「難病・慢性疾患全国フォーラム2014〜すべての患者・障がい者・高齢者が安心して暮らせる社会〜」へ

「難病・慢性疾患全国フォーラム2014〜すべての患者・障がい者・高齢者が安心して暮らせる社会〜」へ

野比の特総研から、次は浅草橋へと向かいました。

パニック障がい持ちのフジノにとってはキツい移動なのですが、どうしても参加したいフォーラムがありました。

です。

難病・慢性疾患全国フォーラム2014・会場にて

難病・慢性疾患全国フォーラム2014・会場にて


難病の方々、慢性疾患の方々は、それぞれの当事者の集まりや家族の集まりの人数がどうしても少ないです。何故ならば、その病気にかかる人が何万人に1人しかいないからこそ『難病』と呼ばれている訳です。

政治・行政と向き合うにしても、対世間にその存在を知ってもらうにしても、小さな会がそれぞれに活動するのではどうしても力が弱い。

そこで、2009年12月に

「難病や長期慢性疾患や小児慢性特定疾患の問題を社会にアピールする為に、国内の患者団体・支援団体が一同に集まるような集いを持とう!」

という想いを持った方々が集まって、意見交換をしたのです。

そして長いご苦労の末に、翌年2010年11月に『難病・慢性疾患全国フォーラム』に実現なさったのです。

本来でしたら「1度きりのイベント」のつもりだったのが、やはり全国のみなさまの「こういう集まりが必要だ」という声は強く、2011年も開催することを決定しました。

東日本大震災の発災に際しては、難病・慢性疾患の方々も本当にご苦労されました(市民のみなさまも報道などでご覧になったと思います)。

それでも何とか第2回を2011年11月に無事に開催を実現されました。

フジノはこの時、初めてこのフォーラムの存在を知りました。けれども残念ながら昨年の第3回にはスケジュールの都合で参加できませんでした。

ついに今日、第4回にして初めてフジノは参加することができました。とてもうれしいです。

会場は超満員、熱気にあふれていました

主催者発表では300人を超える参加者がいらっしゃったそうです。

フォーラム会場は、超満員でした。立ち見もいらっしゃいました

フォーラム会場は、超満員でした。立ち見もいらっしゃいました

今日の様子は、なんと素晴らしいことにUstreamの録画で全てをご覧いただけます。

ですから、それぞれのプログラムについてはフジノがコメントするよりも実際の動画をご覧いただいた方が正確でよろしいかと思います。

【録画その1】


Broadcast live streaming video on Ustream

【録画その2】


Broadcast live streaming video on Ustream

フジノの親戚にも小児慢性特定疾患にかかっている子がいます。とても身近な問題です。

フジノの親戚にも小児慢性特定疾患にかかっている子がいます。とても身近な問題です。

『難病の患者に対する医療等に関する法律』が今年5月23日に成立しました。

難病の患者に対する医療等に関する法律

難病の患者に対する医療等に関する法律


新たな医療費助成制度についても連日、報じられています。

難病の患者に対する医療等に関する法律

難病の患者に対する医療等に関する法律


こうしたことからマスメディアの関心も高く、NHKも取材に来てくれていました。

NHKなどメディアも取材に来てくれました

NHKなどメディアも取材に来てくれました

テレビ東京サイトでは報じられた記事の動画が観れました

テレビ東京サイトでは報じられた記事の動画が観れました

明日は、新宿にて『全国難病センター研究会』による『第22回研究大会』が開かれます。

フジノは明日も参加する予定です。

*フジノが書きたいことはたくさんあるのですが、ブログを書く時間が全然とれずにいます。後日、追記をしていきますのでご了承ください。

【続報】精神障害1級の通院費への補助、実現へ/重度障害者医療費助成制度

パブリックコメントが終わりました

重い障がいのある方々が医療にかかる時、通院にかかった自己負担(=医療費)がタダになる制度があります。

『重度障害者医療費助成制度』といいます。

名前だけ聴くとすごく良い制度に思えるのですが、実は大きな問題がありました。

あくまでも『身体障がい』と『知的障がい』のある方々だけに限られてきました。

つまり『精神障がい』のある方々は、制度の枠組みから外されてきたのです。

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約40年間にわたって、精神障がいのある方々だけが差別的な扱いを受けてきました。

