々はぜひご入会をおすすめします/横須賀市視覚障害者協会の定期総会へ

長年にわたってピアサポートを続けてきた「横須賀市視覚障害者協会」

今日はお昼から『横須賀市視覚障害者協会』の定期総会に参加しました。

「平成28年度横須賀市視覚障害者協会定期総会」プログラムより

「平成28年度横須賀市視覚障害者協会定期総会」プログラムより


フジノは毎年参加させていただいています。

視覚に障がいのある方々の当事者団体(セルフヘルプグループ)として、素晴らしい活動を長年にわたって続けてこられた社会的意義の高い団体です。

横須賀市視覚障害者協会・定例会の会場にて

横須賀市視覚障害者協会・定例会の会場にて


その活動は様々です。

例えば、

  • 視覚障がいのある方々への福祉相談の実施、

  • 小中学校でのボランティアスクールに協力するなどの様々な福祉活動の推進、

  • 市内の点字ブロックの設置の在り方や音響式信号機などについてのご意見、

  • スマートフォンやタブレットの体験会や講習会も開いています。

フジノもしばらく購読していたのですが、毎月『会報「光」』を発行して、会員のみなさまに情報提供を行なっています。

健康づくりの為のクラブ活動も盛んで、スポーツでは県大会で受賞をしている方もおられます。

編み物教室や、民謡やコーラス、社交ダンスなどの取り組みもあって、県のダンス競技会で昨年度も準優勝となった方もおられます。

また、ウォーキングや登山などをはじめ、昨年度からはヨガ教室もスタートして好評だそうです。

日帰りバス旅行や新春の集いでカラオケ大会を開くなどのレクリエーションも充実しています。

みなさんで懇親会や会食を行なうなど、交流もしばしば行なわれています。

横須賀市から事業の委託も受けています。



視覚に障がいのある方は圧倒的に多いのに、まだまだこの団体が知られていなくて残念です

人はみな年をとるにつれて、視力が下がったり、視覚に障がいを持つようになります。

この超高齢社会では、視覚障がいのある方は確実に増えていくものです。

そんな『長寿社会では誰にでも起こる当たり前の出来事』であるとしても、初めて視覚障がいの状態になった方は、とても不安になりますし、時に絶望に追い込まれることもあります。

何故なら、今まで『観る』という当たり前にしてきた行動が失われてしまうことは、人生の在り方がそれまでとは大きく変化せざるをえないからです。

そんな時、こちらの団体がとても力になってくれます。

上に記したとおり、同じ体験をした先輩当事者(ピア)として相談にのってくれることはとても心強いです。

さらに、使用する機器類の相談にものってくれたり、スポーツや趣味の活動や、いろいろな交流の場や生きがいづくりの場も開催してくれています。

それなのに現在、正会員54名です。

これは大変に少ないです。

「ああ、もったいないなぁ」とフジノはつねづね感じています。

何故かというと、実際には横須賀市内には、視覚障がいのある方々は約1000名おられます。

視覚障がいのある方の数(横須賀市)

視覚障がいのある方の数(横須賀市)


1000人中の60人しか入会しておられない訳です。

入会して一緒に交流をしたり情報交換をしたり、クラブ活動やレクレーションや日帰り旅行をしたり、さらには政治行政への制度の改善を求めたり、本当に熱心な活動がなされています。

参加していただければ、何よりも不安な気持ちを少しずつ変えていかれる大きなきっかけになります。

参加人数が増えれば、もっと活動の幅も広がっていくことが期待できます。

盛会です

盛会です


さらに、現在は約60人の団体がやがて約1000人の団体になれば、『横須賀市の施策への発言力』も高まります。

政治・行政への要望活動も、より大きな力になると思います。

視覚障がいのある方々が住みやすいまちへと変えていくことや、視覚障がいに対する人々の理解を広げていく活動もさらに発展していかれるはずです。

そんな理由から、フジノはもっともっと多くの方々に、この団体の存在を知ってほしいです。

どうか、あなたのまわりで視覚障がいのある方がおられたら、ぜひこちらの団体の存在を教えてあげて下さいね。

きっと人生にさらに広がりをもたらしてくれるのではないかとフジノは感じています。

どうかよろしくお願い致します。



横須賀市視覚障害者協会・定例会の会場にて

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