病院が重大な変更を行なう際は伝えるべき期限をルール化すべき/市民病院小児科の入院診療廃止に対するフジノの質疑(その6)

この記事の内容は、こちらの記事から続いています。

TVK「News930」より

TVK「News930」より


横須賀市立市民病院小児科の入院診療廃止問題について、教育福祉常任委員会協議会が開催されました。

病院の重大な変更は伝える期限をはっきりとルール化すべき

フジノが行なった質疑をシリーズで報告しています。

前回に続いて『市と指定管理者の在り方』についてです。

市民病院の小児科の入院診療廃止の申し出が、あまりにも唐突だったことにフジノは問題を感じます。

また質疑をとおして、すでに1年前に指定管理者から申し出があったにもかかわらず、横須賀市側がその申し出を市議会にも市民のみなさまにも一切オープンにしてこなかったことが分かりました。

こうした姿勢は極めて問題です。

そこで「市立病院の運営について何か重大な変更を行なう時は、あらかじめ1年前に伝えねばならない」などの期限を指定管理者にも市にも定めておくべきだ、とフジノは考えています。

重大な変更はいつまでに伝えねばならないと期限をルール化すべき
question(フジノ)
ぜひ『ルール化』を行っていただきたいと思うんです。

現時点ではこういった重要な変更について、特に「いつまでに伝えなさい」という定めが無い。指定管理者の仕様を読んだんですけれど、特に見つけられなかった。

今回の入院診療の廃止について、これを平成25年3月に「(計画的に)1年後に廃止します」と言われて1年間の猶予があったならば、と考えずにはいられないんです。

重要な変更が予測される場合にはあらかじめいついつまでに伝えるというようなルールを明文化すべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

answer(地域医療推進課長)
これまで明文化してこなかったのは、「分かりしだい、すぐ教えて下さいね」ということで、あえて協定の中に「いつまでに」ということを設けてこなかったということはございます。

ただ、実際にルールを設けても、それより以前には話はできなかったという状況もありえると思います。藤野委員がおっしゃった「いつまでに」という表現も、かなり難しいところもあります。

それはよく指定管理者とお話をして、ルール作りまでいくか分かりませんけれども、検討していきたいと思います。

下水道使用料や保険料の値上げなどをはじめ、市民のみなさまの不安と負担の増加につながることは今後もあります。

そうした際には、説明を尽くすとともに市民のみなさまと意見交換をするなどの期間が、半年から1年間は必要です。

ましてや、市民のみなさまのいのちに直結している『医療』については、説明・意見交換・周知・準備などの期間を十分に取らねばならないはずです。

これをルール化すべきです。

フジノの質問に対する答弁として

「期限をルール化してもそれまでに伝えられないこともある」

と課長は述べました。

特殊な状況下では期限までに報告できない可能性がある、そんなことはフジノだって分かっています。

しかし、今回の小児科の入院診療廃止についても、実際はすでに1年前に指定管理者から横須賀市側には伝えられていました。

指定管理者は早くから廃止の意向をきちんと伝えていたのです。

その情報をオープンにせずにいたのは、横須賀市の責任です。

しかし、現在はこうしたルールが無い為に、市は情報をオープンにしなかった。それが今回の混乱の原因です。

市長をはじめとする市側が積極的に情報をオープンにしない以上、必ず情報をオープンにさせる期限の『ルール化』が必要です。

市民のみなさまの不安と負担の増加を少しでも減らす為にも、絶対に『ルール化』すべきです。

フジノの質疑その7に続きます)

ようやく市長がコメント。しかしこんな説明では理解は得られない/市民病院小児科の入院診療廃止

ようやく市長がコメントを出しました

昨年12月、市議会の教育福祉常任委員会のメンバーである市議たちに、健康部幹部がこの問題を説明して回りました。

やがて複数の新聞報道が出て、西地区をはじめとする市民病院を利用する市民の方々から不安の声が多数あがりました。

市議会の教育福祉常任委員会も急きょ開催されました。

この1ヶ月間、それでも吉田市長は市民病院小児科の入院診療廃止問題について何も説明を果たしてきませんでした。

ようやく昨日の記者会見で、初めて自らの見解を述べました。

あまりにも遅すぎるし、説明責任を果たすというトップの在り方としてはあまりにも消極的すぎます。

2014年1月31日・神奈川新聞より

2014年1月31日・神奈川新聞より

以下に神奈川新聞の記事を全文引用します。

「マイナスに作用しない」
市民病院小児科入院休止問題で市長見解

横須賀市立市民病院(同市長坂)が小児科の入院を休止する問題について、吉田雄人市長は30日の会見で、「医療体制の集約により、横須賀の子どもの命という意味では格段に医療体制を確保できる。決して、(子育てを重視する)市の方針にマイナスに作用しないと思う」との認識を表明した。