家族・当事者・関係者のみなさんは、この状況を改善する為に、長年にわたって活動を続けてきました。

そして、ついに動き始めたことを昨年12月7日の活動日記で市民のみなさまに報告をしました。

その活動日記の最後に、

市民のみなさま、ぜひパブリックコメントに「賛成」の声をあげて下さい。しめきりは1月15日までです。

たくさんの「賛成」の声を横須賀市に届けて下さい!

と、フジノはお願いしました。

パブリックコメントの結果

パブリックコメントの提出しめきりから1週間が経った今日、市の福祉部長から『パブリックコメントの結果』について報告がありました。

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集計の結果はこちらです。

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合計145件、全てが賛成意見でした!

内訳は下の通りです。

 意見市の考え方
改正案に賛成です。(合計114件)改正案のとおり進めてまいります。
改正案に賛成です。

今後は1級の入院や、2級への拡大を望みます。(合計16件)

改正案のとおり進めてまいります。

重度障害者医療費助成制度は県から補助を受けて実施しており、補助対象は精神障害者福祉手帳1級所持者の入院を除く医療費です。

現時点では県の助成対象に合わせて実施したいと考えています。

改正案に賛成します。

今後は通院のみならず、入院や全等級に拡大することも検討して下さい。(合計7件)

改正案に賛成です。

今後、精神障害者2級(通院)にも助成を拡大してほしい。(合計6件)

改正案に賛成です。今後は全等級(通院)に拡大することを願います。
制度改正に賛成です。

「3障害の一元化」を進める観点からいえば遅すぎます。今後も一元化していない個所も、見直し、訂正してほしい。(合計1件)

改正案のとおり進めてまいります。

頂いたご意見は今後の障害者施策を検討する際に参考とさせていただきます。

市民のみなさま、パブリックコメントへのご協力、本当にありがとうございました!

あとは予算議会です

パブリックコメントはとても良い方向に終わりました。第1関門は無事に突破ですね。

第2関門は、予算議会です!

来年度予算案が無事に成立すれば、重い精神障がいのある方々の通院医療費は他の障がいと同じく、無料になります。

どうか予算審議の行方を見守っていて下さいね!

ついに精神障害者1級の通院費への補助が実現へ/ぜひパブリックコメントに賛成の声を!

家族会からの陳情は実らず…

さきの9月議会において、精神障がいのある方々の家族会(NPO法人横須賀つばさの会)から、陳情が出されていました。

「重度の障がいのある方々への医療費助成制度に精神障がいのある方々も含めてほしい」

というものです。

これは極めて正論で、もっともな陳情です。

陳情第7号

神奈川県と県内各市が共同で実施している、重度の障がいがある方々に『医療費』への補助が出る制度があります。1973年にスタートした制度で、正式には『重度障害者医療費助成制度』と言います。

通院の自己負担分を補てんする助成制度なのですが、対象は『身体障がい』『知的障がい』の2つのみでした。



つまり、精神障がいだけ対象外とされてきたのです。

この差別的な扱いは、なんと約40年にわたって放置され続けてきました。

当然ながら、家族会・当事者会などの団体からたびたび陳情・請願が出されており、精神保健福祉の向上をメインの政策とするフジノにとっても長年の課題でした。

しかし、この陳情への教育福祉常任委員会としての結論は『審査終了』でした。各委員から賛成・反対の両方の意見が出て一致しない場合に『審査終了』となります。実質的には『否決』と同じような意味です。

