「ホームレス」という存在について必死に考えた結論(2003年当時のフジノの考え)

ホームレスという問題

フジノを応援してくれる人々の多くは、『有権者』ではない。

3才の小さな子どもからはじまって、たくさんの学生のみんなやフリーターをしている人たち、
 
そして、ホームレスの方々がいる。

路上で暮らしておられるホームレスの人たちとは、今でも毎日あいさつをする。

フジノが顔を見せない日が続くと

「最近は忙しいの?忙しいのはいいことだね」

と、話しかけてくれる。

逆に、その人たちの姿が見えないと、フジノもすごく心配になってしまう。

ホームレス、という存在。

この複雑な存在について、フジノはいつも悩みながらも「現状を変えたい」と考えてきました。

けれども、悔しいのですが今日1つの結論に達しました。

「市議会議員としての僕には、今は何もできない」

そういう敗北宣言です。
 
悔しいけれど、フジノ1人だけではどうにもできない。



今の法律の枠の中では横須賀市単独では「根本的な解決」にはならない

本当に本当に正直に書きますけれど、
 
今の法律のワクの中ではまだ、ホームレスの方々の対策について『横須賀市単独』で何かをする、というのは非常に難しいです。

そしてそれは市が努力をしていないということではありません。
  
市役所内でも課を超えての勉強会は行なわれているし、関係部門ではとてもがんばっています。

昨年からはホームレスの人で希望者があれば、健康診断を受けることが可能になりました。

結核がとても流行っているので、この検診で救われたホームレスの方もいるのです。

ただし、『横須賀市だけ』がイニシアチブをとって、『ホームレス対策事業』に真剣に取り組んだとしたならば、美術館を運営するのと同じくらいの費用がかかります。

根本的に解決をする為の『対策事業』をやるならば、市ではなく、神奈川県がやる必要があります。

本来であれば、神奈川県だけではなく、きちんと国が全国単位でとりくむ必要があります。

たった1つの市だけでは限界があるのです。

公式な数字では、横須賀市内には約45名のホームレスの方々がいます。

45名の為に、横須賀市だけが数億円の費用をつかうことは、市議としてフジノにはどうしても考えられない。

だから、ホームレスの人たちに支えられているフジノだけど、個人的に親しいからすごく悩んでしまうけれど

国も去年やっと動きだしたばかり。

2002年に『ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法』ができました。

(地方公共団体の責務)

第六条  地方公共団体は、第三条第一項各号に掲げる事項につき、当該地方公共団体におけるホームレスに関する問題の実情に応じた施策を策定し、及びこれを実施するものとする。

(実施計画)

第九条  都道府県は、ホームレスに関する問題の実情に応じた施策を実施するため必要があると認められるときは、基本方針に即し、当該施策を実施するための計画を策定しなければならない。

2  前項の計画を策定した都道府県の区域内の市町村(特別区を含む。以下同じ。)は、ホームレスに関する問題の実情に応じた施策を実施するため必要があると認めるときは、基本方針及び同項の計画に即し、当該施策を実施するための計画を策定しなければならない。

3  都道府県又は市町村は、第一項又は前項の計画を策定するに当たっては、地域住民及びホームレスの自立の支援等を行う民間団体の意見を聴くように努めるものとする。

(民間団体の能力の活用等)

第十二条  国及び地方公共団体は、ホームレスの自立の支援等に関する施策を実施するに当たっては、ホームレスの自立の支援等について民間団体が果たしている役割の重要性に留意し、これらの団体との緊密な連携の確保に努めるとともに、その能力の積極的な活用を図るものとする。

(国及び地方公共団体の連携)

第十三条  国及び地方公共団体は、ホームレスの自立の支援等に関する施策を実施するに当たっては、相互の緊密な連携の確保に努めるものとする。

(ホームレスの実態に関する全国調査)

第十四条  国は、ホームレスの自立の支援等に関する施策の策定及び実施に資するため、地方公共団体の協力を得て、ホームレスの実態に関する全国調査を行わなければならない。

市に関係する条文はこれしかありません。

そんな今、悔しいのですが「横須賀市単独の事業として何かをする」ということをフジノは今はあきらめました。

もちろんこれからもっとやれる対策は必ずあるはずです。
  
ただ、けれども『今この瞬間』は万策つきたと感じるのです。
  
けれども必ずこの現実は変えていけるはずです。

けれど、政治家ではない個人としての僕は民間の力を借りて、どうにかできないかと考えています。

NPOや民間の個人・団体と一緒に活動していきたいのです。

せめて、命の危機があるホームレスの方は絶対に助けたい。

ホームレスの方々のための活動をしている団体が確認できているだけで、横須賀にも2つあることが分かりました。

この2つと何とか協力して、せめて命を救うだけでも100%叶えたい。

昨年だけで8人のホームレスが亡くなったそうです。
 
それをどうにかして止めたいのです。

どうかみなさん、力を貸してください。
 
どうかお願いします。

後日談:この考え方は100%変わりました

すでに市議会でもフジノは『ホームレス支援』を繰り返し訴えています。

「神奈川県がやらなくても横須賀市がやる!」

という想いでいっぱいです。