市長は、入院休止の一方で、小児科外来の拡充、1次救急の受け入れ充実、紹介状のない患者への応対を代替的に始めると強調。

「内容としては横須賀市の小児医療が後退するわけではない。1次救急などが手厚くなるので理解していただけると思う」と語った。

2期目の吉田市政が掲げる「若い世代の人口増が一番のテーマ」と相反するといった批判が市議会から上がっているが、市長は「そういうイメージを持つ人がいるかもしれないが、横須賀の小児医療を守るためには是非もない判断だった」と主張。

「(代替策により)子育てがしやすくなる環境にもつながる。批判は当たらないと思う」などと述べた。

市民病院のある西地区などから懸念が上がっている点については、「西部地域の方の心情は理解できる。できるだけ心配をかけないよう説明を尽くしたい。(もう一つの市立病院の)産科医師との連携や、NICU(新生児集中治療室)などのサービスも一緒になって提供できる体制を市として取るので、安心してほしい」と訴えた。

こんな説明で理解は得られない

記者会見の全文が発表されていないので、新聞記事からだけでは吉田市長が正確にはどのような見解を述べたかは分かりません。

ただ、記事に記されたコメントを読む限り、

「こんな説明では、西地区をはじめとする市民病院を利用してこられた方々の不安をぬぐうことはできない」

とフジノは感じました。

吉田市長は、一刻も早くこの問題をテーマにしたタウンミーティングを開催すべきです。

全ての情報を市民にオープンすべき!/市民病院小児科の入院診療廃止に対するフジノの質疑(その5)

この記事の内容は、こちらの記事から続いています。

TVK「News930」より

TVK「News930」より


横須賀市立市民病院小児科の入院診療廃止問題について、教育福祉常任委員会協議会が開催されました。

市民のみなさまを信じて情報は全てオープンにすべき

フジノが行なった質疑を引き続き報告します。

情報は全てオープンにすべき
question(フジノ)
「市民病院の小児科をうわまち病院に集約したい」という意向は、すでに2013年の市民病院の『病院年報』で宮本診療部長(小児科)によって語られていました。

市民病院「病院年報」より

市民病院「病院年報」より


市議会においては長谷川昇議員がいちはやくこの問題に気づいて議論をしてきました。

僕自身への反省も含めて、本来この問題についてもっと早くアナウンスしておけば、市議会にも住民の方にもアナウンスしておけば、心構えだけでもできたのではないかと思います。

『医師不足』という現状は日本全体の現状としてあって、横須賀市健康部地域医療推進課としてはなんとか食い止めようとする努力はしている。

そういう姿も含めて、全てオープンにしてくるべき責任があったと思うのです。

もちろん指定管理者(地域医療振興協会)にも責任はあると思うのですが、この点についてはどんな風に捉えていらっしゃいますか。

answer(地域医療推進課長)
『病院年報』に宮本小児科部長が書いたことについてお話されていると思いますけれども、

地域医療振興協会から今回の『集約化』の相談があった時点で、横浜市立大学医学部長等とお話する機会がありました。

「やはり集約した方がいいんじゃないか」というご意見がだいぶ多かったです。

もう少し私の方ももっと早く気が付いて、そういった方向性についても検討すれば良かったかな、とは反省はしているところでございます。

question(フジノ)
『休止』なのか『廃止』なのかという言葉のあやではなくて、「横須賀市の小児科医療を今後どうしていくのか、周産期医療をどうしていくのか」を語るべきです。