フジノは質疑を行ないました

そこでフジノは、改めて「横須賀市も精神障がいを対象に含めるべき」と提案する質疑を行ないました。

年月日・教育福祉常任委員会
question(フジノ)
陳情第7号「精神障害者への重度障害者医療費助成制度の対象拡大についての陳情」に関連して伺います。

「3障がいは一体である」というのが基本的な理念かと思うのですが、これまで精神障がいのある方々が対象となってこなかったのは何故なのでしょうか。

answer(障害福祉課長)
もともと昭和48年から発足した制度ですけれども、正確な理由はわかりません。

恐らく当時、県の部局で精神障がいにつきましては衛生部局、知的障がい・身体障がいにつきましては福祉部局で対応していた為に、精神障がいが対象外になっているのではないかと予想されます。

question(フジノ)
そうした経緯があるとはいえ、障害者自立支援法・障害者総合支援法の中では「3障がいの扱いは同じように等しくあるべきである」「3障がい一体化という中で低いほうに合わせるようなことがあってはならない」、そして「精神障がいだけが立ちおくれてはならない」という考えに基づけば、

やはり本市としても、来年度は福祉部として財政当局に、精神障がいのある方の1級については通院を新たに対象とするように要望すべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

answer(福祉部長)
障がいのある方、3障がいで差別があってはいけないと思います。

ただ、所見でも申し上げましたが、重度障害の医療費助成制度そのもの全体が安定的に継続・維持されなければならないと思いますので、

新規に加わった場合の影響、また県が既に3つの要件を課している中で、本市は何も見直しをしないでいいか、そういった複合的な要素も検討しなければなりませんので、財政とはよく話し合ってまいりたいと思います。

12月議会で動きがありました!

それから3ヶ月が経った12月議会において、新たな動きがありました。

先日12月4日の教育福祉常任委員会で、配布された報告を掲載します。



この助成制度の対象を拡大して精神障がいも新たに含めることをパブリックコメントにかける、というものです。

そう、ついに実現に向けて動き出したのです。

ぜひパブリックコメントに賛成の声を!

パブリックコメントを終えて、来年3月の予算議会に条例の改正案が出されて、議会で可決されれば決定となります。正式には、改正された条例が施行されるまで気を抜いてはいけないのですが、でも、ついに動き出しました。

福祉部、財政部、そして市長の英断を高く評価したいです。長年にわたる関係者のみなさまの想いがついに実を結びます。

市民のみなさま、ぜひパブリックコメントに「賛成」の声をあげて下さい。しめきりは1月15日までです。たくさんの「賛成」の声を横須賀市に届けて下さい!

決算議会が終わりました/「県有施設及び補助金の見直しにおける慎重な対応を求める意見書」を採決しました

2012年決算議会が本日で閉会しました

今日ひらかれた本会議をもって、決算議会が終わりました。

2012年9月議会日程のポスター

2012年9月議会日程のポスター


フジノは『一般会計の決算』認定に反対しましたが、最終的には賛成多数で認定されました。

横須賀市議会の本会議場

横須賀市議会の本会議場


その他の議案も全て可決されました。

県に対する意見書案が可決されました

さて、フジノたち教育福祉常任委員会として出した意見書案は、無事に本会議でも可決されました。

2012年9月26日・朝日新聞より

2012年9月26日・朝日新聞より


神奈川県による急激な県有施設廃止・補助金廃止に対して、市民生活へのダメージを最小限に抑えるように求めるものです。

意見書は下のとおりです。

県有施設及び補助金の見直しにおける慎重な対応を求める意見書

神奈川県は、本年9月27日、「神奈川県緊急財政対策案」を公表した。

同案によれば、県有施設について、施設ごとに「施設廃止」「市町村・民間への移譲」などといった方向性を検討すること、県から各種団体や市町村への補助金等についても、その必要性や内容の妥当性をゼロベースで検証し、「廃止」、「削減」を含めた見直しを検討することとしている。

県有施設見直しの内容によっては、市民生活と本市行財政に多大な影響をもたらすことが懸念される。

例えば、県立三浦しらとり圏などの社会福祉施設については、民間施設では受け入れ困難な重度障害者を受け入れている。

このような施設が民間に移譲された場合、施設利用者への影響が生じることが懸念されることから、県有施設の果たしている役割は、いまだ大きいと言わざるを得ない。

また、市町村補助金及び各種団体への補助金の抜本的な見直しについても、実施された際の市民生活及び本市への影響は、はかり知れないものがある。

本市では、重度障害者医療費助成制度などにおいて、県補助金が廃止となれば、制度の安定的かつ継続的な運営が困難となることから、これら補助金の廃止は到底受け入れられるものではない。

