NICU入院中の新生児と母親のもとへ地区担当の保健師は必ず訪問すべきだとフジノは考えています/教育福祉常任委員会(2017年9月議会)

「全ての赤ちゃん」を守ることがフジノの重要なテーマです

『自殺対策』と『精神保健福祉』と『性的な多様性の保障』が政治家フジノのメインテーマだと広く世間には受け止められていると思います。

けれどもそれらと同じくらいフジノが大切にしてきたテーマがあります。

それは、『全ての赤ちゃんを守ること』です。

そもそも赤ちゃんを持つことができない、『不妊症』『不育症』の支援にも全力で取り組んできました。

残念ながら『流産』や『死産』をしてしまった赤ちゃんと天使ママ・天使パパの支援も大切なテーマとして取り組んできました。

さらに、早産や様々な理由で『小さく産まれてきた赤ちゃんたち』や『医療的ケアが必要な赤ちゃんたち』を守ることも、フジノの重要テーマです。

何故ならば、本当に支援が必要なのに現状ではまだしっかりとした支援がなされていないからです。

NICUなどの医療関係者のみなさんは不眠不休で尽力してくださっていますが、少なくとも政治の光は当たっているとは言えません。

だから、フジノは『全ての赤ちゃんを守ること』に取り組み続けてきました。

今回の決算審査においても、その視点から問題提起と具体的な提案を行なっていきます。



NICUに入院中の新生児と母親のもとへ地区担当保健師は全数訪問をしていないことが判明しました

今日の委員会では、健康部分の決算を審査しました。

健康部(一般会計と病院事業会計)の決算を審査しました

健康部(一般会計と病院事業会計)の決算を審査しました


健康部はうわまち病院も所管していますので、生まれてすぐに『NICU』で暮らしている赤ちゃんたちについて質疑と提案を行ないました。

下に、その部分についての質疑応答をご紹介します。

2017年10月2日・予算決算常任委員会教育福祉分科会・健康部への質疑

フジノの質問

うわまち病院のNICUの助産師の方々やメディカルソーシャルワーカーの方々は、低出生体重児の赤ちゃんの御家族の御苦労や産後うつなどのケアには取り組んでくださっているのでしょうか。

市立病院担当課長の答弁

 
そういう悩みをお持ちのお母さんがいらっしゃれば、まずは身近にいる看護師ですとか、もしくは医師等にお話があれば、当然、相談には乗っております。

フジノの質問

ありがとうございます。

 
本当にNICUというのは『体の外にあるお母さんの子宮』のようなイメージで、赤ちゃんにとってはとても過ごしやすい場所かと思うのですが、そこに毎日面会に来るお母さんやお父さん、御家族にとっては、大変御苦労も多いことだと思います。


相談があったら乗られるのは絶対行なっていただいているとは思うのですが、顔色を見て、少しねぎらいの言葉をかけていただくとか、そういったこともぜひしていただけたらと思っております。

フジノの質問

最後に、病院事業に関して伺いたいのは、せっかくうわまち病院のNICUがあるのに対して、こども育成部の地区担当保健師が来ているのかどうか。


本来であれば、『こんにちは赤ちゃん事業』というものがあって、生まれたならば、必ず訪問をする。


横須賀市はほぼ100%に近いことを誇っている。


けれども、NICUで生まれた子どもたちのところに、入院中からは来ていない。


いずれ退院をして地域で療育を受けなければならないかもしれない、またはこども医療センターに転院しなければならないかもしれない、人工呼吸器をつけなければいけない、いろいろな状況があって、NICUの本当になれ親しんだ助産師、メディカルソーシャルワーカーたちだけに頼ることは、もうできなくなっていく訳です。


ですから、本当に早い時期から地区担当保健師に来ていただかないといけないと思っているのですが、実際のところ、市立病院には、特にうわまち病院を指しているのですが、来ていただいているのでしょうか。

市立病院担当課長の答弁

 
1つは、少しずれてしまうかもしれないのですが、今、まずうわまち病院の中で対応ができるかどうかというところだと思います。


という意味では、まず看護師が、先ほども言いましたように、そういう悩み事等があれば御相談に乗るということで、さらにもし必要があるならば、例えば精神科医を御紹介するとかという方法が、まず病院の中でできることかなと思います。


ただ、例えば病院を出た後のことも考えてということになりますと、こども育成部の方にうわまち病院の方から、例えば看護師等が見ていて、必要があれば、またそういう御連絡を差し上げて、間を取り持つというようなことは行なっているようです。

フジノの質問

病院側の対応としては百点満点だと思うのですが、子どもの生涯を通じた支援、一貫したケアを考えた時に、本市全体としてはそれではよろしくないのかなと。


病院としては全力を尽くしているけれども、これから社会に出ていかねばならない子どもを考えたときには、うわまち病院のスペースの問題もあると思うのですが、そうではなくて、やはり早い時期から地区担当保健師が来て、どんなお子さんなのか、どんな御家庭なのかを把握していくのがいいのかなと感じました。


また、こども育成部のところでお聞きしたいと思いますが、この件については御答弁をありがとうございました。

今日この質疑を通して分かったことは、『地区担当保健師はNICUへ全数訪問をしていない』という事実です。

この答弁をもとに、フジノはこども育成部の決算審査において必ず『地区担当保健師はNICU入院中の新生児と母親を早期に訪問すべきだ』と提案します。

その結果も必ず報告いたしますね。



健康部(一般会計と病院事業会計)の決算を審査しました

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