僕は『集約化』そのものは「決して悪では無い」と思っていますし、むしろ市民のみなさまに良い『メリット』もたくさんあると思っています。

問題は、指定管理者(地域医療振興協会)に引きづられる形でズルズルとやってはいけない。

今回は確かにそういうふうに引きづられてしまったけれど、『メリット』もたくさんある。

それを『横須賀市の周産期医療のビジョンとして語る』っていうことが必要だと思うんです。

今、惣田課長がおっしゃったとおりで、医療関係者のみなさん、気づいておられたと思うんです、このままではいけないであろうということを。

それを早い段階で市議会・市民のみなさまと共有をして、そして「今、地域医療推進課はこういう取り組みをしています。ただ見通しとしては厳しいかもしれません」ということもお伝えしていっていただきたいなと思います。

今回の入院診療廃止についての最大の問題は、横須賀市側が1年間にわたって情報をオープンにしてこなかったことです。

こうした姿勢は、絶対に変えなければならない。

情報を出さなければ、何も議論ができません。より良い解決策も見つかるはずがありません。

特に医師不足の現状に対応するには、市民のみなさまの協力が不可欠です。

全国どこであっても、市民のみなさまと現状の危機を共有して、そして対応策を一緒に考えて見つけ出していくというプロセスが絶対に必要なことが分かっています。

横須賀も情報は全て出すべきです!

フジノの質疑その6に続きます)

小児科医が6名も退職する原因は何故か?/市民病院小児科の入院診療廃止に対するフジノの質疑(その4)

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TVK「News930」より

TVK「News930」より


横須賀市立市民病院小児科の入院診療廃止問題について、教育福祉常任委員会協議会が開催されました。

小児科医が6名も退職する原因を把握すべき

フジノが行なった質疑を引き続き報告します。

退職理由を把握せねば、対策を打てない
question(フジノ)
『指定管理者』と『横須賀市』の今回の在り方について伺います。

今日、資料に対する口頭の報告であったのですが、4名の小児科医の方がお辞めになる見込みとのことでした。

この理由はお聞きになっておられるのか?

また、市民病院の所属なのか、うわまち病院の所属なのか?

こういった具体的な理由が分からなければ、対応策も異なってくると思うのですね。

その点についてはどんなふうにお聞きになっているでしょうか。

answer(地域医療推進課長)
結果として11名ということで、お辞めになる方は6名です。

それからそれについて今確保しているのですが、現状は2名は見つかっているということで、差し引くと11名という話だそうです。

病院現・医師数退職採用差引
市民病院5人6名2名
うわまち病院10人
合計15人6名2名11名

市の職員ではないので市の方で個々に面談ということは難しいのですが、小児科の部長を通じて聞いている話では、当初の予定通りで、病院に2年~3年くらいは居るつもりだったので今回これで(退職する)、という方もおられます。

今回のことが影響しているかどうかというところまでは伺っておりませんけれども、どちらかというと辞める方は毎年必ずいらっしゃるので、それを埋める方を苦労していると。

苦労していることのひとつに、「こういった市民病院・うわまち病院で入院の体制を維持していくということもちょっと気にしている方もいるかもしれない」というお話はありました。

辞める内訳については、市民病院・うわまち病院あわせて、ということでございます。

question(フジノ)
今回、配布された資料では「市立2病院で現在の体制を維持する場合に懸念されること」として『医師の離職』ということが挙げられています。

健康部は説明資料P1において「市立2病院で現状の小児科の診療体制を維持する場合に懸念されること」として「医師の離職」を挙げた

健康部は説明資料P1において「市立2病院で現状の小児科の診療体制を維持する場合に懸念されること」として「医師の離職」を挙げた


この内容というのはよく理解できることです。

やはりみなさんスキルアップもしたいし、宿直は本当に体にきついので1人に負担がかかるというのは『立ち去り型サボタージュ』という言葉ではありませんが、医療崩壊につながってしまう1つの原因だと思います。

ただ今回お辞めになる方々が、そういった『懸念されること』と一致している内容で『離職の意向』を示しておられるのか。

それとも全く関係のない理由なのか。

ドクターですから、そんな関係の無い理由でお辞めになるということは無いと思うのですけれども、やはりそこは把握しておいていただきたいんです。

それを議会に報告するかどうかはともかく、今後の運営に役立てる為にも、せめて地域医療推進課は確認しておいていただきたいと思うのですが、いかがですか。

answer(地域医療推進課長)
おおむね小児科の診療部長を通じて、だいたいの「どういったことが理由で」ということは聞いております。

ただ「予定どおりこのくらいで」という方もいらっしゃいますし、あるいは、なかなかこうでというはっきりした理由をおっしゃらない方もいるかもしれません。中には今回のことが原因という方もいるかもしれませんけれども。