一方で、県並びに本市を含め多くの自治体の財政は大変厳しく、継続的な住民サービスを実施するためには、抜本的な行財政改革を断行せざるを得ない状況にあることも事実である。

よって、県におかれては、県有施設及び補助金の見直しに当たり、市民生活等への影響を十分かつ慎重に検討した上で、見直しの範囲及びその影響を最小化するよう強く要望する。

フジノは昨年の県知事選挙では黒岩候補に投票したのですが、今では『黒岩知事の政策決定のやり方』は全く信頼できなくなりました。

実際にその政策を実施したらダメージを受ける人がどれだけいるのか、どれほど生活が苦しくなってしまうのか、現場の声も、暮らしている人々の顔も、聴いていないし、見ていないとしか思えません。

今回の県の見直しもそうです。

横須賀市議会としては、県の政策が間違っていれば、しっかりと意見を述べて、正していきます。

議会運営委員会が開かれました/まもなく2012年決算議会スタート!

議会運営委員会が開かれました

今日は、議会運営委員会が開かれました。
 
まもなくスタートする9月議会の準備の為の議運です。

9月3日にスタートして10月5日に閉会します。
 
会期は33日間ですね。

下の資料の通りで、9月議会では合計17人が市長への一般質問を行ないます。

議長を除く40人の議員のうち17名ですから、42.5%が質疑に立つ訳です。とても良い傾向だと思います。

吉田市長の就任以来、追及すべき課題があまりにも増えてしまったせいもありますが、横須賀市議会の姿勢は明らかに変わりました。

「議会運営委員会審査事項」より

「議会運営委員会審査事項」より


一般質問の予定日は、3日間です。9月3日、20日、21日。

フジノは、20日に質疑に立ちます。




審議する議案・報告、市民の方々からの請願・陳情について

今回は市長からの提出議案が13件、法定の報告が14件、請願が5件、陳情が5件です。

議案のほとんどは補正予算案ですが

上下水道局の混乱の責任をとって、市長・副市長の減給処分を行なう為の議案などがあります。

報告の大半は、外郭団体の経営状況の報告(決算)です。

そして、市民の方々からの請願・陳情は、今回もフジノの想いに合致するものがいくつもありました。

  • 請願第5号
    「学校敷地内に一時保管されている除染土砂の撤去を東京電力に求める決議について」

  • 陳情第7号
    「精神障がい者への重度障がい者医療費助成制度の対象拡大について」

  • 陳情第8号
    「重度障害者医療費助成制度の維持継続について」

  • 陳情第9号
    「障がい児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援について」

いずれもフジノの所属する教育福祉常任委員会で審査されて結論を出すことになります。

所属する常任委員会での請願には紹介議員になれないルールがありますので、フジノ自身は紹介議員にはなれません。

けれども請願は採択されるように、陳情は主旨了承となるように、全力を尽くしたいです。



災害が起こっても切れ目の無い医療福祉が受けられる体制づくりを。横須賀市腎友会・第4回定期総会へ/横須賀市議会議員選挙・投票日(その1)

災害が起こっても、切れ目の無い医療・福祉が受けられる体制へ

朝いちばんでヴェルクよこすかへ。

『横須賀市腎友会』の第4回・定期総会に出席しました。

議案書

議案書


今日は『投票日』なので、実は候補者の多くはこうした行事には参加しません。

選挙活動の最後の活動として、市民の方々に選挙へ行ったかどうかの『電話かけ』をします。

いわゆる『追い出し作戦』です。

(「選挙へ行って下さい」「投票して下さい」とは言えないのですが、「投票に行きましたか?」と尋ねることだけはできます。公職選挙法の変なルールの1つです)

でも、フジノは過去1度もやったことがありません。

もちろん今回もやりません。

だから今回、『腎友会』から総会へお招きいただいた瞬間、とてもうれしくて参加を即決しました。

2008年4月の腎友会・結成総会に参加してから『腎友会』の総会への参加は3年ぶりになってしまいましたが

今夜フジノが落選すれば、この総会への出席が市内での最後の仕事になる訳です。

保健医療福祉に取り組んできたフジノに、最もふさわしいラストだと感じました。




毎回、『腎友会』の総会では、透析歴の長い方々(15年・30年・35年・40年)を表彰します。

わが国で透析療法がスタートしてから約40年になりますが

透析を続けながら元気に生活をしてこられた人生の先輩方の姿は、今、新たに透析療法を始めた/始める方々にとっても大きな希望を与えてくれます。

その表彰に立ち会わせていただけることは、政治家冥利に尽きるとありがたく感じます。

今年は、透析歴15年表彰の方が8名、30年の方が1名、35年の方が3名でした。

35年というと、昭和50年にあたります。

フジノが生まれたのが昭和49年ですから、僕の人生とほぼ同じだけ、透析を続けながら暮らしてこられた訳です。

本当にすごいことだと思います。

ご本人をはじめ、ご家族、医療関係者の方々の大変なご苦労にこころから敬意を表します。



大災害と透析

今回の総会のテーマは、

『大災害の中でもふだんどおりに透析を受けられるようにするには』

ということでした。

災害のもとでも継続して透析治療を続けられる体制づくりは2007年の新潟中越沖地震、2008年の岩手・宮城内陸地震の時にも大きなテーマとなりました。

けれども、今回の東日本大震災のように、全国的に大規模な『計画停電』が行なわれるのは初めてです。

電力会社による送電が不可能になった時にも自家発電によって医療を続けられるようにする体制は1日から数日程度であれば、可能です。

しかし、1週間から1ヶ月などの期間になると、透析に限らず、ほとんどの医療機関が対応できません。

神奈川県が平成8年に作成して改訂を行なってきた『災害時透析患者支援マニュアル』があって

横須賀市は県と連携しながら『災害が発生した時にも透析が可能な診療所・病院』の情報収集や情報提供をはじめとするネットワーク化をすすめています。

けれども、情報を集めることだけでなく、そもそも『災害が発生した時にも透析が可能な診療所・病院』を増やすことが絶対的に重要です。

それも今までのような重油などを使った自家発電だけに頼るのでは無くて

  • 太陽光発電(ソーラー発電)を診療所・病院に設置する
  • 移動式のソーラー発電を整備する
  • 横須賀市内にメガソーラーを設置する
  • 晴天時でなくとも長時間の対応ができる充電池の開発促進と実用化