ちょっと個別にひとりひとりどうこうということまでは把握しておりませんけれども、通常の自分が考えていた範囲の中で辞めるという方です、としか、公的にはなかなかちょっと申し上げにくいというところがございます。

フジノが知っている小児科医のみなさんは、熱意が高く、できれば自分が担当したこどもたちを元気になるまでずっと診てあげたいと願っています。

それにもかかわらず退職せざるをえない理由というのは、やはり『心身の疲弊』が最大のものだとお聴きしています。

その視点に立てば、市民病院で入院診療を維持することでの『宿直回数』の増加は大きな『心身の疲弊』につながります。これが理由での退職ならば、フジノは共感もできます。

ただし、市は今回6名もの小児科医の方々が退職する理由を、ハッキリとは把握していないのです。

これでは今後の対策の取りようがありません。

うわまち病院に集約をしても、退職理由が改善されていなければ、うわまち病院でも小児科医療の崩壊が起こります。

この質疑をとおして、相手が指定管理者に所属する医師であろうとしっかりと退職の理由を把握すべきだとフジノは訴えました。

もしも医師のみなさんが『心身の疲弊』などではなく、何らかの理不尽な理由でお辞めにならざるをえないならば、市はそれを指定管理者に是正を指導することもできます。

また、市民のみなさまがとても共感も理解もできないような身勝手な理由での退職であれば、市は指定管理者に対して「何としてでも医師を招聘せよ」と厳しく迫ることもできます。

いずれにしても、退職理由が不明なんてことは市がだらしなさすぎます。

市は、今後は必ず把握すべきです。

フジノの質疑その5に続きます)

小児救急電話相談を24時間対応へ拡充すべき/市民病院小児科の入院診療廃止に対するフジノの質疑(その3)

この記事の内容は、こちらの記事から続いています。

TVK「News930」より

TVK「News930」より


横須賀市立市民病院小児科の入院診療廃止問題について、教育福祉常任委員会協議会が開催されました。

フジノが行なった質疑を報告します。

「入院廃止」ならば、かわりに絶対やるべきこと

市民病院小児科の入院診療の廃止による、西地区のみなさんの不安は大きいことと思います。そして、いくつもの点において負担が増加することになります。

これに対して横須賀市が取るべき対応を提案しました。

小児救急相談電話を24時間対応にすべき
question(フジノ)
入院とあわせてやはり心配なのは、『救急』のことだと思います。

『1次救急』と『2次救急』の違いもなかなか市民のみなさまに理解していただくということは本当に難しいことだと思います。

そんな中、神奈川県で『かながわ小児科救急ダイヤル』というものを実施しています。

これで安心をしていただくことで、実際には救急も必要ないかもしれない、あるいは地域の診療所で、かかりつけ医で大丈夫かもしれない、といった形で対応ができる。

ただこれが夜の0時で終わってしまっている現状があります。

現在は深夜から朝の時間帯が無いということもあり、それに加えて今度は4月から身近に入院が無くなってしまうということへの不安も高まってきます。

そこでせめてこの仕組みを県に対して0時以降も対応してくれないか、もちろん横須賀消防局があるのもわかっていますが、こういう小児救急専門のダイヤルを拡充してくれないかということも申し入れていっていただけないかと思いますが、いかがでしょうか。

answer(地域医療推進課長)
機会をとらえて県の方へ要望したいと思います。

市の答弁は「機会をとらえて要請する」とのことでした。

今こそ、その「機会」だとフジノは考えています。今すぐ吉田市長は県知事に要請すべきです。

小児救急医療相談電話を24時間化すべき

この提案でフジノが挙げたのは、全国の都道府県が実施している『小児救急医療相談電話』についてです。

厚生労働省HP「小児救急医療相談電話」より

厚生労働省HP「小児救急医療相談電話」より


この『小児救急医療相談電話』には、次のような大きなメリットがあります。

  • こどもの急な病気に対して、保護者が適切に対応できる
  • 小児科の医師不足で身近に医療機関が無い/少ない現状に対応できる
  • 限られた医療資源である救急に、軽症の患者が殺到しないようにできる