など、考えうる限りの新しい取り組みを市も県も国も行なっていかねばなりません。

どんな災害が起ころうとも、切れ目の無い医療・福祉を継続する。

この体制づくりは政治家としてフジノにとって、ものすごく重要なテーマに今、なっています。

それは10年単位の長期的な取り組みになるかもしれません。

でも、大震災は必ずまた起こるのです。絶対にやりとげなければ。



カネの切れ目が医療の切れ目になんかさせない

僕のまわりには人工透析をしておられる方が何人もいらっしゃるので、いつも関心を寄せてきました。

政治家としても、神奈川県による『医療費の助成制度カット』の問題をこの3年間ずっと追いかけてきました。

約40年前、透析療法がスタートした頃には何の制度も無かった為に、自己負担が1ヶ月50万円という時代がありました。

昭和42年にようやく保険が適用されたのですが、それでも自己負担が1ヶ月20万円にものぼりました。

当事者のみなさまの全国的な粘り強い活動によって、昭和47年に『透析医療の公費負担』が実現して、自己負担額は1ヶ月1万円になりました。

さらに、神奈川県は独自の制度によってこの自己負担額も補助をして、実質ゼロ円で透析を受けることができました。

それを松沢県知事が『見直し』という名前の『カット』をしてしまったのです。




横須賀市は、県がやめてしまった補助を市単独でなんとか補助を続けています。

そこで、『腎友会』をはじめとする障がいのある方々の団体から、何度も請願・陳情がなされています。

昨年8月下旬にも腎友会から市議会宛てに『重度障害者等医療費助成制度』の継続についての陳情が出されました。

フジノはこの陳情を『主旨了承』(=賛成)としましたが、横須賀市議会としては『審査終了』(=賛成でも反対でもない)という結論になりました。

まだまだ市議会議員のみなさんにとっても、透析療法を続けながら生活していくことのリアルな現実が理解されていないことを感じます。

これまではフジノは「自分がその大切さを理解していれば良い」と考えていましたが

これからは他の議員のみなさんに対しても、大切なことの大切さを同じように理解してもらえるように説得も行なっていきたいです。

  • 災害が起こったら医療が受けられなくなる
  • おカネが無くなったら医療が受けられなくなる

そんなまちでは絶対にダメです。

どんな時でも誰もが医療・福祉を切れ目なく受けられる。そんな当たり前のまちをフジノは目指していきます。



横須賀市腎友会の結成総会に参加しました/慢性腎臓病にかかる人を無くし、人工透析・腎臓移植をされる方々のQOLを高めていく決意

横須賀市腎友会の結成総会に参加しました

今日はヴェルクよこすかで行なわれた『横須賀市腎友会』の結成総会に参加しました。

慢性腎不全によって人工透析をされている方々から市議会に陳情が何度か提出されたことがあって、担当の委員会である民生常任委員メンバーとして、ずっと関心がありました。

けれども、実際に人工透析をされている方々や腎臓移植をされた方に直接お話を伺ったことが今までありませんでした。

お話をうかがえる機会をずっと待っていました。

このたび、別々に活動を続けてきた2つの団体が今後は1つの団体として活動をしていくとのことで、結成の場にお招きいただいて、すごくうれしかったです。

参加者の方々は割と高齢の方が多かったのですが、フジノと同い年の方もいらっしゃいました。

同い年である親しみやすさもあって開会前に30分ほどお話をうかがいました。

1回4時間にわたる人工透析を週3日行なっていること、そうした中で仕事を続けていくことなどやはりとても大変なのだな、と感じました。

また、横須賀市で腎臓移植した方は6名、とのことでした。まだまだ腎臓移植はハードルが高いんだな、と思いました。

腎友会のみなさん、本当にありがとうございます。

横須賀市腎友会の結成総会

横須賀市腎友会の結成総会


来賓席から写真を撮ったので全て逆光になってしまいました。見づらくてごめんなさい。

会長の櫻井さん。

会長の櫻井さん。

 
人工透析を15年、30年、35年されている方々に表彰がありました。こういう表彰って、とても良いなあと思います。

表彰の様子

表彰の様子


午前中は結成総会、お昼ごはんをはさんで、午後から腎臓疾患に関するドクターの講演会でした。

フジノはお弁当をみなさんと一緒に食べてから、午後は別の用事があったので途中で退席いたしました。



切ない再会

お昼ごはんの時に、うれしい再会がありました。

かつてフジノがYデッキで演説をしていた約4年半、毎日のようにお会いしていた女性Aさんがいらっしゃいます。

お互いに体が強くないので、フジノがYデッキで街頭演説をしばらくやれない時期が続くとAさんはとても心配して下さって連絡をくれました。

Aさんは通勤でYデッキを使っていたのですが、逆にAさんを見かけない時にはフジノもいつもAさんを心配していました。

「体が悪いから家族は仕事を辞めてほしいと言っているの」

と、Aさんはよくおっしゃっていました。

毎日お会いして言葉を交わしてきた方だから、僕はAさんがとても大好きでした。

だから、ある日を境にAさんを全く見かけなくなってしまってから今日に至るまで

一体Aさんはどうしてしまったのだろうか。
 
まさか亡くなってしまっていないだろうか。

と、フジノはすごく心配していました。

そうしたら、今日の総会の会場になんとAさんがいらっしゃったのです!

うれしかった!

Aさんから手を振ってくれました。

お元気そうで本当に安心しました。

「Aさん、ずっとお会いできなかったからものすごく心配だったんですよ。

 お体が悪いというのは、腎臓疾患のことだったのですね」

フジノがこう尋ねると

「そうなのよ。

 かれこれ5年間くらい人工透析と仕事と両立してたんだけどどうしても難しくなっちゃってね。仕事を辞めたのよ。

 私もフジノくんがどうしてるかすごく気になってたけど、顔もふっくらしたし、体調も大丈夫そうね?」

と、Aさんが答えました。

「僕の顔がふっくらしているのはメタボです(笑)」

なんて笑いながらお互いの思い出話をしつつも、Aさんが人工透析をしていたことを全く知らなかったことにフジノはショックを受けていました。

毎朝あんなに早くから通勤されていたAさんが1回3~4時間、毎週3~4日も人工透析を受けながら仕事に通っていたなんて知らなかった。

しかも、ご家族に反対されながらも続けていた大好きなお仕事を辞めねばならなかったなんて知らなかった。

再会できてうれしかったですし、何よりも亡くなってなんかいなくてホッとしたのですが

毎日のように言葉を交わしていたのに僕はAさんのことを何も知らなかったんだなあととても切なくなりました。

やっぱり政治家は、他人なんだなあ。
 
そりゃ、そうだよね...。

でも、大好きなAさんの為にもできることを僕は全てやろう。

つまり、慢性腎不全/腎疾患のある方々への暮らしをサポートする為に、政治家として果たせる役割を全力で取り組もう。

Aさんのように慢性腎臓病になる人を減らせるように、全力で取り組もう

そう改めて決意しました。

                    

人工透析と当事者活動

透析療法が日本で行なわれるようになって、約40年になります。

人工透析には、1ヶ月で約50万円以上もの医療費がかかります。

かつては、何の補助も無かったのでこんな大金を支払うことができない方々が多く、治療を受けられず

「お金の切れ目が命の切れ目」

と言われた、悲惨な時代がありました。

昭和42年に保険が適用されるようになってからも自己負担分(20~30万円)がふつうのお給料ではとても支払えず、家などの財産を切り売りして何とか治療を受けたのです。

けれども、やがて医療費が支払うことができなくなり、失われた命も多くあったそうです。

そうした状況を当時のマスコミは「お金の切れ目が命の切れ目」と表現したのです。

こんな状況を変える為に、患者さんたちが自ら立ち上がりました。

横須賀市では昭和46年2月に『横須賀人工腎共励会』をたちあげました。

(今回結成された腎友会の前身ですね)

さらに全国レベルでも昭和46年6月に『全国腎臓病協議会』が結成されました。

病身をおして患者さんたち本人によって厚生省・大蔵省などへ積極的な陳情・請願を行なったことによって

昭和47年10月に身体障害者福祉法が適用されることになり、『透析医療費の公費負担』が実現しました。

人工透析などにかかる医療費の自己負担(本人負担)は1ヶ月に1万円で済むようになったのです。

さらに、この1万円の自己負担も神奈川県と横須賀市の補助が出ますので、自己負担なし(ゼロ円)で人工透析を行なうことができます。

こうして、慢性腎不全の方々も安心して治療を受けられるようになりました。

現在、横須賀市では約950人の方が人工透析を受けています。



いのちを守るのが政治家の仕事のはず

しかし今、財政的な理由から神奈川県は、優れた制度であった自己負担への補助を引き下げてしまいます。

1万円の自己負担のうち、神奈川県が3分の1の補助を、横須賀市が3分の2の補助を出してきました。

こうした神奈川県の動きは非常に残念です。

慢性腎不全に苦しむ方々が40年前のように「お金の切れ目が命の切れ目」になってしまわないように

いのちを守るのが政治家の仕事です。

財政が厳しいからといって単純に医療と福祉をカットするのではなく

財政改革をしっかり行なう、つまり、歳出と歳入の在り方を同時に改善していくことでいのちを守る為に必要な財源を確保していくことこそが政治の仕事だとフジノは信じています。

今日の腎友会結成総会に出席して改めてその確信を強くしました。

その信念をしっかりと実践していきたいと思います。