こどもの急病にどう対処したらよいか、小児科医・看護師に電話で相談できます

こどもの急病にどう対処したらよいか、小児科医・看護師に電話で相談できます


その神奈川県バージョンがこちらです。

かながわ小児救急ダイヤル

かながわ小児救急ダイヤル


24時間対応している県も多い。

しかし、神奈川県の場合、深夜0時にストップしてしまうのです。

そもそもこれは「おかしい」とフジノは考えてきました。

しかし、市民病院の入院診療が廃止になる以上、24時間(少なくとも深夜から翌朝に診療所がオープンするまで)対応するよう、神奈川県に拡充を要請すべきです。

今すぐ吉田市長は県知事に要請すべきなのです。

フジノの質疑その4に続きます)

(追記)
それにしてもずっと前から感じていたのですが、神奈川県ホームページの『小児救急ダイヤル』コーナーは、そっけなさすぎです。

こどもが急病で今この瞬間とても情報を必要としている保護者の方々にとって、こんな情報提供の仕方で「伝わる」と本気で思っているのでしょうか。県のホームページの定形フォーマットがあるのは理解していますが、もっと「文面」も「デザイン」も改善が必要です。

神奈川新聞はじめ各紙が報じました/市民病院小児科の入院診療の廃止問題

市民病院小児科の入院廃止問題への報道

小児科入院診療の廃止について、昨日開催した教育福祉常任委員会協議会を新聞各社が報じました。

特に、神奈川新聞は実際に協議会を取材に訪れてくれました。議論の全てを傍聴した上で、協議会終了後にも関係者への取材を行なって下さったので、他紙よりも記事の内容が濃いです。

やはり地元の課題は神奈川新聞だ、と改めて感じました。

2014年1月28日・神奈川新聞より

2014年1月28日・神奈川新聞より


以下に全文を引用します。

市民病院の小児科入院休止問題
市会常任委で批判や指摘相次ぐ

横須賀市立市民病院(同市長坂)が4月から小児科の入院を休止する問題で、市議会教育福祉常任委員会(大野忠之委員長)は27日、協議会を開き、指定管理者に変更を認めた理由などをただした。

「拙速すぎる」「同じ管理者が二つの病院を運営しているので、悪い意味での連携が行われる危惧がある」といった指摘が相次いだ。

同病院と市立うわまち病院(同市上町)は自治医科大が母体の公益社団法人が指定管理者として運営。小児科の入院はうわまちに集約する。市民病院では代替的に小児科外来の拡充、1次救急の受け入れ充実などを行うが、日曜日に実施していた小児科2次救急は休止する。

協議会では、伊東雅之氏(新政会)が「拙速すぎる。西地区に住む子どもの命をどう考えているのか」などと厳しく批判。

鈴木真智子氏(公明)は「実施時期の再検討を」と求めたが、市健康部は「4月からの実施にご理解いただきたい」と答弁した。

伊関功滋氏(研政)は一つの指定管理者が二つの市立病院を運営していることが「温床」になったと指摘し、「別々の管理者なら市民病院の中でどうにかしようと動いたと思う。地域のためにもう少し努力したのではないか」と疑問を投げかけた。

井坂新哉氏(共産)も「指定管理者と市の考えが少しずつ分かれる中で、市が管理者の考えにズルズルと引きずられている」と指弾した。

市は、2病院小児科での負担感不均衡などが医師離職を引き起こし、市全体の小児医療崩壊につながる恐れがあると指摘。今回の見直し理由にも掲げているが、実際に辞める医師の離職理由を確認していない。藤野英明氏(無会派)は「今後の運営に役立てるために、今回辞める人の理由が懸念と一致しているか確認してほしい」と訴えた。

また、市民病院利用者の3割は三浦、逗子市や葉山町の住民だが、市は現状で小児科入院休止などを近隣自治体に伝えていない。

市民病院は本年度約1億円の赤字見通しだが、小児科入院休止により年間で約7500万円の費用が削減されるという。

朝日新聞もけさこの問題を報じました。

2014年1月28日・朝日新聞より

2014年1月28日・朝日新聞より


ぜひ全国紙各紙も後に続いてほしいです。

医師不足は重要な課題です。

この機会にしっかりと市民のみなさまとともに危機感を共有して解決に向けた努力を官民超えて行なわなければ、今後も危機は続くでしょう。

フジノもとにかく情報発信に全力を尽くしますので、ぜひこの問題の解決に向けてみんなで一緒に取り組んでいきましょうね。